JP2015225694A - 発光装置 - Google Patents

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Kenichi Okuyama
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Abstract

【課題】封止部材の接着層と補助配線とが重なっても、封止部材の封止能力が低下しないようにする。【解決手段】第1電極120は基板110上に形成されている。第2電極140は、基板110上に形成されており、第1電極120と重なっている。有機層130は第1電極120と第2電極140の間に位置している。封止部材180は有機層130を封止している。第1補助配線154は、第1電極120または第2電極140に接触しており、発光領域104の外側に位置しており、かつ、発光領域104の縁の一部に沿って配置されている。封止部材180は、基板110または基板110に形成された構造物(例えば第1電極120)に接着している接着領域を有している。そして第1補助配線154は、この接着領域と重なっており、かつ、接着領域の外周側の縁と重なっていない。【選択図】図1

Description

本発明は、発光装置に関する。
近年は、発光装置の光源に有機EL素子が用いられるようになっている。有機EL素子は、有機層を2つの電極で挟んだ構成を有している。そして、これら2つの電極は、端子に接続している。2つの電極のうち少なくとも一方の電極は、透光性の導電材料で形成されるため、金属の電極と比較して高い抵抗を有している。そこで、透光性の電極の上に、金属からなる補助配線を形成する場合が多い。
また、有機EL素子の有機層は酸素や水に弱いため、発光装置の発光領域は封止部材で封止される。例えば特許文献1には、有機EL素子を用いた表示装置において、封止部材のシーリング材は、表示領域を取り囲むように配置されている。そしてシーリング材と重なる領域には、電源供給ラインが配置されている。
特開2005−49808号公報
上記したように、有機EL素子の有機層は酸素や水に弱いため、発光装置の発光領域は封止部材で封止される。ここで、封止部材を基板に接着する接着層と、基板との間に隙間が生じた場合、封止部材の封止能力が低下する。一方、透光性の電極とこの接着層とが重なる場合、この重なった領域に補助配線が存在すると、この補助配線の存在に起因して、透光性の電極または補助配線と接着層の間に隙間が生じる可能性が出てくる。この場合、補助配線の膜厚が厚いこと、端部形状が垂直に近いこと、更に補助配線が積層構造の場合、端部形状が複雑になってしまことが要因としてあげられる。したがって、封止部材の封止能力が低下する可能性が出てくる。
本発明が解決しようとする課題としては、封止部材の接着層と補助配線とが重なっても、封止部材の封止能力が低下しないようにすることが一例として挙げられる。
請求項1に記載の発明は、基板と、
前記基板に形成された第1電極と、
前記基板に形成され、前記第1電極と重なっている第2電極と、
前記基板に形成され、前記第1電極と前記第2電極の間に位置する有機層と、
前記有機層を封止する封止部材と、
前記第1電極又は前記第2電極に接触しており、かつ発光領域の外側に配置されている第1補助配線と、
を備え、
前記封止部材は、前記基板または前記基板に形成された構造物に接着している接着領域を有しており、
前記第1補助配線は、前記接着領域と重なっており、かつ、前記接着領域の外周側の縁と重なっていない発光装置である。
発光装置の平面図である。 発光装置の平面図である。 発光装置の平面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 第1補助配線の厚さ方向の構造を説明するための断面図である。 実施例1に係る発光装置の構成を示す平面図である。 図7の変形例に係る発光装置の構成を示す平面図である。 実施例3に係る発光装置の構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(実施形態)
図1、図2、及び図3は、発光装置100の平面図である。図2は、図3から封止部材180を取り除いた図であり、図1は、図2から第2電極140を取り除いた図である。本図に示す発光装置100は、照明装置として使用される。
本実施形態に係る発光装置100は、基板110、第1電極120、第2電極140、有機層130、封止部材180、及び第1補助配線154を備えている。第1電極120は基板110上に形成されている。第2電極140は、基板110上に形成されており、第1電極120と重なっている。有機層130は第1電極120と第2電極140の間に位置している。封止部材180は有機層130を封止している。第1補助配線154は、第1電極120または第2電極140に接触しており、発光領域104の外側に位置しており、かつ発光領域104の縁の一部に沿って配置されている。封止部材180は、基板110または基板110に形成された構造物(例えば第1電極120)に接着している接着領域を有している。そして第1補助配線154は、この接着領域と重なっており、かつ、接着領域の外周側の縁と重なっていない。以下、第1補助配線154が第1電極120に接している場合を例に挙げて、詳細に説明する。
