JP2015225283A - 画像形成装置の制御装置、画像形成装置、定着装置および画像形成装置本体 - Google Patents

画像形成装置の制御装置、画像形成装置、定着装置および画像形成装置本体 Download PDF

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Abstract

【課題】定着装置載せ替え方式の画像形成装置に関して、各定着装置に対してユーザが個別の定着装置識別情報を設定でき、設定された識別情報に伴って適切な制御・処理を行うことができるようにする。
【解決手段】装置本体1Aの定着装置装着部50に取り外し可能に装着され記録材上の画像を定着する定着装置100を有する画像形成装置1を制御する制御装置であって、定着装置に配設されていて、定着装置の使用条件に関する情報として変更可能な情報と変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段117と、定着装置が装着されている状態において保持手段に保持されている情報を判別する判別手段700Aと、判別手段の判別結果に基づいて画像形成装置の画像形成動作を制御する制御部700と、定着装置が装着されている状態において保持手段に変更可能な情報を設定して若しくは設定変更して保持させることが可能な操作部701と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、定着装置が画像形成装置本体に取り外し可能に装着されて使用される画像形成装置の制御装置に関する。また、画像形成装置、定着装置および画像形成装置本体に関する。
便宜上、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電子写真画像形成装置を例にして説明する。この画像形成装置は、一般的に、電子写真プロセスを利用して記録材(記録媒体:以下、用紙あるいは紙と記す)に未定着トナー像を転写方式または直接方式で形成する画像形成手段と、未定着トナー像を熱定着させる定着装置を有する。
定着装置としては、定着ローラ(加熱部材:定着部材)と加圧ローラ(加圧部材:対向部材)とで形成されるニップ部でトナー画像を担持した用紙を加圧加熱しながら挟持搬送してトナー画像を定着する方式の装置が多く用いられている。
昨今、電子写真画像形成装置においては特殊紙を含めた様々な用紙に対応するために、通常の定着装置と、各種特殊紙に対応した専用定着装置が別途用意され、特殊紙を通紙する場合は専用定着装置に交換(載せ替え)することが行われている。
例えば、特許文献1には、仕様の異なる2種類の定着装置を交換可能にした画像形成装置において、定着装置を画像形成装置に収納された際に定着装置の種別に応じて周辺部材の状態が切り替わる。これにより、収納された定着装置の種別を判定することができる画像形成装置が提案されている。
また例えば、特許文献2には、普通紙と封筒とそれぞれに特化した仕様の異なる2種類の定着装置を交換可能にした画像形成装置において、定着装置判定手段と用紙設定手段とを連動させる。そして、装着された定着装置に適さない用紙が設定された場合は、定着装置を交換する旨のメッセージを表示装置に表示することを特徴とする画像形成装置が開示されている。
特開2012−68560号公報 特開2008−58365号公報
特許文献1および特許文献2で開示されている画像形成装置には、汎用定着装置と、特殊紙用にカスタマイズされた構成の異なる専用定着装置とが用意されている。各定着装置は、それぞれ用紙に特化してカスタマイズされているため、対応しない用紙に対して定着行為を行うと定着不良やジャムを引き起こす可能性がある。したがって特殊紙を使用するユーザは特殊紙に対応した専用定着装置を別途準備する必要があり、その専用定着装置は汎用の定着装置の代用として使用することができないという制約がある。
また話は変わるが、様々な用紙に対応できるマルチメディア対応性を特徴とする電子写真画像形成装置においては、高画質の画像の形成のために定着ローラの表面を所望の状態に安定的に維持することが重要になってきている。しかしながら、定着ローラ表面は、通紙によるアタックや、紙粉、オフセットトナーなどの汚れにより、徐々に荒れてくるという問題がある。
定着ローラの表面の状態(形状)を変化させる要因で最も顕著なものは、紙の裁断時に生じる端部のバリである。一般的に、紙の裁断は鋭利なカッターで行なわれるが、その時の裁断跡として紙のバリが生じてしまう。紙のバリの大きさは、紙種によって異なるが、大きなものでは数μm〜十数μm程度である。
定着工程において、紙のバリが定着ローラと加圧ローラとに挟み込まれると、定着ローラ表面に微小な傷を生じる。同一サイズの紙種が連続的に通紙されるとき、用紙の搬送方向に直交する方向(用紙幅方向)の両端部(縁部:以下「コバ部」という)により定着ローラ表面が傷つけられ、ローラ周方向に連続的に連なった傷(以下「コバ傷」という)を生じる。
つまり、汎用定着装置においても「特定サイズ専用定着装置」のように、特定サイズの用紙のみに対応した使用環境設定をユーザが任意に変更できる画像形成装置が求められている。かつ、その設定情報が定着装置毎に保持し、定着装置を載せ換えたときに適切な制御動作に自動で切り替わるような画像形成装置が求められている。
