JP2015219775A - 記録装置、撮像装置、記録装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】SDメモリカードなどの記録媒体に対してデータを送信する際に、チューニングの実行頻度を抑制しつつ、記録媒体に対するアクセスの信頼性を向上させる技術を提供する。【解決手段】記録媒体に対してクロック信号を出力する出力手段と、前記記録媒体に対してコマンド又はデータを入出力する入出力手段と、前記クロック信号を遅延させることにより、前記入出力手段による入力のタイミングを規定するタイミング信号を生成する生成手段と、前記遅延の量を調整する調整手段と、前記記録媒体に記録すべき複数の記録対象データを取得する取得手段と、前記入出力手段を介して前記複数の記録対象データを1つずつ順に前記記録媒体に送信する送信手段と、を備え、前記調整手段は、前記送信手段による1つの記録対象データの送信が完了した後、前記送信手段による次の記録対象データの送信が開始する前に、前記調整を行うことを特徴とする記録装置を提供する。【選択図】図5C

Description

本発明は、記録装置、撮像装置、記録装置の制御方法、及びプログラムに関する。
従来、SDメモリカードに対してデータの読み出しを行う場合、ホストからカードに与えられるクロックに対する、カードからのデータ送信の遅延量は、規格化された固定値であった。従って、ホスト側は、クロック送信に対して規定量の遅延タイミングに従い、カードから送られるデータを取得することにより、カードアクセスを問題なく行うことができた。ホスト側では、データの送信のために用いたクロックを遅延させ、この遅延させたクロックに従って、カードから送信されたデータをラッチ(サンプリング)することによりデータを取得する。
しかしながら、近年、メモリカードのアクセス速度向上に伴うクロックの高速化により、前述の遅延量は固定値では規定できなくなっている。このため、SDメモリカードの高速規格であるUHS−I(Ultra High Speed−1)においては、高速のクロックを使用する場合に、データをラッチするタイミング調整が必要であることが規定されている。このラッチタイミングの調整作業はチューニングと呼ばれ、メモリカードのマウント時に行うのが一般的である。しかしながら、前述の遅延量は、メモリカードの温度など外的要因によって変動する。そのため、一度チューニングを行っても、その後のメモリカードの温度の変化に伴って遅延量が変化し、データの読み書きが失敗してしまう可能性がある。一方、チューニングには時間がかかり、チューニング中はメモリカードの読み書きができないため、頻繁なチューニングは転送速度の低下につながる。
例えば、特許文献1によれば、メモリカードから出力されるデータの受信(カード読み出し)に際し、キャリブレーション(チューニング)で得られた正しくデータ受信ができる位相の範囲内に、異なる3つの位相のデータ取り込みタイミングが設定される。そして、1つのデータに対して、3つの位相属性を持ったデータが取り込まれる。そして、3つの位相で所定サイズ(512バイトなど)のデータを受信したときに、中心の位相で取り込まれたデータに対して、前位相、後位相でそれぞれ取り込まれたデータが異なっている数が集計される。その集計結果において所定の数以上異なる数が出た位相がある場合は、この位相の反対方向に位相をシフトすることが行われる。
特開2011−134009号公報
例えば高画素数のデジタル一眼レフカメラで静止画を高速連写する場合など、メモリカードの高速な書き込み性能が求められる場合には、ホストからメモリカードへの連続的なデータの送信(書き込み)が行われ、その間のデータの受信は行われなくなる。一方、このようなデータの送信時にも、ホストは、メモリカードに対する書き込みコマンドのレスポンスは受信しなくてはならない。そのため、カードから送信されるデータをラッチするタイミングが適切に調整されている必要がある。
