JP2015215069A - コントロールバルブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スプール弁装置に弁体ストローク検出装置をコンパクトに装着する技術を提供する。
【解決手段】コントロールバルブ装置1は、スプール穴12と、スプール穴12内に配置された金属製のスプール20と、スプール20の軸方向の位置を検出するストロークセンサ30と、を有する。ストロークセンサ30は、スプール20の手前側の端部の移動範囲の少なくとも一部分は、コイル31の内側に位置させることによりスプール20の摺動方向の寸法を小さくする。
【選択図】図1

Description

本発明は、コントロールバルブ装置に関する。
自動車の自動変速機は、駆動用のオイルによって動作制御される。このため、自動車には、自動変速機とともに、自動変速機へ駆動用のオイルを供給するためのコントロールバルブ装置が搭載される。従来のコントロールバルブ装置については、例えば、特開平11−44367号公報に記載されている。
当該公報のコントロールバルブ装置は、バルブボディ内において流路の切り替えを行うスプール弁を備えている。スプール弁は、バルブボディに設けられたスプール孔と、スプール孔中に配置されたスプールとを有し、スプール孔中におけるスプールの摺動により、流路の切り替えが行われる(段落0017参照)。また、オンオフと共に、弁の開度を細かく調整して、オイルの流量をコントロールするために、当該公報スプール弁は、スプールの位置を検出するためのセンサを備えて、流量のコントロールに対応している(段落0011,図1参照)。
特開平11−44367号公報
特開平11−44367号公報のセンサは、リニアセンサと、リニアセンサの軸心から伸縮するセンサロッドとを有する。センサロッドは、スプールとともに移動するセンサプレートの変位に応じて伸縮する。リニアセンサは、センサロッドの伸縮量に応じて、電気信号を出力する(段落0011,図1参照)。すなわち、当該公報では、スプールの駆動を、センサプレートおよびセンサロッドを介して検出している。しかしながら、このような構造では、センサプレートおよびセンサロッドによって、部品点数が増加し、コントロールバルブ装置を小型化することが困難となる。
本発明の目的は、スプールの軸方向の位置を検出する機能をもつコントロールバルブ装置において、スプールの位置検出に関わる部分の部品点数を低減できる構造を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、制御対象となる機器にオイルを供給するコントロールバルブ装置であって、内部に油路を有するバルブボディと、前記バルブボディ内に設けられ、複数の前記油路に繋がるスプール穴と前記スプール穴内に配置され、前記スプール穴の手前側から奥側へ軸方向に延びるスプールと、前記スプールの軸方向の位置を検出するストロークセンサと、を有し、前記スプールは金属製であり、前記ストロークセンサは、前記スプールと略同軸に配置されたコイルと、前記コイルと電気的に接続されるセンサ回路と、を有し、前記スプールの手前側の端部の移動範囲の少なくとも一部分が、前記コイルの内側に位置する。
本願の例示的な第1発明によれば、金属製のスプールの移動によって、コイルのインダクタンスが変化することを利用して、スプールの軸方向の位置を検出する。このように、スプールの移動を直接検出すれば、スプールの位置検出に関わる部品の追加を抑えることができる。したがって、部品点数を低減し、スプール弁およびストロークセンサを、全体として小型化できる。
図1は、コントロールバルブ装置の部分縦断面図である。 図2は、コントロールバルブ装置の部分縦断面図である。 図3は、樹脂部材、センサ保護部材、およびコイルばねの横断面図である。 図4は、コントロールバルブ装置の部分分解断面図である。 図5は、変形例に係るコントロールバルブ装置の部分縦断面図である。 図6は、変形例に係るコントロールバルブ装置の部分縦断面図である。 図7は、変形例に係るコントロールバルブ装置の部分縦断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、本願では、スプールの中心軸に沿う方向を「軸方向」と称する。また、軸方向に沿って、スプール穴の開口側を「手前側」とし、その反対側を「奥側」として、各部の形状や位置関係を説明する。本願の各図には、「手前側」および「奥側」が、矢印で示されている。
