JP2015225800A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1に記載の技術は、本体のうちの反射板が取り付けられる位置に、本体を天井に固定するのに利用される本体取り付け穴が形成され、また、照明装置に電力を取り込むのに利用される電源端子台などが設置されている。そして、反射板が取り付けられていることにより、照明ランプの光が反射して効率的に室内に照射され、また、本体取り付け穴及び電源端子台が室内側に露出しないようになっている。
すなわち、特許文献1に記載の照明装置では、照明装置を設置する際、及びメンテナンスする際などにおけるサービスマンの作業負担が大きくなってしまうという課題がある。
図1は、本実施の形態1に係る照明装置100の全体図である。図2は、本実施の形態1に係る照明装置100の分解斜視図である。図3は、本実施の形態1に係る照明装置100の枠部110B及び枠部110Bに取り付けられた意匠面部400の斜視図である。図4は、本実施の形態1に係る照明装置100の意匠面部400の斜視図である。図5は、図4に示す点線Rの領域の拡大図である。図1及び図2に基づいて、照明装置100について説明する。
本実施の形態1に係る照明装置100は、設置の際及びメンテナンスの際などにおける作業負担を抑制することができる改良が加えられたものである。
照明装置100は、固定具(図示せず)を介してたとえば天井に取り付けられ、照明ランプユニット113に備えられた照明ランプ113Aが点灯することによって床面、室内空間などに光が照射される。照明装置100は、たとえば天井などに取り付けられる本体110と、本体110に取り付けられ、光を照射する複数の照明ランプユニット113と、照明ランプユニット113に取り付けられるカバー114と、照明ランプユニット113とともに本体110に取り付けられる意匠面部400とを備えているものである。
なお、以下の説明において、水平面に平行であって意匠面部400の長手方向に対応する方向を第1の方向Xと称する。また、水平面に平行であって第1の方向に直交する方向を第2の方向Yと称する。
本体110は、たとえば天井などに固定される骨格部110Aと、骨格部110Aの下側に取り付けられる枠部110Bとを有しているものである。また、本体110は、照明ランプユニット113を点灯するのに利用される点灯装置200と、照明装置100内に電力を取り込むのに利用される電源端子台201とを有している。
平面部110A1は、室内などの天井面にたとえばねじなどで固定される四角形状の平板である。平面部110A1は、照明ランプユニット113が設置される位置が開口形成された解放部T1を有している。この解放部T1が形成されていることにより、照明ランプユニット113の熱の放射が促進される。これにより、照明ランプユニット113が、たとえばLEDを用いている場合には、熱による寿命低下(サーマルデケイ)などを抑制することができる。立設部110A2は、平面部110A1とたとえば直交するように、平面部110A1の四方の端部にそれぞれ設けられているものである。立設部110A2のうちの一つには、点灯装置200が設置されている。中間部110A3は、意匠面部400の上側に意匠面部400と対向するように設けられているものである。中間部110A3は、平面部110A1の解放部T1に跨るように設けられているものである。中間部110A3は、第1の方向に延びるように形成されているものである。中間部110A3には、本体110を天井に取り付ける際に利用される取付穴部300及び電源端子台201などが設けられている。
スライド溝部450は、第2の方向Yに平行であって意匠面部400の他方側から一方側に向かうにしたがって、下側に傾斜するように形成されているものである。すなわち、スライド溝部450は、下側に傾斜する傾斜部450Aを有している。また、スライド溝部450は、傾斜部450Aと交差するように、傾斜部450Aの他端に形成されたストッパー部450Bを有している。サービスマンなどが意匠面部400を閉じると、後述する意匠面部400の第4の板状部404に接続されたスライド部505が、ストッパー部450Bに引っ掛かり、意匠面部400が勝手に開いてしまうことを防止することができる。なお、図示は省略しているが、第2の面部110B2にも、スライド溝部450及び穴部451が形成されている。このように、意匠面部400は、第1の方向Xの一端側が第1の面部110B1に支持され、第1の方向Xの他端側が第2の面部110B2に支持されている。
照明ランプユニット113は、本体110の下面側に設けられているものである。より具体的には、照明ランプユニット113は、骨格部110Aに取り付けられて固定されるとともに、その周囲が枠部110B及び意匠面部400に囲まれるように本体110に設けられているものである。本実施の形態1では、照明ランプユニット113は、意匠面部400の両脇(両側部)にそれぞれ設けられている。すなわち、意匠面部400を境にして、一方の照明ランプユニット113及び他方の照明ランプユニット113が本体110に設置されている。
