JP2015210551A - 情報通知システム、情報通知方法、及び、そのプログラム - Google Patents

情報通知システム、情報通知方法、及び、そのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、特定のユーザ側通信装置が収集した情報を、局側通信装置を介して、近接した地域に配置された他のユーザ側通信装置に通知可能な情報通知システム等を提供する。
【解決手段】 情報通知システムは、通信ネットワークに通信可能に接続された局側通信装置1201と、上記局側通信機器と通信可能に接続された複数のユーザ側通信装置1202と、を備える。少なくとも1以上の上記ユーザ側通信装置は、上記局側通信装置に対して特定の事象を通報する通報用通信データを生成して特定の識別情報を付与すると共に、当該通報用通信データを上記局側通信装置に送信する。上記局側通信装置は、受信した上記通報用通信データに含まれる情報に基づいて、上記複数のユーザ側通信装置に対して上記特定の事象を通知する通知用通信データを生成して特定の識別情報を付与すると共に、当該通知用通信データを上記複数のユーザ側通信装置に送信する。
【選択図】 図12

Description

本発明は複数の通信装置に対して所定の事象に関する情報を通知可能な情報通知システムに関する。本発明は、特に、特定の通信装置において収集した所定の事象に関する情報を、通信ネットワークを介して、局所的な範囲に配置された他の通信装置に通知可能な情報通知システム等に関する。
近年、突発的な豪雨や洪水など災害が発生しているが、係る災害に関する情報の発信及び周知が不十分なために、被害が拡大する場合がある。
このような災害に関する情報を通知可能なシステムとして、例えば、図14に例示するような災害情報告知サービスが知られている。図14に例示する災害情報告知サービスにおいては、広範囲のエリアに分散して設置された観測機器1401(図1に例示する観測機器1乃至観測機器N)を用いて、所定の事象(例えば災害)に関する情報を検出する。そして、検出された情報が、IP(Internet Protocol)ネットワーク1402を介して、災害情報収集サーバ1403に送信される。情報端末1404は、災害情報収集サーバ1403による情報の配信を受信するか、あるいは、災害情報収集サーバ1403へアクセスすることによって、災害情報を入手することが可能である。
このような災害情報を提供するシステムに関する技術が、下記特許文献に開示されている。
特許文献1は、自宅及び家人の居所に応じた災害情報を提供する災害情報提供装置に関する技術を開示する。特許文献1に開示された技術は、自宅位置情報及び家人の居所(例えば、職場や学校等)の位置情報と、複数の地震パターンによる各地域の被害予測情報とに基づいて、所定以上の震度の地震が発生した場合の災害情報(被害の程度に関する情報)を抽出して提供する。
また、特許文献2は、携帯電話の基地局設備を用いて、防災情報を報知する防災システムに関する技術を開示する。特許文献2に開示された技術においては、携帯電話の基地局設備が緊急警報放送システム(例えば、Cell Broadcast Service(CBS)を利用した緊急地震速報等)の信号を受信し、当該基地局の設置状況に基づいて、上記受信した災害情報を周囲に報知する。また、係る携帯電話の基地局は、CBSによる災害情報を携帯端末に送信する。
また、特許文献3は、PON(Passive Optical Network:受動型光通信ネットワーク)を用いて、特定の地域または建物に対して緊急警報放送を送信する技術を開示する。特許文献3に開示された技術は、加入者宅等に緊急放送端末装置を配備すると共に、センタ局に上記各放送端末装置との間の通信に用いる光通信装置と、緊急放送サーバを設置する。特許文献3に開示された技術は、PONシステムを介して、通常のデータ通信と、緊急放送の通信とを、異なる波長の搬送波を用いて緊急放送端末に伝送する。特許文献3に開示されて技術によれば、上記通常のデータ通信と、緊急放送の通信とを、共通の光伝送路を用いて送受信可能である。
また、特許文献4は、災害が発生した際に、災害発生地域の周辺に所在地が登録されているユーザに対して、災害情報を提供するシステムに関する技術を開示する。特許文献4に開示された技術は、災害情報を収集して報知する災害管理サーバと、当該サーバから災害情報を提供される端末装置から構成され、係る災害管理サーバに、端末装置の利用者の所在地が登録される。特許文献4に開示された技術は、災害が発生した際に、災害の発生地域に関する情報と、各利用者の所在地の情報とに基づいて、災害発生地域の近隣に所在するユーザに災害情報を提供する。
特開2013−218409号公報 特開2010−220006号公報 特開2006−129034号公報 特開2002−245579号公報
ここで、図14に例示するような災害情報告知サービスにおいては、観測機器1401(観測機器1乃至観測機器N)の設置されるエリアが広い場合があり、例えば、特定の地域に関する局所的な精度の高い情報を収集できない場合がある。即ち、災害情報を通知するシステムにおいては、システムが大規模であるほど、災害情報を収集する観測機器等が広範囲に分散するため、局所的に発生した災害等について、高精度な情報を収集できない場合がある。
また、図14に例示するような災害情報告知サービスにおいては、観測機器1401により検知した災害情報を情報端末1404に伝達するために、多様な設備を整備する必要がある。例えば、係る設備としては、観測機器1401をIPネットワーク1402に接続する専用回線1405や、情報端末1404をIPネットワーク1402に接続するアクセス回線1406等が必要になる。よって、収集した情報を報知するための大規模かつ多様なネットワーク設備等を要するため、システムの運用、維持、管理等に多大なコストを要する原因となる。
また、図14に例示するような災害情報告知サービスにおいては、災害情報を受信するユーザ等も、コンピュータやスマートフォン、タブレットのような情報端末1404の購入や、IPネットワーク1402に接続するための通信回線の契約が必要となる。即ち、当該システムの利用者において、大きな利用コストが発生する場合がある。
また、図14に例示するような災害情報告知サービスは、システムが大規模であるため、局所的に必要とする情報が迅速に伝達されない可能性がある。
以上より、図14に例示するような災害情報通知システムは、災害に関する局所的な情報の伝達に問題があるとともに、当該システムの維持、運用、管理、及び利用に要するコスト構造にも問題がある。
ここで、上記特許文献1は、予め定められた地震パターン毎に予想した被害状況を提供する技術を開示するのみである。このため、特許文献1に開示された技術のみでは、実際に災害が発生した場合に、局所的な災害情報をユーザ等に通知することが困難である。
特許文献2に開示された技術は、緊急警報放送システム等から局所的な災害情報が提供されない限り、災害にに関する局所的な情報を提供できない。また、例えば、特定のキャリアとの間で携帯電話を契約しているユーザに対してのみ災害情報が報知されることから、係るサービスを利用するユーザには、追加の利用コストが発生する場合がある。
特許文献3に開示された技術は、緊急放送すべき情報を外部ネットワークから取得する。このため、特許文献3に開示された技術は、特定の地域や建物向けに災害情報を収集及び提供可能な外部ネットワークを別途構築する必要がある。なお、特許文献3に開示された技術は、通常の光通信における波長分割多重方式を用いて、特定の波長を緊急放送に割り当てるだけである。
特許文献4に開示された技術は、自治体や消防関係等から災害情報を別途取得する必要があり、必ずしも局所的に発生した災害情報を取得できるとは限らない。また、災害情報の収集から通知に至る大規模なネットワークを構築し、ユーザが係るネットワークの利用端末を保有する必要があるため、係るシステムの維持、管理、運用等に多大なコストを要する場合がある。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものである。即ち、本発明は、通信ネットワークに接続された特定の通信装置において収集した情報を、当該通信ネットワークを介して、局所的な範囲に配置された他の通信装置に通知可能な、情報通知システム等を提供することを主たる目的とする。より具体的には、本発明は、例えば、通信ネットワークに接続されたユーザ側通信装置が特定の情報を収集してセンタ(局)側通信装置に通報し、局側通信装置が地理的に近接した領域に存在する他のユーザ側通信装置に当該特定の情報を通知可能な、情報通知システム等を提供することを主たる目的とする。
上記の目的を達成すべく、本発明の一態様に係る情報通知システムは、以下の構成を備える。即ち、本発明の一態様に係る情報通知システムは、通信ネットワークに通信可能に接続された局側通信装置と、上記局側通信機器と上記通信ネットワークを介して通信可能に接続された複数のユーザ側通信装置と、を備え、少なくとも1以上の上記ユーザ側通信装置は、上記局側通信装置に対して特定の事象に関する情報を通報する通報用通信データを生成し、当該通報用通信データに特定の識別情報を付与し、当該特定の識別情報が付与された上記通報用通信データを、上記局側通信装置に送信し、上記局側通信装置から受信した通信データを解析することにより、当該通信データに上記特定の識別情報が付与されていると判定した場合には、当該受信した通信データに応じた特定の警告を、自装置に備えられるか、あるいは、自装置と通信可能に接続された警告報知装置により報知し、上記局側通信装置は、上記ユーザ側通信装置から受信した通信データを解析することにより、当該通信データに上記特定の識別情報が付与されていると判定した場合には、当該受信した通信データである上記通報用通信データに含まれる上記特定の事象に関する情報に基づいて、上記複数のユーザ側通信装置に対して上記特定の事象に関する情報を通知する通知用通信データを生成し、当該生成した上記通知用通信データに上記特定の識別情報を付与し、当該特定の識別情報が付与された上記通知用通信データを、上記複数のユーザ側通信装置に送信する。
