JP2015225338A - 周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両眼間の可視領域に障害物がない周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置を提供する。【解決手段】映像信号を生成するディスプレイコントロールボード40、生成された映像信号に応じて映像光を放出するディスプレイ素子41、ディスプレイ素子の下面に位置し、両眼の距離より長い長さを有し、入射面421と第1出射面422及び第2出射面423とを有する一つの第1プリズム42、第1プリズムから出射された映像光の一部を反射させる部分反射フィルター43、及び部分反射フィルターの下面に位置し、両眼の距離より長い長さを有し、入射面441と曲面反射面442及び出射面443とが一体に形成された一つの第2プリズム44で構成される。【選択図】図4

Description

本発明は、透過型映像表示装置に関する。特に両眼間の可視領域に障害物がなく自然状態と同じように広く開けた前方状況を認知することができる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置に関する。
一般的にディスプレイ装置は、目と非常に近接した位置で発生する映像光を、精密な光学装置を用いて遠距離に仮想の大型画面が構成されるように焦点を形成することにより、使用者に拡大された虚像を見ることができるようにする画像表示装置であり、周囲環境は見ることができずディスプレイ素子から発散された映像光のみを見ることができる没入型(See−close)と、ウィンドウを通して周囲環境が見えながらディスプレイ素子から発散された映像光を同時に見ることができる透過型(See−through)に分けられるが、図1は従来の技術による透過式ディスプレイ装置の例を示している。
まず、図1は、日本公開特許公報特開2004―101197A(2004年4月2日)に掲示された従来の技術による透過式眼鏡型ディスプレイ装置の光学システムであり、一つの照明源3と、一つのディスプレイ素子4と、一つの部分反射プレート5と、一つの曲面鏡6とを含んでなる透過式眼鏡型ディスプレイ装置である。
上記従来技術は、照明源3から出発したビームがディスプレイパネル4を通過して映像光に変わり、部分反射プレート5で一部は透過し、一部は反射して前方に配置された曲面鏡6で正のパワーを獲得したまま反射され、再び部分反射プレート5で映像光の一部は反射されてディスプレイ4方向に向かい、残りは部分反射プレート5を透過して拡大された映像として使用者の瞳孔に結像する。
しかし、このような方式の従来技術は、光源から出発したビームの大きさを100と仮定すると、上記部分反射プレート5と上記曲面鏡6でそれぞれ50%ずつビーム強度が減り、再び部分反射プレート5を透過しながら半減して、最初のビームの強さに比べ12.5%しか使用者の瞳孔に伝達されないため、非常に低い光効率を有することになり、反射及び透過の回数に伴い表面反射等の光の損失が追加で発生するため、光効率はさらに落ちるようになる。さらに、曲面鏡6が使用者の前面に配置されるため、ゴーグルを構成する場合、ゴーグルの厚さが大きくなり、結果的に嵩と重さが大きくなるだけでなく、重さの中心が使用者から遠く位置することになって、眼鏡型で着用する場合、使用者は重さによって鼻に負担を感じるため、着用が非常に不便になる。
また、従来技術によれば、左右の両眼用の画面が反射鏡による同軸光学系で構成されなければならないため、両眼を一つの曲面鏡で構成することができず左右各々で曲面鏡を構成しなければならない。これは図2に示した従来技術による透過型ディスプレイ装置の写真から確認することができる。
図2を参照すれば、左右両眼のための各々の曲面鏡の間には、各々の曲面鏡及び部分反射プレートを固定するためのハウジングが必要であり、これはディスプレイから出射されるイメージを左眼と右眼が独立的に眺めるようになる構造となる。しかしこのような構造は、上記曲面鏡で反射される仮想イメージを視聴するには問題がないが、上記曲面鏡と部分反射プレートを透過して伝達される外部イメージを眺めようとすると、両眼の中央近所にハウジングによる壁が存在することになるため、制限された領域の外部イメージのみを見ることができることになって、使用者はもどかしさを感じるようになり、このようなディスプレイ装置を外部で使用する場合、死角地帯が発生して、ともすれば事故につながり得る問題点がある。
図3(a)は、前述の両眼間の視野遮蔽現象を説明するための従来技術による透過型ディスプレイ装置の上面図を簡単に示した図で、図3(b)は、図3aのような透過型ディスプレイ装置に透過される外部イメージの形状を示した図である。
