JP2015218722A - 鳥、小石、氷片等の異物を吸い込んでも安全に飛行できるようにしたバード・ストライク防止装置。 - Google Patents

鳥、小石、氷片等の異物を吸い込んでも安全に飛行できるようにしたバード・ストライク防止装置。 Download PDF

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Abstract

【課題】ジエット・エンジンのバード・ストライク防止装置を提供する。
【解決手段】金網で、フアン2よりやや小径で、中心部に円孔7が開いている防護ネットをファン2の全面に取り付け、円孔7をスピナ3に通してフアン2に螺子着した構成である。エンジン1が異物を吸い込んでも、フアン2と共に高速で回転する防護ネット6が瞬時に粉砕して半径方向に飛散し、フアン排気孔より抜けさせ、コア・エンジンに入らないようにしたので、コア・エンジンは損傷しない。そのとき、防護ネット6が受ける衝突圧は、上述のように、異物を瞬時に粉砕して半径方向に飛散させるので、衝突圧は分散し、フアン2は微少の衝突圧しか受けないので、フアン2も損傷しない。また、フアンケース8に凹周を形成した場合は、フアン2と同径の防護ネット6をフアン2の前面に取り付け、粉砕した異物を凹周から抜けさせるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ジエット・エンジン(以下、エンジンに略)が飛行中や地上滑走時に、鳥、小石、氷片等の異物を吸い込んでも安全に飛行できるようにしたバード・ストライク防止装置に関する。
従来、飛行中や地上滑走時に、エンジンが異物をしばしば吸い込むため、フアンやエンジンが損傷し、整備や機器の交換に多額の費用がかかっている。また、損傷が激しいときは、不時着ヤ墜落等の重大事故が発生する。
これを防止するため、フアンの構造や材質等が改善されているが、積極的な対策がとられてないのが現状である。
バード・ストライク防止装置として、先に、特願2013−273969号を出願したが、今回出願の本発明は、構造を簡単化して取り付けやすくし、エンジンが異物を吸い込んでも、フアンヤエンジンが損傷しないようにして安全な飛行が実現することを目的とするものである。
そして、本発明は、上記目的を達成するため、第1の課題解決手段の図1と図2は、金網で、フアンよりやや小径の防護ネットをフアンの前面に合せて形成し、該中心部はスピナが通る円孔を開け、該円孔をスピナに通してフアンに螺子着したものである。
第2の課題解決手段の図3のフアンケースの凹周は、前記特願を引用したもので、このようにすれば、防護ネットをフアンと同径に形成することができる。
上記の第1の課題解決手段の図1と図2の作用は次の通りである。すなわち、エンジンが異物を吸い込んでも、フアンと共に高速で回転する防護ネットが瞬時に粉砕して半径方向に飛散し、フアン排気孔より抜けさせ、コア・エンジンに入らないようにしたので、コア・エンジンは損傷しない。
そのとき、防護ネットが受ける衝突圧は、上述のように、異物を瞬時に粉砕して飛散させるので、衝突圧は分散し、フアンは微少の衝突圧しか受けないので、フアンも損傷しない。
第2の課題解決手段の図3は、粉砕した異物を凹周より抜けさせるようにしたので、フアンと同径の防護ネットを取り付けられ、フアンを全面的に保護することができる。
上述のように、エンジンが異物を吸い込んでも、フアンに防護ネットを取り付けたのでコア・エンジンとフアンは損傷しない。
また、第2の課題解決手段の図3は、フアンにフアンと同径の防護ネットを取り付けられるので、コア・エンジンとフアンの損傷を一層防止することができる。
したがって、本発明を製作中、就航中に係らず、すべてのジエット機に取り付ければ、飛行中や地上滑走時に異物を吸い込んでも安全に飛行することができる。
なお、本発明の構造きわめて簡単で安価に製作できる等の諸特徴を有するものである。
本発明の縦断正面図 図1の左側面図 前記出願の応用実施例を示す縦断正面図
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
第1の課題解決手段の図1と図2において、1はジエット・エンジン、2はフアン、3はスピナ、4はコア・エンジン、5はフアン排気孔、6はフアン2よりやや小径の金網でフアン2の前面に合せて形成した防護ネット、7は防護ネット6の中心部に開けたスピナ3が通る円孔で、該円孔7をスピナ3に通し、フアン2に螺子着している。
第2の課題解決手段の図3は、前記特願のフアンケース8の凹周9から粉砕した異物をフアン排気孔5に抜けさせる構造を引用したので、防護ネット6をフアン2と同径に形成することができる。
以下、上記構成の動作を説明する。
防護ネット6をフアン2の前面に合せて取り付けたので、フアン2と共に高速で回転してもガタつかない。また、エンジン1が、異物を吸い込んでも、フア