ただし上述の通り、汎用定着装置と、専用定着装置については使用環境設定をユーザが任意に変更できてしまうと定着不良やジャムなどの問題を発生させてしまう。そのため、これらの場合については使用環境設定をユーザが任意に変更できないよう設定しておく必要がある。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものである。その目的とするところは、定着装置載せ替え方式の画像形成装置に関して、汎用定着装置と特殊定着装置などの各種の定着装置に対して適切な制御・処理を行うことができる制御装置を提案することにある。また、同様に適切な制御・処理を行うことができる画像形成装置、定着装置および画像形成装置本体を提案することにある。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の制御装置の代表的な構成は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、画像形成装置本体の定着装置装着部に取り外し可能に装着され記録材上の画像を定着する定着装置と、前記定着装置に配設されていて定着装置の使用条件に関する情報として変更可能な情報と変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段と、前記定着装置が前記定着装置装着部に装着されている状態において前記保持手段に前記変更可能な情報を設定して若しくは設定変更して保持させることが可能な操作部と、を有する画像形成装置を制御する制御装置であって、前記定着装置が前記定着装置装着部に装着されている状態において前記保持手段に保持されている前記情報を判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に基づいて画像形成装置の画像形成動作を制御する制御部と、を有することを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、画像形成装置本体の定着装置装着部に取り外し可能に装着され記録材上の画像を定着する定着装置と、前記定着装置に配設されていて定着装置の使用条件に関する情報として変更可能な情報と変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段と、前記定着装置が前記定着装置装着部に装着されている状態において前記保持手段に保持されている前記情報を判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に基づいて画像形成装置の画像形成動作を制御する制御部と、前記定着装置が前記定着装置装着部に装着されている状態において前記保持手段に前記変更可能な情報を設定して若しくは設定変更して保持させることが可能な操作部と、を有することを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る定着装置の代表的な構成は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、保持手段に保持されている情報を判別する判別手段と前記判別手段の判別結果に基づいて画像形成装置の画像形成動作を制御する制御部と前記保持手段に変更可能な情報を設定して若しくは設定変更して保持させることが可能な操作部とを有する画像形成装置本体の定着装置装着部に取り外し可能に装着され記録材上の画像を定着する定着装置であって、定着装置の使用条件に関する情報として変更可能な情報と変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段を有することを特徴とする。
上記の目的を達成するための本発明に係る画像形成装置本体の代表的な構成は、記録材に画像を形成する画像形成手段と、定着装置の使用条件に関する情報として変更可能な情報と変更不可能な情報を設定して保持させることが可能な保持手段を有し記録材上の画像を定着する定着装置が取り外し可能に装着される定着装置装着部を有する、画像形成装置の画像形成装置本体であって、前記定着装置が前記定着装置装着部に装着されている状態において前記保持手段に保持されている前記情報を判別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に基づいて画像形成装置の画像形成動作を制御する制御部と、前記定着装置が前記定着装置装着部に装着されている状態において前記保持手段に前記変更可能な情報を設定して若しくは設定変更して保持させることが可能な操作部と、を有することを特徴とする。
本発明は、定着装置載せ替え方式の画像形成装置に関して、汎用定着装置と特殊定着装置などの各種の定着装置に対して適切な制御・処理を行うことができる制御装置を提供することができる。また、同様に適切な制御・処理を行うことができる画像形成装置、定着装置および画像形成装置本体を提案することができる。
図2の画像形成装置における定着装置の部分の拡大模式図 実施例1における画像形成装置の概略構成を示した模式図 制御系統の大略のブロック図 定着装置に専用幅サイズを操作部の表示部から設定する画面を表した図 A4/A3幅(297mm)サイズの設定をした定着装置が装着されている場合の操作部の表示部に表示される用紙サイズ選択画面を表した図 (a)は専用幅サイズが設定された定着装置が搭載された時に操作部の表示部に表示される用紙サイズ設定画面を表した図、(b)は同じく用紙サイズ選択画面を表した図 変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段の他の例としてのショートコネクタの説明図 変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段の更に他の例としてのスイッチ群の説明図 実施例2における制御系統の大略のブロック図
以下に、本発明の実施例を説明するが、実施例は本発明における最良の実施形態の一例ではあるものの、本発明は実施例により限定されるものではない。
[実施例1]
〔画像形成装置の全体的な構成〕
図2は本実施例における画像形成装置1の概略構成を示した模式図である。この画像形成装置1は中間転写方式で両面画像形成機能を有した電子写真フルカラープリンタである。画像形成装置1の装置本体(画像形成装置本体)1Aの内部には、画像形成手段として、例えばY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の各色に対応する4つの画像形成部2Y,2M,2C,2Kが直列に配置されている。すなわち、画像形成手段として、可視像化までのプロセスをY,M,C,Kの各色で並列処理するタンデム方式が採用されている。