しかしながら、特許文献1の技術は、データの受信におけるデータラインの位相を監視しながら、受信位相の補正を行うものであるため、データを受信せずに高速な送信(書き込み)を行う場合には効果を発揮できない。従って、このような場合に対応するためには、別の技術が必要である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、SDメモリカードなどの記録媒体に対してデータを送信する際に、チューニングの実行頻度を抑制しつつ、記録媒体に対するアクセスの信頼性を向上させる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、記録媒体に対してクロック信号を出力する出力手段と、前記記録媒体に対してコマンド又はデータを入出力する入出力手段と、前記クロック信号を遅延させることにより、前記入出力手段による入力のタイミングを規定するタイミング信号を生成する生成手段と、前記遅延の量を調整する調整手段と、前記記録媒体に記録すべき複数の記録対象データを取得する取得手段と、前記入出力手段を介して前記複数の記録対象データを1つずつ順に前記記録媒体に送信する送信手段と、を備え、前記調整手段は、前記送信手段による1つの記録対象データの送信が完了した後、前記送信手段による次の記録対象データの送信が開始する前に、前記調整を行うことを特徴とする記録装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、SDメモリカードなどの記録媒体に対してデータを送信する際に、チューニングの実行頻度を抑制しつつ、記録媒体に対するアクセスの信頼性を向上させることが可能となる。
デジタルカメラ100の構成を示すブロック図。 図1におけるメモリカードコントローラ113及びチューニング回路114を構成要素ごとに詳細に示すブロック図。 チューニングの概念図。 デジタルカメラ100によるチューニングの処理の流れを示すフローチャート。 デジタルカメラ100が実行する撮影〜画像キャプチャ処理タスクの動作を示すフローチャート。 デジタルカメラ100が実行するキャプチャ画像の現像〜JPEG符号化処理タスクの動作を示すフローチャート。 第1の実施形態に係る、デジタルカメラ100が実行する符号化データの記録処理タスクの動作を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る、デジタルカメラ100が実行する符号化データの記録処理タスクの動作を示すフローチャート。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
[第1の実施形態]
本発明の記録装置をデジタルカメラ(撮像装置)に適用した実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係るデジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。撮影レンズ101は、被写体像をとらえ、絞り102によって光量を所定量に制限した後、撮像素子103上に被写体像を結像させる。結像した被写体像は、A/D変換器104でデジタル化され、画像処理部105でガンマ補正やホワイトバランス補正、ノイズリダクション処理等が行われた後、データバス107に非圧縮画像データとして出力される。JPEG符号化部108は、非圧縮画像データを静止画として圧縮符号化する。MPEG符号化部109は、非圧縮画像データを動画として圧縮符号化する。
液晶パネル111は、画像や各種情報を表示する表示部である。液晶ドライバ112は、SDRAM116に格納されている画像表示用のデータを液晶表示信号に変換して液晶パネル111に供給する。こうして、SDRAM116に書き込まれた表示用の画像データは液晶ドライバ112を介して液晶パネル111により表示される。液晶パネル111は、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示を行うことができる。この場合、A/D変換器104によって一度A/D変換されSDRAM116に蓄積されたデジタル信号は、液晶ドライバ112により、解像度を液晶パネル111のドット数に削減される。その後、液晶ドライバ112は、ドット数が削減されたデジタル信号を液晶表示信号に変換し、液晶パネル111に逐次転送して表示する。
SDRAM116は、JPEG符号化部108で生成される静止画データ、又はMPEG符号化部109で生成される動画データをフラッシュメモリカード115に書き込む際のバッファメモリ空間を提供する。このバッファメモリ空間は、フラッシュメモリカード115の書き込み状況に応じて書き込み又は読み出しを行い、フラッシュメモリカード115の記録速度との調停を行うために使用される。また、SDRAM116は、撮影された画像から再生時のインデックス表示で使用するサムネイル画像を生成する画素数変換部110のための、作業メモリ空間の提供も行う。更に、SDRAM116は、前述の通り液晶パネル111で表示を行うための、ビデオメモリとしての空間も提供する。