カバー114は、照明ランプユニット113の下面側に取り付けられるものである。カバー114は、水平面に平行な平面部114Aと、平面部114Aの端部に形成された複数の爪部114Bと、平面部114Aに直交するように形成された片部114Cと、片部114Cを中間部110A3に締結するのに利用される複数のネジ114Dとを有しているものである。
爪部114Bは、平面部114Aの端部に形成されているものである。爪部114Bは、第1の方向Xに平行に並ぶようにたとえば4つ形成されている。爪部114Bは、枠部110Bのスリット301に挿入される。
片部114Cは、カバー114が照明ランプユニット113に取り付けられている状態において、一方側の面が意匠面部400に対向し、他方側の面がユニット本体113Bに対向するように設けられているものである。片部114Cには、ネジ114Dが挿入されて中間部110A3に固定される。
意匠面部400は、本体110の下面側に設けられ、本体110の下面側の一部を覆うものである。そして、意匠面部400は、一端側が本体110に支持されており、本体110の下面側の一部を覆う閉状態と本体110の下面側の一部を開放する開状態との2位置に少なくとも回動する、水平面に平行な第1の方向に平行な軸部を有しているものである。
第1の板状部401は、本体110の枠部110Bに固定されているものである。第1の板状部401は、長手方向である第1の方向Xに延びるように形成されているものである。第1の板状部401は、意匠面部400が中間部110A3を開放している状態においても、覆っている状態においても、ユニット本体113Bの脇に位置するとともに、鉛直方向に平行となるように設けられている。第1の板状部401の短手辺部には、図5に示すように、一端側(上端側)に片部401Aが形成されているとともに、他端側(下端側)に片部401Bが形成されているものである。
第2の板状部402は、一端側が第1の板状部401に回転自在に連結されているとともに、他端側が第3の板状部403に回転自在に連結されているものである。第2の板状部402は、長手方向である第1の方向Xに延びるように形成されているものである。意匠面部400が中間部110A3を覆っている状態から開放している状態に移る場合において、第2の板状部402は、ピン部502及び後述するピン部503の作用によって移動する。第2の板状部402の短手辺部には、図5に示すように、一端側(上端側)に片部402Aが形成されているとともに、他端側(下端側)に片部402Bが形成されているものである。
第3の板状部403は、一端側が第2の板状部402に回転自在に連結されているとともに、他端側が第4の板状部404に回転自在に連結されているものである。第3の板状部403は、長手方向である第1の方向Xに延びるように形成されているものである。意匠面部400が中間部110A3を覆っている状態から開放している状態に移る場合において、第3の板状部403は、ピン部503及び後述するピン部504の作用によって移動する。第3の板状部403の短手辺部には、図5に示すように、一端側(下端側)に片部403Aが形成されているとともに、他端側(上端側)に片部403Bが形成されているものである。
第4の板状部404は、一端側が第3の板状部403に回転自在に連結されているものである。また、第4の板状部404は、他端側が本体110の枠部110Bにスライド自在に支持されているものである。第4の板状部404は、長手方向である第1の方向Xに延びるように形成されているものである。意匠面部400が中間部110A3を覆っている状態から開放している状態に移る場合において、第4の板状部404は、ピン部504及び後述するスライド部505の作用によって移動する。第4の板状部404の短手辺部には、図5に示すように、一端側(下端側)に片部404Aが形成されているとともに、他端側(上端側)に片部404Bが形成されているものである。
図6は、本実施の形態1に係る照明装置100の意匠面部400を開いた状態の斜視図である。図7aは、意匠面部400が閉じている状態を説明する縦断面図である。図7bは、意匠面部400が閉じている状態における電源端子台201と意匠面部400との関係を説明する縦断面図である。図8aは、意匠面部400が開いている状態を説明する縦断面図である。図8bは、意匠面部400が開いている状態における電源端子台201と意匠面部400との関係を説明する縦断面図である。図6〜図8を参照して照明装置100の意匠面部400の開閉動作について説明する。
