JP2015216158A - ヒートシンクおよびヒートシンクの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】部品の共通化が可能で製造が容易であるヒートシンクおよびヒートシンクの製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】ヒートシンクは、上部にフィン2が設けられた基盤ヒートシンク1と、接合部5が下部に形成された延長用フィン4とを備え、フィン2に接合部5が下方向に圧入される。【選択図】図1
Description
本発明は、ヒートシンクおよびヒートシンクの製造方法に関する。
発熱する電子部品を放熱するために、電子部品に取り付けられるヒートシンクが利用されている。取り付けられる製品ごとに異なる高さ制限や空冷条件がある場合、形状の異なるヒートシンクを使い分ける必要があり、在庫が増える要因となる。在庫を共通化する方法として、フィンの高さが高いヒートシンクを用意しておき、後からフィンを削ることで製品高さを調整する方法が考えられる。しかし、特に薄型フィンの場合は、削る際にフィンを曲げてしまい不良となるリスクがある。
このような問題を解決するために、特許文献1〜3には、ベース部分にフィンが取り付けられて形成されたヒートシンクが開示されている。このようなヒートシンクは、フィンを交換することにより放熱量を変更することができるのでベース部分を共通化することができる。
特許文献1および特許文献2に記載されたヒートシンクは、ベース部分にフィンを側面からスライドさせて挿入することによりベース部分とフィンとが組み合わされる。しかし、フィンを挿入する際に、特にフィンが長い場合、フィンが折れ曲がってしまう可能性がある。特に、ベース部分にフィンをより密着させるために圧入して取り付ける方法が用いられる場合、フィンが折れ曲がってしまう可能性が高まるという課題がある。
また、特許文献3に記載されたヒートシンクは、ベース部分にフィンを半田付けすることにより、ベース部分とフィンとが組み合わされる。そのため、特許文献3に記載されたヒートシンクは、ベース部分にフィンを組み合わせる作業に手間がかかるという課題がある。
そこで、本発明は、部品の共通化が可能で製造が容易であるヒートシンクおよびヒートシンクの製造方法を提供することを目的とする。
本発明によるヒートシンクは、上部にフィンが設けられた基盤ヒートシンクと、接合部が下部に形成された延長用フィンとを備え、フィンに接合部が下方向に圧入されたことを特徴とする。
本発明によるヒートシンクの製造方法は、上部にフィンが設けられた基盤ヒートシンクに、接合部が下部に形成された延長用フィンを取り付けるヒートシンクの製造方法であって、フィンに接合部を下方向に圧入することを特徴とする。
本発明によれば、ヒートシンクの部品の共通化が可能で製造が容易となる。
本発明によるヒートシンクの実施形態を、図面を参照して説明する。
実施形態1.
図1は、第1の実施形態(実施形態1)のヒートシンクの組み立て前の構造を示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態のヒートシンクは、板状の基盤ヒートシンク1と、基盤ヒートシンク1の上部に設置される延長用フィン4と備える。
図1は、第1の実施形態(実施形態1)のヒートシンクの組み立て前の構造を示す斜視図である。図1に示すように、本実施形態のヒートシンクは、板状の基盤ヒートシンク1と、基盤ヒートシンク1の上部に設置される延長用フィン4と備える。
基盤ヒートシンク1の上部には複数のプレートフィン2が形成されている。なお、プレートフィン2の数はいくつでもよく、図1に示した数に限定されない。
プレートフィン2は、縦長の凸形状であり、長手側の両側面には縦長で変形可能な凸部3が形成されている。凸部3の数もいくつであってもよく、プレートフィン2の両側面でなく一方の側面にのみ形成されていてもよい。
図2は、図1のA部分の正面拡大図である。具体的には、図2は、基盤ヒートシンク1のプレートフィン2のうちの一つを拡大した正面図である。なお、図2は正面図であるが、プレートフィン2の正面断面も同様に図2に示す形状である。図2に示すように、プレートフィン2は、正面断面において略長方形で、両側面に複数の変形可能な凸部3を有する形状である。
また、凸部3は、正面断面が三角形状であるが、三角形状には限られない。凸部3は、正面断面が、例えば、半円形状または台形状であってもよい。凸部3は、根本から先端にかけて細くなる形状であることが好ましい。凸部3がこのような形状であることにより、延長用フィン4を基盤ヒートシンク1に下方向に圧入することが容易となる。
