JP2015211451A - 端末装置およびシステム - Google Patents

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貴雄 太田
Takao Ota
貴雄 太田
安藤 嘉浩
Yoshihiro Ando
嘉浩 安藤
正伸 川岸
Masanobu Kawagishi
正伸 川岸
康夫 中島
Yasuo Nakajima
康夫 中島
貴久 石川
Takahisa Ishikawa
貴久 石川
毅 内海
Takeshi Uchiumi
毅 内海
真二 山内
Shinji Yamauchi
真二 山内
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Abstract

【課題】スループットの低下を抑えること。
【解決手段】検出部111は、自装置の接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が不安定であることを検出する。記憶部112は、検出部111によって電波状態が不安定であることが検出されたときの状況を示す状況情報を記憶する。制御部113は、自装置の状況が記憶部112によって記憶された状況情報が示す状況となった場合に接続セルの切り替えを抑制する制御を行う。
【選択図】図1B

Description

本発明は、端末装置およびシステムに関する。
従来、セルラ移動システムにおいて、移動しながら通信を確保するために接続基地局(セル)を切り替えるハンドオフ(ハンドオーバ)が知られている(たとえば、下記特許文献1〜5参照。)。ハンドオフは、たとえば、移動端末における各セルの電界強度の測定結果を比較することによって行われる。
特開2008−278047号公報 特開2000−332675号公報 特開2009−118197号公報 特開2001−169323号公報 特開2010−93639号公報
しかしながら、上述した従来技術では、電界強度が強いセルを切り替え先に選択しても、切り替え先のセルの電波状態が不安定である場合がある。この場合は、たとえば再度のセル切り替えや通信の切断などが発生し、スループットが低下するという問題がある。
1つの側面では、本発明は、スループットの低下を抑えることができる端末装置およびシステムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明の一側面によれば、端末装置が、自装置の接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が不安定であることを検出したときの状況を示す状況情報を記憶し、自装置の状況が、前記状況情報が示す状況となった場合に、前記接続セルの切り替えを抑制する制御を行う端末装置およびシステムが提案される。
また、本発明の別の側面によれば、端末装置が、自装置の接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が安定しており、かつ自装置の周辺セルの数が所定数以上であることを検出したときの状況を示す状況情報を記憶し、自装置の状況が、前記状況情報が示す状況となった場合に、前記接続セルの切り替えを抑制する制御を行う端末装置およびシステムが提案される。
本発明の一側面によれば、スループットの低下を抑えることができるという効果を奏する。
図1Aは、実施の形態1にかかるシステムおよび端末装置の一例を示す図である。 図1Bは、図1Aに示したシステムおよび端末装置における信号の流れの一例を示す図である。 図2Aは、実施の形態2にかかる移動通信端末の一例を示す図である。 図2Bは、移動通信端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、状況パターン特定用テーブルの一例を示す図である。 図4は、セル選択・パラメータ補正パターンテーブルの一例を示す図である。 図5は、状況テーブルの一例を示す図である。 図6は、移動通信端末によるセル切り替え処理の一例を示すフローチャートである。 図7は、パラメータX/Yの補正処理および在圏指定/除外セルの確認処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、在圏安定確認処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、在圏安定確認処理の変形例を示すフローチャートである。 図10Aは、各テーブルの集約の一例を示す図である。 図10Bは、各テーブルの配信の一例を示す図である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる端末装置およびシステムの実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
(実施の形態1にかかるシステムおよび端末装置)
図1Aは、実施の形態1にかかるシステムおよび端末装置の一例を示す図である。図1Bは、図1Aに示したシステムおよび端末装置における信号の流れの一例を示す図である。図1A,図1Bに示すように、実施の形態1にかかるシステム100は、端末装置110と、基地局装置120と、を含む通信システムである。基地局装置120は、端末装置110との間で無線通信が可能なセルを形成する。
端末装置110は、基地局装置120が形成するセルを含む各周辺セルの中から選択したセルに接続し、接続したセルによって無線通信を行う。たとえば、端末装置110は、各周辺セルの端末装置110における電界強度を測定し、各測定結果の比較結果に基づいて接続セルを選択する。
また、端末装置110は、たとえば、端末装置110の移動や無線環境の変動に応じて、接続するセル(接続セル)の切り替え(ハンドオフ)を行う。図1A,図1Bに示す例では、端末装置110は、基地局装置120が形成するセルへの切り替えを行ったとする。端末装置110は、検出部111と、記憶部112と、制御部113と、を備える。
検出部111は、端末装置110(自装置)の接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が不安定であることを検出する。図1A,図1Bに示す例では、検出部111は、基地局装置120のセルの電波状態が不安定であることを検出する。一例としては、検出部111は、切り替え先のセルにおける端末装置110の通信断や電界強度の低下などを検出することにより、切り替え先のセルの電波状態が不安定であることを検出する。検出部111は、検出結果を記憶部112へ通知する。
記憶部112は、端末装置110の切り替え先のセルの電波状態が不安定であることが検出部111によって検出された場合に、そのときの状況を示す状況情報を記憶する。状況情報には、たとえば、端末装置110に関する状況を示す情報であって、端末装置110において取得可能な情報であれば、各種の状況を示す情報を用いることができる。
制御部113は、自装置の状況を特定する。そして、制御部113は、特定した状況が、記憶部112によって記憶された状況情報が示す状況となった場合に、端末装置110の接続セルの切り替えを抑制する制御を行う。
たとえば、制御部113は、電波状態が不安定であることが検出部111によって検出されたセルから他のセルへ端末装置110が接続セルを切り替えた後に、自装置の状況を特定および接続セルの切り替えを抑制する制御を行う。
このように、実施の形態1によれば、切り替え先のセルの電波状態が不安定だった場合に各種の状況を記憶しておき、再度同じ状況になった際にセル切り替えを抑制することができる。これにより、電波状態が不安定なセルへの切り替えを抑制し、スループットの低下を抑えることができる。
<接続セルの切り替えを抑制する制御の例1>
たとえば、端末装置110は、端末装置110が接続中の第1セル(サービングセル)の第1電界強度と、第1セルとは異なる第2セルの第2電界強度と、を測定する。そして、端末装置110は、第1電界強度より第2電界強度が第1パラメータ以上高い状態の継続時間が第2パラメータ以上となると、端末装置110の接続セルの第2セルへの切り替えを実行する。
