JP2015210460A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】識別手段による新品検知に失敗した場合であっても画像形成を可能とし、交換部品が届くまでの不便さを解消した使い勝手の良い画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、未使用部品か否かを識別するためのヒューズ181を有し、且つ装置本体に対して着脱可能に構成される感光ドラム20を有している。また画像形成装置は、ヒューズ181を判定する未使用部品判定手段60と、装置本体への感光ドラム20の装着後、未使用部品判定手段60により感光ドラム20が未使用部品であると判定された場合に、感光ドラム20のヒューズ181を変更するヒューズ溶断回路170とを有している。更に画像形成装置は、ヒューズ溶断回路170によるヒューズ181の変更の結果に拘わらず感光ドラム20に対して所定の初期化処理を施すと、該感光ドラム20の使用が可能となるように制御する使用制御手段61を有している。【選択図】図2

Description

本発明は、部品交換を識別可能な構成を有する画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリや、これらの複合機等の画像形成装置では、感光ドラム等の交換可能部品が交換された際、この部品の交換を、感光ドラム等に備えたヒューズ(識別手段)を溶断することで認識できるように構成されている。これにより、設定された寿命期間が到来した時点で、部品を未使用部品(新品)に交換する等のメンテナンスを行い、寿命による故障を回避することを可能にしている。
このような画像形成装置では、感光ドラムや現像器を一体化したプロセスカートリッジの交換を、寿命による交換と一時的な交換とを区別して処理するように構成したものが提案されている(特許文献1参照)。この提案において、カートリッジの寿命による交換では自動的にカートリッジに係る初期化を行って交換時の操作を簡略化させ、またカートリッジの一時的な交換では初期化を行わずに交換前のカートリッジを再使用できるようにしている。そして、カートリッジの一時的な交換により交換前のカートリッジに係る寿命情報等が失われたり、交換前のカートリッジの再使用が不可能になったりする不都合を回避している。部品交換時の検知では、プロセスカートリッジ等が未使用部品(新品)、使用済み品(旧品)の何れかであるかを判別している。
特開平9−73254号公報
ところで、特許文献1に記載の技術では、ヒューズの溶断時に所定時間ヒューズ溶断信号を出力しても新品検知がOFFとならない場合に、エラーとしてその後の画像形成動作に移行できなくなるように構成されている。このため、新品交換検知の確定後にヒューズ溶断に失敗すると、エラーとなる。そして、その部品自体に問題が無く画像形成に影響が無い場合であっても、部品配送システム等で配送要求した場合に新しい交換部品が届くまでは画像形成を実行できないという不便さがあった。
そこで本発明は、識別手段による新品検知に失敗した場合であっても画像形成を可能とし、交換部品が届くまでの不便さを解消した使い勝手の良い画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、画像形成装置において、未使用部品か否かを識別するための識別手段を有し、且つ装置本体に対して着脱可能に構成される交換可能部品と、前記識別手段を判定する未使用部品判定手段と、前記装置本体への前記交換可能部品の装着後、前記未使用部品判定手段により該交換可能部品が未使用部品であると判定された場合に、該交換可能部品の前記識別手段を変更する識別変更手段と、前記識別変更手段による前記識別手段の変更の結果に拘わらず前記交換可能部品に対して所定の初期化処理を施すと、該交換可能部品の使用が可能となるように制御する使用制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によると、識別手段による新品検知に失敗した場合であっても画像形成を可能とし、交換部品が届くまでの不便さを解消した使い勝手の良い画像形成装置を提供することが可能になる。
本発明の第1の実施形態における画像形成装置を示す概略断面図。 第1の実施形態における画像形成装置の制御系を示すブロック図。 第1の実施形態における感光ドラム交換検知処理を示すフローチャート。 第1の実施形態における感光ドラム寿命監視処理を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態における画像形成装置の制御系を示すブロック図。 第2の実施形態における定着装置交換検知処理を示すフローチャート。 第2の実施形態における定着装置寿命監視処理を示すフローチャート。
<第1の実施形態>
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて詳細に説明する。まず、図1を用いて、第1の実施形態における画像形成装置1について説明する。図1の画像形成装置1は、後述する第2の実施形態においても同様に用いられる。
[画像形成装置]
図1に示すように、レーザビームプリンタ等の画像形成装置1は、電子写真画像形成プロセスを利用した単色カラー(ブラック)の構成を備えている。画像形成装置1は装置本体1aを有し、装置本体1aの内部中央には、シートSにトナー像(画像)を形成する画像形成手段としての画像形成部3が配置されている。
画像形成部3は、レジストレーションローラ対15の下流側に配設されている。画像形成部3は感光ドラム20を有し、この感光ドラム20の周囲に、帯電ローラ40、レーザスキャナ21、現像ローラ41を有している。感光ドラム20は、レジストレーションローラ対15から送られるシートSを搬送する搬送路42を臨むように配置されている。この感光ドラム20に当接して対向するように、転写ローラ22が配置されている。