以下、記述の煩雑化を防ぐために、Y,M,C,Kの各色の4つの画像形成部を符号2で代表させて説明するものとし、関連する次の各プロセス手段についても同様とする。また、Y,M,C,Kの各色の画像形成部2の配列順序はそれに限定されない。
各画像形成部2では以下の各電子写真プロセス手段が備わっている。すなわち、Y,M,C,Kの各色に対応して表面に静電潜像を担持する像担持体(電子写真感光体ドラム)3と、一次帯電装置4と、露光装置5と、現像装置6と、クリーニング手段7と、が備わっている。
一次帯電装置4は対応する像担持体3の表面を設定された電位の帯電バイアス電圧を印加して一様に帯電する。その像担持体3の表面が露光装置5によって画像情報パターンに対応して露光されることで静電潜像を形成される。静電潜像は現像装置6によってトナー(現像剤)により現像され、トナー画像として可視画像化される。
各画像形成部2の像担持体3の表面に形成して担持されたY,M,C,Kの各色のトナー画像は、一次転写装置8によって無端状ベルトによる中間転写体9の上に順次に重ねて一次転写される。像担持体3上の一次転写残留トナーはクリーニング装置7で除去される。
Y,M,C,K全色のトナー画像が重畳されて中間転写体9上に形成された未定着のフルカラートナー画像は、その後に二次転写装置10によって、給送部11から当該二次転写装置10に給送された記録媒体としての記録材Pに一括して二次転写される。
記録材(以下、用紙と記す)Pは、画像形成可能なシート状部材であり、普通紙、光沢紙、OHP用紙などの樹脂製シート、厚紙、封筒、はがき、ラベルなどが挙げられる。本実施例の画像形成装置1においては、給送部11は、それぞれ用紙Pが収納されている上下2段の用紙カセット12、13を有している。そして、予め選択指定された幅サイズの用紙Pが収容されている用紙カセットの給送部材が駆動されて当該カセット内の用紙Pが1枚分離給送され搬送路aを通って二次転写装置10へ搬送される。
ここで、用紙Pの幅サイズとは、用紙面において用紙の搬送方向X(図1)に直交する方向の用紙寸法である。本実施例の画像形成装置1における大小の各種幅サイズの用紙Pの搬送は用紙の幅中心を基準とするいわゆる中央基準搬送でなされる。
二次転写装置10を通った用紙Pは中間転写体9から分離されて搬送装置14により画像加熱装置としての定着装置100に導入される。定着装置100は、後述するように、定着ニップ部にて用紙Pを挟持搬送して未定着のトナー画像に熱と圧を加えることで固着画像として定着させる。
片面画像形成モードである場合には、定着装置100を出た用紙Pはフラグ15により進路が搬送路b側にされて片面画像形成のフルカラー画像形成物(成果物)として排出ローラ16により排出トレイ17上に排出される。
両面画像形成モードである場合には、定着装置100を出た1面目に対する画像形成済みの用紙Pはフラグ15により進路が両面搬送パス機構18側にされる。そして、当該機構18の搬送路cへ導入されてからスイッチバック搬送されて搬送路dを経由して表裏反転された状態で搬送路aに再導入されて二次転写装置10に送られる。これにより中間転写体9から用紙Pの2面目に対するトナー画像の二次転写がなされる。
以後は、その用紙Pが、片面画像形成モードの場合と同様に、搬送装置14→定着装置100→搬送路b→排出ローラ16の経路を搬送されて両面画像形成のフルカラー画像形成物(成果物)として排出トレイ17上に排出される。
〔定着装置構成〕
図1は図2の画像形成装置1における定着装置100の部分の拡大模式図である。定着装置100は、定着ユニットとして、画像形成装置1の装置本体1Aの装着部(定着装置装着部)50に対して所定の要領(手順)にて取り外し可能に装着されている。定着装置100は装置本体1Aの装着部50に対して所定に位置決め固定されて装着されている状態において、装置本体1A側の制御部、電力供給部、駆動機構部等と所定に電気的、機械的に結合していて、装置本体側から電力供給や駆動力を受ける。
定着装置100は、未定着トナー画像Kを担持した用紙Pを挟持搬送するニップ部(定着ニップ部)Nを形成する回転可能な定着部材としての定着ローラ101および対向部材(加圧部材)としての加圧ローラ102とを有する。また、定着ローラ101の外部加熱手段としての、第1及び第2の支持ローラ103および104で回転可能に張架された外部加熱ベルト105を有する。また、定着ローラ101の表面を清掃するウエブクリーニング装置114を有する。
定着ローラ101は芯金の外周面に耐熱性樹脂の離型層が形成されており、駆動制御手段(モータ制御部)109にて回転速度制御される駆動モータ(駆動機構)108にて、矢印Aの時計方向に所定の周速度で回転駆動されるようになっている。定着ローラ101の芯金の内部には、内部加熱発熱体としてハロゲンヒータ111が配置されて、定着ローラ101の表面温度が所定の温度となるように外部加熱ベルト105とともに定着ローラ101を加熱する。
加圧ローラ102は芯金の外周面に耐熱性弾性層が形成されており、定着ローラ101に対して平行に配列されている。そして、図示しない加圧手段により定着ローラ101に対して弾性層の弾性に抗して所定の圧力で加圧されることで定着ローラ101との間に用紙Pの搬送方向Xに関して所定幅の定着ニップ部Nを形成する。
加圧ローラ102は定着ローラ101の回転駆動に従動して矢印Bの反時計方向に定着ローラ101の周速度に対応した周速度で回転する。加圧ローラ102の芯金の内部には、発熱体としてハロゲンヒータ112が配置されて、加圧ローラ102の表面温度が所定の温度となるように内部から加熱される。
定着ローラ101の表面温度は定着ローラ101に接触する温度検知手段としてのサーミスタ121によって検出される。加圧ローラ102の表面温度は加圧ローラ102に接触するサーミスタ122によって検出される。サーミスタ121と122から出力される温度に関する電気的信号は、定着装置100に具備させた定着装置基板(電子回路基板)107に一旦集約された後、温度制御(調整)手段としてのヒータ制御手段106に入力される。
