JP2015221668A - 食品保存容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄性に優れ、容器シール部材の着脱が容易な食品保存容器を提供する。【解決手段】食品保存容器は、食品を収納する容器本体2と、容器本体2に着脱自在な蓋本体11と、容器本体2を蓋本体11により止水する止水構造50とを備える。蓋本体11に係脱可能なリング状部材41を有し、蓋本体11の内壁面15Nとリング状部材41の外壁面42Gにパッキン40が当接するから、使用時には、容器本体2にリング状部材41を係合して取り付け、蓋本体11の内壁面15Nとリング状部材41の外壁面42Gにパッキン40を配置することができる。一方、容器本体2からリング状部材41を取り外し、容器本体2とリング状部材41に分解することにより、凹溝状の溝を無くすことができ、洗浄が容易な構造とすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、食品を収納する容器本体と、前記容器本体に着脱自在な蓋本体とを備え、前記容器本体を前記蓋本体により止水する食品保存容器に関する。
従来、容器の上方開口を覆う容器蓋体を備え、前記容器蓋体の外周部分に環状の溝部を設け、この溝部に容器シール部材を取り付けた食品保存容器が知られている(例えば特許文献1)。
特開平9−140433号公報
上記特許文献1では、容器シール部材を係合するための容器蓋係合部が凹形状の溝部となり、汚れが溜まり易く、洗浄性に乏しかった。
また、洗浄時に狭い溝部から容器シール部材を取り外さなければならないため、容器シール部材の取り外し作業が容易ではなかった。
解決しようとする問題点は、洗浄性に優れ、容器シール部材の着脱が容易な食品保存容器を提供する点である。
請求項1の発明は、食品を収納する容器本体と、前記容器本体に着脱自在な蓋本体とを備え、前記容器本体を前記蓋本体により止水する食品保存容器において、前記蓋本体内に係脱可能なリング状部材を有し、前記蓋本体の内面と前記リング状部材の外壁面に容器シール部材が当接することを特徴とする。
請求項2の発明は、前記蓋本体の内壁面,前記リング状部材の前記外壁面,前記蓋本体の下面,前記リング状部材の上面のいずれか3つの面により、前記容器シール部材を装着する凹溝部を形成することを特徴とする。
請求項3の発明は、前記蓋本体と前記リング状部材が2箇所以上の係合部により係合すると共に、前記リング状部材が弾性を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、前記容器シール部材の断面形状が中空形状となっていることを特徴とする。
請求項5の発明は、前記容器シール部材が舌状の舌片部を有することを特徴とする。
請求項6の発明は、前記容器シール部材の断面形状がコ字状となっていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、使用時には、容器本体にリング状部材を係合し、前記蓋本体の内面と前記リング状部材の外壁面に容器シール部材を配置する。一方、容器本体からリング状部材を取り外し、容器本体とリング状部材に分解することにより、凹溝状の溝を無くすことができ、洗浄が容易な構造とすることができる。
請求項2の発明によれば、いずれか3つの面により凹溝部を形成し、この凹溝部に容器シール部材を装着することができる。
請求項3の発明によれば、リング状部材の弾性により、蓋本体にリング状部材を係脱することができる。
請求項4の発明によれば、中空形状により容器シール部材が弾性変形してシール性を高めることができる。
請求項5の発明によれば、舌片部によりシール性を高めることができる。
請求項6の発明によれば、コ字形状により容器シール部材が弾性変形してシール性を高めることができる。
本発明の実施例1を示す蓋本体とリング状部材と容器シール部材を分解した状態の斜視図である。 同上、凹溝部周りの断面図である。 同上、斜視図である。 同上、ヒンジ部材を外した状態の斜視図である。 同上、長側面部側から見た側面図である。 同上、平面図である。 同上、底面図である。 同上、短側面部側から見た側面図である。 同上、図8のA−A線断面図である。 同上、図5のB−B線断面図である。 同上、ヒンジ部材の斜視図である。 本発明の実施例2を示す凹溝部周りの断面図である。 同上、斜視図である。 同上、長側面部側から見た側面図である。 同上、短側面部側から見た側面図である。 同上、図15のA−A線断面図である。 同上、図9のB−B線断面図である。 本発明の実施例3を示す凹溝部周りの断面図である。 同上、断面図である。
