JP2015222220A - 制御装置、ロボット、及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】計測対象の材質や形状に適した三次元計測を行うことができる制御装置を提供すること。【解決手段】制御装置は、第1パターンを物体に投影する投影部と、複数の第1パターンから一の第1パターンを選択する選択部と、を含み、投影部は、解像度の異なる複数の第1パターンを物体に投影した後、選択した一の第1パターンの解像度を有する第2パターンを物体に投影する。【選択図】図8

Description

この発明は、制御装置、ロボット、及び制御方法に関する。
投写部によりパターン画像が投写された計測対象を撮像し、撮像された画像に基づいて計測対象の三次元計測に基づく種々の処理(例えば、三次元点群を生成する等)を行う技術が研究・開発されている。
これに関連し、空間符号化法において、反射光がぼやけてしまうような場合に明部と暗部との境界位置を適切に決定するための三次元計測装置が知られている(特許文献1参照)。
より具体的には、この三次元計測装置は、プロジェクターによって交互に位置する明暗領域の幅が異なる複数の縞パターン光を被写体に投影し、カメラによって複数の縞パターン光が投影された被写体からの反射光を撮影し、撮影された複数の反射光から、複数の縞パターン光のそれぞれに対応する被写体の距離情報を取得し、複数の反射光のそれぞれの信頼度を算出する。
この算出の際、プロジェクターは、算出された信頼度が閾値以上の縞パターン光を所定の周期分シフトさせた縞パターン光を被写体に投影する。また、カメラは、所定の周期分シフトさせた縞パターン光の反射光を撮影する。そして、三次元計測装置は、所定の周期分シフトさせた縞パターン光に対応する被写体の距離情報を取得する。
特開2012−103239号公報
しかしながら、従来の装置では、三次元計測を行う計測対象の材質や形状等に応じたパターン画像に基づいて三次元計測を行うことができなかった。特に、三次元計測を行う計測対象の材質や形状等によって、撮像された画像中において計測対象に投写されたパターン画像が滲む場合があり、計測対象の材質や形状を変える毎に、計測対象の材質や形状に適したパターン画像をトライアンドエラーによって探す必要があった。
そこで本発明は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、計測対象の材質や形状に適した三次元計測を行うことができる制御装置、ロボット、及び制御方法を提供する。
本発明の一態様は、第1パターンを物体に投影する投影部と、複数の前記第1パターンから一の第1パターンを選択する選択部と、を含み、前記投影部は、解像度の異なる複数の前記第1パターンを前記物体に投影した後、選択した前記一の第1パターンの解像度を有する第2パターンを前記物体に投影する、制御装置である。
この構成により、制御装置は、解像度の異なる複数の第1パターンを物体に投影し、複数の第1パターンから一の第1パターンを選択し、選択した一第1パターンの解像度を有する第2パターンを物体に投影する。これにより、制御装置は、計測対象の材質や形状に適した三次元計測を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、制御装置において、前記解像度の異なる複数の前記第1パターンがそれぞれ投影された前記物体が撮像された複数の撮像画像に基づいて、前記第1パターン毎の統計量を算出する算出部を備え、前記選択部は、算出された前記第1パターン毎の前記統計量に基づいて前記一第1パターンを選択する、構成が用いられてもよい。
この構成により、制御装置は、解像度の異なる複数の第1パターンがそれぞれ投影された物体が撮像された複数の撮像画像に基づいて、第1パターン毎の統計量を算出し、算出された第1パターン毎の統計量に基づいて前記一第1パターンを選択する。これにより、制御装置は、第1パターン毎の統計量に基づいて選択された一第1パターンの解像度に基づいて、計測対象の材質や形状に適した第2パターンを選択し、第2パターンに基づいて物体の三次元計測を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、制御装置において、前記算出部は、前記撮像画像に撮像された前記物体を示す領域全体について前記統計量を算出する、構成が用いられてもよい。
この構成により、制御装置は、解像度の異なる複数の第1パターンがそれぞれ投影された物体が撮像された複数の撮像画像に撮像された物体を示す領域全体について統計量を算出する。これにより、制御装置は、物体全体の材質や形状に適した三次元計測を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、制御装置において、前記算出部は、前記撮像画像に撮像された前記物体を示す領域を複数の領域に分割し、分割された前記領域毎に前記統計量を算出し、前記選択部は、算出された前記統計量であって分割された前記領域毎の前記統計量を、前記第1パターン毎の前記統計量として前記一の第1パターンを選択する、構成が用いられてもよい。
この構成により、制御装置は、解像度の異なる複数の第1パターンがそれぞれ投影された物体が撮像された複数の撮像画像に撮像された物体を示す領域を複数の領域に分割し、分割された領域毎に統計量を算出し、算出された統計量であって分割された領域毎の統計量を、第1パターン毎の統計量として一の第1パターンを選択する。これにより、制御装置は、物体上の部分領域毎に算出された統計量に基づいて、物体全体の材質や形状に適した三次元計測を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、制御装置において、前記算出部は、前記撮像画像に撮像された前記物体を示す領域を複数の領域に分割し、分割された前記領域毎に前記統計量を算出し、前記選択部は、算出された分割された前記領域毎の前記統計量に基づいて前記領域毎に前記一の第1パターンを選択する、構成が用いられてもよい。
この構成により、制御装置は、解像度の異なる複数の第1パターンがそれぞれ投影された物体が撮像された複数の撮像画像に撮像された物体を示す領域を複数の領域に分割し、分割された領域毎に統計量を算出し、算出された分割された領域毎の統計量に基づいて領域毎に一の第1パターンを選択する。これにより、制御装置は、物体上の部分領域毎の材質や形状に適した三次元計測を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、制御装置において、前記選択部は、前記統計量が所定値以上の前記第1パターンから所定の条件を満たす前記第1パターンを前記一の第1パターンとして選択する、構成が用いられてもよい。
この構成により、制御装置は、統計量が所定値以上の第1パターンから所定の条件を満たす第1パターンを一の第1パターンとして選択する。これにより、制御装置は、統計量が所定値以上の第1パターンから選択された所定の条件を満たす第1パターンに基づいて物体の材質や形状に適した三次元計測を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、制御装置において、前記所定の条件は、前記第1パターン毎の前記統計量が所定値以上の前記第1パターンのうち、最も小さな解像度の前記第1パターンである、構成が用いられてもよい。
この構成により、制御装置は、第1パターン毎の統計量が所定値以上の第1パターンのうち、最も小さな解像度の第1パターンを一第1パターンとして選択する。これにより、制御装置は、高い解像度で三次元計測を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、制御装置において、前記第1パターンは、第1色と、前記第1色と異なる第2色に基づいて構成された格子パターンであり、前記算出部は、前記統計量として前記第1色と前記第2色の分布に係る分散を算出する、構成が用いられてもよい。
この構成により、制御装置は、解像度の異なる複数の格子パターンを物体に投影し、複数の格子パターンから一格子パターンを選択し、選択した一格子パターンの解像度に基づく第2パターンを物体に投影する。これにより、制御装置は、格子パターンに基づいた物体の材質や形状に適した第2パターンによって三次元計測を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、制御装置において、前記第1色と前記第2色は、いずれか一方が白色であり、他方が黒色である、構成が用いられてもよい。
この構成により、制御装置は、解像度の異なる複数の白色と黒色の格子パターンを物体に投影し、複数の格子パターンから一格子パターンを選択し、選択した一格子パターンの解像度に基づく第2パターンを物体に投影する。これにより、制御装置は、白色と黒色の格子パターンに基づいた物体の材質や形状に適した第2パターンによって三次元計測を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、制御装置において、前記第2パターンは、前記第1パターンのうちの1つ、又は前記第1パターンと異なるパターンのうちの1つである、構成が用いられてもよい。