延長用フィン4は、板状であって、上部には延長用フィン4と略垂直にプレートフィン6が形成されている。プレートフィン6の数はいくつでもよく、図1に示した数に限定されない。また、各プレートフィン6の下部には、縦長の溝5(本発明における接合部)が形成されている。
溝5は、基盤ヒートシンク1のプレートフィン2の形状に適合するように形成されている。ただし、本実施形態では、溝5の側面には、凸部3に対応する溝は形成されておらず平面である。
図3は、基盤ヒートシンク1に延長用フィン4が取り付けられた状態のヒートシンクを示す斜視図である。基盤ヒートシンク1のプレートフィン2に、延長用フィン4の下部に形成された溝5が嵌めこまれることにより、基盤ヒートシンク1および延長用フィン4が一体化して一つのヒートシンクが製造される。この際、延長用フィン4は、基盤ヒートシンク1の上方から下方向に押し込まれる。すなわち、凸部3が押しつぶされて、延長用フィン4が基盤ヒートシンク1に圧入固定される。凸部3は、押しつぶされたことにより略平面となり、延長用フィン4の溝5の内側面と密着する。本実施形態のヒートシンクは、延長用フィン4が基盤ヒートシンク1に圧入されたことより、延長用フィン4と基盤ヒートシンク1とが使用中にずれることを防止することができる。
延長用フィン4の材料は基盤ヒートシンク1と同じであってもよいし、異なる材料でもよい。例えば、基盤ヒートシンク1の材料がアルミであり、延長用フィン4の材料が銅であってもよい。つまり、本実施形態のヒートシンクは、基盤ヒートシンク1と延長用フィン4とに別の材料を用いることができるので、同一の材料で製造した場合と異なる熱伝導性を持たせることができる。
次に、本実施形態のヒートシンクの動作を説明する。図4は、第1の実施形態のヒートシンクの構造を示す正面断面図である。図4に示すように、基盤ヒートシンク1の内部に発熱体7が設置される。また、発熱体7の熱は、基盤ヒートシンク1上面および上面に設けられたプレートフィン2より延長用フィン4に伝わり、空気中に放散される。
本実施形態のヒートシンクは、基盤ヒートシンク1に延長用フィン4を取り付けることにより製造される。そのため、製造者は、要求される冷却性能または高さ制限等に応じて、形状または高さの異なる複数の延長用フィン4のいずれかを選択してヒートシンクをカスタマイズできる。よって、本実施形態のヒートシンクは、基盤ヒートシンク1を共通化することができるので在庫を削減することができる。また、本実施形態のヒートシンクは、形状を変更するためにフィンを削る必要がないので、フィンを削る際に曲げてしまい不良とすることを防ぐことができる。
また、本実施形態のヒートシンクは、延長用フィン4が、基盤ヒートシンク1の上方から圧入されることにより形成される。そのため、本実施形態のヒートシンクは、延長用フィン4と基盤ヒートシンク1とを横方向からスライドさせて製造されるヒートシンクと比べてフィンが折れ曲がってしまう可能性が少ない。また、本実施形態のヒートシンクは、半田付けで固定することにより製造されるヒートシンクと比べて手間がかからず容易に製造することができる。
実施形態2.
図5は、第2の実施形態(実施形態2)のヒートシンクの組み立て前の構造を示す斜視図である。なお、本実施形態のヒートシンクにおいて特に説明しない構造および機能は、第1の実施形態のヒートシンクと同じである。
図5は、第2の実施形態(実施形態2)のヒートシンクの組み立て前の構造を示す斜視図である。なお、本実施形態のヒートシンクにおいて特に説明しない構造および機能は、第1の実施形態のヒートシンクと同じである。
本実施形態の基盤ヒートシンク1は、第1の実施形態における基盤ヒートシンク1と同じである。延長用フィン14には、下部に基盤ヒートシンク1のプレートフィン2の形状に適合する溝15が形成されている。
延長用フィン14の溝15の内側面には、凹部16が形成されている。凹部16は、基盤ヒートシンク1のプレートフィン2の側面に形成された凸部3に適合する形状である。
また、本実施形態の延長用フィン14は、製造工程において、第1の実施形態のヒートシンクのように基盤ヒートシンク1の上方から圧入されてもよいし、基盤ヒートシンク1の正面または背面からスライドさせて嵌め込まれてもよい。
本実施形態のヒートシンクは、基盤ヒートシンク1のプレートフィン2に形成された凸部3に適合する凹部16が、延長用フィン14の溝15に形成されているので、基盤ヒートシンク1と延長用フィン14とが一体化した状態から外れにくいという効果を有する。
実施形態3.