また、本発明の一態様に係る情報通知方法は、通信ネットワークを介して局側通信機器と通信可能に接続されたユーザ側通信装置が、上記局側通信装置に対して特定の事象に関する情報を通報する通報用通信データを生成し、当該通報用通信データに特定の識別情報を付与し、当該特定の識別情報が付与された上記通報用通信データを、上記局側通信装置に送信し、上記局側通信装置から受信した通信データを解析することにより、当該通信データに上記特定の識別情報が付与されていると判定した場合には、当該受信した通信データに応じた特定の警告を、自装置に備えられるか、あるいは、自装置と通信可能に接続された警告報知装置により報知し、上記局側通信装置が、上記ユーザ側通信装置から受信した通信データを解析することにより、当該通信データに上記特定の識別情報が付与されていると判定した場合には、当該受信した通信データである上記通報用通信データに含まれる上記特定の事象に関する情報に基づいて、上記複数のユーザ側通信装置に対して上記特定の事象に関する情報を通知する通知用通信データを生成し、当該生成した上記通知用通信データに上記特定の識別情報を付与し、当該特定の識別情報が付与された上記通知用通信データを、上記複数のユーザ側通信装置に送信する。
また、同目的は、上記構成を有する情報通知システム、並びに対応する情報通知方法を、コンピュータによって実現するコンピュータ・プログラム、及び、そのコンピュータ・プログラムが格納されている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によっても達成される。
本発明によれば、局所的に配置された通信装置の間で、通信ネットワークを介して、局所的な情報を相互に通知可能である。より具体的には、特定のユーザ側通信機器において収集した特定の事象に関する情報を、局側通信機器を介して、地理的に近接した領域に存在する他のユーザ側通信装置に通知可能である。本発明によれば、例えば、災害等が発生した際に、特定の通信装置が精度の高い局所的な情報を収集し、収集した情報を当該災害が発生した地域に近接する地域に配置された通信装置等に通知することが可能である。また、収集した情報を、係る通信装置のユーザ等に対して伝達することが可能である。
図1は、本願発明の第1の実施形態に係る、情報通知システムの機能的な構成を例示するブロック図である。 図2は、本願発明の第1の実施形態に係る、情報通知システムの物理的なネットワーク接続構成を例示する図である。 図3は、本願発明の第1の実施形態に係る、情報通知システムの論理的なネットワーク接続構成を例示する図である。 図4は、本願発明の第1の実施形態に係るONUにおける、災害情報の検出及びOLTに対する通報処理を例示する、フローチャートである。 図5は、本願発明の第1の実施形態に係るOLTにおける、災害情報転送処理を例示するフローチャートである。 図6は、本願発明の第1の実施形態に係るONUにおける、災害情報の通知処理を例示するフローチャートである。 図7は、本願発明の第2の実施形態に係る、情報通知システムの物理的なネットワーク接続構成を例示する図である。 図8は、本願発明の第2の実施形態に係る、情報通知システムの機能的な構成を例示するブロック図である。 図9は、本願発明の第2実施形態に係るOLTにおける、災害情報転送処理の一部を例示するフローチャートである。 図10は、本願発明の第2実施形態に係るOLTにおける、災害情報転送処理の他の一部を例示するフローチャートである。 図11は、本願発明の第1及び第2の実施形態に係る情報通知システムの変形例を例示する図である。 図12は、本願発明の第3の実施形態に係る情報通知システムの機能的な構成を例示するブロック図である。 図13は、本願発明の各実施形態に係る、情報通知システムの各構成要素を実現可能な情報処理装置のハードウェア構成を例示したブロック図である。 図14は、災害情報を通知するシステムの一例を例示する図である。
次に、本発明を実施する形態について図面を参照して詳細に説明する。以下の実施の形態に記載されている構成は単なる例示であり、本願発明の技術範囲はそれらには限定されない。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について説明する。本実施形態においては、本願発明に係る情報通知システムを実現可能な具体例として、受動型光ネットワークシステム(Passive Optical Network:PON、以下「PON」または「PONシステム」と称する場合がある)に接続される通信装置を用いた構成について説明する。PONシステムの基本的な技術は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)802.3ahに規定されたGE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)−PON、)等を採用してよいため、詳細な説明は省略し、本実施形態において特徴的な構成について説明する。なお、本実施形態は上記に限定されず、任意の光通信ネットワークや、その他通信ネットワークを用いて実現してもよい。また、本実施形態においては、災害情報を収集して通知する情報通知システムを例示して説明するが、本願発明に係る情報通知システムはこれには限定されず、災害情報以外の所定の事象に関する情報を通知するよう構成してもよい。
まず、図1、及び、図2を参照して、本実施形態における情報通知システムについて説明する。図1は本実施形態における情報通知システムの機能的な構成を例示する、ブロック図である。
図1に例示するように、本実施形態における情報通知システム100は、PONシステムにおけるOLT(Optical Line Terminator)である、OLT101と、PONシステムにおけるONU(Optical Network Unit)である1以上のONU102(ONU1乃至ONU5)とを有する。
本実施形態におけるOLT101と、ONU102との間は、光ファイバなどのネットワーク回線(光ケーブル)103により、通信可能に接続されている。本実施形態においては、OLT101は、光通信回線を収容するセンタ(局)側に配置され、各ONU102(ONU1乃至ONU5)は、係る光通信回線のユーザ側(例えば、ユーザの家庭や事務所、あるいは、後述する災害情報を観察可能な観察ポイント)に配置される。本実施形態においては、OLT101と、複数のONU102との間は、P2MP(Point to Multipoint)により接続されてもよい。
各ONU102(ONU1乃至ONU5)は、近接エリア毎にカプラ104によって集約され、光ケーブル103を介して、OLT101に収容される。なお、本実施形態におけるカプラ104としては、例えば、周知の技術であるGE−PONシステム等における光スプリッタ等、光ケーブル(あるいは光ケーブルにより送受信される通信データ)を分岐あるいは集約可能な装置を採用してよい。
本実施形態における情報通知システムは、図2に例示するように、1以上のOLT101(図2に例示するOLT1乃至OLT3)に対して、それぞれ地理的に近接するエリア(例えば、図2に例示する近接エリア1乃至近接エリア3)に配置された複数のONU102が、光ケーブルを介して収容される態様を含む。例えば、GE−PONシステムを基盤技術として採用した場合、光信号の伝送距離は最大で20km程度である。このため、例えば、一つのOLT101に対して、20km圏内程度の地理的に近接した局所的な範囲に、各ONU102が配置されてもよい。なお、図2に例示する構成は一つの具体例であり、1台のOLT101の配下に配置するONU102の台数は、例えば、PONシステムの規格等により許容されている範囲において任意に定めてよい。また、図2に例示する、OLT101と、近接エリアに配置された複数のONU102とにより構成されるネットワークも、任意の数だけ設けてもよい。
再び図1を参照して、本実施形態におけるOLT101、及び、ONU102の具体的な構成について説明する。
本実施形態におけるOLT101は、PON終端部101aと、アラーム制御部101bと、ポート制御部101cとを備える。
PON終端部101aは、通常のPONシステムの制御や、通信データ(あるいは、通信データを含む通信フレーム)の転送制御等を実行する。PONシステムの制御は、例えば、周知のGE−PONシステムにおける物理層やデータリンク層の制御と同等としてよい。具体的な制御方法は、周知の技術を採用してよいため、説明を省略する。
なお、本実施形態におけるPON終端部101aは、周知のGE−PONシステムと同様、他のONU102との間で送受信される通信フレームに対してLLID(Logical Link Identifier)を付与してもよい。LLIDは、OLT101及びONU102において、送受信される通信フレームが自装置を宛先とするものか否かを識別する識別情報である。後述する特定情報(災害情報)以外の通常の通信データを含む通信フレームに付与されるLLIDは、例えば、OLT101に対してONU102を接続した際に、ONU102毎に設定されてもよい。
本実施形態におけるPON終端部101aは、特定の事象に関する情報を含む通信データを送受信する通信フレームを識別可能な専用のLLID(Logical Link Identifier)を、各ONU102(図1に例示するONU1乃至ONU5)との間で確立する。ここで、本実施形態におけるPON終端部101aは、係る特定の事象に関する情報として、災害情報を含む通信フレームを識別可能な災害情報専用LLIDを、各ONU102との間で確立する。
PON終端部101aは、係る災害情報専用LLIDが付与された通信フレームをONU102から受信した場合、後述するアラーム制御部101bに対して当該通信フレーム(あるいは、当該通信フレームに含まれる通信データ)を転送する。なお、以下において、ONU102からOLT101宛てに送信された、災害情報専用LLIDが付与された通信フレームを、「災害情報専用LLID宛ての上りフレーム」あるいは、単に「上りフレーム」と称する場合がある。
