JP2015218587A - カムシャフト - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のサブアッシー50が連結されたカムシャフトにおいて、その内部からその外部に潤滑油を好適に供給することのできるカムシャフトを提供する。
【解決手段】サブアッシー50は、カムロブ部10およびシャフト部20を備える。シャフト部20は、軸方向に貫通孔22が形成された中空円柱状の部材であり、貫通孔22は、径L1の小径側孔22aと、径L2(>L1)の大径側孔22bとからなる。小径側孔22aが形成される側には嵌合部30が形成される。嵌合部30の軸方向の長さL4は、大径側孔22bの軸方向の長さL5よりも短い。1のサブアッシー50の大径側孔22bに、別のサブアッシー50の嵌合部30を嵌め込むことで、カムシャフトを形成する。1のサブアッシー50の大径側孔22bのうち別のサブアッシー50の嵌合部30が嵌め込まれない部分に、大径側孔22bを外部に連通させる連通孔40が形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】サブアッシー50は、カムロブ部10およびシャフト部20を備える。シャフト部20は、軸方向に貫通孔22が形成された中空円柱状の部材であり、貫通孔22は、径L1の小径側孔22aと、径L2(>L1)の大径側孔22bとからなる。小径側孔22aが形成される側には嵌合部30が形成される。嵌合部30の軸方向の長さL4は、大径側孔22bの軸方向の長さL5よりも短い。1のサブアッシー50の大径側孔22bに、別のサブアッシー50の嵌合部30を嵌め込むことで、カムシャフトを形成する。1のサブアッシー50の大径側孔22bのうち別のサブアッシー50の嵌合部30が嵌め込まれない部分に、大径側孔22bを外部に連通させる連通孔40が形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数のサブアッシーが連結されたカムシャフトに関する。
たとえば特許文献1には、カムロブを備えたサブアッシー(インプットサブアッシー)を複数連結したカムシャフトが提案されている。ここで、サブアッシーを構成するシャフト部分は中空円柱状の部材であるが、サブアッシー同士を連結する部分である偏心ピンは中空構造となっていない(図9)。
ところで、カムシャフトは、軸受部等を有し、軸受部等には潤滑油を供給する必要がある。このため、カムシャフトは、内部に潤滑油の流通経路を形成するために中空構造とされることが多い。しかし、上記カムシャフトの場合、サブアッシー同士を連結する部分が中空構造ではないため、カムシャフトの内部に潤滑油の流通経路を設けることができない。このため、潤滑油を供給する装置を別途設ける必要がある。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数のサブアッシーが連結されたカムシャフトにおいて、その内部からその外部に潤滑油を好適に供給することのできるカムシャフトを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段およびその作用効果について記載する。
技術的思想1:シャフト部およびカムロブ部を備えるサブアッシーを複数備え、前記サブアッシーには、当該サブアッシーの軸方向に延びる貫通孔が形成され、前記貫通孔は、前記軸方向の一方の端部側の径が他方の端部側の径よりも小さく、1のサブアッシーの前記貫通孔のうち前記他方の端部側に、別のサブアッシーの前記一方の端部側である嵌合部が嵌め込まれることで、前記1のサブアッシーと前記別のサブアッシーとが連結されており、互いに連結されたサブアッシーのそれぞれの前記貫通孔は、隣接するサブアッシーの一方から他方へと潤滑油を供給するための油通路となっており、前記1のサブアッシーの外周面のうち嵌合部に対応する部分と前記別のサブアッシーの前記嵌合部が挿入される部分との間の部分に、前記貫通孔に連通する連通孔が形成されているカムシャフト。
技術的思想1:シャフト部およびカムロブ部を備えるサブアッシーを複数備え、前記サブアッシーには、当該サブアッシーの軸方向に延びる貫通孔が形成され、前記貫通孔は、前記軸方向の一方の端部側の径が他方の端部側の径よりも小さく、1のサブアッシーの前記貫通孔のうち前記他方の端部側に、別のサブアッシーの前記一方の端部側である嵌合部が嵌め込まれることで、前記1のサブアッシーと前記別のサブアッシーとが連結されており、互いに連結されたサブアッシーのそれぞれの前記貫通孔は、隣接するサブアッシーの一方から他方へと潤滑油を供給するための油通路となっており、前記1のサブアッシーの外周面のうち嵌合部に対応する部分と前記別のサブアッシーの前記嵌合部が挿入される部分との間の部分に、前記貫通孔に連通する連通孔が形成されているカムシャフト。