フラッシュメモリカード115は、デジタルカメラ100本体に対して着脱が可能な、NAND型フラッシュメモリで構成されているメモリカードである。フラッシュメモリカード115において、静止画データ及び動画データは、PC(パーソナルコンピュータ)互換性を持つFAT(File Allocation Table)ファイルシステムに則るフォーマットで記録される。これにより、フラッシュメモリカード115は、PCに接続された時にディスクドライブとして認識される。メモリカードコントローラ113は、後述のメインマイコン118からの指示に基づいてフラッシュメモリカード115に対してコマンド信号を送信し、SDRAM116からのデータをフラッシュメモリカード115へ記録する制御を行う。メモリカードコントローラ113はまた、フラッシュメモリカード115からデータを読み出し、SDRAM116へのデータ転送を実行する。チューニング回路114は、メモリカードコントローラ113と連携して動作し、フラッシュメモリカード115に対するコマンド発行時のコマンドレスポンス受信、及び、データ受信の際の、カードクロックを基準とした受信タイミングを調整する。
操作キー117は、ユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチを含み、静止画の撮影操作を行うシャッターボタンや、動画の撮影開始及び撮影停止を指示するトリガーボタン、カメラ撮影モードと再生モードとを切り替えるモードスイッチなどを含む。ROM119は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであって、メインマイコン118の動作用の定数、プログラム等が格納される。ここでいうプログラムとは、本実施形態にて後述する各種シーケンスを実行するためのプログラムのことであり、後述する本実施形態の各処理を実現する。また、メインマイコン118は、液晶ドライバ112等を制御することにより表示制御も行う。
図2は、図1におけるメモリカードコントローラ113及びチューニング回路114を構成要素ごとに詳細に示すブロック図である。図2において、図1に示した各ブロックと同一又は同様の構成要素を示すブロックには、図1と同一の符号を付す。
メモリカードコントローラ113において、ホストコントローラ201は、メインマイコン118の指示により、フラッシュメモリカード115の動作を制御するコマンドを発行すると共に、フラッシュメモリカード115からのコマンドレスポンスを受信する。データ送出部202は、SDRAM116からの符号化された静止画や動画などの画像データをフラッシュメモリカード115に送出する。データ取り込み部203は、フラッシュメモリカードに記録されている画像データや各種のデータを受信し、また、後述するチューニング動作時にフラッシュメモリカード115から送られてくるテストデータを受信する。クロック源204は、フラッシュメモリカード115へのデータ送信又はデータ受信におけるタイミングの基となるクロックを生成する。送信側D−フリップフロップ205は、クロック源204からのクロック(タイミング信号)に従ってフラッシュメモリカード115へのデータ送出を行う。受信側D−フリップフロップ206は、後述の遅延素子207からのタイミング信号に従ってフラッシュメモリカード115からのデータをラッチする。即ち、タイミング信号は、データをラッチするタイミングを規定する。遅延素子207は、フラッシュメモリカード115からのデータ読み出し時に、クロック源204からのクロック信号の位相を、後述の遅延量設定部213からの設定に従って遅延させる。これにより、フラッシュメモリカード115からのデータラッチのためのタイミング信号が生成される。信号分岐部208は、データ書き込み及びデータ読み出しのためにDATライン及びCMDラインの信号の方向(入力又は出力)によって分岐を行う。入出力の切り替えは、ホストコントローラ201により制御される。
チューニング回路114において、受信結果生成部209は、後述する図4のフローチャートで説明するチューニング処理において、テストパターンの受信結果テーブルを生成する。最適位相算出部210は、受信結果生成部209により生成されたテーブルに基づいて、フラッシュメモリカード115からのデータ又はコマンドの受信時に使用する遅延段数の最適値を算出する。遅延量スキャン部211は、後述する図4のフローチャートの動作における、遅延段数の最小値及び最大値を定義すると共に、チューニング動作時に遅延ステップ数を変化させる。カード動作切り替えスイッチ212a及び212bは、フラッシュメモリカード115の動作状態に応じて信号経路を切り替える。具体的には、カード動作切り替えスイッチ212a及び212bは、フラッシュメモリカード115のデータアクセス時はa側及びa’側に連動して接続し、チューニング実行時はb側及びb’側に連動して接続する。遅延量設定部213は、遅延素子207に遅延段数を設定する。