図3(a)を参考にすると、人間の視野角は目の中央部の前方に視線を固定させた場合、b角度に該当する約90度程度であるが、図2のような透過型ディスプレイ装置を着した場合、使用者は両眼の前に配置された曲面鏡及びハウジングによって外部のイメージ31のうち、両眼とも各々a角度に該当する視野角のみを確保することになる。これは、両眼が正常に眺めることができる像が重畳する領域がc 領域に制限されるため、使用者は中央が塞がれている非常にもどかしい感じを持つようになるのであり、両目が眺めるイメージが異なる状態でこのような装置を長時間使用する場合、使用者は目の疲労感やふらつきを感じやすくなる問題点がある。
また、このような透過型ディスプレイ装置を使用する場合、図3(b)に示されたように、使用者は両目の中央部位にaの分だけの壁が生じたような感じで、外部の前景を制限的にしか見ることができない問題点がある。
日本特許公報特開2004―101197A
したがって、上述した問題を解決するための本発明の目的は、両眼間の可視領域に障害物がなく自然状態と同じように広く開けた前方状況を認知することができる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、効率的なビーム誘導構造を有するようになり、明るく鮮明なイメージの獲得が可能な透過型ディスプレイ装置を提供することにある。
また、本発明のまた他の目的は、両眼に同時に映像光が提供されるため、3D映像の具現が可能な透過型ディスプレイ装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、一つの光学モジュールが両眼を同時に担当して自体ウィンドウの役割を可能にすることにより、別途のハウジングが不要となって重さと嵩を減らすことができ、組み立てが簡便で製造費用及び製品単価を減らすことができる透過型ディスプレイ装置を提供することにある。
上述した目的を達成するための本発明に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置は、ディスプレイコントロールボード、上記ディスプレイコントロールボードで生成された映像信号に応じて映像光を放出するディスプレイ素子、上記ディスプレイ素子の下面に位置し、両眼の距離より長い長さを有し、上記ディスプレイ素子と平行な入射面と、上記入射面を垂直に通過した映像光が斜めに出射される斜めの第1出射面及び上記入射面と垂直をなす第2出射面とを有する一つの第1プリズム、上記第1プリズムから出射された映像光の一部は反射し残りは透過させる部分反射フィルター、及び上記部分反射フィルターの下面に位置し、両眼の距離より長い長さを有し、上記第1プリズムの出射面と同一な角度の入射面と、上記入射面から入射された映像光を正のパワーで反射させて使用者の瞳孔に誘導する曲面反射面及び上記使用者の瞳孔に映像光を出射する出射面とが一体に形成された一つの第2プリズムで構成されることを特徴とする。
この際、本発明に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置において、上記第1プリズムの出射面、上記部分反射フィルター及び上記第2プリズムの入射面は、接着剤によって空気層が発生しないように結合されることが好ましい。
また、本発明に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置において、上記第1プリズムの第2出射面と上記第2プリズムの出射面とは、透過する外部イメージが歪曲したり色収差が発生しないように互いに平行に配置されることが好ましい。
また、上述した目的を達成するための本発明に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置は、ディスプレイコントロールボード、上記ディスプレイコントロールボードで生成された映像信号に応じて映像光を放出するディスプレイ素子、上記ディスプレイ素子の下面に位置し、両眼の距離より長い長さを有し、上記ディスプレイ素子と平行な入射面と、上記入射面を垂直に通過した映像光が斜めに出射するように斜めの出射面とを有する一つの第1プリズム、上記第1プリズムから出射された映像光の一部は反射し残りは透過させる部分反射フィルター、上記部分反射フィルターの下面に位置し、両眼の距離より長い長さを有し、上記第1プリズムの出射面と同一な角度の入射面を有する第2プリズム、上記第2プリズムの下部に位置し、上記第2プリズムから出射された映像光を正のパワーで反射させて使用者の瞳孔に誘導する曲面鏡、及び上記第2プリズムの下面と上記曲面鏡の上面の間に挿入される位相変位フィルムで構成されることを特徴とする。
この際、本発明に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置において、上記部分反射フィルターは、偏光フィルムであることが好ましい。
また、本発明に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置において、上記第1プリズムの第1出射面、上記部分反射フィルター及び上記第2プリズムの入射面は、接着剤によって空気層が発生しないように結合されることが好ましい。