本実施の形態1に係る照明装置100の意匠面部400は、本体110の下面側の一部が開閉されるように第1の方向Xに平行な軸部を有するものである。すなわち、本実施の形態1に係る照明装置100の意匠面部400は、複数の板状部同士が、軸部を有する連結部L1〜L3で連結されているため、折りたたみ自在となっている。このため、設置の際及びメンテナンスの際などにおいて、サービスマンなどは、意匠面部400を着脱などの作業をしなくてもよく、サービスマンなどの作業負担を抑制することができる。
図9は、本実施の形態1に係る照明装置100の意匠面部400の変形例(意匠面部400B)である。なお、図9は、意匠面部400Bを広げた状態における上面図である。本実施の形態1では、意匠面部400に連結部L1〜L3を設けることで隣接する板状部同士を回転させ、意匠面部400を折りたたみ自在としたものであった。ここで、連結部L1〜L3は、上述した片部及びピン部などの構成に限定されるものではない。たとえば、図9に示すように、たとえば弾性を有する薄膜部材L10で隣接する板状部を接続してもよい。たとえば、薄膜部材L10は、隣接する板状部を連結できるように、粘着性を有する樹脂などで構成することができる。この態様であっても、隣接する板状部同士は、薄膜部材L10を軸として回転動作をすることができ、本実施の形態1に係る照明装置100と同様の効果を得ることができる。この薄膜部材L10の他にも、ヒンジなどを採用することもできる。
図10は、実施の形態2に係る照明装置100Bの枠部110B及び枠部110Bに取り付けられた意匠面部600の斜視図である。図11は、本実施の形態2に係る照明装置100Bの意匠面部600の斜視図である。図12は、図11に示す点線Rの領域の拡大図である。図10〜図12を参照して、実施の形態2に係る照明装置100Bの構成について説明する。なお、本実施の形態2では、実施の形態1とは共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明する。
実施の形態1では、意匠面部400が4つの板状部を有する態様であったが、本実施の形態2では、意匠面部600が2つの板状部を有する態様となっている。また、本実施の形態2では、スライド溝部650が、下側に傾斜したものではなく、水平方向に平行に形成されている点で実施の形態1とは異なる。
本体110の枠部110Bには、水平方向に平行なスライド溝部650が形成されている。スライド溝部650は、水平方向に平行な直線状である水平部650Aと、水平部650Aの一端に形成されたストッパー部650Cと、水平部650Aの他端に形成されたストッパー部650Bとを有している。ストッパー部650B及びストッパー部650Cは、水平部650Aに対して交差するように下側に突出するように形成されている。ストッパー部650Bは意匠面部600が閉状態のときに利用されるものであり、ストッパー部650Cは意匠面部600が開状態のときに利用されるものである。
意匠面部600は、図11及び図12に示すように、一方側の第1の板状部601と、第1の板状部601に隣接する他方側の第2の板状部602とを有しているものである。
第1の板状部601は、スライド部508がスライド移動したとき回転するように、回転自在に本体110の枠部110Bに設けられているものである。第1の板状部601の短手辺部には、一端側(上端側)に片部601Aが形成され、他端側(下端側)に片部601Bが形成されているものである。片部601Aには、枠部110Bの穴部451に回転自在に設けられた接続部506が接続されている。また、片部601Bには、第1の板状部601と第2の板状部602とが回転自在となるように、第1の板状部601と第2の板状部602とを連結するのに利用されるピン部507が接続されている。すなわち、片部601Bには、ピン部507が挿入される開口部(図示省略)が形成されており、その開口部にピン部507が挿入されている。ピン部507は、たとえば、リベットなどを採用することができる。
第2の板状部602は、一端側が第1の板状部601に回転自在に連結されているものである。また、第2の板状部602は、他端側が本体110の枠部110Bにスライド自在に支持されているものである。意匠面部400が中間部110A3を覆っている状態から開放している状態に移る場合において、第2の板状部602は、ピン部507及びスライド部508の作用によって移動する。第2の板状部602の短手辺部には、図11及び図12に示すように、一端側(下端側)に片部602Aが形成されているとともに、他端側(上端側)に片部602Bが形成されているものである。
図13は、本実施の形態2に係る照明装置100Bの意匠面部600を開いた状態の斜視図である。図14aは、意匠面部600が閉じている状態を説明する縦断面図である。図14bは、意匠面部600が閉じている状態における電源端子台201と意匠面部600との関係を説明する縦断面図である。図15aは、意匠面部600が開いている状態を説明する縦断面図である。図15bは、意匠面部600が開いている状態における電源端子台201と意匠面部600との関係を説明する縦断面図である。図13〜図15を参照して照明装置100Bの意匠面部600の開閉動作について説明する。