図2に加えて図3を参照して、本実施形態のデジタルカメラ100でのチューニングの概要について説明する。最初に、メモリカードコントローラ113がフラッシュメモリカード115にテストデータ送信コマンドを送信する。これに応えて、フラッシュメモリカード115は、クロック源204から送られてくるカードクロックに同期して、予め決められているパターンの64バイトのデータ列(テストデータ)を送信する。メモリカードコントローラ113は、クロック源204から生成されるラッチタイミングで、テストデータを受信する。ここで、遅延素子207に設定される遅延段数の値を変化させることで、カードクロックとラッチタイミングとの位相関係を変化させることができる。本実施形態では、図3に示すように、カードクロックの1周期分より大きいタイミング幅をカバーするように、ラッチタイミングを変更することができる。メインマイコン118は、遅延量スキャン部211により位相関係を変化させながら、即ちラッチタイミングを変えながらテストデータの受信の成否を判定する。そして、メインマイコン118は、最も安定してテストデータの受信に成功するラッチタイミングを選択する。このようにラッチタイミングのチューニング(即ち、カードクロックの遅延量の調整)が行われる。図3の例では、「×」がテストデータの受信失敗を示し、「○」がテストデータの受信成功を示し、「◎」が最も安定してテストデータの受信に成功するラッチタイミングを示す。なお、チューニングを行っている間、フラッシュメモリカード115に対する画像データの書き込みと読み出しを行うことができない。
図4は、デジタルカメラ100によるチューニングの処理の流れを示すフローチャートである。なお、本フローチャートの実行の主体は、メインマイコン118であり、メインマイコン118には、上位層プログラム及びドライバプログラムが格納されている。上位層プログラムは、静止画撮影の実行を行う。また、上位層プログラムは、カードマウント実行の指示、静止画撮影中のカード書き込み実行の指示、再生時のカード読み出しの実行の指示等をドライバプログラムに対して行う。ドライバプログラムは、これらの指示を受けて、ホストコントローラ201を通じてフラッシュメモリカード115に対してコマンドを発行することで、フラッシュメモリカード115の動作を制御する。
上位層プログラムによってチューニング動作が指示されると、本フローチャートの処理が開始し、以降はドライバプログラムでの制御が行われる。S402で、メインマイコン118は、カード動作切り替えスイッチ212aをb側に、カード動作切り替えスイッチ212bをb’側に、それぞれ接続する。S403で、メインマイコン118は、遅延素子207の遅延段数を1に初期化する。S404で、メインマイコン118の制御に従い、ホストコントローラ201からテストデータ送信コマンドがフラッシュメモリカード115に対して発行される。S405で、メインマイコン118は、フラッシュメモリカード115から送信されてくる64バイトのテストデータを受信する。S406で、受信結果生成部209は、S405において受信されたテストデータが予め決められているパターンデータと一致しているか否かに基づき、テストデータが正しく受信されたか否かを判定する。64バイトが全て一致していれば、処理はS407に進み、受信結果生成部209は、受信結果テーブルにOK(受信成功)を示す情報を記録する。不一致があれば、処理はS408に進み、受信結果生成部209は、受信結果テーブルにNG(受信失敗)を示す情報を記録する。図3を参照して前述した通り、受信結果テーブルは、遅延段数とテストデータの受信可否との関係を記録したテーブルであり、図中の「○」及び「◎」は受信成功、「×」は受信失敗を示す。メインマイコン118は、遅延素子の
このように、1つの遅延段数によるテストパターンの一致判定が終了すると、S409で、メインマイコン118は、遅延段数が最大値に達しているか否かを判定する。最大値に達していない場合、処理はS410に進み、メインマイコン118は、遅延段数を1段増やす。その後、処理はS404に戻り、同様の処理が繰り返される。