本発明は、両眼間の可視領域に障害物がなく自然状態と同じように広く開けた前方状況を認知することができ、これによって野外または移動中に着用時にも死角地帯による事故を予防することができる長所がある。
また、本発明は、効率的なビーム誘導構造を有するようになり、明るく鮮明なイメージの獲得が可能であるという長所がある。
また、本発明は、両眼に同時に映像光が提供されるため、3D映像の具現が可能であるという長所を有する。
また、本発明は、一つの光学モジュールが両眼を同時に担当して自体ウィンドウの役割を可能にすることにより、別途のハウジングがなく、重さと嵩を大きく減らすことができる効果があり、組み立てが簡便で製造費用及び製品単価を減らすことができる利点がある。
従来技術による透過型ディスプレイ装置の光学システムを概略的に示した断面図である。 従来技術による透過型ディスプレイ装置の写真である。 は、図2の従来技術による透過型ディスプレイ装置の両眼間の視野遮蔽現象を説明するための平面図である。 は、図2の従来技術による透過型ディスプレイ装置の両眼間の視野遮蔽現象を説明するための着用状態図である。 本発明の好ましい実施例に係る周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置の分解斜視図である。 本発明に係る周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置の光経路を示した断面図である。 本発明に係る周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置の両眼間の視野遮蔽現象が解消された状態を示した着用状態図である。 本発明の他の実施例に係る周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置の分解斜視図である。
以下、本発明の好ましい実施例の詳細な説明が添付された図面を参照して説明する。図面のうち、同一の構成は可能な限りどこでも同一の符号で示されていることに留意しなければならない。下記の説明では具体的な特定事項が示されているが、これは本発明のより全般的な理解を助けるために提供されたものであるだけで、本発明を特定の実施形態について限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれる全ての変更、均等物ないし代替物を含むものと理解されなければならない。また、本発明を説明するにおいて、関連した公知の機能あるいは構成についての具体的な説明が本発明の要旨を不要に曖昧にし得ると判断される場合は、その詳細な説明は省略する。
第1、第2等の用語は、多様な構成要素を説明するのに使用され得るが、上記構成要素は上記用語によって限定されてはならない。上記用語は、一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使用される。例えば、本発明の権利範囲を逸脱せず第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同じように第2構成要素も第1構成要素と命名されることができる。及び/またはという用語は、複数の関連した記載項目の組合せ、または複数の関連した記載項目のうちいずれかの項目を含む。
ある構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるとか「接続されて」いると言及された際には、その他の構成要素に直接的に連結されているかまたは接続されていることもあり得るが、間に他の構成要素が存在することもあり得ると理解されなければならない。反面、ある構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか「直接接続されて」いると言及された際には、間に他の構成要素が存在しないものと理解されなければならない。
詳細な説明で使用した用語は、単に特定の実施例を説明するために使用されたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本出願において、「含む」または「有する」等の用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の異なる特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたもの等の存在または付加の可能性をあらかじめ排除しないものと理解されなければならない。