図6は、第3の実施形態の延長用フィン17を示す斜視図である。本実施形態の基盤ヒートシンク1は、第1の実施形態および第2の実施形態の基盤ヒートシンク1と同じであるため、説明および図示を省略する。本実施形態のヒートシンクは、延長用フィン17が1枚のプレートフィンで構成されている。図6に示す延長用フィン17は、第2の実施形態における延長用フィン14の各プレートフィンに相当する。また、延長用フィン17は、第1の実施形態における延長用フィン4のプレートフィン6と同形状であってもよい。
図6は、第3の実施形態の延長用フィン17を示す斜視図である。本実施形態の基盤ヒートシンク1は、第1の実施形態および第2の実施形態の基盤ヒートシンク1と同じであるため、説明および図示を省略する。本実施形態のヒートシンクは、延長用フィン17が1枚のプレートフィンで構成されている。図6に示す延長用フィン17は、第2の実施形態における延長用フィン14の各プレートフィンに相当する。また、延長用フィン17は、第1の実施形態における延長用フィン4のプレートフィン6と同形状であってもよい。
本実施形態のヒートシンクは、製造工程において、基盤ヒートシンク1のプレートフィン2に延長用フィン17が1本ずつ、上方から圧入されて嵌め込まれる。この際、基盤ヒートシンク1に取り付けられる延長用フィン17は、形状や高さがそれぞれ異なるものであってもよい。
本実施形態のヒートシンクは、延長用フィン17がプレートフィン1枚で構成されているので、基盤ヒートシンク1に取り付けられるプレートフィンの数および種類の自由度が高い。製造者は、基盤ヒートシンク1のプレートフィン6の数、または必要とされる冷却性能等に応じて最適な延長用フィン17の数および種類を決定することができる。また、例えば、部分的にフィンの高さを変更したい場合に、製造者は、その箇所の延長用フィン17のみ入れ替えれば済むため、延長用フィン17の部品を共用化することができる。
実施形態4.
図7は、第4の実施形態(実施形態4)のヒートシンクの組み立て前の構造を示す斜視図である。本実施形態のヒートシンクは、板状の基盤ヒートシンク21と、基盤ヒートシンク21の上部に設置される延長用フィン23とを備える。
図7は、第4の実施形態(実施形態4)のヒートシンクの組み立て前の構造を示す斜視図である。本実施形態のヒートシンクは、板状の基盤ヒートシンク21と、基盤ヒートシンク21の上部に設置される延長用フィン23とを備える。
基盤ヒートシンク21には、上部に円筒形状のピンフィン22が形成されている。延長用フィン23には、上部に円筒形状のピンフィン25が形成されている。また、延長用フィン23の各ピンフィン25の下部に、基盤ヒートシンク21のピンフィン22の形状に適合する穴(図示せず)が形成されている。
図8は、基盤ヒートシンク21に延長用フィン23が搭載された状態のヒートシンクを示す斜視図である。図8に示すヒートシンクは、基盤ヒートシンク21の上部に延長用フィン23が設置されたものである。具体的には、基盤ヒートシンク21の上部に形成されたピンフィン22が延長用フィン23の下部に形成された穴に圧入固定されることにより、基盤ヒートシンク21と延長用フィン23とが一体化して一つのヒートシンクとなる。
実施形態5.
図9は、第5の実施形態(実施形態5)のヒートシンクを示す背面図、平面図および正面図を連結して示した図である。図9は、上から本実施形態のヒートシンクの背面図、平面図および正面図を示している。図9に示すように、基盤ヒートシンク31上に、第1の延長用プレートフィン32、第2の延長用プレートフィン33、第1の延長用ピンフィン34、第2の延長用ピンフィン35、第3の延長用プレートフィン36、第4の延長用プレートフィン37が取り付けられる。
図9は、第5の実施形態(実施形態5)のヒートシンクを示す背面図、平面図および正面図を連結して示した図である。図9は、上から本実施形態のヒートシンクの背面図、平面図および正面図を示している。図9に示すように、基盤ヒートシンク31上に、第1の延長用プレートフィン32、第2の延長用プレートフィン33、第1の延長用ピンフィン34、第2の延長用ピンフィン35、第3の延長用プレートフィン36、第4の延長用プレートフィン37が取り付けられる。
第1の延長用プレートフィン32、第2の延長用プレートフィン33、第3の延長用プレートフィン36、および第4の延長用プレートフィン37の構造は、第1の実施形態または第2の実施形態の延長用フィンの構造と同じである。また、第1の延長用ピンフィン34、および第2の延長用ピンフィン35の構造は、第4の実施形態の延長用フィン23と同じである。
第2の延長用プレートフィン33は、第1の延長用プレートフィン32よりも上下方向の高さが高い。また、第4の延長用プレートフィン37は、第3の延長用プレートフィン36よりも上下方向の高さが高い。
基盤ヒートシンク31には、上部に設置される延長用プレートフィンまたは延長用ピンフィンの下部に形成された溝または穴に適合するプレートフィンまたはピンフィンが形成されている。
なお、本実施形態のヒートシンクは、図9に示す構成に限らず、様々な形状、高さの延長用プレートフィンおよび延長用ピンフィンが送風量や送風の向き、高さ制限等に応じて、任意の位置に配置される。また、延長用フィンは、第1の延長用プレートフィン32のように、基盤ヒートシンク31から飛び出した状態で取り付けられてもよい。
本実施形態のヒートシンクは、基盤ヒートシンク31に種類や高さが異なる延長用フィンを取り付けることにより製造される。よって、本実施形態のヒートシンクは、ヒートシンクの部分によって送風量や送風の向き、高さ制限等が異なる場合に対応することができる。
実施形態6.
