JP2015219701A - 情報処理装置、端末装置、情報共有システム、情報処理方法、および制御プログラム - Google Patents

情報処理装置、端末装置、情報共有システム、情報処理方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電気器具に関するメッセージをあるグループの端末装置に出力させる際に、該グループの拠点に電気器具が設置されているか否かに応じたメッセージを出力させる。
【解決手段】エージェントサーバ(2)は、電子掲示板にメッセージを登録する対象とする家族の家に家電(4)が設置されているか判定する設置場所判定部(32)と、該判定結果に応じた内容のメッセージを登録するメッセージ決定部(33)と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、予め登録されたグループのメンバーの端末装置にメッセージを出力させる情報処理装置等に関する。
近時、グループのメンバー間の情報共有やコミュニケーションのために、電子掲示板等のような、登録されたメッセージを所定のグループのメンバーの端末装置に出力させる情報共有システムが広く用いられている。そして、このようなシステムに関する様々な技術の開発が進められている。例えば、下記特許文献1には、電子掲示板にメッセージが登録されたときに、そのメッセージの緊急度に応じた通知先に、電子掲示板が更新されたことを通知することが記載されている。
特開2007−18323号公報(2007年1月25日公開)
従来の一般的な情報共有システムにおいて共有されるメッセージは、基本的に所定のグループのメンバーが登録したメッセージであったが、グループのメンバーに関するメッセージを自動的に生成して登録することも考えられる。例えば、メンバーの所有する電気器具の動作状態を示すメッセージを生成して登録することにより、情報共有システムを介してその電気器具の動作状態をメンバーに認識させることができる。これは、電気器具をより有効に活用してもらうための一助となる。
ここで、電気器具に関するメッセージを共有する場合、そのメッセージを共有するグループと、その電気器具との関係に応じて、適切なメッセージの内容が異なるケースも想定されるが、従来技術ではこのようなケースに対応することができなかった。特に、メッセージを共有するグループは、一般的には自由に登録可能であるから、その拠点にその電気器具があるグループと、ないグループとが登録されることも考えられる。そして、このような場合には、各グループについて適切なメッセージの内容が異なるケースが生じ得る。
例えば、ある電気器具が設置されているA家を拠点とするグループと、A家とは別の家であるB家を拠点とするグループとが登録されている場合に、上記電気器具が動作開始したことを示すメッセージを生成する例を考える。この場合に、両グループのメッセージを何れも「電気器具の動作が開始されました」とすると、この電気器具が設置されていないB家を拠点とするグループのメンバーに違和感や混乱を与えてしまう。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電気器具に関するメッセージを、あるグループの端末装置に出力させる場合に、該グループの拠点に電気器具が設置されているか否かに応じたメッセージを出力させることができる情報処理装置等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る情報処理装置は、予め登録されたグループのメンバーの端末装置に電気器具に関するメッセージを出力させる情報処理装置であって、予め登録された上記グループのうち、上記電気器具に関するメッセージの出力対象となり得る対象グループには、拠点に上記電気器具が設置されている対象グループと、設置されていない対象グループとが含まれており、上記対象グループの拠点に上記電気器具が設置されているか判定する判定手段と、上記対象グループのメンバーの端末装置に出力させるメッセージを、上記判定手段の判定結果に応じた内容とするメッセージ決定手段と、を備えている。
また、本発明の一態様に係る端末装置は、上記の課題を解決するために、予め登録されたグループのメンバーに向けた電気器具に関するメッセージを決定する情報処理装置が決定した当該メッセージを出力する端末装置であって、予め登録された上記グループのうち、上記メッセージの出力対象となり得る対象グループには、拠点に上記電気器具が設置されている対象グループと、設置されていない対象グループとが含まれており、上記情報処理装置が決定した、上記対象グループの拠点に上記電気器具が設置されているか否かに応じた内容のメッセージを取得するメッセージ取得手段と、上記メッセージ取得手段が取得した上記メッセージを出力するメッセージ出力手段と、を備えている。
そして、本発明の一態様に係る情報処理方法は、上記の課題を解決するために、情報処理装置によって、予め登録されたグループのメンバーの端末装置に電気器具に関するメッセージを出力させる情報処理方法であって、予め登録された上記グループのうち、上記電気器具に関するメッセージの出力対象となり得る対象グループには、拠点に上記電気器具が設置されている対象グループと、設置されていない対象グループとが含まれており、上記対象グループの拠点に上記電気器具が設置されているか判定する判定ステップと、上記対象グループのメンバーの端末装置に出力させるメッセージを、上記判定ステップの判定結果に応じた内容とするメッセージ決定ステップと、を含む。
本発明の上記各態様によれば、電気器具に関するメッセージを、あるグループの端末装置に出力させる場合に、該グループの拠点に電気器具が設置されているか否かに応じたメッセージを出力させることができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る端末装置およびエージェントサーバの要部構成の一例を示すブロック図である。 情報共有システムの概要を模式的に示した図である。 1つの家電からのメッセージを2つの掲示板に投稿する例を模式的に示した図である。 登録された複数の家族掲示板へのアクセスするための表示画面例を示す図である。 登録情報の一例を示す図である。 家電管理情報の一例を示す図である。 メンバー管理情報の一例を示す図である。 家電の登録情報への登録を説明する図であり、(a)〜(f)は、家電を登録情報に登録する際の表示画面の遷移例を示す図である。 家電のグループへの登録を説明する図であり、(a)〜(c)は家電をグループに登録する際の表示画面の遷移例を示し、(d)はグループに登録された家電からのメッセージの投稿例を示す。 家電の動作ログに基づいて実行される投稿処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る情報共有システムにおいて、1つの家電から取得したエラーログに関するメッセージを2つの掲示板に投稿する例を模式的に示した図である。 本発明の実施形態3に係る情報共有システムにおいて、1つの家電に対する掲示板を介した動作指示に関するメッセージを2つの掲示板に投稿する例を模式的に示した図である。 掲示板を介して家電の動作指示が行われたときに実行される投稿処理の一例を示すフローチャートである。 上記エージェントサーバまたは端末装置として利用可能なコンピュータの構成を例示したブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図10に基づいて詳細に説明する。ここでは、本実施形態に係る情報共有システム5の概要を図2に基づいて説明する。図2は、情報共有システム5の概要を模式的に示した図である。図示のように、情報共有システム5は、端末装置1Aおよび1B(以下、これらを特に区別する必要がない場合には、単に端末装置1と表記する)と、エージェントサーバ(情報処理装置)2と、掲示板サーバ3と、を含む。
情報共有システム5は、電子掲示板(以下、単に掲示板と表記する)にて、所定のグループのメンバー間で情報(具体的には投稿されたメッセージ)を共有するためのシステムである。所定のグループは、詳細は後述するが、掲示板にて情報を共有するためのメンバー登録を行ったユーザで構成されるグループである。投稿されるメッセージには、掲示板に登録されたメンバーからの投稿の他、予め登録された家庭用電気器具(以下、単に家電と表記する)からのメッセージが含まれる。なお、詳細は後述するが、家電からのメッセージは、実際にはエージェントサーバ2が生成して投稿する。
