JP2015222297A - 画像表示装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】物体が画面外から画面内に入るように移動する際に生じる画面の輝度や色の変動を低減することができる技術を提供する。
【解決手段】本発明の画像表示装置は、個別に発光を制御可能な複数の光源を有する発光手段と、前記発光手段からの光を変調することで画面に画像を表示する表示手段と、前記画面を囲む枠部材と、前記枠部材の領域である枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合に、前記入力画像のうち、前記画面の領域と前記枠領域の少なくとも一部の領域とを含む参照領域における画像に基づいて、各光源の発光を制御する制御手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置及びその制御方法に関する。
従来、液晶表示装置に関する技術として、画面の領域を構成する複数の分割領域にそれぞれ対応する複数の光源を有するバックライトを用い、複数の光源の発光輝度を個別に制御する技術が提案されている。具体的には、複数の分割領域のそれぞれについて、入力画像のうち、その分割領域に対応する領域における画像(その分割領域に表示される画像)に基づいて、当該分割領域に対応する光源の発光輝度を制御する技術が提案されている。このような制御はローカルディミング制御と呼ばれ、ローカルディミング制御を行うことにより、表示画像(画面に表示された画像)のコントラストを向上することができ、表示画像の黒浮きを低減することができる。また、ローカルディミング制御を行うと共に、各光源の発光輝度に応じて入力画像データを補正する技術が提案されている(特許文献1)。
また従来、複数の画像表示装置の画面を組み合わせた大画面に、大きな画像を表示する画像表示システムが提案されている。
しかしながら、画像表示システムにおいて、各画像表示装置が独立したローカルディミング制御を行うと、以下で述べるような課題が生じてしまう。
入力画像が、暗い背景上に明るい物体が存在する画像である場合に、ローカルディミング制御では、一般的に、明るい物体が表示される分割領域に対応する光源の発光輝度として、高い値が設定される。そして、暗い背景が表示される分割領域に対応する光源の発光輝度として、低い値が設定される。
また、光源から他の分割領域へ漏れ込む光(漏れ光)を考慮して、各光源の発光輝度が制御されることもある。
また、明るい物体が表示される分割領域(明分割領域)と、明分割領域に隣接する分割領域(隣接分割領域)と、の間の黒輝度の差が低減するように、隣接分割領域に対応する光源の発光輝度が補正されることもある。黒輝度は、画面の領域のうち黒画像が表示された領域の輝度である。液晶表示装置では、黒画像を表示する場合にも、光源からの光が液晶パネル(液晶素子)を透過する。そのため、光源の発光輝度が変化すると、その光源に対応する分割領域の黒輝度も変化する。
なお、上記漏れ光を考慮するか否かに拘らず、明分割領域と隣接分割領域の黒輝度は、それら以外の分割領域の黒輝度よりも高い値となる。また、上記補正を行うか否かに拘らず、明分割領域と隣接分割領域の黒輝度は、それら以外の分割領域の黒輝度よりも高い値となる。
上述した画像表示システムでは、図12に示すように、明るい物体が複数の画像表示装置の画面の境界付近に表示されることがある。そして、各画像表示装置が独立したローカルディミング制御を行うと、図12に示すように、明るい物体を表示する画像表示装置と、明るい物体を表示しない画像表示装置と、の間で、明るい物体の周囲の黒輝度の差が生じてしまう。
このような課題を解決するための技術は、例えば、特許文献2に開示されている。特許文献2に開示の技術では、画像表示装置が、自身が表示する画像と、画面が隣接する他の画像表示装置が表示する画像と、を受信し、それらの画像を考慮したローカルディミング制御を行う。
画像表示装置は、一般に、画面を囲む枠部材(ベゼル)を有する。
そして、上述した画像表示システムでは、画面間にベゼルが存在することが多い。換言すれば、ベゼルが存在することによって、複数の画面が不連続に配置されていることが多い。そのような画像表示システムにおける画像の表示方法として、以下の2通りの方法が提案されている。
第1の表示方法:図13(A)に示すように、ベゼルを無視し、画面の端に表示される画素に隣接する画素が他の画面の端に表示されるように複数の画面に画像を表示する方法
第2の表示方法:図13(B)に示すように、ベゼルを考慮し、ベゼルの下にも画像が存在するように複数の画面に画像を表示する方法
従来のローカルディミング制御では、画面に表示される画像に基づいて各光源の発光輝度が制御される。例えば、特許文献2に開示の技術では、画像表示装置が、自身が表示する画像と、画面が隣接する他の画像表示装置が表示する画像と、に基づいて、自身が有する各光源の発光輝度を制御する。
そして、画面には、入力画像の一部の画像しか表示されないことがある。
そのため、マウスカーソルのような小面積且つ高輝度の物体が画面外から画面内に入るように移動する際に、黒輝度の大きな変動が生じしてしまう。このような大きな変動は、ユーザに違和感を与えるため、好ましくない。
上述した大きな変動は、1つの画像表示装置を使用する場合と、上述した画像表示システムを使用する場合と、の両方で生じる。
以下、画像表示システムの例について説明する。
上述した第1の表示方法で画像を表示する場合には、小面積且つ高輝度の物体は、画像表示装置D1の画面に表示される前に、他の画像表示装置D2の画面(画像表示装置D1の画面に隣接する画面)に表示される。特許文献2に開示の技術を用いれば、画像表示装置D1において、画像表示装置D2の画面に表示される画像を考慮したローカルディミング制御が行われる。そのため、第1の表示方法で画像を表示する場合には、特許文献2に開示の技術を用いることにより、小面積且つ高輝度の物体が画像表示装置D1の画面に表示される際に生じる画像表示装置D1の黒輝度の変動を低減することができる。具体的には、小面積且つ高輝度の物体が画像表示装置D1の画面に表示される前から、その物体を考慮したローカルディミング制御を画像表示装置D1に行わせることができる。その結果、小面積且つ高輝度の物体が画像表示装置D1の画面に表示される際に生じる画像表示装置D1の黒輝度の変動を低減することができる。
しかしながら、上述した第2の表示方法で画像を表示する場合には、小面積且つ高輝度の物体は、画像表示装置D1の画面に表示される前に、ベゼルの下に存在するとみなされ、どの画面にも表示されない。そのため、第2の表示方法で画像を表示する場合には、特許文献2に開示の技術を用いたとしても、小面積且つ高輝度の物体が画像表示装置D1の画面に表示される際に生じる画像表示装置D1の黒輝度の変動を低減することはできない。具体的には、特許文献2に開示のローカルディミング制御では、画面に表示される画像のみが考慮され、画面に表示されない画像(ベゼルの下に存在するとみなされている画像)は考慮されない。そのため、第2の表示方法で画像を表示する場合には、特許文献2に開示の技術を用いたとしても、ベゼルの下に存在するとみなされている物体を考慮したローカルディミング制御を、画像表示装置D1に行わせることはできない。その結果、小面積且つ高輝度の物体が画像表示装置D1の画面に表示される際に生じる画像表示装置D1の黒輝度の変動を低減することができない。例えば、画面の領域のうちベゼル付近の領域における黒輝度が、小面積且つ高輝度の物体がベゼルの下に存在するとみなされている期間に、その期間の前後よりも低い値に低下してしまう(不自然な黒輝度の変化の発生)。
なお、物体が画面外から画面内に入るように移動する際に生じる変動は、黒輝度の変動に限らない。ローカルディミング制御の方法として様々な方法が提案されており、物体が画面外から画面内に入るように移動する際には、光源の発光輝度や発光色の変動による画面の輝度や色の変動が生じ得る。
特開2002−287499号公報 特開2012−226179号公報
