JP2015219961A - 給電レール - Google Patents

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致良 宮田
Tomoyoshi Miyata
致良 宮田
尚也 中山
Hisaya Nakayama
尚也 中山
康祐 峯田
Yasuhiro MINETA
康祐 峯田
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【課題】車両の電源から電動式スライドシートに対して安定して電力を供給し続けることができる給電レールを提供する。
【解決手段】本発明に係る給電レール1は、ケース6の内部に可動接点機構7が設けられており、この可動接点機構7は、ケース6内の長手方向に広がる空洞部8に収容された長尺状の導体ベルト10と、導体ベルト10の一端に設けられ、ケース6に固定された固定端子11と、導体ベルト10の他端に設けられ、ケース6の長手方向に可動する可動端子12と、導体ベルト10が掛け回されたローラー19を有し、空洞部8内を長手方向に往復移動するスライダー13と、ケース6に一端が固定され、スライダー13に他端が取り付けられて、スライダー13の往復移動に伴って伸縮する伸縮体14とを備えて構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、自動車等の車両に搭載された電動式スライドシートに電力を供給するための給電レールに関する。
従来、この種の装置として、例えば特許文献1に記載されたスライドシート用給電装置が知られている。この給電装置は、ハーネス収容部を有するケースと、ケースに沿って進退する可動体と、可動体に一端部を支持し、ケースに他端部を支持して、ハーネス収容部内で屈曲するワイヤハーネスと、を備えて構成されている。また、ワイヤハーネスは可動体に沿って配索されて電動式スライドシート側の回路に接続され、ケースのコネクタに車両の電源側の回路が接続される。これにより、電動式スライドシートの進退と同時に可動体が進退することにより、車両の電源側の回路からワイヤハーネスを介して電動式スライドシート側の回路に電力を供給するようになっている。
特開2005−59745号公報
ところで、前記のような従来の給電装置によると、ケースのハーネス収容部内にワイヤハーネスが屈曲した状態で収容されているため、電動式スライドシートの進退に合わせて可動体が進退する際に、ワイヤハーネスがケース内で引っ掛かって可動体の動きを妨げたり、ワイヤハーネスがねじれたり引っ張られたりして動作不良を起こす恐れがある。このため、車両の電源から電動式スライドシートに対する電力の供給が不安定になるという問題があった。
そこで、本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、車両の電源から電動式スライドシートに対して安定して電力を供給し続けることができる給電レールを提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明に係る給電レールは、ケースの内部に可動接点機構が設けられた給電レールであって、前記可動接点機構は、前記ケース内の長手方向に広がる空洞部に収容された長尺状の導体ベルトと、前記導体ベルトの一端に設けられ、前記ケースに固定された固定端子と、前記導体ベルトの他端に設けられ、前記ケースの長手方向に可動する可動端子と、前記導体ベルトが掛け回されたローラーを有し、前記空洞部内を長手方向に往復移動するスライダーと、前記ケースに一端が固定され、前記スライダーに他端が取り付けられて、前記スライダーの往復移動に伴って伸縮する伸縮体とを備えて構成されていることを特徴とする。
また、前記構成からなる給電レールにおいて、前記導体ベルトは、導体からなる薄板を複数枚重ねて構成されていても良く、導体からなる薄板の外表面が絶縁テープで被覆されていても良い。また、前記可動接点機構が、前記ケースの高さ方向または幅方向に複数個配置されていても良い。
本発明によれば、給電レールを介して電動式スライドシートと車両の電源とを電気的に接続することができ、特にケースの空洞部内にワイヤハーネス等の複雑な電線類がないので、ワイヤハーネスの配索をする面倒な手間が省けるという効果がある。また、電動式スライドシートが往復移動する際に、電線類が空洞部内で引っ掛かって動きを妨げることや電線類がねじれたり引っ張られたりして動作不良を起こすことがなく、電動式スライドシートの動きに追従してスライダーが空洞部内をスライド移動し、導体ベルトがスムーズに伸縮するようになっている。このため、車両の電源から電動式スライドシートに対して安定して電力を供給し続けることができるという効果がある。