本発明における好適な実施例について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施例は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1〜図11は実施例1を示しており、食品保存容器1の食材(図示せず)を収容する容器本体2は、上部開口3を有する有底な箱型をなし、底面部4の四方に長さ方向の長側面部5,5と幅方向の短側面部6,6とを有し、前記上部開口3の周囲に外鍔部7を設けている。
尚、以下、長側面部5,5が食品保存容器1の左右に位置し、短側面部6,6が食品保存容器1の前後に位置するとして説明する。また、長側面部5は短側面部6より長いが、一方の側面部である長側面部5と他方の側面部である短側面部6とを同一長さにしてもよい。
また、食品保存容器1は、後述する容器シール部材たるパッキンを除いて、例えばステンレス鋼等の鋼、アルミニウムなど金属、或いは合成樹脂により形成され、この例では容器本体2,後述する蓋本体及びヒンジ部材は合成樹脂からなる。
食品保存容器1は、前記容器本体2の上部開口3を閉蓋する蓋本体11を備える。この蓋本体11は、その上部中央に平面略長孔状をなす平坦な上面部12が設けられると共に、この上面部12の周囲に平坦な下面部13が設けられている。また、それら上面部12と下面部13との間には上下方向の段部14が設けられ、上面部12は下面部13より一段高い位置にある。さらに、前記下面部13の周囲には外縁部15が垂設されており、この外縁部15の外周面15Mの平面形状は前記外鍔部7の外周面7Mの平面形状とほぼ同一である。
前記食品保存容器1の左右には、その前後方向中央に、平面において内側に凹んだ凹部8,8がそれぞれ形成されている。具体的には、左右両側の前記長側面部5,5の長さ方向中央には、それぞれ平面形状において内側に凹んだ凹部5H,5Hが形成されている。この凹部5Hに対応して、外鍔部7及び外縁部15に凹部7H,15Hが形成され、それら凹部5H,7H,15Hの長さ方向両側には、これらに対して外側に突出した突部5T,5T,7T,7T,15T,15Tが形成され、これら突部5T,5T,7T,7T,15T,15Tは凸状の湾曲面に形成されている。また、凹部5H,7H,15Hの内側底部には直線状をなす直線部5S,7S,15Sが設けられている。尚、突部7T,15Tが容器本体2の最外部,蓋本体11の最外部である。そして、前記凹部5H,7Hが容器本体2の中央部の凹みである。
また、前記短側面部6と、この短側面部6に対応する外鍔部7及び外縁部15は、前記突部5T,5T,7T,7T,15T,15Tより曲率の大きな凸状の湾曲面に形成され、さらに、食品保存容器1の四隅の角部において、湾曲面の突部5T,7T,15Tと、短側面部6,この短側面部6に対応する外鍔部7及び外縁部15とを、曲面により連続するように形成している。
図4に示すように、前記蓋本体11には、その段部14の左右中央に、ヒンジ部材21を連結するための凹所20,20がそれぞれ形成されている。この凹所20は、前記段部14が中央側に凹んだ前後方向の底面部14Tと、この底面部14Tの両側に設けた左右方向の側面部14S,14Sとを備え、それら底面部14Tと側面部14S,14Sの下端は前記下面部13に連続して形成されている。また、凹所20の長さは前記凹部8の長さとほぼ等しく、凹所20にヒンジ部材21の基端側が収納される。
前記ヒンジ部材21は、取付状態における前後方向においてほぼ同一幅を有し、基端側の上板部22と先端側の側板部23との間に屈曲部24を設けて略L型をなし、その屈曲部24の外面は湾曲面に形成され、それら上板部22と側板部23とのなす角度は90度以上、135度以下である。また、上板部22より側板部23が長く形成されている。
前記上板部22の基端の左右には、嵌合受け部たる筒部25,25を設け、これら筒部25,25が外嵌する嵌合部たる軸部26,26を前記凹所20の側面部14S,14Sに突設している。また、前記筒部25,25の一方には、該筒部25の側面の一部を切り欠いた切欠き部27が形成され、この切欠き部27の幅は、前記軸部26の直径より小さく、前記切欠き部27が拡大するように弾性変形することにより軸部26が通過可能な寸法を有する。また、ヒンジ部材21の係止状態で、前記切欠き部27は、上板部22に対して中央向き下向側に形成されている。