感光ドラム20は、その表面を帯電ローラ40により帯電された後、レーザスキャナ21からのレーザ光により走査されて表面に静電潜像を形成されると共に、この静電潜像を、現像ローラ41から付与されるトナーによって現像される。感光ドラム20上に形成されたトナー像は、転写ローラ22にバイアス電圧が印加されることによって、レジストレーションローラ対15で搬送されてきたシートSに転写される。
装置本体1a内の下部には、給紙カセット59,62からシートSを供給(給送)するシート給送部2が配置されている。シート給送部2から給送されるシートSは、画像形成部3でトナー像を転写されると共に、このトナー像を定着装置5で定着される。これにより、シートSに画像がプリントされる。
シート給送部2は、シートSを格納するシート格納手段としての給紙カセット59,62を複数(本実施形態では2つ)有している。これら給紙カセット59,62は、サイズの同じシートSを格納することと、サイズの異なるシートSを格納することが可能になるように構成されている。シート給送部2は、給紙カセット59,62の各上部に配置された状態で給紙カセット59,62毎にシートSをピックアップするピックアップローラ71,72を有している。さらにシート給送部2は、ピックアップローラ71,72の下流に、ピックアップローラ71,72でピックアップされたシートSを1枚ずつに分離しつつ給送する分離給送ローラ対91,92を有している。
また、シート給送部2は、給紙カセット59,62とは別に、画像形成部3に対してシートを供給し得るシート供給口としての手差し部10を有している。手差し部10は、非定型シートを手差しで給紙することのできるマルチパーパストレイ(以下、手差しトレイと呼ぶ)11と、この手差しトレイ11からシートSを繰り出す給送ローラ12とを備えている。
給紙カセット59,62から送り出されたシートSは、シート搬送路13を通ってレジストレーションローラ対15まで搬送される。また、手差し部10から供給されたシートSについても、給紙カセット59,62側からのシート搬送路13と合流点16で合流することでレジストレーションローラ対15に到達できるように構成される。
画像形成部3の下流には定着装置5が配置され、さらに定着装置5の下流には、排紙トレイ23,25、排出ローラ対32、切換え部材(フラッパ)27が配置されている。定着装置5は、画像形成部3により未定着トナー像が転写されたシートSを加熱及び加圧することによりシートSにトナー像を溶融・定着させる。そして、定着装置5から排出されたシートSは、片面印刷の場合には切換え部材27の切換えで仕分けられて排紙トレイ23,25に排出される。一方、両面印刷の場合、シートSは、排紙トレイ23に一部が排出された後、排出ローラ対32によって反転パス26へと引き戻されて搬送路の合流点16へと戻される。
レジストレーションローラ対15は、給紙カセット59,62と画像形成部3との間に位置し、シート給送部2の給紙カセット59,62もしくは手差しトレイ11から搬送されてきたシートSを、画像の形成と同期して画像形成部3に送り出す。シートSは、その先端が非駆動状態のレジストレーションローラ対15と当接することで、画像形成時の位置決めをなされる。このシートSは、レジストレーションローラ対15が、詳しくは後述する制御部100から出力される画像の垂直同期信号に同期して回転駆動されることによって画像形成部3に送り込まれる。
また、レジストレーションローラ対15のシート搬送方向上流側における分離給送ローラ対91との間の搬送路には、シートセンサ(以下、レジ前センサともいう)30が配設されている。シートセンサ30は、シートSと接触した際に動作する遮光板(不図示)がフォトセンサ(不図示)を遮光することで当該位置にシートSがあることを検知するように構成される。つまり、シートセンサ30は、レジストレーションローラ対15の直前にシートSが有ることを検知する。また、手差しトレイ11と合流点16との間の搬送路にも、シートセンサ30と同様の構成を有するシートセンサ31が配設されている。このシートセンサ31は、手差しトレイ11からレジストレーションローラ対15に向けて搬送されるシートSの有無を検知している。
[制御系]
次に、図2を参照して、本実施形態における画像形成装置1の制御系について説明する。なお、図2は、本実施形態の画像形成装置1の制御系を示すブロック図である。
即ち、図2に示すように、装置本体1a(図1)内に設けられた制御部100は、CPU111を主体として演算装置110を構成している。CPU111には、操作部I/F131がバスを介して接続され、外部I/F141がバスを介して接続され、ドライバ4がバスを介して接続されている。またCPU111には、RAM121及びROM122等を有する記憶装置120がバスを介して接続されている。さらにCPU111には、ASIC150がバスを介して接続され、EEPROM160がバスを介して接続されている。
RAM121には、CPU111に対する作業領域が確保されている。ROM122には、上述したプリント制御を実行するためのプリントプログラムや、その他、画像形成装置1の基本制御に必要な各種プログラムが格納されている。
ASIC150は、CPU111のプログラムの処理とは別に同時並行で処理される、画像処理や画像データの圧縮符号化・復号化等の負荷の重い専用処理を実行する。記憶手段としてのEEPROM160には、各種調整値や各部品の寿命を測定するためのカウンタ情報等がバックアップされ、電源ON毎に必要なデータがRAM121に書き戻される。
