JP2015217199A - 保温機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋に付着する露の滴下を防止するとともに、保温時の乾燥を抑制する。【解決手段】保温機器10は、内鍋11を有する機器本体12と、機器本体12に開閉可能に配設された蓋体17と、蓋体17に設けられた内蓋20と、蓋体17内に配設された蓋加熱部19と、蓋体17の開閉状態を検出可能な蓋状態検出部27と、蓋加熱部19を制御する蓋加熱制御部(マイコン41)とを備える。蓋加熱制御部41は、蓋加熱部19を第1加熱量で動作させる第1加熱制御と、蓋加熱部19を第1加熱量より低減した第2加熱量で動作させる第2加熱制御とを実行可能であり、蓋状態検出部27により蓋体17の開放または閉塞を検出すると、第1加熱制御から第2加熱制御に切り換える。【選択図】図4

Description

本発明は、食品等の被加熱物を保温する保温機器に関する。
保温機器の1つである炊飯器は、内鍋を有する炊飯器本体と、内鍋の上端開口を閉塞する内蓋を有する蓋体とを備える。炊き上げた米飯を保温する際には、鍋温度センサの検出温度に基づいて鍋ヒータをオンオフ制御し、内鍋を設定した保温温度(例えば70℃)を維持する。
特許文献1には、保温中の米飯の白化やベタツキを防止する保温方法が記載されている。具体的には、保温処理中に一定時間蓋体が開放されない場合に、内蓋を加熱する蓋ヒータの加熱量を上げることにより、内蓋に付着した露を蒸発させる。これにより、内蓋に付着した露が米飯上に滴下することを防止し、米飯の白化やベタツキを防止する。なお、この蓋ヒータの加熱制御は、炊飯処理の終了直後から保温温度に降温するまでの、水分量が多い降温工程時に行われる。
しかしながら、蓋ヒータの加熱量を上げると、内蓋に付着した露は効果的に蒸発させることができるが、逆に米飯の乾燥を促進させてしまう。また、蓋ヒータによって内蓋を過熱することによる輻射熱が、内鍋内の米飯上面に伝わるため、黄変が促進し、保温状態が悪くなるという問題がある。
特開2000−51069号公報
本発明は、蓋に付着する露の滴下を防止するとともに、保温時の被加熱物の乾燥を抑制することが可能な保温機器を提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明の保温機器は、内鍋を有する機器本体と、前記機器本体に開閉可能に配設された蓋体と、前記蓋体に設けられ、前記内鍋を閉塞する内蓋と、前記蓋体内に配設され、前記内蓋を加熱する蓋加熱部と、前記蓋体の開閉状態を検出可能な蓋状態検出部と、前記蓋加熱部を第1加熱量で動作させる第1加熱制御と、前記蓋加熱部を前記第1加熱制御の第1加熱量より低減した第2加熱量で動作させる第2加熱制御とを実行可能であり、前記蓋状態検出部により前記蓋体の開放または閉塞を検出すると、前記第1加熱制御から前記第2加熱制御に切り換える蓋加熱制御部とを備える。
加熱量の変更は、蓋加熱部に対する通電量(火力)を変更する方法、同一通電量で通電率(単位時間当たりのオン時間)を変更する方法、通電量および通電率の両方を変更する方法がある。また、第1加熱量より低減した第2加熱量とは、通電を遮断した停止状態を含む。また、内蓋は、蓋体に着脱可能に設けられる構成、取外不可能に蓋体に一体的に設けられる構成の両方を含む。
この保温機器は、蓋体の開放または閉塞を検出するまでは、内蓋に付着した露を蒸発可能な第1加熱量で蓋加熱部を動作させるため、蓋体を開放した際や蓋体の閉塞状態で外力が加わった際の振動で、露が被加熱物上に滴下することはない。また、蓋体を開放すると、内鍋内に充満していた蒸気が外部に放出される。そのため、蓋体の閉塞状態で、蓋加熱部を第1加熱量より低く内蓋に付着した露を蒸発不可能な第2加熱量としても、直ぐに内蓋に露が付着することはない。
また、蓋加熱部の加熱抑制により、内鍋内の被加熱物の乾燥を抑制(保湿)できる。しかも、蓋体の開放前には露を蒸発可能な第1加熱量で加熱しているが、蓋体の開放後には露を蒸発不可能な第2加熱量に低減させるため、常に第1加熱量で加熱している場合と比較して、保温処理全体としての加熱(通電量)を低減でき、省エネを図ることができる。
前記蓋加熱制御部は、前記蓋状態検出部により前記蓋体の開放または閉塞を検出すると、設定した待機時間が経過するまで待機した後、前記第2加熱制御を実行する。このようにすれば、蓋体の開放により内蓋が外気との熱交換によって過剰に降温されることを防止できる。よって、内蓋が降温されることによって蓋体の閉塞後に、内蓋に露が付着し易くなることを確実に防止できる。具体的には、蓋体が開放した状態では、蓋加熱部を第2加熱量に低減しないことが好ましい。このようにすれば、内蓋の降温を確実に防止でき、蓋体の閉塞後の露の付着を更に確実に防止できる。
