JP2015219603A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 画像データにおけるノイズ量やノイズ量に関係する撮影条件に基づいて類似度を算出する画素数を変更することにより、処理負荷を軽減しつつ適切なノイズ低減処理を行う。【解決手段】 画像処理装置であって、画像データに対応するノイズに関する情報に基づいて、複数の画素からなる画素群を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された画素群に従って導出される前記着目画素と参照画素との類似度に基づいて、前記参照画素に対する重みを決定する決定手段と、前記参照画素の画素値と前記重みとから、前記着目画素の画素値を出力する出力手段とを有することを特徴とする。【選択図】 図4

Description

本発明は、画像データに含まれるノイズを低減する技術に関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどのデジタル撮像装置が広く普及している。デジタル撮像装置は、CCDやCMOSセンサなどの撮像素子で受光した光をデジタル信号に変換することでデジタル画像データを生成する。デジタル画像データを生成する過程では、撮像素子や回路の特性により暗電流ノイズ、熱雑音、ショットノイズ等が発生するため、デジタル画像データにはノイズが混入する。
そこで、高画質なデジタル画像データを得るためには、ノイズ低減処理が必要である。ノイズ低減処理には、画像データにおける着目画素の画素値を、複数の参照画素と各参照画素に対応する重み付き平均により算出する方法がある。特許文献1および特許文献2は、着目画素を含む領域と参照画素を含む領域とを比較して着目画素と参照画素の類似度を決定し、類似度に基づいて参照画素に対応する重みを導出する方法が記載されている。これらの方法によれば、類似度の高い参照画素ほど大きい重みを導出して重み付き平均をすることにより、ノイズを低減する。
特表2007−536662号公報 特開2011−39675号公報
着目画素と参照画素との類似度を決定するための領域に含まれる画素数が多いほどより正確に類似度を算出できるため、ノイズ低減効果は高くなる。特に画像データに含まれるノイズが多い場合は、少ない画素数で類似度を決定すると、ノイズを含まない画像データにおける類似度を正確に推定することに限界があり、ノイズ低減効果が小さくなってしまうことがある。これは、領域内に含まれるノイズのパターンと同じようなノイズパターンをもつ参照画素に対して重みが大きくなってしまうことがあるためである。言い換えると、本来重みを大きくすべきでない参照画素に対する重みを、大きくすることになる。従って、着目画素の画素値として得られる重み付き平均値のノイズ低減効果が小さくなってしまうことがある。
類似度を決定するための領域に含まれる画素数が多いと、ノイズを含まない画像データの類似度の正確性をより高めることができる一方、着目画素と類似度が高い参照画素の数が少なくなってしまう。その結果、着目画素のノイズ低減処理後の画素値として算出される重み付き平均値に対して、影響を与える画素の数が少ないために、ノイズ低減効果が小さくなってしまうことがある。
そこで本発明は、画像データにおけるノイズ量やノイズ量に関係する撮影条件に基づいて類似度を算出する画素数を変更することにより、処理負荷を軽減しつつ適切なノイズ低減処理を行うことを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、画像データに対応するノイズに関する情報に基づいて、複数の画素からなる画素群を設定する設定手段と、前記設定手段により設定された画素群に従って導出される前記着目画素と参照画素との類似度に基づいて、前記参照画素に対する重みを決定する決定手段と、前記参照画素の画素値と前記重みとから、前記着目画素の画素値を出力する出力手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、画像データに対応するノイズに関する情報に基づいて類似度を算出することにより、処理負荷を軽減しつつ適切なノイズ低減処理を行うことができる。
画像処理装置のハードウェア構成を示す模式図 ノイズ低減方法を説明する模式図 類似度に応じた重みを算出する関数を説明する模式図 画像処理装置の論理構成を示すブロック図 ノイズ分散と撮影情報の関係を示す図 マッチング領域設定の例を説明する模式図 マッチング領域を設定するためのテーブルを示す図 画像処理装置における処理のフローチャート図 ノイズ分散とセンサ温度の関係を示す模式図とマッチング領域を設定するためのテーブルを示す図 画像処理装置の論理構成を示すブロック図 ノイズ分散と画素値の関係を説明する模式図 画像処理装置におけるフローチャートを示す図 画像処理装置の論理構成を示すブロック図 画像処理装置におけるフローチャートを示す図 画像処理装置の論理構成を示すブロック図 選択部1510の詳細な構成を示す図 画像処理装置におけるフローチャートを示す図 ノイズ分散と領域画素数を示す図
以下、添付図面を参照して、本発明を好適な実施例に従って詳細に説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例にすぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に適用可能な画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。本実施形態では、画像処理装置の一例としてデジタルカメラの構成例を示す。なお、ここでは画像処理装置の一例としてデジタルカメラについて述べるが、画像処理装置はこれに限られない。例えば画像処理装置は、携帯電話やタブレットデバイス、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置であってもいいし、カメラ付き携帯電話等の撮像装置であっても良い。