この構成により、制御装置は、解像度の異なる複数の第1パターンを物体に投影し、複数の第1パターンから一第1パターンを選択し、選択した一第1パターンの解像度に基づく第1パターンのうちの1つ、又は第1パターンと異なるパターンのうちの1つを第2パターンとして物体に投影する。これにより、制御装置は、選択した一第1パターンの解像度に基づく第1パターンのうちの1つ、又は第1パターンと異なるパターンのうちの1つに基づいた三次元計測を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、第1パターンを物体に投影する投影部と、複数の前記第1パターンから一の第1パターンを選択する選択部と、を含み、前記投影部は、解像度の異なる複数の前記第1パターンを前記物体に投影した後、選択した前記一の第1パターンの解像度を有する第2パターンを前記物体に投影する、ロボットである。
この構成により、ロボットは、解像度の異なる複数の第1パターンを物体に投影し、複数の第1パターンから一の第1パターンを選択し、選択した一第1パターンの解像度を有する第2パターンを物体に投影する。これにより、ロボットは、計測対象の材質や形状に適した三次元計測を行うことができ、その結果、高い精度で作業を行うことができる。
また、本発明の他の態様は、解像度の異なる複数の第1パターンを物体に投影し、複数の前記第1パターンから一の第1パターンを選択し、選択した前記一の第1パターンの解像度を有する第2パターンを前記物体に投影する、制御方法である。
この構成により、制御方法は、解像度の異なる複数の第1パターンを物体に投影し、複数の第1パターンから一の第1パターンを選択し、選択した一の第1パターンの解像度を有する第2パターンを物体に投影する。これにより、制御方法は、計測対象の材質や形状に適した三次元計測を行うことができる。
以上により、制御装置、ロボット、及び制御方法は、解像度の異なる複数の第1パターンを物体に投影し、複数の第1パターンから一の第1パターンを選択し、選択した一の第1パターンの解像度を有する第2パターンを物体に投影する。これにより、制御装置、ロボット、及び制御方法は、計測対象の材質や形状に適した三次元計測を行うことができる。
本実施形態に係る制御システム1の一例を示す構成図である。 それぞれ異なるドットサイズのランダムドットパターン画像が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像された複数の撮像画像を例示する図である。 制御装置30がパターン画像選択処理において計測対象Wに投写する格子パターン画像の一例を示す図である。 白地に黒水玉のドットパターン画像の一例である。 白地に複数の黒色の線が直交することで表されるドットパターン画像の一例である。 白地に複数の黒色の波線が交わることで表されるドットパターン画像の一例である。 制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。 制御装置30の機能構成の一例を示す図である。 制御装置30によるパターン画像選択処理の流れの一例を示すフローチャートである。 白色撮像画像WPの一例を示す図である。 黒色撮像画像BPの一例を示す図である。 格子パターン撮像画像LPの一例を示す図である。 材質が不透明な段ボール紙製の計測対象Wに対してドットサイズが10ピクセルの格子パターン画像を投写した場合の格子パターン撮像画像とその正規化された輝度値に基づく分散を表すヒストグラムの一例を示す図である。 材質が半透明なアクリルの計測対象Wに対してドットサイズが2ピクセルの格子パターン画像を投写した場合の格子パターン撮像画像とその正規化された輝度値に基づく分散を表すヒストグラムの一例を示す図である。 材質が半透明なアクリルの計測対象Wに対してドットサイズが1ピクセルの格子パターン画像を投写した場合の格子パターン撮像画像とその正規化された輝度値に基づく分散を表すヒストグラムの一例を示す図である。 ランダムドットパターン画像DPの一例を示す図である。 ドットサイズが10ピクセルのランダムドットパターン画像DP10の一例と、ランダムドットパターン画像DP10が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像された計測用画像RP10の一例の一部を示す図である。 ドットサイズが4ピクセルのランダムドットパターン画像DP4の一例と、ランダムドットパターン画像DP4が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像された計測用画像RP4の一例の一部を示す図である。 ドットサイズが1ピクセルのランダムドットパターン画像DP1の一例と、ランダムドットパターン画像DP1が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像された計測用画像RP1の一例の一部を示す図である。 光源からの光が物体表面で反射し、その反射光がカメラの投影面(すなわち、撮像素子)に投影される状況の一例を示す図である。 光源からの光が物体内部で反射される状況の一例を示す図である。 実施形態の変形例1に係る制御装置30によるパターン画像選択処理の流れの一例を示すフローチャートである。 格子パターン撮像画像上の計測対象Wの領域を複数の領域に分割することで設定されるウィンドウの一例を示す図である。 実施形態の変形例2に係る制御装置30によるパターン画像選択処理の流れの一例を示すフローチャートである。 第2分散を表すヒストグラムの一例を示す図である。
<実施形態>
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る制御システム1の一例を示す構成図である。制御システム1は、撮像部10と、投写部20と、制御装置30を具備する。また、撮像部10は、第1撮像部11と、第2撮像部12を備え、ステレオ撮像を行う。なお、撮像部10は、3台以上の撮像部を備える構成であってもよい。以下では、説明の便宜上、第1撮像部11と第2撮像部12を区別する必要が無い場合、まとめて撮像部10と称して説明する。また、以下では、第1撮像部11と第2撮像部12をまとめて撮像部10と称した場合、第1撮像部11と第2撮像部12は、同じ処理を行うとして説明する。以下で説明する実施形態に係る技術は、一般的な画像処理用途に利用することができる。一般的な画像処理用途とは、例えば、ビンピッキングや作業台等の周囲環境の認識、作業対象物の検査等のことである。
制御システム1は、テーブル等の台上に設置された計測対象Wに対して投写部20からパターン画像を投写し、パターン画像が投写された計測対象Wを撮像部10により撮像する。そして、制御システム1は、第1撮像部11により撮像された第1撮像画像と、第2撮像部12により撮像された第2撮像画像とに基づいて、例えば、ステレオブロックマッチング法等を用いて計測対象Wの三次元計測を行う。また、制御システム1は、前記の三次元計測に基づく種々の処理を行う。三次元計測に基づく種々の処理とは、例えば、三次元点群を生成する処理等であるが、これに代えて、他の何らかの処理を行ってもよい。以下では、説明の便宜上、制御システム1が計測対象Wの三次元計測を行い、当該三次元計測に基づく三次元点群の生成を行うとして説明する。また、以下では、第1撮像画像と第2撮像画像を区別する必要が無い場合、まとめて撮像画像と称して説明する。区別する必要が無い場合とは、第1撮像画像と第2撮像画像の両方に同じ処理が行われる場合である。
計測対象Wは、制御システム1により三次元計測が行われる物体であって前記のパターン画像を投写可能な物体である。計測対象Wの材質は、不透明な材質(例えば、光を透過しない金属や紙等)であってもよく、半透明な材質(光の一部を透過するアクリルやプラスチック等)であってもよい。また、計測対象Wの形状は、特に何らかの形状に限定されることはないが、表面形状に特徴がない場合、制御システム1によって行われる処理によって得られる効果が最も顕著に表れる。計測対象Wは、物体の一例である。
本実施形態において、計測対象Wは、アクリル製のコネクターであって立方体形状の半透明なコネクターであるとして説明するが、前述したように計測対象Wの材質や形状はこれ限られず、他の何らかの材質や形状であってもよい。なお、計測対象Wは、投写部20からのパターン画像の光をほとんど透過してしまい、計測対象Wからのパターン画像の反射光を撮像画像から検出することが不可能な物体ではないことが好ましい。
ここで、上述のパターン画像とは、2値画像であり、例えば、ランダムドットパターン画像であるが、これに限られず、バーコードのようなパターン画像等の2値によって表されるパターン画像であってステレオブロックマッチング法等によって計測対象Wの三次元計測を行うための特徴点を提供することが可能なパターン画像であれば如何なるパターン画像であってもよい。以下では、説明の便宜上、パターン画像をランダムドットパターン画像であるとして説明する。