S409において遅延段数が最大値に達していた場合、受信結果テーブルが完成したことになる。この場合、処理はS411に進み、最適位相算出部210は、受信結果生成部209により生成された受信結果テーブルから受信が成功した範囲の中心を判定し、これを最適段数として決定する。ここでは、図3に示すように、受信成功エリアの位相の中心位置となる遅延段数141が最適段数として決定されるものとする。その後、S412で、メインマイコン118は、カード動作切り替えスイッチ212a及び212bをa側及びa’側にそれぞれ接続する。遅延量設定部213は、最適位相算出部210から出力された最適段数に基づいて、遅延素子207の遅延段数(遅延量)を設定し、本フローチャートの処理が完了する。
次に、図5A〜図5Cを参照して、本実施形態のデジタルカメラ100の静止画連写時の動作について説明する。図5Aは、デジタルカメラ100が実行する撮影〜画像キャプチャ処理タスクの動作を示すフローチャートである。デジタルカメラ100の動作モードが静止画連写モードに設定されると、本フローチャートの処理が開始する。
S502で、メインマイコン118は、操作キー117に含まれるレリーズボタンが全押しされたか否かを判定する。レリーズボタンが全押しされるまでは、メインマイコン118はレリーズボタンの待機状態となり、S502における判定処理を繰り返す。レリーズボタンが全押しされると、処理はS503に進む。S503で、メインマイコン118は、SDRAM116に確保されている、静止画書き込みデータバッファ領域の空き容量の情報を取得する。S504で、メインマイコン118は、S503において取得された情報に基づき、十分に空き容量があるか否かを判定する。十分な空き容量がある場合、処理はS505に進み、十分な空き容量がない場合、処理はS502に戻る。
S505で、メインマイコン118は、シャッターのレリーズを実行する。S506で、メインマイコン118は、静止画像の撮像・キャプチャを行う。S507で、メインマイコン118は、キャプチャされた画像データを、RAW画像として、SDRAM116に確保されているフレームバッファに転送する。なお、RAW画像とは、撮像素子103からの出力信号をA/D変換したのみで、その後の画像処理は施されていない状態の画像を指す。その後、S508で、メインマイコン118は、撮影時刻・絞り値・シャッタースピード等を含むメタデータを作成し、SDRAM116に確保されているメタデータバッファに格納する。S509で、メインマイコン118は、キャプチャ画像の数を示すキャプチャカウンタの値を1つカウントアップする。その後、処理はS502に戻り、レリーズボタンの全押しが続いている場合はS503以降の処理が繰り返される。これにより、複数の画像データが、フラッシュメモリカード115に対する記録対象データとして連続的に取得される。レリーズボタンが放された場合は、メインマイコン118は再びレリーズボタンの待機状態となる。
図5Bは、デジタルカメラ100が実行するキャプチャ画像の現像〜JPEG符号化処理タスクの動作を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、図5Aの処理と並行して実行される。なお、現像とは、RAW画像をJPEG符号化可能なYCbCr画像データに変換すると共に、輪郭補正、ノイズ除去、ホワイトバランス補正などの補正を加える処理である。
S522で、メインマイコン118は、キャプチャカウンタの値が0からカウントアップされたか(0より大きい数値となっているか)否かを判定する。キャプチャカウンタの値が0からカウントアップされるまでは、メインマイコン118はキャプチャ画像の処理待機状態となり、S522における判定処理を繰り返す。キャプチャカウンタの値が0からカウントアップされた場合、S523で、メインマイコン118は、フレームバッファに格納されているRAW画像(キャプチャ画像)を現像処理する。S524で、メインマイコン118は、現像された画像をJPEG符号化する。S525で、メインマイコン118は、符号量を取得する。S526で、メインマイコン118は、書き込みデータバッファにJPEG符号化されたデータを転送する。S527で、メインマイコン118は、キャプチャカウンタの値を1つカウントダウンする。S528で、メインマイコン118は、書き込みファイルカウンタの値を1つカウントアップする。その後、処理はS522に戻り、キャプチャカウンタの値が0になっていなければS523以降の処理が繰り返され、0となっていれば、メインマイコン118は再びキャプチャ画像の処理待機状態となる。