本実施形態における画像処理装置は、CPU101、RAM102、記憶部103、汎用インターフェース(I/F)104、撮像部105、入力部106、表示部108、メインバス109を有する。CPU101は、入力された信号や後述のプログラムに従って画像処理装置の各部を制御する。記憶部103には、CPU101が各種ソフトウェアを実行するためのコンピュータプログラムが格納されている。CPU101は、記憶部103に格納されたソフトウェアを動作させることで、画像処理装置における各種画像処理を実現する。なお、ここではCPU101が装置全体を制御する場合を例に説明するが、複数のハードウェアが処理を分担することにより、装置全体を制御するようにしてもよい。
撮像部105は、撮像部105に含まれるレンズにより結像された光を電気信号に変換し、デジタル画像データを生成する。撮像部105は、後述の入力部106を介して入力されるユーザの撮影指示に基づいて、デジタル画像データを撮像する。撮影指示とは例えば、ISO感度や露光時間、あるいは、AF等である。撮像した画像データは、バッファメモリに蓄えられた後、CPU101により所定の画像処理が施され、記憶部103に記憶される。
RAM102は、撮像部105が撮像した画像データを一時的に保持するバッファメモリや、表示部108に表示する画像データや入力部106から受け付けた指示を保存するメモリ、CPU101の作業領域等として使用される。
表示部108は、撮像する際のビューファインダー画像の表示や撮像した画像データの表示を行う。なお、表示部108は必ずしも画像処理装置が備える必要はない。汎用I/Fにより接続可能な外部装置に対して、表示を制御する機能を有してればよい。
入力部106は、ユーザによる画像処理装置に対する指示を受け付ける。入力部106は例えば、画像処理装置の電源のON/OFFを指示するための電源ボタンや、画像データの再生を指示するための再生ボタン等の操作部材を含む。または、表示部108がタッチパネルとして機能し、表示部108を介してユーザからの指示を受け付けるような構成でも良い。この場合表示部108は、ユーザが所望の指示を入力するためのユーザインタフェース(UI)を表示する。
汎用I/F104は、画像処理装置と外部装置とを接続するためのインターフェースである。汎用I/F104は、メモリーカード等の外部メモリ107をメインバス109に接続する。さらに、汎用I/F104は、赤外線通信や無線LAN等を用いて通信装置とデータのやりとりを行う構成としても良い。
以下では、CPU101が実行する各種画像処理について説明する。本実施形態においてCPU101は、撮像部105が撮像した画像データに対してノイズ低減処理を行い、ノイズを低減した画像データを記憶部103に格納する。
(NonLocalMeans法によるノイズ低減処理)
本実施形態においてCPU101によって実現される画像処理は、NonLocalMeans法と呼ばれるノイズ低減処理を行う。図2は、NonLocalMeans法によるノイズ低減処理を説明するための図である。図2(a)は、画像データ201を示す。画像データ201において左上の画素を(0,0)として、各画素の画素値をI(x、y)と表す。ここでは、画素202を着目画素とすると、着目画素の画素値はI(4,4)である。着目画素は、参照画素と参照画素に対応する重みとの重み付き平均により、ノイズ低減処理後の画素値(以後、出力値ともいう)が決定される。重み付き平均に用いられる参照画素の画素数をN、参照画素の画素値をI(j=1〜N)、参照画素に対応する重みをw(j=1〜N)とすると、ノイズ低減処理後の着目画素の画素値Inewは次式になる。
Figure 2015219603
参照画素に対応する重みは、着目画素に対する参照画素の類似度によって算出される。NonLocalMeans法と呼ばれるノイズ低減処理では、着目画素と参照画素との類似度を、着目画素を含む領域と参照画素を含む領域とを用いて決定する。なお類似度を決定するために用いられる領域をマッチング領域とする。図2(a)が示す画像データ201を例に説明する。着目画素202を含む5画素×5画素の矩形範囲204を参照画素群とし、参照画素群に含まれる25画素それぞれを参照画素として設定するとする。また、マッチング領域には3×3の領域が設定されているとする。設定されたマッチング領域により、着目画素と参照画素との類似度を算出する。ここで画素206を参照画素とすると、着目画素202と参照画素206との類似度は、着目画素202を含む画素群203(以下、着目領域203)と参照画素206を含む画素群205(以下、参照領域205)とを比較することにより決定される。具体的には、着目領域203に含まれる各画素と参照領域205に含まれる各画素とについて、対応する画素の画素値の差分の二乗の総和に基づいて類似度とする。図2(b)が示すように、着目領域203における画素をb(p,q)、参照領域205における画素をb(p,q)(j=1〜N)とすると、類似度Cは式(1)になる。
Figure 2015219603
類似度Cは値が小さいほど着目画素と参照画素とが類似していることを示す。なおここでは、着目領域と参照領域において対応する画素間の画素値の差分二乗和を類似度Cとして算出している。しかしながら、差分二乗和以外にも差分の絶対値の合計や評価関数を用いてもよい。
次に、類似度に応じて参照画素に対する重みが導出される。図3は、類似度に応じて重みを導出するための関数の一例を示す図である。類似度Cが小さいほど重みが大きく、類似度Cが大きいほど重みが小さくなるように決定すればよく、例えば式(3)により定まる。
Figure 2015219603
ここで、hは重みの大きさを制御するための変数である。変数hを大きくするとノイズ低減効果が高くなるが、画像データのエッジがぼける。以上のように、参照画素群204に含まれる全ての画素を参照画素として設定し、各参照画素に対する重みを決定する。なお、本実施形態では、着目画素自身も参照画素として設定される。
(画像処理装置の論理構成)