CPU111には、バスと操作部I/F131を介して操作パネル130が接続されると共に、バスと外部I/F141を介してコンピュータ等の外部機器140が接続されている。従って、操作パネル130及び外部機器140から画像形成装置1に対して、プリントジョブや給紙カセット59,62内のシートサイズの設定など、ユーザによる種々の入力が可能になっている。操作パネル130は、装置本体1aにおける目視可能な部位に配置され、液晶表示等による目視可能な表示部130aを備えている。
また、CPU111には、バスとドライバ4を介してシート給送部2が接続され、バスとドライバ18を介して定着装置5が接続され、バスとドライバ19を介して画像形成部3が接続されている。さらに、CPU111には、バッファ17を介してシートセンサ30,31からの検知信号が入力される。
画像形成部3における感光ドラム20は、画像形成装置1の装置本体1aに対して着脱可能に構成されると共に、ヒューズ181を備えている。本実施形態では、画像を担持する像担持体である感光ドラム20が、導通状態か非導通状態かに基づき未使用部品(新品)か使用済部品(旧品)かを識別するためのヒューズ181を有し且つ装置本体1aに対し着脱可能に構成された交換可能部品を構成する。なお、ヒューズ181は、未使用部品か否かを識別するための識別手段を構成している。
ヒューズ181は、識別変更手段としてのヒューズ溶断回路170に接続され、このヒューズ溶断回路170によって所定時間通電されることにより溶断される。即ち、ヒューズ溶断回路170は、装置本体1aへの感光ドラム(交換可能部品)20の装着後、後述の未使用部品判定手段60により該感光ドラム20が未使用部品であると判定された場合に、該感光ドラム20のヒューズ181を変更する。つまり、ヒューズ溶断回路170は、未使用部品判定手段60により未使用部品であると判定された場合に、感光ドラム20のヒューズ181を溶断するように電気処理する。
そして、制御部100のCPU111は、未使用部品判定手段60と、使用制御手段61と、寿命測定手段63と、配送要求手段64とを有している。
未使用部品判定手段60は、識別手段を判定、即ちヒューズ181が溶断されているか否かを判定する。つまり、使用制御手段61は、ヒューズ溶断回路170によるヒューズ181の変更の結果に拘わらず感光ドラム20に対して所定の初期化処理を施すと、該感光ドラム20の使用が可能となるように制御する。即ち、使用制御手段61は、ヒューズ溶断回路170によるヒューズ溶断の成功及び失敗に拘わらず上記電気処理を施した感光ドラム20に対して所定の初期化処理(図3のステップS109参照)を施す。そして、この初期化処理が正常に終了した場合、所定の確認処理(図3のステップS113参照)の結果に応じて、該感光ドラム20の継続使用が可能となるように制御する。
未使用部品判定手段60は、装置本体1aの主電源のオン時に、交換可能部品(本実施形態では感光ドラム20)が未使用部品であるとオン動作する判定用端子である入力ポートP20を有し、この判定用端子の動作状態に基づき交換可能部品の判定を行う。このため、未使用部品判定手段60は、入力ポートP20がオン状態なのかオフ状態なのかをチェックするだけで、簡単且つ確実に交換可能部品の判定を行うことができる。
また、使用制御手段61は、上記所定の確認処理として、上記初期化処理が正常に終了した感光ドラム20を継続して使用するか否かを尋ねる確認内容を表示部130aに表示する。そして使用制御手段61は、この確認内容に対し継続使用するとのユーザ等からの回答があった場合に、感光ドラム20の継続使用を可能にするように画像形成部3を制御する。このため、ヒューズ溶断に失敗したがその機能に問題の無い感光ドラム20をそのまま継続使用するか否かの、ユーザ等の意思を確認することができ、ユーザ等の意に沿った処理を実施することができる。
さらに、使用制御手段61は、ヒューズ溶断回路170によるヒューズ181の変更の結果をEEPROM(記憶手段)160に記憶する。つまり、使用制御手段61は、ヒューズ溶断回路170によるヒューズ溶断の失敗情報(旧品切換えNGフラグON)をEEPROM160に記憶する(図3のステップS108参照)。これにより、配送要求手段64は、部品配送システムに配送を要求する際に、EEPROM160に記憶された失敗情報(結果)も同時に送信する。このため修理担当者は、交換部品配送時に、ヒューズ溶断回路170の異常もしくはヒューズ181の異常を把握した状態で感光ドラム20の修理交換に携わることができる。
寿命測定手段63は、装置本体1aに装着された感光ドラム20の寿命を、設定された寿命条件に基づいて測定する。この寿命条件としては、例えば、感光ドラム20の帯電累積時間が所定時間を超えた場合をドラム寿命到達としている。従って、寿命測定手段63は、装置本体1aに装着されてからカウント開始された感光ドラム20の帯電累積時間を、設定された寿命条件と比較することに基づいて、ドラム寿命に到達したか否かを判断する。
配送要求手段64は、寿命測定手段63により測定される寿命が、予め設定されている本来の寿命に到達する前の所定のタイミングで、交換可能部品(本実施形態では感光ドラム20)の配送を、ネットワークで接続された部品配送システムに要求する。
前述のように、未使用部品判定手段60は、ヒューズ181が溶断されていなければ、新品の感光ドラム20が装置本体1aに装着されていると判定する。一方、ヒューズ181が溶断されていれば、一度、装置本体1aに装着されて使用が開始された感光ドラム20(使用済みの感光ドラム20)であると判定する。ヒューズ181が溶断されていなければ、ヒューズ溶断回路170によりヒューズ181を溶断する。これにより、感光ドラム20は、新品状態から使用開始状態へと変更される。
ヒューズ溶断回路170は、感光ドラム20内のヒューズ181の一端に接続された側が、出力ポートP10及び入力ポートP20に接続されている。出力ポートP10は、ヒューズ溶断信号を出力するためのCPU111の出力ポートである。入力ポートP20は、ヒューズ181が溶断されたか否かを判断するためのCPU111の入力ポートである。また、ヒューズ溶断回路170におけるヒューズ181の他端に接続された側は、抵抗器53を介してプルアップされている。