ランダムドットパターン画像とは、第1色と、第1色とは異なる第2色による2値画像であってドットと呼ばれる最小単位の正方形又は長方形がランダムに配置されることによって描かれた画像である。一般的には、第1色と第2色のうちいずれか一方が白色であり、他方が黒色であることが多いが、第1色と第2色はこれらの色に限られない。なお、ドットの大きさは、そのドットを描くために用いるピクセルの数によって表され、以下では、ドットサイズと称して説明する。なお、前述した通り、ドットは、正方形であってもよく、長方形であってもよい。ランダムドットパターン画像は、第2画像の一例である。
また、ドットサイズが異なる画像とは、すなわち、解像度が異なる画像の一例である。解像度とは、画像における画素の密度を示す数値である。この解像度が小さいと、画像に描かれた模様を構成する最小単位の大きさ(サイズ)が大きくなり、模様の輪郭が粗くなる。また、解像度が大きいと、画像に描かれた模様を構成する最小単位の大きさが小さくなり、模様の輪郭が細かくなる。すなわち、ドットによって構成されるパターン画像は、解像度が小さくなるとドットサイズが大きくなり、解像度が大きくなるとドットサイズが小さくなる。
ランダムドットパターン画像を計測対象Wに投写した場合、撮像画像に撮像されるランダムドットパターン画像には、計測対象Wの材質や形状に応じた滲みが生じる。ここで、前記の滲みとは、白色のドットと黒色のドットにより構成されたランダムドットパターン画像の場合であれば、白色のドットと黒色のドットの境界線が認識できないことを示す。この滲みの原因は、計測対象Wの材質や形状によって撮像部10の撮像素子に反射光が入射する際に生じる収差である。従って、この滲みの度合いは、計測対象Wの材質や形状毎に異なる。前記の三次元計測は、計測対象Wの材質や形状毎にそれぞれ適したドットサイズのランダムドットパターン画像を用いることで、この滲みの度合いを小さくすることができ、その結果、三次元計測の精度を高くすることができる。
ここで、図2を参照して、計測対象Wの材質に適したドットサイズのランダムドットパターン画像について説明する。図2は、それぞれ異なるドットサイズのランダムドットパターン画像が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像された複数の撮像画像を例示する図である。図2(A)に示した撮像画像には、半透明なアクリル製の計測対象Wであってドットサイズが1ピクセルのランダムドットパターン画像が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像されている。
また、図2(B)に示した撮像画像には、半透明なアクリル製の計測対象Wであってドットサイズが4ピクセルのランダムドットパターン画像が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像されている。また、図2(C)に示した撮像画像には、半透明なアクリル製の計測対象Wであってドットサイズが10ピクセルのランダムドットパターン画像が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像されている。
図2(A)から図2(C)における白枠WRは、計測対象Wの輪郭を示す。そして、白枠WR内の黒色の領域は、投写されたランダムドットパターン画像に基づいて三次元計測に基づく三次元点群を生成した結果、三次元点群の生成が成功した領域を示す。図2(A)に示したように、ドットサイズが1ピクセルの場合、白枠WR内の多くの領域で三次元点群の生成に失敗している。
図2(C)に示したドットサイズが10ピクセルの場合、図2(A)と同様に、多くの領域で三次元点群の生成に失敗している。一方で、図2(B)に示したように、ドットサイズが4ピクセルの場合、多くの領域で三次元点群の生成に成功している。図2(A)から図2(C)を比較することで、図2(A)から図2(C)に示した撮像画像中の計測対象Wに対しては、ドットサイズが4ピクセルのランダムドットパターン画像によって三次元計測を行うことが好適であることが分かる。
一方、図2(D)に示した撮像画像には、不透明な段ボール紙製の計測対象Wであってドットサイズが1ピクセルのランダムドットパターン画像が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像されている。また、図2(E)に示した撮像画像には、不透明な段ボール紙製の計測対象Wであってドットサイズが4ピクセルのランダムドットパターン画像が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像されている。また、図2(F)に示した撮像画像には、不透明な段ボール紙製の計測対象Wであってドットサイズが10ピクセルのランダムドットパターン画像が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像されている。
図2(D)から図2(F)に示したように、計測対象Wの材質が不透明な段ボール紙である場合、いずれのドットサイズでも領域WR内のほとんどの領域において三次元点群の生成に成功していることが分かる。すなわち、計測対象Wの材質が不透明な段ボール紙である場合、ランダムドットパターン画像のドットサイズを変えても大きく三次元計測の精度が変化することはない。ただし、図2(F)に示したように、ドットサイズが10ピクセルの場合、白枠WR内の一部の領域で三次元点群の生成に失敗しているため、ドットサイズが10ピクセルより小さい方が計測対象Wに対する三次元計測に好適であることが分かる。
ここで、不透明な段ボール紙製の計測対象Wと、半透明なアクリル製の計測対象Wとでは、材質も形状(この一例では、表面形状であるが、立体形状も含む)も異なる。図2で示したように、制御システム1は、計測対象Wの材質や形状に適したランダムドットパターン画像を用いることで、高い精度で計測対象Wの三次元計測を行うことが可能となる。
本実施形態の制御システム1は、計測対象Wの三次元計測を行う前に、計測対象Wの形状や材質に適したドットサイズのランダムドットパターン画像を選択するパターン画像選択処理を行う。これにより、制御システム1は、計測対象Wの材質や形状に適した三次元計測を行うことができる。より具体的には、制御システム1は、このパターン画像選択処理によって選択されたランダムドットパターン画像を計測対象Wに投写することで、計測対象Wの三次元計測に基づく三次元点群の生成を行う。
第1撮像部11は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を備えたカメラである。第1撮像部11は、ケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)等の規格によって行われる。なお、第1撮像部11と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続される構成であってもよい。第1撮像部11は、計測対象Wが含まれる範囲を撮像可能な位置に設置されている。第1撮像部11は、計測対象Wが含まれる範囲の静止画像を第1撮像画像として撮像してもよく、前記の範囲の動画像を第1撮像画像として撮像してもよい。
第2撮像部12は、例えば、集光された光を電気信号に変換する撮像素子であるCCDやCMOS等を備えたカメラである。第2撮像部12は、ケーブルによって制御装置30と通信可能に接続されている。ケーブルを介した有線通信は、例えば、イーサネット(登録商標)やUSB等の規格によって行われる。なお、第2撮像部12と制御装置30とは、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により行われる無線通信によって接続される構成であってもよい。第2撮像部12は、計測対象Wが含まれる範囲を撮像可能な位置に設置されている。第2撮像部12は、計測対象Wが含まれる範囲の静止画像を第2撮像画像として撮像してもよく、前記の範囲の動画像を第2撮像画像として撮像してもよい。
この一例において、第1撮像部11と第2撮像部12は、一体となった撮像部10として計測対象Wが含まれる範囲をそれぞれが撮像する構成としたが、これに代えて、別体としてそれぞれ異なる位置に設置され、それぞれ異なる位置から計測対象Wが含まれる範囲を撮像する構成であってもよい。また、以下では、第1撮像部11と第2撮像部12は、予めキャリブレーションがされているものとし、互いの相対的な位置及び姿勢が既知のものとして説明する。なお、第1撮像部11と第2撮像部12は、互いの死角(オクルージョン)を補完することができる。
投写部20は、例えば、反射型液晶パネルや透過型液晶パネル、DMD(Digital Mirror Device)等が用いられたプロジェクターであり、制御装置30から取得した各種の投写画像を投写する。投写部20は、計測対象Wを含む範囲に前記の投写画像を投写可能な位置に設置されている。図1において、投写部20は、撮像部10と一体として構成されているが、これに代えて、撮像部10とは別体として、撮像部10と異なる位置に設置されていてもよい。なお、以下では、投写部20は、撮像部10と予めキャリブレーションがされているものとし、互いの相対的な位置及び姿勢が既知のものとして説明する。投写部20は、投影部の一例である。