尚、筒部25の反開口側に位置する底部25Tは閉塞している。また、両側の筒部25,25は、その外周に連続する湾曲面28により連結され、この湾曲面28は、上板部22の外面よりわずかに外面側に位置する。
前記ヒンジ部材21の側板部23の内面には、この内面に対してほぼ直交した係止部31,31が前後に間隔を置いて突設され、これら係止部31,31が前記外縁部15の係止受け部32に係止する。この係止受け部32は外縁部15の先端側の下面15Kから下方に突設された突条により構成される。
ヒンジ部材21を蓋本体11に取り付けるには、切欠き部27のない一方の筒部25に軸部26を挿入した後、他方の軸部26の側面に切欠き部27を合わせて、他方の筒部25を軸部26側に押すと、切欠き部27が弾性変形して開き、切欠き部27を軸部26が通過して他方の筒部25に軸部26が嵌入し、これにより蓋本体11にヒンジ部材21が凹凸嵌合により回動可能に連結される。
そして、容器本体2に蓋本体11を被せ、ヒンジ部材21を下方に回動すると、係止部31が外縁部15に係止する。
尚、底面部4の下面には、突起状をなす複数の脚部35が設けられている。
次に、本発明の特徴構成について説明する。図1,図2,図9及び図10等に示すように、前記蓋本体11の内面側には合成樹脂製のリング状部材41が係脱自在に設けられている。このリング状部材41は、前記外縁部15の内壁面15Nと略一定間隔を置いて装着されるリング本体42と、このリング本体42を前記蓋本体11に係脱するリング側係合部43,43とを備える。
そして、前記蓋本体11にリング状部材41を装着することにより、この例では、外縁部15の内壁面15Nと、リング本体42と外壁面42Gと、これら内壁面15Nと外壁面42Gとの間に位置する蓋本体11の下面部13の下面13Kとの3つの面により、パッキン40を装着する凹溝部44が形成され、この凹溝部44は下部が開口する。尚、内壁面15Nと外壁面42Gは縦方向をなし、下面13Kは横方向をなす。そして、前記下面13Kと内壁面15Nが蓋本体11の内面である。
前記リング本体42は、前記内壁面15Nより略パッキン40の厚さ分だけ小さく形成されており、長さ方向の長辺部45,45と幅方向の短辺部46,46とを有する。そのリング本体42の左右には、その前後方向中央に、平面において内側に凹んだ凹部45H,45Hがそれぞれ形成されている。具体的には、左右両側の長辺部45,45の長さ方向中央には、それぞれ平面形状において内側に凹んだ凹部45H,45Hを形成し、それら凹部45H,45Hの長さ方向両側には、これらに対して外側に突出した突部45T,45Tが形成され、これら突部45T,45Tは凸状の湾曲面に形成されている。さらに、リング本体42の短辺部46は、前記突部45Tより大きな湾曲面に形成され、両側の突部45T,45Tを連結する。尚、長辺部45は凹部45Hにおいて略真っ直ぐに形成されている。
そして、リング本体42は、略長方形形状をなし、凹部45H,45Hの間隔が狭まるように弾性変形させ易く、これにより両側のリング側係合部43,43を蓋側係合部51,51の間に嵌め入れるようにして係合することができる。この場合、リング本体42は凹部45H,45Hを除いて他の部分は曲線状に形成されているから、無理なく弾性変形することができる。
前記リング側係合部43は、前記長辺部45の凹部45Hの上部に鍔片部47を内向きに突設し、この鍔片部47の上面は平坦に形成されており、その鍔片部47の内端の上部に、内側向きの係合爪部48を設けている。この係合爪部48は鍔片部47の前後方向の略全長に形成されている。また、リング本体42の凹部45Hの下縁には、突出部49が下方に突出されている。また、図2に示すように、係合爪部48の上面は凹状湾曲面に形成され、係合爪部48の上端外側には湾曲した案内面48Aが形成されている。
また、前記蓋本体11は、前記リング側係合部43が係脱する蓋側係合部51を備える。この蓋側係合部51は、前記凹所20の下面52の内端に係合突条53を内側に突設し、この前記係合突条53と前記凹所20の下面52とにより構成されている。
さらに、前記下面52の前後には、前記鍔片部47を前後から挟む位置決め突起54,54が設けられ、これら位置決め突起54,54により前記蓋側係合部51の位置決め手段を構成している。尚、前記凹所20の下面52は、前記下面部13の下面13Kと略面一である。