<1.一実施形態に係るコントロールバルブ装置>
図1および図2は、本発明の一実施形態に係るコントロールバルブ装置1の部分縦断面図である。このコントロールバルブ装置1は、自動車などの輸送機器に搭載され、輸送機機内の無段変速機にオイル(オートマチック・トランスミッション・フルード、ATF)を供給することにより、無段変速機の駆動を制御する装置である。図1および図2に示すように、本実施形態のコントロールバルブ装置1は、バルブボディ10、スプール20、およびストロークセンサ30を有する。
バルブボディ10は、内部に油路11を有する金属製の筐体である。バルブボディ10は、複数(例えば2〜3枚)の略板状の部材を、上下に多段に積層することにより構成される。複数の部材は、上下方向にねじ止めされることによって、互いに固定される。バルブボディ10を構成する個々の部材は、例えば、アルミニウム等の金属のダイカストにより形成される。なお、図1および図2では、バルブボディ10内の1つの金属部材の一部分が示されている。
バルブボディ10の内部には、オイルの流路となる複数の油路11が設けられている。複数の油路11は、バルブボディ10の内部において、複雑に入り組んでいる。また、バルブボディ10内には、複数の油路11に繋がるスプール穴12が設けられている。スプール穴12は、バルブボディ10を構成する部材の側面から、部材の内部へ向けて、水平方向に延びている。
本実施形態では、スプール穴12に、信号油路61、入力油路62、出力油路63、および排出油路64の4つの油路11が、繋がっている。信号油路61は、スプール穴12の最も奥側の端部に接続される。信号油路61は、後述するスプール20に対して、軸方向手前側への圧力である信号圧を供給するための油路である。信号油路61は、バルブボディ10内の他の箇所に設けられたソレノイドバルブ13を介して、バルブボディ10の外部に設置されたオイルポンプ2と繋がっている。
入力油路62は、信号油路61よりもスプール穴12の手前側の位置に、接続される。出力油路63は、入力油路62よりもスプール穴12の手前側の位置に、接続される。また、排出油路64は、出力油路63よりもスプール穴12の手前側の位置に、接続される。
スプール20は、スプール穴12内に配置された円柱状の部材である。スプール20は、スプール穴12の手前側から奥側へ、軸方向に延びる。スプール20は、スプール穴12の内径と略同等の外径を有する大径部21と、大径部21よりも小さい外径を有する小径部22とを有する。スプール20の材料には、例えば、オイルと透磁率の異なるアルミニウム等の金属が用いられる。
図1および図2に示すように、スプール20と後述するセンサ保護部材34との間には、コイルばね40が介挿されている。コイルばね40は、自然長よりも軸方向に圧縮された状態で、スプール穴12内に配置される。このため、スプール20は、コイルばね40から常に軸方向奥側へ向かう反発力を受ける。また、スプール20の位置が軸方向手前側に移動するほど、コイルばね40は圧縮されるため、コイルばね40からスプール20が受ける反発力は、より大きくなる。
ソレノイドバルブ13が開放されて、信号油路61へオイルが供給されると、スプール20に対して、軸方向手前側へ向かう信号圧がかかる。ソレノイドバルブ13は、輸送機器内のシフトレバーの操作状態や、輸送機器の速度、エンジンの回転数などの諸条件に応じて、コントロールユニット3から供給される駆動電流に基づいて、開度が調節される。これにより、スプール20にかかる信号圧が変化する。スプール20は、オイルの信号圧と、コイルばね40の反発力とが等しくなる位置に、位置決めされる。
スプール20の軸方向の位置が変化すると、入力油路62、出力油路63、および排出油路64の相互の接続状態が変化する。例えば、図1の状態では、排出油路64が、他の2つの油路62,63から孤立する。そして、入力油路62と出力油路63とが、スプール20の大径部21に設けられた切り欠き23と、小径部22の周囲の空間とを介して、互いに連通する。したがって、図1の状態では、入力油路62から導入されるオイルが、出力油路63へ流れ込み、制御対象となる無段変速機へ供給される。
