JP2015218803A - 空気圧ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で圧縮空気を効率良く冷却することができる空気圧ユニットを提供する。
【解決手段】空気圧ユニット20は、空気圧縮機からの圧縮空気を空気圧機器に供給する空気圧回路に設けられるとともに、空気圧縮機に接続される供給ポート22aと、空気圧回路に設けられるとともに圧縮空気を貯留する空気タンクに接続される排出ポート23aと、を有する本体部21を備え、本体部21には、気液分離器40と、逆止弁と、電磁弁16と、熱交換器17とが一体的に組み付けられて構成されている。さらに、本体部21には、本体部21に向けて送風する送風装置18が一体的に組み付けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、空気圧縮機からの圧縮空気を空気圧機器に供給する空気圧回路に設けられる空気圧ユニットに関する。
一般的に、エアシリンダ等の空気圧機器は、例えば特許文献1に開示されている空気圧縮機からの圧縮空気が空気圧回路を介して供給されることで駆動される。空気圧縮機からの圧縮空気は、空気圧回路に設けられる空気タンクに一旦貯留される。そして、空気圧機器の駆動に必要な圧縮空気が空気タンクから空気圧機器に供給されることで、空気圧機器の駆動が行われる。
ところで、空気圧機器では、圧縮空気に水分が含まれていると、空気圧機器の動作不良や、空気圧機器を構成する部品の腐食などを引き起こす虞がある。そこで、空気圧回路に気液分離器を設け、この気液分離器によって圧縮空気に含まれる水分を除去する。これにより、水分が除去されて乾燥した圧縮空気が空気圧機器に供給される。
また、空気圧縮機の駆動が停止すると、空気タンクに貯留されている圧縮空気が空気圧回路を介して空気圧縮機へ逆流してしまう場合がある。そこで、空気圧回路に逆止弁を設けることが考えられる。逆止弁は、空気圧縮機から空気圧回路に流れ込む圧縮空気の圧力が上昇して所定の圧力に達すると空気圧回路を開放する開弁状態となるとともに、空気圧縮機の駆動が停止して、空気圧回路の圧力が所定の圧力を下回ると空気圧回路を閉鎖する閉弁状態となる。これによれば、逆止弁によって、空気圧縮機の駆動の停止中に、空気タンクに貯留されている圧縮空気が空気圧回路を介して空気圧縮機へ逆流してしまうことが防止される。
さらに、空気圧縮機は、空気圧縮機の圧縮室内の空気が圧縮された状態で停止されると、再び空気圧縮機を起動しようとする際に、圧縮室内に存在する圧縮された空気が、空気圧縮機の駆動の妨げとなり、空気圧縮機の駆動源に負荷が掛かる。そこで、空気圧回路における逆止弁よりも圧縮空気の流通方向の上流側に分岐路を設けるとともに、分岐路に電磁弁を設け、空気圧縮機の駆動が停止すると、電磁弁を開弁させて、分岐路と大気とを連通させる。これによれば、空気圧縮機の駆動が停止したときには、圧縮室と大気とが分岐路及び空気圧回路を介して連通し、圧縮室が大気と同じ圧力になる。その結果、再び空気圧縮機を起動させる際の空気圧縮機の駆動源の負荷が低減される。
特許第4015219号公報
ところで、気液分離器、逆止弁及び電磁弁を空気圧回路に設けるためには、それぞれを空気圧回路に接続するための配管が必要となる。空気圧縮機で圧縮された圧縮空気は高温であるため、配管を、高温の圧縮空気に耐え得る耐熱性の高い材料により形成する必要がある。さらには、気液分離器、逆止弁及び電磁弁自体も、高温の圧縮空気に晒されるため、各々を構成する部品も、高温の圧縮空気に耐え得る耐熱性の高い材料により形成する必要がある。耐熱性の高い材料は高価であるため、耐熱性の高い材料を使用しなくても済むように、配管を流れる圧縮空気や、気液分離器、逆止弁及び電磁弁を高温に晒す圧縮空気を効率良く冷却することが望まれる。しかし、配管を流れる圧縮空気や、気液分離器、逆止弁及び電磁弁を高温に晒す圧縮空気をそれぞれ冷却するためには、配管、気液分離器、逆止弁及び電磁弁それぞれに個別に冷却器を配置するか、配管、気液分離器、逆止弁及び電磁弁を含めて同時に冷却可能な大きな冷却器を配置する必要があるため、装置自体が大掛かりなものとなってしまう。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、簡素な構成で圧縮空気を効率良く冷却することができる空気圧ユニットを提供することにある。
