JP2015117688A

JP2015117688A - ジエット・エンジンが鳥、小石、氷片等の異物を吸い込んでも安全に飛行できるようにしたバード・ストライク防止装置

Info

Publication number: JP2015117688A
Application number: JP2013273969A
Authority: JP
Inventors: 一夫有吉; Kazuo Ariyoshi
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2013-12-18
Filing date: 2013-12-18
Publication date: 2015-06-25

Abstract

【課題】ジエット・エンジンの飛行中や地上滑走時に、鳥、小石、氷片等の異物を吸い込みを防止し、フアンやエンジンが損傷し、整備や機器の交換に多額の費用がかかることを防止する。。【解決手段】フアン２前面に防護スクリーン６を取り付け、且、防護スクリーン６の外周はフアン２に密着させ、中心部の円孔部分はフアン２の根もとより少し浮かせて弾力性をもたせ、防護スクリーン６をスピナ３に嵌装し、螺子着して構成する。また、第２の課題解決手段として、フアン２の外周部分のフアンケース９に凹周１０を形成する。保護スクリーン６が、大きな衝突圧を受けても、瞬時に半径方向に飛散させるので、衝突圧は分散され、フアン２は微少の衝突圧しか受けないので、損傷しない。飛散した異物を凹周１０よりフアン排気孔に抜けやすくしたので、コア・エンジン１とフアン２は損傷しない。【選択図】図１

Description

本発明は、ジエット・エンジン（以下エンジンに略）が、飛行中や地上滑走時に鳥、小石、永片等の異物を吸い込んでも、安全に飛行できるしたバードストライク防止装置に関する。

従来、飛行中や地上滑走時において、エンジンが異物をしばしば吸い込むため、フアンやエンジンが損傷し、整備や機器の交換に多額の費用がかかっている。又、損傷が激しいときは、不時着や墜落等の重大事故が発生する。
これを防止するため、フアン等の構造や材質が改善されているが、積極的な対策がとられてないのが現状である。

本発明は、異物を吸い込んでも、フアンやエンジンが損傷しないようにして、安全な飛行が実現することを目的とするものである。

そして、本発明は、上記目的を達成するため、第１の課題解決手段の図１と図２は、フアン前面に金網もしくは強じんな化合せいんで、フアンよりやや小径の防護スクリーンを形成し、中心部は円孔を開けて前方向にテーパを形成し、且、防護スクリーンの外周はフアンに密着させ、円孔部分はフアンの根もとより少し浮かせて弾力性をもたせ、然る後、斯様に形成した防護スクリーンをスピナに嵌装し、螺子着したものである。
なお、防護スクリーンは、円孔部を浮かせずに、フアン全体に密着させてもよく、防護スクリーンの中部部周を少し浮かせて形成してもよい。
また、第２の課題解決手段の図３は、フアンの外周部分に対するフアンケースに凹周を形成したものである。なお、この場合、防護スクリーンはフアンと同径に形成してもよい。

上記の第１の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、エンジンが異物を吸い込んでも、フアンと共に高速で回転する防護スクリーンが、半径方向に瞬時に飛散し、フアン排気孔より抜けさせる。
また、そのとき、保護スクリーンが受ける衝突圧は、上述のように、異物を瞬時に飛散させるので、フアンは微小の衝突圧しか受けない。
第２の課題解決手段は、飛散した異物を凹周よりフアン排気孔に抜けやすい。

前項に記したように、エンジンが吸い込んだ異物は、フアンと共に高速で回転する防護スクリーンが瞬時に半径方向に飛散し、フアン排気孔より抜けさせ、コア・エンジンに入らないようにしたので、コア・エンジンは損傷しない。
そのとき、保護スクリーンが大きな衝突圧を受けても、瞬時に、半径方向に飛散させるので、衝突圧は分散され、フアンは微少の衝突圧しか受けないので、フアンも損傷しない。
また、飛散した異物を凹周より抜けやすくしたので、コア・エンジンとフアンは損傷しない。
したがって、本発明をジエット機に装着すれば、飛行中異物を吸い込んでも安全に飛行することができる。