図2の状態では、入力油路62が、他の2つの油路63,64から孤立する。そして、出力油路63と排出油路64とが、スプール20の大径部21に設けられた切り欠き23と、小径部22の周囲の空間とを介して、互いに連通する。したがって、図2の状態では、無段変速機から出力油路63へ返還されたオイルが、排出油路64へ流れ込み、排出油路64から外部へ排出される。
ストロークセンサ30は、スプール20の軸方向の位置を検出する非接触式のセンサである。上述の通り、スプール20は、オイルの信号圧とコイルばね40の反発力とによって、位置決めされる。ただし、同一の信号圧をかけた場合であっても、コイルばね40のばね係数の個体差等によって、スプール20の位置に微妙な差が生じる。また、スプール20の位置が微妙に変化すると、出力されるオイルの流量も変化する。このため、このコントロールバルブ装置1では、ストロークセンサ30を用いて、スプール20の軸方向の位置を実測制御する。
図1および図2に示すように、本実施形態のストロークセンサ30は、コイル31、センサ回路32、樹脂部材33、およびセンサ保護部材34を有する。
コイル31は、螺旋状に巻かれた導線により形成される。コイル31は、スプール20と略同軸に配置される。スプール20の軸方向手前側の端部は、コイル31の内側に配置される。スプール20が軸方向に移動すると、スプール20のうちコイル31の内側に配置される部分の軸方向の長さが変化する。そうすると、コイル31のインダクタンスが変化する。すなわち、コイル31のインダクタンスは、スプール20の軸方向の位置を反映したパラメータとなる。
センサ回路32は、スプール20の軸方向の位置を示す検出信号を生成するための電気回路である。センサ回路32は、コイル31と電気的に接続される。センサ回路32は、コイル31のインダクタンスを測定し、測定されたインダクタンスから、スプール20の軸方向の位置を算出する。そして、スプール20の軸方向の位置を示す検出信号を、コネクタ35を介して外部のコントロールユニット3へ出力する。コントロールユニット3は、受信した検出信号に基づいて、ソレノイドバルブ13の開度を調節する。これにより、スプール20の軸方向の位置が、フィードバック制御される。
このように、本実施形態のストロークセンサ30は、金属製のスプール20の移動によって、コイル31のインダクタンスが変化することを利用して、スプール20の軸方向の位置を検出する。すなわち、ストロークセンサ30のコイル31が、スプール20自体の移動を直接検出する。このため、本実施形態の構造では、ストロークセンサ30に別途センサプレートおよびセンサロッド等の部品を設ける必要がない。したがって、コントロールバルブ装置1の部品点数を低減できるとともに、スプール弁およびストロークセンサ30を、全体として小型化できる。
本実施形態のスプール20は、手前側の端部から軸方向奥側へ延びる略円筒状のスプール筒部24を有する。スプール筒部24の外径は、センサ筒部331の内径および大径部21の外径と、略同一となっている。コイルばね40の奥側の一部分は、スプール筒部24内に収容される。したがって、スプール筒部24は、コイルばね40よりも外側、すなわち、コイルばね40よりもコイル31に近い位置に、配置される。このため、スプール20の外側にコイルばね40を配置する場合よりも、コイル31とスプール20の外周面との距離が接近する。その結果、コイル31が、スプール20の軸方向の位置を、より精度よく検出できる。
コイル31およびセンサ回路32は、一繋がりの樹脂部材33によって、保持される。樹脂部材33は、耐熱性を有する固形の樹脂により形成される。樹脂部材33の材料には、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)が用いられる。樹脂部材33の耐熱限界温度は、スプール穴12内に充填されるオイルの温度よりも十分に高いことが好ましい。具体的には、樹脂部材33の耐熱限界温度を、例えば、200℃以上とすればよい。
