JP2015215381A - 中継用光接続ユニット - Google Patents

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誠司 加藤
明弘 安尾
Akihiro Yasuo
明弘 安尾
三三雄 梅▲松▼
Mimio Umematsu
三三雄 梅▲松▼
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Fujitsu Ltd
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Abstract

【課題】相手側機器からの電磁波を遮蔽する性能に優れた中継用光接続ユニットを提供する。
【解決手段】複数の一方側光コネクタ1と、複数の他方側光コネクタ2と、他方側光コネクタ2を一括して保持する可動保持体5と、光コネクタ1と光コネクタ2を中継する中継用光ファイバ4と、これらが設けられた筐体3と、を備えた中継用光接続ユニットを提供する。他方側光コネクタ2は、受け側光コネクタ52に挿抜可能に接続できる。可動保持体5は受け側光コネクタ52に接近および離間する方向に移動可能である。筐体3には、可動保持体5の傾動を規制する対面部材6が設けられている。可動保持体5は、第1位置と第2位置とを切り替え可能である。第2位置では、可動保持体5が対面部材6に対面する領域の高さ寸法が第1位置における高さ寸法より小さくなり、これによって、可動保持体5の傾動角度は第1位置における傾動角度より大きくなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、光線路同士を中継接続する中継用光接続ユニットに関する。
近年、高速かつ大容量のデータ伝送技術に対する要求が高まってきており、これを実現する技術として、光ファイバを用いた光伝送技術が注目されている。
演算装置等では、多数の光ファイバを用いた複雑な配線が必要となる。このような光配線を構築するには、中継用光接続ユニットが用いられることがある(特許文献1等を参照)。中継用光接続ユニットとしては、相手側機器に接続するべき複数の光コネクタを筐体内に収容した構造の光接続ユニットがある。
特表2005−500565号公報
しかしながら、前記中継用光接続ユニットは、相手側機器に接続するべき光コネクタの数が多いため、これら光コネクタを相手側機器に確実に接続するのが容易でない場合がある。
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、複数の光コネクタを相手側機器に確実に接続することができる中継用光接続ユニットを提供することを目的とする。
本発明は、複数の一方側光線路を複数の他方側光線路に接続する中継用光接続ユニットであって、複数の一方側光線路がそれぞれ接続される複数の一方側光コネクタと、複数の他方側光線路がそれぞれ接続される複数の他方側光コネクタと、前記複数の他方側光コネクタを一括して保持する可動保持体と、前記複数の一方側光コネクタのいずれか1つを一方の端末に、前記複数の他方側光コネクタのいずれか1つを他方の端末に、それぞれ設けた複数の中継用光ファイバと、前記複数の一方側光コネクタ、前記複数の他方側光コネクタ、前記可動保持体、および前記複数の中継用光ファイバが設けられた筐体と、を備え、前記複数の他方側光コネクタのそれぞれは、前記複数の他方側光線路の端末にそれぞれ設けられた複数の受け側光コネクタのそれぞれに挿抜可能に接続され、前記可動保持体は、前記複数の受け側光コネクタが設けられた相手側機器に対して位置決めを行う可動保持体位置決め部を有し、前記複数の他方側光コネクタを一括して保持したまま前記複数の受け側光コネクタに接近および離間する方向に移動可能であり、前記可動保持体位置決め部は、前記可動保持体を位置決めして、前記複数の他方側光コネクタのそれぞれを、対応する受け側光コネクタに嵌合可能な位置に配置でき、前記筐体には、前記可動保持体の両面に対面して前記可動保持体の傾動を規制する対面部材が設けられ、前記可動保持体は、前記受け側光コネクタに接近および離間する方向の移動によって、第1位置と、前記第1位置よりも前記受け側光コネクタに近い第2位置とを切り替え可能であり、前記第2位置では、前記可動保持体が前記対面部材に対面する領域の前記移動方向の寸法が、前記第1位置における前記寸法より小さくなり、これによって、前記可動保持体の傾動可能な角度は、前記第1位置における傾動可能な角度より大きくなる中継用光接続ユニットを提供する。
前記対面部材は、前記筐体の、前記受け側光コネクタ側とは反対の外面側に設けられていることが好ましい。
本発明の中継用光接続ユニットは、前記他方側光コネクタが前記受け側光コネクタから離れた位置にあるときに、前記可動保持体が前記受け側光コネクタに接近する方向に移動するのを規制するボールプランジャをさらに備え、前記ボールプランジャは、筒状の本体と、前記本体内に、前記本体の中心軸方向に移動可能に収容されたボールと、前記ボールを前記本体の先端方向に付勢する付勢部材とを備え、前記ボールは、前記本体の中心軸方向の移動によって、前記本体の開口縁部からの突出量を調整可能であり、前記可動保持体には、前記開口縁部から突出したボールが係脱可能に係合する係合凹部が形成されていることが好ましい。
前記筐体は、前記相手側機器に対面する底板を有し、前記底板には、前記他方側光コネクタが前記受け側光コネクタと接続する際に挿通する挿通口部が形成され、前記可動保持体は、前記相手側機器からの電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽部を備え、前記電磁波遮蔽部は、導電性材料からなり、前記他方側光コネクタを前記挿通口部に挿通させて前記受け側光コネクタに接続したときに、前記他方側光コネクタの挿抜方向から見て、前記挿通口部の周縁と前記他方側光コネクタとの隙間の少なくとも一部を覆うように形成されていることが好ましい。
前記筐体の底板には、少なくとも一対の光ファイバガイドバーが、前記底板から突出して形成され、前記中継用光ファイバは、前記一対の光ファイバガイドバーの間に配線されることが好ましい。
本発明によれば、筐体に、可動保持体の両面に対面して可動保持体の傾動を規制する対面部材が設けられている。
可動保持体は、第1位置にあるときは対面部材によって傾動が規制されるため、可動保持体位置決め部を、容易に相手側機器に対して位置合わせすることができる。
第1位置よりも受け側光コネクタに近い第2位置では、可動保持体が対面部材に対面する領域の前記移動方向の寸法が、第1位置における前記寸法より小さくなり、これによって、可動保持体の傾動可能な角度は、第1位置における傾動可能な角度より大きくなる。
よって、受け側光コネクタに対する他方側光コネクタの位置合わせが容易になる。例えば、受け側光コネクタの位置が設計位置からずれている場合でも容易に位置合わせが可能である。
従って、複数の他方側光コネクタを、相手側機器の受け側光コネクタに、容易かつ確実に接続することができる。