制御装置30は、予め記憶された画像であって、ドットサイズがそれぞれ異なる複数の格子パターン画像をそれぞれ計測対象Wに投写するように投写部20を制御する。格子パターン画像とは、ドットが交互に格子状に配置されたパターン画像である。ここで、図3を参照して、制御装置30がパターン画像選択処理において計測対象Wに投写する格子パターン画像について説明する。
図3は、制御装置30がパターン画像選択処理において計測対象Wに投写する格子パターン画像の一例を示す図である。図3に示した格子パターン画像Lは、ドットサイズが10ピクセルのものである。制御装置30は、パターン画像選択処理において、ドットサイズが異なる格子パターン画像のそれぞれを計測対象Wに投写する。格子パターン画像は、第1パターンの一例である。また、ドットサイズがそれぞれ異なる複数の格子パターン画像は、解像度の異なる複数の第1パターンの一例である。
なお、図4に示したように、制御装置30がパターン画像選択処理において用いる画像は、格子パターン画像に代えて、例えば、白地に黒水玉(又は黒地に白水玉)のドットパターン画像等であってもよい。図4は、白地に黒水玉のドットパターン画像の一例である。また、図5に示したように、制御装置30がパターン画像選択処理において用いる画像は、格子パターン画像に代えて、例えば、白地に複数の黒色の線が直交することで表されるドットパターン画像等であってもよい。図5は、白地に複数の黒色の線が直交することで表されるドットパターン画像の一例である。
また、図6に示したように、制御装置30がパターン画像選択処理において用いる画像は、格子パターン画像に代えて、例えば、白地に複数の黒色の波線が交わることで表されるドットパターン画像等であってもよい。図6は、白地に複数の黒色の波線が交わることで表されるドットパターン画像の一例である。図6における黒色の波線であって進行方向が同じ波線は、互いに位相が異なる波線となっている。
図3から図6にそれぞれ示した画像に共通する特徴は、白色の領域と黒色の領域が全体的に均一(例えば、1対1の割合等)に分布していることである。これは、パターン画像選択処理において用いられるパターン画像は、白色の領域と黒色の領域が全体的に均一であることが好ましいからであるが、これに限られず、不均一にそれらの領域が分布する画像であってもよい。なお、本実施形態において、制御装置30がパターン画像選択処理において用いる格子パターン画像は、白色と黒色の2値画像であるとして説明してきたが、これに代えて、第1色(白色と黒色以外)と、第1色とは異なる第2色(白色と黒色以外)によって描かれた2値画像であってもよい。なお、本実施形態において、白色とは、255階調の色階調が0の色を示すが、0に近い色であってもよい。また、本実施形態において、黒色とは、255階調の色階調が255の色を示すが、255に近い色であってもよい。
制御装置30は、格子パターン画像が投写された計測対象Wを撮像部10により撮像させる。そして、制御装置30は、撮像部10により撮像された撮像画像に基づいて、パターン画像選択処理を行い、計測対象Wに適したドットサイズのランダムドットパターン画像を選択する。制御装置30は、選択された画像であって計測対象Wに適したドットサイズのランダムドットパターン画像を計測対象Wに投写するように投写部20を制御する。制御装置30は、ランダムドットパターン画像が投写された計測対象Wを撮像部10により撮像させ、撮像された撮像画像に基づいて三次元計測を行うことで三次元点群を生成する。
次に、図7を参照して、制御装置30のハードウェア構成について説明する。図7は、制御装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。制御装置30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)31と、記憶部32と、入力受付部33と、通信部34を備え、通信部34を介して第1撮像部11、第2撮像部12、投写部20と通信を行う。これらの構成要素は、バスBusを介して相互に通信可能に接続されている。CPU31は、記憶部32に格納された各種プログラムを実行する。
記憶部32は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、ROM(Read−Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを含み、制御装置30が処理する各種情報や画像、プログラムを格納する。なお、記憶部32は、制御装置30に内蔵されるものに代えて、USB等のデジタル入出力ポート等によって接続された外付け型の記憶装置でもよい。
入力受付部33は、例えば、キーボードやマウス、タッチパッド、その他の入力装置である。なお、入力受付部33は、表示部として機能してもよく、さらに、タッチパネルとして構成されてもよい。
通信部34は、例えば、USB等のデジタル入出力ポートやイーサネットポート等を含んで構成される。
次に、図8を参照することで、制御装置30の機能構成について説明する。図8は、制御装置30の機能構成の一例を示す図である。制御装置30は、記憶部32と、入力受付部33と、画像取得部35と、制御部36を備える。制御部36が備える機能部のうち一部又は全部は、例えば、CPU31が、記憶部32に記憶された各種プログラムを実行することで実現される。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア機能部であってもよい。
画像取得部35は、第1撮像部11により撮像された第1撮像画像を取得する。また、画像取得部35は、第2撮像部12により撮像された第2撮像画像を取得する。画像取得部35は、取得された第1撮像画像と第2撮像画像を対応付けて記憶部32に記憶させる。この時、画像取得部35は、撮像画像が撮像された際に投写されていた格子パターン画像のドットサイズを撮像画像に対応付けて記憶部32に記憶させる。以下では、説明の便宜上、ドットサイズが対応付けられた撮像画像を、撮像画像セットと称して説明する。
制御部36は、投写制御部41と、撮像制御部42と、算出部43と、判定部45と、選択部47と、三次元計測部49を備える。制御部36は、入力受付部33によりユーザーから計測開始の操作を受け付けると、パターン画像選択処理を各機能部に行わせる。そして、制御部36は、計測対象Wの材質や形状に適したランダムドットパターン画像が選択された後、計測対象Wの三次元計測に基づく三次元点群の生成を各機能部に行わせる。
投写制御部41は、記憶部32により記憶されている複数の格子パターン画像(それぞれドットサイズが異なる画像)を順に1つずつ選択し、選択された格子パターン画像を投写部20に出力して投写させる。また、投写制御部41は、選択部47により選択されたドットサイズのランダムドットパターン画像を計測対象Wに投写するように投写部20を制御する。また、投写制御部41は、白色画像を計測対象Wに投写するように投写部20を制御する。白色画像とは、すべての画素が白色の画像である。また、投写制御部41は、黒色画像を計測対象Wに投写するように投写部20を制御する。黒色画像とは、すべての画素が黒色の画像である。
撮像制御部42は、計測対象Wが含まれる範囲を撮像するように撮像部10を制御する。
算出部43は、記憶部32から撮像画像セットを読み込む。算出部43は、読み込まれた撮像画像セットを順に1つずつ選択し、選択された撮像画像セットに係る撮像画像毎に、撮像画像上の格子パターン画像の白色と黒色(換言すると、輝度値)の分布に係る統計量を算出する。以下では、一例として、この統計量を輝度値の分布の分散であるとするが、これに代えて、輝度値が明るいクラスと輝度値が暗いクラスの間のクラス間分散であってもよく、他の何らかの統計量であってもよい。また、以下では、撮像画像セットに係る撮像画像を格子パターン撮像画像と称して説明する。な
判定部45は、ドットサイズ毎の格子パターン撮像画像に対して算出部43により算出された輝度値の分布の分散が所定値以上であるか否かを判定する。そして、判定部45は、前記の分散が所定値以上であると判定した格子パターン撮像画像を記憶部32から読み込む。なお、判定部45は、第1撮像画像と第2撮像画像の両方において前記の分散が所定値以上であると判定した格子パターン撮像画像について前記の判定に係る処理を行う構成であるとするが、これに代えて、第1撮像画像と第2撮像画像のうちいずれか一方に対して行う構成であってもよい。
選択部47は、判定部45により読み込まれた格子パターン撮像画像のうち所定の条件を満たす格子パターン撮像画像を抽出する。所定の条件とは、例えば、対応付けられたドットサイズが最も小さい格子パターン撮像画像を抽出すること等であるが、これに代えて、対応付けられたドットサイズに基づく何らかの処理によって抽出することであってもよい。
以下では、所定の条件は、対応付けられたドットサイズが最も小さい格子パターン撮像画像を抽出することであるとして説明する。選択部47は、抽出された格子パターン撮像画像に対応付けられたドットサイズを選択する。そして、選択部47は、選択されたドットサイズのランダムドットパターン画像を記憶部32から読み込む(換言すると、計測対象Wの材質や形状に適したドットサイズのランダムドットパターン画像を選択する)。
