JP2015210540A - 記録装置、撮像装置、記録装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

記録装置、撮像装置、記録装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データを記録するタイミングにできるだけ重ならず、かつ、データを記録するタイミングにできるだけ近いタイミングでチューニングを行う技術を提供する。【解決手段】記録媒体に対してクロック信号を出力する出力手段と、前記記録媒体に対してコマンド又はデータを入出力する入出力手段と、前記クロック信号を遅延させることにより、前記入出力手段による入力のタイミングを規定するタイミング信号を生成する生成手段と、前記遅延の量を調整する調整手段と、前記記録媒体に記録すべき記録対象データを取得する取得手段と、前記入出力手段を介して前記記録対象データを前記記録媒体に送信する送信手段と、を備え、前記調整手段は、前記記録対象データが所定の時間内に取得される可能性があることを示すイベントが発生した場合に、前記調整を行うことを特徴とする記録装置を提供する。【選択図】図3

Description

本発明は、記録装置、撮像装置、記録装置の制御方法、及びプログラムに関する。
従来、メモリカード等の記録媒体に画像データや音声データ等を書き込み、或いは記録媒体に記録されたデータを読み出して再生する装置が存在する。記録媒体が接続される装置(ホスト装置)と記録媒体との間におけるデータの読み書きは、ホスト装置で発生されるクロック信号に合わせて行われる。ホスト装置がクロック信号の1つのクロックパルスを送信した後、書き込み又は読み出しの対象となるデータの送受信、或いはコマンドに対するレスポンスの受信が行われる。このため、クロックパルスとデータやレスポンスとは、完全に同期したタイミングで送受信される訳ではない。例えば、ホスト装置がSDメモリカードのような記録媒体からデータの読み出しを行う場合、ホスト装置から記録媒体にクロックパルスが与えられてからデータ送信が行われるまでは、規格化された固定値分だけ遅延が存在することになる。このため、ホスト装置は、クロックパルスの送信から固定値分だけ遅延したタイミングで、記録媒体から送信されたデータをラッチすることにより、記録媒体から送信されたデータを取得している。
一方で、近年このような記録媒体に対する読み書きデータレートの向上に伴い、クロックパルスの送信を高速化する必要があり、データ取得のためのクロックパルスからの遅延量は、固定値で規定することが困難になっている。これに対し、SDメモリカードの高速規格であるUHS−I(Ultra High Speed)では、高速クロックを使用してデータの読み出しを行う場合、カードごとにデータラッチのタイミングを調整した上でデータ読み出しを行うことが規定されている。このようなラッチタイミングの調整作業はチューニングと呼ばれる(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−54715号公報
しかしながら、チューニングには時間がかかり、また、チューニング中はデータの書き込みや読み出しを行うことができない。そのため、例えば、デジタルカメラなどにおいて、画像の記録中にチューニングを行ってしまうと、連写速度や連写枚数が低下してしまう可能性がある。一方で、チューニングにより調整されるデータラッチタイミングは、クロックを遅延させる遅延素子の温度に応じて変化する特性を持つ。そのため、チューニングは、できるだけデータを記録するタイミングの直前に行うことが望ましい。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、データを記録するタイミングにできるだけ重ならず、かつ、データを記録するタイミングにできるだけ近いタイミングでチューニングを行う技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、記録媒体に対してクロック信号を出力する出力手段と、前記記録媒体に対してコマンド又はデータを入出力する入出力手段と、前記クロック信号を遅延させることにより、前記入出力手段による入力のタイミングを規定するタイミング信号を生成する生成手段と、前記遅延の量を調整する調整手段と、前記記録媒体に記録すべき記録対象データを取得する取得手段と、前記入出力手段を介して前記記録対象データを前記記録媒体に送信する送信手段と、を備え、前記調整手段は、前記記録対象データが所定の時間内に取得される可能性があることを示すイベントが発生した場合に、前記調整を行うことを特徴とする記録装置を提供する。
なお、その他の本発明の特徴は、添付図面及び以下の発明を実施するための形態における記載によって更に明らかになるものである。
本発明によれば、データを記録するタイミングにできるだけ重ならず、かつ、データを記録するタイミングにできるだけ近いタイミングでチューニングを行うことが可能となる。