この場合に、接続セルの切り替えを抑制する制御は、第1パラメータおよび第2パラメータの少なくともいずれかを増加させる制御とすることができる。これにより、第1電界強度より第2電界強度が第1パラメータ以上高い状態の継続時間が第2パラメータ以上となるという条件を満たしにくくなり、接続セルの切り替えを抑制することができる。
一例としては、第1パラメータおよび第2パラメータは、基地局装置120などの基地局が報知するXパラメータおよびYパラメータである。
<接続セルの切り替えを抑制する制御の例2>
上述した状況情報は、端末装置110の切り替え先のセルの識別情報を含んでもよい。この場合に、接続セルの切り替えを抑制する制御は、端末装置110の接続セルの切り替えにおいて、切り替え先のセルの候補から、状況情報に含まれる識別情報が示すセルを除外する制御とすることができる。過去の同じ状況で切り替え先に選択したセルを切り替え先のセルの候補から除外することで、接続セルの切り替えを抑制することができる。
<接続セルの切り替えの失敗の検出>
検出部111は、接続セルの切り替えの失敗をさらに検出してもよい。この場合に、記憶部112は、接続セルの切り替えの失敗が検出部111によって検出されたときの状況を示す状況情報を記憶する。これにより、接続セルの切り替えに失敗した場合に各種の状況を記憶しておき、再度同じ状況になった際にセル切り替えを抑制することができる。
<切り替え先のセルの電波状態が安定していることの検出>
検出部111は、接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が安定していることをさらに検出してもよい。この場合に、記憶部112は、検出部111によって電波状態が安定していることが検出されたときの状況を示す状況情報と切り替え先のセルとを対応付けて記憶する。制御部113は、自装置の状況が、該状況情報が示す状況となった場合に、自装置の接続セルを、記憶部112によって該状況情報と対応付けて記憶されたセルに切り替える。
これにより、切り替え先のセルの電波状態が安定していた場合に各種の状況を記憶しておき、再度同じ状況になった際に同じセルへのセル切り替えを行うことができる。このため、電波状態が安定したセルに切り替え、スループットの向上を図ることができる。
<他の端末装置の状況情報>
記憶部112は、上述した自装置の状況情報(以下、「第1状況情報」とする。)に加えて、他の端末装置の同様の第2状況情報を記憶していてもよい。この第2状況情報は、該他の端末装置が、端末装置110と同様に、接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が不安定であることを検出したときの状況を示す情報である。
これにより、端末装置110は、他の端末装置が接続セルの切り替えの後に切り替え先のセルの電波状態が不安定となったときの状況と同じ状況になった場合にセル切り替えを抑制することができる。
たとえば、端末装置110は、他の端末装置の第2状況情報をサーバから受信する受信部を備える。記憶部112は、該受信部によって受信された第2状況情報を記憶する。このとき、端末装置110は、端末装置110の第1状況情報を該サーバに送信する送信部を備えていてもよい。これにより、他の端末装置も端末装置110の第1状況情報を該サーバから受信して利用することができる。
また、記憶部112は、端末装置の性能を示すパラメータが端末装置110と同じ他の端末装置についての第2状況情報を記憶し、該パラメータが端末装置110と異なる他の端末装置についての第2状況情報は記憶しないようにしてもよい。端末装置の性能を示すパラメータは、たとえば端末装置のスペックや機種などである。
これにより、端末装置110が同じ状況になった場合において接続セルの切り替えの後に通信が不安定になる可能性が低い第2状況情報については記憶しないようにすることができる。このため、電波状態が不安定なセルへの切り替えを精度よく抑制することができる。また、記憶部112が記憶する第2状況情報のデータ量を低減することができる。
<状況情報と制御内容との対応付け>
たとえば、記憶部112は、状況情報と、状況情報に対応する接続セルの切り替えを抑制する制御の内容と、を対応付けて記憶してもよい。制御部113は、端末装置110の状況が、状況情報が示す状況となった場合に、該当する状況情報に対応付けられた制御を行う。これにより、接続セルの切り替えの後に通信が不安定になる各状況のそれぞれについて、接続セルの切り替えを抑制する制御の内容を設定することができる。このため、より柔軟に制御の内容を設定することができる。
この場合に、制御部113は、自装置の状況が複数の状況情報に該当した場合に、複数の状況情報に対応する各制御を行うようにしてもよい。さらに、この場合に、制御部113は、複数の状況情報に対応する各制御によるパラメータの合計変化量が上限量を超える場合は、パラメータを該上限量だけ変化させるようにしてもよい。
<変形例>
検出部111は、端末装置110の接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が安定しており、かつ自装置の周辺セルの数が所定数以上であることを検出してもよい。この場合に、記憶部112は、切り替え先のセルの電波状態が安定しており、かつ自装置の周辺セルの数が所定数以上であることが検出部111によって検出されたときの状況を示す状況情報を記憶する。
制御部113は、端末装置110の状況が、記憶部112によって記憶された状況情報が示す状況となった場合に、端末装置110の接続セルの切り替えを抑制する制御を行う。これにより、通信が安定したセルへ切り替えた後に、周辺セルの数が多い場合に、セル切り替えを抑制し、周辺セルの数が多いことによるセル切り替えの頻発(処理のバタつき)を抑えることができる。
また、検出部111は、切り替え先のセルの電波状態が不安定であることの検出と、切り替え先のセルの電波状態が安定しておりかつ周辺セルの数が所定数以上であることの検出と、の両方を行ってもよい。
(実施の形態2)
(実施の形態2にかかる移動通信端末)
図2Aは、実施の形態2にかかる移動通信端末の一例を示す図である。図2Aに示すように、実施の形態2にかかる移動通信端末200は、通信部210と、位置情報取得部220と、表示操作部230と、記憶部240と、を備える。また、移動通信端末200は、これらの他にも各種の構成を備えていてもよい。
図1A,図1Bに示した端末装置110は、たとえば移動通信端末200によって実現することができる。この場合に、図1A,図1Bに示した検出部111は、たとえば通信部210によって実現することができる。また、図1A,図1Bに示した記憶部112は、たとえば記憶部240によって実現することができる。また、図1A,図1Bに示した制御部113は、たとえば通信部210によって実現することができる。
通信部210は、外部の通信装置(たとえば基地局)との間で無線通信を行う。また、通信部210は、接続先のセルの切り替えや、接続候補の電界強度の測定なども行う。
位置情報取得部220は、移動通信端末200の現在位置を示す位置情報を取得する。位置情報取得部220は、たとえばGPS(Global Positioning System:全地球測位システム)などによって実現することができる。また、位置情報取得部220は、たとえばWLAN(Wireless Local Area Network:無線構内通信網)のアクセスポイントから送信されている電波を検知することにより位置情報を取得してもよい。
表示操作部230は、移動通信端末200のユーザに情報を表示する。また、表示操作部230は、移動通信端末200のユーザからの操作を受け付ける。