三次元計測部49は、選択部47により記憶部32から読み込まれたランダムドットパターン画像を計測対象Wに投写するように投写制御部41を制御する。そして、三次元計測部49は、前記のランダムドットパターン画像が投写された計測対象Wが含まれる範囲を撮像するように撮像制御部42を制御する。以下では、三次元計測部49が撮像制御部42を制御することで撮像された撮像画像を計測用画像と称して説明する。三次元計測部49は、画像取得部35から記憶部32に記憶された計測用画像を、記憶部32から読み込む。そして、三次元計測部49は、読み込まれた計測用画像に基づいて、例えば、ステレオブロックマッチング法等に基づいて計測対象Wの三次元点群を生成する。
以下、図9を参照して、制御装置30によるパターン画像選択処理について説明する。図9は、制御装置30によるパターン画像選択処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、投写制御部41は、白色画像を計測対象Wに投写するように投写部20を制御する(ステップS40)。次に、撮像制御部42は、図10に示したような白色画像が計測対象Wに投写された撮像画像(以下、白色撮像画像と称する)を撮像するように撮像部10を制御する(ステップS50)。ここで、図10は、白色撮像画像WPの一例を示す図である。
次に、画像取得部35は、撮像部10から白色撮像画像を取得し、取得された白色撮像画像を記憶部32に記憶させる(ステップS60)。次に、投写制御部41は、黒色画像を計測対象Wに投写するように投写部20を制御する(ステップS70)。次に、撮像制御部42は、図11に示したような黒色画像が計測対象Wに投写された撮像画像(以下、黒色撮像画像と称する)を撮像するように撮像部10を制御する(ステップS80)。ここで、図11は、黒色撮像画像BPの一例を示す図である。次に、画像取得部35は、撮像部10から黒色撮像画像を取得し、取得された黒色撮像画像を記憶部32に記憶させる(ステップS90)。
次に、投写制御部41は、記憶部32に記憶されたドットサイズがそれぞれ異なる複数の格子パターン画像を読み込み、読み込まれた格子パターン画像を順(例えば、ドットサイズ大きい順や小さい順、ランダムな順等)に1つずつ選択し、選択された格子パターン画像毎にステップS110からステップS130の処理を繰り返し行う(ステップS100)。ステップS100で格子パターン画像のうちの1つが選択されると、投写制御部41は、選択された格子パターン画像を計測対象Wに投写するように投写部20を制御する(ステップS110)。
次に、撮像制御部42は、格子パターン撮像画像(図12に示したような撮像画像であってステップS110で格子パターン画像が計測対象Wに投写された)を撮像するように撮像部10を制御する(ステップS120)。ここで、図12は、格子パターン撮像画像LPの一例を示す図である。次に、画像取得部35は、撮像部10から格子パターン撮像画像を取得する。そして、画像取得部35は、取得された格子パターン撮像画像を、ステップS110で投写された格子パターン画像のドットサイズと対応付けて撮像画像セットとして記憶部32に記憶させる(ステップS130)。
ステップS100からステップS130において、すべての格子パターン画像について撮像画像セットが記憶部32に記憶された後、算出部43は、白色撮像画像と黒色撮像画像を記憶部32から読み込む。そして、算出部43は、画像取得部35により記憶部32に記憶された撮像画像セットを読み込み、読み込まれた撮像画像セットを順(例えば、ドットサイズ大きい順や小さい順、ランダムな順等)に1つずつ選択し、選択された撮像画像セットに対してステップS150の処理を繰り返し行う(ステップS140)。ステップS140で撮像画像セットが選択された後、算出部43は、選択された撮像画像セットに係る格子パターン撮像画像上の計測対象Wの領域内における白色と黒色の分布の分散を算出する(ステップS150)。
ここで、図13から図15を参照して算出部43による分散の算出処理について説明する。算出部43は、格子パターン撮像画像上の計測対象Wの領域を、パターンマッチングやエッジ検出等を用いて検出する。そして、算出部43は、撮像画像に撮像された計測対象Wの領域内の画素を1つずつ選択し、選択された画素毎に輝度値を検出する。
ここで、説明の便宜上、選択された画素を示す撮像画像上の座標値を(i,j)によって表し、その座標値における輝度値をI(i,j)と表す。なお、iは、x座標値を示し、jは、y座標値を示す。そして、算出部43は、選択された画素を示す座標値(i,j)と同じ座標値によって示される白色撮像画像の画素における輝度値I_0(i,j)を検出する。また、算出部43は、選択された画素を示す座標値(i,j)と同じ座標値によって示される黒色撮像画像の画素における輝度値I_255(i,j)を検出する。
算出部43は、検出された3つの輝度値I(i,j)、I_0(i,j)、I_255(i,j)に基づいて、以下の式(1)から正規化された輝度値I_N(i,j)を算出する。
I_N(i,j)=(I(i,j)−I_0(i,j))/(I_255(i,j)−I_0(i,j)) ・・・(1)
上記の式(1)は、計測対象Wに対して白色撮像画像における輝度値と、格子パターン撮像画像における輝度値との差分を、白色撮像画像における輝度値と黒色撮像画像における輝度値との差分によって正規化した値を正規化された輝度値として定義する式である。
算出部43は、格子パターン撮像画像上の計測対象Wの領域内におけるすべての画素について正規化された輝度値を算出する。そして、算出部43は、算出された正規化された輝度値に基づいて、正規化された輝度値の分散を算出する。この時、正規化された輝度値の分散は、計測対象Wの材質や形状と、格子パターン画像のドットサイズとによって、それぞれ異なる値となる。例えば、計測対象Wの材質や形状と、格子パターン画像のドットサイズとが異なる場合、正規化された輝度値の分散を表すヒストグラムは、図13から図15に示したようなヒストグラムによって表される。
図13は、材質が不透明な段ボール紙製の計測対象Wに対してドットサイズが10ピクセルの格子パターン画像を投写した場合の格子パターン撮像画像とその正規化された輝度値に基づく分散を表すヒストグラムの一例を示す図である。図13(A)には、材質が不透明な段ボール紙製の計測対象Wに対してドットサイズが10ピクセルの格子パターン画像が投写された場合の格子パターン撮像画像の一例を示す。図13(B)には、図13(A)に示した格子パターン撮像画像に係る正規化された輝度値に基づく分散を表すヒストグラムの一例を示す。
図13(A)に示した例の場合、正規化された輝度値に基づく分散を表すヒストグラムは、図13(B)に示したように、2つのピークを有するヒストグラムとなる。ヒストグラムが2つのピークを有する理由は、計測対象Wの材質が不透明な段ボール紙であるため、計測対象Wに投写された格子パターン画像の格子パターン撮像画像上における滲みの度合いが小さく、格子パターン撮像画像の白色と黒色の境界における輝度値の変化が急峻になっているためである。計測対象Wに投写された格子パターン画像の格子パターン撮像画像上における滲みが大きな場合、白色と黒色の境界における輝度値の変化は、緩慢になる。そのため、ヒストグラムのピークは、2つのピークが重なり合ってしまうことで1つのピークとなる(2つのピークを弁別することができなくなる)。なお、図13に示した例の場合、算出部43により算出された分散の値V(10)は、1.5×10−1となる。
図14は、材質が半透明なアクリルの計測対象Wに対してドットサイズが2ピクセルの格子パターン画像を投写した場合の格子パターン撮像画像とその正規化された輝度値に基づく分散を表すヒストグラムの一例を示す図である。図14(A)には、材質が半透明なアクリルの計測対象Wに対してドットサイズが2ピクセルの格子パターン画像が投写された場合の格子パターン撮像画像の一例を示す。図14(B)には、図14(A)に示した格子パターン撮像画像に係る正規化された輝度値に基づく分散を表すヒストグラムの一例を示す。
図14に示した例の場合、正規化された輝度値に基づく分散を表すヒストグラムは、図14(B)に示したように1つのピークを有するヒストグラムとなる。また、図14に示した例の場合、算出部43により算出された分散の値V(2)は、1.5×10−4となり、図13に示した例の場合と比較して、前記の滲みの度合いが大きくなり、分散の値が小さくなっていることが分かる。
図15は、材質が半透明なアクリルの計測対象Wに対してドットサイズが1ピクセルの格子パターン画像を投写した場合の格子パターン撮像画像とその正規化された輝度値に基づく分散を表すヒストグラムの一例を示す図である。図15(A)には、材質が半透明なアクリルの計測対象Wに対してドットサイズが1ピクセルの格子パターン画像が投写された場合の格子パターン撮像画像の一例を示す。図15(B)には、図15(A)に示した格子パターン撮像画像に係る正規化された輝度値に基づく分散を表すヒストグラムの一例を示す。
