JP5543797B2 - スライド構造体用の給電装置 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車のスライドシート等といったスライド構造体に常時給電を行わせるためのスライド構造体用の給電装置に関するものである。
図7は、従来のスライド構造体用の給電装置の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この給電装置51は、底壁にハーネス挿通用の横長のスリット部52、一端側の上壁にハーネス挿通用の短いスリット部53をそれぞれ有する横長のケース54と、ケース内にU字状に屈曲して収容され、一端側55aを下向きに折り返し、他端側55bを上向きに折り返して各スリット部52,53から外部に導出させたフラットワイヤハーネス55と、フラットハーネス55の各端部に配設されたコネクタ56,57とを備えるものである。
ケース54は自動車のスライドシート(図示せず)に水平に配設され、下側のコネクタ56が車両ボディ(フロア)側のワイヤハーネスにコネクタ接続され、上側のコネクタ57がシート内の補機用のワイヤハーネスにコネクタ接続される。乗員の操作でシートがケース54と一体に前後方向にスライドし、下側のハーネス端末部分55aがスリット52に沿って相対移動しつつ、ケース内のフラットハーネス55が伸縮して、シートのスライド量を吸収する。
上記以外のスライド構造体用の給電装置としては、例えば特許文献2に、ロングスライド量に対応して、ケースを横長に且つ上下で段差状に形成し、ケースの長手方向のスリットにスライダをスライド自在に係合させ、ケースの長手方向中間部に歯車を移動自在に配置し、歯車に歯合させたタイミングベルトをワイヤハーネスと共にスライダからケースの中間段部にかけてU字状に屈曲させて配索した構成の給電装置(図示せず)が記載されている。
特開2004−312846号公報(図5) 特開2006−50840号公報(図1)
しかしながら、上記従来の各給電装置51にあっては、スライドシート等のスライド構造体のスライド量に対応した長さのスリット52を有するケース54を用いるために、スライド量が増せば増すほど、ケース54が長手方向等に肥大化して、取り扱い性や車両等への組付作業性等が低下するという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、構造の肥大化を防いで、取り扱い性や車両等への組付作業性を向上させることのできるスライド構造体用の給電装置を提供することを目的とする。
なお、「スライド構造体用」とは、必ずしもスライド構造体に給電装置を設けるということではなく、スライド構造体を組み付ける車両ボディ等の固定構造体に給電装置を設ける場合をも含むものである。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るスライド構造体用の給電装置は、ハーネス収容部を有する第一のレール部材と、ハーネス収容部を有して該第一のレール部材に長手方向スライド自在に係合した第二のレール部材と、該第二のレール部材の伸長方向の端部に設けられたハーネス支持部材と、該第二のレール部材に長手方向スライド自在に係合したハーネス導出部材と、該第一のレール部材から該ハーネス支持部材に沿って折り返されて該ハーネス導出部材に続くワイヤハーネスとで構成されることを特徴とする。
上記構成により、例えばフラットハーネスの一端側を第一のレール部材に固定し、他端側をハーネス導出部材に固定し、ハーネス導出部材をスライド構造体に固定し、第一のレール部材を固定構造体に固定し、ハーネス導出部材をスライド構造体に固定(連結)し、両レール部材を伸長させた状態で、スライド構造体を前進させることで、ハーネス導出部材がワイヤハーネスを前方へ引っ張り、ハーネス支持部材がワイヤハーネスで前方に押されて、ハーネス支持部材と一体に第二のレール部材が第一のレール部材に沿ってスライド式に前進する。両レール部材は相互に重なった状態にコンパクトに短縮(圧縮)される。第二のレール部材の前進距離はハーネス導出部材の前進距離の半分であり、ハーネス導出部材を移動させる力は第二のレール部材を直接移動させる力の半分で済む。