また、PON終端部101aは、後述するアラーム制御部101bから受け付けた、ONU102に対して災害情報を通知する通信フレームに対して、上記災害情報専用LLIDを付与して、各ONU102に転送する。PON終端部101aは、例えば、災害情報を通知する通信フレームを、各ONU102に対して同報通知(マルチキャスト通知)してもよい。なお、以下において、OLT101から各ONU102に対して送信する、災害情報専用LLIDが付与された通信フレームを、「災害情報専用LLID宛ての下りフレーム」あるいは、単に「下りフレーム」と称する場合がある。
次に、アラーム制御部101bについて説明する。アラーム制御部101bは、上記PON終端部101bから災害情報を含む通信フレーム(あるいは、当該通信フレームに含まれる通信データ)を受信する。そして、アラーム制御部101bは、受信した通信フレームに含まれる災害情報に基づいて、当該災害情報を各ONU102に通信する通知データを含む通信フレームを生成する。アラーム制御部101bは、例えば、上記PON終端部から受信した、災害情報を含む通知フレームを、折り返し各ONU102宛て(下り方向)に通知する通信フレームに変換してもよい。
次に、ポート制御部101cについて説明する。ポート制御部101cは、OLT101と、任意の外部ネットワーク(図1に例示する外部ネットワーク106)との間のインタフェース装置である。ポート制御部101cは、例えば、OLT101が受信した通信フレームを外部ネットワーク106に転送してもよい。また、ポート制御部101cは、例えば、外部ネットワーク106から受信した任意の通信データに基づいて、ONU102に対する通信フレームを生成してもよい。ポート制御部101cは、PONシステムと、外部ネットワーク106との間で相互にデータを送受信可能なように、通信データの変換処理等を実行してもよい。なお、本実施形態におけるOLT101に対して、ポート制御部101cを設けるか否かは、任意に定めてよい。
次に、本実施形態におけるONU102について説明する。
本実施形態におけるONU102は、PON終端部102aと、アラーム制御部102bと、ポート制御部102cと、アラーム通知部102dとを備える。なお、本実施形態におけるONU102は、後述する観測機器105と通信可能に接続されていてもよい。
まず、PON終端部102aについて説明する。PON終端部102aは、上記説明したOLT101におけるPON終端部101aと同様、通常のPONレイヤの制御や、通信データ(あるいは、通信データを含む通信フレーム)の転送制御等を実行する。
本実施形態におけるPON終端部101aは、特定の情報を含む通信データを送受信する通信フレームを識別可能な専用のLLIDを、上記OLT101との間で確立する。ここで、本実施形態におけるPON終端部102aは、係る特定の情報として災害情報を含む通信フレーム識別可能な、災害情報専用LLIDを、上記OLT101との間で確立する。
PON終端部102aは、上記災害情報専用LLIDが付与された通信フレーム(下りフレーム)を上記OLT101から受信し、当該通信フレーム(あるいは、当該通信フレームに含まれる通信データ)を、後述するアラーム制御部102bに転送する。
また、PON終端部102aは、後述するアラーム制御部102bから受け付けた、災害情報を含む通信フレームに対して、上記災害情報専用LLIDを付与し、係る通信フレーム(上りフレーム)を上記OLT101に転送する。
次に、アラーム制御部102bについて説明する。アラーム制御部102bは、上記PON終端部102aから転送された、災害情報を含む通信フレーム(あるいは通信データ)から、災害情報を抽出し、当該災害情報に応じて、後述するアラーム通知部102dを用いて各種通知動作を実行する。なお、具体的なアラーム通知部102dにおける具体的な警告動作については、後述する。
また、上記アラーム制御部102bは、自ONU102と通信可能に接続された観測機器105から提供される観測情報に基づいて災害情報(特定の事象に関する情報)を含む通信フレームを生成し、当該通信フレームをPON終端部102aに転送する。この場合、記アラーム制御部102bは、例えば、観測機器105から提供される観測情報に基づいて、特定の災害を識別可能な識別情報であるアラーム番号を選択し、係るアラーム番号を災害情報としてもよい。また、係るアラーム番号は、特定の災害に関する警告の内容を識別可能な、識別情報であってもよい。なお、本実施形態はこれには限定されず、災害の発生を識別可能な任意の情報を、災害情報としてもよい。
次に、アラーム通知部102dについて説明する。アラーム通知部102dは、上記アラーム制御部102bからの指示に応じて、例えば、ONU102のユーザや、ONU102の周囲に存在する人等に対して、上記災害情報に基づく各種通知を行う。
アラーム通知部102dは、例えば、LED(Light Emitting Diode)表示器、警告灯、モニタ画面などの表示装置を備え、上記災害情報に関連する通知を視覚的に提示してもよい。また、アラーム通知部102dは、例えば、スピーカ等の音響装置を備え、各種音声や警告音を再生することにより、情報上記災害情報に関連する通知を聴覚的に提示してもよい。また、アラーム通知部102dは、任意の通信手段等を用いて、上記災害情報に関連する通知信号を送信してもよい。この場合、係る通知信号の送信は、任意の放送装置による放送を含んでもよい。なお、上記に限らず、アラーム通知部102dは、任意の通知手段により、上記災害情報に基づく通知を実行してよい。また、本実施形態においては、アラーム通知部102dに相当するアラーム通知装置108を設け、係るアラーム通知装置108と、ONU102とを通信可能に接続してよい。
次に、ポート制御部102cについて説明する。ポート制御部102cは、ONU102と、任意のユーザネットワーク(図1に例示するユーザネットワーク107)との間のインタフェース装置である。ポート制御部102cは、例えば、ONU102が受信した通信フレームをユーザネットワーク107に転送してもよい。また、ポート制御部102cは、例えば、ユーザネットワーク107から受信した任意の通信データに基づいて、OLT101に対する通信フレームを生成してもよい。ポート制御部101cは、PONシステムと、ユーザネットワーク107との間で相互にデータを送受信可能なように、通信データの変換処理等を実行してもよい。なお、本実施形態におけるONU102に対して、ポート制御部102cを設けるか否かは、任意に定めてよい。
次に、観測機器105について説明する。観測機器105は、ONU102(図1に例示する具体例においてはONU1)と通信可能に接続され、観測した各種データをアラーム制御部102bに送付する。本実施形態においては、観測機器105は、例えば、各種災害に関する情報を収集する。係る観測機器105は、例えば、地震計、風速計、降水量測定器、水位計(潮位計)、気温計、気圧計などの各種測定器であってもよい。また、係る観測機器105は、例えば、各種監視カメラと、係る監視カメラの映像を解析して災害情報を抽出可能な制御装置とにより構成される、監視システムであってもよい。この場合、例えば、監視カメラによる撮影映像から、各種事象(火災、噴火、雪崩、土砂崩れ等)を観測し、それぞれの事象に応じて上記制御装置が災害情報を生成し、上記アラーム制御部102dに通知するよう構成してもよい。本実施形態は上記に限定されず、観測機器105の構成は、適宜定めてよい。また、観測機器105は、図2に例示するように、収容筐体にONU102と共に収容され、屋外に設置されてもよい。
なお、本実施形態においては、全てのONU102に対して観測機器105が接続されてもよく、一部のONU102(例えば、図1に例示するONU1)に対して観測機器105が接続されてもよい。この場合、観測機器105が接続されたONU102(ONU1)及び、観測機器105は、他のONU102(例えば、図1におけるONU2乃至ONU5)の地理的な配置に対して、略中央付近に配置されてもよい。このように配置された場合、近接して配置された複数のONU102の中央付近で発生した災害に関する情報が各ONU102に対して通知されることから、局所的で精度が高い災害情報を各ONU102に通知可能である。
次に、本実施形態における外部ネットワーク106について説明する。外部ネットワーク106は、任意の通信ネットワークであり、例えば、Internet等の広域通信網や、他のPONシステム等であってもよい。また、外部ネットワーク106は、有線通信による通信ネットワークでもよく、無線通信による通信ネットワークであってもよい。
次に、本実施形態におけるユーザネットワーク107について説明する。ユーザネットワーク107は、任意の通信ネットワークであり、例えば、LAN(Local Area Network)等の狭域通信ネットワークであってもよい。また、ユーザネットワーク107は、有線通信による通信ネットワークでもよく、無線通信による通信ネットワークであってもよい。
次に、上記のように構成された情報通知システム100の動作について、具体的に説明する。
まず、OLT101、及び、各光ケーブル103が敷設されているPONシステムに、各ONU102(図1に例示するONU1乃至ONU5)を接続する。この場合、各ONU102に接続される光ケーブル103がカプラ104に集約され、カプラ104とOLT101とが接続される態様としてもよい。
OLT101に対して各ONU102が接続された際、OLT101におけるPON終端部101aと、各ONU102におけるPON終端部102aとの間でリンクプロセスが実行され、通信データを含む通信フレームを送受信するための論理的なリンクが形成される。係るリンクプロセスは、例えば、GE−PONシステムにおける周知のリンクプロセス(P2MPディスカバリ)等と同等としてよいため、詳細な説明は省略する。
上記論理的なリンクは、OLT101と各ONU102との間を1対1に接続する通信経路となる。より具体的には、例えば、OLT101と、各ONU102との間で、一意の識別子(ID:Identifier)であるLLIDが割り当てられ、係るLLIDにより論理的なリンクが構築される。これ以降、OLT101から、各ONU102に対して送信されるフレームに関しては当該LLIDが付与される。各ONU102におけるPON終端部101aは、OLT101から受信した通信フレームが自装置宛てか否かを、当該通信フレームに付与されたLLIDに基づいて判定する。即ち、各ONU102におけるPON終端部101aは、上記LLIDに基づいて自装置宛ての通信フレームを取り込むと共に、他のONU102宛ての通信フレームは廃棄する。なお、上記において設定されるLLIDは、上述した災害情報以外の通常の通信データを送受信する際に用いられる。以下、上記設定されるLLIDを「通常通信用LLID」と称する場合がある。