前記待機中の前記蓋加熱部の第3加熱量を、前記第1加熱制御の第1加熱量以上とすることが好ましい。このようにすれば、内蓋の降温を抑制できるため、内鍋内の過剰な降温を確実に防止できるとともに、内蓋への過剰な露の付着を防止できる。
前記第2加熱制御は、設定した加熱抑制時間が経過するまで実行される。そして、前記待機時間は、前記第2加熱制御の加熱抑制時間の1/10以上である。このように、待機中には蓋加熱部を第2加熱量に低減しないため、蓋体の開放時に内蓋が降温することを抑制することが可能である。よって、待機時間を長くした分だけ待機時間後の加熱抑制時間を長くしても、内蓋に露が付着することを抑制できる。その結果、被加熱物の乾燥を防止し、水分(うるおい)を維持できる。
前記蓋加熱制御部は、前記第2加熱制御を実行した後の前記蓋加熱部の第4加熱量を前記第1加熱制御の第1加熱量以上とする。このようにすれば、時間の経過とともに増加する内鍋内の蒸気量に合わせて蓋加熱部の加熱量を増大できる。また、昇温制御の第4加熱量は、露を蒸発可能な第1加熱量以上としているため、内蓋に付着した露を迅速に蒸発させることができる。また、加熱量が高く、蓋加熱部からの輻射熱が内鍋内の被加熱物に照射されるが、内鍋内で発生している蒸気により、輻射熱をある程度遮断できるため、被加熱物への影響(黄変や乾燥)を抑制できる。
前記蓋加熱制御部は、前記蓋体の開放または閉塞を検出すると設定した再実行禁止時間を計測し、前記再実行禁止時間が経過するまでの間に前記蓋体の再開放または再閉塞を検出しても、再開放または再閉塞に伴う第2加熱制御は実行しない。再実行禁止時間の計測開始は、蓋体の開放または閉塞を検出した時点から、および、第2加熱制御を開始した時点からのいずれでもよい。蓋体が頻繁に開閉されると、蓋加熱部は、露を蒸発不可能な第2加熱量で動作し続けることになるが、このようにすれば、内蓋に露が付着することを防止できる。
前記内鍋を加熱する鍋加熱部と、前記内鍋の温度を検出する温度検出部と、前記鍋加熱部を制御し、前記温度検出部による検出温度が設定した保温温度まで降温させる降温工程と、前記保温温度まで降温した後に前記温度検出部による検出温度が前記保温温度を維持するように温調する温調工程とを実行可能な鍋加熱制御部とを更に備え、前記蓋加熱制御部は、前記鍋加熱制御部による前記温調工程中に、前記第2加熱制御を実行させる。内鍋内(被加熱物)は、保温温度より高い状態では水蒸気量が過度に多い。そのため、蓋加熱制御部は、降温工程中には第2加熱制御を実行せず、第1加熱制御を実行し続けることにより、内蓋に露が付着することを防止する。そして、水蒸気量が落ち着く温調工程に移行すると第2加熱制御を実行し、露の滴下を防止しつつ、被加熱物の乾燥を抑制する。よって、被加熱物の状態を良好に維持可能な保温時間を長期化することができる。
前記鍋加熱制御部は、前記蓋加熱制御部が前記第2加熱制御を実行させると、前記鍋加熱部の加熱量を前記温調工程中の前記鍋加熱部の加熱量より低減させる。このようにすれば、被加熱物からの水分の放出を抑制できるため、更に被加熱物の乾燥を防止できるとともにうるおいを維持できる。
本発明の保温機器では、蓋体の開放または閉塞を検出するまでは、露を蒸発可能な第1加熱量で第1加熱制御を実行するため、内蓋に露が付着することを防止できる。また、蓋体の開放または閉塞を検出した場合には、第1加熱量より低減した第2加熱量で第2加熱制御を実行するため、露の滴下を防止しつつ、内鍋内の被加熱物の乾燥を抑制できる。しかも、第2加熱制御の実行により、常に第1加熱量で加熱している場合と比較して、保温処理全体としての加熱(通電量)を低減でき、省エネを図ることができる。