記憶部240は、各種のデータを記憶する。記憶部240は、状況パターン特定用テーブル241と、セル選択・パラメータ補正パターンテーブル242と、状況テーブル243と、を記憶する。記憶部240が記憶する各テーブルについては後述する(たとえば図3〜図5参照)。
(移動通信端末のハードウェア構成)
図2Bは、移動通信端末のハードウェア構成の一例を示す図である。図2Aに示した移動通信端末200は、たとえば図2Bに示す通信装置250によって実現することができる。通信装置250は、CPU251と、メモリ252と、ユーザインタフェース253と、無線通信インタフェース254と、GPSユニット255と、を備える。CPU251、メモリ252、ユーザインタフェース253、無線通信インタフェース254およびGPSユニット255は、バス259によって接続される。
CPU251(Central Processing Unit)は、通信装置250の全体の制御を司る。メモリ252には、たとえばメインメモリおよび補助メモリが含まれる。メインメモリは、たとえばRAM(Random Access Memory)である。メインメモリは、CPU251のワークエリアとして使用される。補助メモリは、たとえば磁気ディスク、フラッシュメモリなどの不揮発メモリである。補助メモリには、通信装置250を動作させる各種のプログラムが記憶されている。補助メモリに記憶されたプログラムは、メインメモリにロードされてCPU251によって実行される。
ユーザインタフェース253は、たとえば、ユーザからの操作入力を受け付ける入力デバイスや、ユーザへ情報を出力する出力デバイスなどを含む。入力デバイスは、たとえばキー(たとえばキーボード)などによって実現することができる。出力デバイスは、たとえばディスプレイやスピーカなどによって実現することができる。また、タッチパネルなどによって入力デバイスおよび出力デバイスを実現してもよい。ユーザインタフェース253は、CPU251によって制御される。
無線通信インタフェース254は、無線によって通信装置250の外部(たとえば基地局)との間で通信を行う通信インタフェースである。無線通信インタフェース254は、CPU251によって制御される。GPSユニット255は、GPS衛星を利用して通信装置250の位置情報を取得する。GPSユニット255は、CPU251によって制御される。
図2Aに示した通信部210は、たとえばCPU251および無線通信インタフェース254によって実現することができる。図2Aに示した位置情報取得部220は、たとえばCPU251およびGPSユニット255によって実現することができる。図2Aに示した表示操作部230は、たとえばユーザインタフェース253によって実現することができる。図2Aに示した記憶部240は、たとえばメモリ252によって実現することができる。
(状況パターン特定用テーブル)
図3は、状況パターン特定用テーブルの一例を示す図である。図2Aに示した記憶部240には、たとえば図3に示す状況パターン特定用テーブル241が記憶される。図3において、D.C.(Don’t Care)は、任意の値を示す。図3に示す例では、状況パターン特定用テーブル241は、項目として、状況パターン、優先順位および判断要素を含む。状況パターンは、判断要素の組み合わせを示す。優先順位は、状況パターンに対応する優先順位である。図3に示すように、異なる状況パターンで同一の優先順位が設定されていてもよい。
判断要素は、移動通信端末200がどのような状況下に置かれているかを特定するための要素であって、移動通信端末200において取得可能な各パラメータである。図3に示す例では、判断要素には、位置情報と、滞在時間と、時刻・曜日と、高度と、音声通話頻度と、データ通信頻度と、充電時間と、電池残量と、無線LAN状態と、セルIDと、セル数と、が含まれる。
位置情報は、位置情報取得部220によって取得される移動通信端末200の位置情報である。図3に示す例では、位置情報は、緯度および経度によって位置を示す情報である。滞在時間は、位置情報が示す位置から一定の距離の範囲内に移動通信端末200が滞在している時間である。
時刻・曜日は、移動通信端末200の内部時計による時刻および曜日の少なくともいずれかである。高度は、移動通信端末200が位置する地点の高度(地上高)である。音声通話頻度は、一定の時間内において音声通話が確立した累積時間である。データ通信頻度は、一定の時間内においてデータ通信が確立した累積時間である。
電池残量は、移動通信端末200のバッテリ残量である。充電時間は、一定の時間内において移動通信端末200のバッテリが充電された累積時間である。無線LAN状態は、移動通信端末200が接続している無線LANのアクセスポイント名や、現在位置において検知された無線LANのアクセスポイント名などである。
セルIDは、移動通信端末200の周辺セルのうちの、所定の電界強度以上で測定されるセルの識別情報である。セル数は、移動通信端末200の周辺セルのうちの、所定の電界強度以上で測定されるセルの数である。
たとえば、優先順位は、移動通信端末200のユーザの操作によって設定される。また、優先順位は、移動通信端末200によって自動的に設定されてもよい。たとえば、移動通信端末200は、自動的に追加した状況パターンの優先順位を第1優先順位(たとえば「2」以下)に設定する。また、移動通信端末200は、ユーザによって設定された状況パターンの優先順位を、第1優先順位より高い第2優先順位(たとえば「1」)に設定する。これにより、ユーザが設定した状況パターンが、自動的に追加した状況パターンより優先的に適用されるようにすることができる。
状況パターン特定用テーブル241は、たとえば、移動通信端末200の出荷時に予め格納しておいてもよいし、ユーザによる操作、ネットワーク経由での制御、セル切り替えの実績による制御などにより更新可能にしてもよい。ネットワーク経由での制御には、たとえばSMS(Short Message Service)やサーバからの制御信号の配信などを用いることができる。
(セル選択・パラメータ補正パターンテーブル)
図4は、セル選択・パラメータ補正パターンテーブルの一例を示す図である。図2Aに示した記憶部240には、たとえば図4に示すセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242が記憶される。図4に示す例では、セル選択・パラメータ補正パターンテーブル242は、項目として、状況パターン、補正パターン、適用有無および補正データを含む。状況パターンは、図3に示した状況パターン特定用テーブル241の状況パターンに対応するキーである。
補正パターンおよび適用有無は、状況パターンごとに対応する、補正パターンごとの適用の有無である。図4に示す例では、補正パターンは、特定セル在圏指定と、特定セル在圏除外と、パラメータX補正と、パラメータY補正と、を含む。
特定セル在圏指定は、特定のIDを持つセルへ強制的に在圏することを指定する補正パターンである。以下、特定セル在圏指定が指定されたセルを在圏指定セルと称する。特定セル在圏除外は、特定のIDを持つセルへの在圏禁止を指定する補正パターンである。以下、特定セル在圏除外が指定されたセルを在圏除外セルと称する。
パラメータX補正は、パラメータXの補正を行う補正パターンである。パラメータY補正は、パラメータYの補正を行う補正パターンである。パラメータXは、セル切り替えのトリガとなる、在圏セルと周辺セルとの間の電界強度のレベル差である。パラメータYは、セル切り替えをスタートさせるまでにレベル差がパラメータX以上を維持することを要する時間(電界強度差維持タイマ値)である。
すなわち、移動通信端末200は、在圏セルと周辺セルとの間の電界強度のレベル差がパラメータX以上である状態がパラメータYの時間継続した場合に、周辺セルへの切り替え(ハンドオーバ)を行う。パラメータXおよびパラメータYは各セルにおいて報知されている。補正データは、上記の補正パターンに基づき、対象となるセルIDや補正量を示すデータである。