図4は、本実施形態における画像処理装置の論理構成を示すブロック図である。本実施形態における画像処理装置401は、処理対象の画像データに対応するノイズに関する情報である画像データが撮像された時のISO感度と露光時間に基づいてマッチング領域を設定する。
入力部402は、CPU101の指示に基づき撮像部105が撮像した画像データを入力する。画像データは、記憶部103や外部メモリ107から入力される。撮像情報取得部410は、処理対象とする画像データにおけるノイズ量に関係がある情報として、処理対象とする画像データが撮像された時の撮像情報を取得する。本実施形態では、撮像時に設定されたISO感度および露光時間を撮像情報として取得する。撮像情報取得410は、画像データのヘッダ情報からISO感度および露光時間を取得する。なお、撮像情報を取得するのは画像データのヘッダ情報に限らず、撮像部105から直接取得してもいいし、記憶部103や外部メモリから、画像データに対応した撮像情報を取得してもいい。撮像情報取得部410は、取得した撮像情報をマッチング領域設定部405に出力する。
マッチング領域設定部405は、画像データに対応するノイズに関する撮像情報に基づいてマッチング領域を設定する。マッチング領域設定部405は、撮像情報により予測される画像データのノイズ量に適した画素数のマッチング領域を設定する。マッチング領域設定部405は、テーブル保持部411が保持するテーブルを参照する。処理の詳細は後述する。
着目領域取得部403は、入力された画像データにおける着目画素の画素値と、マッチング領域に対応する着目領域に含まれる画素の画素値を取得する。図2(a)が示す例のように、マッチング領域が3×3の領域に設定されている場合、着目画素を中心とする3×3の矩形領域に含まれる9画素の画素値を取得する。着目領域取得部403は、取得した各画素値を類似度算出部407に出力する。
参照画素選択部404は、着目画素の出力値を算出するための重み付き平均に用いる参照画素を選択する。参照画素選択部404は、予め定められた参照画素群の中から、未処理の画素を順次、参照画素として選択する。図2(a)が示すように、参照画素群が着目画素を含む25画素に設定されている場合、参照画素選択部404は、着目画素に対して25回参照画素を選択することになる。参照画素選択部404は、選択した画素の画素位置を示す情報を参照領域取得部406に出力する。
参照領域取得部406は、入力部402により入力される画像データから、参照画素選択部404によって選択された参照画素の画素値と、マッチング領域によって決められる参照領域に含まれる画素の画素値を取得する。着目領域取得部403と同様に、マッチング領域が3×3の領域に設定されている場合、参照画素を中心とする3×3の矩形領域に含まれる9画素の画素値を取得する。着目領域に含まれる各画素と参照領域に含まれる各画素は、それぞれ対応する位置にある。参照領域取得部406は、取得した各画素の画素値を類似度算出部407に出力する。
類似度算出部407は、式(2)に従い、着目領域と参照領域とにおいて対応する画素同士の差分を算出し、各差分の二乗を総合して得られる差分二乗和に基づいて、着目画素に対する参照画素の類似度を算出する。類似度算出部407は、参照画素に対応する類似度を画素値決定部408に出力する。本実施形態では、着目画素の出力値を算出するために参照画素群に含まれる25画素が参照画素として設定される。従って、類似度算出部408は、着目画素の出力値を決定するために25回類似度を算出することになる。
画素値決定部408は、類似度算出部407から受け取る類似度と、入力部402から受け取る各参照画素の画素値とから、着目画素の出力値を決定する。式(1)に示す通り、各参照画素の画素値と対応する重みとから重み付き平均を算出し、着目画素の出力値とする。画素値決定部408は、着目画素の出力値を逐次、出力部409に送る。
出力部409は、全ての画素について、ノイズ低減処理された出力値を格納した出力画像データを出力する。出力部409は、CPU101の指示により出力画像データをRAM102に一次的に記憶した後、表示部108や記憶部103に出力する。あるいは、汎用I/F104に接続した外部メモリ107に出力してもよい。
(マッチング領域の設定について)
ここでマッチング領域設定部405における処理の詳細を説明する。本実施形態において着目画素に対する参照画素の類似度は、着目画素を含む着目領域と参照画素を含む参照領域とにおいて、画素値の差分によって算出される。つまり類似度は、着目領域における画素値のパターンと参照領域における画素値のパターンとが似ているかどうかによって決められる。パターンが似ている画素値に対する重みを大きくして重み付き平均することにより、ランダムなノイズ成分を平均化し、ノイズを低減した着目画素の値を算出する。一般に、類似度を算出するためのマッチング領域に含まれる画素数が多いほど、正確に類似度を算出することができる。特に画像データにおけるノイズが大きい場合、マッチング領域に対応する着目領域および参照領域における画素値のパターンは、ノイズ成分の影響を強く受けている。そのため、少ない画素数で類似度を算出すると、着目領域におけるノイズ成分のパターンを残す結果となり、着目画素のノイズ低減効果が小さくなってしまう。そこで、マッチング領域に含まれる画素数を多く設定すると、ノイズ成分はランダムであるため着目領域におけるノイズ成分のパターンに左右されることなくノイズ成分を平均化することができる。一方で、マッチング領域の画素数を多くするほど、着目領域に対して参照領域の画素値のパターンが類似しているかどうかの判定は厳しくなるとも言える。つまりマッチング領域の画素数が多いと、着目画素以外の画素を参照画素とした時の類似度を示す値が大きくなりやすい。本実施例における類似度はその値が小さいほど着目領域のパターンと参照領域のパターンが似ているということを示す。従って類似度が大きいと重みは小さくなるため、ノイズ低減処理後の着目画素の画素値は、ほとんどノイズ低減処理前の着目画素自身の値になってしまいノイズ低減効果が得られにくい。以上のように、着目画素と参照画素との類似度を算出するためには、適切な画素数のマッチング領域を設定する必要がある。特に、画像データにおけるノイズ量によってマッチング領域に適切な画素数が異なる。