本実施形態においては、上記通常通信用LLIDに加えて、OLT101と、各ONU102との間で、上記説明した各種災害情報に関する通信データ送受信する通信フレームに付与される災害情報専用LLIDを確立する。
この災害情報専用LLIDは、OLT101に接続される全てのONU102に対して割り当てられてもよく、また、一部のONU102に対して割り当ててもよい。また、この災害情報専用LLIDは、全てのONU102に対して同じ値が割り当てられてもよい。係る災害情報専用LLIDを付与することにより、災害情報に関する通信フレームを送受信するための、論理的な専用の通信経路が確立される。
上記リンクプロセスによって確立された論理的な通信経路の構成を図3に例示する。図1に例示するように、物理的な接続構成としては、カプラ104とOLT101との間は、例えば1本の光ケーブル103により接続される。また、カプラ104と各ONU102(ONU1乃至ONU5)との間は、それぞれのONU102毎に1本の光ケーブル103を介して接続される。
これに対して、図3に例示するように、論理的な接続構成としては、OLT101と、各ONU102との間は、それぞれ通常通信用LLIDと、災害情報専用LLIDとによって、1対1に接続されている。なお、上記したように、通常通信用LLIDは、ONU102毎に異なる値が設定され、災害情報専用LLIDは、全てのONU102に対して同じ値が設定されてもよい。図3においては、OLT101とONU1との間に通常通信用LLIDとして「LLID1」が割り当てられる。また、OLT101とONU2との間に通常通信用LLIDとして「LLID2」が割り当てられる。また、OLT101とONU3との間に通常通信用LLIDとして「LLID3」が割り当てられる。
次に、特定のONU102において災害情報を検知し、係る災害情報をOLT101に通報する動作について、図4に例示するフローチャートを参照して説明する。以下、図1に例示するONU1が、災害情報を通報する動作を説明する。なお、図4に例示するフローチャートにおいて、ステップSA401乃至ステップSA404は、ONU1のアラーム制御部102bが実行する。また、ステップSP401乃至ステップSP406は、ONU1のPON終端部102aが実行する。
まず、ONU1のアラーム制御部102bは、ONU1に接続された観測機器105を監視する(ステップSA401)。この場合、アラーム制御部102bは、一定期間(時間間隔)毎に、観測機器105を監視してもよく、あるいは、観測機器105からの通知を待機してもよい。また、上記ステップSA401と並行して、PON終端部101aが、通信フレームの受信を待機してもよい(ステップSP401)。
次に、上記ステップSA401における監視の結果、観測機器105において何らかの災害を検知した場合(ステップSA402においてYES)、アラーム制御部102bは、当該災害情報を含む通信フレームを生成する。より具体的には、アラーム制御部102bは、検知した災害に関する情報に対して関連付けされたアラーム情報(例えば、上記説明したアラーム番号)を埋め込んだ、通信フレームを生成する(ステップSA403)。
なお、ステップSA402において、災害情報を検知していない場合(ステップSA402においてNO)、アラーム制御部102bは、再度ステップSA401に戻り、観測機器105を監視する。
次に、アラーム制御部102bは、ONU1におけるPON終端部102aに対して、上記ステップS403において生成した通信フレームを転送する(ステップSA404)。
ステップSP401において通信フレームを待機しているPON終端部102aは、通信フレームを受信する(ステップSP402)。この場合、PON終端部102aは、上記ステップSA404においてアラーム制御部102bから送信された通信フレームを受信してもよい。
次に、PON終端部102aは、受信した通信フレームが、アラーム制御部102aから送信された通信フレームか否かを確認する(ステップSP403)。
ステップSP403における確認の結果、アラーム制御部102aから災害情報を含む通信フレームを受信した場合(ステップSP404においてYES)、PON終端部102aは、当該通信フレームに災害情報専用LLIDを付与する。そして、PON終端部102aは、災害情報専用LLIDを付与した通信フレームを、OLT101に対して送信する(ステップSP405)。
また、ステップSP404においてNOの場合、PON終端部102aが受信した通信フレームは通常の通信データ(災害情報ではない通信データ)に関する通信フレームである。このため、PON終端部102aは、通常通信用LLID(例えば、図3に例示するLLID1)を付与し、当該通信フレームをOLT101に送信する(ステップSP406)。なお、PON終端部102aは、例えば、ポート制御部102cから、ユーザネットワーク107において送受信される通信データを含む通信フレームを受信した場合には(ステップSP404においてNOに該当)、係る通信フレームに通常通信用LLIDを付与して、OLT101に転送してもよい。
上記ステップSP405、または、ステップSP406において送信された通信フレームは、光ケーブル103及びカプラ104を介して、OLT101におけるPON終端部101aに到達する。
以下、OLT101が通信フレームを受信した場合の動作について図5に例示するフローチャートを参照して説明する。
まず、OLT101におけるPON終端部101aは、通信フレームを受信する(S501)。
次にOLT101(PON終端部101a)は、受信した通信フレームが、ONU102から受信した上り方向の通信フレームか、あるいは、アラーム制御部101bやポート制御部101c等から受信した下り方向の通信フレームかを判定する(ステップS502)。
ステップS502における判定の結果、受信した通信フレームが上り通信フレームの場合(ステップS502においてYES)、PON終端部101aは、当該受信した通信フレームに付与されたLLIDが、災害情報専用LLIDか否かを判定する(ステップS503)。
上記ステップS503における判定の結果、災害情報専用LLIDが付与されていた場合(ステップS503においてYES)、PON終端部101aは、アラーム制御部101bに対して、当該通信フレームを転送する(ステップS504)。この場合、PON終端部101aは、当該通信フレームに付与されていた災害情報専用LLIDを削除してもよい。
次に、OLT101におけるアラーム制御部101bは、ステップS504においてPON終端部101aから転送された通信フレームを受信する。そして、アラーム制御部101bは、受信した通信フレームを、他のONU102(図1に例示する具体例においては、ONU1乃至ONU5)宛てのマルチキャストフレームに変換する。そして、アラーム制御部101bは、各ONU102宛てのマルチキャストフレームを、PON終端部101aに転送する(ステップS505)。なお、係るマルチキャストフレームは、例えば、上記説明したステップSA403において埋め込まれたアラーム番号を、通信データとして含んでもよい。
次に、ステップS503においてNOの場合、PON終端部が受信した上り通信フレームは、通常の通信データである。この場合、PON終端部101aは、当該通信フレームに付与されたLLIDやフレーム条件等に基づいて、当該通信フレームを転送する(ステップS506)。より具体的には、例えば、PON終端部101aは、当該通信フレームを、ポート制御部101cに転送してもよい。この場合、ポート制御部101cは、当該通信フレームに含まれる通信データを、外部ネットワーク106に転送してもよい。
次にPON終端部101aが、アラーム制御部101bやポート制御部101c等から下り方向の通信フレームを受信した場合(ステップS502においてNO)について説明する。
この場合、PON終端部101aは、ステップS501において受信した通信フレームが、アラーム制御部101bから転送された通信フレームであるか否かを判定する(ステップS507)。
ステップS507においてYESの場合、係る通信フレームは、上記ステップS505においてアラーム制御部101bから転送された通信フレームである。よって、係る通信フレームは、各ONU102に対して災害情報を通知する通信フレームである。この場合、PON終端部101aは、係る通信フレームに対して、災害場情報専用LLIDを付与し、各ONU102に送信する(ステップS508)。
ステップS507においてNOの場合、係る通信フレームは、上記ステップS505においてアラーム制御部101bから転送された通信フレームではない。この場合、PON終端部101aは、例えば、フレーム条件に応じた通常通信用LLID(図4に例示するLLID1乃至LLID3等)を当該通信フレームに付与する。そして、PON終端部101aは、係る通信フレームを、適切なONU102(ONU1乃至ONU5)に送信する(ステップS509)。より具体的には、PON終端部は、例えば、ポート制御部101cから、外部ネットワーク106において送受信される通信データを含む通信フレームを受信した場合には(ステップS507においてNOに該当)、係る通信フレームに通常通信用LLIDを付与して、特定のONU102に転送してもよい。係る通信フレームをどのONU102に送信するかは、当該通信フレームの宛先や内容等に応じて、適宜選択してよい。
次に、上記ステップS505においてOLT101におけるPON終端部101aから送信された災害情報を含む通信フレームを、各ONU102が受信した場合の動作について、図6に例示するフローチャートを参照して説明する。
まず、ONU102におけるPON終端部102aが、OLT101から送信された下り方向の通信フレームを受信する(ステップS601)。
