JP2015221094A - 超音波骨評価装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検体を挟む2個の振動子ユニット18,20を移動させる駆動機構の構造を簡易なものとする。【解決手段】超音波骨評価装置10は、被検体を挟む2個の振動子ユニット18,20の間の距離を測る距離計86を有する。2個の振動子ユニット18,20の間で超音波の送受を行い、ユニットが挟んだ被検体内を超音波が伝播する時間を得て、この伝播時間と距離計86により得られた距離とで被検体内の音速を求める。また、振動子ユニット18,20で被検体を挟む際に、振動子ユニット18,20の移動を距離計86により得られた距離に基づき制御する。距離計86を音速算出と、振動子ユニット18,20の移動の制御に兼用することにより、装置の構成が簡易となる。【選択図】図5

Description

本発明は、被検体に対して超音波を送受して被検体内の骨の状態を評価する超音波骨評価装置に関する。
被検体に対して超音波を送受して被検体内の骨組織中を伝播する超音波の音速や減衰の程度等を測定することにより骨組織の状態を評価する超音波骨評価装置が実用に供されている。この超音波骨評価装置は、例えば、互いに向き合って配置された対をなす超音波振動子を有する。これらの超音波振動子の間に評価対象となる骨を配置して、一方の超音波振動子から超音波を送信し、骨組織を通過した超音波を他方の超音波振動子で受信し、これらの送受信信号に基づき対象の骨組織の状態の評価を行う。
下記特許文献1には、送りねじ(88)を介して駆動モータにより一対の振動子アセンブリ(28,30)を駆動して生体(39)を挟み、振動子アセンブリにより超音波を送受して骨を評価する骨評価装置が示されている。振動子アセンブリは、生体に接触するカップリング部(34)を有する。このカップリング部には、液体が封入されている。振動子アセンブリを生体に接触させる際、接触により生体に加わる押圧力が所定値を超えたら、駆動モータからの伝達が遮断され、振動子アセンブリが停止する(段落0039参照)。なお、( )内は、特許文献1で用いられる符号であり、本願の実施の形態で用いられる符号と関連しない。
特開平9−206299号公報
それぞれ超音波振動子を備えた2個の振動子ユニットを移動させて被検体を挟む際、振動子ユニットが被検体を挟んだときに、振動子ユニットを移動させるための駆動機構を停止させる必要がある。振動子ユニットが被検体を挟んだことを把握するために、上記引用文献1では押圧力を利用しており、押圧力を測定するための構成が必要となる。しかし、振動子ユニットの駆動機構を制御するための物理量(例えば、押圧力)を測定する構成を設けることは、装置の大形化、またはコストの上昇を招くという問題がある。
本発明は、簡易な構成で振動子ユニットの駆動機構を制御することを目的とする。
本発明の超音波骨評価装置は、被検体内の音速測定の際に用いられる距離計を、振動子ユニットの駆動機構の制御にも用いる。骨評価においては、骨組織内の超音波の速度、つまり音速を評価のための物理量として用いている。音速は、超音波振動子間の距離と超音波の伝播時間から求めており、このため超音波骨評価装置には、超音波振動子間の距離を計測するための距離計が備えられている。この距離計を利用して、振動子ユニットの駆動の制御をする。例えば、2個の振動子ユニットが近づく方向に駆動されているとき、距離計により計測される距離の変化がなくなると、振動子ユニットが被検体に当接したと判断して、振動子ユニットの駆動を停止する。
距離計はレーザ距離計を用いることができる。レーザ距離計は、一方の振動子ユニットに対して固定されたレーザ光源および受光器と、他方の振動子ユニットに対して固定された反射鏡を有するものとできる。レーザ光源から照射されたレーザ光は、反射鏡に反射されて受光器へと向かう。例えば、レーザ光が往復に要した時間に基づき振動子ユニット間の距離を測定することができる。
各振動子ユニットは、被検体に接する硬質の接触ヘッドを有するものとできる。また、振動子ユニットを駆動するユニット駆動機構は、駆動源と、駆動源の駆動力を振動子ユニットに伝達する伝達機構とを含むものとでき、さらに伝達機構は、振動子ユニットが被検体に当接する際、伸びて衝撃を緩和する弾性部材を有するものとできる。
音速測定の際に用いられる距離計を、振動子ユニットを移動させるユニット駆動機構の制御に用いることで、超音波骨評価装置の構成を簡易なものとすることができる。