端末装置1は、掲示板の閲覧、掲示板への書き込み(メッセージの投稿)等に使用される装置である。また、端末装置1から掲示板に投稿を行うことにより、登録された家電の動作指示を行うこともできる。なお、同図では、端末装置1が携帯型である例を示しているが、据え置き型であってもよい。また、掲示板の閲覧に使用可能な端末装置1の台数は2台に限定されない。
エージェントサーバ2は、家電4A〜4F(以下、これらを特に区別する必要がない場合には単に家電4と表記する)の動作ログを取得して、該家電4の代わりにメッセージを生成し、該家電4からのメッセージとして掲示板に投稿する。また、掲示板に投稿された家電4への動作指示を掲示板サーバ3から取得し、該指示に従って家電4を動作させる。
掲示板サーバ3は、掲示板を管理するサーバであり、予め登録された掲示板に対するメッセージの投稿を受け付ける。そして、端末装置1から当該掲示板に対するアクセスがあったときに、該掲示板に投稿された各メッセージを端末装置1に提示する。該掲示板では、投稿されたメッセージが時系列で提示される(タイムラインで表示される)。また、掲示板サーバ3は、この掲示板にて家電4に対する動作指示の投稿を受け付ける。具体的には、掲示板サーバ3は、家電4の動作を指示する投稿がなされると、その動作指示の内容を示す動作指示情報をエージェントサーバ2に通知する。なお、この情報には、指示対象の家電4の機器IDも含まれる。
家電4は、家屋内に設置された電気器具であり、一般的な電気器具としての機能に加えて、その動作ログをエージェントサーバ2に送信する機能を備えている。なお、動作ログは、家電4からエージェントサーバ2に直接送信してもよいし、例えばホームサーバ等を介して送信してもよい。なお、ホームサーバは、1つの家屋内の各家電4を管理するためのサーバであり、各家電4と通信して、各家電4の動作ログを収集したり、収集した動作ログをエージェントサーバ2に送信したり、各家電4の動作制御を行ったりするサーバである。同図では、家電4A〜4Fが、それぞれエアコン(エアーコンディショナ)、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、冷蔵庫、およびテレビ(テレビジョン受像機)である例を示しているが、家電4は電気器具であればよく、これらの例に限られない。また、ここでは家庭用の電気器具を例に説明を行うが、電気器具は家庭用に限られない。
〔登録の概要〕
掲示板サーバ3によって管理される掲示板は、所定のグループのメンバーが閲覧可能な掲示板であり、1つのグループにつき1つの掲示板が提供される。また、1人のオーナー(グループの登録権限を有するユーザ)は、複数のグループを登録することができ、各グループにはメンバーを登録することができる。メンバーをグループに登録する方法は特に限定されないが、例えばグループを登録したオーナーが該グループへの招待メールを送り、該招待メールの受信者が、自身の登録名やアバター画像を設定してグループに登録する構成としてもよい。
グループに登録されたメンバーは、そのグループの掲示板を使用可能な状態となる。つまり、グループに登録されたメンバーは、そのグループの掲示板にメッセージの投稿を行うことができ、また、その掲示板に投稿されたメッセージを閲覧することができる。これに対し、家電は、グループに登録する前に、まずオーナーと対応付けて登録される。図2の例では、4A〜4Fの6台の家電が上記オーナーと対応付けて登録されている。
ここで、オーナーと対応付けて登録されたのみでは、その家電4のメッセージが投稿されるようにはならない。その家電4について、そのオーナーの登録したグループへの登録をさらに行うことにより、その家電4のメッセージが該グループの掲示板に投稿されるようになる。また、グループに登録された家電は、そのグループに登録されたメンバーからの、該グループの掲示板を介した動作指示を受け付ける。つまり、グループに登録されたメンバーは、そのグループの掲示板を介して、そのグループに登録された家電の動作制御を行うことが可能になる。
メンバーは、オーナーから招待されさえすれば、そのオーナーのグループに登録することができ、また複数のグループに登録することもできる。例えば、図2の例では、A家およびB家の2つのグループが登録されている。そして、娘はA家のグループのみに登録されており、祖父および祖母はB家のグループのみに登録されている。そして、父および母は、A家、B家の双方のグループに登録されている。これにより、娘は、A家のグループの掲示板である家族掲示板Aを使用することができ、祖父、祖母は、B家のグループの掲示板である家族掲示板Bを使用することができる。また、父、母は家族掲示板A、Bの何れをも使用することができる。なお、A家の家屋には、父、母、娘の3名が居住しており、B家の家屋には、祖父、祖母の2名が居住している。
なお、図2では、A家に登録されたメンバーを、該メンバーを示すアバターの画像(以下、単にアバター画像と記載)FAにより示し、B家に登録されたメンバーを、該メンバーを示すアバター画像FBにより示している。つまり、画像FAは、左から順に父、母、娘をそれぞれ示し、画像FBは、左から順に父、母、祖父、祖母をそれぞれ示している。
一方、家電については、オーナーと対応付けて登録された家電は、同じオーナーのグループの何れにも登録することができ、また複数のグループに登録することもできる。例えば、図2の例では、オーナーと対応付けて登録された家電の全て(4A〜4F)がA家のグループに登録されており、B家のグループには家電4D〜4Fが登録されている。なお、図2では、A家のグループに登録された家電を、該家電を示すアバター画像EAにより示し、B家のグループに登録された家電を、該家電を示すアバター画像EBにより示している。つまり、画像EAは、左上から順に家電4A、4B、4C、4E、4F、4Dをそれぞれ示し、画像EBは、左から順に家電4E、4D、4Fをそれぞれ示している。
このように、1つの家電を複数のグループに登録することを可能にしたことにより、B家に設置されている家電4D〜4Fからのメッセージは、家族掲示板AおよびBの双方が投稿対象となる。エージェントサーバ2は、1つの家電のメッセージを投稿する際に、投稿先に応じた内容のメッセージを決定する点が主な特徴点であり、これにより各グループのメンバーに適切なメッセージを提示することが可能になっている。
〔投稿の例〕
続いて、1つの家電4からのメッセージを複数の掲示板に投稿する例を図3に基づいて説明する。図3は、1つの家電からのメッセージを2つの掲示板に投稿する例を模式的に示した図である。なお、図3のA家およびB家は、図2に示したものと同じであるが、説明に用いない部分は図示を省略している。
図3の例では、B家に設置された家電4F(テレビ)の電源がONになり、家電4Fが動作開始したことを示す動作ログがエージェントサーバ2に送信されている。そして、この動作ログを受信したエージェントサーバ2は、家電4Fの当該動作ログに関するメッセージを投稿することを決定する。ここで、家電4Fは、A家およびB家の両グループに登録されているから、メッセージの投稿対象は、家族掲示板A、Bの両方となる。また、家電4Fは、B家の拠点である家屋に設置されており、A家の拠点である家屋には設置されていない。
そこで、エージェントサーバ2は、家電4Fが設置されていないA家に対応する家族掲示板Aには、家電4Fが設置されていない家向けのメッセージを投稿する。また、家電4Fが設置されているB家に対応する家族掲示板Bには、家電4Fが設置されている家向けのメッセージを投稿する。家電4Fが設置されていない家向けのメッセージは、例えばA家には設置されていない家電4Fがコメントしているかのような内容のメッセージであってもよい。また、家電4Fが設置されている家向けのメッセージは、例えばB家に設置されている家電4Fがコメントしているかのような内容のメッセージであってもよい。