PON終端部102aは、当該受信した通信フレームに、災害情報専用LLIDが付与されているか判定する(ステップS602)。
ステップS602においてYESの場合、ステップS601において受信した通信フレームは、災害情報を通知する通信フレームである。この場合、PON終端部101aは、当該通信フレームをアラーム制御部102bに転送する(ステップS603)。
アラーム制御部102bは、上記ステップS603において転送された通信フレームを受信し、当該通信フレームから災害情報を抽出する。より具体的には、アラーム制御部102bは、例えば、当該通信フレームから、上記説明したアラーム番号を抽出する(ステップS604)。上記ステップSA403説明した通り、係るアラーム番号は、災害情報を検出したONU102において、災害情報を通知する通信データに埋め込まれる。
次に、アラーム制御部102bは、アラーム通知部102dを用いて、上記ステップS604において抽出した災害情報に応じた通知処理を実行する。より具体的には、アラーム制御部102bは、例えば、アラーム通知部102dを用いて、上記抽出したアラーム番号に応じた各種通知処理を実行する(ステップS605)。この場合、アラーム通知部102dは、例えば、LED表示器、警告灯、モニタ画面などの表示装置を用いて、上記アラーム番号に応じた災害情報を表示してもよい。また、アラーム通知部102dは、例えば、スピーカ等の音響装置を用いて、上記アラーム番号に応じた各種音声や警告音を再生してもよい。また、アラーム通知部102dは、任意の通信手段等を用いて、上記アラーム番号に応じた通知信号を送信してもよい。
次に、ステップS602においてNOの場合、PON終端部102bは、ステップS601において受信した通信フレームを、通常の通信データを含む通信フレームと判断する。この場合、PON終端部102bは、当該通信フレームに関するフレーム条件や通信フレームが有する通信データ等に基づいて、当該通信フレームを転送する(ステップS606)。例えば、当該通信フレームをポート制御部102cへ転送してもよい。ポート制御部102cは、当該通信フレームに含まれる通信データを、ユーザネットワーク106に転送してもよい。
以上のように、本実施形態における情報通知システムによれば、PONシステムの伝送範囲内に配置されたONU102において検出された災害情報が、同範囲内にある他のONU102に伝達されるため、局所的に発生した災害に関する高精度な情報を伝達可能である。このため、近接した地域に配置される複数のONU102がOLT101に接続されるPONシステムを用いることにより、局所的な精度が高い情報を、ONU102のユーザや、周囲に存在する人に通知可能である。
また、本実施形態における情報通知システム100によれば、災害情報を通知する通信フレームには、災害情報専用のLLIDが付与されるため、他の通信フレームと災害情報を通知する通信フレームとを、識別可能である。このため、場合によっては、PONシステムにおいて災害情報専用LLIDが付与された通信フレームを優先的に送受信するなどの制御が可能である。更に、災害情報専用LLIDを付与した通信フレームをマルチキャスト送信することにより、各ONUに同報的に災害情報を通知可能である。
また、本実施位形態における情報通知システムによれば、既存の光通信回線を物理的な設備として利用可能である。本実施位形態における情報通知システムは、GE−PON等の周知のPONシステムに対するプロトコルの拡張と、上記説明した機能を有するONU及びOLTの設置のみで実現可能であることから、低コストで運用、管理が可能である。なお、本実施形態における情報通知システムは、1台のOLT101と、当該OLT101に接続可能なONU102による小規模のネットワークにより実現可能であることから、低コストでの運用、管理が可能である。
また、本実施形態における情報通知システムは、PONシステムを構成する通信ネットワークにおけるデータリンク層(MAC層:Media Access Control層)において、災害情報の検出から通知に至るサービスが実現可能である。このため、例えば、光回線を用いた電話サービスのみ契約し、インターネットサービスを契約していないユーザや、特別な情報端末を所有していないユーザに対しても、低コストに情報を通知することが可能である。
以上説明した通り、本実施形態における情報通知システムによれば、通信ネットワークに接続された特定のONU102において収集した情報を、OLT101を介して、局所的な範囲に配置された他のONU102に通知可能な、情報通知システム等を提供することが可能である。より具体的には、例えば、特定のONU102が災害情報を収集してOLT101に通報し、当該OLT101が地理的に近接した領域に存在する他のONU102に対して当該災害情報を通知可能な、情報通知システムを構築可能である。
<第2の実施形態>
次に、図7乃至図8を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。以下の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成についての重複する説明は省略する。
上記第1の実施形態において例示した情報通知システム100は、一つのOLT101に接続された複数のONU102に対して、災害情報を通知する。即ち、特定のOLT101と、当該OLT101に接続されるONU102の範囲が、災害情報が通知される領域である警戒エリアとなる。
これに対して、第2の実施形態における情報通知システムにおいては、隣接するエリアに配置されるONUを収容する一以上のOLTを相互に通信可能に接続することにより、警戒エリアを、隣接するPONシステムに加入するONUに広げることを可能とする。第2の実施形態における情報通知システムは、この点において上記第1の情報通知システム100と相違するため、以下の説明においては、上記相違点を中心に説明する。なお、上記第1の情報通知システム100と同等の構成については、説明を省略する。
図7は、本実施形態における情報通知システム700の全体像を例示する図である。図7に例示するように、本実施形態における情報通知システム700は、L2SW702を介して、複数のOLT701が相互に通信可能に接続されている。即ち、各近接エリア(例えば、図7に例示する近接エリア1乃至近接エリア3)に配置されたONU102を収容するOLT701の間で相互に災害情報を転送することにより、各近接エリアに配置されたONU102に対して、災害情報が通知される。
次に、図8を参照して、本実施形態におけるOLT701の構成について説明する。図8は、本実施形態における情報通知システム700の機能的な構成を例示するブロック図である。
L2SW702は、複数のOLT701(図8に例示するOLT1乃至OLT3)と通信可能に接続され、特定のOLT701から受信した通信データを、他のOLT701に転送するネットワークスイッチ装置である。具体的には、L2W702は、例えば、通信ネットワークのプロトコル階層をモデル化したOSI(Open Systems Interconnection)参照モデルにおける第2層(データリンク層)において通信データの転送制御を実施する、スイッチングハブ等のネットワークスイッチ装置であってもよい。
本実施形態においては、L2SW702は、各OLT701におけるアラーム制御部701bと通信可能に接続される。ここで、アラーム制御部701bと、L2SW702との間は、有線あるいは無線通信を用いて構築される、任意の通信回線により接続してよい。
本実施形態におけるL2SW702は、特定のOLT101におけるアラーム制御部701bから受信した通信データを、他のOLT701に対して転送する。この場合、L2SW702は、受信した通信データに応じて、転送先のOLT701を選択してもよい。また、L2SW702は、特定のOLT701から受信した通信データを、他の全てのOLT701に転送してもよい。
次に、本実施形態におけるOLT701について説明する。本実施形態におけるOLT701は、第1の実施形態におけるOLT101に対して、アラーム制御部701bの機能が拡張されている。なお、OLT701におけるポート制御部101c、及び、PON終端部101aは、それぞれ、第1の実施形態におけるOLT101におけるポート制御部101c、及び、PON終端部101aと同等としてよい。
本実施形態におけるアラーム制御部701bは、PON終端部101aから受信した災害情報を含む通信フレームを、L2SW702を経由して他のOLT701に転送する通信フレームに変換する。そして、アラーム制御部701bは、係る変換した通信フレームを、L2SW702宛てに送信する。
また、アラーム制御部701bは、他のOLT701からL2SW702を介して受信した災害情報を通知する通信フレームに基づいて、自OLT701に接続(収容)される各ONU102に対して、災害情報を通知する通信フレームを生成する。
また、アラーム制御部701bは、第1の実施形態におけるアラーム制御部101bと同等の機能を有する。即ち、アラーム制御部701bは、PON終端部101aが受信した災害情報を含む通信フレームに基づいて、他のONU102に通知する通信フレームを生成する。
図8には、OLT701として、OLT1乃至OLT3が相互に接続された態様が例示されるが、本実施形態はこれには限定されず、任意の数のOLT701を接続してもよい。また、各OLT701に接続(収容)されるONU102の数も、任意に定めてよい。
本実施形態におけるONU102、及び、カプラ104は、上位第1の実施形態と同等としてよいため、詳細な説明は省略する。
次に、図9及び図10を参照して、本実施形態における情報通知システム700の動作について説明する。なお、以下においては、上記第1の実施形態と相違するアラーム制御部701bの動作について説明する。情報通知システム700のその他の動作については、上記第1の実施形態と同等であるため、説明を省略する。
図9は、本実施形態におけるOLT701が通信フレームを受信した場合の動作について例示するフローチャートである。ここで、ステップS901以外の各ステップは、上記第1の実施形態における図5に例示したフローチャートと同様としてよいため、説明を省略する。