本発明の一実施形態の中継用光接続ユニットを斜め上方から見た斜視図である。 図1の中継用光接続ユニットを斜め下方から見た斜視図である。 図1の中継用光接続ユニットの内部構造を示す分解斜視図である。 他方側光コネクタおよび可動保持体を示すXZ平面の断面図である。 他方側光コネクタおよび可動保持体を示すYZ平面の断面図である。 他方側光コネクタ、可動保持体、およびボールプランジャの動作を示す説明図である。 (a)コネクタ外し工具を示す斜視図である。(b)他方側光コネクタを引き抜く前の状態を示すコネクタ外し工具の断面図である。(c)他方側光コネクタを引き抜いた後の状態を示すコネクタ外し工具の断面図である。 一方側光コネクタと、他方側光コネクタと、これらを接続する中継用光ファイバとを示す斜視図である。 可動保持体用のストッパを示す斜視図である。
以下、好適な実施の形態に基づいて本発明を説明する。
図1は、本発明の一実施形態である中継用光接続ユニット10を斜め上方から見た斜視図である。図2は、中継用光接続ユニット10を斜め下方から見た斜視図である。
(全体構成)
図1および図2に示すように、本発明の一実施形態である中継用光接続ユニット10は、複数の一方側光コネクタ1と、複数の他方側光コネクタ2と、これら光コネクタ1、2を互いに光接続する中継用光ファイバ4と、他方側光コネクタ2を保持する可動保持体5と、これらが設けられた筐体3と、筐体3上に設けられたシールド部材6とを有する。
中継用光接続ユニット10は、複数の一方側光線路21と、複数の他方側光線路22との間に介在し、これらを中継接続することができる。
以下、図1等に示すXYZ直交座標系を参照しつつ構造説明を行うことがある。X方向は筐体3の底板31(図2参照)の長手方向である。Y方向は底板31に平行な面内でX方向に直交する方向である。Z方向はX方向およびY方向と直交する高さ方向である。
他方側光コネクタ2が相手側基板51(相手側機器)の受け側光コネクタ52に近づく方向を前方(または下方)といい、その反対方向を後方(または上方)ということがある。前方は挿入方向であり、後方は抜出方向である。挿入および抜出方向は「挿抜方向」と総称することがある。前後方向および挿抜方向はZ方向と一致する。
(筐体3)
図1および図2に示すように、筐体3は、略直方体の箱状に形成されている。具体的には、相手側基板51に対面する長方形の底板31と、底板31の長辺である側縁部31aに立設された側板32と、底板31の短辺である端縁部31bに立設された端板33と、側板32および端板33の上縁部32a、33aに設けられた上板34とを有する。
筐体3(例えば底板31、端板33および上板34)には、複数の通気口35が形成されている。
通気口35の内径は、3mm以下が好ましい。通気口35の内径をこの範囲とすることで、電磁波の通過を防ぐことができる。このため、相手側基板51からの電磁波が外部に漏れて作業者に影響を及ぼすのを回避できる。通気口35の内径は、例えば0.5〜3mmとすることができる。
図2に示すように、底板31には、筐体3内部の他方側光コネクタ2が外方に向けて挿通する挿通口部38が形成されている。図示例では、挿通口部38は4つ形成されている。これらを第1〜第4挿通口部38A〜38Dという。
挿通口部38A〜38Dは、それぞれ他方側光コネクタ2の第1〜第4コネクタ群23A〜23D(後述)に即した位置に形成されている。
図示例では、挿通口部38A〜38Dは、それぞれ平面視において長手方向がX方向に沿う略長方形である。第1〜第4挿通口部38A〜38Dは、それぞれ第1〜第4コネクタ群23A〜23Dが挿通可能とされている。
筐体3の前面3aには、前方に向けて突出する嵌合凸部39(嵌合部)が形成されている。嵌合凸部39は、相手側基板51の設置面51aに形成された嵌合凹部53(嵌合受け部)に嵌合することによって、筐体3を相手側基板51に対し位置決めすることができる。
筐体3は、導電性材料、例えば金属(例えばステンレス鋼、アルミニウム)から構成される。
(他方側光コネクタ2)
図1および図3に示すように、他方側光コネクタ2は、光コネクタプラグ(光プラグ)である光コネクタ本体11と、光コネクタ本体11から後方に延出する操作体12とを有し、受け側光コネクタ52に対して接近および離間する方向に移動可能である。
図4および図5に示すように、光コネクタ本体11は、コネクタ主部13と、コネクタ主部13に対し前後に移動可能なカップリング14と、を備えている。
光コネクタ本体11には、MPO形光コネクタ(JIS C5982に制定されるF13形光コネクタ。MPO:Multi-fiber Push On)の構造を採用することができる。
図5に示すように、コネクタ主部13は、光ファイバ42の先端に取り付けられたフェルール16と、フェルール16を収納する筒状のハウジング20と、ハウジング20の後部に設けられる後部部材25とを備えている。
フェルール16は、例えばMT形光コネクタなどの多心光コネクタであって、前面が接合端面16aとされている。フェルール16にはガイドピン(図示略)が挿入されるガイドピン穴(図示略)が形成されている。
ハウジング20の外側面には、係合突部20aが形成され、係合突部20aの後方側には、後述する受け側光コネクタ52のラッチ60のラッチ凸部60aが係合する係合凹所(図示略)が形成されている。
後部部材25は、両側方に開口した挿通凹部26aを有する本体部26と、本体部26から後方に延出する延出部27と、を備えている。
挿通凹部26aは、光ファイバ42(中継用光ファイバ4)を本体部26内から外方に導出することができる。
本体部26は、ハウジング20の後端部に取り付けられる。
図4に示すように、延出部27には、スプリング28が外挿される。延出部27の上部およびスプリング28の上部は、操作体12の挿通孔12aに挿入される。
スプリング28の前端(下端)は、基部43の挿入凹部44底部の段部44aに係止可能であり、スプリング28の後端(上端)は、操作体12の挿通孔12a内面の段部12bに係止可能である。スプリング28は、基部43の段部44aに反力をとって、操作体12を上方(後方)に付勢することができる。
カップリング14は、ハウジング20に対して前後にスライド移動可能とされており、後方にスライド移動することによって、ハウジング20に対する受け側光コネクタ52のラッチ60の係合を解除可能である。
カップリング14の両外側面には、可動保持体5の電磁波遮蔽部46の係合凹部74の内縁に係合可能な係合凸部29(図3参照)が形成されている。
操作体12は、光コネクタ本体11とは別体であり、円筒状に形成されている。操作体12は、筐体3の後面3b(一方の面)から外方に突出している。
他方側光コネクタ2は、前後方向に移動可能である。他方側光コネクタ2は、前後方向の移動によって筐体3の前面3a(他方の面)から出没自在であることが好ましい。すなわち、他方側光コネクタ2は、少なくとも最も後方に位置するときには光コネクタ本体11が筐体3から突出せず、前進時には筐体3の前面3aから挿通口部38を通して前方に突出して受け側光コネクタ52に接続できることが好ましい。
図1および図2に示すように、他方側光コネクタ2は、複数のコネクタ群に分けられて筐体3内に設けられている。