本発明は、物体が画面外から画面内に入るように移動する際に生じる画面の輝度や色の変動を低減することができる技術を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、
個別に発光を制御可能な複数の光源を有する発光手段と、
前記発光手段からの光を変調することで画面に画像を表示する表示手段と、
前記画面を囲む枠部材と、
前記枠部材の領域である枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合に、前記入力画像のうち、前記画面の領域と前記枠領域の少なくとも一部の領域とを含む参照領域における画像に基づいて、各光源の発光を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする画像表示装置である。
本発明の第2の態様は、
個別に発光を制御可能な複数の光源を有する発光手段と、
前記発光手段からの光を変調することで画面に画像を表示する表示手段と、
前記画面を囲む枠部材と、
を有する画像表示装置の制御方法であって、
入力画像を取得する入力ステップと、
前記枠部材の領域である枠領域に前記入力画像の一部の画像が存在する場合に、前記入力画像のうち、前記画面の領域と前記枠領域の少なくとも一部の領域とを含む参照領域における画像に基づいて、各光源の発光を制御する制御ステップと、
を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法である。
本発明によれば、物体が画面外から画面内に入るように移動する際に生じる画面の輝度や色の変動を低減することができる。
実施例1に係る画像表示システムの機能構成を示すブロック図 実施例1に係る入力画像の領域を示す図 実施例1に係る基準領域を示す図 実施例1に係る各基準領域での輝度を示す図 実施例1に係る各第2基準領域の係数を示す図 実施例1に係る基準領域を示す図 実施例1に係る取得領域設定部の処理の流れを示すフローチャート 実施例1に係る取得領域を示す図 実施例2に係る画像表示システムの機能構成を示すブロック図 実施例2に係る取得領域を示す図 実施例3に係る画像表示システムの機能構成を示すブロック図 マルチディスプレイシステムの課題を示す図 マルチディスプレイシステムの画像の表示方法を示す図
<実施例1>
以下、本発明の実施例1に係る画像表示装置及びその制御方法について説明する。
本実施例に係る画像表示装置は、例えば、複数の画面がタイル状に並ぶように配置された複数の画像表示装置を有する画像表示システムで使用可能である。このような画像表示システムは、例えば、“マルチディスプレイシステム”と呼ばれる。マルチディスプレイシステムでは、複数の画面を1つの画面とみなした画像表示が実行可能である。以下では、2つの画像表示装置を有するマルチディスプレイシステムの例を説明する。また、以下では、マルチディスプレイシステムが有する各画像表示装置が、自身の画面である自画面の領域を囲む枠部材(ベゼル)を有する例を説明する。
なお、本実施例に係る画像表示装置は、マルチディスプレイシステムで使用される画像表示装置に限らない。本実施例に係る画像表示装置は、スタンドアローンで使用されてもよい。
図1は、本実施例に係るマルチディスプレイシステムの機能構成の一例を示すブロック図である。本実施例に係るマルチディスプレイシステムは、2つの画像表示装置100,200を有する。
なお、以下では、本実施例に係る画像表示装置が透過型の液晶表示装置である場合の例を説明するが、画像表示装置100はこれに限らない。本実施例に係る画像表示装置は、発光部からの光を変調することで画面に画像を表示する画像表示装置であればよい。例えば、本実施例に係る画像表示装置は、反射型の液晶表示装置であってもよい。また、本実施例に係る画像表示装置は、液晶素子の代わりにMEMS(Micro Electro
Mechanical System)シャッターを用いたMEMSシャッター方式ディスプレイであってもよい。本実施例に係る画像表示装置は、カラー画像表示装置であってもよいし、モノクロ画像表示装置であってもよい。
なお、マルチディスプレイシステムが有する画像表示装置の数は2つより多くてもよい。
(画像表示装置100の構成)
以下、図1を用いて、画像表示装置100の構成について説明する。画像表示装置200の構成は画像表示装置100の構成と同様であるため、その説明は省略する。
バックライト5は、個別に発光(発光輝度(発光量)、発光色、等)を制御可能な複数の光源を有する発光部である。光源は、1つまたは複数の発光素子を有する。発光素子としては、発光ダイオード(LED)、有機EL素子、冷陰極管素子、レーザー素子、等を使用することができる。バックライト5は、液晶パネル4の背面に光を照射する。各光源は、発光制御部2から出力された制御信号に応じて発光する。
なお、本実施例では、水平方向N個(Nは2以上の整数)×垂直方向M個(Mは2以上の整数)の光源が設けられている場合の例を説明するが、光源の数及び配置は特に限定されない。例えば、バックライト5は、水平方向に並べられた複数の光源を有していてもよい。バックライト5は、垂直方向に並べられた複数の光源を有していてもよい。
液晶パネル4は、バックライト5からの光を変調することで自画面に画像を表示する表示部である。本実施例では、液晶パネル4は、複数の液晶素子を有する透過型の表示部である。液晶パネル4は、液晶パネル4に入力された画像データ(画像補正部3から出力された画像データ)に基づいて各液晶素子の透過率を制御する。そして、液晶パネル4は、液晶パネル4に入力された画像データに基づく透過率で、バックライト5からの光を透過する。それにより、自画面に画像が表示される。具体的には、液晶パネル4は、液晶ドライバ、コントロール基板、液晶パネル、などを有する。液晶パネルは、複数の液晶素子を有する透過型液晶パネルである。コントロール基板は、画像データに応じた制御信号を液晶ドライバに出力する。液晶ドライバは、コントロール基板から出力された制御信号に応じて液晶パネルの透過率(各液晶素子の透過率)を制御する。
領域情報取得部6は、自画面に表示する画像の領域(第1表示領域)と、自画面に隣接する他の画面(隣接画面)に表示する画像の領域(第2表示領域)と、を表す領域情報を取得する。本実施例では、画像表示装置100の画面に表示する画像の領域と、画像表示装置200の画面に表示する画像の領域と、を表す領域情報が取得される。
なお、第1表示領域は、自画面全体に表示する画像の領域である。入力画像の領域には、自画面全体に表示する画像の領域が含まれる。そのため、第1表示領域は、“入力画像の領域のうち、自画面全体に表示する画像の領域”ともいえる。第2表示領域は、隣接画面全体に表示する画像の領域であってもよいし、そうでなくてもよい。第2表示領域は、入力画像の領域のうち、隣接画面に表示する画像の領域であってもよい。入力画像の領域は、隣接画面全体に表示する画像の領域を含んでいてもよいし、隣接画面の一部に表示する画像の領域を含んでいてもよい。以下では、入力画像の領域が隣接画面の一部に表示する画像の領域を含んでいる場合の例を説明する。そして、第2表示領域が、入力画像の領域のうち、隣接画面に表示する画像の領域である場合の例を説明する。
なお、画像表示装置100をスタンドアローンで使用する場合には、第1表示領域を表す情報が領域情報として取得されればよい。
なお、領域情報は、画像表示装置の外部から取得されてもよいし、画像表示装置の内部で生成されてもよい。例えば、各画面の配置とサイズの情報を外部から取得し、取得したそれらの情報に基づいて上記領域情報が生成されてもよい。また、枠部材のサイズや入力画像の領域を表す情報を取得し、取得したそれらの情報を、上記領域情報を生成するために使用してもよい。
なお、領域情報は、領域を表す情報であれば、どのような情報であってもよい。例えば、領域は、その領域の始点座標と終点座標によって表すことができる。領域は、その領域の位置座標とサイズによって表すこともできる。領域は、その領域に含まれる各画素の位置座標によって表すこともできる。
なお、入力画像は静止画でも動画でもよい。
取得領域設定部7は、領域情報取得部6で取得された領域情報に基づいて、取得領域を設定する。