ここで画像データは、撮像された時のISO感度や露光時間によって画像データにおけるノイズ特性が異なる。そこで本実施形態では、画像データにおけるノイズに関係があるISO感度と露光時間とに基づいて、適切な画素数のマッチング領域を決定する。図5は、ISO感度とノイズ分散との関係、および露光時間とノイズ分散との関係を模式的に示す図である。図5の縦軸は、画像データにおけるノイズ分散を示す。画像データにおいてノイズ分散が小さいほどノイズは少なく、ノイズ分散が大きい画像に比べて視認性は良くなる傾向にある。従って、画像データにおけるノイズ量はノイズ分散によって評価することができる。図5(a)は、ISO感度以外の撮影条件は同一にしたうえでISO感度を様々な値に設定したときに、それぞれのISO感度で撮像部105が撮像した複数の画像データを用いて作成することができる。各ISO感度に対応する画像データにおけるノイズ分散を算出し、補間することにより図5(a)が示すノイズ特性が得られる。図5(a)が示す通り、ISO感度を高く設定して撮像すると、画像データにおけるノイズ量は増加する。高いISO感度を設定するということは、撮像するセンサ出力を増幅するゲインを大きくすることであるから、ノイズ量が増幅されてノイズ分散が大きくなる。図5(b)も、同様に、露光時間以外の撮影条件は一定にし、露光時間を変化させて複数の画像データを取得する。そして各露光時間に対応する画像データにおけるノイズ分散を算出し、補間することにより図5(b)が示すノイズ特性を得ることができる。露光時間については図5(b)が示す通り、撮像時に露光時間を増やすほど、画像データにおけるノイズ量が増える。これは、露光時間が増えたことによりセンサが取得する光量が増えるためである。
本実施形態においてマッチング領域設定部405は、画像データにおけるノイズ量に影響を与えるISO感度と露光時間とから、適切な画素数のマッチング領域を設定する。図6(a)〜(d)は、本実施形態においてマッチング領域設定部405が設定する4つのマッチング領域を示す。図6(a)は、3×3の9画素からなるマッチング領域を示し、図6(b)は、5×5の25画素からなるマッチング領域を示す。図6(c)は、中心画素からマンハッタン距離が2以下の範囲にある13画素からなるマッチング領域を示し、図6(d)は、5×5の矩形領域から4隅の画素を差し引いた21画素からなるマッチング領域を示す。本実施形態におけるマッチング領域設定部405は、ISO感度および露光時間に応じて、図6が示す画素配置のうち何れかをマッチング領域として設定する。図7は、テーブル保持部211が保持するマッチング領域を設定するためのテーブルの一例を示す図である。図7において、a、b、c、dはそれぞれ画素数を表わしており、a<b<c<d の関係にある。図5に示した撮影条件ごとに撮像した画像データにおけるノイズ量の多寡がわかっているので、それに応じて画素数を設定する。ISO感度が高く、露光時間も長い場合は多い画素数、ISO感度が高く露光時間が短い場合は中程度の画素数、ISO感度も露光時間も短い場合は少ない画素数とする。
(画像処理装置におけるフロー)
図8は、CPU101が実行する画像処理装置における処理のフローチャートを示す。ステップS801において入力部は、撮像部105が撮像した画像データを入力する。
ステップS802において撮像情報取得部410は、撮像部105から処理対象とするデジタル画像データを撮像した時のISO感度および露光時間を撮像情報として取得する。ステップS803においてマッチング領域設定部405は、処理対象とする画像データにおいて、NLM法によりノイズ低減処理を行うためのマッチング領域を設定する。マッチング領域は、着目画素と参照画素の類似度を決めるために用いる画素群を示す。マッチング領域設定部405は、テーブル保持部211が保持する図7が示すテーブルを参照し、ノイズに応じて適切な画素数のマッチング領域を設定する。例えば、ここで図6(b)が示すマッチング領域が設定されたとする。
ステップS804において着目領域取得部403は、着目画素を含む着目領域に含まれる各画素の画素値を取得する。着目領域は、マッチング領域設定部405により設定された領域に対応する画素群である。つまりここでは、着目画素を中心とした5×5の矩形領域に含まれる画素の画素値を取得する。
ステップS805において参照画素選択部404は、参照画素群に含まれる着目画素の出力値を算出するために用いる参照画素のうち、類似度の算出が未処理の画素を選択する。ステップS806において参照領域取得部406は、参照画素を含む参照領域に含まれる各画素の画素値を取得する。着目領域同様、参照領域も、マッチング領域設定部405により設定された領域に対応する画素群である。つまり、選択された参照画素を中心として5×5の領域に含まれる画素の画素値を取得する。
ステップS807において類似度算出部407は、着目領域と参照領域における対応する画素の差分に基づいて、着目画素と参照画素の類似度を算出する。本実施形態では、式(2)が示す通り、着目領域と参照領域における差分二乗和を類似度とする。各画素値の差分を二乗した値の総合が小さいほど、着目領域の画素値のパターンと参照領域の画素値のパターンとは類似していることになる。ここでは、マッチング領域として図6(b)が示す領域が設定されているので、対応する画素位置の画素値の差分を25画素分算出する。25画素の差分二乗和が参照画素に対応する類似度として、算出される。
ステップS808において、参照画素選択部404が参照画素群内の全ての画素を選択したかを判定する。まだ未処理の画素がある場合には、ステップS805に戻り未処理の画素を参照画素として、ステップS806、ステップS807を繰り返し実行する。ここでは、参照画素群として着目画素を中心とする5×5の矩形領域が設定されているので、25画素分、ステップS806およびステップS807を繰り返すことになる。ステップS808において、参照画素群の全ての画素に対して類似度が算出されたと判定されると、ステップS809に進む。