図4に示すように、適用有無のフィールドにそれぞれの補正パターンを適用するかどうかを記録することで、1つの状況パターンに対して、複数の補正パターンを適用することが可能である。たとえば、図3に示す例では、状況パターンCに対して、セルIDがZ3のセルを特定セル在圏除外とし、かつパラメータYをマイナス**[msec]補正する補正パターンが対応付けられている。
セル選択・パラメータ補正パターンテーブル242は、たとえば、移動通信端末200の出荷時に予め格納しておいてもよいし、ユーザによる操作、ネットワーク経由での制御、セル切り替えの実績による制御などにより更新可能にしてもよい。ネットワーク経由での制御には、たとえばSMSやサーバからの制御信号の配信などを用いることができる。
(状況テーブル)
図5は、状況テーブルの一例を示す図である。図2Aに示した記憶部240には、たとえば図5に示す状況テーブル243が記憶される。図5に示す例では、状況テーブル243は、項目として保持要素を含む。保持要素は、移動通信端末200の現在の状況を示し、図3に示した状況パターン特定用テーブル241の各判断要素に対応する要素である。移動通信端末200は、たとえば各判断要素を周期的に取得して状況テーブル243を更新する。または、移動通信端末200は、たとえばセル切り替えが発生するごとに各判断要素を周期的に取得して状況テーブル243を更新してもよい。
(移動通信端末によるセル切り替え処理)
図6は、移動通信端末によるセル切り替え処理の一例を示すフローチャートである。移動通信端末200は、セル切り替え処理として、たとえば図6に示す各ステップを実行する。まず、移動通信端末200は、在圏セルの基地局から無線送信される報知情報より、在圏セルに対応するパラメータXおよびパラメータYを取得する(ステップS601)。
つぎに、移動通信端末200は、在圏セルの電界強度測定を行う(ステップS602)。たとえば、移動通信端末200は、在圏セルからの無線信号に基づくRSSI(Received Signal Strength Indicator:受信信号強度)などを測定する。そして、移動通信端末200は、電界強度測定の結果に基づいて、周辺セル数や周辺の各セルの電界強度の測定を行う。また、移動通信端末200は、電界強度測定の結果に基づいて、周辺の各セルを示す周辺セルリストを生成する。
つぎに、移動通信端末200は、ステップS601によって取得したパラメータX/Y(パラメータXおよびパラメータY)の補正処理と、在圏指定/除外セル(在圏指定セルおよび在圏除外セル)の確認処理と、を行う(ステップS603)。ステップS603における補正処理および確認処理については後述する(たとえば図7参照)。
つぎに、移動通信端末200は、ステップS603の確認処理の結果に基づいて、現状の状況と合致する在圏指定セルがあるか否かを判断する(ステップS604)。在圏指定セルがある場合(ステップS604:Yes)は、移動通信端末200は、在圏指定セルへの切り替え(ハンドオーバ)を行い(ステップS605)、ステップS615へ移行する。
ステップS605において、在圏指定セルが複数ある場合は、移動通信端末200は、たとえば、ステップS602において測定した電界強度が最も強い在圏指定セルへの切り替えを行う。ただし、この場合の選択方法はこれに限らず、たとえばセルごとに設定された優先度やオフセットなどを考慮した選択としてもよい。
ステップS604において、在圏指定セルがない場合(ステップS604:No)は、移動通信端末200は、ステップS602において生成した周辺セルリストから、在圏除外セルに関するセル情報を削除する(ステップS606)。つぎに、移動通信端末200は、周辺セルリストから最も電界強度の強いセルを切り替え候補セルとして選択する(ステップS607)。なお、ステップS607における選択方法はこれに限らず、たとえばセルごとに設定された優先度やオフセットなどを考慮した選択としてもよい。
つぎに、移動通信端末200は、ステップS607によって選択した切り替え候補セルと在圏セルの電界強度差が、パラメータXより大きいか否かを判断する(ステップS608)。切り替え候補セルと在圏セルの電界強度差は、たとえば切り替え候補セルの電界強度から在圏セルの電界強度を減算した値である。パラメータXは、ステップS603においてパラメータXの補正を行った場合は補正後のパラメータXである。また、パラメータXは、ステップS603においてパラメータXの補正を行っていない場合はステップS601によって取得されたパラメータXである。
ステップS608において、電界強度差がパラメータXより大きくない場合(ステップS608:No)は、移動通信端末200は、ステップS602へ戻る。電界強度差がパラメータXより大きい場合(ステップS608:Yes)は、移動通信端末200は、パラメータYが示す時間を計時するタイマYをスタートさせる(ステップS609)。パラメータYは、ステップS603においてパラメータYの補正を行った場合は補正後のパラメータYである。また、パラメータYは、ステップS603においてパラメータYの補正を行っていない場合はステップS601によって取得されたパラメータYである。
つぎに、移動通信端末200は、在圏セルと切り替え候補セルの電界強度(たとえばRSSI)を測定する(ステップS610)。つぎに、移動通信端末200は、ステップS610による測定結果に基づいて、切り替え候補セルと在圏セルの電界強度差が、パラメータXより大きいか否かを再度判断する(ステップS611)。
ステップS611において、電界強度差がパラメータXより大きくない場合(ステップS611:No)は、移動通信端末200は、ステップS609によってスタートさせたタイマYをストップさせ(ステップS612)、ステップS602へ戻る。
ステップS611において、電界強度差がパラメータXより大きい場合(ステップS611:Yes)は、移動通信端末200は、ステップS609によってスタートさせたタイマYがタイムアウトしたか否かを判断する(ステップS613)。タイマYがタイムアウトしていない場合(ステップS613:No)は、移動通信端末200は、ステップS610へ戻る。
ステップS613において、タイマYがタイムアウトした場合(ステップS613:Yes)は、移動通信端末200は、切り替え候補セルへの切り替え(ハンドオーバ)を行う(ステップS614)。これにより、切り替え候補セルと在圏セルの電界強度差がパラメータXを下回ることなくタイマYがタイムアウトした場合に、切り替え候補セルへのセル切り替えを行うことができる。
つぎに、移動通信端末200は、ステップS605,S614による切り替え先のセルの安定性を確認する在圏安定確認処理を行い(ステップS615)、ステップS601へ戻る。ステップS615の在圏安定確認処理については後述する(たとえば図8参照)。
(パラメータX/Yの補正処理および在圏指定/除外セルの確認処理)
図7は、パラメータX/Yの補正処理および在圏指定/除外セルの確認処理の一例を示すフローチャートである。図6に示したステップS603において、パラメータX/Y補正および在圏指定/除外セルの確認処理として、移動通信端末200は、たとえば図7に示す各ステップを実行する。
まず、移動通信端末200は、記憶部240からの状況パターン特定用テーブル241および状況テーブル243の読み込みを行う(ステップS701)。つぎに、移動通信端末200は、パラメータX/Yの補正量を0で初期化する(ステップS702)。
つぎに、移動通信端末200は、ステップS701によって読み込んだ状況パターン特定用テーブル241に、現在の状況と合致するパターンがあるか否かを判断する(ステップS703)。ステップS703は、たとえば図5に示した状況テーブル243に基づいて行われる。合致するパターンがない場合(ステップS703:No)は、移動通信端末200は、図7に示す一連の処理を終了する。
ステップS703において、合致するパターンがある場合(ステップS703:Yes)は、移動通信端末200は、セル選択・パラメータ補正パターンテーブル242の読み込みを行う(ステップS704)。