上記課題を解決する空気圧ユニットは、空気圧縮機からの圧縮空気を空気圧機器に供給する空気圧回路に設けられるとともに、前記空気圧縮機に接続される供給ポートと、前記空気圧回路に設けられるとともに前記圧縮空気を貯留する空気タンクに接続される排出ポートと、を有する本体部を備え、前記本体部は前記供給ポートから前記排出ポートに至る流路を有し、前記本体部は、前記流路上に配置されるとともに前記圧縮空気に含まれる水分を除去する気液分離器と、前記流路上に配置されるとともに前記空気タンクから前記圧縮空気が前記空気圧縮機へ逆流することを防止する逆止弁と、前記流路における前記逆止弁よりも前記圧縮空気の流通方向の上流で前記流路から分岐した分岐路上に配置されるとともに、前記空気圧縮機の駆動が停止したときに開弁して前記分岐路と大気とを連通させる電磁弁と、前記圧縮空気と外気とを熱交換させる熱交換器とが一体的に組み付けられて構成されており、さらに、前記本体部には、前記本体部に向けて送風する送風装置が一体的に組み付けられている。
上記空気圧ユニットにおいて、前記本体部は、前記供給ポートが形成される第1ブロックと、前記排出ポートが形成される第2ブロックとを有し、前記気液分離器及び前記熱交換器は、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間に配置されるとともに、前記逆止弁及び前記電磁弁は、前記第1ブロック又は前記第2ブロックに組み付けられていることが好ましい。
上記空気圧ユニットにおいて、前記逆止弁及び前記電磁弁は、前記第2ブロックに組み付けられていることが好ましい。
上記空気圧ユニットにおいて、前記熱交換器は、前記流路の一部を形成するとともに重力方向の上から下に向けて延びる流通路を有するとともに、前記気液分離器は前記熱交換器の直下に配置されていることが好ましい。
この発明によれば、簡素な構成で圧縮空気を効率良く冷却することができる。
実施形態における空気圧回路を示す模式図。 空気圧ユニットを示す縦断面図。 熱交換器周辺を示す平面図。 図2における4−4線断面図。 図2における5−5線断面図。
以下、空気圧ユニットを具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、空気圧回路10は、空気圧縮機11と空気圧機器12とを接続するとともに、空気圧縮機11からの圧縮空気を空気圧機器12に供給するための回路である。空気圧回路10には、空気圧縮機11からの圧縮空気を貯留する空気タンク13が設けられている。また、空気圧回路10における空気タンク13よりも圧縮空気の流通方向の上流側には空気圧ユニット20が設けられている。
空気圧ユニット20は、圧縮空気に含まれる水分を除去する気液分離器40と、空気タンク13から圧縮空気が空気圧縮機11へ逆流することを防止する逆止弁15と、空気圧縮機11の駆動が停止したときに開弁する電磁弁16とを有する。さらに、空気圧ユニット20は、圧縮空気と外気とを熱交換させる熱交換器17と、空気圧ユニット20の本体部21に送風する送風装置18とを有する。
図2に示すように、空気圧ユニット20は、供給ポート22aが形成された第1ブロック22と、排出ポート23aが形成された第2ブロック23とを有する。供給ポート22aは、第1ブロック22における上端面22e寄りに配置されるとともに、空気圧縮機11に接続されている。排出ポート23aは、第2ブロック23における上端面23e寄りに配置されるとともに空気タンク13に接続されている。
第1ブロック22の上端面22e及び第2ブロック23の上端面23eには、平板状の取付板24が取り付けられている。取付板24は、第1ブロック22の上端面22eと第2ブロック23の上端面23eとの間で架設されている。取付板24は、重力方向(上下方向)に対して直交する水平方向(左右方向)に延びるように第1ブロック22及び第2ブロック23に取り付けられている。
取付板24には貫通孔24hが形成されている。第1ブロック22は、第1ブロック22及び第2ブロック23の対向方向における貫通孔24hよりも一端寄りに位置している。第2ブロック23は、第1ブロック22及び第2ブロック23の対向方向における貫通孔24hよりも他端寄りに位置している。すなわち、第1ブロック22及び第2ブロック23は、第1ブロック22及び第2ブロック23の対向方向において互いに間隔をおいて配置されている。
