JP2015213214A - 複合型マイクロホン - Google Patents

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【課題】電気音響変換方式が異なる第1と第2の単一指向性マイクロホンユニットを備えた複合型マイクロホンにおいて、振動雑音の生成を防止できるようにすること。
【解決手段】単一指向性ダイナミックマイクロホンユニット10と、単一指向性コンデンサマイクロホンユニット30とが備えられ、前記二つのマイクロホンユニットの振動板16,32が同軸状に配置されることで複合型マイクロホンが構成されている。前記ダイナミックマイクロホンユニット10における前部音響端子の音波導入口18aは、軸方向の前方に向かって設けられると共に、コンデンサマイクロホンユニット30における後部音響端子の音波導入口18cは、ダイナミックマイクロホンユニット10の前部音響端子の外側において、コンデンサマイクロホンユニット30の外周方向に向かって前記軸方向に直交した状態で設けられている。
【選択図】図2

Description

この発明は、電気音響変換方式が異なる複数のマイクロホンユニットを備えた複合型マイクロホンに関する。
楽器の集音に際しては、電気音響変換方式が異なるマイクロホン、例えばコンデンサ型マイクロホンとダイナミック型マイクロホンとを並べて集音する場合がある。
これによると同一の音源からの音波を、異なる変換方式のマイクロホンにより、それぞれ固有の音質で集音することができる。したがってこれらの音声信号を適宜混合することで、それぞれのマイクロホンの特徴を活かした音声信号、もしくはより実態に則した音声信号を得ることが可能となる。
このように異なる変換方式の複数のマイクロホンを利用する集音方法は、その多くはバスドラムの集音などにおいて用いられている。
この場合、前記2つのマイクロホンの振動板は、望ましくは音源から等距離となるように配置され、これにより各マイクロホンユニットから出力される信号の位相を合わせることができる。
そこで、2つのマイクロホンの振動板が音源から等距離となるように各マイクロホンユニットを並べて配置すると、マイクロホンユニットの指向軸に対して90度の方向からの音波は、それぞれのマイクロホンユニットに応じて異なる位置の音響端子から、取り込まれることになる。したがってマイクロホンの指向軸を軸として、マイクロホンを回転させると周波数応答と音色が変化するという問題が発生する。
前記した技術的な問題点を解消するために、本件出願人は第1マイクロホンユニットとしての単一指向性ダイナミックマイクロホンの前方に、第2マイクロホンユニットとしての単一指向性コンデンサマイクロホンを配置した複合型マイクロホンについて先に提案をしており、これは特許文献1に開示されている。
図3は、特許文献1に開示された複合型マイクロホンを断面図で示したものである。
図3に示すように第1マイクロホンユニットとしてのダイナミックマイクロホンユニット50の前方には、第2マイクロホンユニットとしてのコンデンサマイクロホンユニット60が取り付けられている。これにより、電気音響変換方式の異なる二つのマイクロホンユニット50,60による複合型のマイクロホンが構成されている。
前記ダイナミックマイクロホンユニット50には、センタードーム51aとサブドーム51bからなる振動板51が備えられ、前記センタードーム51aとサブドーム51bの境界に沿って取り付けられたボイスコイル52が、マグネット53を含む磁気回路54の磁気ギャップG内に位置するように構成されている。
そして、このダイナミックマイクロホンユニット50には、単一指向性を形成するために、前記した磁気回路54の側面および背面側に後部音響端子55および所定容量の空気室56を形成するシリンダ部材57が備えられており、後部音響端子55からの音波が前記振動板51の背面側に作用するように構成されている。
さらに前記振動板51の前面側には、ダイナミックマイクロホンユニット50の高域特性を改善するレゾネータ58が配置され、このレゾネータ58には複数の開口59が円環状に配列されている。したがってこの形態においては、レゾネータ58に設けられた前記開口59が、ダイナミックマイクロホンユニット50の前部音響端子を構成している。