ステップS809において画素値決定部408は、各参照画素の画素値と対応する類似度とから、式(1)の通りに着目画素の出力値を算出する。式(1)により算出された着目画素の出力値は、元の着目画素の画素値よりもノイズ低減された画素値である。
以上の処理を画像データのける全ての画素を着目画素として繰り返す。ステップS810において、画像データ全ての画素に対して出力値が算出されると、本実施形態におけるノイズ低減処理が完了する。
以上本実施形態では、着目画素と参照画素との類似度を算出するために必要な各画素近傍の画素群を、ノイズ量に関係のあるISO感度および露光時間とに基づいて決定する。より具体的には、画像データにおけるノイズ分散が大きいと予測されるISO感度および露光時間により撮像された場合、より画素数の多い着目領域と参照領域とを比較する。これにより、画像データにおけるノイズ量に応じた適切な画素数により着目画素と参照画素の類似度を算出することができる。さらに、マッチング領域の画素数が少ない方が、少ない演算量で着目画素と参照画素との類似度を算出できる。そのため本実施例では、ノイズ低減処理の演算コストを低減することができる。
<第1変形例>
前述の実施形態では、着目領域と参照領域とを比較するためのマッチング領域に含まれる画素数を、画像データにおけるノイズが予測可能な撮像条件に応じて設定した。他にも、ノイズに関係のある撮像情報として撮像環境を用いてもよい。
図9(a)は、センサ温度と画像データにおけるノイズ分散との関係を示す。図9(a)において縦軸は画像データにおけるノイズ分散を示す。横軸はセンサ温度であり、撮像部105に内蔵されたセンサに付属している温度計から取得することができる。図9(a)はセンサ温度を保った状態で他の撮影条件を一定にして、それぞれのセンサ温度で撮像部105が撮像した複数の画像データを用いて作成することができる。図9(a)が示す通り、センサ温度が高い時に撮像された画像データは、ノイズ分散が大きいことが知られている。これはセンサ温度上昇により熱雑音が増すためである。
図9(b)は、ISO感度、露光時間およびセンサ温度とから、マッチング領域を設定するための3次元テーブルを示す。ISO感度が高く、露光時間が長く、センサ温度が高い状態で撮像された画像データでは、画素数の多いマッチング領域が設定されるように構成されている。
マッチング領域設定部405は、ISO感度、露光時間、センサ温度を撮像情報として取得し、図9(b)が示すテーブルを参照することで、より適応的にマッチング領域を設定することができる。
<第2変形例>
前述の実施形態では、ISO感度と露光時間を参照してマッチング領域を設定する例について説明した。しかしながら、画像データや撮像状況などによっては、ISO感度と露光時間の両方の撮像情報を得られない場合がある。このような場合に備えて、いずれか一方の撮像情報しか得られなかった場合でも、マッチング領域を設定できるような構成にしておくことが望ましい。
具体的には、それぞれの撮影条件が不明だった場合に用いる撮像情報の固定値を設定しておく。これにより、いずれか一方のみの撮像情報しか得られない場合にも対応できる。例えば露光時間を示す情報が得られなかった場合、ある露光時間を固定値として設定しておけば露光時間不明の場合に用いる列を用意できる。そしてその列から、取得したISO感度に対応するマッチング領域を設定する。このようにすることで、少なくとも得られた撮像情報に応じてマッチング領域を設定することができる。各撮像情報が不明だったときの画素値は、最も使われ易い値や、平均的な値を選択しておくことが好ましい。
<第2実施形態>
前述の実施形態では、ノイズ低減処理の対象となる画像データが撮像された時の撮像情報に基づいてマッチング領域を設定した。この場合、画像データ全体として1つのマッチング領域が設定されることになる。画像データは、領域によってノイズ特性が異なる。そこで第2実施形態では、画素毎にマッチング領域を設定する方法について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10は、第2実施形態に適用可能な画像処理装置401を示す。図11は、画素値(輝度)とノイズ分散の関係を表す図である。図11は撮影条件を一定にして、各輝度を撮影した複数の画像データを用いて作成することができる。図11が示す通り、画素値が大きいと高輝度で光量が多いためにノイズ量も多いことが知られている。そこで本実施形態におけるマッチング領域設定部205は、画像データのノイズに関する情報として、着目画素の画素値を用いてマッチング領域を設定する。
図12は、第2実施形態における画像処理装置401のフローチャートを示す。ステップS801において画像データを入力した後、ステップS1201においてマッチング領域405は、入力部402から着目画素の画素値を取得する。マッチング領域設定部405は、ステップS803において、着目画素の画素値に応じてマッチング領域を決定する。例えば、前述の通り画像データにおいては画素値が大きいほどノイズ量が多いので、画素値が大きいほど画素数の多いマッチング領域を設定する。第1実施形態と同様、マッチング領域は図6(a)〜(d)が示す4つのマッチング領域のうちいずれかを設定する場合、画素値に対して3段階の閾値を設定することにより、図6(a)〜(d)のいずれかを決定することができる。例えば、閾値Th1>Th2>Th3とすると、閾値Th1以上の画素値であれば、画素数が最も多いマッチング領域である図6(b)を、閾値Th1未満Th2以上であれば、図6(d)を設定する。また、閾値Th2未満Th3以上であれば図6(c)を、閾値Th3未満であれば、図6(a)を設定する。以降の処理は前述の実施形態と同様である。