図示の例では、家族掲示板Aには「今、テレビをつけたよ。今日もおじいちゃんは元気みたいです」、また家族掲示板Bには「今日のおすすめの番組、・・・」のメッセージを投稿している。これにより、家族掲示板Aにて、A家のメンバー(父、母、娘)に、B家のテレビ(家電4F)がつけられた(電源がONになった)ことを、当該テレビのアバターからのメッセージによって認識させることができる。また、家族掲示板Bにて、B家のメンバー(祖父、祖母)に、電源をONにしたB家のテレビ(家電4F)で視聴可能なお勧め番組を当該テレビのアバターからのメッセージによって認識させることができる。なお、「おじいちゃん」の文言は、B家のグループのメンバーに祖父が含まれていることに基づくものであり、B家のグループのメンバーに応じて異なる文言とする。また、おすすめの番組は、例えばインターネットで検索することにより特定することができる。
〔掲示板へのアクセス〕
掲示板にアクセスするための表示画面例を図4に基づいて説明する。図4は、登録された掲示板にアクセスするための表示画面の一例を示す図である。図示の例では、3件の家(50A〜50C)およびその家の画像が表示されている。これらの各家が、それぞれ登録されたグループを示している。具体的には、家50AはA家のグループを示し、家50BはB家のグループを示し、家50CはC家のグループを示している。
図示の例では、A家のグループと、B家のグループとは、オーナーが何れも「父」であり、C家のグループのオーナーは「xx」である。つまり、この例は、「父」が登録した2つのグループ(A家およびB家)と、「xx」が登録した1つのグループ(C家)とに登録したメンバーに対して提示される表示画面例である。
この画面において家50Aを選択することにより、家族掲示板Aを閲覧し、また家族掲示板Aにメッセージを投稿することができる。同様に、この画面において家50Bを選択して家族掲示板Bを使用することができ、家50Cを選択して家族掲示板Cを使用することができる。
〔装置構成〕
次に、端末装置1およびエージェントサーバ2の構成を図1に基づいて説明する。図1は、情報共有システム5に含まれる端末装置1およびエージェントサーバ2の要部構成の一例を示すブロック図である。なお、同図では掲示板サーバ3および家電4についても合わせて示している。
<端末装置の構成>
図示のように、端末装置1は、表示部10、端末記憶部11、入力部12、端末通信部13、および端末制御部14を備えている。表示部10は、端末制御部14の制御に従って画像を表示し、端末記憶部11は端末装置1にて使用される各種データを記憶する。また、入力部12は、端末装置1に対するユーザの操作を受け付け、端末通信部13は、端末装置1が他の装置(ここではエージェントサーバ2および掲示板サーバ3)と通信するためのものである。そして、端末制御部14は、端末装置1を統括制御するものであり、掲示板制御部(メッセージ取得手段、メッセージ出力手段)15と登録部16とを含む。
掲示板制御部15は、掲示板に関する処理を行う。具体的には、掲示板制御部15は、掲示板に投稿されたメッセージを掲示板サーバ3から取得して表示部10に表示出力させる処理や、入力部12を介して入力されたメッセージを掲示板サーバ3に送信して掲示板に投稿させる処理等を行う。なお、上述のように、各メンバーが使用可能な掲示板は、そのメンバーの属するグループの掲示板であるから、掲示板制御部15は、メンバーのIDを入力あるいは選択させる等して、そのメンバーに使用させる掲示板を特定する。
登録部16は、各種登録に関する処理を行う。具体的には、オーナーとしてグループを登録する処理、オーナーと対応付けて家電を登録する処理、登録した家電を各グループに登録する処理、各グループにメンバーを登録する処理等を行う。
<エージェントサーバの構成>
エージェントサーバ2は、他の装置(ここでは端末装置1および掲示板サーバ3)との通信するためのサーバ通信部20、エージェントサーバ2を統括制御するサーバ制御部21、各種データを記憶するサーバ記憶部22を備えている。そして、サーバ制御部21には、家電制御部30、動作ログ取得部(イベント検出手段)31、設置場所判定部(判定手段)32、メッセージ決定部(メッセージ決定手段、選択手段)33、および登録管理部34が含まれる。また、サーバ記憶部22には、登録情報40、家電管理情報41、およびメンバー管理情報42が格納されている。
家電制御部30は、掲示板に投稿された家電4に対する動作指示の内容を示す動作指示情報を掲示板サーバ3から取得し、該動作指示情報に基づいて家電4の動作制御を行う。
動作ログ取得部31は、家電4の動作ログを取得するものであり、家電4が動作開始したことを示す動作ログが取得されたことを検出したときに、その動作ログをメッセージ決定部33に通知して、該動作ログに関するメッセージを決定させる。つまり、動作ログ取得部31は、家電4の動作開始を、メッセージ決定の契機として予め定められたイベントとして検出し、メッセージ決定部33に通知する。なお、動作ログは、家電4の動作内容と、該動作を行った家電4の機器IDとを含む情報である。また、動作ログは、家電4が主体的に送信したものを取得してもよいし、家電4に要求して取得してもよい。
設置場所判定部32は、家電4に関するメッセージの出力対象のグループである対象グループの拠点に家電4が設置されているか判定し、判定結果をメッセージ決定部33に通知する。
メッセージ決定部33は、メッセージの投稿の契機として検出されたイベントの種類および内容に応じた家電4に関するメッセージを生成する。また、この際、対象グループの拠点(この例では家)にその家電4がある場合のメッセージと、その家電4がない場合のメッセージとで、メッセージの内容を異なるものとする。つまり、メッセージ決定部33は、設置場所判定部32の判定結果に応じた内容のメッセージを決定する。そして、決定したメッセージを当該家電4からのメッセージとして掲示板サーバ3に投稿する。
登録管理部34は、各種登録に関する処理を行う。具体的には、オーナーからのグループ登録の受け付け、オーナーと対応付ける家電の登録の受け付け、登録した家電の各グループへの登録の受け付け、グループへのメンバーの登録の受け付け等を行う。そして、登録された情報は、登録情報40、家電管理情報41、およびメンバー管理情報42としてサーバ記憶部22に格納する。
登録情報40は、オーナー、該オーナーの登録したグループ、該オーナーに対応付けられた家電を示す情報であり、例えば図5のような情報であってもよい。図5は、登録情報40の一例を示す図である。図5の登録情報40は、オーナーと、登録グループと、登録家電とが対応付けられた情報である。具体的には、オーナーである父に対し、2つのグループ(A家およびB家)と、6台の家電(エアコンA、B、冷蔵庫A、B、洗濯機A、テレビB)が対応付けられている。
あるオーナーに対応付けて登録された家電は、そのオーナーに対応付けて登録されたグループに登録することにより、そのグループの掲示板にその家電からのメッセージが投稿されるようになり、またその掲示板からその家電を操作することが可能になる。なお、オーナーを示す情報は、オーナーを特定できる情報であればよく、例えばオーナーIDであってもよい。同様に、グループおよび家電4を示す情報も、それぞれグループIDおよび機器IDであってもよい。
家電管理情報41は、登録情報40に登録された家電を管理するための情報であり、例えば図6のような情報であってもよい。図6は、家電管理情報41の一例を示す図である。図6の家電管理情報41は、登録家電、登録グループ、設置場所、登録名、およびアバター画像が対応付けられた情報である。これにより、登録情報40に登録された各家電について、その家電が登録されたグループ、その家電の設置場所、その家電からのメッセージを投稿する際に用いる登録名およびアバター画像を特定することができる。
メンバー管理情報42は、登録されたメンバーを管理するための情報であり、例えば図7のような情報であってもよい。図7は、メンバー管理情報42の一例を示す図である。図7のメンバー管理情報は、登録メンバー、登録グループ、登録名、およびアバター画像が対応付けられた情報である。これにより、各メンバーについて、そのメンバーが登録されたグループの掲示板、そのメンバーからのメッセージを投稿する際に用いる登録名およびアバター画像を特定することができる。なお、登録メンバーを示す情報は、該メンバーを特定できる情報であればよく、例えばメンバーIDであってもよい。