本発明の保温機器の一例である炊飯器を示す断面図。 (A),(B)は蓋体の開閉を検出する蓋状態検出部を示す側面図。 炊飯器の構成を示すブロック図。 保温処理における蓋ヒータの加熱制御を示すタイムチャート。 第1実施形態の保温処理を示すフローチャート。 図5のうるおい維持プロセスを示すフローチャート。 第2実施形態の保温処理における誘導加熱コイルの温調制御を示すフローチャート。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る第1実施形態の保温機器の一例である炊飯器10を示す。この炊飯器10は、誘導加熱される内鍋11を有する炊飯器本体(機器本体)12と、炊飯器本体12に対して開閉可能に取り付けた蓋体17とを備える。炊飯器本体12には内鍋11を加熱する鍋加熱部である誘導加熱コイル14が配設され、蓋体17には内蓋20を加熱する蓋加熱部である蓋ヒータ19が配設されている。これらにより、内鍋11内の飯米を加熱して炊飯処理を実行するとともに、内鍋11内の米飯を加熱して保温処理を実行する。本発明では、保温処理中に、蓋体17の開閉に基づいて蓋ヒータ19への加熱量を変更することにより、内蓋20に付着する露の滴下を防止するとともに、被加熱物である米飯の乾燥を抑制する。
炊飯器本体12は、内鍋11を着脱可能に収容する収容部13を備える。収容部13の外面下部には、通電により高周波磁界を発生させて内鍋11を加熱する誘導加熱コイル14が配設されている。また、収容部13の外面上部には、内鍋11の上方を加熱する第2の鍋加熱部である胴ヒータ15が配設されている。さらに、収容部13には、内鍋11の温度を検出する第1の温度検出部である鍋温度センサ16が配設されている。この鍋温度センサ16は、内鍋11を介して内部の水を含む飯米温度または米飯温度を検出する。
蓋体17は、炊飯器本体12に回動可能に取り付けられ、内鍋11の上端開口を開放可能に閉塞する。蓋体17には、内鍋11を臨む内面側に放熱板18が配設され、この放熱板18の上面に蓋ヒータ19が配設されている。また、放熱板18の下面には、内鍋11の上端開口を閉塞する内蓋20が設けられている。この内蓋20は、蓋体17に対して、着脱可能に設けてもよいし、取外不可能に設けてもよい。蓋ヒータ19は、通電により放熱板18を介して内蓋20を加熱することにより、内蓋20の内外面に付着した露を蒸発可能な出力(例えば最大出力30W)である。また、蓋体17の背面側には、蒸気口ユニット21が着脱可能に取り付けられる。また、蓋体17には、放熱板18を介して内鍋11内の温度を検出する第2の温度検出部である蓋温度センサ22(図3参照)が配設されている。
蓋体17には、内鍋11内の蒸気を外部に排出するための排気通路23が、内蓋20から蒸気口ユニット21にかけて連通するように設けられている。排気通路23の入口は、内蓋20に設けた通気孔24である。排気通路23の出口は、蒸気口ユニット21に形成した排気口25である。また、内蓋20と放熱板18との間には所定間隔の空隙26が設けられ、この空隙26が排気通路23の連通路を構成する。
本実施形態の蓋体17には、炊飯器本体12に対する開閉状態を検出可能な蓋状態検出部27が配設されている。本実施形態の蓋状態検出部27は、蓋体17の回動角度に応じて移動(揺動)する可動部材29と、可動部材29の特定の移動位置(閉塞状態)を検出可能な検出部材34とを備える。
図2(A),(B)に示すように、可動部材29は、蓋体17の外装体に固定した保持部28に揺動可能に軸着されている。可動部材29は、図2(A)に示す蓋体17の閉塞状態で、軸部30から水平方向に延びる板状の遮蔽部31と、軸部30から垂直下向きに延びる釣合部32とを備える。釣合部32の下端には、遮蔽部31が水平方向に延びた状態で釣り合うように、別体の錘33が配設されている。
検出部材34は、可動部材29の遮蔽部31の近接および離反を非接触状態で検出するセンサであるフォトインタラプタからなる。この検出部材34は、発光素子と受光素子を対向配置した検出部35を備える。この検出部35の発光素子と受光素子の間に遮蔽部31が侵入することにより、発光素子の光を受光素子が受光できなくなり、閉信号を出力する。また、蓋体17の開放により遮蔽部31が検出部35の発光素子と受光素子の間から離反することにより、発光素子の光を受光素子が受光し、開信号を出力する。
この蓋状態検出部27は、蓋体17を完全に閉塞した状態で、遮蔽部31が検出部35の発光素子と受光素子の間に侵入するように配設されている。そのため、蓋状態検出部27からの閉信号を受信することにより、蓋体17の閉塞状態を検出できる。また、蓋状態検出部27からの開信号を受信することにより、蓋体17の開状態を検出できる。なお、蓋体17の開閉状態の検出する蓋状態検出部27は、可動部材29と非接触式センサからなる検出部材34の組み合わせに限らず、マイクロスイッチ等の物理センサを用いる構成等、希望に応じて変更が可能である。