この例では、複数の他方側光コネクタ2からなるコネクタ群が4つ設けられている。これらを第1〜第4コネクタ群23A〜23Dという。コネクタ群23A〜23Dは、それぞれ筐体3の長手方向(X方向)に沿って一列に並べられた8つの他方側光コネクタ2からなる。
(一方側光コネクタ1)
図1および図3に示すように、一方側光コネクタ1は、例えば光レセプタクル、光アダプタ等である。
図示例の一方側光コネクタ1は、光レセプタクルであって、一方側光線路21の光コネクタ(例えばMPO形光コネクタ。図示略)が挿入される挿通口58を有する筒状の本体部59に、一対のラッチ60が形成されている。ラッチ60の先端部内面には、内方に突出するラッチ凸部60aが形成されている。
一方側光コネクタ1は、挿通口58を外方(上方)に向けた姿勢で上板34に設けられている。一方側光コネクタ1は、一方側光線路21の端末に設けられた光コネクタ(図示略)に接続可能である。
一方側光コネクタ1の平面視位置(挿抜方向(Z方向)から見た位置)は、他方側光コネクタ2の平面視位置とは異なる。
図1および図8に示すように、一方側光コネクタ1は、複数のコネクタ群に分けられて上板34に設けられている。
この例では、図8に示すように、複数の一方側光コネクタ1からなるコネクタ群が2つ設けられている。これらを第1および第2コネクタ群24A、24Bという。
コネクタ群24A、24Bは、それぞれ筐体3の長手方向(X方向)に沿って一列に並べられた7つの一方側光コネクタ1からなる。コネクタ群24Aとコネクタ群24Bとは、筐体3の短手方向(Y方向)に互いに間隔をおいて設けられている。
コネクタ群24A、24BのX方向位置は、他方側光コネクタ2のコネクタ群23A〜23Dに比べて中央寄りとしてよい。
(中継用光ファイバ4)
中継用光ファイバ4は、例えば光ファイバ素線、光ファイバ心線などである。
中継用光ファイバ4は、一方の端末が複数の一方側光コネクタ1のいずれか1つに設けられ、他方の端末が複数の他方側光コネクタ2のいずれか1つにそれぞれ設けられている。中継用光ファイバ4によって、一方側光コネクタ1と他方側光コネクタ2とは筐体3内で互いに光接続される。
中継用光ファイバ4は、その目的に応じて、任意の一方側光コネクタ1と任意の他方側光コネクタ2とを接続することができる。
図3に示すように、中継用光ファイバ4は、十分な余長を有することが望ましい。これにより、他方側光コネクタ2が前後方向に移動しても中継用光ファイバ4に局所的な曲げが加えられるのを回避できる。
(可動保持体5)
図3〜図5に示すように、可動保持体5は、基部43と、基部43から上方および下方にそれぞれ延出するガイドバー50、50(可動保持体位置決め部)と、ガイドバー50、50の上端部間に架け渡された板状の上板部45と、基部43の両側面にそれぞれ設けられた電磁波遮蔽部46、46とを有する。
可動保持体5は、他方側光コネクタ2のコネクタ群ごとに設けられている。図示例では4つのコネクタ群23A〜23Dにそれぞれ1つの可動保持体5が使用されている。
図3に示すように、基部43は、導電性材料、例えば金属(例えばステンレス鋼、アルミニウム)から構成され、基部本体47と、その両端部からそれぞれ下方に突出して形成された端壁部48、48とを有する。
基部本体47は、ブロック状(例えば直方体状)に形成されている。
図4に示すように、基部本体47の上部には、操作体12が挿入される挿入凹部44が形成されている。挿入凹部44は、基部本体47の上面側に開口する凹部である。
基部本体47の下部には、他方側光コネクタ2の光コネクタ本体11の上部を収容する収容部41が形成されている。収容部41は、基部本体47の下面側に開口する凹部である。
基部本体47の両端部には、ガイドバー50が挿通する挿通孔43aが形成されている。挿通孔43aは、高さ方向(Z方向)に沿って基部本体47および端壁部48を貫通して形成されている。
基部本体47の外側面の長さ方向(X方向)の中央には、ボールプランジャ80のボール83が係合する係合穴47a(係合凹部)が形成されている。
基部43は、基部本体47の長手方向をX方向に向けて設置されている。
ガイドバー50は、上部が基部本体47の上面から上方に向けて突出し、下部が端壁部48の下面から下方(前方)に向けて突出しており、基部43に対して固定されている。
ガイドバー50は、相手側基板51に形成されたガイド筒部54のガイド孔54aに挿通することによって、可動保持体5のXY面方向の移動を規制し、相手側基板51に対して可動保持体5を位置決めすることができる。
図3に示すように、上板部45は長板状に形成され、その幅(Y方向の寸法)は他方側光コネクタ2の操作体12の外径より大きいことが好ましい。これによって、上板部45を把持しやすくなり、他方側光コネクタ2の挿抜操作を行うのが容易になる。
上板部45には、操作体12が挿通する複数の挿通孔45aが形成されている。
図4に示すように、上板部45は、その両端部に形成された挿通孔45bに挿通した固定具71によりガイドバー50の上端に固定(ここではネジ止め)されている。
(電磁波遮蔽部46)
図3に示すように、電磁波遮蔽部46は、基部本体47の長手方向に延在する主板部72(主部)と、主板部72の外面から外方に突出する遮蔽板73(遮蔽体)とを有する。電磁波遮蔽部46は、電磁波を遮蔽する効果の高い材料、好ましくは導電性材料(金属(例えばステンレス鋼、アルミニウム)、炭素系材料)などから構成される。
主板部72はXZ面に沿う概略長方形の板体であって、長手方向をX方向に向けて基部43の側面に取り付けられている。主板部72は、基部43のほぼ全長にわたる長さとされている。
主板部72には、長手方向(X方向)に間隔をおいて複数の係合凹部74が形成されている。係合凹部74は、主板部72の上縁から下方に向けて形成されたスリット状とされている。
係合凹部74は、その内部にカップリング14の係合凸部29が配置された状態で、他方側光コネクタ2が可動保持体5に対して係合凹部74の延在方向(上下方向)に移動可能となるように形成されている。
主板部72は、係合凹部74の内縁(下縁)に係合凸部29が係止可能であり、係合凸部29に上方への力を加えることによって、カップリング14を操作できる。
主板部72の両端部に近い位置には、固定具(図示略)を挿通する挿通孔75が形成されている。主板部72は、挿通孔75に挿通する固定具が端壁部48の外側面の固定孔48aに固定されることによって、基部本体47に取り付けられる。
図3および図5に示すように、遮蔽板73は、主板部72の外面から外方(Y方向)に突出して形成されている。遮蔽板73は、XY面に沿う概略長方形の板体であって、主板部72のほぼ全長にわたって形成されている。主板部72外面からの遮蔽板73の突出幅は全長にわたって一定である。
図5に示すように、遮蔽板73は、他方側光コネクタ2を挿通口部38に挿通させて受け側光コネクタ52に接続したときに、他方側光コネクタ2の挿抜方向(Z方向)から見て、挿通口部38の周縁と他方側光コネクタ2との隙間38aの少なくとも一部を覆う形状とされている。
図示例では、一対の電磁波遮蔽部46の遮蔽板73の突出端どうしの幅方向(Y方向)の距離W1は、他方側光コネクタ2が挿通する挿通口部38の幅方向(Y方向)の寸法W2より大きくされている。