ヒータ制御手段106は各サーミスタ121、122の検出温度に基づいて、各ハロゲンヒータ111、112をON/OFFすることで、定着ローラ101の表面温度、加圧ローラ102の表面温度が所定の目標温度になるよう制御している。
定着装置基板107は、サーミスタ121、122の検知温度の他にも、次のような役割も担っている。即ち、図示しない加圧手段を動作させるモータの駆動制御、および加圧手段の位置(加圧状態位置と加圧解除状態位置)を検知するセンサを動作させるための信号線、電源線を集約する役割も担っている。
定着ローラ101の回転駆動とそれに伴う加圧ローラ102の従動回転がなされ、また当該両ローラの表面温度が所定の温度に立ち上げられて温調される。この定着装置状態において、二次転写装置10を通り搬送装置14で定着装置100へ搬送された用紙Pがガイド部材110にガイドされてニップ部Nに導入されて挟持搬送される。ニップ部Nに導入される用紙Pの未定着トナー画像Kの担持面は上向きであり、定着ローラ101に対面している。
このように、ニップ部Nにて用紙Pが挟持搬送されることで未定着トナー画像Kが熱と圧により固着画像として用紙面(記録材上)に定着される。ニップ部Nを出た用紙Pは定着ローラ101及び加圧ローラ102から分離されて定着排出ローラ113により定着装置内から送り出される。ウエブクリーニング装置114は定着ローラ101の表面のオフセットトナーを拭掃除去する。外部加熱手段103・104・105はニップ部Nよりも定着ローラ回転方向上流側で、ウエブクリーニング装置114よりも下流側に配設されている。
本実施例においては、定着装置基板107に、定着装置の使用条件に関する情報として変更可能な情報と変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段117を搭載している。本実施例において、この保持手段117は、ROM、RAM、フラッシュメモリなどに代表される不揮発性あるいは揮発性のメモリ(記憶手段)である。
本実施例において、上記の変更可能な情報は、定着装置100に導入可能な用紙のサイズに関する情報である。また、上記の変更不可能な情報は、定着装置100が汎用定着装置であることの識別情報または特殊記録材専用定着装置であることの識別情報である。
定着装置100に導入可能な用紙のサイズに関する情報は、メモリ117の専用用紙サイズ格納領域117bに記憶(保持)させている。定着装置100が汎用定着装置であることの識別情報または特殊記録材専用定着装置であることの識別情報は、メモリ117の定着装置種別格納領域117aに記憶(保持)させている。
〔制御装置〕
図3は画像形成装置1の制御系統の大略のブロック図である。画像形成装置1の全体的な画像形成プロセス機構702のプリント動作(画像形成動作)はCPUによって制御される中央制御部(制御部)700により制御されている。
操作部701は記録材サイズ入力手段など各種情報入力手段として機能する。操作部701は、図4のように、表示部(情報表示部)701Aと操作ボタン部701Bを有する。操作ボタン部701Bで画像形成装置1が行うプリント動作の各種設定が入力される。表示部701Aはタッチパネル方式の液晶画面であり、各種の情報表示がなされると共に、各種の操作ボタンの表示もなされる。表示された操作ボタンによっても画像形成装置1が行うプリント動作の各種設定が入力される。
定着装置基板107は、定着装置100が装置本体1Aの装着部50に所定に装着されている状態において、装置本体1A側の制御部700と電気的に接続した状態となっている。そして、制御部700の情報読み取り機能部(判別手段、定着装置判定手段)700Aは定着装置基板107のメモリ117に予め記憶(保持)されている情報を読み出すことができる。
そして、制御部700は情報読み取り機能部700Aの読み取り情報(判別結果)に基づいて画像形成装置1の画像形成動作を制御する。より具体的には、情報読み取り機能部700Aはメモリ117の定着装置種別格納領域117aから装置の識別情報を読み出して、装着部50に装着されている定着装置100が汎用定着装置であるか特殊記録材専用定着装置であるかを判別する。そして、制御部700は、定着装置100が汎用定着装置である場合と特殊記録材専用定着装置とで、それぞれに応じた画像形成装置1の画像形成動作を実行する。
1)定着装置が汎用定着装置である場合
定着装置100が汎用定着装置であると判別された場合は、情報読み取り機能部700Aはメモリ117の専用用紙サイズ格納領域117bから設定されている定着装置100に導入可能な用紙のサイズに関する情報を読み出す。
メモリ117の専用用紙サイズ格納領域117bには、画像不良無く画像形成したい用紙のサイズ情報(記録材の搬送方向Xに直交する方向における幅に関して特定の幅サイズ:以下、専用幅サイズと記す)を記憶させておくことができる。この機能は定着装置100に対して幅サイズの異なる用紙を通紙した場合に、定着ローラ101の表面の生じているコバ傷の転写に起因する画像不良を許容できない場合に用いられる。
定着装置100としては、専用用紙サイズ格納領域117bにそれぞれ異なる専用幅サイズが設定されている複数の定着装置100が用意されている。それらの定着装置100の内から、定着ローラ101の表面の生じたコバ傷の転写に起因する画像不良無く画像形成したい用紙Pの幅サイズに対応する専用幅サイズ設定の定着装置100を装置本体1Aの装着部50に対して交換装着(載せ替え)して使用する。これにより、定着ローラ101の表面の生じたコバ傷の転写に起因する画像不良の発生を確実に防止することが可能となる。
メモリ117メの専用用紙サイズ格納領域117bに対する用紙の専用幅サイズの設定若しくは設定変更は、ユーザもしくはオペレータが、定着装置100を装置本体1Aの装着部50に装着した状態で操作部701を用いて行うことが可能である。