図1および図3に示すように、炊飯器本体12の正面上部には操作パネル部36が設けられている。この操作パネル部36は、ユーザが炊飯条件を入力する入力部である複数のスイッチ37と、選択状態および現状の動作状態を表示する表示部である液晶表示パネル38とを備える。
また、炊飯器本体12の正面側には、ホルダー39を介して制御基板40が配設されている。この制御基板40には、各電子機器の制御部であるマイコン41が実装されている。マイコン41には記憶手段であるROM42が内蔵され、このROM42に炊飯処理および保温処理を実行するプログラムが記憶されている。また、マイコン41には、経過時間等を計測する計測タイマ43が内蔵されている。
(炊飯処理)
炊飯処理は、予熱工程、昇温工程、沸騰維持工程およびむらし工程を有し、これらの工程がマイコン41により順番に実行される。予熱工程は、鍋温度センサ16による検出値(検出温度)が約40℃を維持するように、誘導加熱コイル14および蓋ヒータ19が動作(オンオフ制御)され、飯米に水を吸収させる。昇温工程は、誘導加熱コイル14がフルパワーで動作され、内鍋11内を沸騰直前の温度まで昇温させる。この昇温工程中に、蓋温度センサ22による検出温度が第1設定温度(例えば40℃)から第2設定温度(例えば60℃)まで昇温する温度上昇勾配を判断することで、内鍋11内の炊飯容量を判別する。沸騰維持工程は、誘導加熱コイル14、胴ヒータ15および蓋ヒータ19が昇温工程より低い通電率(例えば50%)でオンオフ制御され、内鍋11内を沸騰温度に維持して米飯を炊き上げる。むらし工程は、誘導加熱コイル14、胴ヒータ15および蓋ヒータ19が沸騰維持工程より低い通電率(例えば5%)で動作され、炊き上げた内鍋11内の米飯を蒸らす。
(保温処理)
保温処理は、炊飯処理の終了後に引き続いて実行される。または、何ら処理を実行していない待機状態で保温スイッチが操作されることにより実行される。この保温処理は、開始初期に実行される降温工程と、この降温工程後に実行される温調工程とを備える。なお、保温処理でマイコン41は、誘導加熱コイル14および胴ヒータ15を制御し、米飯を食事可能な保温温度(例えば70℃)に保温する鍋加熱制御部の役割を兼ねる。また、マイコン41は、蓋ヒータ19を制御し、内蓋20に露が付着することを防止する蓋加熱制御部の役割を兼ねる。
降温工程では、鍋加熱制御部としてのマイコン41は、誘導加熱コイル14および胴ヒータ15への通電を遮断(オフ)する。これにより、鍋温度センサ16による検出温度が設定した保温温度まで降温させる。また、蓋加熱制御部としてのマイコン41は、内蓋20に付着した露を蒸発可能な初期加熱量で蓋ヒータ19を動作させる初期加熱制御を実行する。これにより内蓋20を加熱し、炊飯直後のように高温多湿の米飯から放出される水分が内蓋20に付着すること抑制(付着した露を蒸発)する。
蓋ヒータ19による加熱量の制御としては、通電量(火力)を変更する方法、同一通電量で通電率(単位時間当たりのオン時間)を変更する方法、通電量および通電率の両方を変更する方法がある。本実施形態の降温工程では、例えば蓋ヒータ19に対して、24W(80%)の通電量、かつ、25秒中20秒オン(80%)の通電率で動作させる。但し、以下に説明する露とばしプロセスおよびうるおい維持プロセスを含め、加熱量の変更方法については、希望に応じて変更が可能である。
温調工程では、鍋加熱制御部としてのマイコン41は、鍋温度センサ16による検出温度に基づいて誘導加熱コイル14および胴ヒータ15をオンオフ制御する。これにより、内鍋11を介して米飯が設定した保温温度を維持するように温調する。また、蓋加熱制御部としてのマイコン41は、図4に示すように、内蓋20に露が付着することを抑制する露とばしプロセス、および、蓋体17が閉塞した状態から蓋体17が開放されて閉塞されたことを起点として実行されるうるおい維持プロセスを、選択的に実行する。
具体的には、蓋体17の開閉を検出するまでは露とばしプロセスの実行し、蓋体17の開閉を検出するとうるおい維持プロセスを実行(切り換え)し、また、うるおい維持プロセスが終了すると露とばしプロセスを再実行(切り換え)する。これにより、内蓋20に付着した露が内鍋11内の米飯に滴下することを防止しつつ、内鍋11内の米飯の保湿および消費電力の低減(省エネ)を図る。
露とばしプロセス(第1加熱制御)は、温調工程を開始した直後または所定時間以上蓋体17の開閉を検出しない場合に実行される。この露とばしプロセスでは、内蓋20に付着した露を蒸発可能な第1加熱量で蓋ヒータ19を動作させる。例えば、蓋ヒータ19の第1加熱量は、出力30W(通電量100%)かつ25秒中20秒オン(通電率80%)で動作させる。