発光装置100は、例えば矩形などの多角形であり、有機EL素子102(図1に図示)、第1端子150、及び第2端子160を有している。そして、有機EL素子102によって発光装置100の発光領域104が形成されている。発光領域104は、発光装置100のうち光を外部に放射する領域であり、例えば矩形である。また、以下に示す発光装置100の各構成のレイアウトは、あくまで一例である。
第1端子150及び第2端子160は、有機EL素子102に電力を供給するために設けられている。このため、第1端子150及び第2端子160には、発光装置100に電力を供給するための接続部材(例えば金属配線)が接続される。第1端子150は、第1の方向(図中左右方向)に延在しており、第2端子160は第1の方向に交わる第2の方向(例えば図中上下方向)に延在している。
有機EL素子102は、基板110に、第1電極120、有機層130、及び第2電極140を積層した構成を有している。本図に示す例では、基板110の上に、第1電極120、有機層130、及び第2電極140がこの順に積層されている。
基板110は、例えばガラス基板や樹脂基板などの透明基板である。基板110は、可撓性を有していてもよい。この場合、基板110の厚さは、例えば10μm以上1000μm以下である。この場合においても、基板110は無機材料及び有機材料のいずれで形成されていてもよい。基板110は、例えば矩形などの多角形である。基板110が正方形である場合、基板110の一辺は、例えば50mm以上120mm以下である。
第1電極120は有機EL素子102の陽極として機能する。第1電極120は、光透過性を有する透明電極である。有機EL素子102が発光した光は、第1電極120を介して外部に出射する。透明電極の材料は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)やIZO(Indium Zinc Oxide)等の無機材料、またはポリチオフェン誘導体などの導電性高分子を含んでいる。
また、第1電極120は、図1に示すように、第1端子150に接続している。そして第1電極120は、基板110のうち、発光部となる領域から第1端子150まで連続して形成されている。本図に示す例では、基板110は矩形であり、第1端子150は基板110のうち互いに対向する2辺に沿って設けられている。第1電極120は、この2辺の間に形成されている。
第1電極120の上には、絶縁層170が形成されている。絶縁層170は、例えばポリイミドなどの感光性の樹脂によって形成されている。絶縁層170は、第1電極120のうち有機層130が形成される領域を囲んでいる。また、絶縁層170の一部は、第1電極120の縁のうち第2端子160と対向する領域の上に位置している。ただし、図5を用いて後述する、第1電極120と第2電極140の短絡が発生しないのであれば、絶縁層170は形成されなくてもよい。
有機層130は、発光層を有している。有機層130は、例えば、正孔注入層、発光層、及び電子注入層をこの順に積層させた構成を有している。正孔注入層と発光層との間には正孔輸送層が形成されていてもよい。また、発光層と電子注入層との間には電子輸送層が形成されていてもよい。有機層130の少なくとも一つの層は、塗布法によって形成されている。なお、有機層130の残りの層は、蒸着法によって形成されている。なお、有機層130は塗布材料を用いて、インクジェット法、印刷法、スプレー法で形成しても構わない。有機層130は、第1電極120の一部の上に形成されている。そして、例えば第1電極120のうち有機層130が形成されている領域が発光領域104となる。
第2電極140は有機EL素子102の陰極として機能する。第2電極140は、Al、Au、Ag、Pt、Sn、Zn、及びInからなる第1群の中から選択される金属、又はこの第1群から選択される金属の合金からなる金属層を含んでいる。第2電極140は、有機層130の上に形成されており、また、第2端子160に接続している。本図に示す例では、第2端子160は、基板110のうち互いに対向する2辺に沿って形成されている。そして第2電極140は、これら2つの第2端子160の間の領域を覆うように形成されている。
第1端子150及び第2端子160は発光領域104の外側に配置されている。詳細には、2つの第1端子150が第2の方向に互いに離れて配置されており、かつ、2つの第2端子160が第1の方向に互いに離れて配置されている。
より具体的には、上記したように、発光装置100は矩形である。そして、発光装置100の互いに対向する2辺のそれぞれに沿って第1端子150が形成されており、発光装置100の残りの2辺のそれぞれに沿って第2端子160が形成されている。そして、複数の有機EL素子102は、第1端子150が延在している方向(第1の方向)に並んでいる。本図に示す例において、有機EL素子102は長方形であり、短辺が第1端子150と平行な方向を向いている。第1端子150の長さは、有機EL素子102の短辺よりも大きくなっている。第1端子150及び第2端子160には、導電部材、例えばリード端子またはボンディングワイヤが接続する。