図10は、第6の実施形態(実施形態6)のヒートシンクの組み立て前の構造を示す斜視図である。基盤ヒートシンク41上部のプレートフィン42の先端(上端部分)には、正面断面においてV字型の溝43が形成されている。
図10は、第6の実施形態(実施形態6)のヒートシンクの組み立て前の構造を示す斜視図である。基盤ヒートシンク41上部のプレートフィン42の先端(上端部分)には、正面断面においてV字型の溝43が形成されている。
延長用フィン45の下部には、楔状接合部46が形成されている。楔状接合部46は、基盤ヒートシンク41の溝43と適合する形状である。
図11は、基盤ヒートシンク41に延長用フィン45が取り付けられた状態のヒートシンクを示す斜視図である。図11に示すように、基盤ヒートシンク41上のV字型の溝43に延長用フィン45の楔状接合部46が圧入されることにより、基盤ヒートシンク41と延長用フィン45とが一体化して一つのヒートシンクが製造される。
本実施形態の延長用フィン45は、一枚のプレートで構成されているが、複数のプレートフィンを組み合わせた延長用フィンであってもよい。その場合、各プレートフィンの下部に楔状接合部46が形成される。
本実施形態のヒートシンクは、基盤ヒートシンクに凸部を設ける加工がされたヒートシンクに比べて製造が容易であるという効果を有する。
なお、本発明によるヒートシンクは、以上の各実施形態に記載したヒートシンクに限られず、各実施形態に記載したヒートシンクの一部または全部を任意に組み合わせたものであってもよい。
次に本発明の概要を説明する。本発明によるヒートシンクは、上部にフィン(例えば、プレートフィン2、ピンフィン22、またはプレートフィン42)が設けられた基盤ヒートシンク(基盤ヒートシンク1、基盤ヒートシンク21、基盤ヒートシンク31、または基盤ヒートシンク41)と、接合部(溝5、溝15、延長用フィン23下部の図示しない穴、または楔状接合部46)が下部に形成された延長用フィン(延長用フィン4、延長用フィン14、延長用フィン17、延長用フィン23、第1の延長用プレートフィン32、第2の延長用プレートフィン33、第1の延長用ピンフィン34、第2の延長用ピンフィン35、第3の延長用プレートフィン36、第4の延長用プレートフィン37、または延長用フィン45)とを備え、フィンに接合部が下方向に圧入される。
また、上記の各実施形態には、以下の(1)〜(7)に示すヒートシンクも開示されている。
(1)ヒートシンクは、基盤ヒートシンク(例えば、基盤ヒートシンク1)に設けられたフィンが、プレートフィン(例えば、プレートフィン2)であり、長手側の側面に変形可能な凸部(例えば、凸部3)が形成され、延長用フィン(例えば、延長用フィン4)に形成された接合部は、側面が平らな凹形状の溝(例えば、溝5)であるように構成されていてもよい。このようなヒートシンクによれば、圧入固定により、延長用フィン4と基盤ヒートシンク1とが使用中にずれることを防止することができる。
(2)ヒートシンクは、凸部が、正面断面において根本から先端にかけて細くなる形状であるように構成されていてもよい。このようなヒートシンクによれば、延長用フィン4を基盤ヒートシンク1に下方向に圧入することが容易となる。
(3)ヒートシンクは、基盤ヒートシンク(例えば、基盤ヒートシンク1)に設けられたフィンが、プレートフィン(例えば、プレートフィン2)であり、長手側の側面に凸部(例えば、凸部3)が形成され、延長用フィン(例えば、延長用フィン14)に形成された接合部が、側面に凸部に適合する凹部(例えば、凹部16)が形成されている凹形状の溝(例えば、溝15)であるように構成されていてもよい。このようなヒートシンクによれば、基盤ヒートシンク1と延長用フィン14とが一体化した状態から外れにくい。
(4)ヒートシンクは、延長用フィン(例えば、延長用フィン23)が、ピンフィン(例えば、ピンフィン25)を含むように構成されていてもよい。
(5)ヒートシンクは、基盤ヒートシンクに設けられたフィンの上端部分には、正面断面においてV字型の溝(例えば、溝43)が形成され、延長用フィンに形成された接合部(例えば、楔状接合部46)が、溝に適合する楔形状であるように構成されていてもよい。このようなヒートシンクによれば、基盤ヒートシンクに凸部を設ける加工がされたヒートシンクに比べて製造が容易である。