〔家電のオーナーとの対応付け詳細〕
次に、家電4とオーナーとの対応付け(家電4の登録情報40への登録)について図8に基づいて説明する。図8は、家電4の登録情報40への登録を説明する図であり、(a)〜(f)は、家電4を登録情報40に登録する際の表示画面の遷移例を示す図である。
端末装置1の登録部16は、図8の(a)に示すように、掲示板にアクセスするための表示画面に表示された設定キー51が選択されたときに、掲示板に関する設定メニュー52を表示させる。そして、この設定メニュー52から「ともだち家電リスト」が選択されたときに、図8の(b)に示すような、家電4を追加することをユーザに選択させるための家電追加キー53を表示させる。この家電追加キー53が選択されると、登録部16は、追加可能な家電4を検索し、図8の(c)に示すように、検出した家電4を示す画像54を表示させる。なお、例えば家電4自体または家電4に接続したネットワークアダプタに近距離〜中距離の無線通信機能を持たせて無線信号を送信させることにより、端末装置1の周囲の家電4を検出することが可能になる。
次に、画像54の示す家電4が選択されると、登録部16は、図8の(d)に示すように、当該家電4の名前(登録名)の入力項目55、当該家電4の設置場所の郵便番号の入力項目56、当該家電4の設置場所の入力項目57を表示させる。そして、登録部16は、これらの入力項目に入力された内容をエージェントサーバ2に通知して家電管理情報41に登録させる。
なお、入力項目57の右端の下向き矢印を選択することにより、設置場所の候補を示すドロップダウンリストが表示され、ユーザは該リストから設置場所を選択することができる。このリストに表示させる設置場所の候補は、登録グループのグループ名と、一般的な家庭において家電が設置される場所とを組み合わせて生成してもよい。例えば、エージェントサーバ2から登録情報40を取得して、登録グループのグループ名「A家」および「B家」を特定した場合、これらを「リビング」「キッチン」「寝室」等の場所とそれぞれ組み合わせることによって設置場所の候補とすることができる。
図8の(d)の画面にて各入力項目への入力がなされた状態で同画面の右上の「次へ」が選択されると、登録部16は、図8の(e)に示すように、端末装置1と登録する家電4とのペアリングの方法を示す案内画面を表示する。この案内画面に従って必要な操作を行い、その後リンクキー58を選択することにより、端末装置1と登録する家電4とがペアリングされて、無線通信することが可能になる。なお、図示の例では、家電4に外付けされたネットワークアダプタを介して無線通信する例を示している。家電4の動作ログを送信する機能は、このようなアダプタによって実現してもよい。無論、動作ログを送信する機能を実現するための構成は家電4に内蔵されていてもよい。また、端末装置1と登録する家電とを直接無線通信させる必要がない場合、この案内画面の表示は省略してもよい。以上により、家電4の登録処理は終了し、図8の(f)に示すように、登録した家電4を示す画像59がともだち家電リストに表示される。
なお、図8では、オーナーである父(登録名は「お父さん」)が登録を行った例を示した。この場合、登録部16は、登録する家電4の機器ID、図8の(d)の各入力項目に入力された内容を示す情報、および登録者のメンバーIDをエージェントサーバ2に送信する。なお、登録者のメンバーIDは、掲示板を使用する際にログインを行わせることによって取得してもよい。ログインは、これらの情報の送信までに行えばよく、例えば図8の(f)の画面を表示させるまでにログイン画面を表示させてもよい。
そして、これらの情報を受信したエージェントサーバ2の登録管理部34は、当該情報に含まれるメンバーIDが示すメンバーがオーナーとなっている登録情報40を読み出し、登録家電を追加する。また、当該登録情報40に対応する家電管理情報41にも当該家電を追加し、その登録名や設置場所等の情報も登録する。
なお、メンバーを登録する場合、端末装置1の登録部16は、グループへの招待メールから取得したオーナーIDと、登録対象者が入力あるいは選択した登録名やアバター画像等とをエージェントサーバ2に送信する。そして、エージェントサーバ2の登録管理部34が、当該登録対象者にメンバーIDを発行し、新たなメンバーとしてメンバー管理情報42に追加する。
〔家電のグループとの対応付け詳細〕
上述のようにして登録情報40に登録された家電のグループとの対応付け(グループへの登録)について、図9に基づいて説明する。図9は、家電のグループへの登録を説明する図であり、(a)〜(c)は家電4をグループに登録する際の表示画面の遷移例を示し、(d)はグループに登録された家電4からのメッセージの投稿例を示す。
端末装置1の登録部16は、何れかの掲示板を表示させているときに、メニューを表示させる操作が行われると、図9の(a)に示すようなメニュー60を表示させる。そして、このメニュー60から「ともだち家電招待」が選択されたときに、図9の(b)に示すような、家電登録画面を表示させる。
図9の(b)の家電登録画面には、登録情報40に登録された家電4のうち、当該掲示板(同図の(a)のメニュー60を表示させたときに表示されていた掲示板)に登録されていない家電4を示す情報(この例ではアバターおよび登録名)が表示されている。なお、このような家電4は、当該グループのグループIDをエージェントサーバ2に通知することにより、該エージェントサーバ2に特定させることができる。エージェントサーバ2の登録管理部34は、サーバ記憶部22の家電管理情報41を参照することにより、受信したグループIDが示すグループに対応付けられていない家電4を特定することができるためである。
ここで、家電4を示す情報が選択されてキー61が選択された場合、登録部16は、その家電4を当該掲示板に登録する処理を進める。すなわち、登録部16は、同図の(c)の画面を表示させて、登録内容をユーザに確認させ、また、必要に応じて登録内容の設定または変更を受け付ける。具体的には、アバター画像62が選択されたときには、アバター画像の変更および、投稿するメッセージの言語に関する言語オプションの変更を受け付ける。また、当該家電のメッセージが投稿される頻度を設定するためのつぶやきオプションの変更も受け付ける。そして、登録キー63が選択されると、登録部16は、当該グループのグループID、登録する家電4の機器ID、登録名、アバター画像、およびつぶやきオプションの設定をエージェントサーバ2に通知する。
そして、これらの情報を受信したエージェントサーバ2の登録管理部34は、家電管理情報41を読み出し、当該家電4の登録グループを追加し、アバター画像に変更があれば更新する。なお、図6には示していないが、言語オプションの設定やつぶやきオプションの設定も家電管理情報41に記録してもよい。
これにより、図9の(d)に示すように、当該家電4のメッセージが、エージェントサーバ2によって当該グループの掲示板に投稿されるようになる。図9の(d)の例では、登録されたアバター画像および登録名、ならびに当該家電4が登録されたことを示すメッセージを含む投稿画像64が表示されている。これにより、当該家電4が登録されたこと、および、今後このような態様で当該家電4からの投稿がなされることをメンバーに認識させることができる。
なお、家電4のグループ(掲示板)への登録は、特定のメンバー(例えばオーナー)のみが可能な構成としてもよい。この場合、端末装置1の登録部16が、該端末装置1の使用者がオーナーであると判断した場合(例えばオーナーのメンバーIDでログインがなされている場合)にのみ、図9(a)の「ともだち家電招待」の項目を表示させるようにしてもよい。
〔処理の流れ〕
次に、エージェントサーバ2が実行する投稿処理(情報処理方法)の流れを図10に基づいて説明する。図10は、投稿処理の一例を示すフローチャートである。動作ログ取得部31は、家電4が動作開始したことを示す動作ログを取得すると(S1)、取得した動作ログをメッセージ決定部33に通知する。なお、通知対象とする動作ログは、家電4の動作開始を示すものに限られず、他の動作ログを通知してもよい。ただし、必ずしも全ての動作ログを通知する必要はなく、メッセージを投稿する動作ログの種類を予め決めておき、その種類の動作ログを取得したときにメッセージ決定部33に通知してもよい。