ヒューズ溶断回路170は、感光ドラム20内のヒューズ181の一端に接続された側において、出力ポートP10に抵抗器50を介してベースが接続されたnpnバイポーラトランジスタ51を有している。出力ポートP10と抵抗器50との間の配線部には、一端が接地された抵抗器52の他端が接続されている。npnバイポーラトランジスタ(以下、単に「トランジスタ」という)51のコレクタと入力ポートP20との間には抵抗器55が接続され、このコレクタと抵抗器55との間の配線部には、一端が接地された抵抗器56の他端が接続されている。入力ポートP20と抵抗器55との間の配線部には、一端が接地されたキャパシタ(コンデンサ)54の他端が接続されている。
ヒューズ181は、例えば3.3[V]の電源に接続され、出力ポートP10がONされると(LowからHighに切換えられると)、ヒューズ溶断回路170のトランジスタ51が駆動し、ヒューズ181に500[mA]の電流が流れる。そして、出力ポートP10を500[msec]間だけONすると、ヒューズ181が溶断されるように構成されている。ヒューズ181が溶断されると、入力ポートP20の信号レベルがOFFに切換わる(HighからLowに切換わる)。
ヒューズ181は、画像形成部3内の感光ドラム20が新品(未使用部品)である場合には溶断されていないため、入力ポートP20の入力信号レベルはON(High)であり、未使用部品判定手段60は、感光ドラム20を新品と判断する。そして、感光ドラム20の使用が開始されて時間が経過し、ヒューズ181が出力ポートP10のヒューズ溶断信号により溶断されると、入力ポートP20の入力信号レベルはOFF(Low)となる。これにより未使用部品判定手段60は、感光ドラム20を旧品(使用済部品)と判断する。
次に、以上の構成を備えた本実施形態の作用について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図3は、図2に示した第1の実施形態における制御部100が電源ON時に毎回行う感光ドラム20の感光ドラム交換検知フローを示している。
[感光ドラム交換検知処理]
図3に示すように、感光ドラム交換検知のラベルで始まる処理が開始されると、未使用部品判定手段60は、電源ON時に、感光ドラム20が新品(入力ポートP20がON)であるか否かを判断する(ステップS101)。その結果、未使用部品判定手段60が新品でないと判断した場合には、何も行わずに処理を終了する。一方、未使用部品判定手段60が、感光ドラム20は新品であると判断した場合、ヒューズ溶断回路170では出力ポートP10のヒューズ溶断信号がONされ、時間測定(計測)が開始される(ステップS102)。
引き続き、ステップS103で500[msec]の時間経過待ちを行い、ステップS104で、ヒューズ溶断回路170は出力ポートP10のヒューズ溶断信号をOFFする。そして未使用部品判定手段60は、ステップS105で、感光ドラム20が新品か否かを再度判断することにより、感光ドラム20が旧品であることへの切換えが成功したか否かを判断する。
そして、未使用部品判定手段60は、旧品への切換えが成功した場合には、RAM121に設けられている旧品切換えNGフラグをOFFにして、不揮発性メモリであるEEPROM160にバックアップする(ステップS106)。一方、未使用部品判定手段60は、旧品への切換えが失敗した場合には、電源ON時にRAM121に書き戻された旧品切換えNGフラグがONか否かを判断する(ステップS107)。
その結果、旧品切換えNGフラグが既にONであった場合には、電源OFF前も旧品切換えNGでそのまま感光ドラム20の使用が継続されているため、何も行わずに処理を終了する。一方、未使用部品判定手段60は、旧品切換えNGフラグがOFFであった場合には、旧品切換えNGフラグをONにして、記憶手段としてのEEPROM160にバックアップする(ステップS108)。
そして使用制御手段61は、感光ドラム20の表面にトナー画像を作成してその濃度を測定するパッチ検知とその測定結果とに基づいて濃度調整を行う、ドラム初期化処理を実行する(ステップS109)。
さらに使用制御手段61は、パッチ検知の濃度測定結果と、予め設定された閾値との比較に基づき、感光ドラム20の初期化が成功したか否かを判断する(ステップS110)。その結果、感光ドラム20の初期化が失敗した場合、制御部100は、ドラム異常のエラー通知を行って処理を終了する(ステップS111)。
一方、ステップS110で感光ドラム20の初期化が成功した場合、使用制御手段61は、ステップS112で、旧品切換えNGフラグがONか否かを判断する。その結果、旧品切換えNGフラグがOFFであれば、全て正常にドラム交換が行われたということであるため、ステップS118でドラム寿命測定情報(データ)をクリアしてEEOMROM160にバックアップし、ドラム寿命測定を新品状態から開始する。
一方、ステップS112で旧品切換えNGフラグがONであった場合には、交換された感光ドラム20は正常でドラム新品検知、またはヒューズ溶断の異常でプリント動作への影響は無い。このため、使用制御手段61は、ステップS113で新品検知された感光ドラム20をそのまま使用するか否かを、ユーザ(オペレータ)に入力を促す表示を操作パネル130の表示部130aにおいて行う。即ち、使用制御手段61は、所定の確認処理として、ドラム初期化処理が正常に終了した感光ドラム20を継続して使用するか否かを尋ねる確認内容を表示部130aに表示する。
そして、ステップS114でユーザの入力待ちを行った後、使用制御手段61は、ステップS115で感光ドラム20の使用継続が選択されたか否かを判断する。その結果、感光ドラム20の使用継続が選択されなかった場合、使用制御手段61は、ステップS117でヒューズの溶断エラーを通知して処理を終了する。