つぎに、移動通信端末200は、ステップS704によって読み出したセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242に基づいて、現在の状況と合致するパターンに対応したセル選択・パラメータ補正パターンを特定する(ステップS705)。そして、移動通信端末200は、特定したセル選択・パラメータ補正パターンが示すパラメータX/Yの補正量および在圏指定/除外セルを特定する。図6に示したステップS604,S605は、ステップS705によって特定した在圏指定/除外セルに基づいて行われる。
つぎに、移動通信端末200は、ステップS705によって特定したセル選択・パラメータ補正パターンが示すパラメータX/Yの補正量が所定の上限値を超えたか否かを判断する(ステップS706)。パラメータX/Yの補正量が上限値を超えていない場合(ステップS706:No)は、移動通信端末200は、ステップS708へ移行する。
ステップS706において、パラメータX/Yの補正量が上限値を超えた場合(ステップS706:Yes)は、移動通信端末200は、パラメータX/Yの補正量のうちの上限を超えた補正量を上限値に補正する(ステップS707)。つぎに、移動通信端末200は、パラメータX/Yの補正量を、図6に示したステップS601によって取得したパラメータX/Yに反映させ(ステップS708)、図7に示す一連の処理を終了する。
たとえば図3〜図5に示す例では、ステップS703において、現在の状況と合致するパターンとして「A」が抽出される。このため、ステップS705において、在圏指定セルとしてセルIDがZ1のセルが抽出される。この場合は、移動通信端末200は、図6に示したステップS604,S605によって、セルIDがZ1のセルへの切り替えを行う。
また、ステップS703において、現在の状況と合致するパターンが複数抽出された場合は、複数のパターンに対応するセル選択・パラメータ補正パターンを複合的に適用してもよい。この場合は、たとえば、図3に示した状況パターン特定用テーブル241の優先順位は状況パターン特定用テーブル241から省いてもよい。
複数のセル選択・パラメータ補正パターンにパラメータX/Yの補正が含まれていた場合は、一例としては、各セル選択・パラメータ補正パターンの補正量を加算して適用してもよい。この場合は、上述したステップS706,S707のように、補正量が所定の上限を超えないように調整してもよい。また、補正量が所定の下限を下回らないように調整してもよい。
または、複数のセル選択・パラメータ補正パターンにパラメータX/Yの補正が含まれていた場合は、それまでの適用回数が多い方のパターンに基づく補正量を優先して適用してもよい。適用回数は、たとえば図3に示した状況パターン特定用テーブル241に項目として追加し、パターンが適当するごとにカウントアップすることで取得することができる。この場合は、ステップS706,S707を省いた処理としてもよい。
また、複数のセル選択・パラメータ補正パターンに在圏除外セルが含まれていた場合は、一例としては、図6に示したステップS606において、複数のセル選択・パラメータ補正パターンに含まれる各在圏除外セルに関するセル情報を削除することができる。
また、複数のセル選択・パラメータ補正パターンに在圏指定セルが含まれていた場合は、一例としては、上述のように、図6に示したステップS605において、各在圏指定セルのうちの電界強度の最も強いセルを選択することができる。
また、複数のセル選択・パラメータ補正パターンにおいて、同一のセルが在圏指定セルと在圏除外セルの両方に指定されていた場合は、一例としては、その両方のパターンを除外して、現在の状況と合致するパターンの抽出を再度行うことができる。
または、ステップS703において、現在の状況と合致するパターンが複数抽出された場合は、複数のパターンのうちの、図3に示した優先順位が最も高いパターンに対応するセル選択・パラメータ補正パターンを適用してもよい。
(在圏安定確認処理)
図8は、在圏安定確認処理の一例を示すフローチャートである。移動通信端末200は、図6に示したステップS615の在圏安定確認処理として、たとえば図8に示す各ステップを実行する。
まず、移動通信端末200は、図6に示したステップS605またはステップS614によるセルの切り替えが成功したか否かを判断する(ステップS801)。切り替えが成功していない場合(ステップS801:No)は、切り替え先のセルの電波状態が不安定であると判断することができる。この場合は、移動通信端末200は、状況パターン特定用テーブル241に、現在の状況と合致するパターンがあるか否かを判断する(ステップS802)。
ステップS802において、合致するパターンがある場合(ステップS802:Yes)は、移動通信端末200は、ステップS804へ移行する。合致するパターンがない場合(ステップS802:No)は、移動通信端末200は、状況パターン特定用テーブル241に、現在の状況を示す新規状況パターンを追加する(ステップS803)。たとえば、移動通信端末200は、状況パターン特定用テーブル241に、現在の状況テーブル243の内容を新規状況パターンとして追加する。
つぎに、移動通信端末200は、セル選択・パラメータ補正パターンテーブル242のうちの現在の状況と合致するパターンに切り替え先のセルを在圏除外セルとして追加し(ステップS804)、図8に示す一連の処理を終了する。
ステップS801において、切り替えが成功した場合(ステップS801:Yes)は、移動通信端末200は、在圏安定確認用のタイマTをスタートさせる(ステップS805)。タイマTは、たとえば予め設定された所定の時間を計時するタイマである。
つぎに、移動通信端末200は、再度のセル切り替えが発生したか否かを判断する(ステップS806)。再度のセル切り替えが発生した場合(ステップS806:Yes)は、図6に示したステップS605またはステップS614による切り替え先のセルの電波状態が不安定であると判断することができる。この場合は、移動通信端末200は、ステップS802へ移行する。
ステップS806において、再度のセル切り替えが発生していない場合(ステップS806:No)は、移動通信端末200は、通信の切断が発生したか否かを判断する(ステップS807)。通信の切断はたとえば回線交換呼の切断である。切断が発生した場合(ステップS807:Yes)は、切り替え先のセルの電波状態が不安定であると判断することができる。この場合は、移動通信端末200は、ステップS802へ移行する。
ステップS807において、切断が発生していない場合(ステップS807:No)は、移動通信端末200は、ステップS805によってスタートさせたタイマTがタイムアウトしたか否かを判断する(ステップS808)。タイマTがタイムアウトしていない場合(ステップS808:No)は、移動通信端末200は、ステップS806へ戻る。
ステップS808において、タイマTがタイムアウトした場合(ステップS808:Yes)は、切り替え先のセルの電波状態が安定していると判断することができる。この場合は、移動通信端末200は、測定可能セル数が所定の閾値nより大きいか否かを判断する(ステップS809)。測定可能セル数は、たとえばステップS602によって測定した周辺セル数である。
ステップS809において、測定可能セル数が閾値nより大きくない場合(ステップS809:No)は、移動通信端末200は、状況パターン特定用テーブル241に、現在の状況と合致するパターンがあるか否かを判断する(ステップS810)。合致するパターンがある場合(ステップS810:Yes)は、移動通信端末200は、ステップS812へ移行する。
ステップS810において、合致するパターンがない場合(ステップS810:No)は、移動通信端末200は、状況パターン特定用テーブル241に、現在の状況を示す新規状況パターンを追加する(ステップS811)。たとえば、移動通信端末200は、状況パターン特定用テーブル241に、現在の状況テーブル243の内容を新規状況パターンとして追加する。