なお本実施形態の場合、前述の第1実施形態とは異なり、処理対象の画像データにおいて画素毎にマッチング領域が設定されることになる。従って、ステップS809において着目画素の画素値を算出した後は、ステップS810において画像データにおける全ての画素値に対して処理が実行されたかを判定される。ステップS810において未処理画素があると判定された場合は、ステップS1201に戻り、画素値の取得およびマッチング領域の設定から処理を繰り返すことになる。
なお、第2実施形態では、着目画素の画素値を用いてマッチング領域を設定した。着目画素の画素値以外にも、画素毎のノイズ量と関係する情報として、着目領域に含まれる各画素の画素値の平均や中央値を用いてもよい。または、画像データにおける領域ごとに画素値の平均を算出し、領域ごとにマッチング領域を設定してもよい。
<第3実施形態>
前述の実施形態では、撮像情報や画素値などノイズ特性を予測可能な情報に基づいて、類似度を算出するためのマッチング領域を設定した。本実施形態では、画像データを解析することにより実際の画像データにおけるノイズ量を推定し、推定して得られるノイズ量に応じてマッチング領域を設定する方法について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図13は、第3実施形態における画像処理装置401を示す。本実施形態における画像処理装置401は、ノイズ量推定部1301を有する。ノイズ量推定部1301は、入力部202から受け取った画像データについてノイズ量を推定する。
例えば、時間方向のノイズを考慮しなければ、画像データにおけるノイズ量を表わすノイズ分散は画像データの平坦部における分散として近似的に求めることができる。分散を求める式を以下に示す。
Figure 2015219603
式(4)において、Nは分散を求める領域内に含まれる画素数、xは各画素値、
Figure 2015219603
は領域内に含まれる画素の画素値の平均値を表わす。つまり式(4)の場合、領域内にある画素の平均値に対するノイズの分散を求める式である。
ノイズ量推定部1301は、式(4)を用いて、画像デ―タにおけるノイズ量を推定する。本実施形態では、処理対象の画像データにおける平坦部において推定したノイズ量に基づいて、着目画素と参照画素の類似度を算出するためのマッチング領域を設定する。
図14は、本実施形態における画像処理装置201のフローチャートを示す。ステップS1501においてノイズ量推定部1301は、まず画像データにおける平坦部を検出する。画像データにおける平坦部の検出は、従来から知られている方法を適用すればよい。ノイズ量推定部1301は抽出した平坦部について、式(4)により推定ノイズ量を算出する。
ステップS803においてマッチング領域405は、ノイズ量推定部1301から出力された推定ノイズ量に応じて、マッチング領域を設定する。推定ノイズ量が大きいほど画素数の多いマッチング領域を設定する。実施形態1と同様にテーブルを用いてもよいし、第2実施形態のように閾値によりマッチング領域に振り分けても良い。
ステップS804以降の処理は第1実施形態と同様である。すなわち、本実施形態では、画像データにおけるすべての着目画素で同じマッチング領域による類似度算出を行う。
以上本実施形態によれば、画像データから推定したノイズ量に応じた画素数のマッチング領域を設定することができる。処理対象とする画像データが撮像された時の撮像部105の撮像条件や撮像環境は必ずしも取得できるわけではない。例えば、本実施形態における画像処理装置401が一般的なパーソナルコンピュータやタブレット端末等に構成されている場合を考える。このとき、本実施形態が示すノイズ低減処理を実行する画像処理装置401と画像データを撮像する撮像装置105は別装置である。このような場合、ノイズ低減処理の対象とする画像データの撮像情報を取得できないこともある。そこで第3実施形態が示す通り、画像データからノイズ量を推定することにより、適切な画素数のマッチング領域を設定することができる。
<第4実施形態>
前述の実施形態では、画像データにおけるノイズに関する情報に基づいて、マッチング領域を設定してから、ノイズ低減処理を実行した。第4実施形態では、予め異なる画素数のマッチング領域によるノイズ低減処理を並列して行い、画像データにおけるノイズ量に基づいて、より適切な画素数のマッチング領域によりノイズ低減処理された結果を出力値として決定する方法について説明する。
図15は、第4実施形態に適用可能な画像処理装置201の詳細を示すブロック図である。入力部1501は、画像データを入力する。第1着目領域取得部1502は、予め設定された着目画素を含む第1着目領域の各画素値を入力部1501から取得する。参照画素決定部1503は、処理対象とする参照画素を決定し、第1参照領域取得部1504および第2参照領域取得部1507に出力する。第1参照領域取得部1504は、前記参照画素について、前記第1の着目領域と同じ画素配置の画素の画素値を取得する。類似度算出部1504は、着目画素と参照画素について第1着目領域における類似度を算出する。画素値決定部1505は、類似度算出部1504から得られる類似度に応じた重みと、対応する参照画素の画素値とから、着目画素の第1の出力値を決定する。
一方第2着目領域取得部1506は、予め設定された前記第1着目領域とは異なる画素数である第2着目領域の各画素値を入力部1501から取得する。第2参照領域取得部1507は、参照画素について、第2着目領域と同じ画素配置の画素の画素値を取得する。類似度算出部1508は、着目画素と参照画素について第2着目領域における類似度を算出する。画素値決定部1509は、類似度算出部1508から得られる類似度に応じた重みと、対応する参照画素の画素値とから、着目画素の第2の出力値を決定する。
選択部1510には、画素値決定部1505から第1の出力値が、画素値決定部1509からは第2の出力値が入力される。選択部1510は、画像データにおけるノイズに関する情報に基づいて、第1の出力値か第2の出力値の何れか一方を着目画素の出力値として選択する。選択部1510は着目画素の出力値として、選択した方の値を出力部1511に出力する。出力部1511は、出力値からなる出力画像データを出力する。