また、ステップS115で感光ドラム20の使用継続指示が選択された場合、つまり上記確認内容に対し継続使用するとのユーザの回答があった場合は、交換前の感光ドラム20に戻される可能性がある。そのため、ステップS116で、ドラム交換前の寿命測定情報を退避エリアに保存し、EEPROM160にバックアップし、感光ドラム20の継続使用を可能にする。これは、カスタマーエンジニアが、一時的に旧品切換えを禁止されたテスト用の感光ドラム20でプリントを行うような場合を想定している。
さらに、ステップS118で、使用制御手段61は、ドラム寿命測定データをクリアしてEEOMROM160にバックアップし、ドラム寿命測定を新品状態から開始して処理を終了する。
[感光ドラム寿命監視処理]
次に、感光ドラム寿命監視の処理について、図4を参照して説明する。なお、図4は、図2に示した本実施形態の制御部100が感光ドラム20の駆動停止毎に行う感光ドラム寿命監視フローを示すフローチャートである。
即ち、プリント中等の感光ドラム駆動中は、感光ドラムの寿命値として例えば100[msec]毎に帯電時間が累積されている。前述したように、帯電累積時間が所定時間以上超えた場合を、ドラム寿命到達としている。
感光ドラム寿命監視のラベルで始まる処理が開始されると、ステップS201で寿命測定手段63は、帯電累積時間がドラム寿命到達より早いタイミングで設けられた閾値を用い、ドラム寿命を監視する。これに基づいて配送要求手段64が、感光ドラムの配送要求を交換部品配送システムに通知するか否かを判断する。その結果、帯電累積時間がドラム配送要求の閾値を超えていなかった場合は、配送要求手段64は、何も行わずに処理を終了する。制御部100の配送要求手段64は、ネットワークを介して交換部品配送システムに接続されている。
帯電累積時間がドラム配送要求の閾値を超えていた場合、配送要求手段64は、ステップS202で、バックアップされている配送要求済みフラグがONか否かを判断する。その結果、配送要求済みフラグがOFFであった場合、配送要求手段64は、交換部品配送システムに感光ドラムの配送要求を通知し、配送要求済みフラグをONにして、EEPROM160にバックアップする(S203)。一方、配送要求済みフラグがONであった場合、配送要求手段64は、ステップS204に進む。
ステップS204で、寿命測定手段63は、感光ドラムの帯電累積時間が寿命到達の閾値を超えたか否かを判断する。その結果、寿命到達前であった場合、寿命測定手段63は、何も行わずに処理を終了する。一方、寿命到達であった場合、寿命測定手段63は、ステップS205で寿命到達通知済みか否かを判断する。その結果、寿命到達通知済みの場合、寿命測定手段63は、何も行わずに処理を終了する。
寿命到達通知前であった場合、寿命測定手段63は、ステップS206で旧品切換えNGフラグがONか否かを判断する。その結果、旧品切換えNGフラグがOFFであった場合には、ステップS208に進む。ステップS208で、寿命測定手段63は、ドラム寿命到達通知と寿命到達通知済みフラグをONにし、EEPROM160にバックアップして処理を終了する。一方、旧品切換えNGフラグがONであった場合には、寿命測定手段63は、ステップS207でヒューズ溶断エラーを通知し、ステップS208に進んだ後、処理を終了する。
以上の本実施形態では、交換可能部品が画像形成に係る部品である感光ドラム20であり、使用制御手段61は、正常な初期化処理の終了後、この感光ドラム20を継続使用する通常の画像形成を実施させるように制御することができる。
また本実施形態では、未使用部品判定手段60が、装置本体1aの主電源のオン毎に、ヒューズ溶断が失敗した交換可能部品を未使用部品であると判定することができる。そしてヒューズ溶断回路170は、装置本体1aの主電源のオン毎に、未使用部品判定手段60により未使用部品であると判定される交換可能部品のヒューズ181に対して電気処理を施すことができる。未使用部品判定手段60により交換可能部品が使用済部品であると判定された場合は、この交換可能部品に対して初期化処理を施すと共にEEPROM160の失敗情報を消去することができる。さらに、使用制御手段61は、確認内容の表示の時点で、測定情報と共にヒューズ溶断回路170によるヒューズ溶断の失敗情報をEEPROM160にバックアップすることができる。
以上の本実施形態によれば、使用制御手段61が、ヒューズ溶断回路170によるヒューズ溶断の成功及び失敗に拘わらず電気処理を施した感光ドラム20に対して所定の初期化処理を施す。そして、この初期化処理が正常に終了した場合、所定の確認処理の結果に応じて、この感光ドラム20の継続使用が可能となるように制御する。このため、ヒューズ溶断による新品検知信号を旧品側にできない状況であっても、感光ドラムの機能自体に問題が無いような場合には、その寿命に到達するまで画像形成装置1を使用することができる。
また本実施形態では、所定のタイミングにおいてヒューズ溶断の失敗情報がEEPROM160に記憶されている場合には、以下のようにすることができる。即ち、配送要求手段64が部品配送システムに配送要求を行い、ヒューズ溶断回路170がヒューズ溶断の失敗に係るアラームを報知した後、使用制御手段61が、交換可能部品の寿命到達後に画像形成動作を禁止する。つまり、交換部品配送システムに交換部品を配送要求すると共に、ヒューズ溶断回路170のアラームを報知した後で、交換可能部品の寿命到達後に画像形成装置1の使用を禁止する。このため、交換部品到達済みでヒューズ溶断回路170等の異常を把握した状態で修理担当者が画像形成装置1の修理に当たることができ、画像形成装置1の動作不可となる期間を極力短縮することができる。
<第2の実施形態>