つぎに、移動通信端末200は、セル選択・パラメータ補正パターンテーブル242のうちの現在の状況と合致するパターンに、切り替え先のセルを在圏指定セルとして追加し(ステップS812)、図8に示す一連の処理を終了する。
ステップS809において、測定可能セル数が閾値nより大きい場合(ステップS809:Yes)は、移動通信端末200は、状況パターン特定用テーブル241に、現在の状況と合致するパターンがあるか否かを判断する(ステップS813)。合致するパターンがある場合(ステップS813:Yes)は、移動通信端末200は、ステップS815へ移行する。
ステップS813において、合致するパターンがない場合(ステップS813:No)は、移動通信端末200は、状況パターン特定用テーブル241に、現在の状況を示す新規状況パターンを追加する(ステップS814)。たとえば、移動通信端末200は、状況パターン特定用テーブル241に、現在の状況テーブル243の内容を新規状況パターンとして追加する。
つぎに、移動通信端末200は、セル選択・パラメータ補正パターンテーブル242のうちの現在の状況と合致するパターンにパラメータX/Y補正を追加し(ステップS815)、図8に示す一連の処理を終了する。ステップS815において、移動通信端末200は、たとえばセル切り替えを抑制する方向のパラメータX/Y補正を追加する。これにより、測定可能セル数が多い状況における頻繁なセル切り替えを回避することができる。
また、ステップS815において、ステップS812と同様に、セル選択・パラメータ補正パターンテーブル242のうちの現在の状況と合致するパターンに、切り替え先のセルを在圏指定セルとして追加してもよい。
図9は、在圏安定確認処理の変形例を示すフローチャートである。移動通信端末200は、図6に示したステップS615の在圏安定確認処理として、たとえば図9に示す各ステップを実行してもよい。図9に示すステップS901〜S903は、図8に示したステップS801〜S803と同様である。
ステップS903のつぎに、移動通信端末200は、セル選択・パラメータ補正パターンテーブル242のうちの現在の状況と合致するパターンにパラメータX/Y補正を追加する(ステップS904)。この場合に、移動通信端末200は、たとえばセル切り替えを抑制する方向のパラメータX/Y補正を追加する。これにより、再度同じ状況になった際にセル切り替えを抑制することができる。ステップS905〜S915は、図8に示したステップS805〜S815と同様である。
(各テーブルの集約および配信)
図10Aは、各テーブルの集約の一例を示す図である。図10Aに示す通信システム1000は、移動通信端末1011〜1014と、サーバ1020と、を含む。移動通信端末1011〜1014のそれぞれは、たとえば上述した移動通信端末200である。移動通信端末1011〜1014のそれぞれは、自端末が記憶している状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242をサーバ1020へ送信する。
状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242の送信は、たとえば周期的に行われる。また状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242の送信は、たとえば移動通信端末1011〜1014がそれぞれ接続している基地局装置を介して行われる。
サーバ1020は、移動通信端末1011〜1014から受信した状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242を集約(マージ)する。たとえば、サーバ1020は、移動通信端末1011〜1014から受信した状況パターン特定用テーブル241のパターンを合わせた状況パターン特定用テーブル241を作成する。このとき、サーバ1020は、同一のパターンが含まれていた場合は重複分のパターンを削除してもよい。
同様に、サーバ1020は、移動通信端末1011〜1014から受信したセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242のパターンを合わせたセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242を作成する。このとき、サーバ1020は、同一のパターンが含まれていた場合は重複分のパターンを削除してもよい。
図10Bは、各テーブルの配信の一例を示す図である。図10Bにおいて、図10Aに示した部分と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。サーバ1020は、集約した状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242を移動通信端末1011〜1014へ配信する。これに対して、移動通信端末1011〜1014は、サーバ1020から配信された状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242を記憶部240に記憶して用いる。
これにより、移動通信端末1011〜1014のそれぞれは、自端末と異なる移動通信端末200における状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242も合わせて用いることができる。このため、電波状態が不安定なセルへの切り替えを効率よく抑制し、スループットの低下を抑えることができる。
サーバ1020による状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242の配信は、たとえば周期的に行われる。また、サーバ1020による状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242の配信は、たとえば移動通信端末1011〜1014がそれぞれ接続している基地局装置を介して行われる。
<性能に応じたパラメータ>
この場合に、たとえば、状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242の判断要素に、移動通信端末200の性能を示すパラメータ(たとえば機種)を加えてもよい。これにより、自端末とは性能(たとえば受信特性)が異なる端末についてのパターンには該当しないようにし、電波状態が不安定なセルへの切り替えを精度よく抑制することができる。
<性能ごとの集約および配信>
また、サーバ1020は、移動通信端末1011〜1014から受信した状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242の集約を、移動通信端末の性能ごと(たとえば機種ごと)に行ってもよい。この場合は、サーバ1020は、状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242の配信も移動端末の性能ごとに行う。
これにより、電波状態が不安定なセルへの切り替えを精度よく抑制できる状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242を用いることができる。また、移動通信端末1011〜1014のそれぞれにおいて、自端末とは性能が異なる端末のパターンについては記憶しないようにすることができるため、記憶する各テーブルのデータサイズを小さくすることができる。