本実施例では、取得領域設定部7は、領域情報に基づいて、複数の基準領域を設定する。具体的には、第1表示領域を構成する複数の第1基準領域が設定される。また、第2表示領域を構成する複数の第2基準領域が設定される。本実施例では、複数の第1基準領域として、複数の光源にそれぞれ対応する複数の領域が設定される。即ち、光源の数と同じ数の第1基準領域が設定される。また、本実施例では、第2基準領域として、第1基準領域と同じサイズの領域が設定される。
取得領域設定部7は、領域情報に基づいて、枠部材の領域である枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かを判断する。
取得領域設定部7は、枠領域に入力画像の一部の画像が存在しないと判断した場合に、複数の基準領域を複数の取得領域として設定する。そして、取得領域設定部7は、枠領域に入力画像の一部が存在すると判断した場合に、自画面の領域と枠領域の少なくとも一部の領域とを含む参照領域を構成する複数の取得領域を設定する。
本実施例では、枠領域は、自画面を囲む枠部材の領域と、隣接画面を囲む枠部材の領域と、からなる領域である。そして、枠領域の少なくとも一部の上記領域は、自画面を囲む枠部材の領域のうちの隣接画面の側の領域と、隣接画面を囲む枠部材の領域のうちの自画面の側の領域と、からなる領域である。本実施例では、入力画像が存在する領域全体が参照領域として使用される。即ち、本実施例では、枠領域の少なくとも一部の上記領域として、枠領域のうち画像が存在する領域が使用される。また、本実施例では、参照領域は、隣接画面の領域の少なくとも一部の領域(第2表示領域の画像が存在する領域)を含む。
そして、本実施例では、取得領域設定部7は、枠領域に入力画像の一部の画像が存在すると判断した場合に、枠領域に隣接しない基準領域を取得領域として設定し、枠領域に隣接する基準領域を枠領域の側に拡大した領域を取得領域として設定する。
なお、第2基準領域のサイズは第1基準領域のサイズと異なっていてもよい。
なお、参照領域は、上記領域に限らない。例えば、参照領域は、枠領域全体を含んでいてもよい。
なお、第1基準領域の数は光源の数より多くても少なくてもよい。
なお、枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かを判断する処理は、取得領域設定部7とは異なる機能部によって実行されてもよい。例えば、画像表示装置100が、枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かを判断する判断部をさらに有していてもよい。
なお、画像表示装置100をスタンドアローンで使用する場合には、複数の第1基準領域が複数の基準領域として設定されればよい。そして、自画面を囲む枠部材の領域が、枠領域として使用されればよい。
なお、参照領域は、入力画像が存在する領域の一部の領域を含んでいなくてもよい。
なお、本実施例では、枠領域に隣接する基準領域のみを補正する例を説明したが、これに限らない。取得領域のサイズ、数、及び、形状は、特に限定されない。例えば、全ての基準領域が補正されてもよい。そして、補正後の複数の基準領域が複数の取得領域として設定されてもよい。枠領域に入力画像の一部の画像が存在すると判断された場合に、複数の取得領域として、枠領域の少なくとも一部の領域を含む参照領域を構成する複数の領域が設定されればよい。
なお、本実施例では複数の取得領域を設定する例を説明したが、1つの取得領域が設定されてもよい。例えば、枠領域に入力画像の一部の画像が存在しないと判断された場合に、第1表示領域と第2表示領域とからなる1つの領域が取得領域として設定されてもよい。そして、枠領域に入力画像の一部の画像が存在すると判断された場合に、枠領域の少なくとも一部の領域を含む参照領域が取得領域として設定されてもよい。
特徴量取得部1は、入力画像データ(画像表示装置100に入力された画像データ)から、入力画像の特徴量を取得する。具体的には、特徴量取得部1は、取得領域設定部7で設定された取得領域毎に、その取得領域における画像の特徴量を取得する。本実施例では、特徴量として、取得領域における画像の階調値の最大値が取得される。階調値は、画素値、輝度値、等である。
なお、特徴量は、階調値の最大値に限らない。例えば、特徴量は、取得領域における画像の階調値のヒストグラムであってもよい。特徴量は、取得領域における画像の階調値の代表値(最大値、最小値、平均値、最頻値、中間値、等)であってもよい。
なお、マルチディスプレイシステムにおける各画像表示装置の画面の配置が予め定められていることがある。その場合には、取得領域(枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合に使用する取得領域、及び、枠領域に入力画像の一部の画像が存在しない場合に使用する取得領域)を予め決定することができる。そのため、取得領域は予め定められていてもよい。取得領域が予め定められている場合には、画像表示装置100は、領域情報取得部6や取得領域設定部7を有していなくてもよい。
発光制御部2は、バックライト5が有する各光源の発光を制御する。発光制御部2は、枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合に、入力画像のうち、参照領域における画像に基づいて、各光源の発光を制御する。具体的には、発光制御部2は、複数の取得領域のそれぞれに対して取得された特徴量に基づいて、各光源の発光を制御する。より具体的には、発光制御部2は、複数の取得領域のそれぞれに対して取得された特徴量に基づいて、各光源の制御信号を生成する。そして、発光制御部2は、各光源の制御信号をバックライト5に出力する。それにより、各光源の発光状態が、複数の取得領域のそれぞれに対して取得された特徴量に基づく発光状態に制御される。本実施例では、暗い画像が表示される領域において、明るい画像が表示される領域よりも低い発光輝度が得られるように、各光源の発光輝度が制御される。
なお、光源の発光輝度ではなく、光源の発光色が制御されてもよい。例えば、青色に近い色の領域において、青色から遠い色の領域よりも青色に近い発光色が得られるように、各光源の発光色が制御されてもよい。光源の発光輝度と発光色の両方が制御されてもよい。
画像補正部3は、各光源の発光状態に基づいて入力画像データを補正することにより、補正画像データを生成する。そして、画像補正部3は、補正画像データを液晶パネル4に出力する。具体的には、画像補正部3は、各光源の制御信号(各光源の発光輝度)に基づいて、バックライト5から発せられる光(複数の光源からの光の合成光)の輝度分布を算出する。そして、画像補正部3は、算出した輝度分布に基づいて、入力画像データが表す輝度の画像が自画面に表示されるように、入力画像データを補正する。それにより、補正画像データが生成される。
なお、輝度分布ではなく色分布が算出されてもよい。そして、入力画像データが表す色の画像が自画面に表示されるように、入力画像データが補正されてもよい。輝度分布と色分布の両方が算出されてもよい。入力画像データが表す輝度及び色の画像が自画面に表示されるように、入力画像データが補正されてもよい。
(画像表示装置100の動作)
以下、画像表示装置100の動作について説明する。
まず、枠領域に入力画像の一部の画像が存在しない場合の例を説明する。
通常、光源からの光は、他の光源に対応する領域に漏れる。そのため、点灯していない光源に対応する領域の輝度が、他の光源(点灯していない光源の周囲の光源)からの光の漏れによって増加することがある。
しかしながら、マルチディスプレイシステムにおいて、画像表示装置が有する光源からの光は、他の画像表示装置が有する光源の領域には漏れない。そのため、高い発光輝度で発光している光源が画面の境界部分に存在する場合に、互いに隣接する画面間に表示輝度(画面上の輝度)の差が生じてしまう。例えば、画像表示装置100が有する複数の光源のうち、画像表示装置200の画面に最も近い位置に設けられた光源L1が高い発光輝度で発光したとする。この場合、光源L1からの光の漏れによって、光源L1の周囲の光源に対応する領域のうち、画像表示装置100が有する光源に対応する領域の輝度が高めら
