JP2016102493A - バード・ストライク防止ネット - Google Patents

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JP2016102493A JP2015150118A JP2015150118A JP2016102493A JP 2016102493 A JP2016102493 A JP 2016102493A JP 2015150118 A JP2015150118 A JP 2015150118A JP 2015150118 A JP2015150118 A JP 2015150118A JP 2016102493 A JP2016102493 A JP 2016102493A
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一夫 有▲吉▼
Kazuo Ariyoshi
一夫 有▲吉▼
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Abstract

【課題】 ジエット機の空気取入口は大きく開口しているため、地上滑走時や飛行中に鳥、小石、氷片等の異物をしばしば吸い込み、フアンやエエンジンを損傷させ、損傷が激しい時は、不時着や墜落等の重大事故が発生する。これが実状であるだけに、航空機を利用する度に恐怖を感じる。【解決手段】 フアン前面に防護ネットを密着させて、上記不安を解決した。これにより、防護ネットがフアンに密着する相乗効果で、両者の強度は増し、しかも、フアンと共に高速で回転する防護ネットの編目の凸凹が鋸作用をし、吸い込んだ異物を瞬時に破砕して半径方向に飛散し、フアン排気孔より抜けさせるので、エンジンは損傷しないと共に衝突圧は分散されるのでフアンも損傷しない。したがって、本発明をジエット機に装着すれば、地上滑走時や飛行中に異物を吸い込んでも安全に飛行することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、鳥、小石、氷片等の異物を吸い込んでも安全に飛行できるようにしたバード・ストライク防止装置に関する。
ジェット・エンジンの空気取り入り口は大きく開口しているため、地上滑走時や飛行中に異物を吸い込み、危険きわまりない。
このため、フアンや、エンジンは損傷が絶えず、目立たない時は反復飛行しているが、これが積り積って飛行不能となり、不時着、墜落等の事故が発生する。
これを防止するため、一般的な整備と分解整備を行うが、この時、初めて、大小のかくれた損傷が発見され、そのために、整備や部品交換に多額に費用がかかっている。
しかし、如何に入念に整備していても、飛行中バード・ストライクが発生すると、エンジンが損傷して不時着、墜落する。
2009年1月15日ニューヨーク・ハドソン川の不時着が具体例で、危険性を常にはらんでいる。
以上が実態で、航空機の事故率は他に比較して低いといわれても、利用する度に恐怖を感じる。
従来、このような状況でありながら、異物の吸い込みに対して、何ら対策がとられてないのが現状である。
本発明は、この現状を打破するため、積極的対策として、フアン前面に防護ネットを直接取り付け、フアンやエンジンの損傷を防止し、安全な飛行ができるようにしたものである。
そして、本発明は、上記目的を達成するため、第1の課題解決手段の図1から図5は、フアン前面に、金網に基本軸と補助基本軸を組合せて、フアンよりやや小径の防護ネットを形成し、且、基本軸の内端を前方に向けL字状に折曲げてL端を形成し、また、スピナ取り付け軸の軸心方向にL端を嵌合する溝を、L端の数だけ形成し、然る後、L端を溝に嵌合して押し込み、また、スピナの開口部に、基本軸を嵌合する半円孔を開け、該半円孔を基本軸に嵌合して押し付け、防護ネットをスピナで確実に取り付けるようにしたものである。