第1端子150は、第1電極120と同一の層により形成されており、かつ第1電極120と一体になっている。このため、第1端子150と第1電極120の間の距離を短くして、これらの間の抵抗値を小さくすることができる。また、発光装置100の縁に存在する非発光領域を狭くすることができる。
そして、第1電極120のうち第1端子150と発光領域104の間に位置する部分の上には、第1補助配線154が形成されている。第1補助配線154は第1電極120を形成する透明導電材料よりも抵抗が低い材料(例えば金属材料)によって形成されている。第1補助配線154は単層であってもよいし、複数の層を積層した構造であってもよい。第1補助配線154が形成されることにより、第1電極120のうち発光領域104の外部に位置する部分の抵抗は低くなる。
また、第2端子160は、第1層162を有している。第1層162は第1電極120と同様の材料により形成されている。ただし、第1層162は第1電極120から分離している。第1層162のうち第2電極140の近くに位置する領域の上には、第1補助配線164が形成されている。第1補助配線164は、第1補助配線154と同様の構成を有しており、第1補助配線154と同一工程で形成される。第1補助配線164を設けることにより、第2端子160の抵抗値を小さくすることができる。
なお、図1〜図3に示す例において、第1補助配線164は、発光領域104の幅よりも長くなっている。これにより、第2端子160を発光領域104の幅よりも長くすることができる。
また、図3に示すように、複数の有機EL素子102は封止部材180によって封止されている。封止部材180は、基板110と同様の多角形の金属箔又は金属板(例えばAl箔又はAl板)の縁部182の全周を押し下げた形状を有している。そして縁部182は接着層184で基板110に固定されている。言い換えると、縁部182は、封止部材180が基板110または基板110に形成された構造物(例えば第1電極120)に接着している領域(接着領域)になっている。縁部182は、発光領域104を囲んでいる。そして、第1補助配線154、164は、接着層184と重なっており、かつ、接着層184の外周側の縁、すなわち基板110の縁に対向する縁と重なっていない。言い換えると、第1補助配線154,164は、封止部材180で封止された領域の外部には位置していない。第1補助配線154,164を接着層184と重ねることにより、第1補助配線154,164を接着層184と重ねない場合と比較して、基板110の縁と発光領域104の間の領域を狭くすることができる。
ただし、封止部材180はラミネート構造を有していてもよい。この場合、封止部材180の全面が接着層184を介して基板110(又は基板110上の構造物)に接着される。
図4は、図1のA−A断面図である。上記したように、第1電極120のうち有機層130と接触している領域と第1端子150の間に位置する領域の上には、第1補助配線154が形成されている。第1補助配線154は、接着層184の外周側の縁から食み出していない。ただし、第1端子150は封止部材180及び接着層184の外側に位置している。
図5は、図1のB−B断面図である。上記したように、第2端子160は、第1層162の上に第1補助配線164を積層した構成を有している。封止部材180の縁部182は、絶縁性の接着層184を介して、第2端子160の一部に固定されている。第1補助配線164は接着層184の内側に位置している。そして、第1層162のうち縁部182から露出している部分には、上記した導電部材が接続される。なお、絶縁層170の一部は、第1電極120の縁のうち第2端子160と対向する領域の上に位置している。これにより、第1電極120と第2電極140が短絡することが防止される。
図6は、第1補助配線154の厚さ方向の構造を説明するための断面図である。なお、第1補助配線164も第1補助配線154と同様の構造を有している。
第1補助配線154は、複数の導電層を積層した積層構造を有している。そして最上層の第3導電層230の幅は、その一つ下の層である第2導電層220の幅よりも狭い。第3導電層230はMoを含んでおり、第2導電層220はAlを含んでいる。
詳細には、第1補助配線154は、第1導電層210、第2導電層220、及び第3導電層230をこの順に積層した多層構造になっている。第2導電層220は、例えばAl又はAl合金で形成されており、第3導電層230及び第1導電層210は、Mo又はMo合金で形成されている。第2導電層220がAlNd合金で形成されている場合、第3導電層230及び第1導電層210は、MoNb合金で形成されている。第3導電層230の幅は第2導電層220の幅よりも狭い。このため、第2導電層220の縁は第3導電層230で覆われていない。