この例では、他方側光コネクタ2は受け側光コネクタ52に接続されており、主板部72の下部は挿通口部38に挿入され、遮蔽板73の下面73aは底板31の上面31aに当接している。これによって、遮蔽板73は、挿通口部38の周縁と、他方側光コネクタ2の外面(カップリング14の外面)との隙間38aを閉止している。
このため、相手側基板51からの電磁波が挿通口部38を通して筐体3内に入るのを抑制できる。
図示例では、遮蔽板73の幅方向の距離W1は、挿通口部38の幅方向(Y方向)の寸法W2より大きくされているが、遮蔽板73は、Z方向から見て、隙間38aの少なくとも一部を覆う形状であればよく、遮蔽板73の幅方向の距離W1は、隙間38aの幅方向(Y方向)の寸法W2と同じであってもよいし、寸法W2より小さくてもよい。
また、遮蔽板73は、Z方向から見て隙間38aの少なくとも一部を覆う形状であれば、他方側光コネクタ2は受け側光コネクタ52に接続されたときに、底板31から離れた位置にあってもよい。
遮蔽板73は、(Z方向から見たときに)隙間38aの全領域を覆う形状であってもよいし、その一部領域を覆う形状であってもよい。
遮蔽板73が隙間38aの一部のみを覆う形状である場合には、遮蔽板73に覆われていない領域における、挿通口部38の周縁と他方側光コネクタ2外面との距離は小さいことが望ましく、例えば3mm以下が好ましい。
なお、電磁波遮蔽部46は、基部43に対して一体に形成されていてもよい。
可動保持体5は、複数の他方側光コネクタ2を一括して保持したまま、受け側光コネクタ52に接近および離間する方向(図3の上下方向)に移動可能である。図示例の可動保持体5は、8つの他方側光コネクタ2を保持する。
可動保持体5およびこれに保持された他方側光コネクタ2を、可動コネクタユニット7という。
(シールド部材6)
図1、図3〜図5に示すように、シールド部材6は、可動コネクタユニット7を囲む枠状に形成されている。図示例では、4つの可動コネクタユニット7ごとに1つずつシールド部材6が設けられている。シールド部材6は、筐体3の上板34の上面34a(筐体3の、受け側光コネクタ52側とは反対の外面)に設置されている。
図示例のシールド部材6は、一対の長辺部62、62と、一対の短辺部63、63とを有する矩形枠状とされ、長手方向をX方向に向けて設置されている。
シールド部材6は、電磁波を遮蔽する効果の高い材料、好ましくは導電性材料(金属(例えばステンレス鋼、アルミニウム)などから構成される。
図5に示すように、長辺部62、62の内面は、XZ平面に沿う上部内面62aと、上部内面62aに連なって形成された下部内面62bとを有する。下部内面62bは、下方に行くほど拡径する方向に傾斜している。
このため、シールド部材6のY方向の内径(向かい合う内面どうしの距離)は、上部内面62aでは上下方向にほぼ一定であり、下部内面62bでは、上部内面62aにおける内径より大きくなっている。下部内面62bにおけるY方向の内径は、下方に行くほど大きくなっている。
図4に示すように、短辺部63、63の内面は、上下方向(Z方向)に沿う上部内面63aと、上部内面63aに連なって形成された下部内面63bとを有する。下部内面63bは、下方に行くほど拡径する方向に傾斜している。
このため、シールド部材6のX方向の内径(向かい合う内面どうしの距離)は、上部内面63aでは上下方向にほぼ一定であり、下部内面63bでは、上部内面63aにおける内径より大きくなっている。下部内面63bにおけるX方向の内径は、下方に行くほど大きくなっている。
シールド部材6は、上部内面62a、63aが可動保持体5に対面する対面部材である。
図3および図6(a)に示すように、長辺部62には、ボールプランジャ80が取り付けられる取付孔6aが形成されている。
取付孔6aは、長辺部62の中央部に、Y方向に沿って長辺部62を貫通して形成され、その内面には雌ねじ6bが形成されている。
図4および図6(a)に示すように、上部内面62a、63aは、可動保持体5の基部本体47の外面に近接(または当接)した位置にあって、この外面に対面する。このため、シールド部材6の内面によって、可動コネクタユニット7の傾動は規制される。
例えば、図6(a)に示す状態で、可動コネクタユニット7を左方に傾動させると、基部本体47の左の外側面47bが左の上部内面62aの上縁に当接し、かつ右の外側面47bが右の上部内面62aの下縁に当接した位置(傾動規制位置)で、それ以上の左方の傾動が規制される。
可動コネクタユニット7を右方に傾動させると、基部本体47の右の外側面47bが右の上部内面62aの上縁に当接し、かつ左の外側面47bが左の上部内面62aの下縁に当接した位置(傾動規制位置)で、それ以上の右方の傾動が規制される。
シールド部材6を上板34の上面34a側に設けることによって、高い位置で、ボールプランジャ80により可動コネクタユニット7を保持することができるため、可動コネクタユニット7の上下方向の可動範囲を大きく確保することができる。
また、シールド部材6を設けることによって、筐体3の高さ寸法を大きくせずに可動コネクタユニット7の可動範囲を大きくできるため、筐体3の小型化の点で有利となる。
(ボールプランジャ80)
図6(a)に示すように、シールド部材6には、他方側光コネクタ2が受け側光コネクタ52から離れた位置にあるときに、可動保持体5が前進するのを規制するボールプランジャ80が設けられている。
ボールプランジャ80は、筒状の本体82と、本体82内に収容されたボール83と、ボール83を本体82の先端方向に付勢するコイルばね84(付勢部材)とにより構成されている。
本体82は、略円筒状に形成され、その外周面には雄ねじ82aが形成されている。収容部81は本体82の内部空間であり、断面円形とされている。本体82は、シールド部材6の取付孔6a内面の雌ねじ6bに螺着される。
ボール83は、例えばステンレス等の金属で構成されていてもよいし、樹脂製であってもよい。
ボール83は、本体82の収容部81に、本体82の中心軸方向に移動可能な状態で収容されており、この方向の移動によって、本体82の先端の開口縁部82bからの突出量を調整可能である。
図6(a)の例では、実線で示すように、ボール83は、その一部が先端の開口縁部82bより大きく前方に突出した前方位置と、仮想線で示すように、ボール83の突出量が小さい後方位置とを切替え可能である。後方位置では、ボール83が開口縁部82bからわずかに突出していてもよいし、開口縁部82bから突出していなくてもよい。なお、ここでは、図6(a)の右方を前方といい、左方を後方という。
開口縁部82bの内径はボール83の外径より小さくされるため、開口縁部82bはボール83の脱落を阻止できる。
コイルばね84は、収容部81に収容されており、底板82cに反力をとってボール83を先端方向に付勢する。
本体82の後面には、工具係止穴85が形成されている。工具係止穴85は、例えば六角レンチなどの工具が挿入可能な形状とされ、この工具により本体82の中心軸回りにボールプランジャ80を回動操作し、ボールプランジャ80の前後方向の位置を調整することができる。
図6(a)に示すように、可動コネクタユニット7が比較的上方にあり、ボールプランジャ80のボール83が係合穴47aに係合した状態では、ボール83によって可動保持体5の下降が規制される。