(6)ヒートシンクは、延長用フィン(例えば、延長用フィン17)が、1つのフィンにより構成されているように構成されていてもよい。このようなヒートシンクによれば、延長用フィンの部品を共用化することができる。
(7)ヒートシンクは、延長用フィンが、形状または高さが異なる複数のフィン(例えば、第1の延長用プレートフィン32、第2の延長用プレートフィン33、第1の延長用ピンフィン34、第2の延長用ピンフィン35、第3の延長用プレートフィン36、および第4の延長用プレートフィン37)を含むように構成されていてもよい。このようなヒートシンクによれば、ヒートシンクの部分によって送風量や送風の向き、高さ制限等が異なる場合に対応することができる。
本発明は、例えば、放熱用にヒートシンクが取り付けられる電子部品、または複数の電子部品を含む組立状態の電子機器全般に適用される。
1,21,31,41 基盤ヒートシンク
2,6,42 プレートフィン
3 凸部
4,14,17,23,45 延長用フィン
5,15,43 溝
7 発熱体
16 凹部
22,25 ピンフィン
32 第1の延長用プレートフィン
33 第2の延長用プレートフィン
34 第1の延長用ピンフィン
35 第2の延長用ピンフィン
36 第3の延長用プレートフィン
37 第4の延長用プレートフィン
46 楔状接合部
2,6,42 プレートフィン
3 凸部
4,14,17,23,45 延長用フィン
5,15,43 溝
7 発熱体
16 凹部
22,25 ピンフィン
32 第1の延長用プレートフィン
33 第2の延長用プレートフィン
34 第1の延長用ピンフィン
35 第2の延長用ピンフィン
36 第3の延長用プレートフィン
37 第4の延長用プレートフィン
46 楔状接合部
Claims (10)
- 上部にフィンが設けられた基盤ヒートシンクと、
接合部が下部に形成された延長用フィンとを備え、
前記フィンに前記接合部が下方向に圧入された
ことを特徴とするヒートシンク。 - 基盤ヒートシンクに設けられたフィンは、プレートフィンであり、長手側の側面に変形可能な凸部が形成され、
延長用フィンに形成された接合部は、側面が平らな凹形状の溝である
請求項1記載のヒートシンク。 - 凸部は、正面断面において根本から先端にかけて細くなる形状である
請求項2記載のヒートシンク。 - 基盤ヒートシンクに設けられたフィンは、プレートフィンであり、長手側の側面に凸部が形成され、
延長用フィンに形成された接合部は、側面に前記凸部に適合する凹部が形成されている凹形状の溝である
請求項1記載のヒートシンク。 - 基盤ヒートシンクのフィンおよび延長用フィンに含まれるフィンは、ピンフィンである 請求項1記載のヒートシンク。
- 基盤ヒートシンクに設けられたフィンの上端部分には、正面断面においてV字型の溝が形成され、
延長用フィンに形成された接合部は、前記溝に適合する楔形状である
請求項1記載のヒートシンク。 - 延長用フィンは、1つのフィンにより構成されている
請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載のヒートシンク。 - 延長用フィンは、形状または高さが異なる複数のフィンを含む
請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載のヒートシンク。 - 上部にフィンが設けられた基盤ヒートシンクに、接合部が下部に形成された延長用フィンを取り付けるヒートシンクの製造方法であって、
前記フィンに前記接合部を下方向に圧入する
ことを特徴とするヒートシンクの製造方法。 - 基盤ヒートシンクに設けられたフィンは、プレートフィンであり、長手側の側面に変形可能な凸部が形成され、
延長用フィンに形成された接合部は、側面が平らな凹形状の溝であり、
前記凸部を押しつぶして前記フィンを前記溝に圧入することにより、前記基盤ヒートシンクと前記延長用フィンとを取り付ける
請求項9記載のヒートシンクの製造方法。
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JP2020072107A (ja) * | 2018-10-29 | 2020-05-07 | 昭和電工株式会社 | ヒートシンクの製造方法 |
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