図17は、選択部1510の詳細な構成を示すブロック図である。選択部1510は、評価部1601、画素数取得部1602、判定部1603を有する。画素数取得部1602は、第1の着目領域に含まれる画素数および第2の着目領域に含まれる画素数を取得する。すなわち、第1の出力値および第2の出力値それぞれが、何画素間の比較により算出された類似度に基づく結果かを取得する。評価部1601は、入力されたそれぞれの画像データにおけるノイズ量を取得する。ここでは前述のように、ノイズと関係のある撮像条件や撮影環境によりノイズ量を判定してもいい。または、着目画素毎に画素値からノイズ量の多さを判定してもいいし、画像データから式(4)によりノイズ量を推定してもよい。
判定部1603は、評価部1601により算出された各画像データのノイズ量に基づいて、第1の出力値と第2の出力値のうち、より適切な画素数の比較により算出された類似度に基づく値を判定する。
図18は、本実施形態においてCPU101が実行する画像処理装置401のフローチャートを示す。本実施形態では、図6(a)が示す9画素からなる領域を第1の着目領域とし、図6(b)が示す25画素からなる領域を第2の着目領域とする。
ステップS1702において第1着目領域取得部1502は、着目画素を中心とする3×3の領域(第1着目領域)の各画素値を取得する。ステップS1703において参照画素決定部1503から処理対象とする参照画素が入力される。ステップS1704において、参照画素を中心とする3×3の領域の各画素値を取得する。ステップS1704において類似度算出部1504は、3×3に含まれる画素間の差分に基づいて着目画素に対する参照画素の類似度を算出する。ステップS1707において設定された参照画素群における全ての画素を参照画素として処理を実行したかを判定し、全ての参照画素に類似度が算出されるとステップS1707に進む。ステップS1707において画素値決定部1505は、参照画素の各画素値と対応する重みとから重み付き平均により第1の出力値を算出する。第1の出力値は、3×3の矩形領域に含まれる画素群間の比較により算出された類似度に基づくことになる。全ての画素を着目画素として第1の出力値を算出すると、ステップS1708によりステップ1716に進む。
ステップS1709からステップS1715までの処理は、類似度を算出するための画素群以外は全て同様である。前述の通り、ステップS1709からステップS1716あまでの処理は、5×5の矩形領域(第2着目領域)に含まれる画素群により類似度が算出され、第2の出力値が得られる。
ステップS1716において選択部1510は、画素ごとに画素値決定部1505により出力された画素値か画素値決定部1509により出力された画素値かを選択する。着目画素について、評価部1601は画素毎に、画素値決定部1505から出力される第1着目領域を用いてノイズ低減処理された画像データと、画素値決定部1509から出力される第2着目領域を用いてノイズ低減処理された画像データとをそれぞれ評価する。ここでは、それぞれの画像データにおけるノイズ量を算出するとする。判定部1703は、評価部1601が評価した結果から、画素値決定部1505による出力値か画素値決定部1509による出力値かのいずれかより適切にノイズ低減処理されているかを判定する。本実施例で、評価部1601による評価の結果、よりノイズ量が少ない方の出力値を選択すべきと判定して出力する。
ステップS1717において出力部1511は、全ての画素における出力値が決定されると、出力画像データを出力する。
なお第4実施形態において、選択部1510は、画素値決定部1505および画素値決定部1509が全ての画素に対して処理した後、画素毎に出力値を選択するが、これに限らない。画素値決定部1505と画素値決定部1509とからそれぞれ第1の出力値と第2の出力値が得られるたびに、着目画素の出力値を選択するような構成にすることもできる。この場合例えば、入力画像データにおける画素ごとにノイズ量の評価値としてノイズ分散を算出し、画素ごとに類似度を算出するのにより望ましい画素数を決定しておく。ノイズ分散に応じて望ましい画素数は、図18のようなテーブルを保持することにより決定される。決定された画素数に近い方の画素数の画素群により類似度が算出された結果である出力値の方を、画素値決定部1505か画素値決定部1509から選択する。この場合、評価部1601には入力画像データのみが入力される構成でよい。このとき、画素値決定部1505と画素値決定部1509の出力は選択部1510に入力されればよい。
以上のように、それぞれ異なる画素数のマッチング領域を用いるノイズ低減処理を並行して実行し、出力値を選択することにより、前述の実施形態と同様の効果を実現することができる。
<その他の実施形態>
前述の実施形態および変形例では、マッチング領域として着目画素または参照画素を中心とした矩形領域を設定した。しかしながらこれに限らない。例えば図6(e)が示すように、連続しない複数の画素からなる画素群をマッチング領域とし、着目画素に対する参照画素の類似度を算出してもよい。また、図6(f)が示すように、着目画素または参照画素を中心とした十字の画素群をマッチング領域としてもよい。
前述の実施形態および変形例では、着目画素の出力値を算出するために用いる画素の参照画素群を、着目画素を中心とする5画素×5画素として説明したが、これに限らない。画像データにおける全画素の参照画素として設定してもよいし、着目画素を含まない複数の画素を参照画素としてもよい。
本発明は、上述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても実現できる。この場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することにより、上述した実施例の機能を実現する。
401 画像処理装置