PON終端部101aが、特定のONU102から通信フレームを受信し(ステップS501、及び、ステップS502においてYES)、係る通信フレームに災害情報専用LLIDが付与されている場合(ステップS503においてYES)、PON終端部101aは、アラーム制御部701bに係る通信フレームを転送する(ステップS504)。
ステップS504において転送された通信フレームを受信したアラーム制御部701bは、当該通信フレームを転送する処理を実行する(ステップS901)。
以下、図10を参照して、ステップS901におけるアラーム制御部701bの動作について説明する。図10は、アラーム制御部701bにおいて、受信した通信フレームを転送する処理を例示するフローチャートである。なお、図10に例示するフローチャートには、後述するように、アラーム制御部701bが、L2SW702を介して他のOLT701から転送された通信データを受信した場合の処理も併せて例示する。また、以下の説明においては、図8に例示するOLT1におけるアラーム制御部701bを代表として、各OLT701におけるアラーム制御部701bの動作を説明する。
まず、OLT1におけるアラーム制御部701bは、通信フレームを受信する(ステップS1001)。
当該通信フレームがPON終端部101aから転送された(図9におけるステップS504)通信フレームである場合(ステップS1002においてYES)、アラーム制御部701bは、受信した通信フレームを、他のONU102宛てのマルチキャストフレームに変換する。そして、アラーム制御部701bは、各ONU102宛てのマルチキャストフレームを、PON終端部101aに転送する(ステップS1003)。なお、ステップS1003における処理は、上記図5に例示したステップS505における処理と同等としてよい。
次に、アラーム制御部701bは、他のOLT701宛て(例えば、図8に例示するOLT2、及び、OLT3)の通信フレームに変換する。そして、アラーム制御部701bは、当該変換した通信フレームを、L2SW702に転送する(ステップS1004)。
次に、ステップS1002においてNOの場合、アラーム制御部701bは、ステップS1001において受信した通信フレームが、他のOLT701から転送された下り通信フレームであるか判定する(ステップS1005)。
ステップS1005においてYESの場合、ステップS1001において受信した通信フレームは、他のOLT701からL2SW702を介して転送された通信フレームである。このため、係る通信フレームは、他のOLT701から通知された、災害情報を含む通信フレームである。
この場合、アラーム制御部701bは、当該受信した通信フレームを、自OLT701に接続(収容)される各ONU102に災害情報を通知するマルチキャストフレームに変換する。この場合、アラーム制御部701bは、受信した通信フレームに基づいて、自OLT701に接続(収容)される各ONU102に災害情報を通知するマルチキャストフレームを生成してもよい。そして、アラーム制御部701bは、当該通信フレームを、自OLT701におけるPON終端部101aに転送する(ステップS1006)。
当該通信フレームを受信したPON終端101aは、上記第1の実施形態と同様、係る通信フレームを、自OLT701に接続された各ONU102に送信する(例えば、図5に例示するステップS507乃至S508等)。
以上説明した通り、OLT701におけるアラーム制御部701bは、次OLT701に接続されたONU102から受信した災害情報を含む通信フレームを、L2SW702を介して他のOLT701に転送する。更に、他のOLT701におけるアラーム制御部701bから、L2SW702を介して転送された災害情報を含む通信フレームを変換して、自OLT701に接続されたONU102対して転送する。
なお、本実施形態におけるOLT701のその他の動作については、上記第1の実施形態と同等としてよいため、詳細な説明は省略する。また、本実施形態におけるONU102の動作についても、上記第1の実施形態と同等としてよいため、詳細な説明は省略する。
以上説明した、本実施形態における情報通知システム700によれば、複数のOLT701がL2SW702を介して通信可能に接続され、特定のOLT701がONU102から受信した災害に関する情報が、他のOLT701に転送される。これにより、本実施形態における情報通知システム700によれば、災害に関する局所的で精度の高い情報を、より広範囲に通知可能である。より具体的には、あるONU102が特定のOLT701に通知した災害に関する情報は、当該特定のOLT701に接続された近接した領域に配置されるONU102だけではなく、他のOLT701に接続されるONU102にも通知される。これにより、広範囲のONU102及び、当該ONU102のユーザ等に対して、災害に関する情報を伝達可能であり、災害に関して広範囲に早期の警戒を促すことが可能である。
なお、本実施形態における情報通知システム700は、上記第1の実施形態における情報通知システム100と同等の構成を有するため、上記第1の実施形態における情報通知システム100と同等の効果を奏する。
<第1及び第2の実施形態の変形例>
次に、図11を参照して、上記第1及び第2の実施形態に係る情報システムの変形例について説明する。なお、図11は、上記第1の実施形態に係る情報システム100の変形例を例示するが、係る変形例は、上記第2の実施形態についても適用可能である。
図11は、上記第1の実施形態に係る情報システム100の変形例について、機能的な構成を例示するブロック図である。図11に例示するように、本変形例における情報通知システム1100は、第1の実施形態におけるOLT101に相当するOLT1101を有すると共に、当該OLT1101に対して観測機器1102が接続される。なお、本変形例における情報通知システム1100のその他の構成要素は、上記第1の実施形態と同等としてよい。
本変形例においては、OLT1101が備えるアラーム制御部1101bが、観測機器1102と通信可能に接続されている。なお、OLT1101のその他の構成は、上記第1の実施形態におけるOLT101と同等としてよいため、詳細な説明は省略する。
アラーム制御部1101bは、上記第1の実施形態におけるONU102が備えるアラーム制御部102bと同様、例えば、観測機器1102を監視する。そして、観測機器1102において何らかの災害を検知した場合、アラーム制御部1101bは、当該災害情報を含む通信フレームを生成する。より具体的には、アラーム制御部1101bは、検知した災害に関する情報に対して関連付けされたアラーム情報(例えば、上記第1の実施形態において説明したアラーム番号)を埋め込んだ、通信フレームを生成してもよい。そして、アラーム制御部1101bは、当該生成した通信フレームを、PON終端部101aに転送する。
PON終端部101aは、上記アラーム制御部1101bから受信した通信フレームに対して、上記災害情報専用LLIDを付与し、自OLT1101に接続された他のONU102に対して送信する。
本変形例における観測機器1102は、上記第1の実施形態における観測機器105と同等としてよいので、詳細な説明は省略する。
以上のように構成された本変形例の情報通知システム1100によれば、OLT1101自身が観測機器1102を用いて災害情報を検出し、各ONU102に対して係る災害情報を通知可能である。これにより、例えば、特定のONU102が被災して、OLTに対して災害情報を通知できない場合でも、OLT1101自体が検出した災害情報を、他のONU102に対して通知可能である。通常、PONシステムにおいては、OLT1101と各ONU102とが特定の距離内に配置されることから、OLT1101自体が災害情報を検出することにより、局所的に精度が高い災害情報を、他のONU102に対して伝達可能である。
また、図11に図示していないが、本変形例におけるOLT1101は、例えば、ONU102が備えるアラーム通知部102dと同等のアラーム通知部を備えてもよい。この場合、災害に関する情報を、図示しないOLT1101の管理者や、OLT1101の周辺に存在する人に対しても通知可能である。
なお、本変形例における情報通知システム1100は、上記第1の実施形態における情報通知システム100と同等の構成を有するため、上記第1の実施形態における情報通知システム100と同等の効果を奏する。
<第3の実施形態>
次に、上記第1及び第2の実施形態に共通する構成について、第3の実施形態として説明する。図12は、本願発明の第3の実施形態に係る情報通知システム1300の機能的な構成を例示する、ブロック図である。
図12に例示するように、本実施形態における情報通知システム1200は、通信ネットワーク1203に通信可能に接続された局側通信装置1201と、上記局側通信機器1201と上記通信ネットワーク1203を介して通信可能に接続された複数のユーザ側通信装置1202と、を備える。
少なくとも1以上の上記ユーザ側通信装置1202は、上記局側通信装置に対して特定の事象に関する情報を通報する通報用通信データを生成し、当該通報用通信データに特定の識別情報を付与し、当該特定の識別情報が付与された上記通報用通信データを、上記局側通信装置に送信する。
また、上記ユーザ側通信装置1202は、上記局側通信装置1201から受信した通信データを解析することにより、当該通信データに上記特定の識別情報が付与されているか判定する。当該通信データに上記特定の識別情報が付与されている場合、上記ユーザ側通信装置1202は、当該受信した通信データに応じた特定の警告を、自装置に備えられるか、あるいは、自装置と通信可能に接続された警告報知装置により報知する。
上記局側通信装置1201は、上記ユーザ側通信装置1202から受信した通信データを解析することにより、当該通信データに上記特定の識別情報が付与されているか判定する。
当該通信データに上記特定の識別情報が付与されいてる場合、上記局側通信装置1201は、当該受信した通信データである上記通報用通信データに含まれる上記特定の事象に関する情報に基づいて、上記複数のユーザ側通信装置1201に対して上記特定の事象に関する情報を通知する通知用通信データを生成する。