このため、可動コネクタユニット7が誤って前進(下降)して他方側光コネクタ2が筐体3の前面3aから突出し、相手側基板51と干渉する事態を回避することができる。
一方、図6(b)に示すように、可動コネクタユニット7に下方への力を加えると、可動保持体5が下降することによりボール83が係合穴47aから外れ、移動規制が解除される。
よって、容易な操作で移動規制を解除し、可動コネクタユニット7を前進可能な状態とすることができる。
図1および図3に示すように、中継用光接続ユニット10が設置される相手側基板51には、受け側光コネクタ52が設けられている。受け側光コネクタ52は、他方側光線路22の端末に設けられている。
図3に示すように、受け側光コネクタ52は、例えば光レセプタクル、光アダプタ等である。
図示例の受け側光コネクタ52は、光レセプタクルであって、他方側光コネクタ2の光コネクタ本体11が挿入される挿通口58を有する筒状の本体部59に、一対のラッチ60が形成されている。ラッチ60の先端部内面には、内方に突出するラッチ凸部60aが形成されている。
受け側光コネクタ52は、他方側光コネクタ2に応じた位置に設けられている。受け側光コネクタ52は、例えば、他方側光コネクタ2のコネクタ群23A〜23D(図1参照)に応じた4つのコネクタ群を構成する。各コネクタ群は、例えば、X方向に沿って一列に並べられた8つの受け側光コネクタ52からなる。
(光ファイバガイドバー70)
図8に示すように、筐体3の底板31には、複数の光ファイバガイドバー70が上方に突出して形成されている。
光ファイバガイドバー70のうち少なくとも2つは、Y方向に間隔をおいて形成されている。
図示例では、光ファイバガイドバー70は、2つのガイドバー群に分けられて底板31に設けられている。これらを第1および第2ガイドバー群70A、70Bという。
ガイドバー群70A、70Bは、それぞれ、X方向に沿って一列に並べられた複数(図示例では3つ)の光ファイバガイドバー70(70a〜70c)からなる。
ガイドバー群70Aとガイドバー群70Bとは、Y方向に互いに間隔をおいて形成されている。
ガイドバー群70A、70Bの第1ガイドバー70a、70a同士はY方向に並んで配置されている。同様に、第2ガイドバー70b、70b同士もY方向に並んで配置されている。第3ガイドバー70c、70c同士もY方向に並んで配置されている。
ガイドバー群70A、70Bは、挿通口部38Aと挿通口部38Bとの間の部分の底板31に設けられている。図示しないが、ガイドバー群70A、70Bは、挿通口部38Cと挿通口部38Dとの間の部分の底板31にも設けられている。
一方側光コネクタ1と他方側光コネクタ2とを接続する複数の中継用光ファイバ4は、ガイドバー群70Aとガイドバー群70Bとの間に配線される。
光ファイバガイドバー70が中継用光ファイバ4の幅方向(Y方向)の移動を規制するため、中継用光ファイバ4が同方向にはみ出して配線されるのを防ぐことができる。よって、中継用光ファイバ4に外力が加えられるのを防ぎ、中継用光ファイバ4の光特性に悪影響が及ぶのを回避できる。
なお、図示例では1つのガイドバー群を構成するガイドバーの数は3つであるが、1つのガイドバー群を構成するガイドバーの数はこれに限らず、1または2であってもよいし、4以上であってもよい。
(中継用光接続ユニット10の使用方法)
次に、中継用光接続ユニット10の使用方法について説明する。
(第1段階)
図1に示すように、中継用光接続ユニット10を相手側基板51の設置面51aに設置する。
この際、嵌合凸部39(図2参照)を相手側基板51の嵌合凹部53に嵌合させる。これによって、中継用光接続ユニット10は相手側基板51に沿う方向の移動が規制され、相手側基板51に対して大まかに位置決めされる。
嵌合凸部39を嵌合凹部53に嵌合させることによる中継用光接続ユニット10の位置決めを「第1位置決め」という。
図6(a)に示すように、この段階では、可動コネクタユニット7は高い位置にあり、他方側光コネクタ2は受け側光コネクタ52から大きく離れている。
この図では、ボールプランジャ80のボール83は開口縁部82bから大きく突出し、可動保持体5の基部本体47の係合穴47aに係合している。この状態では、係合穴47aに係合するボール83によって可動コネクタユニット7の下降が規制される。
このため、可動コネクタユニット7が誤って前進(下降)して他方側光コネクタ2が筐体3の前面3aから突出し、相手側基板51と干渉する事態を回避することができる。
ボールプランジャ80のボール83が可動保持体5の係合穴47aに係合したときの可動コネクタユニット7の位置を「第1位置P1」という。
図4および図6(a)に示すように、上部内面62a、63aのうち、可動保持体5の基部本体47の外面に対面する領域の高さ(対面高さ)をHとする。対面高さHは、上部内面62a、63aと基部本体47の外面とが対面する領域のZ方向の寸法である。
第1位置P1では、可動コネクタユニット7は比較的高い位置にあるため、シールド部材6の上部内面62a、63aは、全高さ範囲が可動保持体5の基部本体47の外面に対面している。このため、対面高さHは、上部内面62a、63aの高さに等しい「H1」となる。
第1位置P1では、以下に説明するように、可動コネクタユニット7の傾動がシールド部材6の内面によって規制される。
図6(a)(YZ平面に沿う断面図)では、可動コネクタユニット7は、基部本体47の外面が上下方向(Z方向)に沿う姿勢(これを「基本姿勢」という)とされている。この基本姿勢にあっては、基部本体47の外側面47bはXZ平面に沿う。
この基本姿勢を始点として、YZ平面内で、可動コネクタユニット7を左方に傾動させると、基部本体47の左の外側面47bが左の上部内面62aの上縁に当接し、かつ右の外側面47bが右の上部内面62aの下縁に当接した位置(傾動規制位置)で、それ以上の左方の傾動が規制される。
可動コネクタユニット7を右方に傾動させると、基部本体47の右の外側面47bが右の上部内面62aの上縁に当接し、かつ左の外側面47bが左の上部内面62aの下縁に当接した位置(傾動規制位置)で、それ以上の右方の傾動が規制される。
図4(XZ平面に沿う断面図)においても、可動コネクタユニット7をXZ平面内で左方に傾動させると、基部本体47の左の外面が左の上部内面63aの上縁に当接し、かつ基部本体47の右の外面が右の上部内面63aの下縁に当接した位置(傾動規制位置)で、それ以上の左方の傾動が規制される。
可動コネクタユニット7を右方に傾動させると、基部本体47の右の外面が右の上部内面63aの上縁に当接し、かつ基部本体47の左の外面が左の上部内面63aの下縁に当接した位置(傾動規制位置)で、それ以上の右方の傾動が規制される。
基本姿勢から傾動規制位置に達するまでの可動コネクタユニット7の傾斜角度は、可動コネクタユニット7と上部内面62a、63aとの対面高さHに応じた値となる。
図4および図6(a)に示す第1位置P1(または第1位置P1に近い位置)では、可動コネクタユニット7は、大きな対面高さH1でシールド部材6の内面(上部内面62a、63a)と対面するため、基本姿勢から傾動規制位置に達するまでの可動コネクタユニット7の傾斜角度は小さくなる。