本実施の形態2に係る照明装置100Bは、2つの板状部で意匠面部600を構成したものである。このように、2つの板状部で構成した意匠面部600を有する照明装置100Bについても、実施の形態1に係る照明装置100と同様の効果を有する。
Claims (13)
- 本体と、
前記本体の下面側に設けられた照明ユニットと、
前記本体の下面側に設けられ、前記本体の下面側の一部を覆う意匠面部と、
を有し、
前記意匠面部は、
一端側が前記本体に支持されており、
水平面に平行である第1の方向に平行な軸部であって、前記本体の下面側の一部を覆う閉状態と開放する開状態との2位置に少なくとも回動する軸部を有する
ことを特徴とする照明装置。 - 前記意匠面部は、
前記第1の方向に直交するとともに前記水平面に平行な第2の方向に並ぶように少なくとも1つ配置され、前記第2の方向に折りたたみ自在に構成された板状部を有する
ことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。 - 前記意匠面部は、
他端側の前記板状部に設けられ、前記本体にスライド自在に支持されるスライド部と、
前記軸部を有し、前記スライド部がスライド移動したとき複数の前記板状部が折りたたまれるように隣接する前記板状部同士を連結する連結部とを有する
ことを特徴とする請求項2に記載の照明装置。 - 前記本体は、
前記照明ユニットに供給される電力を取り込むのに利用される電源端子台を備え、
前記意匠面部は、
前記本体の下面側の一部を覆っている前記閉状態において前記電源端子台を収容するように設けられている
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の照明装置。 - 他端側の前記板状部の上端位置は、
前記意匠面部が前記閉状態のときにおいて前記電源端子台の下端位置よりも高く、
前記本体は、
他端側の前記板状部から一端側の前記板状部に向かうにしたがって下側に傾斜するように形成され、前記スライド部をスライド自在に支持するスライド溝部を有する
ことを特徴とする請求項4に記載の照明装置。 - 他端側の前記板状部の上端側には、
前記閉状態と前記開状態との間におけるスライド状態において、前記電源端子台と干渉する位置に切欠部が形成されている
ことを特徴とする請求項3に従属する請求項4又は5に記載の照明装置。 - 他端側の前記板状部の上端位置は、
前記意匠面部が前記閉状態のときにおいて前記電源端子台の下端位置よりも低く、
前記本体は、
水平方向に平行に形成され、前記スライド部をスライド自在に支持するスライド溝部を有する
ことを特徴とする請求項4に記載の照明装置。 - 前記意匠面部は、
前記照明ユニットから照射された光を反射するように反射処理が施されている
ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の照明装置。 - 前記本体は、
前記電源端子台を備えた骨格部と、
前記骨格部の下側に設けられ、前記電源端子台と対向するように前記意匠面部が取り付けられた枠部とを有する
ことを特徴とする請求項4〜8のいずれか一項に記載の照明装置。 - 前記照明ユニットは、
前記意匠面部の両側部にそれぞれ配置されている
ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の照明装置。 - 前記骨格部は、
前記意匠面部の上側に形成され、前記本体を天井に固定するのに利用される取付穴部を有する
ことを特徴とする請求項9又は10に記載の照明装置。 - 前記意匠面部は、
一端側の第1の板状部と、前記第1の板状部に隣接する第2の板状部と、前記第2の板状部に隣接する第3の板状部と、前記第3の板状部に隣接する第4の板状部とを有し、
前記第1の板状部は、
前記本体に支持され、
前記第4の板状部は、
前記スライド部が設けられ、
前記第1の板状部と前記第2の板状部との間、前記第2の板状部と前記第3の板状部との間、及び前記第3の板状部と前記第4の板状部との間には、前記連結部がそれぞれ設けられている
ことを特徴とする請求項3、請求項3に従属する請求項4〜11のいずれか一項に記載の照明装置。 - 前記意匠面部は、
一端側の第1の板状部と、前記第1の板状部に隣接する他端側の第2の板状部とを有し、
前記第1の板状部は、
前記スライド部が設けられ、
前記第2の板状部は、
前記スライド部がスライド移動したとき回転するように、回転自在に前記本体に設けられ、
前記第1の板状部と前記第2の板状部との間には、前記連結部が設けられている
ことを特徴とする請求項3、請求項3に従属する請求項4〜11のいずれか一項に記載の照明装置。
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