また、前記レゾネータ58の中央部前面側には、前記したコンデンサマイクロホンユニット60が前方に突出するようにして取り付けられている。このコンデンサマイクロホンユニット60には、振動板61と固定電極62とが対峙した状態でユニットケース63内に配置されおり、固定電極62に接続されたFET64により、インピーダンス変換されて音声信号が引き出される。
そして、このコンデンサマイクロホンユニット60は、単一指向性を形成するために、インシュレータ65および基板66に対して、背面に連通する開口が形成されており、前記基板66に形成された複数の開口67が、コンデンサマイクロホンユニット60の後部音響端子を構成している。
また、前記ユニットケース63の前面側には、振動板61の前面を外部空間に解放する開口68が形成されていて、この開口68がコンデンサマイクロホンユニット60の前部音響端子を構成している。
図3に示した構成の複合型マイクロホンによると、第1マイクロホンユニットとしてのダイナミックマイクロホンユニット50の前部音響端子59の直前に、第2マイクロホンユニットとしてのコンデンサマイクロホンユニット60が配置されている。
この場合、好ましくは第1マイクロホンユニット50の半径をadとした時、第1マイクロホンユニット50の前部音響端子59から、その前方0.61×adまでの範囲に第2マイクロホンユニット60が配置される。
この構成によると、第1マイクロホンユニットの振動板と同位相で振動する空気の領域内に第2マイクロホンユニットが配置されることになり、結果として第1と第2マイクロホンユニットの振動板は同相で振動することになる。
それ故、図3に示すように第1と第2マイクロホンユニットの各振動板51,61が前後にずれた位置にあっても、各マイクロホンユニット50,60から出力される信号の位相を合わせることができる。
特許第4912034号公報
ところで、前記した第1マイクロホンユニットとしての単一指向性ダイナミックマイクロホンは、無指向性成分と双指向性成分とを併せもった性質を有していることが知られている。そして、単一指向性ダイナミックマイクロホンの双指向性成分は質量制御であることから、振動板の共振周波数は集音帯域の下限付近に設定される。そしてこの共振周波数においては振動板の振動速度が高くなる。
音波を受けて振動板が振動しているときには、第2マイクロホンユニットとしての単一指向性コンデンサマイクロホンにも同時に音波が加わることになるので、次に説明するような不具合は発生しない。
しかしながら、例えばダイナミックマイクロホンユニット50の外側ケースを構成する前記したシリンダ部材57などに振動が加えられた場合には、単一指向性コンデンサマイクロホンユニット60の振動板61に比較して、単一指向性ダイナミックマイクロホンユニット50の振動板51は、その共振周波数付近において大きく変位する。
これはコンデンサマイクロホンに対して、ダイナミックマイクロホンの振動板の質量は、10倍以上に達することに理由がある。
前記したシリンダ部材57などに加えられた振動により、ダイナミックマイクロホンユニット50の振動板51が変位すると、この振動板の前方の空気は、前記振動板51と同様に振動することから、ダイナミックマイクロホンユニット60の振動板61の音波が、単一指向性コンデンサマイクロホンユニット60の後部音響端子67に加わる。
特に図3に示した構成の複合型マイクロホンによると、単一指向性コンデンサマイクロホンユニット60の後部音響端子67が、ダイナミックマイクロホンユニット50の振動板51の直前に近接しているため、単一指向性コンデンサマイクロホンユニット60からの音声信号には、前記したシリンダ部材57など振動させたことによる振動雑音も発生することになる。
すなわち、コンデンサマイクロホンユニット60の単体においては、本来振動雑音が発生し難い。しかしながら、図3に示した複合型マイクロホンのように、ダイナミックマイクロホンユニット50およびコンデンサマイクロホンユニット60を備えた構成によると、ダイナミックマイクロホン50の振動板の振動(変位)による雑音が、コンデンサマイクロホン60にも作用するため、コンデンサマイクロホン60からも振動雑音が生成されるという結果を招くことになる。
この発明は前記した問題点に着目してなされたものであり、電気音響変換方式が異なる第1と第2の単一指向性マイクロホンユニットを備えた複合型マイクロホンにおいて、第1マイクロホンユニットの振動板の振動によって発生する音波によって、第2マイクロホンユニットの信号出力に振動雑音が生成されるのを防止できるようにした複合型マイクロホンを提供することを課題とするものである。