図4に示すように、可動コネクタユニット7を、相手側基板51に向けて前進(下降)させると、ガイドバー50は、相手側基板51に設けられた環状のガイド部材54のガイド孔54aに向けて前進(下降)する。
第1位置P1(または第1位置P1に近い位置)にある可動コネクタユニット7は、傾動が規制されるため、ガイドバー50を、容易かつ確実にガイド孔54aに導くことができる。
第1位置P1では、他方側光コネクタ2が筐体3の底板31から外方に突出しないことが好ましい。これによって、光コネクタ本体11が破損する事故を回避できる。
(第2段階)
図6(b)に示すように、可動保持体5を相手側基板51に向けて前進(下降)させると、図4に示すように、基部43の収容部41の天面等により光コネクタ本体11が下方に押圧され、他方側光コネクタ2は可動保持体5とともに下方移動する。
可動コネクタユニット7の下降により、ガイドバー50がガイド孔54a(図4参照)に達すると、可動コネクタユニット7の側方移動がある程度規制され、他方側光コネクタ2が、受け側光コネクタ52に嵌合可能な位置に配置される。
ガイドバー50がガイド孔54aに挿通することによる可動コネクタユニット7の位置決めを「第2位置決め」という。
これによって、他方側光コネクタ2を、確実に受け側光コネクタ52に導くことができる。
図6(b)の可動コネクタユニット7は、第1位置P1より低い位置にあり、ボールプランジャ80のボール83は係合穴47aから外れ、ボールプランジャ80による移動規制は解除されている。この位置では、光コネクタ本体11は、まだ受け側光コネクタ52により位置決めされるに至っていない。この可動コネクタユニット7の位置を「第2位置P2」という。
上述のように、基本姿勢から傾動規制位置に達するまでの可動コネクタユニット7の傾斜角度は、可動コネクタユニット7と上部内面62a、63aとの対面高さHに応じた値となる。
第2位置P2では、可動保持体5が比較的低い位置にあるため、上部内面62a、63aの一部(上部)は基部本体47の外面(Z方向に沿う外面)に対面していないことから、対面高さHは、図6(a)のH1より小さい「H2」となる。
このため、図6(b)に示す第2位置P2では、基本姿勢から傾動規制位置に達するまでの可動コネクタユニット7の傾斜角度が大きくなることから、可動コネクタユニット7は、図6(a)に示す第1位置P1にあるときと比べて、大きく傾動可能となる。
よって、受け側光コネクタ52に対する他方側光コネクタ2の位置合わせが容易になる。例えば、受け側光コネクタ52の位置が設計位置からずれている場合でも容易に位置合わせが可能である。
第2位置P2においては、可動コネクタユニット7の傾斜角度は、図6(a)および図6(b)に示すYZ平面内の傾動だけでなく、図4に示すXZ平面内の傾動についても、第1位置P1にあるときと比べて大きくなる。このため、受け側光コネクタ52に対する他方側光コネクタ2の位置合わせは、さらに容易になる。
可動コネクタユニット7は、高さ方向(Z方向)の移動によって、第1位置P1と第2位置P2とを切り替え可能である。
(第3段階)
図3および図5に示すように、他方側光コネクタ2を下降させることによって、他方側光コネクタ2の光コネクタ本体11の先端部11aは受け側光コネクタ52の挿通口58の入口部に挿入される。
この際、必要に応じて、操作体12を把持して光コネクタ本体11を前進させることによって、先端部11aを挿通口58の入口部内に配置することができる。
他方側光コネクタ2を前進させる際には、すべての他方側光コネクタ2を一括して操作してもよいが、一部の他方側光コネクタ2のみを操作してもよい。
この位置では、先端部11aが挿通口58の入口部内に配置されるため、光コネクタ本体11の側方移動が規制される。このため、受け側光コネクタ52に対する光コネクタ本体11の平面視位置が規定される。
この状態になると対面高さHはゼロになり、可動コネクタユニット7は上部内面62a、63aに規制されなくなるため、受け側光コネクタ52に位置ずれが生じた場合でも、その位置ずれに合わせて、可動コネクタユニット7が移動できる。このため、受け側光コネクタ52に対する光コネクタ本体11の位置合わせが容易となる。
この受け側光コネクタ52に対する光コネクタ本体11の位置決めを「第3位置決め」という。
(第4段階)
図3および図5に示すように、他方側光コネクタ2を下方(前方)に押圧し、光コネクタ本体11の先端部11aを受け側光コネクタ52の挿通口58に深く挿入させる。
この際、可動保持体5の操作により複数の他方側光コネクタ2を一括して前進させてもよいし、一部の他方側光コネクタ2のみを前進させてもよい。
光コネクタ本体11の前方移動によってハウジング20の係合突部20a(図5参照)はラッチ60を外方(ラッチ60どうしの距離が大きくなる方向)に変位させる。変位したラッチ60はカップリング14の前進を規制する。
カップリング14の前進が規制される一方、ハウジング20は前方移動するため、ハウジング20の係合凹所(図示略)が露出し、これにラッチ凸部60aが係合する。
図5に示すように、この位置では、フェルール16の接合端面16aは受け側光コネクタ52内の接続端面(図示略)に突き合わせされるとともに、接続端面(図示略)に形成された一対のガイドピン(図示略)が、それぞれフェルール16のガイドピン穴(図示略)に挿入される。これによって、フェルール16は受け側光コネクタ52に対して高精度に位置決めされる。
この受け側光コネクタ52に対する他方側光コネクタ2の位置決めを「第4位置決め」という。
この状態では、電磁波遮蔽部46の遮蔽板73は、挿通口部38の隙間38aを閉止している。このため、相手側基板51からの電磁波が挿通口部38を通して筐体3内に入るのを抑制できる。よって、電磁波が外部に漏れて作業者に影響を及ぼすのを回避できる。
なお、各他方側光コネクタ2は互いに独立に動作できるため、複数の他方側光コネクタ2のうち必要なもののみを受け側光コネクタ52に嵌合させることもできる。
(他方側光コネクタ2の受け側光コネクタ52からの取り外し)
図3に示すように、上板部45を把持して可動保持体5を上方に持ち上げると、係合凹部74の内縁によってカップリング14の係合凸部29に上方への力が加えられることによって、他方側光コネクタ2のカップリング14は上方に移動する。
カップリング14の上方移動によって、ハウジング20の係合凹所(図示略)が露出し、ラッチ60は外方変位可能な状態となる。
カップリング14をさらに上方移動させると、係合突部20aがラッチ60を外方に変位させ、係合凹所(図示略)に対するラッチ凸部60aの係合が解除される。
可動保持体5をさらに上方移動させると、他方側光コネクタ2は受け側光コネクタ52から引き抜かれる。
中継用光接続ユニット10では、筐体3に、可動保持体5の両面に対面して可動保持体5の傾動を規制するシールド部材6が設けられている。
第1位置P1または第1位置P1に近い位置にある可動コネクタユニット7は、シールド部材6によって傾動が規制されるため、ガイドバー50を容易にガイド孔54aに対して位置合わせすることができる。よって、ガイドバー50を確実にガイド孔54aに導くことができる。