第1ブロック22は、第2ブロック23に対向する対向面22fを有する。また、第1ブロック22は、供給ポート22aが開口するとともに対向面22fに対して直交する方向に延びる第1延設面221を有する。さらに、第1ブロック22は、対向面22fとは反対側に位置するとともに対向面22fと平行に延びる第2延設面222を有する。また、第1ブロック22は、第1延設面221とは反対側に位置するとともに第1延設面221と平行に延びる第3延設面223(図4参照)を有する。さらに、第1ブロック22は、上端面22eとは反対側に位置するとともに上端面22eと平行に延びる下端面22gを有する。第1延設面221は、供給ポート22aが開口する第1面221aと、第1面221aよりも第3延設面223側に位置する第2面221bとを有する。
第2ブロック23は、第1ブロック22に対向する対向面23fを有する。また、第2ブロック23は、排出ポート23aが開口するとともに対向面23fに対して直交する方向に延びる第1延設面231を有する。さらに、第2ブロック23は、対向面23fとは反対側に位置するとともに対向面23fと平行に延びる第2延設面232を有する。また、第2ブロック23は、第1延設面231とは反対側に位置するとともに第1延設面231と平行に延びる第3延設面233(図5参照)を有する。さらに、第2ブロック23は、上端面23eとは反対側に位置するとともに上端面23eと平行に延びる下端面23gを有する。第1延設面231は、排出ポート23aが開口する第1面231aと、第1面231aよりも第3延設面233側に位置する第2面231bとを有する。
図3に示すように、第1ブロック22の対向面22fと第2ブロック23の対向面23fとの間において、重力方向に貫通孔24hと重なる位置には、熱交換器17が配設されている。熱交換器17は、円管状の金属パイプであるとともに一端から他端に向かうにつれて重力方向の上から下に向けて下降しながら螺旋状に旋回している。よって、熱交換器17の内部には、重力方向の上から下に向けて延びる流通路17aが形成されている。
第1ブロック22の対向面22fには、熱交換器17の一端が嵌合される第1嵌合凹部22bと、熱交換器17の他端が嵌合される第2嵌合凹部22cとが形成されている。よって、第1嵌合凹部22bは、第2嵌合凹部22cよりも重力方向の上側に配置されている。すなわち、第1嵌合凹部22bは、第2嵌合凹部22cよりも取付板24寄りに配置されている。そして、熱交換器17は、一端が第1嵌合凹部22bに嵌合されるとともに、他端が第2嵌合凹部22cに嵌合されることによって第1ブロック22に一体的に組み付けられている。
図4に示すように、第1ブロック22には、供給ポート22aから対向面22fに向かって延びる第1通路31が形成されている。第1通路31の一端は供給ポート22aに連通するとともに、他端は流通路17aの一端に連通している。また、第1ブロック22には、上端面22eから下端面22gに向けて重力方向に沿って延びる第2通路32が形成されている。第2通路32の一端は上端面22eに開口するとともに、他端は第1ブロック22の内部で閉塞している。第2通路32の一端は封止部材32fによって封鎖されている。さらに、第1ブロック22には、第3延設面223から第1延設面221に向けて延びる第3通路33が形成されている。第3通路33の一端は第3延設面223に開口するとともに、他端は第2通路32の一端と他端との間に連通している。第3通路33の一端は封止部材33fによって封鎖されている。さらに、第1ブロック22には、第3通路33の一端寄りから対向面22fに向かって延びて、流通路17aに連通する第4通路34が形成されている。また、第1ブロック22には、第2通路32の他端から対向面22fに向かって延びて、対向面22fに開口する第5通路35が形成されている。
図2に示すように、第1ブロック22と第2ブロック23との間における熱交換器17の直下には、気液分離器40が配置されている。気液分離器40は、図示しない取付部を介して第1ブロック22及び第2ブロック23に一体的に組み付けられている。気液分離器40のボディ41には入口ポート42が設けられるとともに、ボディ41の入口ポート42に対向する側には出口ポート43が設けられている。入口ポート42は第5通路35に連通している。