次に、メッセージ決定部33は、通知された動作ログに対応する家電4(該動作ログが示す動作を行った家電4)を特定して登録管理部34に通知し、その家電4が登録されたグループを特定するよう指示する。そして、この指示を受信した登録管理部34は、家電管理情報41を参照して、通知された家電4に対応付けられたグループを特定し(S2)、特定したグループをメッセージ決定部33に通知する。ここで特定されたグループが、家電4に関するメッセージの出力対象となり得る対象グループである。なお、複数のグループが特定された場合、特定された全てのグループを通知する。
次に、メッセージ決定部33は、通知されたグループの1つを選択して(S3)、該グループのグループIDと、上記特定した家電4の機器IDと共に設置場所判定部32に通知し、当該グループの拠点が当該家電4の設置場所に対応しているか判定させる。言い換えれば、当該家電4が当該グループの拠点に設置されているか否かを判定させる。そして、この指示を受信した設置場所判定部32は、家電管理情報41を参照して該判定を行い(S4、判定ステップ)、判定結果をメッセージ決定部33に返す。例えば、図6の家電管理情報41を参照する場合に、エアコンBの機器IDとA家のグループIDが通知されたときには、エアコンBの設置場所がB家のリビングであるから、当該グループの拠点は当該家電4の設置場所に対応していないと判定する。
ここで、設置場所判定部32から通知された判定結果が、当該グループの拠点が当該家電4の設置場所に対応していることを示している場合(S4でYES)、メッセージ決定部33は、家電4のある家向けの投稿内容を決定し(S5、メッセージ決定ステップ)、S7の処理に進む。一方、設置場所判定部32から通知された判定結果が、当該グループの拠点が当該家電4の設置場所に対応していないことを示している場合(S4でNO)、メッセージ決定部33は、家電4のない家向けの投稿内容を決定し(S6、メッセージ決定ステップ)、S7の処理に進む。
S7では、メッセージ決定部33は、S5またはS6で決定した内容のメッセージを当該家電4からのメッセージとして、S3で選択したグループの掲示板に投稿する。そして、メッセージ決定部33は、投稿を終了するか判断し(S8)、終了する場合(S8でYES)には投稿処理を終了し、終了しない場合にはS3の処理に戻る。
投稿を終了する否かは、例えばS2で特定された全てのグループの掲示板へのメッセージの投稿が完了しているか否かによって判定すればよい。ただし、必ずしも特定された全てのグループの掲示板に投稿する必要はなく、少なくとも1つのグループの掲示板に投稿を行えばよい。
なお、メッセージの内容をS4の判定結果に応じた内容とする方法は、特に限定されない。例えば、家電4のある家向けのメッセージのテンプレートと、家電4のない家向けのメッセージのテンプレートを予め用意しておくことによって、S4の判定結果に応じた内容のメッセージを生成してもよい。この場合、S6では、S4の判定結果に応じたテンプレートを選択することによって投稿内容を決定する。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図11に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。本実施形態では、家電4の動作ログの一種であるエラーログを取得したときにメッセージを投稿する例について説明する。システムおよび装置の構成は、上記実施形態と同様である(図1参照)。
図11は、1つの家電から取得したエラーログに関するメッセージを2つの掲示板に投稿する例を模式的に示した図である。なお、図11のA家およびB家は、図2に示したものと同じであるが、説明に用いない部分は図示を省略している。図11の例では、B家に設置された家電4E(冷蔵庫)で動作エラーが発生し、発生したエラーを示すエラーログがエージェントサーバ2に送信されている。そして、このエラーログを受信したエージェントサーバ2は、家電4Eの当該エラーログに関するメッセージを投稿することを決定する。ここで、家電4Eは、A家およびB家の両グループに登録されているから、メッセージの投稿対象は、家族掲示板A、Bの両方となる。また、家電4Eは、家族掲示板Bに対応するB家に設置されており、A家には設置されていない。
そこで、エージェントサーバ2は、家電4Eが設置されていないA家に対応する家族掲示板Aには、A家には設置されていない家電4Eがコメントしているかのような内容のメッセージを投稿する。また、家電4Eが設置されているB家に対応する家族掲示板Bには、B家に設置されている家電4Eがコメントしているかのような内容のメッセージを投稿する。
具体的には、図示の例では、家族掲示板Bには「庫内の温度が上がってきたよ!」のメッセージを投稿し、このとき同時に家族掲示板Aには「B家で庫内の温度が上がるトラブル発生中!」のメッセージを投稿している。これにより、家族掲示板Bにて、B家のメンバー(祖父、祖母)に、B家の冷蔵庫(家電4E)において庫内温度が上がる動作エラーが発生していることを、当該冷蔵庫のアバターからのメッセージによって認識させることができる。また、家族掲示板Aにて、A家のメンバー(父、母、娘)に、B家の冷蔵庫(家電4E)において動作エラーが発生した(庫内温度が上がっている)ことを、当該冷蔵庫のアバターからのメッセージによって認識させることができる。
このようなメッセージについても、図10と同様の投稿処理にて投稿することができる。なお、エラーに関するメッセージはメンバーにとって重要度が高い情報であるから、できるだけ多くのメンバーに提示することが好ましい。このため、エラーログ取得時の投稿処理の場合、図10のS8の投稿を終了する否かの判定は、S2で特定された全ての掲示板へのメッセージの投稿が完了しているか否かによって行うことが好ましい。つまり、投稿するメッセージの重要度に応じて投稿先を変えてもよい。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図12および図13に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。本実施形態では、掲示板への投稿によって家電4の動作指示を行ったときにメッセージを投稿する例について説明する。つまり、本実施形態では、掲示板に家電4に対する動作指示の投稿が行われたことをイベントとして検出して、掲示板にメッセージを投稿する。このため、本実施形態では、家電制御部30が、このイベントを検出するイベント検出手段として機能するが、それ以外の構成は実施形態1と同様である(図1参照)。
図12は、1つの家電4に対する掲示板を介した動作指示に関するメッセージを2つの掲示板に投稿する例を模式的に示した図である。なお、図12のA家およびB家は、図2および図11に示したものと同じであるが、説明に用いない部分は図示を省略している。
図12の例では、家族掲示板BにB家のエアコン(家電4D)を動作開始させる動作指示の投稿がなされている。そして、エージェントサーバ2は、この動作指示の内容を示す動作指示情報を掲示板サーバ3から取得して、家電4Dに動作指示を送信して動作を開始させている。また、エージェントサーバ2は、家電4Dを動作させたことに関するメッセージを投稿することを決定する。ここで、家電4Dは、A家およびB家の両グループに登録されているから、メッセージの投稿対象は、家族掲示板A、Bの両方となる。また、家電4Dは、動作指示が行われた家族掲示板Bに対応するB家に設置されており、A家には設置されていない。
そこで、エージェントサーバ2は、家電4Dが設置されていないA家に対応する家族掲示板Aには、A家には設置されていない家電4Dがコメントしているかのような内容のメッセージを投稿する。また、家電4Dが設置されているB家に対応する家族掲示板Bには、B家に設置されている家電4Dが、上記動作指示に答えるメッセージを投稿する。