上記構成では、サブアッシーに貫通孔が形成されているため、別のサブアッシーの嵌合部が1のサブアッシーの貫通孔に嵌め込まれることで1のサブアッシーと別のサブアッシーとが連結されて構成されるカムシャフトにおいても、その軸方向には貫通孔が形成されていることとなる。そして、この貫通孔を、隣接するサブアッシーの一方から他方へと潤滑油を供給する油通路とすることができる。
ただし、別のサブアッシーの嵌合部が1のサブアッシーの貫通孔に嵌め込まれる構成の場合、1のサブアッシーにおいて別のサブアッシーの嵌合部が嵌め込まれた部分や、1のサブアッシーの嵌合部に対応する部分については、油通路の断面積が小さくなる。このため、静圧を大きくすることが困難となり、ひいては連通孔を介して外部に流出する潤滑油の圧力が低下して潤滑油の供給が不安定となるおそれがある。この点、上記構成では、別のサブアッシーの前記嵌合部が挿入される部分と1のサブアッシーの嵌合部に対応する部分との間の部分に連通孔を形成するために、油通路の断面積が大きい部分に連通孔を形成することができる。このため、静圧を大きくすることが容易となり、ひいては連通孔を介して外部に安定して潤滑油を供給することができる。
<第1の実施形態>
以下、第1の実施形態にかかるカムシャフトについて、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかるカムシャフトを構成するサブアッシー50の断面構成を示す。図示されるように、サブアッシー50は、カムロブ部10とシャフト部20とを備える。カムロブ部10は、車載内燃機関(図示略)の吸気バルブや排気バルブ(機関バルブ)を駆動する。すなわち、カムロブ部10は、カムノーズ10aを備え、カムノーズ10aまたはその周辺部が機関バルブを開閉させる部材に接触することで、機関バルブを開弁させ、カムノーズ10aまたはその周辺部が機関バルブを開閉させる部材に接触しなくなることで、機関バルブを閉弁させる。
以下、第1の実施形態にかかるカムシャフトについて、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかるカムシャフトを構成するサブアッシー50の断面構成を示す。図示されるように、サブアッシー50は、カムロブ部10とシャフト部20とを備える。カムロブ部10は、車載内燃機関(図示略)の吸気バルブや排気バルブ(機関バルブ)を駆動する。すなわち、カムロブ部10は、カムノーズ10aを備え、カムノーズ10aまたはその周辺部が機関バルブを開閉させる部材に接触することで、機関バルブを開弁させ、カムノーズ10aまたはその周辺部が機関バルブを開閉させる部材に接触しなくなることで、機関バルブを閉弁させる。
シャフト部20は、貫通孔22を備える中空円筒状の部材である。詳しくは、シャフト部20は、嵌合部30、ベース部32,および軸受部36を備えている。ベース部32は、カムロブ部10に嵌め込まれる部分である。軸受部36は、カムシャフトの軸受を形成する部分である。
サブアッシー50は、上記カムロブ部10を加熱した状態で、カムロブ部10の図示しない挿入孔にシャフト部20を挿入することで、シャフト部20に2個のカムロブ部10を焼き嵌めしたものである。
上記嵌合部30とベース部32との間には段差部32aが形成され、嵌合部30の外径よりもベース部32の外径の方が大きくなっている。また、ベース部32の外径よりも軸受部36の外径の方が大きくなっている。
上記貫通孔22は、嵌合部30側の小径側孔22aと、嵌合部30とは逆側の端部側の大径側孔22bとからなり、小径側孔22aの径L1よりも大径側孔22bの径L2の方が大きくなっている。すなわち、貫通孔22は、径が1段階で変化する。そして、軸受部36には、外部と大径側孔22bとを連通させる連通孔40が形成されている。詳しくは、連通孔40は、サブアッシー50の外周においてカムノーズ10aが配置される側とは位相を180°ずらして形成されている。
上記嵌合部30の径L3は、大径側孔22bの径L2よりもわずかに大きくなっている。これは、1のサブアッシー50の大径側孔22bに別のサブアッシー50の嵌合部30を嵌め込むことでこれらを強固に連結させるための設定である。また、サブアッシー50の嵌合部30の軸方向の長さL4は、大径側孔22bの軸方向の長さL5よりも短くなっている。