さらに、第2位置P2では、対面高さHが、第1位置P1における対面高さHより小さくなり、これによって、可動保持体5の傾動可能な角度は、第1位置P1における傾動可能な角度より大きくなる。
よって、受け側光コネクタ52に対する他方側光コネクタ2の位置合わせが容易になる。例えば、受け側光コネクタ52の位置が設計位置からずれている場合でも容易に位置合わせが可能である。
従って、複数の他方側光コネクタ2を、相手側機器51の受け側光コネクタ52に容易かつ確実に接続することができる。
中継用光接続ユニット10では、筐体3内において、中継用光ファイバ4によって一方側光コネクタ1と他方側光コネクタ2とが接続された構造を有する。このため、複雑な光配線が要求される場合でも、中継用光接続ユニット10を相手側基板51に設置するという容易な操作で、その用途に最適な光配線を構築できる。よって、多数の光ファイバを用いた複雑な光配線を、容易かつ確実に構築することができる。
また、中継用光接続ユニット10は、複数の他方側光コネクタ2を一括して保持する可動保持体5を有することから、これら複数の他方側光コネクタ2を簡単な操作で一括して受け側光コネクタ52に対し挿入および抜出することができる。
中継用光接続ユニット10では、4段階の位置決めを経ることによって、他方側光コネクタ2を受け側光コネクタ52に対して確実かつ正確に嵌合させることができる。
すなわち、第1段階で嵌合凹部3cと嵌合凸部53とを嵌合させて相手側基板51上での筐体3の位置を大まかに定めた後、第2段階でガイドバー50により可動保持体5の位置を定め、第3段階で受け側光コネクタ52に対する他方側光コネクタ2の位置を規定し、次いで、第4段階で他方側光コネクタ2を操作することで、その位置を完全に確定するという過程を経て、他方側光コネクタ2を受け側光コネクタ52に導くことができる。
これによって、他方側光コネクタ2の位置にずれが生じた場合でもこのずれを確実に修正し、他方側光コネクタ2を正しい位置に導き、受け側光コネクタ52に対して確実かつ正確に嵌合させることができる。よって、光配線を高い信頼性をもって構築できる。
(前進ストッパ)
図9に示すように、可動保持体5には、可動コネクタユニット7が第1位置P1にあるときに可動保持体5が前進するのを規制する前進ストッパ110を設けてもよい。
前進ストッパ110は、シールド部材6の上面6cに当接可能な当接部111と、当接部111の両端部からそれぞれ延出する連結部112、112とを有する。
当接部111は、上板部45の長手方向に沿って形成されている。連結部112は、上板部45の両端部のヒンジ結合部45cに回動可能に連結されている。
前進ストッパ110は、ヒンジ結合部45cを中心とする回動によって、図9に実線で示すように、当接部111がシールド部材6の上面6cに当接した前進規制位置と、仮想線で示すように、当接部111がシールド部材6から外れた規制解除位置とを切り替え可能である。
前進規制位置では、前進ストッパ110がシールド部材6に当接しているため、可動コネクタユニット7の前進(下降)が規制される。
このため、可動コネクタユニット7が誤って前進(下降)して他方側光コネクタ2が筐体3の前面3aから突出し、相手側基板51と干渉する事態を回避することができる。
前進ストッパ110は、規制解除位置に配置することによって、可動コネクタユニット7を前進可能な状態とすることができる。
前進ストッパ110は、ボールプランジャ80に代えて設けてもよいし、ボールプランジャ80と併用してもよい。
(コネクタ外し工具90)
図7(a)〜図7(c)に示すコネクタ外し工具90は、可動コネクタユニット7を受け側光コネクタ52から外すための工具である。
図7(a)および図7(b)に示すように、コネクタ外し工具90は、可動コネクタユニット7に引抜方向の力を加えるユニット駆動部91と、外装部材92とを有する。
ユニット駆動部91は、半円柱状の内側把持部93と、内側把持部93の両端部からそれぞれ垂下する端板部94、94と、内側把持部93の長さ方向の中央部から垂下する連結板部95と、端板部94、94および連結板部95の下端に設けられた中間板部96と、中間板部96の両側縁部96a、96aからそれぞれ垂下する側板部97、97と、側板部97、97の下縁部97a、97aに形成された係止凸部98、98とを備えている。
図7(b)に示すように、中間板部96は、例えば長方形の板状とされ、内側把持部93の長さ方向に沿って形成されている。
側板部97、97は、例えば矩形の板状体であり、中間板部96の側縁部96a、96aの全長にわたって形成されている。
側板部97、97どうしの離間距離は、可動保持体5の上板部45の幅(Y方向の寸法)より大きくされている。このため、側板部97、97間の空間には、上板部45を収容できる。
係止凸部98、98は、例えば断面矩形状の凸部であり、側板部97、97の下縁部97a、97aの内面に、内方に突出して形成されている。係止凸部98、98は、下縁部97a、97aの長さ方向に延在している。
係止凸部98、98は、向かい合う位置に、互いに近づく方向に突出して形成され、突出端どうしの距離は、可動保持体5の上板部45の幅(Y方向の寸法)より小さくされている。このため、ユニット駆動部91の上昇に伴って、係止凸部98は上板部45の下面に当接して上板部45を上方に押圧可能である。
図7(a)および図7(b)に示すように、外装部材92は、半円柱状の外側把持部100と、外側把持部100の両端部から垂下する端板部101、101と、外側把持部100の側縁部100a、100aの長さ方向中央部からそれぞれ垂下する連結部102、102と、端板部101および連結部102の下縁部から垂下する側板部103、103とを備えている。
側板部103は、外側把持部100の長さ方向に沿って設けられた矩形状の板状体である。
側板部103、103どうしの離間距離は、シールド部材6の幅(Y方向の寸法)より小さくされている。このため、両側板部103、103の下縁部103a、103aをシールド部材6の上面に当接した状態とすることができる。
外装部材92は、内部空間92aにユニット駆動部91を収容できる。
次に、コネクタ外し工具90の使用方法の一例について説明する。
図7(b)に示すように、他方側光コネクタ2が受け側光コネクタ52に嵌合した状態で、コネクタ外し工具90を可動コネクタユニット7上に配置する。
外装部材92の側板部103、103の下縁部103a、103aはシールド部材6の上面に当接させる。
作業者が、ユニット駆動部91の内側把持部93および外装部材92の外側把持部100を把持し、内側把持部93を上方に押圧すると、ユニット駆動部91が上昇し、これに伴って、係止凸部98は、可動保持体5の上板部45を上方に押圧する。
可動保持体5の電磁波遮蔽部46により係合凸部29(図3参照)に上方への力が加えられることによって、カップリング14は上方に移動する。
これによって、受け側光コネクタ52のラッチ60(図3参照)は外方変位可能な状態となり、ハウジング20の係合凹所(図示略)に対するラッチ凸部60aの係合が解除される。
図7(c)に示すように、ユニット駆動部91をさらに上昇させると、他方側光コネクタ2は受け側光コネクタ52から引き抜かれる。