また、第3導電層230は第1導電層210よりも薄い。第1導電層210の厚さは、例えば40nm以上60nm以下であり、第3導電層230の厚さは、例えば5nm以上20nm以下である。そして、第2導電層220の側面は、上に行くにつれて第2導電層220の幅が細くなる方向に傾斜している。第2導電層220の厚さは、例えば100nm以上1000nm以下である。
ここで、有機EL素子102の第1電極120は、ITOを利用する場合が多い。この場合、第1補助配線154,164は、MoNb/AlNd/MoNbの積層構造を採用している場合が多い。この理由は、以下の通りである。
まず、アルミニウムとITOとを直接接触させた場合、電気化学的効果により、ITOの化学的耐性が弱まる。また、アルミニウムとITOとの電気的な接触は粗悪であり、これらの間の接触抵抗は経時劣化してしまう。これらの問題を避けるため、アルミニウムとITOとの間にモリブデン(Mo)、クロム(Cr)など異種金属を介在させ、直接の接触を絶つことが好ましい。特に、Moは、アルミニウムとITOとの反応を遮断し、両者との接触抵抗も低い。
更に、アルミニウムやアルミニウムにネオジウム(Nd)を含有したAlNd合金には酸化しやすいものが多い。第2層220を形成する材料が酸化された場合、その酸化物中の酸素がアルミニウムやAlNd合金に拡散するおそれが生じる。この現象を抑制するために、特定の数量のニオブ(Nb)を含有したMoNb合金層(第3導電層230)を第2導電層220の表面に保護膜として形成する。この保護層(MoNb)およびAlNd合金の第2導電層220は燐酸、酢酸、及び硝酸の混合水溶液よりなるエッチング液で一括エッチングすることも可能である。
次に、発光装置100の製造方法について説明する。まず、基板110の上に第1電極120となる材料を、例えばスパッタリング法または蒸着法を用いて形成する。次いで、この導電層をエッチング(例えばドライエッチング又はウェットエッチング)などを利用し、選択的に除去する。これにより、基板110上には、第1電極120、第1層152,162が形成される。
次いで、第1電極120上に、第1導電層210となる導電層、第2導電層220となる導電層、及び第3導電層230となる導電層をこの順に形成する。これらの各層は、例えばスパッタリング法や蒸着法を用いて形成される。次いで、これらの導電層の上にレジストパターンを形成し、このレジストパターンをマスクとしてエッチング(例えばウェットエッチング)を行う。これにより、第1補助配線154,164が形成される。
ここで、第2導電層220は第3導電層230よりもエッチングされやすい。このため、第3導電層230を厚く形成した場合、第3導電層230のうちレジストパターンで覆われていない領域が除去される前に、第2導電層220が側面からエッチングされていく。このため、第2導電層220の側面は第3導電層230の側面よりも第1補助配線154,164の内側に位置してしまう。これに対して本実施形態では、第3導電層230の厚さは20nm以下である。このため、第2導電層220の側面が第3導電層230の側面よりも第1補助配線154,164の内側に位置することを抑制できる。さらに、第2導電層220の側面は、上に行くにつれて第2導電層220の幅が狭くなる方向に傾斜する。
次いで、基板110上及び第1電極120上に絶縁層を形成し、この絶縁層を、薬液(例えば現像液)を利用して選択的に除去する。これにより、絶縁層170が形成される。絶縁層170が感光性の絶縁層で形成されている場合、絶縁層170は、露光処理及び現像処理によって形成される。絶縁層170がポリイミドで形成されている場合、絶縁層170には、さらに加熱処理が行われる。これにより、絶縁層170のイミド化が進む。
次いで、第1電極120のうち絶縁層170で囲まれている領域の上に、有機層130を形成する。有機層130を構成する少なくとも一つの層(例えば正孔輸送層)は、例えばスプレー塗布、ディスペンサー塗布、インクジェット、又は印刷などの塗布法を用いて形成されてもよい。なお、有機層130の残りの層は、例えば蒸着法を用いて形成されるが、これらの層も塗布法を用いて形成されてもよい。
次いで、有機層130上に第2電極140を、例えば蒸着法やスパッタリング法を用いて形成する。次いで、接着層184を用いて封止部材180を基板110に固定する。このとき、第1補助配線154,164は接着層184で覆われる。
以上、本実施形態によれば、第1電極120のうち第1端子150と発光領域104の間に位置する部分の上には、第1補助配線154が形成されている。これにより、第1電極120のうち発光領域104の外部に位置する部分の抵抗は低くなる。また、第1補助配線154は接着層184と重なっているため、基板110の縁と発光領域104の間の領域を狭くすることができる。さらに、第1補助配線154は、接着層184の外周側の縁と重なっていない。従って、基板110または基板110上の構造物のうち、接着層184の外周側の縁と重なる部分に凹凸は形成されにくくなる。従って、接着層184の外周側の縁と、基板110または基板110上の構造物との間に隙間が生じることを抑制できる。このため、封止部材180の封止能力が低下することを抑制できる。
(実施例1)