うるおい維持プロセスは、蓋体17が閉塞された状態から、蓋体17が開放された後、蓋体17の閉塞されたことを蓋状態検出部27により検出すると実行される。このうるおい維持プロセスは、蓋ヒータ19を第1加熱量より低減した第2加熱量で動作させる第2加熱制御を備える。本実施形態のうるおい維持プロセスでは、待機ステップを実行した後に、第2加熱制御が実行され、その後に昇温制御が更に実行される。
ここで、保温処理中に蓋体17が開放されると、内鍋11内に充満していた蒸気が外部に放出され、内鍋11内の水蒸気量が低減する。そのため、蓋体17の閉塞後直ぐに内蓋20に露が付着することはない。但し、蓋体17を開放した状態で蓋ヒータ19への通電量を低減すると、内蓋20が外気との熱交換によって過剰に降温される。そのため、蓋体17を閉塞すると、内鍋11内が過剰に降温することにより内蓋20に露が付着する時期が早くなる。よって、本実施形態のうるおい維持プロセスには、蓋体17の閉塞後に蓋ヒータ19への通電(動作)を停止しない待機ステップを設けている。
待機ステップでは、設定された第3加熱量で、設定した待機時間t1(例えば5分)が経過するまで、蓋ヒータ19が動作される。蓋ヒータ19の第3加熱量は、第1加熱制御の第1加熱量以上が好ましく、本実施形態では第1加熱量と同一(通電量100%かつ通電率80%)としている。また、待機時間t1は、待機ステップに移行すると同時に計測を開始する。なお、待機ステップは、第3加熱量を高く変更することにより、待機時間t1を短縮することができる。また、待機時間t1は、第2加熱制御の加熱抑制時間t2の1/10(十分の一)以上とする。
第2加熱制御は、露を蒸発不可能な第2加熱量で蓋ヒータ19を動作させ、内鍋11内の米飯の乾燥を抑制する。具体的には、設定した加熱抑制時間t2が経過するまで、第1加熱量より低く設定された第2加熱量で蓋ヒータ19が動作される。この第2加熱量は、通電を遮断した停止状態を含み、本実施形態では停止するようにしている。また、加熱抑制時間t2は、第2加熱制御に移行すると同時に計測を開始する。この加熱抑制時間t2は、蓋体17の閉塞後、時間の経過とともに内蓋20への付着が増える結露が、蓋体17を開放したとき等の振動で内鍋11内に滴下しない程度の時間(例えば30分)に設定される。この加熱抑制時間t2は、本願の発明者らが鋭意実験し、見い出した時間である。
昇温制御は、第2加熱制御の時間の経過とともに米飯に含まれていた水分が内鍋11内に放出されることに伴う蒸気の増加に合わせて蓋ヒータ19の動作を再開し、内蓋20への露の付着を抑制する。この昇温制御では、設定された第4加熱量で、後述する再実行禁止時間t3が経過するまで、蓋ヒータ19が動作される。蓋ヒータ19の第4加熱量は、待機ステップと同様に、第1加熱制御の第1加熱量以上が好ましく、本実施形態では第1加熱量と同一としている。また、昇温制御は、第4加熱量を高く変更することにより、再実行禁止時間t3を短縮することができる。
蓋加熱制御部としてのマイコン41は、上述した一連のうるおい維持プロセスを構成する全てのステップが完了しなければ、次のうるおい維持プロセスの実行を受け付けない。即ち、うるおい維持プロセスの実行中に、蓋状態検出部27により蓋体17の開閉を再検出した場合に、直ぐに次のうるおい維持プロセスを最初(待機ステップ)から実行し直したり、昇温制御の終了後に連続して次のうるおい維持プロセスの待機ステップを開始したり、しないように設定している。この設定は、昇温制御の終了(実行)時間である再実行禁止時間t3(例えば60分)を予め設定し、この再実行禁止時間t3の計測中は、蓋体17の再開閉を検出してもスキップする(受け付けない)ことで構成される。なお、再実行禁止時間t3は、蓋体17の閉塞を検出した時点(待機ステップへの移行と同時)から計測する構成としているが、蓋体17の開放を検出した時点から、第2加熱制御を開始した時点から、および、第2加熱制御が終了した時点から、のいずれから計測を開始してもよい。
次に、マイコン41による保温処理について具体的に説明する。
図5に示すように、保温処理にてマイコン41は、まず、ステップS1で、鍋温度センサ16によって内鍋11の温度を検出する。そして、検出した鍋温度が保温温度以下になったか否かを判断する。そして、鍋温度が保温温度以下になっていない場合にはステップS2に進み、鍋温度が保温温度以下になっている場合にはステップSS4に進む。