さらに、前記リング側係合部43と蓋側係合部51とにより、前記蓋本体11に前記リング状部材41を係合する係合部55を構成している。
前記パッキン40は環状の弾性体からなる。また、パッキン40は略帯状をなし、上下幅が一定で、前記凹溝部44の幅に対応した一定の厚さを有する。さらに、パッキン40の上下幅は、前記凹溝部44の深さより大きく、前記リング本体42の高さより小さい。尚、この例では、凹溝部44の深さは外壁面15Gの高さと等しい。したがって、凹溝部44にパッキン40を装着すると、パッキン40の幅方向下端部が凹溝部44から下方に突出した状態となる。
図2に示すように、パッキン40は中空であり、縦長の長方形形状の断面の中央に横方向の仕切り部40Aを有し、この仕切り部40Aの上下に中空部40B,40Bを有する。尚、図1においてパッキン40はリング本体42の外壁面42Gに沿わせた形状を図示しているが、力を加えない状態では円形となる。
そして、図2などに示すように、容器本体2の上部開口3に蓋本体11を被せると、前記リング本体42の下部が前記上部開口3内に内嵌され、パッキン40の下縁が前記外鍔部7の上面7Jに当接する。
次に、食品保存容器1の使用方法について説明する。容器本体2内に食品(図示せず)を収納し、上部開口3に蓋本体11を被せると、上部開口3にリング本体42の下部が嵌ると共に、外鍔部7の上面7Jにパッキン40が密着し、止水される。そして、使用者がヒンジ部材21の側板部23を押し下げることにより、係止部31が係止受け部32に係止する。これにより容器本体2に蓋本体11が固定される。
一方、凹部33に指を掛け、側板部23を上方に持ち上げるようにして係止部31の係止を解除し、容器本体2から蓋本体11を取り外すことができる。
その蓋本体11からパッキン40を取り外す場合、左右の突出部49,49を狭めるようにリング状部材41を弾性変形させると、蓋側係合部51と係合爪部48の係合が解除され、蓋本体11からリング状部材41を取り外すことでき、同時にパッキン40も取り外すことができる。
このようにして蓋本体11からリング状部材41を取り外すことにより、凹溝部44を構成する蓋本体11の下面13Kと外縁部15の内壁面15Nが開放され、簡便に洗浄することができ、また、リング状部材41も単独で洗浄することができる。
そして、洗浄が終了し、左右の係合爪部48,48を係合突条53,53に係止すると、外壁面42Gと、内壁面15Nと、これらの上部間を連結する下面13Kとにより、凹溝部44が形成され、この凹溝部44にパッキン40を装着することができる。
この場合、凹部45H,45Hの間隔が狭まるように弾性変形させて、係合爪部48,48を係合突条53,53に係止することができる。
或いは、先に一方の係合爪部48を係合突条53に係止した後、他方の係合爪部48を係合突条53に近付けるようにすると、係合爪部48の案内面48Aが係合突条53に当たり、その案内面48Aにより両側の係合爪部48,48の間隔が狭まり、他方の係合爪部48を係合突条53に係止することができる。
また、リング本体42の外壁面42Gにパッキン40を外装し、手で凹部45H,45Hと共に、この部分のパッキン40の間隔を狭まるようにした状態で、係合突条53,53に係合爪部48,48を係止してもよい。
このように本実施例では、請求項1に対応して、食品を収納する容器本体2と、容器本体2に着脱自在な蓋本体11とを備え、容器本体2を蓋本体11により止水する食品保存容器において、蓋本体11に係脱可能なリング状部材41を有し、蓋本体11の内壁面15Nとリング状部材41の外壁面42Gに容器シール部材たるパッキン40が当接するから、使用時には、容器本体2にリング状部材41を係合して取り付け、蓋本体11の内壁面15Nとリング状部材41の外壁面42Gにパッキン40を配置することができる。一方、容器本体2からリング状部材41を取り外し、容器本体2とリング状部材41に分解することにより、凹溝状の溝を無くすことができ、洗浄が容易な構造とすることができる。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、蓋本体11の内壁面15N,リング状部材41の外壁面42G,蓋本体11の下面13K,リング状部材41の上面のいずれか3つの面により、容器シール部材たるパッキン40を装着する凹溝部44を形成し、この例では、内壁面15N,外壁面42G及び下面13Kの3つの面により凹溝部44を形成し、この凹溝部44にパッキン40を装着することができる。