具体的には、図示の例では、家族掲示板Bには「冷房運転を始めますね」のメッセージを投稿しており、このとき同時に家族掲示板Aには「B家で冷房運転を始めました」のメッセージを投稿している。これにより、家族掲示板Bにて、B家のメンバー(祖父、祖母)に、先に投稿した動作指示に従って、B家のエアコン(家電4D)の冷房運転が開始されたことを、当該エアコンのアバターからのメッセージによって認識させることができる。また、家族掲示板Aにて、A家のメンバー(父、母、娘)に、B家のエアコン(家電4D)の冷房運転が開始されたことを、当該エアコンのアバターからのメッセージによって認識させることができる。
〔処理の流れ〕
次に、本実施形態においてエージェントサーバ2が実行する投稿処理(情報処理方法)の流れを図13に基づいて説明する。図13は、掲示板を介して家電4の動作指示が行われたときに実行される投稿処理の一例を示すフローチャートである。なお、図10の投稿処理と共通の処理については同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
掲示板サーバ3は、家電4の動作指示の投稿がなされると、動作指示情報をエージェントサーバ2に通知する。そして、エージェントサーバ2の家電制御部30は、上記動作指示情報を取得し(S21)、該情報に従って家電4に動作指示を送信する。なお、動作指示情報には動作指示の対象となる家電4の機器IDが含まれる。また、家電制御部30は、メッセージ決定部33に当該家電4の機器IDを送信して、該家電4に動作指示を送信したことを通知する。
次に、メッセージ決定部33は、動作指示の対象の家電4を登録管理部34に通知し、その家電4に対応するグループを特定するよう指示する。そして、この指示を受信した登録管理部34は、家電管理情報41を参照して、通知された家電4に対応付けられたグループを特定し(S22)、特定したグループ(対象グループ)をメッセージ決定部33に通知する。なお、複数のグループが特定された場合、特定された全てのグループを通知する。この後、S3〜S8の処理が行われてグループの掲示板にメッセージが投稿され、投稿処理は終了する。
〔実施形態4:グループの選択〕
上記各実施形態では、家電4に関するイベント(動作ログの取得、エラーログの取得、または動作指示の投稿)の検出を契機として家電4に関するメッセージを投稿している。ここで、当該家電4が複数のグループに登録されている場合、メッセージ決定部33は、検出されたイベントに応じて、上記メッセージを出力させるグループを選択してもよい。
例えば、家電4が所定の動作状態であることを示す動作ログ(例えば動作開始したことを示す動作ログ)が取得された場合、メッセージ決定部33は、拠点に当該家電4が設置されていない対象グループを選択し、当該家電4が設置されている対象グループは選択しないようにしてもよい。これにより、拠点に当該家電4が設置されていない対象グループのメンバーのみに、当該家電4の動作状態に関するメッセージを提示することができる。
また、例えば、家電4に動作エラーが発生したことを示すエラーログが取得された場合、メッセージ決定部33は、拠点に当該家電4が設置されている対象グループと、設置されていない対象グループの両方を選択してもよい。これにより、両対象グループのメンバーに、当該家電4のエラーに関するメッセージを提示することができる。
さらに、例えば、掲示板に家電4の動作指示の投稿がなされた場合、メッセージ決定部33は、当該掲示板にメッセージを投稿してもよい。これにより、ある掲示板への投稿によって動作指示を行ったメンバーに、その掲示板でその動作指示に対する家電4からの回答を提示することができる。
また、イベントの種類や内容の他、投稿するメッセージの内容や、メッセージを決定する契機となったイベントに関連するメンバー等の要素の少なくとも1つを考慮して、メッセージを出力させるグループを選択してもよい。メッセージの内容は、例えば「見守り用メッセージ」や「エラー報告用メッセージ」等予め設定された分類の何れに該当するかによって特定してもよい。また、イベントに関連するメンバーに応じたグループの選択は、そのメンバーが誰であるかに基づいて行ってもよいし、そのメンバーの属性に基づいて行ってもよい。なお、メンバーの属性は、グループ選択の判断材料になるような属性であれば特に限定されない。例えば、メンバーの年齢に関する属性(年少者、成人、高齢者等)であってもよいし、「見守り対象者」や「被見守り対象者」等のような、ユーザが設定した属性であってもよい。
例えば、図3の例において、家電4Fの電源をONにしたメンバーが祖父または祖母であれば、見守りのために、拠点に家電4Fのないグループ(A家)を選択してもよい。一方、家電4Fの電源をONにしたメンバーが父や母であれば、見守りのためのメッセージの投稿は不要なケースであるから、拠点に家電4Fのあるグループ(B家)を選択してもよい。
具体的には、上記段落の例において、メッセージの内容に応じてグループを選択する場合、メッセージが見守り用のメッセージであるか否かによって、拠点に家電4Fのないグループを選択するか否かを選択すればよい。また、イベントに関連するメンバーに応じてグループを選択する場合、イベント発生の原因となったメンバーが所定のメンバーであるか否か、あるいはイベント発生の原因となったメンバーの属性が所定の属性(例えば見守り対象者)であるか否かに応じたグループを選択すればよい。
〔変形例〕
メッセージ投稿の契機となるイベントは、家電4に関するイベントであればよく、上記実施形態の例に限られない。例えば、家電4の使用年数が所定年数に達したことを上記イベントとして検出してもよいし、継続稼働時間が所定の上限値に達したことを上記イベントとして検出してもよい。
また、例えば、家電4の動作ログとして、該家電4の内部または周囲に設置されたセンサの検出結果を取得して、該検出結果に基づいてイベントの発生を検出してもよい。例えば、家電4の周囲の温度(室温)を取得し、温度が所定の上限値を超える場合に、上記イベントが発生したと判定してもよい。また、この場合、温度を調節する家電4(例えばエアコン)を動作させることを勧めるメッセージを投稿してもよい。同様に、温度が所定の下限値を下回る場合に上記イベントが発生したと判定してもよい。この他、湿度の検出結果や、家電4が冷蔵庫である場合には、そのドアの開閉状態の検出結果に基づいてイベントの発生を検出してもよい。また、家電4がエアコンなどの空調装置である場合、該家電4の設置されている部屋の窓やドアの開閉状態の検出結果に基づいてイベントの発生を検出してもよい。
そして、これらの場合においても、実施形態4と同様に、検出したイベントに応じて、メッセージを出力させるグループを選択してもよい。例えば、室温が40℃を超える等、熱中症の危険が生じるような状態となったことをイベントとして検出した場合には、拠点に家電4が設置されている対象グループと、設置されていない対象グループの両方を選択してもよい。
また、メッセージの決定に関して、検出されたイベント以外の要素を考慮してメッセージを決定してもよい。例えば、そのイベントに関連するメンバーを特定し、そのメンバーに応じた内容のメッセージを決定してもよい。メンバーの特定は、例えば、家電に撮影機能を持たせて、その家電を操作したメンバーを撮影し、撮影した画像を解析することによって行うことができる。これにより、例えば各メンバーの嗜好に応じたメッセージを決定することができ、また、各メンバーの嗜好に応じた商品、サービス、店舗等を紹介するメッセージを決定することも可能になる。
また、上記各実施形態では、グループの情報共有を掲示板で行う例を示したが、登録されたメッセージが所定のグループのメンバーに共有されるようになっていればよく、この例に限られない。例えば、所定のグループのメンバーに共有されるようなメモや、スケジュール等にメッセージを登録してもよい。
また、例えば、エージェントサーバ2から直接または他のサーバを介してメッセージを端末装置1に送信して出力させてもよい。そして、メッセージの出力態様は、文字や画像による表示出力に限られず、音声出力等であってもよい。また、拠点に家電4が設置されているグループにメッセージを提示する場合、当該家電4にメッセージを出力(表示出力または音声出力)させてもよい。この場合、家電4が端末装置としても機能することになる。