Figure 2015218722
るので、コア・エンジン4とフアン2は損傷しない。
1 ジエット・エンジン
2 フアン
3 スピナ
4 コア・エンジン
5 フアン排気孔
6 防護ネット
7 円孔
8 フアンケース
9 凹周
以下、上記構成の動作を説明する。
防護ネット6をフアンの前面に合せて取り付けたので、フアン2と共に高速で回転してもガタつかない。また、エンジン1が、異物を吸い込んでも、フアン2と共に高速で回転する防護ネット6が瞬時に粉砕して半径方向に飛散し、フアン排気孔5より抜けさせるので、コア・エンジン4とフアン2は損傷しない。
本発明は、鳥、小石、氷片等の異物を吸い込んでも安全に飛行できるようにしたバード・ストライク防止装置に関する。
ジェット機の空気取り入口は大きく開口しているため、如何にしても、地上滑走時や飛行中に異物を吸い込み、危険きわまりない。
そのため、フアンやエンジンは損傷が絶えず、目立たない時は、反復飛行しているが、これが積もり積もって飛行不能となり、不時着、墜落等の事故が発生する。
これを防止するため、一般的な整備と分解整備を行うが、この時、初めて、大小のかくれた損傷が発見され、部品交換等に多額の費用を要している。
しかし、入念に整備していても、飛行中バード・ストライクが発生すれば、フアンとエンジンが損傷して不時着、墜落する。
2019年1月15日、ニューヨーク・ハドソン川の不時着が具体例で、危険性を常にはらんでいる。
以上が実態で、航空機の事故率は他に比較して低いといわれても、利用する度に恐怖を感じる。
従来、異物の吸い込みは、どうしようもないという慢性的な考えで、何ら適切な対策がとられなかった。
本発明は、この現状を打破するため、フアンの前面に防護ネットを取り付け、フアンやエンジンの損傷を防止し、安全な飛行ができるようにしたものである。
そして、本発明は、上記目的を達成するため、第1の課題解決手段の図1と図2は、金網で、フアンよりやや小径の防護ネットをフアンの前面に合せて形成し、該中心部はスピナが通る円孔を開け、該円孔をスピナに通してフアンに螺子着したものである。
第2の課題解決手段の図3の凹周は、先の特願2013−273969を引用したもので、このようにすれば、防護ネットをフアンと同径にすることができる。
第1の課題解決手段の図1と図2は、吸い込んだ異物を、フアンと共に高速で回転する防護ネットが瞬時に破砕して半径方向に飛散し、フアン排気孔より抜けさせ、エンジンには微少しか入らないようにしたのでエンジンは損傷しない。
この時、フアンは大きな衝突圧を受けるが、防護ネットがフアンに密着する相乗効果で、防護ネットとフアンの強度は増し、しかも、フアンと共に高速で回転する防護ネットの編目の凸凹が鋸作用し、瞬時に破砕して半径方向に飛散し、フアン排気孔より抜けさせ、衝突圧は分散されるので、フアンも損傷しない。
したがって、本発明を製作中、就役中のジェット機に装着すれば、地上滑走や飛行中に異物を吸い込んでも安全に飛行することができる。
なお、本発明の構造きわめて簡単で安価に製作できる等の諸特徴を有するものである。
第2の課題解決手段の図3は、フアンケースに凹周を形成し、破砕した異物を凹周から抜けさせるようにしたが、現在の技術では、凹周によるフアンの吸い込み力の大きな低下につながり、エンジンとして用をなさないので、将来、凹周を形成しても、凹周の効果が発揮されるエンジンが開発されれば、その時、初めて、異物排除の有効手段となる。
第1の課題解決手段
本発明の縦断正面図 図1の左側面図第2の課題解決手段
縦断正面図
第1の課題解決手段の1はジェット・エンジン、2はフアン、3はスピナ、4はエンジン、5はフアン排気孔で、本発明の6はフアン2前面に取り付けたフアン2より小径の防護ネットで、該中心部は円孔7を開け、該円孔7をスピナ3に通してフアン2に螺子着している。
第2の課題解決手段の図3は、フアン2の外周部分に対するフアンケース8に凹周9を形成している。
1 ジェット・エンジン
2 フアン
3 スピナ
4 エンジン
5 フアン排気孔
6 防護ネット
7 円孔
8 フアンケース
9 凹周

Claims (2)

  1. 金網で、フアンよりやや小径の防護ネットをフアンの前面に合せて形成し、該中心部はスピナが通る円孔を開け、該円孔をスピナに通してフアンに螺子着したジエット・エンジンが鳥、小石、氷片等の異物を吸い込んでも安全に飛行できるようにしたバード・ストライク防止装置。
  2. フアンケースに凹周を形成した場合は、防護ネットをフアンと同径に形成した請求項1記載のジエット・エンジンが鳥、小石、氷片等の異物を吸い込んでも安全に飛行できるようにしたバート・ストライク防止装置。
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