第1の実施形態に係るデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図。 メモリカードコントローラ113の詳細を示すブロック図。 第1の実施形態に係る、デジタルカメラ100によるチューニングの実行制御を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る、デジタルカメラ100によるチューニングの実行制御を示すフローチャート。 図4に示すチューニングの実行制御を時系列で示す概念図。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせすべてが、本発明に必須とは限らない。
[第1の実施形態]
本発明の記録装置をデジタルカメラのような撮像装置に適用した実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係るデジタルカメラ100の構成例を示すブロック図である。図1において、撮影レンズ101は、被写体像をとらえ、絞り102によって光量が所定量に制限された後、撮像素子103上に被写体像を結像させる。結像した被写体像は、A/D変換器104でデジタル化される。デジタル化された画像データは、画像処理部105でガンマ補正、ホワイトバランス補正、及びノイズリダクション処理等が行われた後、データバス107に非圧縮画像データとして出力される。
JPEG符号化部108は、非圧縮画像データを静止画として圧縮符号化し、JPEG静止画データを生成する。MPEG符号化部109は、非圧縮画像データを動画として圧縮符号化し、MPEG動画データを生成する。
液晶パネル111は、画像や各種情報を表示する表示部である。液晶ドライバ112は、DRAM116に格納されている画像表示用のデータを液晶表示信号に変換して液晶パネル111に供給する。こうして、DRAM116に書き込まれた表示用の画像データは、液晶ドライバ112を介して液晶パネル111により表示される。液晶パネル111は、電子ビューファインダとして機能し、スルー画像表示を行うこともできる。液晶パネル111を電子ビューファインダとして機能させる場合、液晶ドライバ112は、A/D変換器104によって一度A/D変換されDRAM116に蓄積されたデジタル信号の解像度を液晶パネル111のドット数に合わせて削減する。その後、液晶ドライバ112は、デジタル信号を液晶表示信号に変換し、液晶パネル111に逐次転送する。
DRAM116は、JPEG符号化部108で生成されるJPEG静止画データ又はMPEG符号化部109で生成されるMPEG動画データをバッファするためのバッファメモリ空間を提供する。バッファは、メインマイコン118によって、メモリカードコントローラ113を介して、JPEG静止画データ又はMPEG動画データがフラッシュメモリカード115(記録媒体)に書き出されるまで行われる。また、DRAM116は、撮影された画像から再生時のインデックス表示で使用するサムネイル画像を生成する画素数変換部110のための作業メモリ空間の提供も行う。更に、DRAM116は、前述の通り、液晶パネル111で表示を行うためのビデオメモリとしての空間も提供する。
フラッシュメモリカード115は、カードスロット/検出SW114を介してデジタルカメラ100に対して着脱が可能な、例えばNAND型フラッシュメモリで構成されているメモリカードである。フラッシュメモリカード115は、例えば、FAT(File Allocation Table)ファイルシステムに則るフォーマットで記録を行う。
メモリカードコントローラ113は、フラッシュメモリカード115を制御し、DRAM116からのデータをフラッシュメモリカード115に記録する。また、メモリカードコントローラ113は、フラッシュメモリカード115からデータを読み出し、DRAM116へのデータ転送を行う。カードスロット/検出SW114は、フラッシュメモリカード115を装着するスロットであり、スロットへの装着の有無を検出する検出SW(スイッチ)を含む。
操作キー117は、ユーザからの各種操作を受け付ける各種スイッチであり、静止画の撮影操作を行うシャッターボタンや、動画の撮影開始及び撮影停止を指示するトリガーボタン、カメラ撮影モードと再生モードとを切り替えるモードスイッチを含む。
ROM119は、電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであって、メインマイコン118の動作用の定数、プログラム等が格納される。ここでいうプログラムとは、本実施形態にて後述する各種シーケンスを実行するためのプログラムのことであり、後述する本実施形態の各動作を実現する。
メインマイコン118は、液晶ドライバ112等を制御することにより表示制御を行う。また、本実施形態では、メインマイコン118は、フラッシュメモリカード115が記憶するものと同じパターンのチューニングパターン信号を利用して、後述するテストパターンの成否判定、及び最適ラッチタイミングの決定動作を行う。
図2は、メモリカードコントローラ113の詳細を示すブロック図である。メモリカードコントローラ113は、フラッシュメモリカード115へのデータの書き込み及び読み出しにおいて、CLKライン、CMDライン、及びDATラインを介して信号及びデータの送受信を行う。具体的には、クロック源201は、読み書きのタイミング制御に利用される、クロックパルスで構成されたクロック信号(CLK信号)をCLKラインを介して出力する。ホストコントローラ202は、読み書きに係るコマンド信号の出力、及びコマンドに対するフラッシュメモリカード115からのレスポンス信号の受信を、CMDラインを介して行う。またホストコントローラ202は、フラッシュメモリカード115に書き込むデータ、或いはフラッシュメモリカード115から読み出したデータを、DATラインを介して送受信する制御を行う。