本実施形態の超音波骨評価装置の外観を示す斜視図である。 本実施形態の超音波骨評価装置の外観を示す斜視図である。 本実施形態の超音波骨評価装置の外観を示す斜視図である。 本実施形態の超音波骨評価装置と測定対象の足の関係を示す側面図である。 振動子ユニットを駆動するユニット駆動機構と制御系の構成を示す図である。 ユニット駆動機構の斜視図である。 振動子ユニットで足を挟んだときのユニット駆動機構の状態を示す図である。 測定に係る制御フローを示すチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面に従って説明する。本実施形態においては、超音波骨評価装置の一例として、足根を対象とした超音波骨評価装置を挙げて説明する。骨の評価は、例えば骨密度で行われる。骨密度は、骨を伝わる超音波の速度(音速)に関連しており、音速を測定することで骨の評価を行うことができる。
この明細書および特許請求の範囲において、向きを表す語句は、特段の断りがない限り、測定対象となる足根を含む足(図4に符号Fで示す。)の向きを基準として定める。つまり、足の裏を水平面に密着させて配置したとき、つま先の向きが「前」、その反対の向きが「後」であり、水平面に平行で前後の方向に直交する向きが「左」および「右」であり、前後方向と左右方向に直交する向きが「上」「下」である。
図1〜3は超音波骨評価装置10の斜視図であり、図4は側面図である。超音波骨評価装置10は、装置本体12と、装置本体12の上面の二つの隆起部14,16内に各々配置された一対の振動子ユニット18,20を含む。一対の振動子ユニット18,20を区別する必要があるときには、測定対象の足根の左側に位置する振動子ユニットを左振動子ユニット18、右側に位置する振動子ユニットを右振動子ユニット20と記す。振動子ユニット18,20は、超音波を送信および受信する超音波振動子と、測定対象の足根に接触する接触ヘッド22,24とを有する。接触ヘッド22,24も、これらを区別する必要があるときには、足根の左側に位置する接触ヘッドを左接触ヘッド22、右側に位置する接触ヘッドを右接触ヘッド24と記す。測定時において、2個の振動子ユニット18,20の間に足Fが置かれる。装置本体12の上面は、足Fが置かれる足置き面である。
振動子ユニット18,20は、装置本体12内に搭載されるユニット駆動機構26(図5,6参照)により左右方向に駆動され、対象の足Fの足根を左右から挟み、振動子ユニット18,20の先端に設けられた接触ヘッド22,24が足根に密着することができる。装置本体12内には、ユニット駆動機構26の他、超音波の送受を制御する制御部28(図5参照)、電源となる電池を搭載することができる。また、外部機器と接続するためのインタフェース、測定に係るデータを格納するためのメモリを搭載してもよい。装置本体12の前方には開口30が設けられ、この開口30を囲む部分のうち前方側の部分が取っ手32として機能する。この超音波骨評価装置10を運ぶときに、開口30に指を入れ、取っ手32を握って持つことができる。
装置本体12の上面であって、隆起部14,16の間の部分およびその前方の部分である平坦な部分に測定対象の足根が置かれる。装置本体12の上面には、3枚の調節板34A,34B,34Cが回動可能に装着されている。個々の調節板34A,34B,34Cを区別する必要がない場合には、簡単のために、調節板34と記して説明する。各調節板34は、左右方向に対し直交する断面において、L字形状であり、このL字の角の部分に踵を当てて足Fの位置が固定される。調節板34は、足根が置かれる位置と、その位置より前方の位置の間で回動可能である。3枚の調節板34A,34B,34Cが、足根が置かれる位置にある状態が図1および図2に示されている。また、図3には、3枚のうち2枚の調節板34A,34Bが足根が置かれる位置から回動して退避した位置にある状態が示されている。調節板34を重ねる枚数によって振動子ユニット18,20に対する足根の位置を調節することができる。これにより、体格の異なる被検者に対応することができる。この超音波骨評価装置10においては、被検者が子供であるなど体格が小さい場合、3枚の調節板34を用い、大人であるが体格が小さい場合(例えば、成人女性)では2枚を用い、体格の大きい大人(例えば、成人男性)では1枚を用いるようにしている。