樹脂部材33は、コイル31およびセンサ回路32をインサート部品とする樹脂モールドにより成型される。具体的には、まず、予め成型された樹脂製のボビンの周りに、導線を巻き付けて、コイル31を形成する。そして、当該ボビン、コイル31、およびセンサ回路32を、金型の内部に配置した状態で、金型内の空間に溶融樹脂を流し込む。その後、流し込まれた溶融樹脂を固化させることにより、樹脂部材33を得る。
本実施形態の樹脂部材33は、コイル31を保持する円筒状のセンサ筒部331と、センサ回路32を保持する略円板状の蓋部332とを有する。
センサ筒部331は、蓋部332の奥側の面から、軸方向奥側へ向けて略円筒状に延びている。センサ筒部331は、バルブボディ10のスプール穴12に挿入される。コイル31は、センサ筒部331の樹脂の内部に、埋め込まれている。したがって、スプール穴12内のオイルが、コイル31に直接接触することはない。また、コイル31がセンサ筒部331の外周面に巻かれる場合よりも、コイル31とスプール20との距離が近づく。これにより、コイル31によるスプール20の検出精度が向上する。
蓋部332は、スプール穴12の手前側の開口に取り付けられる。これにより、スプール穴12が封止される。センサ回路32は、蓋部332の樹脂の内部に、埋め込まれている。したがって、スプール穴12内のオイルが、センサ回路32に直接接触することはない。また、蓋部332内にセンサ回路32を配置することで、蓋部332とは別にセンサ回路32を配置するためのスペースを確保する必要がなくなる。その結果、コントロールバルブ装置1をより小型化できる。
センサ保護部材34は、センサ筒部331の内側かつ蓋部332の奥側に、配置される。センサ保護部材34の材料には、例えば、アルミニウム等の金属が用いられる。図3は、樹脂部材33、センサ保護部材34、およびコイルばね40の横断面図である。図3に示すように、センサ保護部材34は、板状部341と、一対の脚部342とを有する。板状部341は、中心軸9に対して垂直に広がる。一対の脚部342は、それぞれ、板状部341から軸方向手前側へ向けて延びる。
センサ保護部材34は、樹脂部材33の成型時にインサート部品として一体化されてもよく、成型後の樹脂部材33に取り付けられてもよい。コイルばね40の手前側の端部は、板状部341の奥側の面に、接触する。すなわち、本実施形態では、板状部341の奥側の面が、ばね受け面343となっている。コイル31とばね受け面343との位置関係は、常に一定となる。
センサ保護部材34は、蓋部332とスプール20との間に介在する。したがって、スプール20を軸方向手前側へ最大限に移動させると、スプール筒部24の手前側の端部が、センサ保護部材34に接触して停止する。これにより、スプール筒部24の手前側の端部が、蓋部332に直接衝突することが防止される。その結果、スプール20の衝撃によるセンサ回路32の損傷を抑制できる。特に、本実施形態では、センサ保護部材34が金属製であるため、樹脂製の場合と比べて、センサ保護部材34が高硬度かつ低弾性となる。このため、スプール20の手前側の停止位置を、精度よく位置決めできる。
リテーナ部材50は、バルブボディ10に対する樹脂部材33の相対移動を制限するための部材である。リテーナ部材50は、バルブボディ10および樹脂部材33の双方に対して、下から上へ挿入される。リテーナ部材50は、例えば、アルミニウム等の金属により、形成される。図4は、ストロークセンサ30付近におけるコントロールバルブ装置1の部分分解断面図である。図4に示すように、バルブボディ10には、スプール穴12の上側および下側に、上下に貫通する一対の貫通孔71が設けられている。また、樹脂部材33のセンサ筒部331にも、上下に貫通する一対の貫通孔72が設けられている。
コントロールバルブ装置1を組み立てるときには、まず、バルブボディ10のスプール穴12に、スプール20と、コイルばね40とを、この順に挿入する。次に、スプール穴12に、樹脂部材33のセンサ筒部331を挿入する。そして、バルブボディ10の一対の貫通孔71と、樹脂部材33の一対の貫通孔72とが、上下に重なるまで、樹脂部材33を押し込みながら、これらの貫通孔71,72に、リテーナ部材50挿入する。これにより、スプール穴12から樹脂部材33が手前側に抜けることが防止される。
なお、リテーナ部材50の下端部は、軸方向に屈曲している。リテーナ部材50を貫通孔71に挿入した後、リテーナ部材50の下方には、バルブボディ10の他の部材または蓋体が配置される。これにより、リテーナ部材50が下方へ脱落することが、防止される。