図7は、実施例1に係る発光装置100の構成を示す平面図であり、実施形態における図1から有機層130及び絶縁層170を取り除いた図に対応している。本実施例に係る発光装置100は、複数の第2補助配線124を備えている点を除いて、実施形態に係る発光装置100と同様の構成である。
第2補助配線124は、第1電極120の上に位置しており、第1補助配線154と同一工程で形成されている。第2補助配線124の間隔は、例えば0.5mm以上2mm以下、好ましくは0.75mm以上1.25mm以下である。第2補助配線124が形成されることにより、第1電極120の面内で電圧降下が生じることを抑制できる。これにより、発光装置100の輝度に分布が生じることを抑制できる。また、第2補助配線124は絶縁層170に覆われている。これにより、第2補助配線124を介して第1電極120と第2電極140とが短絡することを防止できる。
なお、本図に示す例において、第2補助配線124は2つの第1端子150の間を延在しているが、2つの第1補助配線154のいずれにも直接接続していない。ただし、図8に示すように、第2補助配線124は、第1補助配線154に直接接続していてもよい。この場合、第2補助配線124は第1補助配線154と一体になっている。そして図8に示す例では、第2補助配線124は、接着層184のうち封止部材180の内側の縁と重なっている。この場合、接着層184と第2補助配線124の間に隙間が生じる可能性があるが、この隙間は封止部材180の外側の領域にはつながっていないため、封止部材180の封止能力は低下しない。
本実施例によっても、封止部材180の封止能力が低下することを抑制できる。また、第2補助配線124を設けることにより、発光装置100の輝度に分布が生じることを抑制できる。
(実施例2)
図9は、実施例2に係る発光装置100の構成を示す平面図であり、実施形態における図1に対応している。本実施例に係る発光装置100は、第3補助配線155,165を有している点を除いて、実施形態に係る発光装置100と同様の構成である。
第3補助配線155は第1端子150の上に形成されており、第3補助配線165は第2端子160のうち接着層184よりも外側に位置する領域に形成されている。第3補助配線155,165は、第1補助配線154,164と同一工程で形成されている。ただし、第3補助配線155,165は、第1補助配線154,164から分離している。そしてこれらの間に、接着層184の外周側の縁が位置している。
本実施例によっても、封止部材180の封止能力が低下することを抑制できる。また、第3補助配線155,165を設けることにより、第1端子150及び第2端子160とリード端子やボンディングワイヤなどの導電部材の間の接続抵抗を低くすることができる。
なお、実施例1及びその変形例に係る発光装置100に第3の補助配線155,165を設けてもよい。
以上、図面を参照して実施形態及び実施例について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
100 発光装置
104 発光領域
110 基板
120 第1電極
124 第2補助配線
130 有機層
140 第2電極
154 第1補助配線
180 封止部材
184 接着層(接着領域)
210 第1導電層
220 第2導電層
230 第3導電層

Claims (6)

  1. 基板と、
    前記基板に形成された第1電極と、
    前記基板に形成され、前記第1電極と重なっている第2電極と、
    前記基板に形成され、前記第1電極と前記第2電極の間に位置する有機層と、
    前記有機層を封止する封止部材と、
    前記第1電極又は前記第2電極に接触しており、かつ発光領域の外側に配置されている第1補助配線と、
    を備え、
    前記封止部材は、前記基板または前記基板に形成された構造物に接着している接着領域を有しており、
    前記第1補助配線は、前記接着領域と重なっており、かつ、前記接着領域の外周側の縁と重なっていない発光装置。
  2. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記第1補助配線は、複数の導電層を積層した積層構造を有し、かつ最上層の前記導電層の幅は、その一つ下の導電層の幅よりも狭い発光装置。
  3. 請求項1に記載の発光装置において、
    前記第1補助配線は、前記発光領域の幅よりも長い発光装置。
  4. 請求項3に記載の発光装置において、
    前記第1補助配線に接続しており、前記第1補助配線から前記発光領域まで延在している第2補助配線を備える発光装置。
  5. 請求項4に記載の発光装置において、
    前記第2補助配線は、複数の導電層を積層した積層構造を有し、かつ最上層の前記導電層の幅は、その一つ下の導電層の幅よりも狭い発光装置。
  6. 請求項2または5に記載の発光装置において、
    前記最上層の導電層はMoを有しており、かつ前記一つ下の導電層はAlを含む発光装置。
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