れる。しかしながら、光源L1の周囲の光源に対応する領域のうち、画像表示装置200が有する光源に対応する領域の輝度は高められない。そのため、画像表示装置200の画面と画像表示装置200の画面との間に、表示輝度の差が生じてしまう。このような表示輝度の差は、ユーザに違和感を与えるため、好ましくない。
本実施例では、このような違和感を低減するために、以下の処理を行う。
まず、特徴量取得部1が、入力画像データとして、第1表示領域と第2表示領域を含む領域の画像を表す画像データを取得する。それにより、自画面に表示される画像の特徴量だけでなく、隣接画面に表示される画像の少なくとも一部の画像(第2表示領域の画像)の特徴量も取得可能となる。
図2は、画像表示装置100の入力画像の領域の一例を示す図である。図2において、太い実線で囲まれた領域は、入力画像の領域である。入力画像の領域を破線で分割して得られる複数の領域は、複数の基準領域である。一点鎖線より右側に位置する基準領域は第1基準領域(画像表示装置100の画面全体に表示される画像の領域)であり、一点鎖線より左側に位置する基準領域は第2基準領域(入力画像の領域のうち、画像表示装置200の画面に表示される画像の領域)である。
基準領域は、取得領域設定部7によって設定される。基準領域は、領域情報に基づいて設定される。
上述したように、ここでは、枠領域に入力画像の一部の画像が存在しない。そのため、取得領域設定部7では、複数の基準領域が複数の取得領域として設定される。
次に、特徴量取得部1が、取得領域毎に特徴量(取得領域における階調値の最大値)を取得する。
そして、発光制御部2が、各取得領域に対して取得された特徴量に基づいて、各光源の目標輝度(発光輝度の目標値)を決定する。
まず、発光制御部2は、取得領域(基準領域)毎に、その取得領域に対して取得された特徴量に基づいて、当該取得領域の目標輝度を決定する。画像表示装置100には、第1基準領域に対応する光源は設けられているが、第2基準領域に対応する光源は設けられていない。ここでは、第2基準領域にも光源が設けられていると仮定して、第1基準領域と第2基準領域の両方に対して目標輝度が決定される。第1基準領域に対して決定された目標輝度は、第1基準領域に対応する光源の目標輝度である。
次に、発光制御部2は、第2基準領域の目標輝度に基づいて、第1基準領域の目標輝度を補正する輝度補正処理を実行する。本実施例では、輝度補正処理により、第2基準領域からの距離が閾値以下である第1基準領域(境界基準領域)の目標輝度が補正される。なお、閾値は、メーカによって予め定められた固定値であってもよいし、ユーザが変更可能な値であってもよい。
そして、発光制御部2は、複数の第1基準領域の輝度補正処理後の目標輝度を表す制御信号を出力する。それにより、画像表示装置100が有する光源の発光輝度が、その光源に対応する第1基準領域の輝度補正処理後の目標輝度に制御される。
輝度補正処理の具体例について説明する。
本実施例では、図3のa列及びb列に位置する各第2基準領域に光源が設けられている場合に、c列に位置する第1基準領域(斜線で示された領域)の輝度が、a列及びb列に位置する光源からの光の影響を受けるものとする。また、本実施例では、a列及びb列に位置する各第2基準領域に光源が設けられている場合に、d列に位置する第1基準領域(格子模様で示された領域)の輝度が、b列に位置する光源からの光の影響を受けるものとする。
まず、発光制御部2は、c列及びd列に位置する第1基準領域を境界基準領域として選択する。
次に、発光制御部2は、a列及びb列に位置する各第2基準領域の目標輝度に所定の係
数を乗算することにより、a列及びb列に位置すると仮定された光源からの光が各境界基準領域の輝度に与える影響量を算出する。
そして、発光制御部2は、各境界基準領域の目標輝度に上記算出した影響量を加算する。
輝度補正処理の具体例についてより詳細に説明する。
図4は、d列2行目に位置する光源からの光の、各基準領域での輝度の一例を示す。図4は、d列2行目の光源の発光輝度が“1”である場合の例を示す。図4の基準領域に記載されている数値は、その基準領域での、d列2行目に位置する光源からの光の輝度を示す。本実施例では、説明を簡略化するために、複数の光源の発光特性が互いに等しいものとする。そのため、図4は、「発光輝度が“1”である光源からの光がd列2行目に位置する第1基準領域の輝度に与える影響量を表す図」ともいえる。即ち、図4の基準領域に記載されている数値は、「その基準領域に対応する光源からの光がd列2行目に位置する第1基準領域の輝度に与える影響量」ともいえる。
画像表示装置100は、a列及びb列に位置する光源を有していない。しかしながら、マルチディスプレイシステムにおいて、a列及びb列の第2基準領域に対応する光源は、画像表示装置100には設けられておらず、画像表示装置200に設けられている。そこで、本実施例では、a列及びb列に光源が設けられていると仮定して、a列及びb列に位置すると仮定された光源から発せられた光の影響量分だけ、各境界基準領域の目標輝度を高める。
本実施例では、複数の第2基準領域にそれぞれ対応する複数の係数が予め定められている。
まず、発光制御部2は、第2基準領域毎に、その第2基準領域の目標輝度に当該第2基準領域の係数を乗算することにより、当該第2基準領域に対応する光源からの光が境界基準領域に与える影響量を算出する。
次に、発光制御部2は、複数の第2基準領域にそれぞれ対応する複数の乗算結果(目標輝度に係数を乗算した値)の総和を、複数の第2基準領域にそれぞれ対応する複数の光源からの光が境界基準領域に与える総影響量として算出する。
そして、発光制御部2は、算出した総影響量を境界基準領域の目標輝度に加算する。
発光制御部2は、上述した処理を複数の境界基準領域のそれぞれについて実行する。
図5(A)は、c列1行目の第1基準領域の目標輝度を補正する際に使用する各第2基準領域の係数を示す。第2基準領域に記載の数値は、その第2基準領域の係数を示す。図5(B)は、c列2行目の第1基準領域の目標輝度を補正する際に使用する各第2基準領域の係数を示す。図5(C)は、c列3行目の第1基準領域の目標輝度を補正する際に使用する各第2基準領域の係数を示す。図5(D)は、c列4行目の第1基準領域の目標輝度を補正する際に使用する各第2基準領域の係数を示す。
図5(E)は、d列1行目の第1基準領域の目標輝度を補正する際に使用する各第2基準領域の係数を示す。図5(F)は、d列2行目の第1基準領域の目標輝度を補正する際に使用する各第2基準領域の係数を示す。図5(G)は、d列3行目の第1基準領域の目標輝度を補正する際に使用する各第2基準領域の係数を示す。図5(H)は、d列4行目の第1基準領域の目標輝度を補正する際に使用する各第2基準領域の係数を示す。
このように、第2基準領域における画像の特徴量を考慮して各光源の発光を制御することにより、実際には漏れ込まない他の画像表示装置が有する光源からの光を考慮して各光源の発光を制御することができる。ひいては、互いに隣接する画面間に表示輝度や表示色(画面上の色)の差が生じることを抑制することができる。
なお、第2基準領域から境界基準領域までの距離は、特に限定されない。例えば、e列に位置する第1基準領域が境界基準領域としてさらに使用されてもよい。
なお、影響量は、目標輝度に係数を乗算するのではなく、目標輝度に加算値を加算することによって算出されてもよい。その場合には、係数ではなく加算値が予め定められていればよい。
また、目標輝度と影響量の対応関係を表すテーブルが予め用意されていてもよい。そして、そのようなテーブルを用いて第2基準領域の目標輝度から影響量が決定されてもよい。
なお、上述した補正処理は省略されてもよい。その場合には、第2基準領域の目標輝度は決定されなくてもよい。複数の基準領域は第2基準領域を含んでいなくてもよい。領域情報は第2表示領域を表す情報を含んでいなくてもよい。
次に、枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合の例を説明する。