図3に示すように、リテーナ部材50は、センサ保護部材34の板状部341と、樹脂部材33の蓋部332との間に配置される。また、センサ保護部材34は、コイルばね40から常に軸方向手前側への反発力を受ける。これにより、板状部341の手前側の面は、リテーナ部材50の奥側の面に接触する。また、リテーナ部材50の手前側の面は、バルブボディ10の一対の貫通孔71の縁に接触する。これにより、バルブボディ10、リテーナ部材50、およびストロークセンサ30の相互の軸方向の位置関係が、常に固定される。すなわち、このコントロールバルブ装置1では、コイルばね40の反発力によって、ストロークセンサ30の軸方向のがたつきが抑制されている。その結果、ストロークセンサ30による検出精度がより向上する。
<2.変形例>
以上、本発明の例示的な実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態には限定されない。
図5は、一変形例に係るコントロールバルブ装置1Aの部分縦断面図である。図5の例では、リテーナ部材50Aの上端部が、スプール穴12A内に位置する。すなわち、図5の例では、リテーナ部材50Aが、バルブボディ10Aを構成する部材を、貫通していない。このような構造であっても、バルブボディ10A、リテーナ部材50A、および樹脂部材33Aが、相互に軸方向に接触していれば、スプール穴12Aからの樹脂部材33Aの抜けを防止し、ストロークセンサ30Aの軸方向のがたつきを抑制できる。このように、リテーナ部材は、バルブボディおよび樹脂部材を、必ずしも貫通していなくてもよい。
また、リテーナ部材は、必ずしも上下方向に挿入されるものでなくてもよい。例えば、リテーナ部材は、上下方向に対して斜めに挿入されるものであってもよい。つまり、リテーナ部材は、バルブボディおよび樹脂部材の双方に、軸方向に対して略垂直に挿入されるものであればよい。
図6は、他の変形例に係るコントロールバルブ装置1Bの部分縦断面図である。図6の例では、スプール20Bの手前側の端部付近に、スプール穴12Bの内径よりも小さい外径を有する小径部22Bが設けられている。そして、コイルばね40Bの内側に、小径部22Bが挿入されている。したがって、中心軸9Bに対して小径部22Bよりも外側に、コイルばね40Bが配置されている。このような構造にすれば、コイルばね40Bの径を大きくすることができる。したがって、コイルばね40Bの座屈を抑制して、スプール20Bをより正確に位置決めできる。
図7は、他の変形例に係るコントロールバルブ装置1Cの部分縦断面図である。図7の例では、ストロークセンサ30Cのセンサ保護部材34Cに、凸部344Cが設けられている。凸部344Cは、センサ保護部材34Cのばね受け面343Cから、軸方向奥側へ向けて突出する。そして、コイルばね40Cの内側に、凸部344Cが挿入される。このようにすれば、凸部344Cによって、コイルばね40Cの座屈を抑制できる。したがって、スプール20Cをより正確に位置決めできる。また、図6の構造よりも、スプール20Cの外周面とコイル31Cとの距離が近づくため、ストロークセンサ30Cの検出感度を向上させることができる。
また、上記の実施形態では、輸送機器の無段変速機を制御対象としていたが、本発明のコントロールバルブ装置は、無段変速機以外の自動変速機を、制御対象とするものであってもよい。また、本発明のコントロールバルブ装置は、オイルにより制御される自動変速機以外の機器を、制御対象とするものであってもよい。
また、上記の実施形態では、スプール20が水平方向に移動していたが、コントロールバルブ装置の使用時の姿勢において、スプール20の移動方向は、必ずしも水平方向でなくてもよい。
また、上記の実施形態では、スプール20の手前側の端部が、常にコイルの内側に位置していた。しかしながら、スプールの手前側の端部は、コイルの奥側の端部よりも奥側の位置まで、移動してもよい。すなわち、スプールの手前側の端部の移動範囲の少なくとも一部分が、コイルの内側に位置していればよい。
また、コントロールバルブ装置の本発明の構成要件以外の部分については、特に限定されない。また、バルブボディ、スプール、ストロークセンサ等の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、コントロールバルブ装置に利用できる。