403 着目画素群取得部
404 参照画素選択部
405 マッチング領域設定部
406 参照画素群取得部
407 類似度算出部
408 画素値決定部
410 撮像情報取得部
411 テーブル保持部

Claims (17)

  1. 画像データに対応するノイズに関する情報に基づいて、複数の画素からなる画素群を設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された画素群に従って導出される前記着目画素と参照画素との類似度に基づいて、前記参照画素に対する重みを決定する決定手段と、
    前記参照画素の画素値と前記重みとから、前記着目画素の画素値を出力する出力手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記画像データにおける複数の画素を参照画素とし、前記参照画素それぞれに対応する複数の重みを決定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記設定手段は、前記画像データに対して前記画素群を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記設定手段は、前記画像データにおける画素毎に前記画素群を設定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  5. 前記設定手段は、前記ノイズに関する情報が前記画像データにおけるノイズの分散が大きいことを示す場合、前記ノイズに関する情報が前記画像データにおけるノイズの分散が大きいことを示す場合よりも、前記画素群の画素数を多く設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  6. 画像データにおける着目画素と参照画素について、第一の画素群における前記着目画素と前記参照画素との類似度に応じた重み付けにより、前記着目画素の第一の出力値を導出する第一のノイズ低減処理手段と、
    前記第一の画素群とは異なる画素数である第二の画素群における前記着目画素と前記参照画素との類似度に応じた重み付けにより、前記着目画素の第二の出力値を導出する第二のノイズ低減処理手段と、
    前記画像データにおけるノイズに関する情報に基づいて、前記第一の出力値または前記第二の出力値の何れか一方を、前記着目画素の出力値として選択する選択手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  7. 前記第1の画素群に含まれる画素の数の方が、前記第2の画素群に含まれる画素の数より多く、
    前記選択手段は、前記ノイズに関する情報が前記画像データにおけるノイズが多いことを示す場合、前記第1の出力値を選択することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記画像データにおけるノイズに関する情報は、前記画像データが撮像された時のISO感度を示す情報であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  9. 前記画像データにおけるノイズに関する情報は、前記画像データが撮像された時の露光時間を示す情報であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  10. 前記画像データにおけるノイズに関する情報は、前記画像データが撮像された時の温度を示す情報であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  11. 前記画像データにおけるノイズに関する情報は、前記着目画素の画素値であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  12. 画像データを取得する取得手段と、
    前記取得した画像データの各画素に対して、前記画像データにおけるノイズに関する情報に基づいて設定された画素数の画素群に基づいて類似度を算出するNonLocalMeans法を用いて画像データに対してノイズ低減処理を実行する処理手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  13. 請求項1乃至請求項12の何れか一項に記載の画像処理を含む撮像装置。
  14. コンピュータに読み込み込ませ実行させることで、前記コンピュータを請求項1乃至12の何れか一項に記載された画像処理装置として機能させることを特徴とするプログラム。
  15. 画像データに対応するノイズに関する情報に基づいて、複数の画素からなる画素群を設定し、
    前記設定手段により設定された画素群に従って導出される前記着目画素と参照画素との類似度に基づいて、前記参照画素に対する重みを決定し、
    前記参照画素の画素値と前記重みとから、前記着目画素の画素値を出力することを特徴とする画像処理方法。
  16. 画像データにおける着目画素と参照画素について、第一の画素群における前記着目画素と前記参照画素との類似度に応じた重み付けにより、前記着目画素の第一の出力値を導出し、
    前記第一の画素群とは異なる画素数である第二の画素群における前記着目画素と前記参照画素との類似度に応じた重み付けにより、前記着目画素の第二の出力値を導出し、
    前記画像データにおけるノイズに関する情報に基づいて、前記第一の出力値または前記第二の出力値の何れか一方を、前記着目画素の出力値として選択することを特徴とする画像処理方法。
  17. 画像データを取得し、
    前記取得した画像データの各画素に対して、前記画像データにおけるノイズに関する情報に基づいて設定された画素数の画素群に基づいて類似度を算出するNonLocalMeans法を用いて画像データに対してノイズ低減処理を実行することを特徴とする画像処理方法。
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