図6(A)に、(補正前の)複数の基準領域の一例を示す。図6(A)において、太い実線で囲まれた領域は、入力画像の領域である。入力画像の領域のうち、2本の一点鎖線で挟まれた領域は、枠領域である。そして、残りの領域(入力画像の領域から枠領域を除外した領域)を破線で分割して得られる複数の領域は、複数の基準領域である。枠領域よりも右側に位置する基準領域は、第1基準領域(画像表示装置100の画面全体に表示される画像の領域)である。枠領域よりも左側に位置する基準領域は、第2基準領域(入力画像の領域のうち、画像表示装置200の画面に表示される画像の領域)である。斜線で示された第2基準領域は、枠領域に隣接する領域であり、画像表示装置200の画面の端に表示される領域である。格子模様で示された第1基準領域は、枠領域に隣接する領域であり、画像表示装置100の画面の端に表示される領域である。
図6(A)に示す複数の基準領域を複数の取得領域として設定した場合、枠領域は取得領域として設定されない。そのため、枠領域に存在する画像(入力画像の一部の画像)の特徴量は取得されず、枠領域に存在する画像を考慮して光源の発光を制御することはできない。そして、枠領域に存在する画像に含まれる物体が第1表示領域に移動した際に、光源の発光状態が急激に変化し、画像表示装置100の画面の輝度や色が急激に変化してしまうことがある。例えば、枠領域に存在する画像に含まれる高輝度な物体が第1表示領域に移動した際に、光源の発光輝度が急激に増加し、画像表示装置100の画面の輝度が急激に増加してしまう。このような急激な変化は、ユーザに違和感を与えるため、好ましくない。
そこで、本実施例では、取得領域設定部7が、枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合に、自画面の領域と枠領域の少なくとも一部の領域とを含む参照領域を構成する複数の取得領域を設定する。本実施例では、枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合に、図6(B)に示す複数の取得領域が設定される。図6(B)において、太い実線で囲まれた領域は、入力画像の領域である。入力画像の領域のうち、2本の一点鎖線で挟まれた領域は、枠領域である。そして、入力画像の領域を破線で分割して得られる複数の領域は、複数の取得領域である。斜線で示された取得領域は、図6(A)の斜線で示された第2基準領域を補正した領域であり、格子模様で示された取得領域は、図6(A)の格子模様で示された第1基準領域を補正した領域である。図6(B)に示すように、本実施例では、枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合に、枠領域に隣接しない基準領域が取得領域として設定され、枠領域に隣接する基準領域を枠領域の側に拡大した領域が取得領域として設定される。
取得領域が設定された後、枠領域に入力画像の一部の画像が存在しない場合と同様に各光源の発光が制御される。
図6(B)に示す取得領域を設定することにより、枠領域に存在する画像(入力画像の
一部の画像)の特徴量を取得することができ、枠領域に存在する画像を考慮して光源の発光を制御することができる。そして、枠領域に存在する画像に含まれる物体が第1表示領域に移動した際に生じる急激な変化(光源の発光状態の急激な変化;画面の輝度や色の急激な変化)を抑制することができる。
(取得領域設定処理)
以下、画像表示装置100における取得領域設定処理(取得領域を設定する処理)について説明する。
まず、領域情報取得部6が、領域情報を取得する。ここでは、領域情報として、入力画像の領域、第1表示領域(画像表示装置100の画面全体に表示する画像の領域)、及び、第2表示領域(入力画像の領域のうち、画像表示装置200の画面に表示する画像の領域)を表す情報が取得された場合の例を説明する。具体的には、領域情報取得部6は、入力画像の領域を表す情報として、入力画像の領域の始点座標(水平位置,垂直位置)=(Xa1,Ya1)と終点座標(Xa2,Ya2)を取得する。領域情報取得部6は、第1表示領域を表す情報として、第1表示領域の始点座標(Xd11,Yd11)と終点座標(Xd12,Yd12)を取得する。そして、領域情報取得部6は、第2表示領域を表す情報として、第2表示領域の始点座標(Xd21,Yd21)と終点座標(Xd22,Yd22)を取得する。
次に、取得領域設定部7が、図7に示すフローチャートを実行する。
まず、取得領域設定部7が、領域情報取得部6から領域情報を取得する(S1)。
次に、取得領域設定部7が、領域情報に含まれるXd11とXd22の差分の絶対値を算出する(S2)。Xd11は、第1表示領域の左端の水平位置を示し、Xd22は、第2表示領域の右端の水平位置を示す。
差分の絶対値が1よりも大きい場合に(S2:Yes)、取得領域設定部7は、枠領域に入力画像の一部の画像が存在すると判断する。そして、S3に処理が進められる。
差分の絶対値が1(以下)である場合に(S2:No)、取得領域設定部7は、枠領域に入力画像の一部の画像が存在しないと判断する。そして、S4に処理が進められる。
このように、本実施例では、第1表示領域が第2表示領域に連続しない領域である場合に、枠領域に入力画像の一部の画像が存在すると判断される。そして、第1表示領域が第2表示領域に連続する領域である場合に、枠領域に入力画像の一部の画像が存在しないと判断される。
なお、S2における判断方法は、上記方法に限らない。S2においてXd11とXd22を比較しているのは、画像表示装置200の画面が画像表示装置100の画面に対して左側に隣接しているからである。自画面の隣接画面の位置関係(隣接方向)に依存して、比較に使用する座標値は変化する。
なお、各画像表示装置の画面の配置は予め定められていてもよいし、そうでなくてもよい。画面の配置が変更し得る場合には、画面の配置(例えば、自画面と隣接画面を少なくとも含む複数の画面の配置)を表す情報をさらに取得してもよい。そして、画面の配置を表す情報に基づいて、比較に使用する座標値が選択されてもよい。画面の配置を表す情報は、画像表示装置の外部から取得されてもよいし、画像表示装置の内部で生成されてもよい。例えば、画像表示装置が、第1表示領域と第2表示領域に基づいて、自画面と隣接画面の位置関係を把握してもよい。
S3では、取得領域設定部7が、枠領域(枠領域の少なくとも一部の領域)が含まれるように複数の取得領域を設定する。
S4では、取得領域設定部7が、複数の基準領域を複数の取得領域として設定する。
以上述べた処理の具体例を説明する。
以下では、各画像表示装置の画面のサイズが、水平方向1200画素×垂直方向800画素であり、枠部材の幅が50画素であるとする。また、以下では、各基準領域のサイズが水平方向200画素×垂直方向200画素であるとする。
まず、以下の領域情報が取得された場合の例を説明する。
入力画像の領域の始点座標(Xa1,Ya1)=(0,0)
入力画像の領域の終点座標(Xa2,Ya2)=(1599,799)
第1表示領域の始点座標(Xd11,Yd11)=(400,0)
第1表示領域の終点座標(Xd12,Yd12)=(1599,799)
第2表示領域の始点座標(Xd21,Yd21)=(0,0)
第2表示領域の終点座標(Xd22,Yd22)=(399,799)
この場合、|Xd11−Xd22|=1であるため、枠領域に入力画像の一部の画像が存在しないと判断される。その結果、図2に示すように、水平方向8個×垂直方向4個の基準領域のそれぞれが、取得領域として設定される。即ち、サイズが互いに等しい複数の領域が、複数の取得領域として設定される。
次に、以下の領域情報が取得された場合の例を説明する。
入力画像の領域の始点座標(Xa1,Ya1)=(0,0)
入力画像の領域の終点座標(Xa2,Ya2)=(1699,799)
第1表示領域の始点座標(Xd11,Yd11)=(500,0)
第1表示領域の終点座標(Xd12,Yd12)=(1699,799)
第2表示領域の始点座標(Xd21,Yd21)=(0,0)
第2表示領域の終点座標(Xd22,Yd22)=(399,799)