1,1A,1B,1C コントロールバルブ装置
2 オイルポンプ
3 コントロールユニット
9,9B 中心軸
10,10A バルブボディ
11 油路
12,12A,12B スプール穴
13 ソレノイドバルブ
20,20B,20C スプール
21 大径部
22,22B 小径部
23 切り欠き
24 スプール筒部
30,30A,30C ストロークセンサ
31 コイル
32 センサ回路
33,33A 樹脂部材
34,34C センサ保護部材
35 コネクタ
40,40B,40C コイルばね
50,50A リテーナ部材
61 信号油路
62 入力油路
63 出力油路
64 排出油路
71,72 貫通孔
331 センサ筒部
332 蓋部
341 板状部
342 脚部
343,343C ばね受け面
344C 凸部

Claims (9)

  1. 制御対象となる機器にオイルを供給するコントロールバルブ装置であって、
    内部に油路を有するバルブボディと、
    前記バルブボディ内に設けられ、複数の前記油路に繋がるスプール穴と
    前記スプール穴内に配置され、前記スプール穴の手前側から奥側へ軸方向に延びるスプールと、
    前記スプールの軸方向の位置を検出するストロークセンサと、
    を有し、
    前記スプールは金属製であり、
    前記ストロークセンサは、
    前記スプールと略同軸に配置されたコイルと、
    前記コイルと電気的に接続されるセンサ回路と、
    を有し、
    前記スプールの手前側の端部の移動範囲の少なくとも一部分が、前記コイルの内側に位置する、コントロールバルブ装置。
  2. 請求項1に記載のコントロールバルブ装置において、
    前記ストロークセンサは、
    前記スプール穴に挿入される樹脂製のセンサ筒部
    を有し、
    前記コイルは、前記センサ筒部内に埋め込まれている、コントロールバルブ装置。
  3. 請求項2に記載のコントロールバルブ装置において、
    前記ストロークセンサは、
    前記センサ回路を内部に保持する樹脂製の蓋部
    をさらに有し、
    前記蓋部によって、前記スプール穴が封止される、コントロールバルブ装置。
  4. 請求項3に記載のコントロールバルブ装置において、
    前記センサ筒部と前記蓋部とが、一繋がりの樹脂部材を構成し、
    前記バルブボディおよび前記樹脂部材の双方に、軸方向に対して略垂直に挿入されるリテーナ部材
    をさらに有する、コントロールバルブ装置。
  5. 請求項3または請求項4に記載のコントロールバルブ装置において、
    前記ストロークセンサは、
    前記蓋部と前記スプールとの間に介在するセンサ保護部材
    をさらに有する、コントロールバルブ装置。
  6. 請求項5に記載のコントロールバルブ装置において、
    前記センサ保護部材は、金属製である、コントロールバルブ装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のコントロールバルブ装置において、
    前記ストロークセンサは、
    前記コイルとの相対位置が一定のばね受け面
    を有し、
    前記ばね受け面と前記スプールとの間に、自然長よりも軸方向に圧縮された状態で介在するコイルばね
    をさらに有する、コントロールバルブ装置。
  8. 請求項7に記載のコントロールバルブ装置において、
    前記スプールは、
    手前側の端部から軸方向奥側へ延びる略円筒状のスプール筒部
    を有し、
    前記スプール筒部の内側に、前記コイルばねの奥側の一部分が収容される、コントロールバルブ装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載のコントロールバルブ装置において、
    前記ストロークセンサは、
    前記ばね受け面から、前記コイルばねの内側へ向けて突出する凸部
    をさらに有する、コントロールバルブ装置。
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