本発明の給電レールが装着された自動車の電動式スライドシート周辺の構造を示す正面図である。 本発明の給電レールが装着された自動車の電動式スライドシート周辺の構造を示す側面図である。 本発明の給電レールの静止状態を示す図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。 本発明の給電レールの動作状態を示す図であり、(a)は断面図、(b)は平面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の給電レール1は、自動車等の車両に搭載される電動式スライドシート2に対し、車両の電源から電力を供給するためのものである。この給電レール1は、電動式スライドシート2がサイドレール3に沿って前後に往復移動する際に電力を供給し続けられるように、サイドレール3の側面に装着して一体化されている。
図2に示すように、給電レール1の上には樹脂製のレールカバー4が被せられており、車内の埃や砂などの異物が入り込まないように保護されている。
図3に拡大して示すように、本実施形態の給電レール1は、ロングスライドタイプの電動式スライドシート2の移動距離に合わせて設計された鉄製の型枠5に収容されており、全体形状が長尺状に成形されている。また、給電レール1は、型枠5に収容されたケース6の内部に可動接点機構7が設けられており、型枠5を螺子止め固定することによってサイドレール3の側面に取り付けられる。
ケース6は、アルミニウム等の金属からなり、型枠5に収容できるように細長い角筒型に成形されている。ケース6の内部にはその長手方向に広がる空洞部8が設けられており、ケース6の上面には以下の可動接点機構7が長手方向に沿って往復移動する際のガイドとなるスリット9が形成されている。
可動接点機構7は、導体ベルト10と、固定端子11と、可動端子12と、スライダー13と、伸縮体14の各部品を備えて構成されている。
導体ベルト10は、導体からなる薄板(本実施形態では銅板)を2枚重ね合わせ、その外表面を耐熱絶縁テープ(本実施形態ではポリイミドテープ)で被覆して長尺状に成形されている。本実施形態では銅版を2枚重ね合わせてあるが、その理由は導体ベルト10に大電流が流れたときに銅板が熱で溶けないように電気容量を増やすためである。なお、銅板は、撓み変形できる範囲内であれば3枚以上重ね合わせても良く、十分な電気容量が確保できれば1枚のみから構成されていても良い。
導体ベルト10の一端には、導体からなる固定端子11が一体に設けられている。この固定端子11は、ケース6の先端に設けられた車両側コネクタ15の内側に半田付けで固定されている。これに対し、導体ベルト10の他端には、導体からなる可動端子12が一体に設けられている。この可動端子12は、ケース6の外部に突出するシート側コネクタ16の内側に半田付けで固定されており、ケース6の長手方向に形成されたスリット9に沿って可動するように構成されている。なお、固定端子11と可動端子12の固定方法は半田付けに限られず、溶接、溶着、あるいはカシメなど他の方法を利用しても良い。
ケース6の内部にはスライダー13が収容されている。スライダー13はABS樹脂等の絶縁体からなり、空洞部8の幅と高さに対応する直方体型に成形されている。スライダー13の内側には一対の軸受17,17が形成されており、軸受17,17に中心軸18の両端が支持された円形状のローラー19が回転可能に設置されている。このローラー19はPBT樹脂等の絶縁体からなり、その外周に導体ベルト10が掛け回されている。なお、ローラー19の外形は円形状に限られず、円に近い多角形状であっても良い。
また、スライダー13には伸縮体14が一体に取り付けられている。伸縮体14は、ローラー19に掛け回された導体ベルト10に一定のテンションを付与するためのもので、本実施形態ではピアノ線をコイル状に巻いた圧縮コイルばねを用いている。この圧縮コイルばねは、一方側のフック20をケース6に設けられたアルミニウム製のシャフト21の中心に引っ掛け、他方側のフック22をスライダー13にインサート成形されたステンレス製のプレート23の孔に引っ掛けることにより、スライダー13の往復移動に伴って伸縮するように構成されている。ここで、フック20,22を引っ掛けるシャフト21とプレート23をそれぞれ金属製にした理由は、圧縮コイルばねの伸縮動作の繰り返しによって金属製のフック20,22との摩耗で損傷するのを防ぐためである。なお、伸縮体14は圧縮コイルばねに限られず、その他のばねやゴムなどの弾性体であっても良い。
以上のように構成された給電レール1は、ケース6の内部に可動接点機構7が設けられており、型枠5内に収容されてサイドレール3の側面に取り付けられる。このとき、可動端子12が内蔵されたシート側コネクタ16がケース6の外部に突出しているので、このシート側コネクタ16に電動式スライドシート2のモーター回路を接続し、固定端子11が内蔵された車両側コネクタ15に車両の電源回路を接続すれば良い。これにより、給電レール1を介して、車両の電源回路と電動式スライドシート2のモーター回路とを電気的に接続することができる。すなわち、図3に示す給電レール1が静止状態のとき、車両側コネクタ15とシート側コネクタ16は導体ベルト10を介して接続されているので、車両の電源回路から電動式スライドシート2のモーター回路に対して電力を供給することができる。