操作部701の表示部701Aには画面選択操作により図4のように用紙幅サイズ設定画面を表示できるようになっている。この画面を用いて、操作部701から装置本体1Aの装着部50に装着されている定着装置100のメモリ117の専用用紙サイズ格納領域117bに対して専用幅サイズを設定する若しくは設定変更することが可能になっている。
定着装置100が未使用状態の新品である場合は、メモリ117の専用用紙サイズ格納領域117bに専用幅サイズの設定はない。この新品の定着装置100に対する専用幅サイズの設定は次のとおりである。
この定着装置100が装置本体1Aの装着部1Aに装着された場合は、判別手段700Aはメモリ117からの情報読み取りにより定着装置100について、専用幅サイズが未設定であると判別する。この場合において、制御部700は、ユーザが画面選択操作により操作部701の表示部701Aに用紙幅サイズ設定画面を表示させたとき、図4のような画面を表示する。
そこで、ユ−ザはこの用紙幅サイズ設定画面において、例えば「A4/A3幅(297mm)」サイズのボタンを押してから「設定する」のボタンを押す。これにより、制御部700から装置本体1Aに現在装着されている定着装置100のメモリ117の専用用紙サイズ格納領域117bに専用幅サイズとしてA4/A3幅(297mm)サイズの設定値が書き込まれる。なお、専用幅サイズの設定は、上記例のA4/A3幅(297mm)サイズに限らず、用紙幅サイズ設定画面における各種の専用幅サイズの設定が可能である。
この専用幅サイズの設定により定着装置100は装置本体1Aの装着部50に装着された状態において制御部700の判別手段700AによりA4/A3幅専用の定着装置として識別されるようになる。専用用紙サイズ格納領域117bに書き込まれた用紙サイズ情報はメモリ117に書き込まれたデータであるため、定着装置100を装置本体1Aから外しても保持される。
以上のように、専用用紙サイズ格納領域117bは操作部701を通じてユーザが任意にデータを変更可能に設定しているデータ格納領域として設定している。すなわち、ユーザは汎用定着装置を「A4/A3サイズ専用定着装置」、「A4Rサイズ専用定着装置」など、各用紙サイズ幅に応じた定着装置としてユーザのニーズに応じて自由に設定することが可能である。かつ、その情報は定着装置100に保持されるため、取り違えによる不用意なコバ傷の発生がおきることがなくなる、というメリットを提案することが可能となる。
上記のようにして専用幅サイズの設定がなされた定着装置100が装置本体1Aの装着部50に装着されると、メモリ117の専用用紙サイズ格納領域117bに設定されている専用幅サイズが判別手段700Aにより判別される。そして、制御部700は判別手段700Aの判別結果に基づいて、記録材サイズ入力手段としての用紙サイズ選択画面(図5)においては装置に導入して使用可能な用紙としてその専用幅サイズに対応する幅サイズ以外の用紙は選択できないようにしている。図5は、A4/A3幅(297mm)サイズの設定をした定着装置100が装着されている場合を示している。定着装置100の専用幅サイズはA4/A3幅(297mm)に設定されているため、装置本体にセットされた用紙のサイズを設定する画面では297mmの用紙幅以外のサイズを設定するボタンがグレイアウトされており、設定ができないよう制御される。
これにより、A4/A3幅(297mm)に設定した定着装置100には297mm以外の用紙が通紙されることがなくなり、297mmより内側にコバ傷がつかないよう設定することができる。この設定は専用用紙サイズ格納領域117bの情報に基づいて自動的に制限が行われるため、ユーザはどの定着装置にどの用紙幅設定を行ったかを記録しておかなくても、意図しないコバ傷を生じさせる心配がない。
また、定着ローラ101と加圧ローラ102の両方を新品に交換した場合、コバ傷の問題は一旦解消される。従って、この定着装置はすでに設定されている専用幅サイズを変更してもコバ傷が発生する心配がない。ユーザはニーズに応じて専用サイズ幅を変更して使いこなすなど、定着装置種別を変更できる自由度を提供することができる。
また、或る幅の専用幅サイズの設定がなされた定着装置100を暫く使用して定着ローラ101にコバ傷がついてしまった時点で、不用意に、その専用幅サイズよりも大きい幅の専用幅サイズに設定変更がなされてしまう場合を考える。この場合には、定着ローラ101の表面の生じているコバ傷の転写に起因する画像不良が発生してしまう。そこで、このように暫く使用した定着装置100について専用幅サイズを大きくする方向に設定変更する場合には、定着ローラ101を新品に交換する。
また、或る幅の専用幅サイズの設定がなされた定着装置100を暫く使用して定着ローラ101にコバ傷がついてしまった時点で、その専用幅サイズよりも小さい幅の専用幅サイズに設定変更する場合を考える。この場合には定着ローラ101の表面の生じているコバ傷の転写に起因する画像不良の問題は発生しない。したがって、暫く使用した定着装置100について専用幅サイズを小さく方向への設定変更は可能であり、専用幅サイズの設定変更の自由度を上げることができる。
なお、専用幅サイズ設定を行った定着装置100の適所にその情報に対応する表記を有する識別部材130(図1)を具備させることで、使用すべき専用幅サイズ設定の定着装置の選択が容易となる。
なお、例えば、用紙Pとしてグロスの低い普通紙を用い、テキスト文書をプリントする場合には、定着ローラ101にコバ傷がある場合でも、定着した画像上ではコバ傷の転写に起因する画像不良はほとんど視認できない。このため、サイズ記憶領域703にサイズ情報が記録されていない場合は、その定着装置100に対してすべての幅サイズの用紙Pを通紙可能とすることもできる。
2)定着装置が特殊記録材専用定着装置である場合