請求項2に係るスライド構造体用の給電装置は、請求項1記載のスライド構造体用の給電装置において、前記第一のレール部材が前記第二のレール部材のスライド係合部を係合させるガイド部を有し、該第二のレール部材が前記ハーネス導出部材のスライド係合部を係合させるガイド部を有することを特徴とする。
上記構成により、ハーネス導出部材のスライド係合部が第二のレール部材のガイド部に沿ってスライド前進し、ハーネス導出部材で引っ張られたワイヤハーネスがハーネス支持部材を前方に押し、第二のレール部材のスライド係合部が第一のレール部材のガイド部に沿ってスライド前進する。
請求項3に係るスライド構造体用の給電装置は、請求項2記載のスライド構造体用の給電装置において、前記第一と第二の各レール部材が、各一対の前記ガイド部の内側に連通した前記ハーネス収容部内の空間を有して中空に形成されたことを特徴とする。
上記構成により、各レール部材が中空で軽量に形成される。各レール部材は樹脂成形で容易に且つ低コストで形成される。
請求項4に係るスライド構造体用の給電装置は、請求項1〜3の何れかに記載のスライド構造体用の給電装置において、前記ハーネス支持部材が回動自在なローラであることを特徴とする。
上記構成により、ハーネス導出部材でワイヤハーネスを引っ張ってハーネス支持部材であるローラに摺動させる際に、ローラがハーネス引っ張り方向に回動して、ワイヤハーネスとの摺動抵抗が低減され、第二のレール部材の移動がスムーズ且つ確実に行われる。
請求項1記載の発明によれば、二つのレール部材が重なって短縮されることで、給電装置が長手方向にコンパクト化され、且つ従来のケースを用いないから、給電装置が短手(幅)方向にもコンパクト化される。これにより、給電装置の取り扱い性(運搬や組立及び組付作業性)が向上し、車両等への組付を省スペースで作業性良く行うことができる。ケースを用いなくとも、各レール部材内にワイヤハーネスを収容して外部との干渉等なく保護することができる。
請求項2記載の発明によれば、第二のレール部材に沿うハーネス導出部材のスライド移動と、第一のレール部材に沿う第二のレール部材のスライド移動とを小さな力でスムーズ且つ確実に行わせることができる。
請求項3記載の発明によれば、中空な各レール部材で給電装置を軽量化することができる。
請求項4記載の発明によれば、ローラでワイヤハーネスとの摺動抵抗を低減させて、ワイヤハーネスによる第二のレール部材の押圧移動をスムーズ且つ確実に行わせることができる。
本発明に係るスライド構造体用の給電装置の一実施形態を示す斜視図である。 同じく給電装置を裏側から見た状態の斜視図である。 図2のA部を詳細に示す拡大斜視図である。 給電装置を伸長させた状態の斜視図である。 給電装置を短縮させる途中の状態を示す斜視図である。 給電装置をさらに短縮させた状態を示す斜視図である。 従来のスライド構造体用の給電装置の一形態を示す斜視図である。
図1〜図3は、本発明に係るスライド構造体用の給電装置の一実施形態を示すものである。図1と図2は給電装置をそれぞれ表側と裏側から見たものであり、図3は給電装置の一端部(図2のA部)を拡大して示すものである。
図1,図2の如く、この給電装置1は、前後方向に長いハーネス収容部2を有する第一のレール部材3と、前後方向に長いハーネス収容部4を有して第一のレール部材3に長手方向スライド自在に係合した第二のレール部材5と、第二のレール部材5に長手方向スライド自在に係合したハーネス導出用のL字プロテクタ(ハーネス導出部材)6と、第二のレール部材5の一端部(後端部)に回動自在に設けられたローラ(ハーネス支持部材)7と、第一のレール部材3からローラ7と第二のレール部材5とを経てL字プロテクタ6に配索されたフラットワイヤハーネス8とを備えるものである。