図5Cは、デジタルカメラ100が実行する符号化データの記録処理タスクの動作を示すフローチャートである。本フローチャートの処理は、図5A及び図5Bの処理と並行して実行される。
S542で、メインマイコン118は、書き込みファイルカウンタの値が0からカウントアップされたか(0より大きい数値となっているか)否かを判定する。書き込みファイルカウンタの値が0からカウントアップされるまでは、メインマイコン118は符号化データの処理待機状態となり、S542における判定処理を繰り返す。書き込みファイルカウンタの値が0からカウントアップされた場合、S543で、メインマイコン118は、フラッシュメモリカード115の空き領域を探索する。S544で、メインマイコン118は、図4を参照して説明したチューニングを実行する。S545で、メインマイコン118は、S508において作成されたメタデータ(画像1枚分)をフラッシュメモリカード115に転送する。S546で、メインマイコン118は、書き込みデータバッファに蓄積されているJPEG符号化されたデータ(画像1枚分)をフラッシュメモリカード115に転送する。S547で、メインマイコン118は、転送されたJPEG符号化データを画像ファイルとして記録するためのファイルシステムデータを作成する。S548で、メインマイコン118は、ファイルシステムデータをファイルシステムバッファに転送する。S549で、メインマイコン118は、書き込みファイルカウンタの値を1つカウントダウンする。S550で、メインマイコン118は、書き込みファイルカウンタの値が0であるか否かを判定する。書き込みファイルカウンタの値が0でなければ、処理はS542に戻り、同様の処理が繰り返される。書き込みファイルカウンタの値が0であった場合は、処理はS551に進み、メインマイコン118は、ファイルシステムバッファに格納されているファイルシステムデータをフラッシュメモリカード115に転送する。その後、処理はS542に戻り、メインマイコン118は再び符号化データの処理待機状態となる。
以上説明したように、第1の実施形態によれば、デジタルカメラ100は、静止画ファイルの書き込みごとにチューニングを実行する(図5CのS544参照)。従って、本実施形態によれば、チューニングの実行頻度を抑制しつつ、記録媒体に対するアクセスの信頼性を向上させることができる。換言すると、ファイルごとに確実な書き込みを期待できると共に、転送速度への影響も少なくすることができる。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、静止画ファイルの書き込みごとにチューニングを実行する構成について説明した。これに対し、第2の実施形態では、直近のチューニング実行時からのデータ転送量も考慮する構成について説明する。本実施形態において、デジタルカメラ100の基本的な構成は第1の実施形態と同様である(図1及び図2参照)。以下、主に第1の実施形態と異なる点について説明する。
本実施形態において、デジタルカメラ100は、フラッシュメモリカード115への書き込みデータ転送量をカウントする転送量カウンタを有し、直近のチューニング以降の転送カウンタ数が所定量以上になった時のみチューニング行う。
図6は、デジタルカメラ100が実行する符号化データの記録処理タスクの動作を示すフローチャートである。本フローチャートは、図5Cに置き換わるものであり、本フローチャートの処理は、図5A及び図5Bの処理と並行して実行される。図6において、図5Cと同一又は同様の処理が実行されるステップには同一の符号を付す。
S602で、メインマイコン118は、転送量カウンタをクリアする。転送量カウンタは、直近のチューニングの実行以降に記録されたJPEG符号化データの積算量をカウントするカウンタである。S603で、メインマイコン118は、転送量カウンタの値が閾値(ここでは、100MBとする)を超えたか否かを判定する。転送量カウンタの値が100MBを超えていない場合、処理はS545に進む。この場合、チューニングは実行されない。
S603において転送量カウンタの値が100MBを超えていた場合、処理はS604に進み、メインマイコン118は、転送量カウンタをクリアする。その後、S544でチューニングが実行される。