続いて、メモリ117内部の定着装置種別格納領域117aについて説明する。前述のとおり、画像形成装置においては特殊紙を含めた様々な用紙に対応するために、通常の定着装置と、各種特殊紙に対応した専用定着装置が別途用意され、特殊紙を通紙する場合は専用定着装置に交換することが行われている。
専用定着装置の一例として、封筒専用定着装置が挙げられる。封筒は複数の用紙が重なる袋状を成しているため、一般の用紙と比較して定着行為を行う際に重なっている複数の用紙が相対的にずれ、シワが発生してしまうという問題が生じやすい。そのような問題を取り除きつつ、良好な定着を行うために封筒専用定着装置は加圧ローラ102の形状および定着ニップ部Nでの加圧力を封筒に最適なものに変更している。表1は定着条件を変更したときの、定着性とシワの両立性を表したものである。
表1の2行目に示されている定着条件の加圧力1200N、定着ローラ温度170℃は、汎用定着装置において設定されている定着条件である。この条件では定着性は満足できるもののシワが発生してしまう。シワの発生は定着ニップ部Nでの加圧力に感度があり、加圧力を半分の600Nにすると封筒への物理的なストレスが軽減され、シワが発生しないことが分かった。
しかし、定着性についてはかえって低減し、必要な定着性が確保されずに定着不良を発生してしまう。定着性は定着ローラ温度を高めることで良化する傾向があるため、表1の最下段に示されている、加圧力600N、定着ローラ温度180℃に設定して封筒への定着を行ったところ、定着性を確保しつつ、シワの発生もなく定着できることが分かった。
上記の結果より、汎用定着装置では加圧力1200N、定着ローラ温度170℃という定着条件を採用する。封筒専用定着装置では加圧力600N、定着ローラ温度180℃という定着条件を採用し、加圧ローラ102の形状と加圧力600N用の加圧バネを含む、汎用定着装置とは構成の異なる封筒専用定着装置を構成した。
以上の結果から、汎用定着器と封用専用定着器とでは、装置構成および制御に差異が生じるため、同等に扱うことができない。
よって、メモリ117の定着装置種別格納領域117aに汎用定着装置か封筒専用定着装置かを識別するデータを格納するようにした。制御部700はメモリ117の定着装置種別格納領域117aに格納されたデータを元に、装置本体1Aに装着されている定着装置1の種別を判別手段700Aで判定し、定着装置の種別に応じて操作部701、ヒータ制御手段106の制御を変更している。
図6は、封筒専用定着装置が装置本体100に設置されたときの、操作部701における定着装置の用紙幅サイズ設定を変更する画面と用紙サイズ設定画面を表す図である。封筒専用定着装置の場合、通紙する用紙は封筒に限られる。そのため、図6の(a)のように、操作部701の表示部701Aに「封筒専用定着ユニットが装着されています。用紙幅サイズ設定はできません。」とのメッセージが表示され、定着装置の用紙幅サイズはできないよう設定される。
また、用紙サイズ設定画面においても同様に通紙する用紙は封筒に限られるため、封筒以外の用紙サイズはグレイアウトされ選択できないよう設定される。
また、良好な定着性を実現するために定着ローラ101の温度制御を180℃に変更するよう、制御部700はヒータ制御手段106を制御する。
上記設定は定着装置種別格納領域117aに基づいて自動的に制御が変更されるため、装置本体100に対して定着装置100の載せ替えを行う際、ユーザは定着装置100が汎用定着装置か封筒専用定着装置かを注意して載せ替えを行う必要がない。
汎用定着装置に対する制御と封筒専用定着装置に対する制御は、それぞれの定着装置100に最適な設定となっている。そのため、汎用定着装置に対して封筒用の制御を、もしくはその逆を設定してしまうと、定着不良やジャムを引き起こしてしまう可能性がある。したがって、専用用紙サイズ格納領域117bとは異なり、定着装置種別格納領域117aは書き込み変更ができないようデータにマスクされており、ユーザが変更不可能なように設定されている。
これにより、汎用定着装置に対しては「A4/A3サイズ専用定着器」「A4Rサイズ専用定着器」といった、ユーザのニーズに応じた使い分けを、ユーザが任意に設定できる自由度を持たせることができる。そして、汎用定着器と封筒専用定着器のような、ユーザが任意に設定を変更できてしまうと、定着不良やジャムを引き起こす可能性のある点についてはユーザが設定変更できないよう設定される。
以上のように、本実施例によれば、定着装置識別情報を変更可能に設定しているため、汎用定着装置をユーザが使用ニーズに合わせて設定変更することが可能である。つまり、たとえばユーザが一度定着装置識別情報を設定し一定期間使用後、状況に応じて定着装置識別情報を別の設定に変更し、1つの定着装置を異なる設定の定着装置として使用することが可能である。
また、定着装置識別情報は、定着装置内にて記録・保持される。そのため、画像形成装置に対して設定の異なる複数の定着装置を載せ替える状況においても、定着装置識別情報の取り違え、混乱を来たすことなく、画像形成装置はそれぞれの定着装置識別情報に基づいて適切な制御を行うことが可能である。
また、定着装置識別情報は、ユーザが変更可能に設定されているものとそうでないものを有する。特殊紙専用定着装置のようにユーザが定着装置識別情報を変更してしまうと定着不良やジャムを引き起こしてしまうものに対してはユーザが変更不可能に設定される。汎用定着装置、特殊紙専用定着装置含めてユーザが注意せずとも定着装置の取り違えによる、不用意な問題を発生させることなく、画像形成装置はそれぞれの定着装置識別情報に基づいて適切な制御を行うことが可能である。
[実施例2]
本実施例2は変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段の他の例を示すもので、装置本体、定着装置の構成については実施例1と同様のため、説明を割愛する。
本実施例においては、変更可能な情報としての専用幅サイズは実施例1と同様にメモリ117の専用用紙サイズ格納領域117bに記憶させている。変更不可能な情報としての定着装置種別の識別情報を保持させることが可能な保持手段は、図7にように定着装置100に配された電気基板107に着脱される識別用ショートコネクタである。