図15に示した例の場合、正規化された輝度値に基づく分散を表すヒストグラムは、図14(B)に示した例と同様に1つのピークを有するヒストグラムとなる。また、図15に示した例の場合、算出部43により算出された分散の値V(1)は、1.2×10−4となり、図14に示した例の場合と比較して、更に前記の滲みの度合いが大きくなり、分散の値が小さくなっていることが分かる。図13から図15を比較することで、正規化された輝度値に基づく分散の値は、格子パターン撮像画像上における計測対象W上の格子パターン画像の滲みの度合いが大きければ大きいほど、小さくなる傾向があることが分かる。
算出部43がすべての格子パターン撮像画像について前記の分散を算出した後、判定部45は、格子パターン撮像画像毎に分散が所定値以上であるか否かを判定する。そして、判定部45は、前記の分散が所定値以上であると判定された格子パターン撮像画像を抽出する(ステップS160)。次に、選択部47は、ステップS160で判定部45により抽出された格子パターン撮像画像から上述した所定の条件を満たす格子パターン撮像画像(すなわち、最もドットサイズが小さな格子パターン撮像画像)を抽出する。そして、選択部47は、抽出された格子パターン撮像画像に対応付けられたドットサイズを選択する(ステップS170)。
次に、三次元計測部49は、ステップS160で選択部47により選択されたドットサイズのランダムドットパターン画像を記憶部32から読み込む。そして、三次元計測部49は、読み込まれたランダムドットパターン画像に基づいて、計測対象Wの三次元計測を行い、計測対象Wの三次元点群を生成する(ステップS180)。
より具体的には、投写制御部41は、三次元計測部49により読み込まれたランダムドットパターン画像を計測対象Wに投写するように投写部20を制御する。そして、撮像制御部42は、前記のランダムドットパターン画像が投写された計測対象Wが撮像された計測用画像を撮像するように撮像部10を制御する。画像取得部35は、撮像部10から計測用画像を取得する。三次元計測部49は、画像取得部35から計測用画像を取得し、取得された計測用画像に基づいてステレオブロックマッチング法等によって計測対象Wの三次元点群を生成する。
ここで、図16を参照して、ランダムドットパターン画像について説明する。図16は、ランダムドットパターン画像DPの一例を示す図である。図16に示したように、ランダムドットパターン画像は、例えば、乱数を用いて白色のドットと黒色のドットとがランダムに配置されたパターン画像である。三次元計測に基づく三次元点群の生成は、このランダムに配置されたドットのパターンが計測対象Wに投写された時の滲みの度合いによって精度が変化し、前述したように滲みの度合いが小さければ小さいほど、高い精度で行うことができる。
ランダムドットパターン画像が計測対象Wに投写された際のドットの滲みについて図17から図19を比較することで説明する。図17は、ドットサイズが10ピクセルのランダムドットパターン画像DP10の一例と、ランダムドットパターン画像DP10が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像された計測用画像RP10の一例の一部を示す図である。図18は、ドットサイズが4ピクセルのランダムドットパターン画像DP4の一例と、ランダムドットパターン画像DP4が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像された計測用画像RP4の一例の一部を示す図である。図19は、ドットサイズが1ピクセルのランダムドットパターン画像DP1の一例と、ランダムドットパターン画像DP1が投写された計測対象Wを含む範囲が撮像された計測用画像RP1の一例の一部を示す図である。
図17(B)から図19(B)を比較すると、図17(B)と図18(B)にそれぞれ示した計測用画像中のドットは、滲みながらも白色と黒色の境界が肉眼でも検出できるが、図19(B)に示した計測用画像中のドットは、白色と黒色の境界を肉眼で検出することが困難である。ステレオブロックマッチング法のように、パターンマッチングに基づく三次元計測を行う場合、計測対象W上の特徴点(この一例では、白色と黒色のドットの境界)の検出が容易であればあるほど三次元計測の精度が高くなる。すなわち、図19(B)のように白色と黒色の境界を検出すること肉眼ですでに困難な場合、三次元計測の精度は、著しく低下してしまう。
図1から図15において説明したように、制御システム1は、撮像部10により撮像された格子パターン撮像画像に基づいて、計測対象Wの材質や形状に適したドットサイズのランダムドットパターン画像を選択する。これにより、制御システム1は、短時間で容易に計測対象Wの材質や形状に適したランダムドットパターン画像に基づいて高い精度の三次元計測を行うことができる。なお、制御システム1は、例えば、ロボットシステムに具備されてもよい。その場合、ロボットシステム(又はロボット)は、制御システム1によって生成された計測対象Wの三次元点群に基づいて、ビジュアルサーボによって計測対象Wに所定の作業を行うようにロボットを制御する。
ここで、図20及び図21を参照して、計測対象Wの材質や形状によってドットの滲みの度合いが異なる理由について説明する。図20は、光源からの光が物体表面で反射し、その反射光がカメラの投影面(すなわち、撮像素子)に投影される状況の一例を示す図である。また、図21は、光源からの光が物体内部で反射される状況の一例を示す図である。カメラの投影面の1画素に相当する範囲に到達する前記の反射光が物体表面の1点から到達する場合、カメラの投影面に投影される像は、滲まない(すなわち、ボケない)。しかし、カメラの投影面の1画素に相当する範囲には、通常、物体表面の複数点でそれぞれ反射された反射光が到達する。この場合、カメラの投影面に投影される像は、複数点からの反射光の影響で滲んでしまう。従って、ドットの滲みの度合いは、物体表面の凹凸(すなわち形状)によって変化する。
また、物体に投写された光は、必ず物体表面で反射するわけではない。図21に示したように、物体に投写された光のうちの一部は、物体の内部に透過し、物体の内部の色素粒子等によって物体の内部で反射される。このように、物体に投写された光の反射光は、物体の内部で反射される光の成分によって拡散されていまい、カメラの投影面に投影される際に滲み(ボケ)を生じさせる。
従って、三次元計測の精度を上げるためには、計測対象Wの材質や形状に適したドットサイズのランダムドットパターン画像を選択する必要がある。制御システム1は、計測対象Wの材質や形状に適したドットサイズのランダムドットパターン画像を選択するため、高精度の三次元計測を容易に実現することができ、その結果、三次元計測を用いて行う各種の処理の精度を向上させることができる。
<実施形態の変形例1>
以下、本発明の実施形態の変形例1について、図面を参照して説明する。実施形態の変形例1に係る制御システム1は、格子パターン撮像画像上の計測対象Wの領域内におけるすべての画素について正規化された輝度値を算出し、算出された輝度値に基づいて前記の領域内における輝度値の分散を算出する構成に代えて、格子パターン撮像画像上の計測対象Wの領域を複数の領域(以下、ウィンドウと称する)に分割し、分割されたウィンドウ毎に前記の輝度値の分散を算出し、算出された分散に基づいてウィンドウ毎に適したドットサイズのランダムドットパターン画像を選択する。
以下、図22を参照して、実施形態の変形例1に係る制御装置30によるパターン画像選択処理について説明する。図22は、実施形態の変形例1に係る制御装置30によるパターン画像選択処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、ステップS40からステップS130までの処理は、図9に示した実施形態に係る制御装置30と同様な処理であるため、同じ符号を付して説明を省略する。
ステップS100からステップS130において、すべての格子パターン画像について撮像画像セットが記憶部32に記憶された後、算出部43は、白色撮像画像と黒色撮像画像を記憶部32から読み込む。そして、算出部43は、画像取得部35により記憶部32に記憶された撮像画像セットを読み込み、読み込まれた撮像画像セットを順に1つずつ選択し、選択された撮像画像セットに係る格子パターン撮像画像に対してステップS210からステップS240までの処理を繰り返し行う(ステップS200)。
ステップS200で撮像画像セットが選択された後、算出部43は、選択された撮像画像セットに係る格子パターン画像上の計測対象Wの領域を、パターンマッチングやエッジ検出等を用いて検出する。そして、算出部43は、格子パターン撮像画像上の計測対象Wの領域を複数の領域(以下、ウィンドウと称する)に分割し、分割されたウィンドウ毎にステップS220の処理を繰り返し行う(ステップS210)。
ここで、図23を参照して、格子パターン撮像画像上の計測対象Wの領域を複数の領域に分割することで設定されるウィンドウについて説明する。図23は、格子パターン撮像画像上の計測対象Wの領域を複数の領域に分割することで設定されるウィンドウの一例を示す図である。図23に示したように、算出部43は、格子パターン撮像画像LPの計測対象Wの領域WRを複数の領域に分割し、分割された領域をウィンドウSWとして設定する。