本発明の縦断正面図図１の左側面図フアンケースに凹周を形成した場合の縦断正面図

以下、本発明の実施の形態を図に基いて説明する。

第１の課題解決手段の図１と図２において、１はジエッ・エンジン、２はフアン、３はスピナ、４はコア・エンジン、５はフアン排気孔を示し、本発明の６はフアン２前面に、金網もしくは強じんな化合せんいでフアン２よりやや小径に形成した防護スクリーン、７は防護スクリーン６の中心部に開けた円孔で、前方向にテーパ８を形成している。
また、防護スクリーン６の外周はフアンに密着させ、円孔の部分はフアンの根もとより少し浮かせて弾力性をもたせ、然る後、該防護スクリーン６をスピナ３に嵌装し、螺子着している。
また、第２の課題解決手段の図３は、フアン２外周部分のフアンケース９に凹周１０を形成している。

以下、上記構成の動作を説明する。
防護スクリーン６は、外周をフアン２に密着させ、円孔７部分はフアン２の根もとより、少し浮かした形にしたので、フアン２と共に高速で回転しても、ガタつかない。また、異物が衝突したとき、弾力作用をするので、フアン２が受ける衝突圧を減ずることができる。
また、フアンケース９に設けた凹周１０は飛散した異物が抜けやすい。
なお、本発明の構造きわめて簡単であり、製作中、就航中に係らず、すべてのジエッ機に、取り付け可能である等の諸特徴を有するものである。

１ジエット・エンジン
２フアン
３スピナ
４コア・エンジン
５フアン排気孔
６防護スクリーン
７円孔
８テーパ
９フアンケース
１０凹周

上記、第１の課題解決手段による作用は次の通りである。すなわち、エンジが異物を吸い込んでも、フアンと共に高速で回転する防護スクリーンが、半径方向に瞬時に飛散し、フアン排気孔より抜けさせる。
また、そのとき、保護スクリーンが受ける衝突圧は、上述のように、異物を瞬時に飛散させるので、フアンは微小の衝突圧しか受けない。
第２の課題解決手段は、飛散した異物は凹周よりフアン排気孔に抜ける。

第１の課題解決手段の図１と図２において、１はジェット・エンジン、２はフアン、３はスピナ、４はコアエンジン、５はフアン排気孔で、本発明の６はフアン２前面に、金網もしくは強じんな化合せんいでフアン２よりやや小径に形成した防護スクリーン、７は防護スクリーン６の中心部に開けた円孔で、前方向にテーパ８を形成している。また、防護スクリーン６の外周はフアン２に密着させ、円孔７の部分はフアン２の根もとより少し浮かせて弾力性をもたせ、然る後、該防護スクリーン６をスピナ３に嵌装して螺子着している。
また、第２の課題解決手段の図３は、フアン２の外周部分のフアンケース９に凹周１０を形成している。

本発明は、ジエット・エンジン（以下エンジンに略）が、飛行中や地上滑走時に鳥、小石、氷片等の異物を吸い込んでも、安全に飛行できるようにしたバード・ストライク防止装置に関する。

Claims

ジエット・エンジンのフアン前面に金網もしくは強じんな化合せんいで、フアンよりやや小径の防護スクリーンを形成し、中心部は円孔を開けて前方向にテーパを形成し、且、防護スクリーンの外周はフアンに密着させ、円孔部分はフアンの根もとより少し浮かせて弾力性をもたせ、然る後、斯様に形成した防護スクリーンをスピナに嵌装し、螺子着したジエット・エンジンが鳥、小石、氷片等の異物を吸い込んでも安全に飛行できるようにしたバード・ストライク防止装置。
フアンの外周部分に対するフアンケースに凹周を形成した請求項１記載のジエット・エンジンが鳥、小石、氷片等の異物を吸い込んでも安全に飛行できるしたバード・ストライク防止装置。