前記した課題を解決するためになされたこの発明に係る複合型マイクロホンは、電気音響変換方式が異なり、かつそれぞれが単一指向性を有する第1マイクロホンユニットと第2マイクロホンユニットとを備えた複合型マイクロホンであって、前記第1マイクロホンユニットの振動板の前方に、前記第2マイクロホンユニットの振動板が同軸状に配置され、前記第1マイクロホンユニットにおける前部音響端子の音波導入口は、第1マイクロホンユニットの軸方向の前方に向かって設けられると共に、前記第2マイクロホンユニットにおける後部音響端子の音波導入口は、前記第1マイクロホンユニットの前部音響端子の外側において、第2マイクロホンユニットの外周方向に向かって前記軸方向に直交した状態で設けられていることを特徴とする。
この場合、前記第1マイクロホンユニットの振動板の直径に対して、前記第2マイクロホンユニットの振動板の直径が小さく設定されていることが望ましい。
そして、好ましい実施の形態においては、前記第1マイクロホンユニットの振動板に対峙して配置したレゾネータの中央部に、前記第2マイクロホンユニットが取り付けられ、前記第2マイクロホンユニットを囲むようにして前記レゾネータに形成された複数の各開口が、前記第1マイクロホンユニットにおける前部音響端子の音波導入口を構成する。加えて、前記第2マイクロホンユニットの背面から前記レゾネータ内の音導管を介してレゾネータの周縁部に向かって形成された各開口が、前記第2マイクロホンユニットにおける後部音響端子の音波導入口を構成した形態になされる。
この場合、前記レゾネータの周方向に沿って、第1マイクロホンユニットにおける前部音響端子の音波導入口を構成する各開口が配列され、前記レゾネータにおける前記各開口の間において、前記第2マイクロホンユニットにおける後部音響端子に連通する各音導管がそれぞれ放射状に配列された構成を好適に採用することができる。
そして好ましくは、前記第1マイクロホンユニットとして、ダイナミックマイクロホンユニットが用いられ、前記第2マイクロホンユニットとして、コンデンサマイクロホンユニットが用いられる。
この発明に係る複合型マイクロホンによると、第1マイクロホンユニットの振動板の前方に、前記第2マイクロホンユニットの振動板が同軸状に配置される。そして、第1マイクロホンユニットにおける前部音響端子の音波導入口は、第1マイクロホンユニットの軸方向の前方に向かって設けられる。これに対して第2マイクロホンユニットにおける後部音響端子の音波導入口は、前記第1マイクロホンユニットの前部音響端子の外側に配置され、かつ第2マイクロホンユニットの外周方向に向かって前記軸方向に直交した状態で設けられる。
したがって、振動を受けて第1マイクロホンユニットの振動板がたとえ変位しても、これに伴う第1マイクロホンユニットの振動板の音波が、第1マイクロホンユニットの前部音響端子を経由して第2マイクロホンユニットの後部音響端子に加わるのを効果的に阻止することができる。
それ故、第1マイクロホンユニットの振動板の振動による音波によって、第2マイクロホンユニットの信号出力に振動雑音が過剰に重畳するのを防止できる複合型マイクロホンを提供することができる。
この発明に係る複合型マイクロホンを軸方向の前面側から見た状態の正面図である。 図1におけるA−A線より矢印方向に見た状態の断面図である。 従来の複合型マイクロホンの一例を示した断面図である。
この発明に係る複合型マイクロホンについて、図1および図2に示す実施の形態に基づいて説明する。
この複合型マイクロホンは、第1マイクロホンユニットとして単一指向性ダイナミックマイクロホンユニット10が用いられ、第2マイクロホンユニットとして単一指向性コンデンサマイクロホンユニット30が用いられている。
そして、ダイナミックマイクロホンユニット10の振動板の前方に、コンデンサマイクロホンユニット30の振動板が同軸状に配置されており、後方のダイナミックマイクロホンユニット10の振動板の直径に対して、前方のコンデンサマイクロホンユニット30の振動板の直径は小さく設定されている。
まず、第1マイクロホンユニットとしてのダイナミックマイクロホンユニット10には、磁気回路の一部を構成するユニットフレーム11が備えられており、この実施の形態においてはユニットフレーム11は、外側ヨークとして機能する。
このユニットフレーム11の中心孔内には、円環状の内側ヨーク12が配置され、この内側ヨーク12上には、円環状のマグネット13が配置されている。さらにマグネット13の上には、円環状のポールピース14が取り付けられている。