ボディ41の下部には、上面が開口されている有底円筒状の筒状部材44の上端が嵌入されている。筒状部材44の上端部の外周面には円環状のシール部材44sが装着されている。そして、シール部材44sによりボディ41と筒状部材44との間の気密性が確保されている。ボディ41には、上面が開口されている有底円筒状のカバー45が筒状部材44を覆うように配設されている。
ボディ41には、入口ポート42から筒状部材44の内部に連通する導入通路46が形成されている。また、ボディ41には、出口ポート43から筒状部材44の内部に連通する導出通路47が形成されている。導出通路47における筒状部材44側には、筒状部材44の内部に向けて重力方向に沿って延びる柱状の支持部材48が取り付けられている。支持部材48には、筒状部材44の内部と導出通路47とを連通する連通通路48aが形成されている。支持部材48の下端には、傘形状のバッフル49が取り付けられている。バッフル49の外周面と筒状部材44の内周面との間には僅かな隙間が形成されている。そして、バッフル49によって、バッフル49の周囲から下方に落下した水が上方へ吹き上げられることが防止されている。支持部材48の上部にはルーバ50が取り付けられている。
図5に示すように、第2ブロック23には、出口ポート43に連通するとともに対向面23fから第2延設面232に向けて延びる第6通路36が形成されている。さらに、第2ブロック23の上端面23eには、逆止弁15が収容される収容凹部23bが形成されている。そして、逆止弁15は、収容凹部23bに嵌合固定されることにより、第2ブロック23に一体的に組み付けられている。
第2ブロック23には、収容凹部23bに連通するとともに、下端面23gに向けて延びて、第6通路36に連通する第7通路37が形成されている。さらに、第2ブロック23には、排出ポート23aから収容凹部23bに向けて延びて、収容凹部23bの側方に連通する第8通路38が形成されている。
空気圧縮機11からの圧縮空気は、供給ポート22aから第1通路31、流通路17a、第4通路34、第3通路33、第2通路32、第5通路35、入口ポート42、導入通路46、筒状部材44の内部、連通通路48a、導出通路47、出口ポート43、第6通路36、第7通路37及び第8通路38を介して排出ポート23aに至る。よって、本実施形態では、第1通路31、流通路17a、第4通路34、第3通路33、第2通路32、第5通路35、入口ポート42、導入通路46、筒状部材44の内部、連通通路48a、導出通路47、出口ポート43、第6通路36、第7通路37及び第8通路38は、供給ポート22aから排出ポート23aに至る流路39を形成している。
排出ポート23aから排出された圧縮空気は、空気タンク13に向けて流れて空気タンク13に一旦貯留される。そして、空気圧機器12の駆動に必要な圧縮空気が空気タンク13から空気圧機器12に供給されることで、空気圧機器12の駆動が行われる。
逆止弁15は、空気圧縮機11が駆動して、第7通路37を流れる圧縮空気の圧力が所定の圧力を上回ると開弁して、第7通路37と第8通路38との連通を許容する。一方、逆止弁15は、空気圧縮機11の駆動が停止して、第7通路37を流れる圧縮空気の圧力が所定の圧力を下回ると閉弁して、第7通路37と第8通路38との連通を遮断する。よって、空気圧縮機11の駆動の停止中には、逆止弁15が閉弁することにより、空気タンク13に貯留されている圧縮空気が空気圧縮機11へ逆流してしまうことが防止されている。
第2ブロック23の第2面231bには、電磁弁16が組み付けられている。第2ブロック23には、下端面23gから上端面23eに向けて延びる第1排気路51が形成されている。第1排気路51の一端は下端面23gに開口するとともに、他端は第6通路36に連通している。第1排気路51の一端は封止部材51fによって封鎖されている。
また、第2ブロック23には、第1排気路51の一端寄りから電磁弁16に向けて延びる第2排気路52が形成されている。第2排気路52の一端は第1排気路51の一端寄りに連通するとともに、他端は電磁弁16に連通している。さらに、第2ブロック23には、電磁弁16から第3延設面233に向けて延びる第3排気路53が形成されている。第3排気路53の一端は電磁弁16に連通するとともに、他端は第2ブロック23の途中で閉塞している。また、第2ブロック23には、第3排気路53の他端から第2延設面232に開口する第4排気路54が形成されている。よって、第4排気路54の一端は第3排気路53に連通するとともに、他端は大気に連通している。