図2に、本実施形態にかかるカムシャフトの断面構成を示す。図2に示すように、カムシャフトは、図中、隣接する一対のサブアッシー50に着目すると、左側のサブアッシー50の大径側孔22bに隣接する右側のサブアッシー50の嵌合部30が嵌め込まれて形成されている。この際、サブアッシー50同士で、カムノーズ10aのカムシャフトにおける回転位相をずらすことで、気筒毎の機関バルブの開閉タイミングに適した位相にカムノーズ10aが配置される。
また、互いに連結された複数のサブアッシー50の貫通孔22同士は互いに連通し、カムシャフトの内部における1つの油通路を形成する。特に、本実施形態では、大径側孔22bの軸方向の長さL5を嵌合部30の軸方向の長さL4よりも長くしたために、大径側孔22bに小径側孔22aとの境界側まで隣接するサブアッシー50の嵌合部30が嵌め込まれることはない。このため、各サブアッシー50の貫通孔22は、嵌合部30が嵌め込まれた後であっても、その径が大径側孔22bの径L2となる部分を残すものとなる。そして、図示されるように、この部分が、連通孔40を介してサブアッシー50の外部と連通している。
次に、本実施形態の作用を説明する。
カムシャフトが内燃機関に搭載されて回転駆動されるとき、たとえば機関駆動式のポンプ等によって、潤滑油がカムシャフトの図の右および左の一方から貫通孔22に供給される。これにより、潤滑油は、貫通孔22を、図の右および左の一方から他方に流動する。ここで、本実施形態では、複数のサブアッシー50を連結するに際して、1のサブアッシー50の貫通孔22に別のサブアッシー50の嵌合部30を嵌め込むために、1本の円筒状部材にてカムシャフトを構成する場合と比較すると、油通路の流路断面積が小さくなりやすい。事実、図2において、1のサブアッシー50の大径側孔22bの大部分に嵌合部30が嵌め込まれる結果、その部分の流路断面積は、小径側孔22aの径L1となる。そして、1本の円筒状部材にてカムシャフトを構成する場合と比較して油通路の流路断面積が小さくなる場合、1本の円筒状部材にてカムシャフトを構成する場合よりも、油通路内の動圧は上昇し、静圧は低下する。一方、連通孔40から軸受部36に潤滑油を安定して供給するためには、貫通孔22のうち連通孔40付近の静圧を確保する必要がある。したがって、サブアッシー50を連結させる場合には、1本の円筒状部材にてカムシャフトを構成する場合よりも、連通孔40から軸受部36への潤滑油の供給が不安定となるおそれがある。
カムシャフトが内燃機関に搭載されて回転駆動されるとき、たとえば機関駆動式のポンプ等によって、潤滑油がカムシャフトの図の右および左の一方から貫通孔22に供給される。これにより、潤滑油は、貫通孔22を、図の右および左の一方から他方に流動する。ここで、本実施形態では、複数のサブアッシー50を連結するに際して、1のサブアッシー50の貫通孔22に別のサブアッシー50の嵌合部30を嵌め込むために、1本の円筒状部材にてカムシャフトを構成する場合と比較すると、油通路の流路断面積が小さくなりやすい。事実、図2において、1のサブアッシー50の大径側孔22bの大部分に嵌合部30が嵌め込まれる結果、その部分の流路断面積は、小径側孔22aの径L1となる。そして、1本の円筒状部材にてカムシャフトを構成する場合と比較して油通路の流路断面積が小さくなる場合、1本の円筒状部材にてカムシャフトを構成する場合よりも、油通路内の動圧は上昇し、静圧は低下する。一方、連通孔40から軸受部36に潤滑油を安定して供給するためには、貫通孔22のうち連通孔40付近の静圧を確保する必要がある。したがって、サブアッシー50を連結させる場合には、1本の円筒状部材にてカムシャフトを構成する場合よりも、連通孔40から軸受部36への潤滑油の供給が不安定となるおそれがある。
これに対し、本実施形態では、大径側孔22bの長さL5を嵌合部30の長さL4よりも長くすることで、油通路の径が大径側孔22bの径L2となる部分を確保する。その場合、この部分では、小径側孔22aの部分と比較すると、潤滑油の動圧が低下する一方、静圧は上昇する。このため、その部分から連通孔40を介して軸受部36に潤滑油を供給することで、軸受部36に潤滑油を安定して供給することができる。
以上説明した本実施形態によれば、上記の作用効果に加えてさらに以下に記載する作用効果が得られるようになる。
(1)カムシャフトを、複数のサブアッシー50を連結することで形成した。この場合、カムロブ部10およびシャフト部20を連結させたサブアッシー50において、カムロブ部10の研削加工を行うことができる。このため、カムシャフトにカムロブを組み付けた後に研削加工を行う場合と比較して、研削設備を簡素化することができる。
(1)カムシャフトを、複数のサブアッシー50を連結することで形成した。この場合、カムロブ部10およびシャフト部20を連結させたサブアッシー50において、カムロブ部10の研削加工を行うことができる。このため、カムシャフトにカムロブを組み付けた後に研削加工を行う場合と比較して、研削設備を簡素化することができる。