前記内側ヨーク12の外周面は、ユニットフレーム11に密着しているのに対し、前記ポールピース14の外周面とユニットフレーム11の内周面との間には、円環状の隙間が形成されており、この隙間が前記マグネット13を含む磁気回路の磁気ギャップGを構成している。
前記ユニットフレーム11の上端部外周には、円筒部材15が固定されており、この円筒部材15の上端部内周縁に、振動板16の外周縁が取り付けられている。前記振動板16はセンタードーム16aとサブドーム16bより構成されており、このセンタードーム16aとサブドーム16bの境界部分の裏面に沿ってボイスコイル17が取り付けられ、このボイスコイル17は、前記した磁気ギャップG内に収容されている。
前記円筒部材15には、その上端部の内周側に向けてフランジ15aが形成されており、このフランジ15aにはフランジ15aを上下に貫通する開口15bが周方向の複数か所に形成されている。この開口15bは前記振動板16の背面に連通しており、したがって前記開口15bは単一指向性ダイナミックマイクロホンユニット10の後部音響端子を構成している。
前記振動板16の前面には、振動板16に対峙してレゾネータ18が配置されており、このレゾネータ18は前記した円筒部材15の前端部内周縁に嵌合される形態で取り付けられている。そして、レゾネータ18の中央部の前面には、前記した第2マイクロホンユニットとしての単一指向性コンデンサマイクロホンユニット30が取り付けられている。
なお、前記レゾネータ18は前記振動板16の保護を兼ねると共に、前記振動板16との隙間に空気室を形成し、この空気室の共振によって、高音域の周波数応答を改善する機能を果たす。
この実施の形態においては、高音域の周波数応答を改善するために前記レゾネータ18を用いているが、このレゾネータに代えて、単に第2マイクロホンユニット30を取り付けるための部材を配置しても良く、したがってこの明細書においては、第2マイクロホンユニット30の取り付け部材も含めて、これらをレゾネータと呼ぶことにする。
前記レゾネータ18には、図1に示すように第2マイクロホンユニット30を囲むようにして、複数(この実施の形態においては5つ)の円形状の開口18aが、周方向に沿って等間隔に形成されており、この開口18aが第1マイクロホンユニット10の前部音響端子の音波導入口を構成している。
したがって、第1マイクロホンユニット10における前部音響端子の音波導入口18aは、第1マイクロホンユニット10の軸方向の前方に向かって形成されている。
なお、前記ユニットフレーム11の後端部の開口には、蓋体19が嵌め込まれて取り付けられており、これによりユニットフレーム11内に空気室20を形成している。そしてこの空気室20内には、音響抵抗体21が収容されている。
第2マイクロホンユニットを構成する単一指向性コンデンサマイクロホンユニット30は、前記したとおりレゾネータ18の前面の中央部に取り付けられている。
このコンデンサマイクロホンユニット30には、振動板31と固定電極32とが対峙した状態でユニットケース33内に配置されおり、前記したとおり振動板31の中心を通る軸が、前記ダイナミックマイクロホンユニット10の振動板16の中心を通る軸と一致するように、すなわち両者は同軸状に配置されている。
そして、前記固定電極32にはFET34が接続され、このFET34によりインピーダンス変換されて、コンデンサマイクロホンユニット30の音声信号が引き出される。
また、ユニットケース33内において固定電極32の背面には、インシュレータ35および基板36が配置され、これらのインシュレータ35および基板36には、前記振動板31の背面に連通する音導孔がそれぞれ形成されている。
そして、このコンデンサマイクロホンユニット30は、単一指向性を形成するために、前記レゾネータ18内に形成された後述する音導管を介して後部音響端子が形成され、また前記ユニットケース33の前面側には、振動板31の前面を外部空間に解放する開口38が形成されていて、この開口38がコンデンサマイクロホンユニット30の前部音響端子を構成している。
前記したレゾネータ18内には、コンデンサマイクロホンユニット30の背面に続く音導管18bが形成されている。この音導管18bは図1に示すように、第1マイクロホンユニット10の前部音響端子を構成する各開口18aの間に、それぞれ放射状に配列された状態で形成されている。そして、レゾネータ18の周縁部に向かって形成された音導管18bの各開口18cが、前記第2マイクロホンユニットにおける後部音響端子の音波導入口を構成している。