第2の課題解決手段の図6から図8は、フアンと同径に形成した防護ネットの外周を一定巾フアンに当て、中心になるにつれて前傾し、該防護ネットの基本軸のL端を、スピナ取り付け軸の中間部を小径に形成して嵌合し、また、スピナの開口部に基本軸を嵌合する長孔をスピナの頂点方向に開け、然る後、該長孔を基本軸に嵌合して押し付け、該防護ネットをスピナで確実に取り付け、また、フアンの外周部分に対するフアンケースに凹周を形成したものてある。
第1の課題解決手段の図1から図5の防護ネットは基本線をL端で、ススピナ取り付け軸に確実に固定するようにしたので、吸い込んだ異物を、フアンと共に高速で回転する防護ネットが瞬時に破砕して半径方向に飛散し、フアン排気孔より抜けさせ、エンジンには微少しか入らないので、エンジンは損傷しない。
この時、フアンは大きな衝突圧を受けるが、防護ネットがフアンに密着している相乗効果で、防護ネットとフアンの強度は増し、しかも、フアンと共に高速で回転する防護ネットの編目の凸凹が鋸作用し、瞬時に破砕して半径方向に飛散し、フアン排気孔より抜けさせ、衝突圧は分散されるのでフアンも損傷しない。
したがって、本発明をジェット機に装着すれば、地上滑走や飛行中に異物を吸い込んでも安全に飛行することができる。
第2の課題解決手段の図6から図8は、フアンケースに凹周を形成し、破砕した異物を凹周から抜けさせるようにしたが、現在の技術では、凹周によるフアンの吸い込み力の大きな低下につながり、エンジンは用をなさないので、将来、凹周を形成しても、効果が得られるエンジンが開発されれば、その時、初めて、異物排除の有効手段となる。
第1の課題解決手段
本発明の縦断正面図 図1の左側面図 図1のA部のL端図 スピナの拡大正面図 図4の右側面図第2の課題解決手段
第2の課題解決手段の縦断正面図 スピナの拡大正面図 図7の右側面図
第1の課題解決手段の10はスピナ取り付け軸の軸心方向に、防護ネット6のL端9が嵌合する溝で、スピナ取り付け軸の軸心方向にL端9の数を開けている。
6は、フアン2前面に金網、基本軸7、補助基本軸8を組合せて形成した防護ネットで、フアン2よりやや小径に形成している。
9は、基本軸7の内端を前方に向けL字状に折曲げたL端で、スピナ取り付け軸の溝10に嵌合して押し込んでいる。
11はスピナ2の開口部に開けた半円孔で、該半円孔11を防護ネット6のL端9を嵌合して押し付け、防護ネット6をスピナ3で確実に取り付けている
なお、防護ネット6は異物の衝突を受けると同時に破砕、飛散作用をするので、防護ネット6を構成する金網、基本軸7、補助基本軸8は、ばね鋼材、ピアノ線等の弾力や強じん性に富んだ材料で形成する。
第2の課題解決手段の図6から図8の6は、フアン2と同径に形成し、外周を一定巾フアン2に当て、中心部になるにつれて前傾した防護ネットで、該防護ネット6の基本軸7のL端9を、スピナ取り付け軸の中間部を小径に形成して押し込んでいる。
12はスピナ3の開口部に、スピナ3の頂点方向に開けた長孔で、該長孔12を防護ネット6の基本軸7に嵌合して押し付け、防護ネット6をスピナ3で確実に取り付けている。
1 ジェット・エンジン
2 フアン
3 スピナ
4 コアエンジン
5 フアン排気孔
6 防護ネット
7 基本軸
8 補助基本軸
9 L端
10 溝
11 半円孔
12 長孔
13 フアンケース
14 凹周
本発明は、鳥、小石、氷片等の異物を吸い込んでも安全に飛行できるようにしたバード・ストライク防止ネットに関する。
ジェット・エンジンの空気取り入り口は大きく開口しているため、地上滑走時や飛行中に異物を吸い込み、危険きわりない。
このため、フアンや、エンジンは損傷が絶えず、目立たない時は、反復飛行しているが、これが積り積もって飛行不能となり、不時着、墜落等の重大事故が発生する。
これを防止するため、一般的な整備と分解整備を行うが、この時、初めて、大小のかくれた損傷が発見され、そのために、整備や部品交換に多額の費用がかかっている。