別途に定義されない限り、技術的や科学的な用語を含めて、ここで使用される全ての用語は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同一の意味を有している。一般的に使用される辞書に定義されているような用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本出願で明白に定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味に解釈されない。
まず、図4は本発明の好ましい実施例による周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置の分解斜視図であり、本発明に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置は、一つのディスプレイコントロールボード40、二つのディスプレイ素子41、一つの第1プリズム42、一つの部分反射フィルター43、及び一つの第2プリズム44からなる。
図4を参照すれば、第1プリズム42は、二つのディスプレイ素子41と平行な上面を形成する入射面421、上記第1プリズム42の下面に斜めに形成された第1出射面422、及び上記入射面421と垂直に形成されて上記第1プリズム42の前面を形成する第2出射面423で構成される。
また、上記部分反射フィルター43は、上面が上記第1プリズム42の第1出射面422に接着される。この際、上記部分反射フィルター43は、通常のレンズ結合時に使用するUV接着剤を使用して、上記第1プリズム42の第1出射面422に空気層が発生しないようにしっかり結合される。
第2プリズム44は、上記部分反射フィルター43の下面に接着される入射面441、上記第2プリズム44の下面を形成する曲面反射面442、及び上記第2プリズム44の後面を形成し上記第2プリズム44から放出される映像光を使用者に出射する出射面443で構成される。
図4に示されたように、ディスプレイコントロールボード40で生成された映像信号に応じて二つのディスプレイ素子41から発光された映像光は、二つのディスプレイ素子41の下面に位置し両眼の距離より長い長さを有する第1プリズム42の入射面421を通って垂直にプリズム内部に入射した後、斜めに配置された第1出射面422を通って第1プリズム42から放出される。
第1出射面422を通って第1プリズム42から放出された映像光は、部分反射フィルター43で一定量の映像光は反射されて再び第1プリズム42に水平に再入射した後、第2出射面423を通って外部に流出され、上記部分反射フィルター43で反射されなかった残りの映像光は、上記部分反射フィルター43を透過する。
上記部分反射フィルター43を透過した映像光は、第1プリズムに当接していて両眼の距離より長い長さを有する第2プリズム44の入射面441に斜めに入射した後、映像光が正のパワーを有するように構成された曲面反射面442で反射されて反対方向に戻る。
上記曲面反射面442で反射されて戻った映像光は、上記入射面441を通過して上記部分反射フィルター43で一定量が反射され、上記部分反射フィルター43で反射された一定量の映像光は、上記第2プリズム44の入射面441に水平に再入射された後、出射面443を通って出射されて使用者の瞳孔に結像する。
この際、上記第1プリズム42の第2出射面423と上記第2プリズム44の出射面443は、透過する外部イメージが歪曲したり色収差が発生しないように互いに平行になるように配置することが好ましい。
また、上記第1プリズム42の第1出射面422と上記部分反射フィルター43 及び上記第2プリズム44の入射面441は、空気層が発生しないように接着剤によってしっかり結合されることにより、従来のビームスプリッター方式に比べて光経路上の全ての透過及び反射作用において表面反射が発生せず光効率が大きく改善される。
一方、前述の実施例ではディスプレイ素子41を二つ使用したが、一つのディスプレイ素子と、それから左右両眼用の映像を分離する別途の光学モジュールで具現されることもできる。
上述したように、両眼の距離より長い長さを有する第1プリズム42と第2プリズム44は、左眼用映像光と右眼用映像光を同時に誘導することができる同一の物質とボディであり、これを用いることにより使用者の両眼間にいかなる障害物も存在せず視野角遮蔽現象が取り除かれる。これによって、使用者は、透過する外部イメージを眺める際、左眼と右眼に提供される外部イメージが同一になり、目に疲れを感じないだけでなく、見えない死角地帯が解消されるため屋外で歩行の際にも危険状況を容易に認知することができるようになる。
以下、図5を参照して、図4に示した本発明に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置の光経路をさらに詳しく説明する。図5は、本発明に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置の光経路を示した断面図である。