次に、図5〜図7を参照して、本発明に係る第2の実施形態について説明する。図5は、本実施形態における画像形成装置の制御ブロックを示す図、図6は、本実施形態における定着装置交換検知フローを示す図、図7は、本実施形態における定着装置寿命監視フローを示す図である。なお、本実施形態では、第1の実施形態と同一の部材には同一符号を付すと共に、構成、機能が同じものについてはその説明を省略する。
第1の実施形態では、感光ドラム20に設けたヒューズ181をヒューズ溶断回路170で溶断するように構成していたが、本実施形態では、定着装置5に設けたヒューズ181をヒューズ溶断回路170で溶断するように構成した点が異なる。従って、以下の説明では、異なる点を中心に述べる。
本実施形態では、画像が形成されたシートに画像を定着する定着器である定着装置5にヒューズ181を備えており、この定着装置5が、装置本体1aに対して着脱可能に構成された交換可能部品を構成する。
図5に示すように、定着装置5のヒューズ181は、ヒューズ溶断回路(識別変更手段)170に接続され、このヒューズ溶断回路170によって所定時間通電されることにより溶断される。
本実施形態においても、制御部100のCPU111は、未使用部品判定手段60と、使用制御手段61と、寿命測定手段63と、配送要求手段64とを有している。
未使用部品判定手段60は、ヒューズ181が溶断されているか否かを判定する。使用制御手段61は、ヒューズ溶断回路170によるヒューズ溶断の成功及び失敗に拘わらず上記電気処理を施した定着装置5に対して所定の初期化処理(図6のステップS309参照)を施す。そして、この初期化処理が正常に終了した場合、所定の確認処理(図6のステップS313参照)の結果に応じて、この定着装置5の継続使用が可能となるように制御する。
未使用部品判定手段60は、装置本体1aの主電源のオン時に、交換可能部品(本実施形態では定着装置5)が未使用部品であるとオン動作する判定用端子である入力ポートP20を有し、この判定用端子の動作状態に基づき交換可能部品の判定を行う。このため、未使用部品判定手段60は、入力ポートP20がオン状態なのかオフ状態なのかをチェックするだけで、簡単且つ確実に交換可能部品の判定を行うことができる。
また、使用制御手段61は、上記所定の確認処理として、上記初期化処理が正常に終了した定着装置5を継続して使用するか否かを尋ねる確認内容を表示部130aに表示する。使用制御手段61は、この確認内容に対し継続使用するとのユーザ等からの回答があった場合に、定着装置5の継続使用を可能にするように画像形成部3を制御する。このため、ヒューズ溶断に失敗したがその機能に問題の無い定着装置5をそのまま継続使用するか否かの、ユーザ等の意思を確認することができ、ユーザ等の意に沿った処理を実施することができる。
さらに、使用制御手段61は、ヒューズ溶断回路170によるヒューズ溶断の失敗情報をEEPROM(記憶手段)160に記憶する(図6のステップS308参照)。これにより、配送要求手段64は、部品配送システムに配送を要求する際に、EEPROM160に記憶された失敗情報も同時に送信する。このため修理担当者は、交換部品配送時に、ヒューズ溶断回路170の異常もしくはヒューズ181の異常を把握した状態で定着装置5の修理交換に携わることができる。
寿命測定手段63は、装置本体1aに装着された定着装置5の寿命を、設定された寿命条件に基づいて測定する。この寿命条件としては、例えば、定着装置5の定着枚数カウントが所定枚数超えた場合を定着装置寿命到達としている。従って、寿命測定手段63は、装置本体1aに装着されてからカウント開始された定着装置5の定着枚数カウントを、設定された寿命条件と比較することに基づいて、定着寿命に到達したか否かを判断する。
配送要求手段64は、寿命測定手段63により測定される寿命が、予め設定されている本来の寿命に到達する前の所定のタイミングで、交換可能部品(本実施形態では定着装置5)の配送を、ネットワークで接続された部品配送システムに要求する。
未使用部品判定手段60は、ヒューズ181が溶断されていなければ、新品の定着装置5が装置本体1aに装着されていると判定する。一方、ヒューズ181が溶断されていれば、一度、装置本体1aに装着されて使用が開始された定着装置5(使用済みの定着装置5)であると判定される。なお、ヒューズ181が溶断されていなければ、未使用部品判定手段60は、ヒューズ溶断回路170によりヒューズ181を溶断する。これにより、定着装置5は、新品状態から使用開始状態へと変更される。
ヒューズ溶断回路(識別変更手段)170は、定着装置5内のヒューズ181の一端に接続された側が、出力ポートP10と入力ポートP20とに接続されている。また、ヒューズ溶断回路170におけるヒューズ181の他端に接続された側は、抵抗器53を介してプルアップされている。
ヒューズ溶断回路170は、定着装置5内のヒューズ181の一端に接続された側において、出力ポートP10に抵抗器50を介してベースが接続されたトランジスタ51を有している。出力ポートP10と抵抗器50との間の配線部には、一端が接地された抵抗器52の他端が接続されている。トランジスタ51のコレクタと入力ポートP20との間には抵抗器55が接続され、このコレクタと抵抗器55との間の配線部には、一端が接地された抵抗器56の他端が接続されている。入力ポートP20と抵抗器55との間の配線部には、一端が接地されたキャパシタ54の他端が接続されている。
ヒューズ181は、例えば3.3[V]の電源に接続され、出力ポートP10がONされると(LowからHighに切換えられると)、ヒューズ溶断回路170のトランジスタ51が駆動し、ヒューズ181に500[mA]の電流が流れる。そして、出力ポートP10を500[msec]の間だけONすると、ヒューズ181が溶断されるように構成されている。ヒューズ181が溶断されると、入力ポートP20の信号レベルがOFFに切換わる(HighからLowに切換わる)。