ここで、図1に示す電動式スライドシート2がサイドレール3に沿って後退したとき、図4に示すように、可動端子12を内蔵したシート側コネクタ16が電動式スライドシート2に連動して図の矢印A方向に移動する。このとき、可動端子12に繋がった導体ベルト10がローラー19を介して順次繰り出され、さらに導体ベルト10に引っ張られたスライダー13が伸縮体14を伸ばしながら空洞部8内を矢印A方向にスライド動作する。
これに対し、図1に示す電動式スライドシート2がサイドレール3に沿って前進したとき、図4に示すシート側コネクタ16が電動式スライドシート2に連動して図の矢印B方向に移動する。ここで、可動端子12に繋がった導体ベルト10がローラー19を介して順次巻き戻されていくが、このとき伸縮体14がその弾性復帰力によって縮みながらスライダー13を元の位置に引き戻そうとする。このため、ローラー19に掛け回された導体ベルト10が常に伸縮体14に引っ張られながら巻き戻されるので、巻き戻しの最中に導電ベルト10が途中で折れ曲がったり折り重なったりせず、導体ベルト10は常に一定のテンションが付与された状態で綺麗に巻き戻されていく。
このように、電動式スライドシート2が前進や後退したとき、その動作に追従してスライダー13が空洞部8内をスライド移動することによって導体ベルト10が伸縮するようになっている。しかも、空洞部8内にはワイヤハーネス等の複雑な電線類がないので、ワイヤハーネスの配索をする面倒な手間が省けるとともに、電動式スライドシート2が往復移動する際に電線類が空洞部8内で引っ掛かって動きを妨げたり、ねじれたり引っ張られたりして動作不良を起こす恐れもない。したがって、この給電レール1によれば、電動式スライドシート2の動きに追従して導体ベルト10がスムーズに伸縮するため、車両の電源回路から電動式スライドシート2に対して安定して電力を供給し続けることができる。
なお、本実施形態では、可動接点機構7を空洞部8内に1個設けて1回路としたが、回路構成はこれに限られない。例えば、導体ベルト10を上下に重ねて可動接点機構7をケース6の高さ方向に複数個配置したり、幅を狭くした導体ベルト10を左右に並べて可動接点機構7をケース6の幅方向に複数個配置したりして、2回路以上の回路構成とすることも可能である。これにより、いずれか一つの回路の可動接点機構7に障害が発生した場合でも、残りの回路の可動接点機構7が正常に動作することによって安全性を確保するフェイルセーフ機能を発揮することができる。
1:給電レール
2:電動式スライドシート
3:サイドレール
4:レールカバー
5:型枠
6:ケース
7:可動接点機構
8:空洞部
9:スリット
10:導体ベルト
11:固定端子
12:可動端子
13:スライダー
14:伸縮体
15:車両側コネクタ
16:シート側コネクタ
17:軸受
18:中心軸
19:ローラー
20:フック
21:シャフト
22:フック
23:プレート

Claims (4)

  1. ケースの内部に可動接点機構が設けられた給電レールであって、
    前記可動接点機構は、
    前記ケース内の長手方向に広がる空洞部に収容された長尺状の導体ベルトと、
    前記導体ベルトの一端に設けられ、前記ケースに固定された固定端子と、
    前記導体ベルトの他端に設けられ、前記ケースの長手方向に可動する可動端子と、
    前記導体ベルトが掛け回されたローラーを有し、前記空洞部内を長手方向に往復移動するスライダーと、
    前記ケースに一端が固定され、前記スライダーに他端が取り付けられて、前記スライダーの往復移動に伴って伸縮する伸縮体とを備えて構成されていることを特徴とする給電レール。
  2. 前記導体ベルトは、導体からなる薄板を複数枚重ねて構成されていることを特徴とする請求項1に記載の給電レール。
  3. 前記導体ベルトは、導体からなる薄板の外表面が絶縁テープで被覆されていることを特徴とする請求項1または2に記載の給電レール。
  4. 前記可動接点機構が、前記ケースの高さ方向または幅方向に複数個配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の給電レール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5626886U (ja) * 1979-08-06 1981-03-12
JPH07237826A (ja) * 1994-02-24 1995-09-12 Daido Steel Co Ltd コード収納装置
JP2006050841A (ja) * 2004-08-06 2006-02-16 Yazaki Corp ロングスライド用給電装置

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