両レール部材3,5は左右並列(平行)に配置され、図1で第一のレール部材3は奥側に、第二のレール部材5は手前側にそれぞれ位置し、図2,図3で第一のレール部材3は手前側、第二のレール部材5は奥側に位置している。各レール部材3,5は合成(絶縁)樹脂材で形成されることが好ましい。
図1の如く、第二のレール部材5の上下の水平な壁部9の左端に、L字プロテクタ6をスライド自在に係合させる上下一対のガイドレール(ガイド部)10がレール部材5の全長に渡って真直に設けられている。本例の上下の各ガイドレール10は外向きの縦断面円弧状(半環状)に形成されている。
L字プロテクタ6は下側の水平板部11と上側の垂直板部12とで成り、水平板部11の上下両面に、上下一対のガイドレール10にスライド自在に係合するスライド突条(スライド係合部)13を有している。スライド突条13はガイドレール10の形状に合わせて断面半円状に形成されている。
第二のレール部材5は、後端部にローラ7を設ける関係で、第一のレール部材3よりも左右方向に幅広に形成された上下の壁部9を有している。上下の壁部9と右側の垂直な壁部14とで囲まれた内側に(左側の開口15寄りに)フラットワイヤハーネス8を収容する空間(符号15で代用)が設けられている。左側の壁部はなく開口(15)されており、第二のレール部材5は中空に形成されて軽量化され、樹脂成形も容易である。上下の壁部9は前端の矩形状の壁部16で連結補強されている。一対のガイドレール10の内側の空間はハーネス収容部4の内側空間(15)に連通している。
第二のレール部材5の右側の壁部14の上下に、第一のレール部材3のガイドレール(ガイド部)17にスライド自在に係合するスライド突条(スライド係合部)18が設けられている。本例のガイドレール17は外向きの縦断面円弧状(半環状)に形成され、スライド突条18は縦断面半円状に形成されている。第二のレール部材5は左側のガイドレール10と中央のハーネス収容部4と右側のスライド係合部18とで構成されている。
第一のレール部材3は、左側の上下一対のガイドレール17と、上下のガイドレール17の右側に続く幅狭の上下の水平な壁部19と、上下の壁部19を連結する右側の垂直な壁部20とで成る右側のハーネス収容部2とで構成され、上下及び右側の壁部19,20で囲まれてハーネス収容部2内の空間21(図2)を成している。空間21は一対のガイドレール17間の空間に連通し、第一のレール部材3は中空で軽量に形成されている。各レール部材3,5は各ケースないし各プロテクタと呼称することもできる。
第一のレール部材3の空間21内にフラットハーネス8が縦置きに(フラットハーネス8の幅方向を上下方向、厚み方向を左右方向として)配索され、空間21からL字プロテクタ6の内側面に沿って90°方向に折り曲げられて接着等の固定手段で固定されつつ、L字プロテクタ6の垂直板部12から上向きに導出されている。
給電装置1を自動車のスライドシート(図示しないスライド構造体)に適用した場合、各レール部材3,5が水平に車両ボディ(図示しない固定構造体)のフロアに配置され、L字プロテクタ6を経たフラットハーネス8がスライドシートに配索されてスライドシート内の補機やワイヤハーネスにコネクタ接続される。
図2の如く、第一のレール部材3の長手方向中間部(本例で中央)において右側の壁部20に例えばハーネス導出用の短い垂直なスリット部22が設けられ、スリット部22においてフラットハーネス8の一端部が固定されつつ外部に導出されている。フラットハーネス8の一端部は例えば車両ボディ側のフロアワイヤハーネス(図示せず)にコネクタ接続される。フラットハーネス8の固定はスリット部22でなくとも第一のレール部材3の何れかの部分において行えばよい。フラットハーネス8は、例えば可撓性の絶縁フィルム上に複数本の導電部を並列に設けて絶縁被膜で覆って構成される既存のものである(フラットハーネス8の形態は適宜設定可能である)。図2の鎖線8はフラットハーネスの配索経路を説明的に示すものである。