本実施形態において、第1排気路51、第2排気路52、第3排気路53及び第4排気路54は、流路39における逆止弁15よりも圧縮空気の流通方向の上流である第6通路36から分岐した分岐路55を形成している。そして、電磁弁16は、分岐路55上に配置されている。
電磁弁16は、ソレノイド(図示せず)の励磁によって開弁して、第2排気路52と第3排気路53との連通を許容する。一方、電磁弁16は、ソレノイドの消磁によって閉弁して、第2排気路52と第3排気路53との連通を遮断する。
本実施形態では、空気圧縮機11の駆動が停止したときにソレノイドの励磁が行われて、電磁弁16が開弁するようになっている。そして、電磁弁16が開弁すると、分岐路55と大気とが連通する。これによれば、空気圧縮機11の駆動が停止したときには、空気圧縮機11の圧縮室(図示せず)の圧縮空気が、流路39及び分岐路55を介して大気へ排出される。すなわち、空気圧縮機11の圧縮室の圧力が大気と同じ圧力になる。その結果、再び空気圧縮機11を起動させる際の空気圧縮機11の駆動源(図示せず)の負荷が低減される。なお、空気圧縮機11の駆動の停止中には、逆止弁15が閉弁しているため、電磁弁16が開弁しても、空気タンク13に貯留されている圧縮空気が流路39及び分岐路55を介して大気へ排出されることはない。
図2に示すように、取付板24の上面には、送風装置18が設けられている。送風装置18は、取付板24に取り付けられるケース18aと、ケース18a内に収容される電動モータ18bと、電動モータ18bによって駆動するファン18cとから構成されている。よって、送風装置18は、取付板24を介して第1ブロック22及び第2ブロック23に一体的に組み付けられている。送風装置18は、電動モータ18bによってファン18cが駆動することにより、貫通孔24hを介した本体部21への送風が行われる。
次に、本実施形態の作用について説明する。
上記構成の空気圧ユニット20の本体部21は、気液分離器40と、逆止弁15と、電磁弁16と、熱交換器17とが一体的に組み付けられて構成されており、さらに、本体部21には、本体部21に向けて送風する送風装置18が一体的に組み付けられている。熱交換器17は、送風装置18の送風によって冷却され、流通路17aを流れる圧縮空気が外気と熱交換されて冷却される。
流通路17aで圧縮空気が冷却されると、圧縮空気が熱交換器17の内部で結露して一部が水となり、圧縮空気は、水を含んだ状態で、流通路17aから第4通路34、第3通路33、第2通路32、第5通路35、入口ポート42及び導入通路46を介して筒状部材44の内部に流れ込む。このとき、水を含んだ圧縮空気には、ルーバ50を通過する際に、ルーバ50によって旋回作用が付与され、旋回作用によって生じる遠心力によって、水が筒状部材44の内壁面に向けて吹き飛ばされる。その結果、水が除去されて乾燥した圧縮空気が連通通路48aに向けて流れる。圧縮空気から分離された水は、筒状部材44の内壁面を伝って筒状部材44の内底部に溜まっていく。
また、送風装置18によって送られる外気は、第1ブロック22の対向面22fや、第2ブロック23の対向面23f、さらには、気液分離器40のボディ41の上端面にも接触する。これにより、送風装置18の送風によって、第1ブロック22、第2ブロック23及び気液分離器40も冷却される。
上記実施形態では以下の効果を得ることができる。
(1)空気圧ユニット20の本体部21は、気液分離器40と、逆止弁15と、電磁弁16と、熱交換器17とが一体的に組み付けられて構成されており、さらに、本体部21には、本体部21に向けて送風する送風装置18が一体的に組み付けられている。これによれば、気液分離器40、逆止弁15及び電磁弁16を空気圧回路10に設けるために、それぞれを空気圧回路10に接続するための配管を廃止することができる。そして、送風装置18の送風によって、本体部21が冷却されるため、流路39を通過する圧縮空気を効率良く冷却することができる。よって、配管、気液分離器、逆止弁及び電磁弁それぞれを流れる圧縮空気を冷却するための冷却器を個別に配置したり、配管、気液分離器、逆止弁及び電磁弁を含めて同時に冷却可能な大きな冷却器を配置したりする等、装置自体が大掛かりなものとなってしまうことが無い。よって、簡素な構成で圧縮空気を効率良く冷却することができる。