そして、上記局側通信装置1201は、当該生成した上記通知用通信データに上記特定の識別情報を付与し、当該特定の識別情報が付与された上記通知用通信データを、上記複数のユーザ側通信装置1201に送信する。
本実施形態における局側通信装置1201は、例えば、上記第1の実施形態におけるOLT101、及び、上記第2の実施形態におけるOLT701に相当する通信装置であってもよい。また、本実施形態におけるユーザ側通信装置1202は、例えば、上記第1及び第2の実施形態におけるONU102に相当する通信装置であってもよい。また、上記特定の識別情報は、例えば、上記各実施形態において説明した災害情報専用LLIDであってもよい。また、上記特定の事象に関する情報は、例えば、災害に関する情報であってもよい。また、上記通信ネットワーク1203は、例えば、PON等の光通信システムであってもよい。
なお、本実施形態におけるユーザ側通信装置1202は、観測機器と通信可能に接続され、係る観測機器において観測した事象に関する情報を、上記局側通信装置1201に送信してもよい。
また、本実施形態におけるユーザ側通信装置1202は、警告報知機能を備えるか、あるいは警告報知装置と通信可能に接続されてもよい。
以上説明した通り、本実施形態における情報通知システム1200によれば、通信ネットワーク1203に接続されたユーザ側通信装置1202において収集した情報を、局側通信装置1203を介して、局所的な範囲に配置された他のユーザ側通信装置1202に通知することが可能である。
より具体的には、例えば、通信ネットワーク1203に接続されたユーザ側通信装置1202が災害情報を収集して局側通信装置1201に通報し、当該局側通信装置1201が地理的に近接した領域に存在する他のユーザ側通信装置1202に当該災害情報を通知可能な、情報通知システムを構築可能である。
これにより、例えば、災害等が発生した際に、精度の高い局所的な情報を、当該災害が発生した地域に近接する地域に配置された通信装置等に通知することが可能であり、係る通信装置のユーザ等に対して災害に関する情報を伝達可能である。
<ハードウェア及びソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム)の構成>
以下、上記説明した各実施形態を実現可能なハードウェア構成について説明する。
以下の説明において、情報通知システム(符号100、符号700、符号1100、符号1200)をまとめて、単に「情報通知システム」と称する場合がある。また、当該情報通知システムの各構成要素(例えば、OLT101、OLT701、OLT1101、局側通信装置1201、ONU102、ユーザ側通信装置1202、及び、これらを構成する各構成要素等)をまとめて、単に「情報通知システムの構成要素」と称する場合がある。また、上記OLT101、OLT701、OLT1101、及び、局側通信装置1201をまとめて、「OLT」と称する場合がある。また、ONU102、及び、ユーザ側通信装置1202をまとめて「ONU」と称する場合がある。
上記各実施形態において説明した情報通知システム各構成要素は、それぞれの機能を実現する専用のハードウェア装置により構成してもよい。その場合、上記各図に示した各部は、一部または全部を統合したハードウェア(処理ロジックを実装した集積回路等)として実現してもよい。
また、上述した情報通知システムの各構成要素は、図13に例示するようなハードウェアと、係るハードウェアによって実行される各種ソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム)とによって構成してもよい。
図13における演算装置1301は、汎用のCPU(Central Processing Unit)やマイクロプロセッサ等の演算処理装置である。演算装置1301は、例えば後述する不揮発性記憶装置1303に記憶された各種ソフトウェア・プログラムを記憶装置1302に読み出し、係るソフトウェア・プログラムに従って処理を実行してもよい。
記憶装置1302は、演算装置1301から参照可能な、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置であり、ソフトウェア・プログラムや各種データ等を記憶する。なお、記憶装置1302は、揮発性のメモリ装置であってもよい。
不揮発性記憶装置1303は、例えば磁気ディスクドライブや、フラッシュメモリによる半導体記憶装置のような、不揮発性の記憶装置であり、各種ソフトウェア・プログラムやデータ等を記録してもよい。
ネットワークインタフェース1306は、通信ネットワークに接続するインタフェース装置であり、例えば有線及び無線のLAN(Local Area Network)接続用インタフェース装置等を採用してもよい。また、上記各実施形態においては、ネットワークインタフェース1306は、光通信回線に接続するための光送受信モジュールを備えてもよい。
例えば、上記各実施形態におけるOLTと、ONUとの間がPONシステム等の光通信ネットワークにより接続されている場合、OLT及びONUは、自装置と当該光通信ネットワークとの間を、上記ネットワークインタフェース1306を介して接続してもよい。
外部記憶装置1304は、例えば、後述する外部記憶媒体1305に対するデータの読み込みや書き込みを処理する装置である。
外部記録媒体1305は、例えば光ディスク、光磁気ディスク、半導体フラッシュメモリ等、データを記録可能な任意の記録媒体である。
入出力インタフェース1307は、外部装置との間の入出力を制御する装置である。
例えば、上記各実施形態においては、ONUと観測機器(符号105、符号1102等)との間を、入出力インタフェース1307を介して接続してもよい。
上述した各実施形態を例に説明した本発明は、例えば、図13に例示したハードウェア装置により情報通知システムの各構成要素を構成し、係る装置に対して、各実施形態の説明において参照した機能を実現可能なソフトウェア・プログラムを供給することにより実現してもよい。この場合、係る装置に対して供給したソフトウェア・プログラムを、演算装置1301が実行することによって、本願発明が達成されてもよい。
上述した各実施形態において、上記各図に示した各部は、上述したハードウェアにより実行されるソフトウェア・プログラムの機能(処理)単位である、ソフトウェアモジュールとして実現することができる。但し、これらの図面に示した各ソフトウェアモジュールの区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。
例えば、図1、図8、図11に例示した各部をソフトウェアモジュールとして実現する場合、これらのソフトウェアモジュールを不揮発性記憶装置1303に記憶しておき、演算装置1301がそれぞれの処理を実行する際に、これらのソフトウェアモジュールを記憶装置1302に読み出すよう構成してもよい。
また、これらのソフトウェアモジュール間は、共有メモリやプロセス間通信等の適宜の方法により、相互に各種データを伝達できるように構成してもよい。このような構成により、これらのソフトウェアモジュール間は、相互に通信可能に接続可能である。
更に、上記各ソフトウェア・プログラムを外部記憶媒体1305に記録しておき、上記通信装置等の出荷段階、あるいは運用段階等において、適宜外部記憶装置1304を通じて当該ソフトウェア・プログラムを不揮発性メモリ1303に格納するよう構成してもよい。
また、上記情報通知システムの構成要素をソフトウェア・プログラムとして実現する場合、上記各実施形態において説明した、災害情報とアラーム番号との対応関係等は、適宜適切なデータ構造等を用いて、記憶装置1302や、不揮発性記憶装置1303に記憶してもよい。
なお、上記の場合において、上記情報通知システムへの各種ソフトウェア・プログラムの供給方法は、出荷前の製造段階、あるいは出荷後のメンテナンス段階等において、適当な治具を利用して当該装置内にインストールする方法を採用してもよい。また、各種ソフトウェア・プログラムの供給方法は、インターネット等の通信回線を介して外部からダウンロードする方法等のように、現在では一般的な手順を採用してもよい。
そして、このような場合において、本発明は、係るソフトウェア・プログラムを構成するコード、あるいは係るコードが記録されたところの、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体によって構成されると捉えることができる。
以上、本発明を、上述した模範的な実施形態に適用した例として説明した。しかしながら、本発明の技術的範囲は、上述した各実施形態に記載した範囲には限定されない。当業者には、係る実施形態に対して多様な変更または改良を加えることが可能であることは明らかである。そのような場合、係る変更または改良を加えた新たな実施形態も、本発明の技術的範囲に含まれ得る。そしてこのことは、特許請求の範囲に記載した事項から明らかである。
本発明は、特定の通信装置が収集した所定の事象に関する情報を、通信ネットワークを介して、他の通信装置に通知するシステム等に適用可能である。より具体的には、例えば、特定の通信装置が災害情報を収集し、当該情報を地理的に近接した他の通信装置に通知することにより、局所的な災害情報を通知する災害情報通知システム等に適用可能である。
100 情報通知システム
101 OLT
102 ONU
103 光ケーブル
104 カプラ
105 観測機器
106 外部ネットワーク
107 ユーザネットワーク
108 アラーム通知装置
700 情報通知システム
701 OLT
702 L2SW
1100 情報通知システム
1101 OLT
1102 観測機器
1200 情報通知システム
1201 局側通信装置
1202 ユーザ側通信装置
1203 通信ネットワーク
1301 演算装置
1302 記憶装置
1303 不揮発性記憶装置
1304 外部記憶装置
1305 外部記録媒体
1306 ネットワークインタフェース
1307 入出力インタフェース
1401 観測機器
1402 IPネットワーク
1403 災害情報収集サーバ
1404 情報端末
1405 専用回線
1406 アクセス回線

Claims (10)