ステップS2では、誘導加熱コイル14および胴ヒータ15への通電を遮断した後、ステップS3で、内蓋20に付着した露を蒸発可能な初期加熱量で蓋ヒータ19を動作させる。鍋温度が保温温度以下になるまで、このステップS2,3が継続される。
ステップS4では、鍋温度センサ16による検出温度に基づいて誘導加熱コイル14への通電をオンオフする温調制御を実行する。具体的には、検出温度が温調温度を上回ると誘導加熱コイル14への通電を遮断して降温させ、検出温度が温調温度を下回ると誘導加熱コイル14への通電を開始して昇温させる。なお、温調温度は、特定の温度に限らず、第1温度から第2温度までの温度範囲であってもよい。
ついで、ステップS5で、蓋状態検出部27によって蓋体17の開閉を検出する。そして、蓋体17の開閉を検出しない場合にはステップS6に進み、蓋体17の開閉を検出した場合にはステップS8に進む。ステップS6では、うるおい維持プロセスを実行しているか否かを示すフラグfが1であるか否かを検出する。そして、fが1でない(非実行中)場合にはステップS7に進み、fが1である(実行中)場合にはステップS8に進む。
ステップS7では、内蓋20に付着した露を蒸発可能な第1加熱量で蓋ヒータ19を動作させる露とばしプロセス(第1加熱制御)を実行して、ステップS4に戻る。これにより、蓋体17を開放した際や、蓋体17の閉塞状態で外力が加わった際に、内蓋20に付着した露が米飯上に滴下することを防止できる。
ステップS5で蓋体17が開放された後閉塞されたことを検出した場合、また、ステップS6でfが1である(実行中)場合、ステップS8で、うるおい維持プロセスを実行して、ステップS4に戻る。
図6に示すように、うるおい維持プロセスでは、ステップS8−1で、fが0であるか否かを検出する。そして、fが0である(非実行状態)場合にはステップS8−2に進み、fが0でない(実行状態)場合にはステップS8−13に進む。
ステップS8−2で、フラグfを1(実行中)としてステップS8−3に進み、第1加熱量と同一の第3加熱量で蓋ヒータ19を動作させる待機ステップを開始する。ついで、ステップS8−4で、待機時間t1を計測するタイマをリセットしてスタートさせた後、ステップS8−5で、再実行禁止時間t3を計測するタイマをリセットしてスタートさせる。ついで、ステップS8−6で、待機タイマt1がカウントアップしたか否かを検出する。そして、待機タイマt1がカウントアップした場合にはステップS8−7に進み、待機タイマt1がカウントアップしていない場合にはリターンする。
ステップS8−7では、蓋ヒータ19への通電を遮断(第2加熱量)し、加熱を停止した第2加熱制御を開始する。ついで、ステップS8−8で、加熱抑制時間t2を計測するタイマをリセットしてスタートさせた後、ステップS8−9で、加熱抑制タイマt2がカウントアップしたか否かを検出する。そして、加熱抑制タイマt2がカウントアップした場合にはステップS8−10に進み、加熱抑制タイマt2がカウントアップしていない場合にはリターンする。
ステップS8−10では、第1加熱量と同一の第4加熱量で蓋ヒータ19を動作させる昇温制御を開始する。ついで、ステップS8−11で、再実行禁止タイマt3がカウントアップしたか否かを検出する。そして、再実行禁止タイマt3がカウントアップした場合にはステップS8−12に進み、fを0(非実行中)としてリターンする。また、再実行禁止タイマt3がカウントアップしていない場合には、そのままリターンする。
一方、ステップS8−1で、既にうるおい維持プロセスを実行している(f=1)場合には、ステップS8−13で、待機時間t1を計測するタイマをカウント中であるか否かを検出する。そして、待機時間t1をカウント中である場合にはステップS8−6に進み、待機時間t1をカウント中でない場合にはステップS8−14に進む。ステップS8−14では、加熱抑制時間t2を計測するタイマをカウント中であるか否かを検出する。そして、加熱抑制時間t2をカウント中である場合にはステップS8−9に進み、加熱抑制時間t2をカウント中でない場合、即ち再実行禁止時間t3だけをカウント中である場合にはステップS8−11に進む。
なお、ステップS8−12(うるおい維持プロセス終了)を経てステップS4に戻り、蓋体17の開閉を検出しない場合には、ステップS7の露とばしプロセス(第1加熱制御)が再実行される。また、うるおい維持プロセスの実行中に、蓋体17の開閉を検出することによりステップS5を経てステップS8に移行した場合、ステップS8−13に移行するため、蓋体17の開閉を起点とするうるおい維持プロセスの再実行は受け付けられない。