また、上記各実施形態では、エージェントサーバ2と掲示板サーバ3の2つのサーバを用いる例を説明したが、これらの機能を併せ持つ1つのサーバを用いることもできる。また、エージェントサーバ2の有する各機能が、個別のサーバにて実現されていてもよい。例えば、家電制御部30、動作ログ取得部31、設置場所判定部32、メッセージ決定部33、および登録管理部34のそれぞれの機能が個別のサーバによって実現されてもよい。そして、この場合、各サーバは、同じ事業者によって管理されていてもよいし、異なる事業者によって管理されていてもよい。
〔実施形態5:ソフトウェアによる実現例〕
端末装置1およびエージェントサーバ2の各ブロックは、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、端末装置1またはエージェントサーバ2を図14に示すようなコンピュータ(電子計算機)を用いて構成することができる。図14は、端末装置1またはエージェントサーバ2として利用可能なコンピュータ100の構成を例示したブロック図である。
コンピュータ100は、図14に示すように、バス110を介して互いに接続された演算装置120と、主記憶装置130と、補助記憶装置140と、入出力インターフェース150とを備えている。演算装置120、主記憶装置130、および補助記憶装置140は、それぞれ、例えばCPU、RAM(random access memory)、ハードディスクドライブであってもよい。なお、主記憶装置130は、コンピュータ読み取り可能な「一時的でない有形の媒体」であればよく、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブル論理回路などを用いることができる。
入出力インターフェース150には、入力装置200および出力装置300が接続される。端末装置1またはエージェントサーバ2の入力装置200および出力装置300は、ユーザの入力操作の受け付け、他の装置から送信されるデータの受信、および他の装置へのデータの送信を行う。
補助記憶装置140には、コンピュータ100を端末装置1またはエージェントサーバ2として動作させるための各種プログラムが格納されている。そして、演算装置120は、補助記憶装置140に格納された上記各プログラムを主記憶装置130上に展開し、主記憶装置130上に展開された上記各プログラムに含まれる命令を実行することによって、コンピュータ100を、端末装置1またはエージェントサーバ2が備える各部として機能させる。
なお、ここでは、内部記録媒体である補助記憶装置140に記録されている上記各プログラムを用いてコンピュータ100を機能させる構成について説明したが、外部記録媒体に記録されているプログラムを用いてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る情報処理装置(エージェントサーバ2)は、予め登録されたグループのメンバーの端末装置1に電気器具(家電4)に関するメッセージを出力させる情報処理装置であって、予め登録された上記グループのうち、上記電気器具に関するメッセージの出力対象となり得る対象グループには、拠点に上記電気器具が設置されている対象グループと、設置されていない対象グループとが含まれており、上記対象グループの拠点に上記電気器具が設置されているか判定する判定手段(設置場所判定部32)と、上記対象グループのメンバーの端末装置に出力させるメッセージを、上記判定手段の判定結果に応じた内容とするメッセージ決定手段(メッセージ決定部)と、を備えている。
上記の構成によれば、電気器具に関するメッセージを、ある対象グループのメンバーの端末装置に出力させる場合に、その対象グループの拠点に電気器具が設置されているか否かに応じた内容のメッセージを出力させることができる。なお、上記拠点は、グループの各メンバーに関連する場所であればよく、例えば住居、職場、店舗、または施設等であってもよい。
具体例を挙げれば、上記の構成によれば、ある電気器具が設置されているA家を拠点とするグループが登録されている場合に、A家に設置された当該電気器具が話したかのようなメッセージを登録して、A家のメンバーに提示することができる。そして、これにより、電気器具があたかも家族の一員となったかのような感覚を与えて、ユーザの電気器具への愛着を強めることができる。また、上記電気器具が設置されていないB家を拠点とするグループが登録されている場合に、他の家の電気器具の動作内容を示すメッセージを登録して、B家のメンバーに提示することもできる。このようなメッセージは、例えば高齢者や年少者の見守りに利用することができる。
なお、端末装置にメッセージを出力させる処理は、上記情報処理装置が直接行ってもよいし、他の装置を介して行ってもよい。例えば、他の装置にメッセージを登録して、端末装置に当該他の装置にアクセスさせることにより、該メッセージを端末装置に出力させてもよい。また、出力の態様は、表示出力に限られず、音声出力等であってもよい。さらに、上記判定手段は、対象グループの少なくとも1つについて判定を行えばよく、必ずしも全ての対象グループについて判定を行う必要はない。そして、出力制御手段は、必ずしも全ての対象グループのメンバーの端末装置にメッセージを出力させる必要はなく、少なくとも1つの対象グループのメンバーの端末装置にメッセージを出力させればよい。
本発明の態様2に係る情報処理装置は、上記態様1において、上記メッセージを決定する契機として予め定められたイベントを検出するイベント検出手段(家電制御部30、動作ログ取得部31)と、複数の上記対象グループのうち、上記メッセージを出力させる対象グループを、上記イベント検出手段が検出したイベントに応じて選択する選択手段(メッセージ決定部33)と、を備えていてもよい。
上記の構成によれば、検出したイベントに応じてメッセージを出力させる対象グループを選択するので、検出したイベントに応じた適切な対象グループにメッセージを提示することが可能になる。
本発明の態様3に係る情報処理装置は、上記態様2において、上記選択手段は、上記イベント検出手段が、上記電気器具が所定の動作にあることを上記イベントとして検出したときに、拠点に上記電気器具が設置されていない対象グループを選択してもよい。
上記の構成によれば、電気器具が所定の動作にあることをイベントとして検出したときに、拠点に上記電気器具が設置されていない対象グループを選択する。よって、拠点に上記電気器具が設置されていない対象グループのメンバーに、該電気器具が所定の動作にあることを認識させることができる。なお、所定の動作状態は、予め定めた電気器具の動作状態であればよく、例えば電気器具の電源がONとなって稼働している状態であってもよいし、逆に稼働停止している状態であってもよく、この他所定の動作を行っている状態等であってもよい。また、拠点に上記電気器具が設置されているグループのメンバーが、その電気器具が所定の動作にあることを直接に認識することが可能である場合には、このようなメンバーへのメッセージの提示を省略することもできる。
本発明の態様4に係る情報処理装置は、上記態様2または3において、上記選択手段は、上記イベント検出手段が、上記電気器具に動作エラーが発生したことを上記イベントとして検出したときに、拠点に上記電気器具が設置されている対象グループと、拠点に上記電気器具が設置されていない対象グループとの両方を選択してもよい。
上記の構成によれば、上記電気器具に動作エラーが発生したことを上記イベントとして検出したときに、拠点に上記電気器具が設置されている対象グループと、拠点に上記電気器具が設置されていない対象グループとの両方を選択する。よって、電気器具に動作エラーが発生したことを広く認識させ、当該動作エラーが解消される可能性を高めることができる。
本発明の態様5に係る情報処理装置は、上記態様2から4の何れかにおいて、上記イベント検出手段は、上記電気器具に対する動作指示の投稿を受け付ける電子掲示板に対し、該動作指示の投稿が行われたことを上記イベントとして検出してもよい。
上記の構成によれば、電子掲示板に電気器具の動作指示の投稿が行われたことをイベントとして検出するので、電子掲示板に電気器具の動作指示の投稿が行われたときに、その電気器具に関するメッセージを出力させることができる。なお、この場合、電気器具に関するメッセージを、対象グループのメンバーが閲覧可能な電子掲示板に投稿することによって、該対象グループのメンバーの端末装置に出力させてもよい。これにより、電気器具の動作指示とそれに関するメッセージの確認とを電子掲示板にて行わせることができる。