また、このように本実施例では、請求項3に対応して、蓋本体11とリング状部材41が2箇所以上の係合部55,55により係合すると共に、リング状部材41が弾性を有するから、リング状部材41の弾性により、蓋本体11にリング状部材41を係脱することができる。
また、このように本実施例では、請求項4に対応して、容器シール部材たるパッキン40の断面形状が中空形状となっているから、シール性を高めることができる。
また、実施例上の効果として、リング本体42は凹部45H,45Hを除いて他の部分は曲線状に形成されているから、凹部45H,45H間を狭める際に無理なく弾性変形することができる。さらに、前記リング側係合部43は、前記長辺部45の凹部45Hの上部に鍔片部47を内向きに突設し、係合状態で、鍔片部47の上面が蓋側係合部51の下面52に面接触するから、安定した取付状態が得られる。また、リング本体42の凹部45Hには、リング本体42の他の部分より下方に突出した突出部49が形成されているから、両側の突出部49,49を用いて係合解除作業を容易に行うことができる。さらに、蓋本体11に設けた位置決め突起54,54により前記蓋側係合部51の前後の位置決めを行うことができる。また、左右の係合部55,55は同一構成であるから、リング状部材41を左右いずれの向きにしても、蓋本体11に係合することができる。さらに、短辺部46,46より長い長辺部45,45にリング側係合部43,43を設けたから、リング側係合部43,43間を狭めるようにリング本体42が変形し易く、係合部55の係脱作業を容易に行うことができる。
図12〜図17において、本発明の実施例2を上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例は、前記止水構造50を構成するパッキン60及び凹溝部61の変形例を示している。前記パッキン60は中実であって、その断面は縦長の長方形形状であり、舌片状の舌片部62をパッキン60の外周面の上下方向中央側に突設している。尚、舌片部62の長さはパッキン60の高さの約2分の1以下、約3分の1以上が好ましい。
また、前記リング本体42の外壁面42Gの下部側に、横方向の下鍔部63を周設し、この下鍔部63の上面63Jにより凹溝部61の一部を構成している。
そして、蓋本体11にリング状部材41を係合して取り付けると、上面63Jと外壁面42Gと下面13Kにより、外周側が開口する前記凹溝部61が形成される。尚、下面13Kと上面63Jは略平行で横方向をなし、外壁面42Gは縦方向をなし、外壁面42Gは下面13Kと上面63Jに略直交している。
また、この例では、蓋本体11にはヒンジ部材21,軸部26及び外鍔部7が設けられていない。尚、蓋本体11の下面部13の平面形状は、前記容器本体2の上縁部2Fよりわずかに大きく形成されている。
そして、凹溝部61にパッキン60を内嵌して装着し、蓋本体11により容器本体2の上部開口3に被せ、図16及び図17に示すように、容器本体2の上縁部2Fに蓋本体11の下面13Kが当接し、同時に、舌片部62が容器本体2の内面に圧接し、止水状態が得られる。この場合、閉蓋状態において食品保存容器1の外側に伸縮性を有するバンド(図示せず)を巻いて蓋本体11を固定してもよい。尚、バンドは凹所20,20の位置に合わせることが好ましい。
このように本実施例では、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、請求項2に対応して、蓋本体11の内壁面15N,リング状部材41の外壁面42G,蓋本体11の下面13K,リング状部材41の上面63Jのいずれか3つの面により凹溝部61を形成し、この例では、外壁面42G,下面13K及び上面63Jの3つ面により凹溝部61を形成し、この凹溝部61にパッキン60を装着することができる。
さらに、このように本実施例では、請求項5に対応して、容器シール部材たるパッキン60の断面が舌状の舌片部62を有するから、シール性を高めることができる。
また、実施例上の効果として、外周側が開口する凹溝部61にパッキン60を装着し、蓋本体11の下部を容器本体2の上部開口3に内嵌すると、パッキン60が凹溝部61の縦方向の外壁面42Gと容器本体2の縦方向の内周面に圧接するから、確実な止水効果が得られると共に、パッキン60の弾性により容器本体2に蓋本体11を固定することができる。