このように、本発明の保温処理は、水蒸気量が過度に多い降温工程では、内蓋20の露を蒸発可能な加熱量で蓋ヒータ19を動作させるため、内蓋20に露が付着することを防止できる。そして、水蒸気量が落ち着く温調工程に移行するとうるおい維持プロセス(第2加熱制御)を実行し、露の滴下を防止しつつ、米飯の乾燥を抑制するため、米飯の状態を良好に維持可能な保温時間を長期化することができる。
また、うるおい維持プロセスでは、蓋体17の開放時および閉塞直後に、内蓋20に付着した露を蒸発可能な第1および第3加熱量で蓋ヒータ19を動作させるため、内鍋11内(米飯)が過剰に降温することを防止できるとともに、内蓋20への露の付着を防止できる。また、待機ステップの後には、蓋ヒータ19の加熱を抑制(停止)した第2加熱制御により、米飯の乾燥を抑制(保湿)できる。しかも、保温処理全体としての加熱量を低減できるため、省エネを図ることができる。
また、待機ステップの待機時間t1を加熱抑制時間t2の1/10以上としている。そして、第3加熱量で蓋ヒータ19を動作させ、蓋体17の開放時に内蓋20が降温することを抑制できるため、待機時間t1を長くした分だけ、加熱を抑制した加熱抑制時間t2を長くしても、内蓋20に露が付着することを抑制できる。また、内鍋11内の蒸気量の増加に合わせて第2加熱制御の終了し、露を蒸発可能な第4加熱量で蓋ヒータ19を動作させる昇温制御を実行するため、内蓋20に露が付着することを確実に防止できる。また、この昇温制御では、蓋ヒータ19からの輻射熱が内鍋11内の米飯に照射されるが、内鍋11内で発生している蒸気により、輻射熱をある程度遮断できるため、米飯への影響(黄変や乾燥)を抑制できる。
しかも、蓋体17の開閉を検出することによりうるおい維持プロセスを実行すると、その実行中に蓋体17が更に開閉されても、次のうるおい維持プロセスの実行を禁止するため、露を蒸発不可能な第2加熱量で蓋ヒータ19を動作させ続け、内蓋20に露が付着することを防止できる。
(第2実施形態)
図7は第2実施形態のマイコン41による誘導加熱コイル14の温調制御を示す。この第2実施形態では、低減した第2加熱量で蓋ヒータ19を動作させる第2加熱制御の実行時に、誘導加熱コイル14による内鍋11の加熱量も低減するようにした点で、第1実施形態と相違する。具体的には、第2実施形態の保温処理は、図5のステップS4の誘導加熱コイル温調制御のみが相違し、その他の構成は第1実施形態と同一である。
マイコン41のROM42には、第1実施形態と同様の第1保温温度(例えば70℃)と、第1保温温度より低い第2保温温度(例えば60℃)が設定されている。そして、第2加熱制御の実行時には、第2保温温度を維持するように、誘導加熱コイル14をオンオフ制御し、他の制御の実行時には第1保温温度を維持するように、誘導加熱コイル14をオンオフ制御することにより、加熱量を変更している。
誘導加熱コイル温調制御では、マイコン41は、ステップS4−1で、第2加熱制御を実行し、蓋ヒータ19を第2加熱量で動作させているか否かを検出する。そして、第2加熱制御を実行していない場合にはステップS4−2に進み、温調温度を第1保温温度に設定してステップS4−4に進む。また、第2加熱制御を実行している場合にはステップS4−3に進み、温調温度を第2保温温度に設定してステップS4−4に進む。
ステップS4−4では、鍋温度センサ16によって内鍋11の温度を検出し、検出温度が設定した保温温度以下であるか否かを判断する。そして、検出温度が保温温度以下である場合にはステップS4−5に進み、誘導加熱コイル14への通電を開始(オン)してリターンする。また、検出温度が保温温度より高い場合にはステップS4−6に進み、誘導加熱コイル14への通電を遮断(オフ)してリターンする。
このようにした第2実施形態では、第1実施形態と同様の作用および効果を得ることができるうえ、蓋体17の開閉に基づいて誘導加熱コイル14の加熱量も変更(低減)するため、米飯からの水分の放出を更に抑制できる。よって、更に米飯の乾燥を防止できるとともにうるおいを維持できる。