図5は、振動子ユニット18,20を左右方向に駆動するユニット駆動機構26および超音波骨評価装置10の制御に係る構成の要部を示す図である。図6は、ユニット駆動機構26を示す斜視図である。なお、図6においては、ユニット駆動機構26を見やすくするため、振動子ユニット18,20が省略されている。ユニット駆動機構26は、駆動源としての駆動モータ36と、駆動モータ36の駆動力を振動子ユニット18に伝達する伝達機構38を有する。伝達機構38は、超音波骨評価装置10の左右方向に延びて配置された送りねじ40と、送りねじ40にねじ結合するナット部42,44と、ガイド46に沿ってスライドするスライダ48,50と、ナット部42,44とスライダ48,50を繋ぐ緩衝ばね52,54を含む。スライダ48,50には、振動子ユニット18,20が搭載されており、振動子ユニット18,20はスライダ48,50と一体となって移動する。ナット部42,44、スライダ48,50及び緩衝ばね52,54は、振動子ユニット18,20に対応してそれぞれ2個設けられており、2個を区別する必要があるときは、左右の振動子ユニット18,20と同様に、その名称の前に「左」「右」を付して説明する。以下の説明においても、左右の振動子ユニット18,20にそれぞれ対応して設けられている対をなす要素は、必要に応じて、左、右を用いて区別する。
駆動モータ36は、歯車対56を介して送りねじ40を回転駆動する。図示するように駆動モータ36と送りねじ40は歯車対56の同じ側に位置し、これにより装置の左右方向の寸法を短くすることができる。歯車対56の速度比は1対1とすることができる。また、駆動モータ36と送りねじ40を同一の軸線上に配置し、歯車対56を介さず直接駆動するようにもできる。また、送りねじ40の中央部分に歯車を設け、この歯車から駆動力を入力するようにしてもよい。駆動モータ36は、減速歯車を内蔵したギアドモータを用いることができる。また、駆動モータ36には減速歯車を設けず、歯車対56を減速歯車列としてもよい。
送りねじ40は、互いに反対向きのねじが切られた二つのねじ部58,60を有する。この超音波骨評価装置10においては、左振動子ユニット18に関連する左側ねじ部58は左ねじが切られ、右振動子ユニット20に関連する右側ねじ部60には右ねじが切られている。駆動モータ36を回転させると送りねじ40が回転し、これに伴ってナット部42,44が送りねじ40の軸線方向に移動する。送りねじ40の二つのねじ部58,60が逆向きのねじであるので、2個のナット部42,44は、互いに近づくように、又は互いに遠ざかるように移動する。2個のナット部42,44は、駆動モータ36が正転すると互いに近づくように移動し、逆転すると互いに遠ざかるように移動する。ナット部42,44には、それぞれストッパ62,64が固定的に設けられている。
スライダ48,50は、係合するガイド46に沿って移動可能なスライドベース66,68と、スライドベース66,68上に固定的に立設されたユニットホルダ70,72を含む。ユニットホルダ70,72は円環部を有し、この円環部に振動子ユニット18,20が挿入されて装着される。また、ガイド46は、直線状のガイドであり、送りねじ40と平行に配置される。これらにより、振動子ユニット18,20は、スライダ48,50と一体になって、これらを結ぶ直線に沿って移動する。
スライダ48,50には、ナット部42,44に設けられたストッパ62に当接する当接片74,76が設けられている。この超音波骨評価装置10においては、当接片74,76は、スライドベース66,68から延びて設けられている。当接片74,76は、ストッパ62,64の外側から当接している。つまり、左当接片74は、左ストッパ62の左側から当接し、当接した位置から右への移動を左ストッパ62により制限されている。同様に、右当接片76は、右ストッパ64の右側から当接し、当接した位置から左への移動を右ストッパ64により制限されている。
ナット部42,44と、スライダ48,50の間には、緩衝ばね52,54が設けられている。緩衝ばね52,54は、ナット部42,44に設けられたナット部ばね受け78,80と、スライダ48,50に設けられたスライダばね受け82,84の間に架け渡されており、架け渡された2個のばね受けを近づける方向にばね力を作用させている。緩衝ばね52,54のばね力により、ナット部42,44とスライダ48,50に外力が作用しない状態において、当接片74,76はストッパ62,64に当接した状態に維持される。緩衝ばね52,54のばね力に抗する向きにナット部42,44とスライダ48,50にばね力を超える外力が作用すると、図7に示すように、当接片74,76とストッパ62,64が離れる。緩衝ばね52,54は、コイルばねを採用することができる。また、ばねに代えてゴムなどの弾性部材を採用することもできる。