この場合、|Xd11−Xd22|=101>1であるため、枠領域に入力画像の一部の画像が存在すると判断される。その結果、図6(B)に示すように、第1基準領域と枠領域の少なくとも一部の領域とを含む領域を構成する複数の取得領域が設定される。具体的には、第1基準領域、第2基準領域、自画面を囲む枠部材の領域の一部の領域、及び、隣接画面を囲む枠部材の領域の一部の領域、からなる領域を構成する複数の取得領域が設定される。より具体的には、入力画像の領域を構成する複数の取得領域が設定される。
以上述べたように、本実施例によれば、枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合に、枠領域に存在する画像を考慮して各光源の発光が制御される。それにより、物体が画面外から画面内に入るように移動する際に生じる画面の輝度や色の変動を低減することができる。例えば、高輝度の物体が画面を出たり入ったりする際に生じる画面のちらつきを緩和することができる。また、マルチディスプレイシステムにおいて、不自然な黒輝度の変動を抑制することができる。
なお、図6(B)の例では、図6(A)の斜線で示された第2基準領域と図6(A)の格子模様で示された第1基準領域とが同じ拡大量で拡大されているが、基準領域間で拡大量が異なっていてもよい。
例えば、枠領域に隣接する第1基準領域が、枠領域に隣接する第2基準領域の拡大量よりも大きい拡大量で拡大されてもよい。枠領域に隣接する第1基準領域が、枠領域に隣接する第2基準領域の拡大量よりも小さい拡大量で拡大されてもよい。
なお、画面が互いに隣接する画像表示装置間で、枠領域を含む取得領域(枠取得領域)が一致していることが好ましい。即ち、画像表示装置100では、画像表示装置200で設定された枠取得領域と同じ枠取得領域が設定されることが好ましい。
取得領域が変化すると、取得領域における画像の特徴量が変化する。取得領域における画像の特徴量が変化すると、光源の発光状態が変化する。そして、光源の発光状態が変化すると、画面の輝度や色が変化する。そのため、画像表示装置100と画像表示装置20
0とで枠取得領域が異なると、画像表示装置100の画面と画像表示装置200の画面との間で表示輝度や表示色が不連続に変化してしまう。
画像表示装置200で設定された枠取得領域と同じ枠取得領域が画像表示装置100で設定されれば、画像表示装置100は、枠取得領域の特徴量として、画像表示装置200で取得された枠取得領域の特徴量と同じ値を取得することができる。その結果、画像表示装置100の画面と画像表示装置200の画面との間で表示輝度や表示色が不連続に変化することを抑制することができる。
例えば、画像表示装置100において図8(A)に示す複数の取得領域が設定された場合には、画像表示装置200において図8(B)に示す複数の取得領域が設定されることが好ましい。
<実施例2>
以下、本発明の実施例2に係る画像表示装置及びその制御方法について説明する。
実施例1では、枠領域の側に基準領域を拡大する例を説明した。本実施例では、枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合に、複数の基準領域のそれぞれを取得領域として設定し、枠領域の少なくとも一部の領域を構成する複数の部分枠領域のそれぞれを取得領域としてさらに設定する例を説明する。
なお、以下では、実施例1と異なる処理について詳しく説明し、実施例1と同様の処理については説明を省略する。
図9は、本実施例に係るマルチディスプレイシステムの機能構成の一例を示すブロック図である。本実施例に係るマルチディスプレイシステムは、2つの画像表示装置101,201を有する。実施例1では、領域情報取得部6から取得領域設定部7に領域情報が出力されていた。画像表示装置201は、画像表示装置101と同様の構成を有する。本実施例では、領域情報取得部6から取得領域設定部7と発光制御部2に領域情報が出力される。
本実施例では、枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合に、取得領域設定部7は、複数の基準領域と、枠領域の少なくとも一部の領域を構成する複数の部分枠領域と、を含む複数の領域を、複数の取得領域として設定する。
図10は、枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合の取得領域の一例を示す。図10において、太い実線で囲まれた領域は、入力画像の領域である。入力画像の領域を破線で分割して得られる複数の領域は、複数の取得領域である。b’列に位置する取得領域は、部分枠領域である。b’列以外の列に位置する取得領域は基準領域である。
発光制御部2は、領域情報取得部6から領域情報を取得し、領域情報に基づいて、枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かを判断する。
発光制御部2は、枠領域に入力画像の一部の画像が存在しないと判断した場合に、実施例1と同様の方法で各光源の発光を制御する。
一方、発光制御部2は、枠領域に入力画像の一部の画像が存在すると判断した場合に、複数の部分枠領域のそれぞれにも光源が設けられていると仮定し、その光源(仮想的な光源)からの光の漏れを考慮して各光源の発光を制御する。
本実施例では、枠領域に入力画像の一部の画像が存在しない場合に使用する係数(第1係数)とは別に、枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合に使用する係数(第2係数)が予め定められている。具体的には、複数の部分枠領域に対応する複数の第2係数と、複数の第2基準領域に対応する複数の第2係数と、が予め定められている。
発光制御部2は、枠領域に入力画像の一部の画像が存在すると判断した場合に、取得領域毎に、特徴量に基づいて目標輝度を決定する。そして、発光制御部2は、複数の部分枠領域の目標輝度、複数の第2基準領域の目標輝度、及び、複数の第2係数を用いて、第1
基準領域の目標輝度を補正する。係数を用いた目標輝度の補正方法は実施例1と同じである。
なお、枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かの判断は、取得領域設定部7でも行われる。そのため、発光制御部2は、領域情報取得部6から領域情報を取得せずに、取得領域設定部7から判断結果(枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かの判断結果)を取得してもよい。その場合には、発光制御部2の判断処理(枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かを判断する処理)を省略することができ、処理負荷を低減することができる。
以上述べたように、本実施例によれば、枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合に、複数の部分枠領域のそれぞれが、取得領域としてさらに設定される。それにより、枠領域に存在する画像(入力画像の一部の画像)の特徴量を取得することができ、枠領域に存在する画像を考慮して光源の発光を制御することができる。その結果、物体が画面外から画面内に入るように移動する際に生じる画面の輝度や色の変動を低減することができる。また、マルチディスプレイシステムにおいて、不自然な黒輝度の変動を抑制することができる。
<実施例3>
以下、本発明の実施例2に係る画像表示装置及びその制御方法について説明する。
実施例1,2では、枠画像に入力画像の一部の画像が存在するような画像表示を行うか否かを画像出力装置が決定し、枠画像に入力画像の一部の画像が存在するか否かを画像表示装置が領域情報に基づいて判断する例を説明した。画像出力装置は、画像表示装置に入力画像データを出力する装置である。
本実施例では、枠画像に入力画像の一部の画像が存在するような画像表示を行うか否か画像表示装置が決定する例を説明する。
なお、以下では、実施例1と異なる処理について詳しく説明し、実施例1と同様の処理については説明を省略する。
図11は、本実施例に係るマルチディスプレイシステムの機能構成の一例を示すブロック図である。本実施例に係るマルチディスプレイシステムは、2つの画像表示装置102,202を有する。画像表示装置102は、領域情報取得部6の代わりに、表示状態制御部8を有する。画像表示装置202は、画像表示装置102と同様の構成を有する。