識別用束線400の一端は、基板107に接続されており、他端には中継用コネクタ400aが接続されている。中継用コネクタ400aには、識別用ショートコネクタ400bが取り付け可能に構成されている。
上述の通り、汎用定着装置と封筒専用定着装置では加圧ローラ102の形状、および定着ニップ部Nにおける加圧力の構成が異なっている。工場にて組立し出荷を行う際に、汎用定着装置には識別用ショートコネクタ400bを取り付けず、封筒専用定着装置には識別用ショートコネクタ400bを取り付ける。ショートコネクタ400bはユーザが触ることのできない個所に設置されており、ユーザが汎用と封筒専用を任意に変更することはできないように設定されている。
制御部700の判別手段700Aはショートコネクタ400bによる電気的接続の有無を確認して、装置本体1Aに装着されている定着装置100が汎用か封筒専用かを識別して制御を行う。
図8は変更不可能な情報としての定着装置種別の識別情報を保持させることが可能な保持手段の更に他の構成である。これは、複数の組み合わせ状態に相互切り替えが可能なスイッチ群400cである。即ち、上記のショートコネクタ400bの代わりに基盤107に設置されたディップスイッチ等のスイッチ群400cを使用することも可能である。ディップスイッチ400cのON/OFFの組み合わせにより定着装置の構成を識別することが可能である。
ショートコネクタ400bの場合はショートさせる信号線の組み合わせ、ディップスイッチ400cはON/OFFされているスイッチの組み合わせにより、複数種類の定着装置を識別するのに使用することが可能である。
図9は実施例2の画像形成装置の制御ブロック図である。大体の構成は、実施例1で説明の制御ブロック図と同様だが、実施例1では不揮発性メモリ117内の定着装置種別格納領域117aにて汎用定着装置と封筒専用定着装置の識別を行っていた。本実施例2では識別用ショートコネクタ400b若しくはディップスイッチ400cの状態により定着装置100の識別を行ない、制御部700は各種制御を行う。
以上のような構成を取ることにより、定着装置識別情報を変更可能に設定しているため、汎用定着装置をユーザが使用ニーズに合わせて設定変更することが可能である。また、定着装置識別情報は、定着装置内にて記録・保持される。そのため、画像形成装置に対して、設定の異なる複数の定着装置を載せ替える状況においても、定着装置識別情報の取り違え、混乱を来たすことなく、画像形成装置はそれぞれの定着装置識別情報に基づいて適切な制御を行うことが可能である。
[その他の事項]
1)本発明において、画像形成装置1の画像形成プロセスは電子写真方式に限られない。静電記録方式、磁気記録方式など、他の公知の転写方式あるいは直接方式の画像形成原理・方式を用いて記録材に画像を形成する画像形成装置であってもよい。また、カラー画像形成装置に限られず、モノクロ画像などモノカラー(単色)の画像形成装置であってもよい。
2)定着装置100は、定着部材101と対向部材102のいずれか一方あるいは両方とも可撓性を有する無端状ベルト(エンドレスベルト)を用いたベルト定着方式の装置構成のものにすることもできる。対向部材102は、定着部材101や記録材Pとの摩擦係数が小さい滑性表面を有するパッド部材や板上部材等の非回転部材にした装置構成にすることもできる。
定着部材101や対向部材102の加熱手段はハロゲンヒータに限られない。セラミックヒータ方式、電磁誘導加熱方式などその他適宜の加熱手段、加熱方式を採用した装置構成にすることができる。
1・・画像形成装置、1A・・画像形成装置本体、50・・定着装置装着部、P・・記録材、K・・画像、100・・定着装置、117・・保持手段、700・・制御部、700A・・判別手段、701・・操作部

Claims (22)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    画像形成装置本体の定着装置装着部に取り外し可能に装着され記録材上の画像を定着する定着装置と、
    前記定着装置に配設されていて定着装置の使用条件に関する情報として変更可能な情報と変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段と、
    前記定着装置が前記定着装置装着部に装着されている状態において前記保持手段に前記変更可能な情報を設定して若しくは設定変更して保持させることが可能な操作部と、
    を有する画像形成装置を制御する制御装置であって、
    前記定着装置が前記定着装置装着部に装着されている状態において前記保持手段に保持されている前記情報を判別する判別手段と、
    前記判別手段の判別結果に基づいて画像形成装置の画像形成動作を制御する制御部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御装置。
  2. 前記定着装置は、記録材をその間のニップ部にて挟持搬送して記録材上の画像を定着する回転可能な定着部材および対向部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置の制御装置。
  3. 前記変更可能な情報は、前記定着装置に導入可能な記録材のサイズに関する情報であることを特徴とする請求項2または3に記載の画像形成装置の制御装置。
  4. 前記変更不可能な情報は、前記定着装置が汎用定着装置であることの識別情報または特殊記録材専用定着装置であることの識別情報であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像形成装置の制御装置。
  5. 前記保持手段はメモリであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像形成装置の制御装置。