スライダ48,50には、スライダ48,50の間の距離を測る距離計86が設けられている。距離計86は、2個のスライダ48,50の一方に固定され、レーザ光源とレーザ受光器が一体となった側距部88と、他方のスライダに固定された反射鏡90を含む。側距部88から出射されたレーザ光92は、反射鏡90で反射されて側距部88に向かい、側距部88に受光される。側距部88内で、または外部でレーザ光の出射と入射に基づき、側距部88と反射鏡90の間の距離が算出される。側距部88と反射鏡90は、これらが固定されたスライダ48,50および振動子ユニット18,20と一体となって移動するので、距離計86により計測された距離は、2個の振動子ユニット18,20の間の距離に定数を加算した値となっている。したがって、側距部88と反射鏡の距離を測定することは、2個の振動子ユニット18,20の間の距離を測定することと同義といえる。
2個の振動子ユニット18,20の接触ヘッド22,24は、アクリル樹脂などの硬質の材料で構成された中実の部材である。上述の特許文献において、被検体に当接する部分は、内部に液体が充填されたゴム等の膜状部材により構成され、膜状部材がその変形により被検体の外形にならうように構成されている。これに対し、この超音波骨評価装置10の接触ヘッド22,24は、被検体への接触による変形を生じない。この程度の硬さについて、ここでは「硬質」の語句を用いている。接触ヘッド22,24が硬質であるため、足Fに接触ヘッド22,24が当接するとき、被検者が痛みを感じる場合がある。この超音波骨評価装置10においては、接触ヘッド22,24が足Fに当接する際の衝撃を緩衝ばね52,54により緩和している。
2個の振動子ユニット18,20の一方に送信回路94が接続され、他方に受信回路96が接続されている。送信回路94および受信回路96は、制御部28に接続されている。この超音波骨評価装置10においては、送信回路94が左振動子ユニット18に、受信回路96が右振動子ユニット20に接続されている。制御部28のトリガ信号により、送信回路94によって振動子ユニット18の超音波振動子が駆動され、超音波が送波される。送波された超音波は、振動子ユニット20の超音波振動子で受波され、受信信号が受信回路96に送られる。受信回路96は、受信信号に所定の処理を行って、処理された信号を制御部28に送る。制御部28においては、受信信号に基づき所定の解析が行われる。例えば、音速算出部100において、生体内の超音波の音速を求める。音速算出部100は、送信回路94に送信したトリガ信号および受信回路96から受信した受信信号に基づき算出された超音波の伝播時間と、距離計86により測定された距離とに基づき、被検体内の音速を算出する。制御部28は、この音速に基づく骨評価を行う。
制御部28は、さらに、ユニット駆動機構26の制御を行う駆動機構制御部102を含む。制御部28は、測定開始の指令を受けると、駆動機構制御部102により、駆動モータ36を駆動制御する。駆動モータ36が回転すると、伝達機構38を介して振動子ユニット18,20が互いに近づくように移動する。距離計86により計測された距離に基づき、振動子ユニット18,20が停止したこと判断すると、駆動機構制御部102は、駆動モータ36の駆動制御を停止する。
制御部28は、所定のプログラムに従って動作するとき、上述の音速算出部100および駆動機構制御部102として機能するものとできる。
測定前は、2個のナット部42,44は、最も離れた状態にあり、ナット部のストッパ62,64に規制されて2個の振動子ユニット18,20も最も離れた状態になっている。測定が開始されると、駆動モータ36により送りねじ40が回転駆動され、この回転に伴い、2個のナット部42,44が互いに近づくように移動する。このとき、緩衝ばね52,54のばね力により、当接片74,76がストッパ62,64に当接した状態が維持され、移動するナット部42,44と共にスライダ48,50および振動子ユニット18,20も移動する。