表示状態制御部8は、領域情報を生成(取得)し、生成した領域情報を取得領域設定部7に通知する。表示状態制御部8は、表示モード設定部9、通信部10、ディスプレイ情報管理部11、等を有する。
表示モード設定部9は、複数の表示モードのうちのいずれか1つを設定する。複数の表示モードは、例えば、枠領域に入力画像の一部の画像が存在するような画像表示を行う表示モード、枠領域に入力画像の一部の画像が存在しないような画像表示を行う表示モード、等を含む。表示モード設定部9は、例えば、画像表示装置に対するユーザ操作に応じて表示モードを設定する。
なお、表示モードの設定方法は特に限定されない。例えば、表示モード設定部9は、通信部10を介して他の画像表示装置から入力された指示に応じて、表示モードを設定してもよい。
通信部10は、他の装置(画像出力装置、他の画像表示装置、等)との通信を行う。
ディスプレイ情報管理部11は、表示モード設定部9で設定された表示モードに応じて、自画面に画像を表示する際に必要となる画像の領域(必要領域)を決定し、決定した必要領域を表す必要領域情報を、通信部10を介して画像出力装置に出力する。必要領域は
、自画面全体に表示する画像の領域と、隣接画面の領域のうち自画面に隣接する縁部分に表示する画像の領域と、を少なくとも含む領域である。即ち、必要領域は、第1表示領域と第2表示領域を含む領域である。
画像出力装置は、画像表示装置から通知された必要領域情報が表す必要領域の画像を、画像表示装置に出力する。
ディスプレイ情報管理部11は、入力画像データを取得し、取得した入力画像データに基づいて、入力画像の領域が必要領域と一致しているか否かを判断する。例えば、ディスプレイ情報管理部11は、入力画像の領域のサイズが必要領域のサイズと一致しているか否かを判断する。そして、入力画像の領域が必要領域と一致している場合には、ディスプレイ情報管理部11は、表示モードに応じて決定した第1表示領域と第2表示領域を表す領域情報を、取得領域設定部7に通知する。入力画像の領域が必要領域と一致していない場合には、ディスプレイ情報管理部11は、入力画像の領域に基づいて、表示モードに応じて決定した第1表示領域と第2表示領域を補正する。そして、ディスプレイ情報管理部11は、補正後の第1表示領域と第2表示領域を表す領域情報を、取得領域設定部7に通知する。
なお、入力画像の領域が必要領域と一致しているか否かの判断は行われなくてもよい。入力画像の領域が必要領域と一致しているか否かに拘らず、表示モードに応じて決定した第1表示領域と第2表示領域を表す領域情報が、取得領域設定部7に通知されてもよい。
他の機能部の処理は、実施例1と同じである。
そのため、本実施例においても、実施例1と同様に、枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かに応じて、光源の発光の制御方法が切り替えられる。
枠領域に入力画像の一部の画像が存在しないような画像表示を行う表示モードが設定されている場合には、図2に示すように、複数の基準領域が複数の取得領域として設定される。
枠領域に入力画像の一部の画像が存在するような画像表示を行う表示モードが設定されている場合には、図6(B)に示すような複数の取得領域が設定される。即ち、枠領域が含まれるように複数の取得領域が設定される。
それにより、実施例1と同様の効果を得ることができる。
以上述べたように、本実施例によれば、実施例1と同様に、枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かに応じて、光源の発光の制御方法が切り替えられる。それにより、実施例1と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施例の構成は、実施例1,2と同様に、スタンドアローンで使用される画像表示装置にも適用可能である。スタンドアローンで使用される画像表示装置では、入力画像の領域から第1表示領域を除外した領域を、枠領域として把握することができる。その結果、枠領域が含まれるように取得領域を設定することができ、枠領域に存在する画像を考慮して各光源の発光を制御することができる。
なお、入力画像が静止画である場合に、枠領域に存在する画像を考慮すると、表示画像(画面に表示された画像)が不自然になることがある。例えば、枠領域に存在する画像の影響を受けて、表示画像に不自然な黒浮きが生じることがある。そのため、入力画像の動きの有無を検出し、入力画像の動きの検出結果に応じて、枠領域に存在する画像を考慮するか否かを決定することが好ましい。具体的には、入力画像の動きがある場合に枠領域に存在する画像を考慮し、入力画像の動きがない場合に枠領域に存在する画像を考慮しないことが好ましい。
なお、本実施例では、枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かは、表示モード設定部9によって設定された表示モードに応じて切り替えられる。そのため、取得領域設
定部7は、領域情報を用いずに、枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かを、表示モードに応じて判断してもよい。また、実施例1,2において、外部から表示モードに関する情報を取得し、枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かを、表示モードに応じて判断してもよい。
なお、本実施例の構成(画像表示装置が表示モードを設定する構成)は、実施例2に係る画像表示装置にも適用可能である。
<その他の実施例>
記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータ(又はCPU、MPU等のデバイス)によっても、本発明を実施することができる。また、例えば、記憶装置に記録されたプログラムを読み込み実行することで前述した実施例の機能を実現するシステムや装置のコンピュータによって実行されるステップからなる方法によっても、本発明を実施することができる。この目的のために、上記プログラムは、例えば、ネットワークを通じて、又は、上記記憶装置となり得る様々なタイプの記録媒体(つまり、非一時的にデータを保持するコンピュータ読取可能な記録媒体)から、上記コンピュータに提供される。したがって、上記コンピュータ(CPU、MPU等のデバイスを含む)、上記方法、上記プログラム(プログラムコード、プログラムプロダクトを含む)、上記プログラムを非一時的に保持するコンピュータ読取可能な記録媒体は、いずれも本発明の範疇に含まれる。
2:発光制御部 4:液晶パネル 5:バックライト

Claims (20)

  1. 個別に発光を制御可能な複数の光源を有する発光手段と、
    前記発光手段からの光を変調することで画面に画像を表示する表示手段と、
    前記画面を囲む枠部材と、
    前記枠部材の領域である枠領域に入力画像の一部の画像が存在する場合に、前記入力画像のうち、前記画面の領域と前記枠領域の少なくとも一部の領域とを含む参照領域における画像に基づいて、各光源の発光を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記参照領域を構成する複数の取得領域を設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定された取得領域毎に、その取得領域における画像の特徴量を取得する取得手段と、
    をさらに有し、
    前記制御手段は、前記複数の取得領域のそれぞれに対して取得された特徴量に基づいて、各光源の発光を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記設定手段は、複数の基準領域のうち、前記枠領域に隣接しない基準領域を取得領域として設定し、前記枠領域に隣接する基準領域を前記枠領域の側に拡大した領域を取得領域として設定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 複数の基準領域と、前記枠領域の少なくとも一部の前記領域を構成する複数の部分枠領域と、を含む複数の領域を、複数の取得領域として設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定された取得領域毎に、その取得領域における画像の特徴量を取得する取得手段と、