また、吸気バルブや排気バルブを1つの気筒に複数備えるものにおいて、ボアピッチ(吸気バルブ間の間隔、排気バルブ間の間隔)とカムプロフィールが同一で、気筒数が相違する内燃機関同士で、サブアッシー50を共有することができる。これにより、複数の内燃機関を製造する際に部品を共有化することができることから、製造コストの低減効果が得られる。
なお、ボアピッチが同一でカムプロフィールが相違する内燃機関同士であっても、シャフト部20を共有することによる製造コストの低減効果を得ることはできる。
(2)連通孔40を、カムノーズ10aとは位相が180°ずれた位置に設けた。これにより、軸受部36に最も力が加わる部分に集中的に潤滑油を供給することができる。すなわち、カムノーズ10aが機関バルブを開閉させる部材に接触することで機関バルブのリフト量が最大となることから、カムロブ部10と機関バルブを開閉させる部材との間に最も力が加わるのは、カムノーズ10aが機関バルブを開閉させる部材に接触するときとなる。そしてこのときには、軸受部36のうちカムノーズ10aと位相が180°ずれた位置がカムキャップ(図示略)から最も大きい力を受けることとなる。したがって、このときに上記最も大きい力を受ける部分に潤滑油を確実に供給することが望ましい。これに対し、本実施形態では、軸受部36のうち最も力がかかりやすい部分に連通孔40を設けることで、最も力を受ける部分に潤滑油を確実に供給することができる。
(2)連通孔40を、カムノーズ10aとは位相が180°ずれた位置に設けた。これにより、軸受部36に最も力が加わる部分に集中的に潤滑油を供給することができる。すなわち、カムノーズ10aが機関バルブを開閉させる部材に接触することで機関バルブのリフト量が最大となることから、カムロブ部10と機関バルブを開閉させる部材との間に最も力が加わるのは、カムノーズ10aが機関バルブを開閉させる部材に接触するときとなる。そしてこのときには、軸受部36のうちカムノーズ10aと位相が180°ずれた位置がカムキャップ(図示略)から最も大きい力を受けることとなる。したがって、このときに上記最も大きい力を受ける部分に潤滑油を確実に供給することが望ましい。これに対し、本実施形態では、軸受部36のうち最も力がかかりやすい部分に連通孔40を設けることで、最も力を受ける部分に潤滑油を確実に供給することができる。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
以下、第2の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図3に、本実施形態にかかるサブアッシー50aを示す。なお、図3において、図1に示した部材に対応する部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図3に示すように、本実施形態にかかるサブアッシー50aは、カムロブ部10とシャフト部20とが一体的に形成されている。これは、サブアッシー50aを構成する素材を冷鍛成型することで実現したものである。この場合、カムロブ部10とシャフト部20とを別々に形成した場合に必要となるカムロブ部10とシャフト部20との組み付け工程を削除することができる。また、冷鍛成型をする場合、精度を確保しやすいことから、成型後に精度確保のための2次的な加工を省くことが容易となる。
図3に示すように、本実施形態にかかるサブアッシー50aは、カムロブ部10とシャフト部20とが一体的に形成されている。これは、サブアッシー50aを構成する素材を冷鍛成型することで実現したものである。この場合、カムロブ部10とシャフト部20とを別々に形成した場合に必要となるカムロブ部10とシャフト部20との組み付け工程を削除することができる。また、冷鍛成型をする場合、精度を確保しやすいことから、成型後に精度確保のための2次的な加工を省くことが容易となる。
ちなみに、本実施形態では、サブアッシー50aを連結することでカムシャフトを構成するため、冷鍛成型の対象が、カムシャフトよりも小さいサブアッシー50aとなる。このため、冷鍛成型する装置として大型の装置が要求されることもない。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・貫通孔22を流動する潤滑油の供給対象としては、軸受部36に限らない。たとえば、カムノーズ10aが接触することで機関バルブを開閉する部材とカムロブ部10との間であってもよい。