  6. 前記変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段は、定着装置の電気基板に配された複数の組み合わせ状態に相互切り替えが可能なスイッチ群であることを特徴とする1ないし4のいずれか一項に記載の画像形成装置の制御装置。
  7. 前記変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段は、定着装置の電気基板に着脱されるショートコネクタであることを特徴とする1ないし4のいずれか一項に記載の画像形成装置の制御装置。
  8. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    画像形成装置本体の定着装置装着部に取り外し可能に装着され記録材上の画像を定着する定着装置と、
    前記定着装置に配設されていて定着装置の使用条件に関する情報として変更可能な情報と変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段と、
    前記定着装置が前記定着装置装着部に装着されている状態において前記保持手段に保持されている前記情報を判別する判別手段と、
    前記判別手段の判別結果に基づいて画像形成装置の画像形成動作を制御する制御部と、
    前記定着装置が前記定着装置装着部に装着されている状態において前記保持手段に前記変更可能な情報を設定して若しくは設定変更して保持させることが可能な操作部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  9. 前記定着装置は、記録材をその間のニップ部にて挟持搬送して記録材上の画像を定着する回転可能な定着部材および対向部材を備えていることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  10. 前記変更可能な情報は、前記定着装置に導入可能な記録材のサイズに関する情報であることを特徴とする請求項8または9に記載の画像形成装置。
  11. 前記変更不可能な情報は、前記定着装置が汎用定着装置であることの識別情報または特殊記録材専用定着装置であることの識別情報であることを特徴とする請求項8ないし10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記保持手段はメモリであることを特徴とする請求項8ないし11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段は、定着装置の電気基板に配された複数の組み合わせ状態に相互切り替えが可能なスイッチ群であることを特徴とする請求項8ないし11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段は、定着装置の電気基板に着脱されるショートコネクタであることを特徴とする請求項8ないし11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、保持手段に保持されている情報を判別する判別手段と前記判別手段の判別結果に基づいて画像形成装置の画像形成動作を制御する制御部と前記保持手段に変更可能な情報を設定して若しくは設定変更して保持させることが可能な操作部とを有する画像形成装置本体の定着装置装着部に取り外し可能に装着され記録材上の画像を定着する定着装置であって、定着装置の使用条件に関する情報として変更可能な情報と変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段を有することを特徴とする定着装置。
  16. 記録材をその間のニップ部にて挟持搬送して記録材上の画像を定着する回転可能な定着部材および対向部材を備えていることを特徴とする請求項15に記載の定着装置。
  17. 前記変更可能な情報は、前記定着装置に導入可能な記録材のサイズに関する情報であることを特徴とする請求項15または16に記載の定着装置。
  18. 前記変更不可能な情報は、前記定着装置が汎用定着装置であることの識別情報または特殊記録材専用定着装置であることの識別情報であることを特徴とする請求項15ないし17のいずれか一項に記載の定着装置。
  19. 前記保持手段はメモリであることを特徴とする請求項15ないし18のいずれか一項に記載の画像形成装置の制御装置。
  20. 前記変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段は、定着装置の電気基板に配された複数の組み合わせ状態に相互切り替えが可能なスイッチ群であることを特徴とする請求項15ないし18のいずれか一項に記載の定着装置。
  21. 前記変更不可能な情報を保持させることが可能な保持手段は、定着装置の電気基板に着脱されるショートコネクタであることを特徴とする請求項15ないし18のいずれか一項に記載の定着装置。
  22. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、定着装置の使用条件に関する情報として変更可能な情報と変更不可能な情報を設定して保持させることが可能な保持手段を有し記録材上の画像を定着する定着装置が取り外し可能に装着される定着装置装着部を有する、画像形成装置の画像形成装置本体であって、
    前記定着装置が前記定着装置装着部に装着されている状態において前記保持手段に保持されている前記情報を判別する判別手段と、
    前記判別手段の判別結果に基づいて画像形成装置の画像形成動作を制御する制御部と、
    前記定着装置が前記定着装置装着部に装着されている状態において前記保持手段に前記変更可能な情報を設定して若しくは設定変更して保持させることが可能な操作部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置本体。
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