すなわち、図1および図2に示した複合型マイクロホンによると、第1マイクロホンユニット10における前部音響端子の音波導入口18aは、第1マイクロホンユニット10の軸方向の前方に向かって設けられるのに対して、第2マイクロホンユニット30における後部音響端子の音波導入口18cは、第1マイクロホンユニット10の前部音響端子の外側において、第2マイクロホンユニット30の外周方向に向かって前記軸方向に直交した状態で設けられている。
この構成により、振動を受けて第1マイクロホンユニット10の振動板16が変位しても、これに伴う第1マイクロホンユニットの振動板の音波が、第2マイクロホンユニット30の後部音響端子18cに加わるのを効果的に阻止することができる。
これにより、第1マイクロホンユニット10の振動板16の振動による音波によって、第2マイクロホンユニット30の信号出力に振動雑音が重畳するのを防止することができ、前記した発明の効果の欄に記載したとおりの作用効果を得ることができる。
10 第1マイクロホンユニット(ダイナミックマイクロホンユニット)
11 ユニットフレーム(外側ヨーク)
12 内側ヨーク
13 マグネット
14 ポールピース
15 円筒部材
15a フランジ
15b 開口(第1マイクロホンユニットの後部音響端子)
16 振動板
17 ボイスコイル
18 レゾネータ
18a 開口(第1マイクロホンユニットの前部音響端子)
18b 音導管
18c 開口(第2マイクロホンユニットの後部音響端子)
30 第2マイクロホンユニット(コンデンサマイクロホンユニット)
31 振動板
32 固定電極
33 ユニットケース
34 FET
38 開口(第2マイクロホンユニットの前部音響端子)
G 磁気ギャップ

Claims (5)

  1. 電気音響変換方式が異なり、かつそれぞれが単一指向性を有する第1マイクロホンユニットと第2マイクロホンユニットとを備えた複合型マイクロホンであって、
    前記第1マイクロホンユニットの振動板の前方に、前記第2マイクロホンユニットの振動板が同軸状に配置され、
    前記第1マイクロホンユニットにおける前部音響端子の音波導入口は、第1マイクロホンユニットの軸方向の前方に向かって設けられると共に、前記第2マイクロホンユニットにおける後部音響端子の音波導入口は、前記第1マイクロホンユニットの前部音響端子の外側において、第2マイクロホンユニットの外周方向に向かって前記軸方向に直交した状態で設けられていることを特徴とする複合型マイクロホン。
  2. 前記第1マイクロホンユニットの振動板の直径に対して、前記第2マイクロホンユニットの振動板の直径が小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載された複合型マイクロホン。
  3. 前記第1マイクロホンユニットの振動板に対峙して配置したレゾネータの中央部に、前記第2マイクロホンユニットが取り付けられ、
    前記第2マイクロホンユニットを囲むようにして前記レゾネータに形成された複数の各開口が、前記第1マイクロホンユニットにおける前部音響端子の音波導入口を構成し、
    前記第2マイクロホンユニットの背面から前記レゾネータ内の音導管を介してレゾネータの周縁部に向かって形成された各開口が、前記第2マイクロホンユニットにおける後部音響端子の音波導入口を構成していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された複合型マイクロホン。
  4. 前記レゾネータの周方向に沿って、第1マイクロホンユニットにおける前部音響端子の音波導入口を構成する各開口が配列され、前記レゾネータにおける前記各開口の間において、前記第2マイクロホンユニットにおける後部音響端子に連通する各音導管がそれぞれ放射状に配列されていることを特徴とする請求項3に記載された複合型マイクロホン。
  5. 前記第1マイクロホンユニットが、ダイナミックマイクロホンユニットであり、前記第2マイクロホンユニットが、コンデンサマイクロホンユニットであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載された複合型マイクロホン。
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