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・貫通孔22を流動する潤滑油の供給対象としては、軸受部36に限らない。たとえば、カムノーズ10aが接触することで機関バルブを開閉する部材とカムロブ部10との間であってもよい。
・サブアッシー50に形成されるカムロブ部10は、2個に限らず、任意の複数または単数であってよい。
・嵌合部30は、外周の径が一定となるものに限らず、たとえば端部に行くほど径が小さくなるものであってもよい。この場合、図1に示した貫通孔22の径を、図中右側から左側に行くほど小さくする。この場合であっても、連通孔40を、外周面のうち、別のサブアッシー50の嵌合部30が挿入される部分と自身の嵌合部30との間の部分に形成することで、連通孔40と貫通孔22との接触する箇所における貫通孔22の径を大きくすることができることから、上記実施形態と同様の作用効果を奏すると考えられる。
・嵌合部30は、外周の径が一定となるものに限らず、たとえば端部に行くほど径が小さくなるものであってもよい。この場合、図1に示した貫通孔22の径を、図中右側から左側に行くほど小さくする。この場合であっても、連通孔40を、外周面のうち、別のサブアッシー50の嵌合部30が挿入される部分と自身の嵌合部30との間の部分に形成することで、連通孔40と貫通孔22との接触する箇所における貫通孔22の径を大きくすることができることから、上記実施形態と同様の作用効果を奏すると考えられる。
・連通孔40としては、カムノーズ10aとの位相差が180度となるものに限らない。たとえば、カムノーズ10aとの位相差が180度となる点を挟む一対の箇所に一対の連通孔40を設けてもよい。
・上記第1の実施形態において、カムロブ部10をシャフト部20に組み付けるに際し、焼き嵌めを用いる代わりに、冷やし嵌め等を用いてもよい。また、第2の実施形態において、サブアッシー50aを冷鍛成形する代わりに鋳造成形してもよい。
10…カムロブ部、10a…カムノーズ、20…シャフト部、22…貫通孔、22a…小径側孔、22b…大径側孔、30…嵌合部、32…ベース部、32a…段差部、36…軸受部、40…連通孔、50,50a…サブアッシー。
Claims (1)
- シャフト部およびカムロブ部を備えるサブアッシーを複数備え、
前記サブアッシーには、当該サブアッシーの軸方向に延びる貫通孔が形成され、
前記貫通孔は、前記軸方向の一方の端部側の径が他方の端部側の径よりも小さく、
1のサブアッシーの前記貫通孔のうち前記他方の端部側に、別のサブアッシーの前記一方の端部側である嵌合部が嵌め込まれることで、前記1のサブアッシーと前記別のサブアッシーとが連結されており、
互いに連結されたサブアッシーのそれぞれの前記貫通孔は、隣接するサブアッシーの一方から他方へと潤滑油を供給するための油通路となっており、
前記1のサブアッシーの外周面のうち嵌合部に対応する部分と前記別のサブアッシーの前記嵌合部が挿入される部分との間の部分に、前記貫通孔に連通する連通孔が形成されているカムシャフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014100414A JP2015218587A (ja) | 2014-05-14 | 2014-05-14 | カムシャフト |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014100414A JP2015218587A (ja) | 2014-05-14 | 2014-05-14 | カムシャフト |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2021059433A1 (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 |
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2014
- 2014-05-14 JP JP2014100414A patent/JP2015218587A/ja active Pending
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JPWO2021059433A1 (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | ||
WO2021059433A1 (ja) * | 2019-09-26 | 2021-04-01 | 富士登 松下 | カムシャフトの製造方法およびカムシャフトの部品 |
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