(2)気液分離器40及び熱交換器17は第1ブロック22と第2ブロック23との間に配置されるとともに、逆止弁15及び電磁弁16は、第2ブロック23に組み付けられている。これによれば、本体部21をコンパクトなものとすることができる。
(3)逆止弁15及び電磁弁16は、第2ブロック23に組み付けられている。第1ブロック22は、供給ポート22aを有するため、第2ブロック23に比べると圧縮空気の熱によって高温になりがちである。すなわち、第2ブロック23は第1ブロック22に比べて低い温度に保持され易いため、逆止弁15及び電磁弁16が高温に晒されてしまうことを抑制することができる。
(4)熱交換器17は、重力方向の上から下に向けて延びる流通路17aを有するとともに、気液分離器40は熱交換器17の直下に配置されている。これによれば、熱交換器17の内部で結露した水が、重力方向の上から下に向けて流れ易くなり、水が、気液分離器40に向けて流れ易くなる。その結果、熱交換器17の内部に水が滞留し難くなり、熱交換器17が水によって錆びてしまったりすることを抑制することができる。
(5)本実施形態によれば、気液分離器40、逆止弁15及び電磁弁16を空気圧回路10に設けるために、それぞれを空気圧回路10に接続するための配管を廃止することができるため、空気圧回路10をコンパクトなものとすることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 実施形態において、流通路17aが、重力方向の下から上に向けて延びていてもよい。
・ 実施形態において、逆止弁15及び電磁弁16が、第1ブロック22に組み付けられていてもよい。
・ 実施形態において、第1ブロック22、第2ブロック23、熱交換器17及び気液分離器40の配置は特に限定されるものではない。
・ 実施形態において、熱交換器17の形状は特に限定されるものではない。
10…空気圧回路、11…空気圧縮機、12…空気圧機器、13…空気タンク、15…逆止弁、16…電磁弁、17…熱交換器、17a…流通路、18…送風装置、20…空気圧ユニット、21…本体部、22…第1ブロック、22a…供給ポート、23…第2ブロック、23a…排出ポート、39…流路、40…気液分離器、55…分岐路。

Claims (4)

  1. 空気圧縮機からの圧縮空気を空気圧機器に供給する空気圧回路に設けられるとともに、前記空気圧縮機に接続される供給ポートと、前記空気圧回路に設けられるとともに前記圧縮空気を貯留する空気タンクに接続される排出ポートと、を有する本体部を備え、前記本体部は前記供給ポートから前記排出ポートに至る流路を有し、
    前記本体部は、前記流路上に配置されるとともに前記圧縮空気に含まれる水分を除去する気液分離器と、前記流路上に配置されるとともに前記空気タンクから前記圧縮空気が前記空気圧縮機へ逆流することを防止する逆止弁と、前記流路における前記逆止弁よりも前記圧縮空気の流通方向の上流で前記流路から分岐した分岐路上に配置されるとともに、前記空気圧縮機の駆動が停止したときに開弁して前記分岐路と大気とを連通させる電磁弁と、前記圧縮空気と外気とを熱交換させる熱交換器とが一体的に組み付けられて構成されており、さらに、前記本体部には、前記本体部に向けて送風する送風装置が一体的に組み付けられていることを特徴とする空気圧ユニット。
  2. 前記本体部は、前記供給ポートが形成される第1ブロックと、前記排出ポートが形成される第2ブロックとを有し、
    前記気液分離器及び前記熱交換器は、前記第1ブロックと前記第2ブロックとの間に配置されるとともに、前記逆止弁及び前記電磁弁は、前記第1ブロック又は前記第2ブロックに組み付けられていることを特徴とする請求項1に記載の空気圧ユニット。
  3. 前記逆止弁及び前記電磁弁は、前記第2ブロックに組み付けられていることを特徴とする請求項2に記載の空気圧ユニット。
  4. 前記熱交換器は、前記流路の一部を形成するとともに重力方向の上から下に向けて延びる流通路を有するとともに、前記気液分離器は前記熱交換器の直下に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の空気圧ユニット。
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