たとえば、移動通信端末1011,1012が第1機種(同じ性能)であり、移動通信端末1013,1014が第1機種とは異なる第2機種であるとする。この場合は、サーバ1020は、移動通信端末1011,1012から受信した状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242を集約して移動通信端末1011,1012を宛先として配信する。また、サーバ1020は、移動通信端末1013,1014から受信した状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242を集約して移動通信端末1013,1014を宛先として配信する。
移動通信端末1011,1012は、サーバ1020から移動通信端末1011,1012を宛先として配信された状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242を受信して記憶する。移動通信端末1013,1014は、サーバ1020から移動通信端末1013,1014を宛先として配信された状況パターン特定用テーブル241およびセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242を受信して記憶する。
このように、実施の形態2によれば、切り替え先のセルの電波状態が不安定だった場合に各種の状況を記憶しておき、再度同じ状況になった際にセル切り替えを抑制することができる。これにより、電波状態が不安定なセルへの切り替えを抑制し、スループットの低下を抑えることができる。
なお、一度の安定在圏により状況パターンおよび補正パターンを更新する場合について説明したが、たとえば、安定在圏が一定の期間内(1週間、1ヶ月など)に一定の回数nを超えて発生した場合に状況パターンおよび補正パターンを更新するようにしてもよい。これにより、切り替え先のセルの電波状態が不安定となる状況をより精度よく記憶することができる。また、頻繁な更新による処理量の増加を抑えることができる。
たとえば、移動通信端末200は、在圏除外セルの登録において、在圏に失敗した場合は、直ちに在圏除外セルに登録するのではなく、先にパラメータX/Y補正による当該セルへの在圏回避を試みる。そして、移動通信端末200は、パラメータX/Y補正した上で再度当該セルへの在圏を試みて失敗した場合は、当該セルを在圏除外セルに登録する。
また、実施の形態2において、状況パターン特定用テーブル241とセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242を用いる場合について説明したが、状況パターン特定用テーブル241とセル選択・パラメータ補正パターンテーブル242を統合してもよい。すなわち、移動通信端末200は、判断要素(および優先順位)と、補正パターン、適用有無および補正データと、を直接対応付けるテーブルを用いてもよい。
以上説明したように、端末装置およびシステムによれば、スループットの低下を抑えることができる。
たとえば、従来、移動通信端末は、複数のセルを切り替えながら通信する上で、切り替えが多発して通信が不安定になることを防ぐために、セルを切り替えるに当たってパラメータX/Yを用いている。パラメータX/Yは、基地局周辺の電波状態などを予測し、あるいは実際に測定した上で設定され、基地局から報知情報として端末に通知される。
しかしながら、たとえば、端末の高度(地上高)や、新しい高層建物の建築による反射波発生などにより、パラメータX/Yの決定時には影響していなかったセルの電波が端末まで届く場合がある。
また、近年、スマートフォンの普及に伴うデータトラフィック増大の対策として、出力が小さくサービスエリアの狭いフェムトセルなどの基地局を密に設置するケースが増えている。このようなケースが増えるにつれ、複数のセルの電波がセル配置設計の想定を超えて届くケースが想定される。
また、上述のようにサービスエリアの狭い基地局が多く存在すると、複数セル間の切り替えが多発する場合があり、通信の効率が低くなる場合がある。また、鉄筋などの建物の構造や方角などにより、設計上その位置をカバーすべきセルの電波が減衰し、パラメータX/Yの条件を満たしてしまうと、セル配置設計上は意図していないセルに切り替わってしまう場合がある。
このように、パラメータX/Yがユーザの周辺環境によって最適な値とならない場合に、複数のセルへ切り替えを繰り返した結果、通信が不安定になり切断される場合がある。一方、パラメータX/Yは基地局より指定されており、また特定のセルの電波が届く全ての空間地点について最適なパラメータを報知することは困難であるため、ユーザの環境に対して最適なパラメータX/Yが適用できるとは限らない。
これに対して、上述した各実施の形態においては、状況パターンとセル選択・パラメータ補正パターンを組み合わせて、端末の状況に合わせて、パラメータX/Yや切り替え先のセルを調整することができる。不必要なセル切り替えを抑え、通信を安定させることができる。
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)自装置の接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が不安定であることを検出する検出部と、
前記検出部によって前記電波状態が不安定であることが検出されたときの状況を示す状況情報を記憶する記憶部と、
自装置の状況が、前記記憶部によって記憶された前記状況情報が示す状況となった場合に、前記接続セルの切り替えを抑制する制御を行う制御部と、
を備えることを特徴とする端末装置。
(付記2)前記制御部は、自装置が接続中の第1セルの電界強度より、前記第1セルとは異なる第2セルの電界強度が第1閾値以上高い状態の継続時間が第2閾値以上となると、前記接続セルの前記第2セルへの切り替えを実行し、
前記接続セルの切り替えを抑制する制御は、前記第1閾値および前記第2閾値の少なくともいずれかを増加させる制御である、
ことを特徴とする付記1に記載の端末装置。
(付記3)前記状況情報は、前記切り替え先のセルを含み、
前記接続セルの切り替えを抑制する制御は、自装置の接続セルの切り替えにおいて、切り替え先のセルの候補から前記記憶部に記憶された前記切り替え先のセルを除外する制御である、
ことを特徴とする付記1または2に記載の端末装置。
(付記4)前記検出部は、前記接続セルの切り替えの失敗を検出し、
前記記憶部は、前記検出部によって前記失敗が検出されたときの状況を示す状況情報を記憶する、
ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の端末装置。
(付記5)前記検出部は、前記接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が安定していることを検出し、
前記記憶部は、前記検出部によって前記電波状態が安定していることが検出されたときの状況を示す状況情報と前記切り替え先のセルとを対応付けて記憶し、
前記制御部は、自装置の状況が、前記電波状態が安定していることが検出されたときの状況を示す状況情報が示す状況となった場合に、前記電波状態が安定していることが検出されたときの状況を示す状況情報と対応付けて前記記憶部によって記憶されたセルに前記接続セルを切り替える、
ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の端末装置。
(付記6)前記記憶部は、前記状況情報(以下、「第1状況情報」とする。)と、他の端末装置が、接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が不安定であることを検出したときの状況を示す第2状況情報と、を記憶することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の端末装置。
(付記7)前記第2状況情報をサーバから受信する受信部と、
前記第1状況情報を前記サーバへ送信する送信部と、
を備え、
前記記憶部は、前記受信部によって受信された前記第2状況情報を記憶する、
ことを特徴とする付記6に記載の端末装置。