図18〜図19において、本発明の実施例3を上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。この例では、前記止水構造50を構成するパッキン70の変形例を示している。このパッキン70は、上下に間隔を置いて配置した上横辺部71と下横辺部71Aの内側を縦辺部72により連結して断面略コ字型をなし、断面の外形線は直線により構成されている。また、パッキン70の断面形状は上下で対称をなす。
そして、前記凹溝部44内にパッキン70を装着すると、縦辺部72の内側面が外壁面42Gに圧接し、上横辺部71の上面が前記下面13Kに圧接し、縦辺部72の外側面が前記内壁面15Nに近接又は圧接する。
そして、容器本体2に蓋本体11を被せると、図18に示すように、下横辺部71Aの下面が外鍔部7の上面7Jに圧接し、容器本体2の上部開口3が止水される。この場合、リング本体42の外壁面42Gと、容器本体2の内周面との間に隙間が形成され、前記外壁面42Gは容器本体2の内周面には接触しない。尚、実施例では、前記外壁面42Gは、全周において容器本体2の内周面には接触しないが、部分的に接触するように構成してもよい。
また、前記容器本体2内には、複数の内容器81,81が着脱可能に収納され、これら内容器81,81は有底箱形で上部に開口部を有する。
このように本実施例では、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
また、このように本実施例では、請求項6に対応して、容器シール部材たるパッキン70の断面形状がコ字状となっているから、シール性を高めることができる。
また、実施例上の効果として、断面コ字状のパッキン70は、上下に間隔を置いて配置した上横辺部71と下横辺部71Aを有するから、パッキン70を蓋本体11の下面13Kと外鍔部7の上面7Jにより挟む付けることにより、パッキン70が弾性変形して確実な止水効果が得られる。
尚、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、容器本体,蓋本体及びリング状部材の形状は実施例に限定されず、各種の形状のものを用いることができる。また、係合部は3箇所以上でもよい。さらに、請求項1〜3においては、容器シール部材は各種形状のものを用いることができる。また、容器本体の上部開口は、円形,楕円形,長円形などでもよい。さらに、外壁面と内壁面は、縦方向であれば、垂直に限らず、斜めであってもよい。
1 食品保存容器
2 容器本体
11 蓋本体
13K 下面(内面)
15N 内壁面(内面)
40 パッキン(容器シール部材)
40B 中空部
41 リング状部材
42 リング本体
42G 外壁面
43 リング側係合部
44 凹溝部
51 蓋側係合部
55 係合部
60 パッキン(容器シール部材)
61 凹溝部
62 舌片部
63J 上面
70 パッキン(容器シール部材)

Claims (6)

  1. 食品を収納する容器本体と、前記容器本体に着脱自在な蓋本体とを備え、前記容器本体を前記蓋本体により止水する食品保存容器において、前記蓋本体内に係脱可能なリング状部材を有し、前記蓋本体の内面と前記リング状部材の外壁面に容器シール部材が当接することを特徴とする食品保存容器。
  2. 前記蓋本体の内壁面,前記リング状部材の前記外壁面,前記蓋本体の下面,前記リング状部材の上面のいずれか3つの面により、前記容器シール部材を装着する凹溝部を形成することを特徴とする請求項1記載の食品保存容器。
  3. 前記蓋本体と前記リング状部材が2箇所以上の係合部により係合すると共に、前記リング状部材が弾性を有することを特徴とする請求項1又は2記載の食品保存容器。
  4. 前記容器シール部材の断面形状が中空形状となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の食品保存容器。
  5. 前記容器シール部材が舌状の舌片部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の食品保存容器。
  6. 前記容器シール部材の断面形状がコ字状となっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の食品保存容器。
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