図5を参照すれば、ディスプレイ素子41から発散された映像光は、第1プリズム42を透過した後に出射される過程で、部分反射フィルター43により約50%のビームが水平に外部に流出し、残り50%のビームは第2プリズム44の第1入射面441を通過して曲面反射面442で正のパワーを有して反射され、反射されて戻りながら部分反射フィルター43で残った光量の50%は透過して消失し、残りの50%が反射されて第2プリズム44の出射面443から出射され使用者の瞳孔に結像する。
したがって、本発明に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置は、最初にディスプレイ素子41で発生した光量を100とすると、透過または反射されて遺失される光量を除き、純粋に使用者の目に伝達する光量は25であって、ビームスプリッターを使用した従来の技術より2倍以上の明るさを提供するため、非常に鮮明な映像を得ることができる。
また、本発明に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置は、パワーを提供する曲面反射面442が、第2プリズム44の下部に第2プリズム44と一体で提供されるため、曲面鏡が使用者の前面に配置されている従来技術による装置より嵩を減らすことができ、一つの光学モジュールが両眼を同時に担当するため、別途のハウジングなしに自体ウィンドウの役割が可能で、重さと嵩を減らすことができる。のみならず、本発明に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置は、組み立てが簡便で製造費用及び製品単価を減らすことができ、重さの中心を使用者の鼻の方向に最大限近く接近させることにより、使用者がゴーグルを着用する際に負担することになる重さを、安定的に分散させることができる。
図6は、本発明に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置の両眼間の視野遮蔽現象が解消された状態を示した着用状態図であり、図6に示されたように、左眼のための映像伝達経路と右眼のための映像伝達経路を一つに連結された同一のプリズムを使用するため、両眼間にはハウジングまたは切断面のような視野を妨害し得る障害要素が全く存在せず、使用者はゴーグルを取って自然状態でイメージを見るのと同様に広い視野を確保した状態で外部イメージを観覧することができる。
図7は、本発明の他の実施例に係わる周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置の分解斜視図であり、本発明の他の実施例に係わる透過型ディスプレイ装置は、二つのディスプレイ素子70、一つの第1プリズム71、一つの部分反射フィルター72、一つの第2プリズム73、二つの位相変位フィルム74、二つの曲面鏡75で構成される。
図7の透過型ディスプレイ装置は、光効率をさらに高めるために、図4の透過型ディスプレイ装置で提示された曲面反射面442が一体になった第2プリズム44を直角プリズム73と曲面鏡75に分離し、その間に位相変位フィルム74を挿入した形態で構成されたもので、以下の説明では図4の透過型ディスプレイ装置と同一の部分はその説明を省略する。
図7を参照すれば、二つのディスプレイ素子71から発光された映像光は上記二つのディスプレイ素子70の前面に位置した両眼の距離より長い長さを有する第1プリズム71の入射面711を通って垂直にプリズム内部に入射した後、斜めに配置された第1出射面712を通って第1プリズム71から出射される。
出射された映像光は、部分反射フィルター72で一定量が反射されて再び第1プリズム71に水平に再入射して第2出射面713を通って外部に流出され、反射されなかった映像光は、上記部分反射フィルター72を透過して、上記第1プリズムに当接していて両眼の距離より長い長さを有する第2プリズム73の入射面731に斜めに入射される。
上記第2プリズム73の入射面731に斜めに入射された映像光は、出射面732を通って出射して、位相変位フィルム74と曲面鏡75で反射されたイメージを上記第2プリズム73に戻した後、部分反射フィルター72によって反射されて使用者の瞳孔に結像する。この際、上記部分反射フィルター72は偏光フィルムを使用するのが好ましい。
上述したように、両眼の距離より長い長さを有する第1プリズム71と第2プリズム73は、左眼用映像光と右眼用映像光を同時に誘導することができる同一の物質とボディであり、これを用いることにより使用者の両眼間にいかなる障害物も存在せず視野角遮蔽現象が取り除かれる。これによって、使用者は、視野角遮蔽現象を経験しないため、透過される外部イメージを眺める際、使用者は左眼と右眼に提供される外部イメージが同一になり疲れを感じないだけなく、死角地帯が解消されるため屋外で歩行中でも危険状況を容易に認知することができるようになる。