ヒューズ181は、定着装置5が新品(未使用部品)である場合には溶断されていないため、入力ポートP20の入力信号レベルはON(High)であり、未使用部品判定手段60は、定着装置5を新品と判断する。感光ドラム20の使用が開始されて時間が経過し、ヒューズ181が出力ポートP10のヒューズ溶断信号により溶断されると、入力ポートP20の入力信号レベルはOFF(Low)となり、未使用部品判定手段60は、定着装置5を使用済部品と判断する。
次に、以上の構成を備えた本実施形態の作用について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。なお、図6は、図5で示した第2の実施形態における制御部100が電源ON時に毎回行う定着装置5の交換検知フローを示している。
[定着装置交換検知処理]
図6に示す定着装置交換検知のラベルで始まる処理が開始されると、未使用部品判定手段60は、電源ON時に、定着装置5が新品(入力ポートP20がON)であるか否かを判断する(ステップS301)。その結果、新品でないと判断した場合には、何も行わずに処理を終了する。一方、未使用部品判定手段60が、定着装置5は新品であると判断した場合には、出力ポートP10のヒューズ溶断信号をONして、時間測定(計測)を開始する(ステップS302)。
未使用部品判定手段60は、ステップS303で500[msec]の時間経過待ちを行い、ステップS304で出力ポートP10のヒューズ溶断信号をOFFする。そして、ステップS305で、定着装置5が新品か否かを再度判断することにより、定着装置5が旧品であることへの切換えが成功したか否かを判断する。
そして未使用部品判定手段60は、旧品への切換えが成功した場合には、RAM121に設けられている旧品切換えNGフラグをOFFにして、EEPROM160にバックアップする(ステップS306)。一方、未使用部品判定手段60は、旧品への切換えが失敗した場合には、電源ON時にRAM121に書き戻された旧品切換えNGフラグがONか否かを判断する(ステップS307)。
その結果、旧品切換えNGフラグが既にONであった場合には、電源OFF前も旧品切換えNGでそのまま定着装置5の使用が継続されているため、何も行わずに処理を終了する。一方、未使用部品判定手段60は、旧品切換えNGフラグがOFFであった場合には、旧品切換えNGフラグをONにしてEEPROM160にバックアップする(ステップS308)。
そして使用制御手段61は、定着ヒータの駆動を行って定着温度検知が正常に立ち上がるか確認を行う、定着装置初期化処理を実行する(ステップS309)。
さらに使用制御手段61は、定着温度検知の測定結果と、予め設定された閾値との比較に基づき、定着装置5の初期化が成功したか否かを判断する(ステップS310)。その結果、定着装置5の初期化が失敗した場合、使用制御手段61は、定着異常のエラー通知を行って処理を終了する(ステップS311)。
一方、ステップS310で定着装置5の初期化が成功した場合、使用制御手段61は、ステップS312で、旧品切換えNGフラグがONか否かを判断する。その結果、旧品切換えNGフラグがOFFであれば、全て正常にドラム交換が行われたということであるため、ステップS318でドラム寿命測定情報(データ)をクリアしてEEOMROM160にバックアップし、定着装置寿命測定を新品状態から開始する。
一方、ステップS312で旧品切換えNGフラグがONであった場合には、交換された定着装置5は正常で定着装置新品検知、またはヒューズ溶断の異常でプリント動作への影響は無い。このため、使用制御手段61は、ステップS313で新品検知された定着装置5をそのまま使用するか否かを、ユーザ(オペレータ)に入力を促す表示を操作パネル130の表示部130aにおいて行う。
そして、ステップS314でユーザの入力待ちを行った後、使用制御手段61は、ステップS315で定着装置5の使用継続が選択されたか否かを判断する。その結果、定着装置5の使用継続が選択されなかった場合、使用制御手段61は、ステップS317でヒューズの溶断エラーを通知して処理を終了する。
また、ステップS315で定着装置5の使用継続が選択された場合は、交換前の定着装置5に戻される可能性があるため、ステップS316で、定着装置交換前の寿命測定情報を退避エリアに保存し、EEPROM160にバックアップする。これは、カスタマーエンジニアが、一時的に旧品切換えを禁止されたテスト用の定着装置5でプリントを行うような場合を想定している。
さらに、ステップS318で、使用制御手段61は、定着装置寿命測定データをクリアしてEEOMROM160にバックアップし、定着装置寿命測定を新品状態から開始して処理を終了する。
[定着装置寿命監視処理]
次に、定着装置寿命監視の処理について、図7を参照して説明する。なお、図7は、図5に示した本実施形態の制御部100が定着装置5の駆動停止毎に行う定着装置寿命監視フローを示すフローチャートである。
即ち、プリント中の定着装置駆動中は、定着装置5の寿命値として1枚のシート排出毎に定着枚数カウントが累積されている。定着枚数カウントが所定枚数超えた場合を、定着装置寿命到達としている。
定着装置寿命監視のラベルで始まる処理が開始されると、ステップS401で寿命測定手段63は、定着枚数カウントが定着装置寿命到達より早いタイミングで設けられた閾値を用い、定着装置寿命を監視する。これに基づいて配送要求手段64が、定着装置5の配送要求を交換部品配送システムに通知するか否かを判断する。その結果、定着枚数カウントが定着装置配送要求の閾値を超えていなかった場合、配送要求手段64は、何も行わずに処理を終了する。