データの読み書きにおいて、上述したようにクロックパルスとデータの送受信のタイミングは異なる。このため、遅延素子203は、例えばフラッシュメモリカード115からのデータの読み出し時にクロック信号の位相をメインマイコン118の制御に従って遅延させ、フラッシュメモリカード115から出力されたデータをラッチするタイミング信号を生成する。そして、フリップフロップ204は、遅延素子203から出力されたタイミング信号に従って、フラッシュメモリカード115から出力されたデータをラッチする。即ち、タイミング信号は、データをラッチするタイミングを規定する。また、フリップフロップ206は、クロック源201からのタイミングに従って、ホストコントローラ202からのデータをラッチする。なお、コマンドの入出力、及びデータの送受信に応じたCMDラインとDATラインとの間の切り替えは、信号分岐部205により行われる。
次に、図1及び図2を参照して、本実施形態のチューニング動作について説明する。メモリカードコントローラ113がフラッシュメモリカード115にテストデータ送信コマンドを発行する。これに応えて、フラッシュメモリカード115は、クロック源201から送られてくるクロック信号に同期して、予め決められているパターンの64バイトのデータ列(テストデータ)を送信する。メモリカードコントローラ113は、クロック源201から生成されるラッチタイミングで、テストデータを受信する。ここで、ラッチタイミングは、遅延素子203に設定される遅延段数の値を変化させることで、クロック信号との位相関係を変化させることができる。メインマイコン118は、位相関係を変化させながら、即ちラッチタイミングを変えながらテストデータの受信の成否を判定する。そして、メインマイコン118は、最も安定してテストデータの受信に成功するラッチタイミングを選択することで、ラッチタイミングのチューニング(即ち、タイミング信号の遅延の量の調整)を行う。また、チューニング処理を行っている間、フラッシュメモリカード115に対する画像データの書き込みと読み出しを行うことができない。
次に、図3を参照して、デジタルカメラ100によるチューニングの実行制御について説明する。本実施形態では、デジタルカメラ100は静止画を撮影し、得られた画像データをフラッシュメモリカード115に記録するものとする。その際に、デジタルカメラ100は、以下に詳述するタイミングでチューニングを行ことにより、フラッシュメモリカード115からコマンド又はデータを適切に入力できるようにする。
S301で、メインマイコン118は、ユーザにより操作キー117を介してシャッターボタンが半押しされたことを検出する。S302で、メインマイコン118は、撮影レンズ101を制御することにより、オートフォーカス動作を開始する。S303で、メインマイコン118は、ユーザにより操作キー117を介してシャッターボタンが全押しされたことを検出する。S304で、メインマイコン118は、撮像素子103などを制御することにより、撮像処理を開始する。なお、本実施形態における撮像処理とは、撮像素子103、A/D変換器104により、ユーザからの静止画撮影の指示に対応したタイミングで、1画面の静止画データを出力する処理に対応する。
S304において撮像処理が開始すると、S305で、メインマイコン118は、メモリカードコントローラ113を制御することにより、チューニングを開始する。S305のチューニングは、S304で開始した撮像処理が完了したか否かに関わらず、開始する。
S304で開始した撮像処理が完了すると、S306で、メインマイコン118は、現像処理を開始する。S306の現像処理は、S305で開始したチューニングが完了したか否かに関わらず、開始する。なお、本実施形態における現像処理とは、画像処理部105が、A/D変換器104から出力された画像データ(静止画データ)に対して実行する現像処理に対応する。
S306で開始した現像処理が完了すると、S307で、メインマイコン118は、符号化処理を開始する。S307の符号化処理は、S305で開始したチューニングが完了したか否かに関わらず、開始する。符号化処理により生成される符号化データは、DRAM116に記憶される。なお、ここでの符号化処理とは、JPEG符号化部108による、静止画データの符号化処理に対応する。
S307で開始した符号化処理が完了すると、S308で、メインマイコン118は、メモリカードコントローラ113に対して確認を行うことにより、S305で開始したチューニングが完了したか否かを判定する。チューニングが完了していない場合、メインマイコン118は、S308の判定を繰り返す。チューニングが完了している場合、処理はS309に進む。
S309で、メインマイコン118は、DRAM116に記憶されている符号化データを、メモリカードコントローラ113を介して送信することによりフラッシュメモリカード115に記録する記録処理を開始する。記録処理の完了後、本フローチャートの処理は終了する。