なお、本発明の保温機器は、前記実施形態の構成に限定されず、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、うるおい維持プロセスは、蓋体17の閉塞を起点として実行するようにしたが、蓋体17の開放を起点として実行してもよい。また、第2加熱制御の前に待機ステップを設けない構成としてもよい。また、第2加熱制御の後に昇温制御を設けずに、直ぐに露とばしプロセスに移行するようにしてもよい。また、第2加熱制御では、蓋ヒータ19による加熱を停止したが、内蓋20の露を蒸発不可能な第2通電量(例えば10W)で動作させてもよい。
そして、前記実施形態では、内鍋11の内圧を大気圧より高い圧力には昇圧不可能な非圧力方式の炊飯器10を例に挙げて説明したが、大気圧より高い圧力に昇圧可能な圧力式の炊飯器10にも適用可能であり、同様の作用および効果を得ることができる。また、炊飯器10に限らず、保温機能だけを搭載した保温機器としても、同様の作用および効果を得ることができる。この場合、保温対象物は米飯に限らず、おかずなどの調理物であっても、同様の作用および効果を得ることができる。勿論、調理物に限らず、所定温度に保温する必要がある被加熱物であれば同様の作用および効果を得ることができる。
10…炊飯器(保温機器)
11…内鍋
12…炊飯器本体(機器本体)
14…誘導加熱コイル(鍋加熱部)
16…鍋温度センサ(温度検出部)
17…蓋体
19…蓋ヒータ(蓋加熱部)
20…内蓋
27…蓋状態検出部
29…可動部材
34…検出部材
41…マイコン(蓋加熱制御部、鍋加熱制御部)

Claims (9)

  1. 内鍋を有する機器本体と、
    前記機器本体に開閉可能に配設された蓋体と、
    前記蓋体に設けられ、前記内鍋を閉塞する内蓋と、
    前記蓋体内に配設され、前記内蓋を加熱する蓋加熱部と、
    前記蓋体の開閉状態を検出可能な蓋状態検出部と、
    前記蓋加熱部を第1加熱量で動作させる第1加熱制御と、前記蓋加熱部を前記第1加熱制御の第1加熱量より低減した第2加熱量で動作させる第2加熱制御とを実行可能であり、前記蓋状態検出部により前記蓋体の開放または閉塞を検出すると、前記第1加熱制御から前記第2加熱制御に切り換える蓋加熱制御部と
    を備えることを特徴とする保温機器。
  2. 前記蓋加熱制御部は、前記蓋状態検出部により前記蓋体の開放または閉塞を検出すると、設定した待機時間が経過するまで待機した後、前記第2加熱制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の保温機器。
  3. 前記待機中の前記蓋加熱部の第3加熱量を、前記第1加熱制御の第1加熱量以上とすることを特徴とする請求項2に記載の保温機器。
  4. 前記第2加熱制御は、設定した加熱抑制時間が経過するまで実行されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の保温機器。
  5. 前記待機時間は、前記第2加熱制御の加熱抑制時間の1/10以上であることを特徴とする請求項2を引用する請求項4に記載の保温機器。
  6. 前記蓋加熱制御部は、前記第2加熱制御を実行した後の前記蓋加熱部の第4加熱量を前記第1加熱制御の第1加熱量以上とすることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の保温機器。
  7. 前記蓋加熱制御部は、前記蓋体の開放または閉塞を検出すると設定した再実行禁止時間を計測し、前記再実行禁止時間が経過するまでの間に前記蓋体の再開放または再閉塞を検出しても、再開放または再閉塞に伴う第2加熱制御は実行しないことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の保温機器。
  8. 前記内鍋を加熱する鍋加熱部と、
    前記内鍋の温度を検出する温度検出部と、
    前記鍋加熱部を制御し、前記温度検出部による検出温度が設定した保温温度まで降温させる降温工程と、前記保温温度まで降温した後に前記温度検出部による検出温度が前記保温温度を維持するように温調する温調工程とを実行可能な鍋加熱制御部とを更に備え、
    前記蓋加熱制御部は、前記鍋加熱制御部による前記温調工程中に、前記第2加熱制御を実行させることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の保温機器。
  9. 前記鍋加熱制御部は、前記蓋加熱制御部が前記第2加熱制御を実行させると、前記鍋加熱部の加熱量を前記温調工程中の前記鍋加熱部の加熱量より低減させることを特徴とする請求項8に記載の保温機器。
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