振動子ユニット18,20が、図7に示すように足Fに当接すると、緩衝ばね52,54が延び、当接時の衝撃が緩和される。また、足Fに当接したことにより振動子ユニット18,20の移動が止まると、2個の振動子ユニット18,20間の距離が変化しなくなり、距離計86がこれを検知する。この検知により駆動モータ36が停止制御される。2個の振動子ユニット18,20の一方のみ足Fに当接した場合、他方の振動子ユニットは、移動可能であり、振動子ユニット間の距離は変化する。例えば、右振動子ユニット20が先に足Fに当接した場合、緩衝ばね54が伸びることにより右ナット部44は移動を継続することができる。右ナット部44が移動を継続するので、左ナット部42も移動し、これに伴い左振動子ユニット18も移動する。よって、この間、2個の振動子ユニット18.20の間の距離は減少し続ける。左振動子ユニット18も足Fに当接すると、2個の振動子ユニット18,20の間の距離は変化しなくなり、駆動モータ36が停止制御される。駆動モータ36が停止すると、ナット部42,44はその位置に留まり、緩衝ばね52,54のばね力により、振動子ユニット18.20の足Fへの押圧状態が維持される。超音波を送受して受信信号を得ると、駆動モータ36を先程とは逆に回転させ、2個のナット部42,44および2個の振動子ユニット18,20を互いに遠ざかる方向に駆動する。まず、ナット部42,44が移動を始め、ストッパ62,64と当接片74,76が接触すると振動子ユニット18,20も移動を開始する。振動子ユニット18,20が初期位置に復帰したら、駆動モータ36を停止制御する。
図8は、超音波骨評価装置10による測定に係るフローチャートである。測定開始指令が入力されると(S100)、装置の状態が確認される(S102)。確認の内容は、例えば電池が十分に充電されているか、データ保存先の空き容量が十分か、環境温度が適切か、などがある。さらに、使用されている調節板34の枚数を取得してもよい。初期確認が終了したら、振動子ユニット18,20を互いに近づく方向に駆動制御する(S104)。所定時間ごとに距離計測を行う(S106,S108)。計測された距離が前回の計測から変化しているかを判断し(S110)、変化していれば、ステップS106に戻る。ステップS110で、距離が変化していないとされた場合、振動子ユニット18,20が足Fに当接したと判断し、駆動モータ36を停止制御する(S112)。
駆動モータ36が停止すると、実際の測定が行われる(S114)。左振動子ユニット18から超音波が送波され、足Fを伝わり右振動子ユニット20に到達した超音波がこれに受波される。受信が確認されると、駆動モータ36を逆転させて、2個の振動子ユニット18,20を互いに遠ざかる方向に駆動する(S116)。所定時間ごとに2個の振動子ユニット18,20の間の距離を測定する(S118,120)。測定される距離が所定値以上となった時点で(S122)、駆動モータ36の停止させる(S124)。これにより振動子ユニット18,20が初期位置に復帰する。駆動モータ36が停止すると、または、2個の振動子ユニット18,20を遠ざける方向に駆動するのと並行して、ステップS114で得られた測定結果の解析が行われる(S126)。例えば、送受信信号と距離に基づき音速が算出され、骨の状態が評価される。評価結果は、表示器、プリンタなどの外部機器に出力され(S128)、終了する。また、評価結果を提示するために、超音波骨評価装置10に、表示部またはプリント部などを設けることもできる。また、評価結果を保存するメモリを超音波骨評価装置10に搭載することもできる。
以上説明した実施形態においては、移動中、駆動モータ36による振動子ユニット18,20の速度は一定であったが、変化するようにしてもよい。例えば、2個の振動子ユニット18,20が所定値まで近づいたら減速し、足Fに当接するときの速度を低減させるようにしてもよい。
また、2個の振動子ユニットを共に移動させるのではなく、一方のみ移動させて足Fを挟むようにしてもよい。この場合、まず固定された振動子ユニットに足Fを当てて、次にもう一つの振動子ユニットを移動させて足Fに当接させる。このときも、2個の振動子ユニットの間の距離が変化しなくなったら、振動子ユニットの移動を停止させる。
以上、音速に基づき骨の評価を行う装置について説明したが、音速に加え超音波の減衰量など他の物理量を測定し、減衰量など他の物理量と音速の値に基づき骨の評価を行う装置にも本発明を適用することができる。
この実施形態の超音波骨評価装置の振動子ユニットとユニット駆動機構は、次の特徴を有する。
(1)被検体に対して超音波を送受して骨の評価を行う超音波骨評価装置は、
超音波振動子と被検体に接する硬質の接触ヘッドとをそれぞれ備え、被検体を挟む2個の振動子ユニットと、
2個の振動子ユニットを被検体に対して進出および後退するように駆動するユニット駆動機構と、
を有し、
ユニット駆動機構は、駆動源と、駆動源の駆動力を振動子ユニットに伝達する伝達機構とを含み、