また、上記のような構成によって、上記部分反射フィルター72を偏光フィルターで代替して偏光成分によってビームを誘導する場合、ディスプレイ素子70から出射されたビームの最初の光量を100とすると、第1プリズム71を通過したビームが上記部分反射フィルター72によって反射され損失される50%の光量を除いては、使用者の瞳孔に結像する過程で光損失が発生しなくなるため、ビームの損失を最小化でき、より効率的なビーム管理が可能になる。
上記部分反射フィルター72を透過するビームは、位相変換フィルム74を通過して反射鏡75で反射されて戻る過程で、上記位相変換フィルム74によってP波はS波に、S波はP波に変換されるため、上記部分反射フィルター72に反射されて使用者の瞳孔に結像する過程で光損失が発生しなくなる。
一方、前述の実施例ではディスプレイ素子70を二つ使用したが、一つのディスプレイ素子と、それから左右両眼用の映像を分離する別途の光学モジュールで具現されることもできる。
前述のとおり、本発明の詳細な説明では具体的な実施例に関して説明したが、本発明の範囲から逸脱しない限度内でさまざまな変形が可能なことは勿論である。よって、本発明の範囲は、説明された実施例に局限して定めてはならず、特許請求の範囲のみでなく、この特許請求の範囲と均等なもの等によって定められなければならない。
40: ディスプレイコントロールボード
41: ディスプレイ素子
42: 第1プリズム
421: 第1プリズム入射面
422: 第1出射面
423: 第2出射面
43: 部分反射フィルター
44: 第2プリズム
441: 第2プリズム入射面
442: 曲面反射面
443: 第2プリズム出射面

Claims (6)

  1. ディスプレイコントロールボード、
    上記ディスプレイコントロールボードで生成された映像信号に応じて映像光を放出するディスプレイ素子、
    上記ディスプレイ素子の下面に位置し、両眼の距離より長い長さを有し、上記ディスプレイ素子と平行な入射面と、上記入射面を垂直に通過した映像光が斜めに出射される斜めの第1出射面及び上記入射面と垂直をなす第2出射面とを有する一つの第1プリズム、
    上記第1プリズムから出射された映像光の一部は反射し残りは透過させる部分反射フィルター、及び
    上記部分反射フィルターの下面に位置し、両眼の距離より長い長さを有し、上記第1プリズムの出射面と同一な角度の入射面と、上記入射面から入射された映像光を正のパワーで反射させて使用者の瞳孔に誘導する曲面反射面及び上記使用者の瞳孔に映像光を出射する出射面とが一体に形成された一つの第2プリズムで構成されることを特徴とする、周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置。
  2. 上記第1プリズムの出射面、上記部分反射フィルター及び上記第2プリズムの入射面は、
    接着剤によって空気層が発生しないように結合されることを特徴とする、請求項1に記載の周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置。
  3. 上記第1プリズムの第2出射面と上記第2プリズムの出射面は、互いに平行に配置されることを特徴とする、請求項1に記載の周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置。
  4. ディスプレイコントロールボード、
    上記ディスプレイコントロールボードで生成された映像信号に応じて映像光を放出するディスプレイ素子、
    上記ディスプレイ素子の下面に位置し、両眼の距離より長い長さを有し、上記ディスプレイ素子と平行な入射面と、上記入射面を垂直に通過した映像光が斜めに出射するように斜めの出射面とを有する一つの第1プリズム、
    上記第1プリズムから出射された映像光の一部は反射し残りは透過させる部分反射フィルター、
    上記部分反射フィルターの下面に位置し、両眼の距離より長い長さを有し、上記第1プリズムの出射面と同一な角度の入射面を有する第2プリズム、
    上記第2プリズムの下部に位置し、上記第2プリズムから出射された映像光を正のパワーで反射させて使用者の瞳孔に誘導する曲面鏡、及び
    上記第2プリズムの下面と上記曲面鏡の上面の間に挿入される位相変位フィルムで構成されることを特徴とする周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置。
  5. 上記部分反射フィルターは、偏光フィルムであることを特徴とする、請求項4に記載の周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置。
  6. 上記第1プリズムの第1出射面、上記部分反射フィルター及び上記第2プリズムの入射面は、
    接着剤によって空気層が発生しないように結合されることを特徴とする、請求項4に記載の周辺広視野確保が可能な透過型ディスプレイ装置。
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