図3に示すチューニングの実行制御によれば、デジタルカメラ100は、撮像処理、現像処理、及び符号化処理と並行してチューニングを行う。換言すると、デジタルカメラ100は、チューニングを実行中であるか否かに関わらず、撮像処理、現像処理、及び符号化処理を行うことができる。そのため、S308においてチューニングが完了したと判定されるまでの待ち時間を短縮することができる。また、撮像処理の開始から記録処理の開始までの時間は比較的短いため、デジタルカメラ100は、画像データを記録するタイミングにできるだけ近いタイミングでチューニングを行うことができる。
なお、図3においては、デジタルカメラ100は、撮像処理が開始したタイミングでチューニングを開始するものとした。しかしながら、チューニングを開始するタイミングはこれに限定されない。画像データが間もなく(所定の時間内に)取得される可能性があることを示すイベントが発生したタイミングであれば、任意のタイミングでチューニングを開始することができる。例えば、デジタルカメラ100は、撮像処理が開始したタイミングよりも遅いタイミング(例えば、S307で符号化処理が開始したタイミング)でチューニングを開始してもよい。この場合、S308における待ち時間は多少長くなる可能性があるが、チューニングを行うタイミングが画像データを記録するタイミングに近づくため、チューニングの精度が向上する。反対に、デジタルカメラ100は、撮像処理が開始したタイミングよりも早いタイミング(例えば、S301でメインマイコン118がシャッターボタンの半押しを検出したタイミング)でチューニングを開始してもよい。この場合、デジタルカメラ100は、画像データを記録するタイミングにある程度近いタイミングでチューニングを行いつつ、S308における待ち時間を更に短縮する(或いは、ゼロにする)ことができる。そのため、撮像開始から符号化完了までの動作が高速なデジタルカメラであっても、記録開始までにチューニングが完了する可能性が高くなる。
このように、デジタルカメラ100は、S301でメインマイコン118がシャッターボタンの半押しを検出したタイミングからS307で符号化処理が開始したタイミングまでの間に発生する任意のイベントを契機にチューニングを開始することができる。ここで言う任意のイベントの例を以下に列挙するが、これに限定される訳ではない。
・S301でメインマイコン118がシャッターボタンの半押しを検出したこと
・S302で開始したオートフォーカス動作により被写体に合焦したこと
・S303でメインマイコン118がシャッターボタンの全押しを検出したこと
・S304で撮像処理が開始したこと
・S306で現像処理が開始したこと
・S307で符号化処理が開始したこと
以上説明したように、本実施形態によれば、デジタルカメラ100は、画像データが間もなく(所定の時間内に)取得される可能性があることを示すイベントが発生したタイミングでチューニングを開始する。これにより、データを記録するタイミングにできるだけ重ならず、かつ、データを記録するタイミングにできるだけ近いタイミングでチューニングを行うことができる。
なお、以上の説明においては、記録対象データは画像データであるものとしたが、記録対象データは画像データに限定されない。例えば、記録対象データが音声データの場合にも、本実施形態の基本的な考え方を適用することができる。この場合、音声データの記録装置は、例えば、音声データの符号化が開始したタイミングでチューニングを開始すればよい。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、静止画を1枚撮影する場合のチューニングの実行制御について説明した。これに対し、第2の実施形態では、複数の静止画を連続的に取得する連写動作を行う場合の、チューニングの実行制御について説明する。本実施形態において、デジタルカメラ100の基本的な構成は、第1の実施形態と同様である(図1参照)。図4は、第2の実施形態に係る、デジタルカメラ100によるチューニングの実行制御を示すフローチャートである。
S401で、メインマイコン118は、ユーザにより操作キー117を介してシャッターボタンが半押しされたことを検出する。S402で、メインマイコン118は、撮影レンズ101を制御することにより、オートフォーカス動作を開始する。S403で、メインマイコン118は、ユーザにより操作キー117を介してシャッターボタンが全押しされたことを検出する。S403においてシャッターボタンの全押しが検出されると、S404で、メインマイコン118は、チューニングを開始する。
S405で、メインマイコン118は、撮像素子103などを制御することにより、撮像処理を開始する。S405の撮像処理は、S404で開始したチューニングが完了したか否かに関わらず、開始する。
S405で開始した撮像処理が完了すると、S406で、メインマイコン118は、現像処理を開始する。S406の現像処理は、S404で開始したチューニングが完了したか否かに関わらず、開始する。
S406で開始した現像処理が完了すると、S407で、メインマイコン118は、符号化処理を開始する。S407の符号化処理は、S404で開始したチューニングが完了したか否かに関わらず、開始する。符号化処理により生成される符号化データは、DRAM116に記憶される(バッファリング)。