伝達機構は、振動子ユニットが被検体に当接する際、伸びて衝撃を緩和する弾性部材を有する。
(2)被検体に対して超音波を送受して骨の評価を行う超音波骨評価装置は、
超音波振動子と被検体に接する硬質の接触ヘッドとをそれぞれ備え、被検体を挟む2個の振動子ユニットと、
2個の振動子ユニットを被検体に対して進出および後退するように駆動するユニット駆動機構と、
を有し、
ユニット駆動機構は、
駆動モータと、
右ねじ部と左ねじ部を有し駆動モータにより回転駆動される送りねじと、
送りねじの右ねじ部にねじ結合され、一方の振動子ユニットに第1緩衝ばねを介して結合される右ねじナット部と、
送りねじの左ねじ部にねじ結合され、他方の振動子ユニットに第2緩衝ばねを介して結合される左ねじナット部と、
を有する。
10 超音波骨評価装置、18,20 振動子ユニット、22,24 接触ヘッド、26 ユニット駆動機構、28 制御部、36 駆動モータ、38 伝達機構、40 送りねじ、42,44 ナット部、46 ガイド、48,50 スライダ、52,54 緩衝ばね、62,64 ストッパ、74,76 当接片、86 距離計、88 側距部、90 反射鏡、100 音速算出部、102 駆動機構制御部。
スライダ48,50には、ナット部42,44に設けられたストッパ62,64に当接する当接片74,76が設けられている。この超音波骨評価装置10においては、当接片74,76は、スライドベース66,68から延びて設けられている。当接片74,76は、ストッパ62,64の外側から当接している。つまり、左当接片74は、左ストッパ62の左側から当接し、当接した位置から右への移動を左ストッパ62により制限されている。同様に、右当接片76は、右ストッパ64の右側から当接し、当接した位置から左への移動を右ストッパ64により制限されている。

Claims (6)

  1. 被検体に対して超音波を送受して骨の評価を行う超音波骨評価装置であって、
    超音波振動子をそれぞれ備え、被検体を挟む2個の振動子ユニットと、
    2個の振動子ユニットを近づけるように及び遠ざけるように駆動するユニット駆動機構と、
    2個の振動子ユニット間の距離を測定する距離計と、
    距離計により測定された距離と2個の超音波振動子間の超音波伝播時間とに基づき、被検体を伝播する超音波の速度を算出する音速算出部と、
    距離計により測定された距離に基づき、ユニット駆動機構の動作を制御する駆動機構制御部と、
    を有する超音波骨評価装置。
  2. 請求項1に記載の超音波骨評価装置であって、駆動機構制御部は、2個の振動子ユニットが近づく方向に駆動されているとき、距離計により測定された距離が変化しなくなるとユニット駆動機構を停止制御する、超音波骨評価装置。
  3. 請求項1または2に記載の超音波骨評価装置であって、距離計は、一方の振動子ユニットに対して固定されたレーザ光源と、他方の振動子ユニットに対し固定され、レーザ光源から照射されたレーザ光を反射する反射鏡と、反射鏡で反射されたレーザ光を受光するレーザ受光器と、を含む、超音波骨評価装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の超音波骨評価装置であって、
    各振動子ユニットは、被検体に接する硬質の接触ヘッドを有し、
    ユニット駆動機構は、駆動源と、駆動源の駆動力を振動子ユニットに伝達する伝達機構とを含み、
    伝達機構は、振動子ユニットが被検体に当接する際、伸びて衝撃を緩和する弾性部材を有する、
    超音波骨評価装置。
  5. 請求項1から3のいずれか1項に記載の超音波骨評価装置であって、
    各振動子ユニットは、被検体に接する硬質の接触ヘッドを有し、
    ユニット駆動機構は、
    駆動モータと、
    右ねじ部と左ねじ部を有し駆動モータにより回転駆動される送りねじと、
    送りねじの右ねじ部にねじ結合され、一方の振動子ユニットに第1緩衝ばねを介して結合される右ねじナット部と、
    送りねじの左ねじ部にねじ結合され、他方の振動子ユニットに第2緩衝ばねを介して結合される左ねじナット部と、
    を有する、
    超音波骨評価装置。
  6. 請求項5に記載の超音波骨評価装置であって、第1緩衝ばね及び第2緩衝ばねは、それぞれが関連する振動子ユニットが被検体に当接する際、伸びて当接時の衝撃を緩和する、超音波骨評価装置。
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