    をさらに有し、
    前記制御手段は、前記複数の取得領域のそれぞれに対して取得された特徴量に基づいて、各光源の発光を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記画像表示装置は、複数の画面がタイル状に並ぶように配置された複数の画像表示装置を有する画像表示システムで使用可能であり、
    前記画像表示システムでは、前記複数の画面を1つの画面とみなした画像表示を実行可能であり、
    前記画像表示システムが有する各画像表示装置は、自身の画面である自画面の領域を囲む枠部材を有しており、
    前記枠領域は、前記自画面を囲む前記枠部材の領域と、前記自画面に隣接する画面である隣接画面を囲む前記枠部材の領域と、からなる領域である
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記枠領域の少なくとも一部の前記領域は、
    前記自画面を囲む前記枠部材の領域のうちの前記隣接画面の側の領域と、
    前記隣接画面を囲む前記枠部材の領域のうちの前記自画面の側の領域と、
    からなる領域である
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記自画面に表示する画像の領域と、前記隣接画面に表示する画像の領域と、を表す領域情報を取得する情報取得手段と、
    前記領域情報に基づいて、前記枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かを判断する判断手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項5または6に記載の画像表示装置。
  8. 前記判断手段は、
    前記自画面に表示する画像の領域が前記隣接画面に表示する画像の領域に連続しない領域である場合に、前記枠領域に前記入力画像の一部の画像が存在すると判断し、
    前記自画面に表示する画像の領域が前記隣接画面に表示する画像の領域に連続する領域である場合に、前記枠領域に前記入力画像の一部の画像が存在しないと判断する
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 前記画面に表示する画像の領域を表す領域情報を取得する情報取得手段と、
    前記領域情報に基づいて、前記枠領域に前記入力画像の一部の画像が存在するか否かを判断する判断手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  10. 前記枠領域に入力画像の一部の画像が存在するような画像表示を行う表示モードを含む複数の表示モードのうちのいずれか1つを設定するモード設定手段
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  11. 個別に発光を制御可能な複数の光源を有する発光手段と、
    前記発光手段からの光を変調することで画面に画像を表示する表示手段と、
    前記画面を囲む枠部材と、
    を有する画像表示装置の制御方法であって、
    入力画像を取得する入力ステップと、
    前記枠部材の領域である枠領域に前記入力画像の一部の画像が存在する場合に、前記入力画像のうち、前記画面の領域と前記枠領域の少なくとも一部の領域とを含む参照領域における画像に基づいて、各光源の発光を制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とする画像表示装置の制御方法。
  12. 前記参照領域を構成する複数の取得領域を設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定された取得領域毎に、その取得領域における画像の特徴量を取得する取得ステップと、
    をさらに有し、
    前記制御ステップでは、前記複数の取得領域のそれぞれに対して取得された特徴量に基づいて、各光源の発光を制御する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像表示装置の制御方法。
  13. 前記設定ステップでは、複数の基準領域のうち、前記枠領域に隣接しない基準領域を取得領域として設定し、前記枠領域に隣接する基準領域を前記枠領域の側に拡大した領域を取得領域として設定する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像表示装置の制御方法。
  14. 複数の基準領域と、前記枠領域の少なくとも一部の前記領域を構成する複数の部分枠領域と、を含む複数の領域を、複数の取得領域として設定する設定ステップと、
    前記設定ステップで設定された取得領域毎に、その取得領域における画像の特徴量を取得する取得ステップと、
    をさらに有し、
    前記制御ステップでは、前記複数の取得領域のそれぞれに対して取得された特徴量に基づいて、各光源の発光を制御する
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像表示装置の制御方法。
  15. 前記画像表示装置は、複数の画面がタイル状に並ぶように配置された複数の画像表示装置を有する画像表示システムで使用可能であり、
    前記画像表示システムでは、前記複数の画面を1つの画面とみなした画像表示を実行可能であり、
    前記画像表示システムが有する各画像表示装置は、自身の画面である自画面の領域を囲む枠部材を有しており、
    前記枠領域は、前記自画面を囲む前記枠部材の領域と、前記自画面に隣接する画面である隣接画面を囲む前記枠部材の領域と、からなる領域である
    ことを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
  16. 前記枠領域の少なくとも一部の前記領域は、
    前記自画面を囲む前記枠部材の領域のうちの前記隣接画面の側の領域と、
    前記隣接画面を囲む前記枠部材の領域のうちの前記自画面の側の領域と、
    からなる領域である
    ことを特徴とする請求項15に記載の画像表示装置の制御方法。
  17. 前記自画面に表示する画像の領域と、前記隣接画面に表示する画像の領域と、を表す領域情報を取得する情報取得ステップと、
    前記領域情報に基づいて、前記枠領域に入力画像の一部の画像が存在するか否かを判断する判断ステップと、
    をさらに有することを特徴とする請求項15または16に記載の画像表示装置の制御方法。
  18. 前記判断ステップでは、
    前記自画面に表示する画像の領域が前記隣接画面に表示する画像の領域に連続しない領域である場合に、前記枠領域に前記入力画像の一部の画像が存在すると判断し、
    前記自画面に表示する画像の領域が前記隣接画面に表示する画像の領域に連続する領域である場合に、前記枠領域に前記入力画像の一部の画像が存在しないと判断する
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像表示装置の制御方法。
  19. 前記画面に表示する画像の領域を表す領域情報を取得する情報取得ステップと、
    前記領域情報に基づいて、前記枠領域に前記入力画像の一部の画像が存在するか否かを判断する判断ステップと、
    をさらに有することを特徴とする請求項11〜14のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
  20. 前記枠領域に入力画像の一部の画像が存在するような画像表示を行う表示モードを含む複数の表示モードのうちのいずれか1つを設定するモード設定ステップ
    をさらに有することを特徴とする請求項11〜19のいずれか1項に記載の画像表示装置の制御方法。
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