S408で、メインマイコン118は、メモリカードコントローラ113がフラッシュメモリカード115に対して画像データ(符号化データ)を記録中であるか否かを判定する。記録中である場合、処理はS415に進む。
記録中でない場合、S409で、メインマイコン118は、符号化データをバッファリングしているDRAM116に、フラッシュメモリカード115にまだ記録されていない符号化データが静止画1枚分以上記憶されているか否かを判定する。符号化データが静止画1枚分以上記憶されている場合、処理はS414に進む。
符号化データが静止画1枚分未満しか記憶されていない場合、S410で、メインマイコン118は、チューニングが完了しているか否かを判定する。チューニングが完了していない場合、処理はS412に進む。チューニングが完了している場合、S411で、メインマイコン118はチューニングを開始し、その後、処理はS412に進む。
S412で、メインマイコン118は、チューニングが完了しているか否かを判定する。チューニングが完了していない場合、メインマイコン118は、S412の判定を繰り返す。チューニングが完了している場合、処理はS413に進む。
S413で、メインマイコン118は、DRAM116に符号化データが静止画1枚分以上記憶されているか否かを判定する。符号化データが静止画1枚分以上記憶されていない場合、処理はS415に進む。符号化データが静止画1枚分以上記憶されている場合、S414で、メインマイコン118は、DRAM116に記憶されている符号化データを、メモリカードコントローラ113を介してフラッシュメモリカード115に記録する記録処理を開始する。その後、処理はS415に進む。
S415で、メインマイコン118は、DRAM116に記憶されている、フラッシュメモリカード115にまだ記録されていない符号化データのデータ量が、閾値α未満であるか否かを判定する。本実施形態では、閾値αを、DRAM116において符号化データを記憶するために設けられた容量の上限から所定量小さい値(例えば、上限の容量の9割に相当する値)とする。
データ量が閾値α未満でない(閾値α以上である)場合、メインマイコン118は、符号化データがフラッシュメモリカード115に記録されて残りのデータ量が閾値α未満になるまでS415で待つ。
データ量が閾値α未満である場合、S416で、メインマイコン118は、ユーザにより操作キー117を介してシャッターボタンが押され続けているか否かに基づき、連写動作を完了するか否かを判定する。シャッターボタンが押され続けていない場合、メインマイコン118は、連写動作を完了すると判断し、S417で、この時点までに撮像された静止画像に対応する符号化データをフラッシュメモリカード115に記録する。その後、本フローチャートの処理は終了する。
一方、S416においてシャッターボタンが押され続けていた場合、メインマイコン118は連写動作を継続すると判断する。この場合、処理はS405に戻り、メインマイコン118は、次の静止画について同様に撮像処理等を繰り返す。繰り返しの処理において、S409でDRAM116に符号化データが静止画1枚分以上記憶されていないと判定された場合、S411においてチューニングが行われる。従って、状況に応じて、連写の合間にチューニングが行われる。
図5は、図4に示すチューニングの実行制御を時系列で示す概念図である。図5には、
本実施形態における、撮像処理、現像処理、符号化処理、記録処理、及びチューニングの時間的な重なりが示されている。図5に示すチューニング0は、1枚目の撮像処理開始前のチューニング(S404)を示している。なお、第1の実施形態と同様、チューニング0のタイミングはこれに限定されず、例えば、1枚目の撮像処理開始後にチューニングを開始してもよい。
本実施形態では、同一の静止画(写真)について、撮像処理、現像処理、及び符号化処理を同時に行うことはできない。従って、連写動作の際に、特定の1つの静止画に注目すると、図5に示すように各処理が時間的に重なることなく実行される。また、フラッシュメモリカード115に対する記録処理及びチューニングは、時間的に重なることができない。
1枚目の静止画の記録処理である記録1が完了する時刻t1に注目する。図5の例では、記録1が完了しても、まだ2枚目の静止画の符号化処理である符号化2が完了しておらず、記録すべき符号化データ(取得済みで未記録(フラッシュメモリカード115へ未送信)の符号化データ)が存在しない。そのため、記録処理に間隙が生じる(S409でNO)。そこで、メインマイコン118は、メモリカードコントローラ113に指示をしてチューニングを行う(S411)。同様に、2枚目以降も、メインマイコン118は、記録完了時に次の画像のための符号化処理が完了していなければ、チューニングを行う。
次に、3枚目の静止画の記録処理である記録3が完了する時刻t2に注目する。図5の例では、記録3が完了したときには、既に4枚目の静止画の符号化処理である符号化4が完了しており、記録すべき符号化データ(取得済みで未記録の符号化データ)が存在する。そのため、記録処理に間隙がない(S409でYES)。そこで、メインマイコン118は、チューニングを行わない。同様に、4枚目以降も、メインマイコン118は、記録完了時に次の画像のための符号化が完了していれば、チューニングを行わずに、次の符号化データの書き込みを継続する。