図2,図3の如く、第二のレール部材5の後端部において上下の壁部9が鍔状に突出し、その鍔部23の内側に円柱状のローラ7が垂直な軸部(図示せず)で回動自在に支持されている。ローラ7の露出した外周面に沿ってフラットハーネス8が板厚方向にU字状に屈曲して配索される。フラットハーネス8は第一のレール部材3の後端の開口21から導出されてローラ7を経て第二のレール部材5のハーネス収容部4内に配索されている。ローラ7は合成樹脂ないしゴム材で形成されることが好ましい。
フラットハーネス8がローラ7を径方向に押圧することで、第一のレール部材3に対して第二のレール部材5がスライド移動される。フラットハーネス8との干渉を避けるべく、各レール部材3,5の上下のガイドレール10,17は、ハーネス収容部2,4を成す上下の各壁部9,19よりも上下(外側)に突出している。
以下に図4〜図6を用いて上記給電装置1の作用を説明する。
図4の如く、第一のレール部材3と第二のレール部材5をスライド式に伸長させた際に、フラットハーネス8の一端側の部分8aは第一のレール部材3の中央に固定され、他端側の部分8bはL字プロテクタ6に固定されているので、L字プロテクタ6はローラ7を介してフラットハーネス8に引かれて第二のレール部材5の後端に位置する。第一のレール部材3の後端部には、第二のレール部材5の前端部に当接して第二のレール部材5を抜け止めするストッパ(図示せず)を設けておくことが好ましい。
図4の状態から図5の如く、L字プロテクタ6をスライダとして前方(矢印方向)に移動させることで(移動させるに伴って)、フラットハーネス8の屈曲部8cの内面がローラ7を前方に押圧して、ローラ7と一体に第二のレール部材5を第一のレール部材3に対して前方にスライド移動させる。
ローラ7はいわゆる動滑車として作用するので、フラットハーネス8の移動量すなわちL字プロテクタ6の移動量はローラ7すなわち第二のレール部材5の移動量の二倍である(第二のレール部材5の移動量はL字プロテクタ6の移動量の1/2である)。従って、図5の如く、L字プロテクタ6が第二のレール部材5の長手方向中央に移動した際に、本例の両レール部材3,5の長さはほぼ等しいので、第二のレール部材5の前端16は第一のレール部材3の後端24から第一のレール部材3の全長の略1/4を越えた長さに位置する。
図5の状態からさらにL字プロテクタ6を前進させると、図6の如く、図5と同様にフラットハーネス8でローラ7が前方に押圧されて第二のレール部材5が前進し、L字プロテクタ6が第二のレール部材5の前端16に達すると、第二のレール部材5の前端16は第一のレール部材3の長手方向中央を越えた長さに位置する。
第一のレール部材3の全長を第二のレール部材5よりも短く設定すれば、図6において両レール部材3,5の前端位置を整合させることができる。また、第二のレール部材5の前端16にL字プロテクタ6の前端面を当接させるストッパ(図示せず)を設けておけば、ストッパにL字プロテクタ6を当接させた状態でL字プロテクタ6と一体に第二のレール部材5を図6の状態から第一のレール部材3に沿ってさらにスライド前進させることができる。
図6の状態ないしは図6よりも第二のレール部材5を前進させた状態からL字プロテクタ6を後退させるには、例えばL字プロテクタ6を第二のレール部材5の前記ストッパに当接させた状態で、第二のレール部材5の前端(前壁)16をスライドシート等のスライド構造体の昇降(伸縮)自在なソレノイド等の伸び状態の突出ピン(図示せず)で後方に押して第二のレール部材5をL字プロテクタ6と一体に第一のレール部材3に沿って後退させ、図4のL字プロテクタ6の後退端位置で突出ピンを圧縮(短縮)させて前端16から逃がすことで、再度、上記図4〜図6の順でL字プロテクタ5の前進が可能となる。