定着枚数カウントが定着装置配送要求の閾値を超えていた場合、配送要求手段64は、ステップS402で、バックアップされている配送要求済みフラグがONか否かを判断する。その結果、配送要求済みフラグがOFFであった場合、配送要求手段64は、交換部品配送システムに定着装置5の配送要求を通知し、配送要求済みフラグをONにして、EEPROM160にバックアップする(S403)。一方、配送要求済みフラグがONであった場合、配送要求手段64は、ステップS404に進む。
ステップS404で、寿命測定手段63は、定着装置5の定着枚数カウントが寿命到達の閾値を超えたか否かを判断する。その結果、寿命到達前であった場合、寿命測定手段63は、何も行わずに処理を終了する。一方、寿命到達であった場合、寿命測定手段63は、ステップS405で寿命到達通知済みか否かを判断する。その結果、寿命到達通知済みの場合、寿命測定手段63は、何も行わずに処理を終了する。
寿命到達通知前であった場合、寿命測定手段63は、ステップS406で旧品切換えNGフラグがONか否かを判断する。その結果、旧品切換えNGフラグがOFFであった場合には、ステップS408に進む。ステップS408で、寿命測定手段63は、定着装置寿命到達通知と寿命到達通知済みフラグをONにし、EEPROM160にバックアップして処理を終了する。一方、旧品切換えNGフラグがONであった場合には、寿命測定手段63は、ステップS407でヒューズ溶断エラーを通知し、ステップS408に進んだ後、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態においても、ヒューズ溶断による新品検知信号を旧品側に切換えることができない場合であっても、交換部品の機能自体に問題が無いような場合には、交換部品が寿命到達するまで画像形成装置1を使用することができる。
また、交換部品配送システムに交換部品配送要求すると共にヒューズ溶断回路170のアラームを報知した後で、交換部品の寿命到達後に画像形成装置1の使用を禁止している。このため、交換部品到達済みでヒューズ溶断回路170の異常を把握した状態で修理担当者が画像形成装置1の修理に当たることができ、画像形成装置1の動作不可となる期間を極力短縮することが可能となる。
1…画像形成装置/1a…装置本体/5…交換可能部品,定着器(定着装置)/20…交換可能部品,像担持体(感光ドラム)/60…未使用部品判定手段/61…使用制御手段/63…寿命測定手段/64…配送要求手段/130a…表示部/160…記憶手段(EEPROM)/170…識別変更手段(ヒューズ溶断回路)/181…識別手段(ヒューズ)/P20…判定用端子(入力ポート)

Claims (9)

  1. 未使用部品か否かを識別するための識別手段を有し、且つ装置本体に対して着脱可能に構成される交換可能部品と、
    前記識別手段を判定する未使用部品判定手段と、
    前記装置本体への前記交換可能部品の装着後、前記未使用部品判定手段により該交換可能部品が未使用部品であると判定された場合に、該交換可能部品の前記識別手段を変更する識別変更手段と、
    前記識別変更手段による前記識別手段の変更の結果に拘わらず前記交換可能部品に対して所定の初期化処理を施すと、該交換可能部品の使用が可能となるように制御する使用制御手段と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 表示部を備え、
    前記使用制御手段は、前記初期化処理が終了した前記交換可能部品を使用するか否かを尋ねる確認内容を前記表示部に表示し、使用するとの回答があった場合に前記交換可能部品の使用を可能にする、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記装置本体に装着された前記交換可能部品の寿命を、設定された寿命条件に基づいて測定する寿命測定手段と、
    前記寿命測定手段により測定される寿命が、予め設定されている本来の寿命に到達する前の所定のタイミングで、前記交換可能部品の配送を要求する配送要求手段を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記使用制御手段は、前記識別変更手段による前記識別手段の変更の結果を記憶手段に記憶し、
    前記配送要求手段は、配送を要求する際に、前記記憶手段に記憶された前記結果も送信する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記未使用部品判定手段は、前記装置本体の主電源のオン時に、前記交換可能部品が未使用部品であるとオン動作する判定用端子を有し、該判定用端子の動作状態に基づき前記交換可能部品の判定を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記交換可能部品は、画像形成に係る部品であり、
    前記使用制御手段は、前記初期化処理の終了後、前記画像形成に係る部品を使用して画像形成を実施させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記交換可能部品は、画像を担持する像担持体である、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記交換可能部品は、画像が形成されたシートに画像を定着する定着器である、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記識別手段は、導通状態か非導通状態かに基づいて前記未使用部品か使用済部品かを識別するためのヒューズであり、
    前記未使用部品判定手段は、前記ヒューズが溶断されているか否かを判定し、
    前記識別変更手段は、前記交換可能部品の前記ヒューズを溶断するように電気処理する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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