以上説明したように、本実施形態によれば、デジタルカメラ100は、静止画連写時に1枚目の静止画の記録開始以降にもカードアクセスの間隙を見つけて、チューニングを行う。これにより、チューニングが記録処理の実行を妨げる可能性を抑制しつつ、静止画連写動作による温度変化に追従した、より正確なチューニングを行い、静止画連写時の記録処理の信頼性を向上させることができる。
[その他の実施形態]
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100…デジタルカメラ、106…フレームメモリ、113…メモリカードコントローラ、201…クロック源、203…遅延素子、204…フリップフロップ、206…フリップフロップ

Claims (10)

  1. 記録媒体に対してクロック信号を出力する出力手段と、
    前記記録媒体に対してコマンド又はデータを入出力する入出力手段と、
    前記クロック信号を遅延させることにより、前記入出力手段による入力のタイミングを規定するタイミング信号を生成する生成手段と、
    前記遅延の量を調整する調整手段と、
    前記記録媒体に記録すべき記録対象データを取得する取得手段と、
    前記入出力手段を介して前記記録対象データを前記記録媒体に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記調整手段は、前記記録対象データが所定の時間内に取得される可能性があることを示すイベントが発生した場合に、前記調整を行う
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記取得手段は、前記記録対象データとして、撮像手段により取得されたデータに対して現像処理及び符号化処理を行うことにより生成された画像データを取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記イベントは、前記画像データを生成する撮像装置においてシャッターボタンが半押しされたタイミングから前記符号化処理が開始するタイミングまでの間に発生するイベントである
    ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記イベントは、
    前記撮像装置においてシャッターボタンが半押しされたこと、
    前記撮像装置において被写体に合焦したこと、
    前記撮像装置においてシャッターボタンが全押しされたこと、
    前記撮像手段による撮像処理が開始したこと、
    前記現像処理が開始したこと、又は、
    前記符号化処理が開始したこと、
    である
    ことを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 静止画の連写動作により生成される複数の画像データを前記取得手段が連続的に取得する場合、前記調整手段は、前記取得手段により取得済みで前記記録媒体にまだ送信されていない画像データが存在しなければ、前記調整を行う
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 請求項2乃至5のいずれか1項に記載の記録装置を備え、
    撮像手段により取得されたデータに対して現像処理及び符号化処理を行うことにより、前記取得手段が取得する画像データを生成する
    ことを特徴とする撮像装置。
  7. 前記調整手段が前記調整を実行中であるか否かに関わらず、前記撮像手段による画像データの取得のための処理、前記現像処理、及び前記符号化処理を実行する
    ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記符号化処理の完了後に前記調整手段が前記調整を実行中である場合、前記送信手段は、当該調整の完了後に前記送信を行う
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の撮像装置。
  9. 記録媒体に対してクロック信号を出力する出力手段と、
    前記記録媒体に対してコマンド又はデータを入出力する入出力手段と、
    前記クロック信号を遅延させることにより、前記入出力手段による入力のタイミングを規定するタイミング信号を生成する生成手段と、
    を備える記録装置の制御方法であって、
    前記記録装置の調整手段が、前記遅延の量を調整する調整工程と、
    前記記録装置の取得手段が、前記記録媒体に記録すべき記録対象データを取得する取得工程と、
    前記記録装置の送信手段が、前記入出力手段を介して前記記録対象データを前記記録媒体に送信する送信工程と、
    を備え、
    前記調整工程では、前記記録対象データが所定の時間内に取得される可能性があることを示すイベントが発生した場合に、前記調整を行う
    ことを特徴とする制御方法。
  10. コンピュータに、請求項9に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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