しかし、如何に入念に整備していても、飛行中、バード・ストライクが発生すると、エンジンが損傷して不時着、墜落する。
2009年1月15日ニューヨーク・ハドソン川の不時着が具体例で、危険性を常にはらんでいる。
以上が実態で、航空機の事故率は他に比較して低いといわても、利用する度に恐怖を感じる。
本発明は、上記目的を達成させるため、図1から図5に示すように、フアン前面に、金網に基本軸と補助基本軸を組合せて、フアンよりやや小径の防護ネットを形成し、且、基本軸の内端を前方に向けL字状に折曲げてL端を形成し、また、スピナ取り付け軸の軸心方向に、L端を嵌合する溝を、L端の数だけ形成し、而して、L端を溝に嵌合して押し込み、また、スピナの開口部に、基本軸を嵌合する半円孔を形成し、該半円孔を基本軸に嵌合して押し付け、防護ネットをスピナで確実に取り付けるようにしたものである。
本発明の防護ネットは、基本線をL端で、スピナ取り付け軸に確実に取り付けるようにしたので、吸い込んだ異物を、フアンと共に高速で回転する防護ネットが瞬時に破砕して半径方向に飛ばし、フアン排気孔より抜けさせ、エンジンには微少しか入らないので、エンジンは損傷しない。
この時、フアンは大きな衝突圧を受けるが、防護ネットがフアンに密着している相乗効果で、防護ネットとフアンの強度は増し、しかも、フアンと共に高速で回転する防護ネットの網目の凸凹が鋸作用し、瞬時に破砕して半径方向に飛散し、フアン排気孔より抜けさせ、衝突圧を分散するので、フアンも損傷しない。
したがって、本発明をジェット機に装着すれば、地上滑走や飛行中に異物を吸い込んでも安全に飛行することができる。
本発明の縦断正面図 図1の線A−Aの側面図 図2のB矢視図 スピナの拡大正面図 図4の線C−Cの側面図
図1から図5の10はスピナ取り付け軸の軸心方向に、防護ネット6のL端9が嵌合する溝で、スピナ取り付け軸の軸心方向にL端9の数を開けている。
6は、フアンの前側に金網、基本軸7、補助基本軸8を組合わせて形成した防護ネットで、フアンよりやや小径に形成している。
9は、基本軸7の内端を前方に向けL字状に曲げたL端で、スピナ取り付け軸の溝10に嵌合して押し込んでいる。
11はスピナの開口部に形成した半円孔で、該半円孔11を防護ネット6のL端9嵌合して押し付け、防護ネット6をスピナ3で確実に取り付けている。
なお、防護ネット6は異物の衝突を受けると同時に破砕、飛散作用をするので、防護ネット6を構成する金網、基本軸7、補助基本軸8は、ばね鋼材、ピアノ線等の弾力や強じん性に富んだ材料で形成する。
1 ジェット・エンジン
2 フアン
3 スピナ
4 コアエンジン
5 フアン排気孔
6 防護ネット
7 基本軸
8 補助基本軸
9 L端
10 溝
11 半円孔

Claims (2)

  1. フアン前面に、金網に基本軸と補助基本軸を組合せて、フアンよりやや小径の防護ネットを形成し、且、基本軸の内端を前面に向けL字状に折曲げてL端を形成し、また、スピナ取り付け軸の軸心方向にL端を嵌合する溝を、L端の数だけ形成し、然る後、L端を溝に嵌合して押し込み、また、スピナの開口部に、基本軸を嵌合する半円孔を開け、該半円孔を基本軸に嵌合して押し付け、防護ネットをスピナで確実に取り付けるようにしたバード・ストライク防止装置。
  2. フアンと同径に形成した防護ネットの外周を一定巾フアンに当て、中心になるにつれて前傾し、該防護ネットの基本軸のL端を、スピナ取り付け軸の中間部を小径に形成して嵌合し、また、スピナの開口部に基本軸を嵌合する長孔をスピナの頂点方向に開け、然る後、該長孔を基本軸に嵌合して押し付け、該防護ネットをスピナで確実に取り付けた請求項1のバード・ストライク防止装置。
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