以上、実施形態により本発明の詳細を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、図示例の筐体3は箱状であるが、筐体は、中継用光ファイバ等に外力が及ばないように保護できる構造であれば、箱状に限定されない。例えば、底板と上板とこれらを連結する柱状体からなり、底板と上板との間の空間に中継用光ファイバや他方側光コネクタを収容できる構造を採用してもよい。
図示例の電磁波遮蔽部46は、主板部72と、主板部72の外面に形成された遮蔽板73とから構成されるが、電磁波遮蔽部は、遮蔽板のみで構成されていてもよい。
また、図5に示すように、遮蔽板73は、他方側光コネクタ2の挿抜方向(Z方向)に対して90°で交差する方向(Y方向)に突出して形成されているが、遮蔽板73は、Z方向から見て、挿通口部の周縁と他方側光コネクタとの隙間の少なくとも一部を覆う形状であれば、その突出方向は他方側光コネクタの挿抜方向に垂直でなくてもよい。例えば、前記挿抜方向に対して0°を越え、90°未満の角度で交差する方向であってよい。
また、図示例では、ボールプランジャ80は、シールド部材6の2つの長辺部62のうち、一方の長辺部62にのみ設けられているが、ボールプランジャ80は両方の長辺部62に設けてもよい。この場合には基部43にも両側に係合穴47aを形成する。これによって、ボールプランジャ80によって両側から可動保持体5を移動規制することができる。
また、図示例では、ボールプランジャ80はシールド部材6に設けられているが、ボールプランジャ80は筐体3に設けてもよい。
図4および図6(a)に示すように、図示例では、互いに異なる2つの面内(XZ面内およびYZ面内)における傾動に関して、第2位置P2における可動保持体5の傾動可能な角度は、第1位置P1における傾動可能な角度より大きくなる。本発明は、これに限らず、互いに異なる3以上の面内における傾動に関して、第2位置での可動保持体の傾動可能な角度が、第1位置における傾動可能な角度より大きくなってもよい。
1・・・一方側光コネクタ、2、72・・・他方側光コネクタ、3・・・筐体、3a・・・前面(他方の面)、3b・・・後面(一方の面)、3c・・・嵌合凹部(筐体位置決め部)、4・・・中継用光ファイバ、5・・・可動保持体、6・・・シールド部材(対面部材)、10・・・中継用光接続ユニット、11・・・光コネクタ本体、12・・・操作体、21・・・一方側光線路、22・・・他方側光線路、31・・・底板、34・・・上板、34a・・・上板の上面(筐体3の、受け側光コネクタ52側とは反対の外面)、38・・・挿通口部、38a・・・隙間(挿通口部の周縁と他方側光コネクタとの隙間)、41・・・収容部、43・・・基部、46・・・電磁波遮蔽部、47a・・・係合穴(係合凹部)、50・・・ガイドバー(可動保持体位置決め部)、51・・・相手側基板(相手側機器)、80・・・ボールプランジャ、81・・・収容部、82・・・本体、83・・・ボール、84・・・コイルばね(付勢部材)、H、H1、H2・・・対面高さ(可動保持体が対面部材に対面する領域の寸法)、P1・・・第1位置、P2・・・第2位置。

Claims (5)

  1. 複数の一方側光線路を複数の他方側光線路に接続する中継用光接続ユニットであって、
    複数の一方側光線路がそれぞれ接続される複数の一方側光コネクタと、
    複数の他方側光線路がそれぞれ接続される複数の他方側光コネクタと、
    前記複数の他方側光コネクタを一括して保持する可動保持体と、
    前記複数の一方側光コネクタのいずれか1つを一方の端末に、前記複数の他方側光コネクタのいずれか1つを他方の端末に、それぞれ設けた複数の中継用光ファイバと、
    前記複数の一方側光コネクタ、前記複数の他方側光コネクタ、前記可動保持体、および前記複数の中継用光ファイバが設けられた筐体と、を備え、
    前記複数の他方側光コネクタのそれぞれは、前記複数の他方側光線路の端末にそれぞれ設けられた複数の受け側光コネクタのそれぞれに挿抜可能に接続され、
    前記可動保持体は、前記複数の受け側光コネクタが設けられた相手側機器に対して位置決めを行う可動保持体位置決め部を有し、前記複数の他方側光コネクタを一括して保持したまま前記複数の受け側光コネクタに接近および離間する方向に移動可能であり、
    前記可動保持体位置決め部は、前記可動保持体を位置決めして、前記複数の他方側光コネクタのそれぞれを、対応する受け側光コネクタに嵌合可能な位置に配置でき、
    前記筐体には、前記可動保持体の両面に対面して前記可動保持体の傾動を規制する対面部材が設けられ、
    前記可動保持体は、前記受け側光コネクタに接近および離間する方向の移動によって、第1位置と、前記第1位置よりも前記受け側光コネクタに近い第2位置とを切り替え可能であり、
    前記第2位置では、前記可動保持体が前記対面部材に対面する領域の前記移動方向の寸法が、前記第1位置における前記寸法より小さくなり、これによって、前記可動保持体の傾動可能な角度は、前記第1位置における傾動可能な角度より大きくなる中継用光接続ユニット。
  2. 前記対面部材は、前記筐体の、前記受け側光コネクタ側とは反対の外面側に設けられている請求項1に記載の中継用光接続ユニット。
  3. 前記他方側光コネクタが前記受け側光コネクタから離れた位置にあるときに、前記可動保持体が前記受け側光コネクタに接近する方向に移動するのを規制するボールプランジャをさらに備え、
    前記ボールプランジャは、筒状の本体と、前記本体内に、前記本体の中心軸方向に移動可能に収容されたボールと、前記ボールを前記本体の先端方向に付勢する付勢部材とを備え、
    前記ボールは、前記本体の中心軸方向の移動によって、前記本体の開口縁部からの突出量を調整可能であり、
    前記可動保持体には、前記開口縁部から突出したボールが係脱可能に係合する係合凹部が形成されている請求項1または2に記載の中継用光接続ユニット。
  4. 前記筐体は、前記相手側機器に対面する底板を有し、前記底板には、前記他方側光コネクタが前記受け側光コネクタと接続する際に挿通する挿通口部が形成され、
    前記可動保持体は、前記相手側機器からの電磁波を遮蔽する電磁波遮蔽部を備え、
    前記電磁波遮蔽部は、導電性材料からなり、前記他方側光コネクタを前記挿通口部に挿通させて前記受け側光コネクタに接続したときに、前記他方側光コネクタの挿抜方向から見て、前記挿通口部の周縁と前記他方側光コネクタとの隙間の少なくとも一部を覆うように形成されている請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の中継用光接続ユニット。
  5. 前記筐体の底板には、少なくとも一対の光ファイバガイドバーが、前記底板から突出して形成され、
    前記中継用光ファイバは、前記一対の光ファイバガイドバーの間に配線される請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の中継用光接続ユニット。
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