S546における符号化データの転送に続き、S605で、メインマイコン118は、転送量カウンタに、S546における転送量を加算する。これ以降の処理は、第1の実施形態と同様である。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、デジタルカメラ100は、静止画ファイルの書き込みごとに、直近のチューニング実行時からのデータ転送量を考慮して、チューニングの実行の有無を判断する。データ転送量は、フラッシュメモリカード115からのデータラッチの位相特性変動の要因である、温度変動に関係している。従って、本実施形態によれば、JPEG符号化データ量が小さい場合などに、必要以上にチューニングが行われてしまうことを防止することができる。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100…デジタルカメラ、115…フラッシュメモリカード、118…メインマイコン、201…ホストコントローラ、202…データ送出部、203…データ取り込み部、204…クロック原、205…送信側D−フリップフロップ、206…受信側D−フリップフロップ、207…遅延素子、208…信号分岐部、209…受信結果テーブル、210…最適位相算出部、211…遅延量スキャン部、213…遅延量設定部

Claims (7)

  1. 記録媒体に対してクロック信号を出力する出力手段と、
    前記記録媒体に対してコマンド又はデータを入出力する入出力手段と、
    前記クロック信号を遅延させることにより、前記入出力手段による入力のタイミングを規定するタイミング信号を生成する生成手段と、
    前記遅延の量を調整する調整手段と、
    前記記録媒体に記録すべき複数の記録対象データを取得する取得手段と、
    前記入出力手段を介して前記複数の記録対象データを1つずつ順に前記記録媒体に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記調整手段は、前記送信手段による1つの記録対象データの送信が完了した後、前記送信手段による次の記録対象データの送信が開始する前に、前記調整を行う
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記調整手段は、前記複数の記録対象データのうち前記送信手段により最初に送信される記録対象データが前記取得手段により取得された後、当該最初の送信が開始する前に、前記調整を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記調整手段による直近の調整の後に前記送信手段により送信された記録対象データのデータ量を積算する積算手段を更に備え、
    前記調整手段は、前記送信手段による1つの記録対象データの送信が完了した後、前記送信手段による次の記録対象データの送信が開始する前に、前記積算手段により積算されたデータ量が閾値を超えていれば前記調整を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記取得手段は、前記複数の記録対象データとして複数の画像データを取得し、
    前記送信手段は、前記複数の画像データの各々を画像ファイルとして記録するための情報を前記記録媒体に送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置と、
    撮像手段と、
    複数の画像データを連続的に生成するように前記撮像手段を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  6. 記録媒体に対してクロック信号を出力する出力手段と、
    前記記録媒体に対してコマンド又はデータを入出力する入出力手段と、
    前記クロック信号を遅延させることにより、前記入出力手段による入力のタイミングを規定するタイミング信号を生成する生成手段と、
    を備える記録装置の制御方法であって、
    前記記録装置の調整手段が、前記遅延の量を調整する調整工程と、
    前記記録装置の取得手段が、前記記録媒体に記録すべき複数の記録対象データを取得する取得工程と、
    前記記録装置の送信手段が、前記入出力手段を介して前記複数の記録対象データを1つずつ順に前記記録媒体に送信する送信工程と、
    を備え、
    前記調整工程では、前記送信工程による1つの記録対象データの送信が完了した後、前記送信工程による次の記録対象データの送信が開始する前に、前記調整を行う
    ことを特徴とする制御方法。
  7. コンピュータに、請求項6に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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