(付記8)前記記憶部は、端末装置の性能を示すパラメータが自端末と同じ前記他の端末装置についての前記第2状況情報を記憶し、前記パラメータが自端末と異なる前記他の端末装置についての前記第2状況情報は記憶しないことを特徴とする付記6または7に記載の端末装置。
(付記9)前記記憶部は、前記状況情報と、前記状況情報に対応する前記接続セルの切り替えを抑制する制御の内容と、を対応付けて記憶し、
前記制御部は、自装置の状況が、前記記憶部によって記憶された前記状況情報が示す状況となった場合に、該当する前記状況情報に対応付けられた前記制御を行う、
ことを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の端末装置。
(付記10)前記制御部は、自装置の状況が、複数の前記状況情報に該当した場合に、前記複数の状況情報に対応する各制御を行うことを特徴とする付記9に記載の端末装置。
(付記11)前記制御部は、前記複数の状況情報に対応する各制御によるパラメータの合計変化量が上限量を超える場合は、前記パラメータを前記上限量だけ変化させることを特徴とする付記10に記載の端末装置。
(付記12)無線通信が可能なセルを形成する基地局装置と、
前記基地局装置への自装置の接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が不安定であることを検出したときの状況を示す状況情報を記憶し、自装置の状況が、前記状況情報が示す状況となった場合に、前記接続セルの切り替えを抑制する制御を行う端末装置と、
を含むことを特徴とするシステム。
(付記13)自装置の接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が安定しており、かつ自装置の周辺セルの数が所定数以上であることを検出する検出部と、
前記電波状態が安定しており、かつ自装置の周辺セルの数が所定数以上であることが前記検出部によって検出されたときの状況を示す状況情報を記憶する記憶部と、
自装置の状況が、前記記憶部によって記憶された前記状況情報が示す状況となった場合に、前記接続セルの切り替えを抑制する制御を行う制御部と、
を備えることを特徴とする端末装置。
(付記14)無線通信が可能なセルを形成する基地局装置と、
前記基地局装置への自装置の接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が安定しており、かつ自装置の周辺セルの数が所定数以上であることを検出したときの状況を示す状況情報を記憶し、自装置の状況が、前記状況情報が示す状況となった場合に、前記接続セルの切り替えを抑制する制御を行う端末装置と、
を含むことを特徴とするシステム。
100 システム
110 端末装置
111 検出部
112,240 記憶部
113 制御部
120 基地局装置
200,1011〜1014 移動通信端末
210 通信部
220 位置情報取得部
230 表示操作部
241 状況パターン特定用テーブル
242 セル選択・パラメータ補正パターンテーブル
243 状況テーブル
250 通信装置
251 CPU
252 メモリ
253 ユーザインタフェース
254 無線通信インタフェース
255 GPSユニット
259 バス
1000 通信システム
1020 サーバ

Claims (9)

  1. 自装置の接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が不安定であることを検出する検出部と、
    前記検出部によって前記電波状態が不安定であることが検出されたときの状況を示す状況情報を記憶する記憶部と、
    自装置の状況が、前記記憶部によって記憶された前記状況情報が示す状況となった場合に、前記接続セルの切り替えを抑制する制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  2. 前記制御部は、自装置が接続中の第1セルの電界強度より、前記第1セルとは異なる第2セルの電界強度が第1閾値以上高い状態の継続時間が第2閾値以上となると、前記接続セルの前記第2セルへの切り替えを実行し、
    前記接続セルの切り替えを抑制する制御は、前記第1閾値および前記第2閾値の少なくともいずれかを増加させる制御である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記状況情報は、前記切り替え先のセルを含み、
    前記接続セルの切り替えを抑制する制御は、自装置の接続セルの切り替えにおいて、切り替え先のセルの候補から前記記憶部に記憶された前記切り替え先のセルを除外する制御である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の端末装置。
  4. 前記検出部は、前記接続セルの切り替えの失敗を検出し、
    前記記憶部は、前記検出部によって前記失敗が検出されたときの状況を示す状況情報を記憶する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の端末装置。
  5. 前記検出部は、前記接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が安定していることを検出し、
    前記記憶部は、前記検出部によって前記電波状態が安定していることが検出されたときの状況を示す状況情報と前記切り替え先のセルとを対応付けて記憶し、
    前記制御部は、自装置の状況が、前記電波状態が安定していることが検出されたときの状況を示す状況情報が示す状況となった場合に、前記電波状態が安定していることが検出されたときの状況を示す状況情報と対応付けて前記記憶部によって記憶されたセルに前記接続セルを切り替える、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の端末装置。
  6. 前記記憶部は、前記状況情報(以下、「第1状況情報」とする。)と、他の端末装置が、接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が不安定であることを検出したときの状況を示す第2状況情報と、を記憶することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の端末装置。
  7. 無線通信が可能なセルを形成する基地局装置と、
    前記基地局装置への自装置の接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が不安定であることを検出したときの状況を示す状況情報を記憶し、自装置の状況が、前記状況情報が示す状況となった場合に、前記接続セルの切り替えを抑制する制御を行う端末装置と、
    を含むことを特徴とするシステム。
  8. 自装置の接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が安定しており、かつ自装置の周辺セルの数が所定数以上であることを検出する検出部と、
    前記電波状態が安定しており、かつ自装置の周辺セルの数が所定数以上であることが前記検出部によって検出されたときの状況を示す状況情報を記憶する記憶部と、
    自装置の状況が、前記記憶部によって記憶された前記状況情報が示す状況となった場合に、前記接続セルの切り替えを抑制する制御を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  9. 無線通信が可能なセルを形成する基地局装置と、
    前記基地局装置への自装置の接続セルの切り替えの後に、切り替え先のセルの電波状態が安定しており、かつ自装置の周辺セルの数が所定数以上であることを検出したときの状況を示す状況情報を記憶し、自装置の状況が、前記状況情報が示す状況となった場合に、前記接続セルの切り替えを抑制する制御を行う端末装置と、
    を含むことを特徴とするシステム。
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