本発明の態様6に係る情報処理装置は、上記態様1において、複数の上記対象グループのうち、上記メッセージを出力させる対象グループを、該メッセージの内容、および該メッセージを決定する契機となったイベントに関連するメンバーの少なくとも何れかに応じて選択する選択手段を備えていてもよい。
上記の構成によれば、メッセージを出力させる対象グループを、該メッセージの内容、および該メッセージを決定する契機となったイベントに関連するメンバーに応じて選択する。よって、メッセージの内容および関連するメンバーの少なくとも何れかに応じた適切な対象グループにメッセージを提示することが可能になる。
本発明の態様7に係る端末装置1は、予め登録されたグループのメンバーに向けた電気器具に関するメッセージを決定する情報処理装置が決定した当該メッセージを出力する端末装置であって、予め登録された上記グループのうち、上記メッセージの出力対象となり得る対象グループには、拠点に上記電気器具が設置されている対象グループと、設置されていない対象グループとが含まれており、上記情報処理装置が決定した、上記対象グループの拠点に上記電気器具が設置されているか否かに応じた内容のメッセージを取得するメッセージ取得手段(掲示板制御部15)と、上記メッセージ取得手段が取得した上記メッセージを出力するメッセージ出力手段(掲示板制御部15)と、を備えている。
上記の構成によれば、対象グループの拠点に電気器具が設置されているか否かの判定結果に応じた内容のメッセージを取得し、対象グループのメンバーに対して出力する。よって、電気器具に関するメッセージを、ある対象グループのメンバーに対して出力する場合に、その対象グループの拠点に電気器具が設置されているか否かに応じた内容のメッセージを出力することができる。
本発明の態様8に係る情報共有システム5は、上記態様1から6の何れかの情報処理装置と、該情報処理装置が決定したメッセージを出力する端末装置とを含む。よって、上記態様1から6の情報処理装置と同様の効果を奏する。
本発明の態様9に係る情報処理方法は、情報処理装置によって、予め登録されたグループのメンバーの端末装置に電気器具に関するメッセージを出力させる情報処理方法であって、予め登録された上記グループのうち、上記電気器具に関するメッセージの出力対象となり得る対象グループには、拠点に上記電気器具が設置されている対象グループと、設置されていない対象グループとが含まれており、上記対象グループの拠点に上記電気器具が設置されているか判定する判定ステップと、上記対象グループのメンバーの端末装置に出力させるメッセージを、上記判定ステップの判定結果に応じた内容とするメッセージ決定ステップと、を含む。よって、上記態様1の情報処理装置と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る情報処理装置および端末装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記情報処理装置または端末装置が備える各手段として動作させることにより上記情報処理装置または端末装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、予め登録されたグループのメンバーの端末装置にメッセージを出力させるシステムにおいて使用される各種機器に利用することができる。
1 端末装置
15 掲示板制御部(メッセージ取得手段、メッセージ出力手段)
2 エージェントサーバ(情報処理装置)
30 家電制御部(イベント検出手段)
31 動作ログ取得部(イベント検出手段)
32 設置場所判定部(判定手段)
33 メッセージ決定部(メッセージ決定手段、選択手段)
5 情報共有システム

Claims (10)

  1. 予め登録されたグループのメンバーの端末装置に電気器具に関するメッセージを出力させる情報処理装置であって、
    予め登録された上記グループのうち、上記電気器具に関するメッセージの出力対象となり得る対象グループには、拠点に上記電気器具が設置されている対象グループと、設置されていない対象グループとが含まれており、
    上記対象グループの拠点に上記電気器具が設置されているか判定する判定手段と、
    上記対象グループのメンバーの端末装置に出力させるメッセージを、上記判定手段の判定結果に応じた内容とするメッセージ決定手段と、を備えていることを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記メッセージを決定する契機として予め定められたイベントを検出するイベント検出手段と、
    複数の上記対象グループのうち、上記メッセージを出力させる対象グループを、上記イベント検出手段が検出したイベントに応じて選択する選択手段と、を備えていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 上記選択手段は、上記イベント検出手段が、上記電気器具が所定の動作にあることを上記イベントとして検出したときに、拠点に上記電気器具が設置されていない対象グループを選択することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 上記選択手段は、上記イベント検出手段が、上記電気器具に動作エラーが発生したことを上記イベントとして検出したときに、拠点に上記電気器具が設置されている対象グループと、拠点に上記電気器具が設置されていない対象グループとの両方を選択することを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 上記イベント検出手段は、上記電気器具に対する動作指示の投稿を受け付ける電子掲示板に対し、該動作指示の投稿が行われたことを上記イベントとして検出することを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 複数の上記対象グループのうち、上記メッセージを出力させる対象グループを、該メッセージの内容、および該メッセージを決定する契機となったイベントに関連するメンバーの少なくとも何れかに応じて選択する選択手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 予め登録されたグループのメンバーに向けた電気器具に関するメッセージを決定する情報処理装置が決定した当該メッセージを出力する端末装置であって、
    予め登録された上記グループのうち、上記メッセージの出力対象となり得る対象グループには、拠点に上記電気器具が設置されている対象グループと、設置されていない対象グループとが含まれており、
    上記情報処理装置が決定した、上記対象グループの拠点に上記電気器具が設置されているか否かに応じた内容のメッセージを取得するメッセージ取得手段と、
    上記メッセージ取得手段が取得した上記メッセージを出力するメッセージ出力手段と、を備えていることを特徴とする端末装置。
  8. 請求項1から6の何れか1項に記載の情報処理装置と、該情報処理装置が決定したメッセージを出力する端末装置とを含むことを特徴とする情報共有システム。
  9. 情報処理装置によって、予め登録されたグループのメンバーの端末装置に電気器具に関するメッセージを出力させる情報処理方法であって、
    予め登録された上記グループのうち、上記電気器具に関するメッセージの出力対象となり得る対象グループには、拠点に上記電気器具が設置されている対象グループと、設置されていない対象グループとが含まれており、
    上記対象グループの拠点に上記電気器具が設置されているか判定する判定ステップと、
    上記対象グループのメンバーの端末装置に出力させるメッセージを、上記判定ステップの判定結果に応じた内容とするメッセージ決定ステップと、を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. 請求項1から6の何れか1項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
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