上記給電装置1(図4〜図6)の適用例として、例えば第一のレール部材3を車両ボディのフロアに水平に固定し、第二のレール部材5は移動自在(可動)とし、L字プロテクタ6をスライドシートに固定して、スライドシートの進退動作に伴ってL字プロテクタ6を一体に移動させ、それに伴ってフラットハーネス8の屈曲部8cでローラ7を押して第二のレール部材5を前進させる。スライドシートには前記ソレノイド等の突出ピン(図示せず)を設けておく。第一のレール部材3からフラットハーネス8の一端側8aが導出されてフロアワイヤハーネスにコネクタ接続され、L字プロテクタ6からフラットハーネス8の他端側8bが導出されてスライドシートの補機用ハーネスにコネクタ接続される。
なお、スライドシートに第一のレール部材3を固定して、L字プロテクタ6を上向きではなく下向きに(図4とは上下対称に)突出させて車両ボディのフロアに固定させることも可能である。前記突出ピン(図示せず)はフロアに設けられる。
他の適用例として、車両ボディ(固定構造体)に第一のレール部材3を水平に固定し、L字プロテクタ6に代わる水平な板状プロテクタ(ハーネス導出部材)をスライドドア(スライド構造体)側に連結し、スライドドアの閉じ動作に伴って図4〜図6の如く第二のレール部材5を前進させて給電装置1を短縮させる。L字プロテクタ6とスライドドア側との連結は、スライドドアが開き直後に車両ボディから外向きに離間することを考慮して左右方向進退自在に連結させておく。前記突出ピンはスライドドア側に設けられる。なお、スライドドアに第一のレール部材3を固定し、車両ボディ側に板状プロテクタ(6)を連結することも可能である。
なお、上記実施形態において、ローラ7に代えてローラ7と同様の外周の湾曲面を有する固定式の(例えば第二のレール部材5と一体の)円柱部ないし半円柱部等といったハーネス支持部材を設けることも可能である。また、フラットハーネス8に代えて複数本の絶縁被覆電線やそれを合成樹脂製の網チューブ等の保護チューブで覆って成る断面円形や楕円形等のワイヤハーネスを用いることも可能である。また、フラットハーネス8の一端側部分8aを第一のレール部材3に固定せずに固定構造体側ないしスライド構造体側に固定することも可能である。また、各ガイドレール10,17やスライド係合部13,18の形状は断面L字状や断面T字状等、適宜設定可能である。
本発明に係るスライド構造体用の給電装置は、例えば自動車のスライドシート等といったスライド構造体に常時給電を行うべく、省スペースで組み付けを行うために利用することができる。
1 給電装置
2,4 ハーネス収容部
3 第一のレール部材
5 第二のレール部材
6 L字プロテクタ(ハーネス導出部材)
7 ローラ(ハーネス支持部材)
8 フラットワイヤハーネス(ワイヤハーネス)
10,17 ガイドレール(ガイド部)
13,18 スライド突条(スライド係合部)
15,21 空間

Claims (4)

  1. ハーネス収容部を有する第一のレール部材と、ハーネス収容部を有して該第一のレール部材に長手方向スライド自在に係合した第二のレール部材と、該第二のレール部材の伸長方向の端部に設けられたハーネス支持部材と、該第二のレール部材に長手方向スライド自在に係合したハーネス導出部材と、該第一のレール部材から該ハーネス支持部材に沿って折り返されて該ハーネス導出部材に続くワイヤハーネスとで構成されることを特徴とするスライド構造体用の給電装置。
  2. 前記第一のレール部材が前記第二のレール部材のスライド係合部を係合させるガイド部を有し、該第二のレール部材が前記ハーネス導出部材のスライド係合部を係合させるガイド部を有することを特徴とする請求項1記載のスライド構造体用の給電装置。
  3. 前記第一と第二の各レール部材が、各一対の前記ガイド部の内側に連通した前記ハーネス収容部内の空間を有して中空に形成されたことを特徴とする請求項2記載のスライド構造体用の給電装置。
  4. 前記ハーネス支持部材が回動自在なローラであることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のスライド構造体用の給電装置。
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