なお、算出部43は、例えば、すべての格子パターン撮像画像において、計測対象Wの領域WRを同じように分割し、ウィンドウのそれぞれを識別するウィンドウIDを対応付ける。このようにすることで、制御部36は、異なるドットサイズが対応付けられた格子パターン撮像画像において、ウィンドウIDに基づいて計測対象Wの領域内の同じ位置に設定されたウィンドウ同士を比較することができる。
ステップS210でウィンドウが選択された後、算出部43は、選択されたウィンドウ内のすべての画素について、上記の式(1)に基づいて正規化された輝度値を算出する。そして、算出部43は、算出された正規化された輝度値に基づいて、ウィンドウ内における正規化された輝度値の分散を算出する(ステップS220)。なお、複数のウィンドウの領域は、互いに重なっていてもよく、重なりが無くてもよい。本実施形態においては、隣接するウィンドウ同士は、隣接する方向(例えば、x軸方向とy軸方向のそれぞれ)に1ピクセルずつずれて重なっているものとして説明する。
次に、判定部45と選択部47は、ステップS200で算出部43がすべての格子パターン撮像画像に対して設定したウィンドウであってウィンドウIDによって識別されるウィンドウを1つずつ選択し、選択されたウィンドウ毎にステップS240からステップS260までの処理を繰り返し行う(ステップS230)。次に、判定部45は、記憶部32からすべての画像セットを読み込み、読み込まれた画像セットを1つずつ選択し、選択された画像セットに係る格子パターン撮像画像内のウィンドウであってステップS230で選択されたウィンドウ毎に、ステップS250の処理を繰り返し行う(ステップS240)。
判定部45は、ステップS240で選択された画像セットに係る格子パターン撮像画像内のウィンドウであってステップS230で選択されたウィンドウ内の正規化された輝度値の分散が所定値以上か否かを判定する。そして、判定部45は、前記の分散が所定値以上であると判定した格子パターン撮像画像を抽出する(ステップS250)。
次に、ステップS230で選択されたウィンドウに関して、選択部47は、ステップS250で抽出された格子パターン撮像画像(前記の分散が所定値以上であると判定された格子パターン撮像画像)のうち、格子パターン撮像画像に対応付けられたドットサイズが最も小さな格子パターン撮像画像を抽出する。そして、選択部47は、抽出された格子パターン撮像画像に対応付けられたドットサイズを選択し、選択されたドットサイズのランダムドットパターン画像を示す情報を、ステップS230で選択されたウィンドウを示すウィンドウIDに対応付ける(ステップS260)。
すべてのウィンドウにステップS260で選択されたドットサイズのランダムドットパターン画像を示す情報が対応付けられた後、三次元計測部49は、ウィンドウ毎に対応付けられたランダムドットパターン画像を計測対象Wに投写するように投写制御部41により投写部20を制御させる。そして、三次元計測部49は、前記のランダムドットパターン画像が投写された計測対象Wを含む範囲を撮像するように撮像制御部42により撮像部10を制御させる。三次元計測部49は、撮像部10により撮像された撮像画像に基づいて、計測対象Wの三次元計測を行い、計測対象Wの三次元点群を生成する。
<実施形態の変形例2>
以下、本発明の実施形態の変形例2について、図面を参照して説明する。実施形態の変形例2に係る制御システム1の制御部36は、図22に示したフローチャートにおけるステップS250の処理において、ステップS240で選択された画像セットに係る格子パターン撮像画像におけるすべてのウィンドウ毎に算出された正規化された輝度値の分散の分布に係る分散を算出する。そして、判定部45は、前記の分散の分布に係る分散に基づいて、ランダムドットパターン画像のドットサイズを選択する。
以下、図24を参照して、実施形態の変形例2に係る制御装置30によるパターン画像選択処理について説明する。図24は、実施形態の変形例2に係る制御装置30によるパターン画像選択処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、ステップS40からステップS130までの処理とは、図9に示した実施形態の変形例1に係る制御装置30と同様な処理であるため、同じ符号を付して説明を省略する。また、ステップS200からステップS220までの処理は、図22に示した実施形態の変形例1に係る制御装置30と同様な処理であるため、同じ符号を付して説明を省略する。
ステップS220の繰り返し処理が終了した後、算出部43は、ステップS200で読み込まれた撮像画像セットを1つずつ選択し、選択された撮像画像セット毎にステップS310の処理を繰り返し行う(ステップS300)。算出部43は、ステップS300で選択された撮像画像セットに係る格子パターン撮像画像のウィンドウに係る正規化された輝度値の分散に基づいて、前記の分散の計測対象Wの領域内における分布の分散を第2分散として算出する(ステップS310)。
ここで、図25を参照して、前記の第2分散を算出する処理について説明する。図25は、第2分散を表すヒストグラムの一例を示す図である。図25に示したヒストグラムの横軸は、分散を表し、縦軸は、その分散の出現頻度を表す。つまり、図25に示したヒストグラムは、対象となる格子パターン撮像画像に関して、ウィンドウ毎の分散の値が出現する出現頻度を表している。算出部43は、図25に示したようなヒストグラムによって表される第2分散を算出する。
すべての撮像画像セットに関して、格子パターン撮像画像毎の第2分散が算出された後、判定部45は、格子パターン撮像画像が所定の条件を満たすか否かを判定し、判定の結果に基づいて所定の第2条件を満たす格子パターン撮像画像を抽出する(ステップS320)。所定の第2条件とは、例えば、格子パターン撮像画像の第2分散を表すヒストグラム(例えば、図25に示したヒストグラム)のうち、ウィンドウの全体に対する、所定の閾値(例えば、図25中の閾値SH)未満の分散のウィンドウの割合が所定の割合以下であること等である。所定の割合とは、例えば、20%であるが、これに代えて、20%未満であってもよく、20%を超える値であってもよい。
次に、選択部47は、ステップS320で判定部45により抽出された格子パターン撮像画像のうち、対応付けられたドットサイズが最も小さな格子パターン撮像画像を抽出する。そして、選択部47は、抽出された格子パターン撮像画像に対応付けられたドットサイズを選択する(ステップS330)。
次に、三次元計測部49は、ステップS330で選択部47により選択されたドットサイズのランダムドットパターン画像を記憶部32から読み込む。そして、三次元計測部49は、読み込まれたランダムドットパターン画像に基づいて、計測対象Wの三次元計測を行い、計測対象Wの三次元点群を生成する(ステップS340)。
なお、上記で説明した実施形態において、制御システム1は、第1計測対象と第2計測対象が第1撮像画像及び第2撮像画像に撮像される場合(つまり、計測対象が2つある場合)、撮像画像上の第1計測対象の領域には第1計測対象の材質や形状に適したランダムドットパターン画像を選択し、撮像画像上の第2計測対象の領域には第2計測対象の材質や形状に適したランダムドットパターン画像を選択し、第1計測対象と第2計測対象の両方に対して同時に三次元計測を行うことができる構成であってもよい。
また、制御システム1は、計測対象Wに対する第1撮像部11及び第2撮像部12の撮像角度(光軸の角度)を変化させ、撮像角度毎の格子パターン撮像画像を撮像し、撮像された撮像角度毎の格子パターン撮像画像に基づいて計測対象Wの材質や形状に適したランダムドットパターン画像を選択する構成であってもよい。この場合、制御システム1は、第1撮像部11及び第2撮像部12の撮像角度を変化させる部材を備えているものとする。これにより、制御システム1は、最も分散が大きくなり、最もドットサイズが小さくなる撮像角度を選択することができ、それによってさらに三次元計測の精度を高くすることができる。
また、制御システム1は、第1撮像部11及び第2撮像部12の撮像可能な範囲内において同じ位置に配置された計測対象Wであって材質や形状が同じ複数の計測対象Wの三次元計測を繰り返し行う場合、最初にパターン画像選択処理によって選択されたランダムドットパターン画像を三次元計測に繰り返し用いる構成であってもよく、計測対象Wを変える毎にパターン画像選択処理を行う構成であってもよい。
また、制御システム1は、選択されたドットサイズのランダムドットパターン画像に基づく三次元計測を行う構成に代えて、選択されたドットサイズの格子パターン画像に基づく三次元計測を行う構成であってもよい。
以上説明したように、実施形態に係る制御システム1は、ドットサイズの異なる複数の格子パターン画像を計測対象Wに投写し、複数の格子パターン画像から一の格子パターン画像を選択し、選択した一の格子パターン画像のドットサイズを有するランダムドットパターン画像を計測対象Wに投写する。これにより、制御システム1は、計測対象Wの材質や形状に適した三次元計測を行うことができる。