  1. 通信ネットワークに通信可能に接続された局側通信装置と、
    前記局側通信機器と前記通信ネットワークを介して通信可能に接続された複数のユーザ側通信装置と、を備え、
    少なくとも1以上の前記ユーザ側通信装置は、
    前記局側通信装置に対して特定の事象に関する情報を通報する通報用通信データを生成し、
    当該通報用通信データに特定の識別情報を付与し、当該特定の識別情報が付与された前記通報用通信データを、前記局側通信装置に送信し、
    前記局側通信装置から受信した通信データを解析することにより、当該通信データに前記特定の識別情報が付与されていると判定した場合には、当該受信した通信データに応じた特定の警告を、自装置に備えられるか、あるいは、自装置と通信可能に接続された警告報知装置により報知し、
    前記局側通信装置は、
    前記ユーザ側通信装置から受信した通信データを解析することにより、当該通信データに前記特定の識別情報が付与されていると判定した場合には、
    当該受信した通信データである前記通報用通信データに含まれる前記特定の事象に関する情報に基づいて、前記複数のユーザ側通信装置に対して前記特定の事象に関する情報を通知する通知用通信データを生成し、
    当該生成した前記通知用通信データに前記特定の識別情報を付与し、当該特定の識別情報が付与された前記通知用通信データを、前記複数のユーザ側通信装置に送信することを特徴とする、
    情報通知システム。
  2. 少なくとも1以上の前記ユーザ側通信装置は、
    当該ユーザ側通信装置と通信可能に接続された観測装置から、当該観測装置において観測された前記特定の事象である災害に関する情報を収集し、
    前記収集した災害に関する情報に関連付けされている警告情報を含む前記通報用通信データを生成し、
    当該通報用通信データを受信した前記局側通信装置は、
    当該通報用通信データに含まれる前記警告情報に基づいて前記通知用通信データを生成することを特徴とする、
    請求項1に記載の情報通知システム。
  3. 前記通信ネットワークは、受動型光通信ネットワークであり、
    前記局側通信装置と、前記ユーザ側通信装置とは、通信路である光ファイバと、当該光ファイバにおいて搬送される光信号を分配あるいは結合可能な光スプリッタとを介して、相互に通信可能に接続され、
    前記局側通信装置と、前記ユーザ側通信装置との間で、前記特定の識別情報が付与された前記通報用通信データ、及び、前記通知用通信データのうち少なくとも何れかが送受信される通信経路が確立され、
    前記特定の識別情報は、受動型光通信ネットワークにおいて送受信される通信データが、いずれの前記ユーザ側通信装置宛ての通信データであるかを識別可能なLogical Link Identifier(LLID)であり、
    前記局側通信装置は、前記通知用通信データを送信する宛先である複数の前記ユーザ側通信装置に対して、前記特定の識別情報を付与した前記通知用通信データを、前記通信経路を介してマルチキャスト送信し、
    前記ユーザ側通信装置は、前記特定の識別情報が付与された前記通知用通信データを、自装置宛ての通信データとして、前記通信経路を介して受信することを特徴とする、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載の情報通知システム。
  4. 前記局側通信装置は、前記受動型光通信ネットワークに接続されるOptical Line Termination(OLT)であって、
    第1の通信終端処理手段と、第1の通知制御手段とを備え、
    前記第1の通信終端処理手段は、
    前記ユーザ側通信装置から受信した通信データを解析することにより、当該通信データに前記特定の識別情報が付与されているか否かを識別し、
    当該通信データに前記特定の識別情報が付与されている場合には、当該通信データに含まれる前記警告情報を前記第1の通知制御手段に通知し、
    前記第1の通知制御手段から通知される前記通知用通信データに前記特定の識別情報付与し、当該特定の識別情報を付与した前記通知用通信データを前記複数のユーザ側通信装置に通知し、
    前記第1の通知制御手段は、
    前記第1の通信終端処理手段から通知された前記警告情報に基づいて、前記通知用通信データを生成し、
    当該生成した通知用通信データを、前記第1の通信終端処理手段に通知する
    ことを特徴とする、
    請求項3に記載の情報通知システム。
  5. 前記ユーザ側通信装置は、前記受動型光通信ネットワークに接続されるOptical Network Unit(ONU)であって、
    第2の通信終端処理手段と、第2の通知制御手段とを備え、
    前記第2の通信終端処理手段は、
    前記局側通信装置から受信した通信データを解析することにより、当該通信データに前記特定の識別情報が付与されているか否かを識別し、
    当該通信データに前記特定の識別情報が付与されている場合には、当該通信データに含まれる前記警告情報を前記第2の通知制御手段に通知し、
    前記第2の通知制御手段は、前記警告報知装置を制御することにより、前記第2の通信終端処理手段から通知された前記警告情報に応じた特定の警告を報知することを特徴とする、
    請求項3または請求項4に記載の情報通知システム。
  6. 1以上の他の前記局側通信装置と通信可能に接続された特定の前記局側通信装置が、前記ユーザ側通信装置から前記通報用通信データを受信した場合において、
    当該特定の前記局側通信装置は、前記通報用通信データに含まれる前記警告情報に基づいて生成した局間通知用通信データを、1以上の他の前記局側通信装置に送信し、
    前記1以上の他の前記局側通信装置は、
    受信した前記局間通知用通信データに含まれる前記警告情報に基づいて、前記通知用通信データを生成し、
    当該生成した通知用通信データに対して、前記特定の識別情報を付与し、当該特定の識別情報を付与した前記通知用通信データを、当該1以上の他の前記局側通信装置に接続された前記ユーザ側通信装置に対して送信することを特徴とする、
    請求項1に記載の情報通知システム。
  7. 前記局側通信装置は、
    当該局側通信装置と通信可能に接続された観測装置から、当該観測装置において観測された前記特定の事象である災害に関する情報を収集し、
    前記収集した災害に関する情報に関連付けされている警告情報を含む前記通報用通信データを生成し、
    当該生成した前記通知用通信データに対して前記特定の識別情報を付与すると共に、当該通知用通信データを前記複数のユーザ側通信装置に送信することを特徴とする、
    請求項1に記載の情報通知システム。
  8. 通信ネットワークを介して局側通信機器と通信可能に接続されたユーザ側通信装置が、
    前記局側通信装置に対して特定の事象に関する情報を通報する通報用通信データを生成し、
    当該通報用通信データに特定の識別情報を付与し、当該特定の識別情報が付与された前記通報用通信データを、前記局側通信装置に送信し、
    前記局側通信装置から受信した通信データを解析することにより、当該通信データに前記特定の識別情報が付与されていると判定した場合には、当該受信した通信データに応じた特定の警告を、自装置に備えられるか、あるいは、自装置と通信可能に接続された警告報知装置により報知し、
    前記局側通信装置が、
    前記ユーザ側通信装置から受信した通信データを解析することにより、当該通信データに前記特定の識別情報が付与されていると判定した場合には、
    当該受信した通信データである前記通報用通信データに含まれる前記特定の事象に関する情報に基づいて、前記複数のユーザ側通信装置に対して前記特定の事象に関する情報を通知する通知用通信データを生成し、
    当該生成した前記通知用通信データに前記特定の識別情報を付与し、当該特定の識別情報が付与された前記通知用通信データを、前記複数のユーザ側通信装置に送信する、ことを特徴とする、
    情報通知方法。
  9. 局側通信装置を実現可能なコンピュータに、
    通信ネットワークを介して自装置と通信可能に接続された複数のユーザ側通信装置のうち、特定の前記ユーザ側通信装置により送信された、特定の事象に関する情報を通報する通報用通信データを受信する処理と、
    前記ユーザ側通信装置から受信した通信データを解析することにより、当該受信した通信データに特定の識別情報が付与されているか判定する処理と、
    当該受信した通信データに前記特定の識別情報が付与されていると判定された場合に、
    当該受信した通信データである前記通報用通信データに含まれる前記特定の事象に関する情報に基づいて、前記複数のユーザ側通信装置に対して前記特定の事象に関する情報を通知する通知用通信データを生成する処理と、
    当該生成した前記通知用通信データに前記特定の識別情報を付与し、当該特定の識別情報が付与された前記通知用通信データを、前記複数のユーザ側通信装置に送信する処理と、
    を実行させることを特徴とする、
    コンピュータプログラム。
  10. ユーザ側通信装置を実現可能なコンピュータに、
    通信ネットワークを介して自装置と通信可能に接続された局側通信装置に対して、特定の事象に関する情報を通報する通報用通信データを生成する処理と、
    当該通報用通信データに特定の識別情報を付与し、当該特定の識別情報が付与された前記通報用通信データを、前記局側通信装置に送信する処理と、
    前記局側通信装置から受信した通信データを解析することにより、当該受信した通信データに前記特定の識別情報が付与されているか判定する処理と、
    当該受信した通信データに前記特定の識別情報が付与されていと判定された場合に、当該受信した通信データに応じた特定の警告を、自装置に備えられるか、あるいは、自装置と通信可能に接続された警告報知装置により報知する処理と、
    を実行させることを特徴とする、
    コンピュータプログラム。
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