また、制御システム1は、ドットサイズの異なる複数の格子パターン画像がそれぞれ投写された計測対象Wが撮像された複数の格子パターン撮像画像に基づいて、格子パターン画像毎の統計量を算出し、算出された格子パターン画像毎の統計量に基づいて一の格子パターン画像を選択する。これにより、制御システム1は、格子パターン画像毎の統計量に基づいて選択された一の格子パターン画像のドットサイズに基づいて、計測対象Wの材質や形状に適した第2パターンを選択し、第2パターンに基づいて計測対象の三次元計測を行うことができる。
また、制御システム1は、ドットサイズの異なる複数の格子パターン画像がそれぞれ投写された計測対象Wが撮像された複数の格子パターン撮像画像に撮像された計測対象Wを示す領域全体について統計量を算出する。これにより、制御システム1は、計測対象W全体の材質や形状に適した三次元計測を行うことができる。
また、制御システム1は、ドットサイズの異なる複数の格子パターン画像がそれぞれ投写された計測対象Wが撮像された複数の格子パターン撮像画像に撮像された計測対象Wを示す領域を複数の領域に分割し、分割された領域毎に統計量を算出し、算出された統計量であって分割された領域毎の統計量を、格子パターン画像毎の統計量として一の格子パターン画像を選択する。これにより、制御システム1は、計測対象W上の部分領域毎に算出された統計量に基づいて、計測対象W全体の材質や形状に適した三次元計測を行うことができる。
また、制御システム1は、ドットサイズの異なる複数の格子パターン画像がそれぞれ投写された計測対象Wが撮像された複数の格子パターン撮像画像に撮像された計測対象Wを示す領域を複数の領域に分割し、分割された領域毎に統計量を算出し、算出された分割された領域毎の統計量に基づいて領域毎に一の格子パターン画像を選択する。これにより、制御システム1は、計測対象W上の部分領域毎の材質や形状に適した三次元計測を行うことができる。
また、制御システム1は、統計量が所定値以上の格子パターン画像から所定の条件を満たす格子パターン画像を一の格子パターン画像として選択する。これにより、制御システム1は、統計量が所定値以上の格子パターン画像から選択された所定の条件を満たす格子パターン画像に基づいて計測対象Wの材質や形状に適した三次元計測を行うことができる。
また、制御システム1は、格子パターン画像毎の統計量が所定値以上の格子パターン画像のうち、最も小さなドットサイズの格子パターン画像を一の格子パターン画像として選択する。これにより、制御システム1は、高い解像度で三次元計測を行うことができる。
また、制御システム1は、ドットサイズの異なる複数の白色と黒色の格子パターン画像を計測対象Wに投写し、複数の格子パターン画像から一の格子パターン画像を選択し、選択した一の格子パターン画像のドットサイズを有するランダムドットパターン画像を計測対象Wに投写する。これにより、制御システム1は、白色と黒色の格子パターン画像に基づいた計測対象Wの材質や形状に適したランダムドットパターン画像によって三次元計測を行うことができる。
また、制御システム1は、ドットサイズの異なる複数の格子パターン画像を計測対象Wに投写し、複数の格子パターン画像から一の格子パターン画像を選択し、選択した一の格子パターン画像のドットサイズの格子パターン画像、又は選択した一の格子パターン画像のドットサイズのランダムドットパターン画像を計測対象Wに投写する。これにより、制御システム1は、選択した一の格子パターン画像のドットサイズの格子パターン画像、又は選択した一の格子パターン画像のドットサイズのランダムドットパターン画像に基づいた三次元計測を行うことができる。
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない限り、変更、置換、削除等されてもよい。
また、以上に説明した装置(例えば、制御システム1の制御装置30)における任意の構成部の機能を実現するためのプログラムを、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピューターシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OS(Operating System)や周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、CD(Compact Disk)−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリー(RAM:Random Access Memory)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピューターシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピューターシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上記のプログラムは、前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1 制御システム、10 撮像部、11 第1撮像部、12 第2撮像部、20 投写部、30 制御装置、31 CPU、32 記憶部、33 入力受付部、34 通信部、35 画像取得部、36 制御部、41 投写制御部、42 撮像制御部、43 算出部、45 判定部、47 選択部、49 三次元計測部

Claims (12)

  1. 第1パターンを物体に投影する投影部と、
    複数の前記第1パターンから一の第1パターンを選択する選択部と、を含み、
    前記投影部は、
    解像度の異なる複数の前記第1パターンを前記物体に投影した後、選択した前記一の第1パターンの解像度を有する第2パターンを前記物体に投影する、
    制御装置。
  2. 請求項1に記載の制御装置であって、
    前記解像度の異なる複数の前記第1パターンがそれぞれ投影された前記物体が撮像された複数の撮像画像に基づいて、前記第1パターン毎の統計量を算出する算出部を備え、
    前記選択部は、算出された前記第1パターン毎の前記統計量に基づいて前記一の第1パターンを選択する、
    制御装置。
  3. 請求項2に記載の制御装置であって、
    前記算出部は、前記撮像画像に撮像された前記物体を示す領域全体について前記統計量を算出する、
    制御装置。
  4. 請求項2に記載の制御装置であって、
    前記算出部は、前記撮像画像に撮像された前記物体を示す領域を複数の領域に分割し、分割された前記領域毎に前記統計量を算出し、
    前記選択部は、算出された前記統計量であって分割された前記領域毎の前記統計量を、前記第1パターン毎の前記統計量として前記一の第1パターンを選択する、
    制御装置。
  5. 請求項2に記載の制御装置であって、
    前記算出部は、前記撮像画像に撮像された前記物体を示す領域を複数の領域に分割し、分割された前記領域毎に前記統計量を算出し、
    前記選択部は、算出された分割された前記領域毎の前記統計量に基づいて前記領域毎に前記一の第1パターンを選択する、
    制御装置。
  6. 請求項3から5のうちいずれか一項に記載の制御装置であって、
    前記選択部は、前記統計量が所定値以上の前記第1パターンから所定の条件を満たす前記第1パターンを前記一の第1パターンとして選択する、
    制御装置。
  7. 請求項6に記載の制御装置であって、
    前記所定の条件は、前記第1パターン毎の前記統計量が所定値以上の前記第1パターンのうち、最も小さな解像度の前記第1パターンである、
    制御装置。
  8. 請求項2から7のうちいずれか一項に記載の制御装置であって、
    前記第1パターンは、第1色と、前記第1色と異なる第2色に基づいて構成された格子パターンであり、
    前記算出部は、前記統計量として前記第1色と前記第2色の分布に係る分散を算出する、
    制御装置。
  9. 請求項8に記載の制御装置であって、
    前記第1色と前記第2色は、いずれか一方が白色であり、他方が黒色である、
    制御装置。
  10. 請求項9に記載の制御装置であって、
    前記第2パターンは、前記第1パターンのうちの1つ、又は前記第1パターンと異なるパターンのうちの1つである、
    制御装置。
  11. 第1パターンを物体に投影する投影部と、
    複数の前記第1パターンから一の第1パターンを選択する選択部と、を含み、
    前記投影部は、
    解像度の異なる複数の前記第1パターンを前記物体に投影した後、選択した前記一の第1パターンの解像度を有する第2パターンを前記物体に投影する、
    ロボット。
  12. 解像度の異なる複数の第1パターンを物体に投影し、
    複数の前記第1パターンから一の第1パターンを選択し、
    選択した前記一の第1パターンの解像度を有する第2パターンを前記物体に投影する、
    制御方法。
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