JP2015210232A - 電力計測装置及び電力計測システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電力計測システムの設置の段階で、電流センサの接続確認を効率的に行うこと。【解決手段】電力計測装置は、分電盤から電気機器に供給される電流を検知する電流センサに接続される。その電力計測装置は、コネクタ、電流測定部、電力演算部、接続判定部、及び制御部を備える。コネクタは、電流センサから出力されるセンサ信号を伝送するケーブルとの接続に用いられる。電流測定部は、コネクタを通してセンサ信号を受け取り、受け取ったセンサ信号から検知電流情報を生成する。電力演算部は、検知電流情報に基づいて電気機器による消費電力を算出し、算出した消費電力を示す電力情報を出力する。接続判定部は、コネクタにケーブルが接続されているか否かを判定し、当該判定結果を示す接続情報を出力する。制御部は、電力情報及び接続情報を記憶部に格納する。【選択図】図4
Description
本発明は、住宅等における電気機器の消費電力を計測する電力計測装置及び電力計測システムに関する。
近年、住宅等における消費電力を計測して、表示する電力計測システムが提案されている。典型的な電力計測システムは、電流センサ及び電力計測装置を備える。電流センサは、分電盤から電気機器へ流れる電流を計測する。電力計測装置は、分電盤付近に設置され、電流センサによって検知される電流等に基づいて消費電力を計測する。このような電力計測システムにより、例えば、家庭内の各部屋や各電気機器の消費電力を把握することができる。
電力計測システムを設置する際には、電気工事士の資格を有する工事業者が、電力計測したいラインに電流センサを接続する必要がある。つまり、電流センサの接続設定には手作業が必要となる。そのため、接続間違いなどの作業ミスが発生する可能性がある。
また、電流センサの接続確認時には、実負荷に電力を供給した上での電力計測が必要となる。しかしながら、新築住宅に電力計測システムを設置する場合には、負荷となる電気機器が未だ接続されていない事もある。この場合には、後日、別の担当者が電流センサの接続確認を行うことになる。しかしながら、この時に電流センサの接続間違いが見つかったとしても、当該担当者が電気工事士の資格を有していなければ、結局は設置工事業者に接続修正を依頼する必要がある。これは、余計な手間とコストを発生させ、好ましくない。
特許文献1は、実際に負荷となる機器を動作させなくても、設置工事の段階で、電流センサの動作を確認することができる技術を開示している。より詳細には、電力計測装置の内部に負荷回路が搭載される。設置工事の段階では、電力計測装置に搭載された負荷回路を利用して電流を発生させ、その電流をテスト用電線に流す。そして、そのテスト用電線に電流センサを取り付けることによって、電流センサの動作確認が行われる。
特許文献1に記載の技術の場合、動作確認後に、電流センサをテスト用電線から取り外す必要がある。つまり、電流センサの最終的な接続状態を確認できていない。また、複数の電流センサがある場合は、各電流センサの動作確認の都度、テスト用電線に対する取り付け/取り外し作業が必要となる。つまり、設置工事作業にかかる手間及びコストが増大する。
本発明の1つの目的は、電力計測システムの設置の段階で、電流センサの接続確認を効率的に行うことができる技術を提供することにある。
本発明の1つの観点において、電力計測装置が提供される。その電力計測装置は、分電盤から電気機器に供給される電流を検知する電流センサに接続される。より詳細には、電力計測装置は、コネクタと、電流測定部と、電力演算部と、接続判定部と、制御部とを備える。コネクタは、電流センサから出力されるセンサ信号を伝送するケーブルとの接続に用いられる。電流測定部は、コネクタを通してセンサ信号を受け取り、受け取ったセンサ信号から上記検知された電流の値を示す検知電流情報を生成する。電力演算部は、検知電流情報に基づいて電気機器による消費電力を算出し、算出した消費電力を示す電力情報を出力する。接続判定部は、コネクタにケーブルが接続されているか否かを判定し、当該判定結果を示す接続情報を出力する。制御部は、電力情報及び接続情報を記憶部に格納する。
本発明の他の観点において、電力計測システムが提供される。その電力計測システムは、分電盤から電気機器に供給される電流を検知する電流センサと、電流センサに接続される電力計測装置と、を備える。電力計測装置は、コネクタと、電流測定部と、電力演算部と、接続判定部と、制御部とを備える。コネクタは、電流センサから出力されるセンサ信号を伝送するケーブルとの接続に用いられる。電流測定部は、コネクタを通してセンサ信号を受け取り、受け取ったセンサ信号から上記検知された電流の値を示す検知電流情報を生成する。電力演算部は、検知電流情報に基づいて電気機器による消費電力を算出し、算出した消費電力を示す電力情報を出力する。接続判定部は、コネクタにケーブルが接続されているか否かを判定し、当該判定結果を示す接続情報を出力する。制御部は、電力情報及び接続情報を記憶部に格納する。
本発明によれば、電力計測システムの設置の段階で、電流センサの接続確認を効率的に行うことが可能となる。
添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
<電力計測システム1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る電力計測システム1の構成例を示すブロック図である。電力計測システム1は、例えば住宅に設置され、ルームエアコンや冷蔵庫といった電気機器2の消費電力を計測する。より詳細には、電力計測システム1は、分電盤10、電流センサ20、電力計測装置30、情報収集装置50、及び表示装置60を備えている。
<電力計測システム1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る電力計測システム1の構成例を示すブロック図である。電力計測システム1は、例えば住宅に設置され、ルームエアコンや冷蔵庫といった電気機器2の消費電力を計測する。より詳細には、電力計測システム1は、分電盤10、電流センサ20、電力計測装置30、情報収集装置50、及び表示装置60を備えている。
分電盤10は、住宅内の複数の電気機器2に対して電力を分配する。電流センサ20は、分電盤10から電気機器2に供給される電流を検知するように設置される。この電流センサ20は、検知した電流を示すセンサ信号SCを出力する。
電力計測装置30は、電流センサ20に接続される。この電力計測装置30は、電流センサ20から出力されるセンサ信号SCを受け取り、受け取ったセンサ信号SCから検知電流に関する情報を取得する。また、電力計測装置30は、分電盤10内の電圧も測定する。そして、電力計測装置30は、分電盤10内の検知電流及び電圧の情報に基づいて、電気機器2による消費電力を算出する。電力計測装置30は、算出した消費電力を示す電力情報PWを記憶し、また、その電力情報PWを情報収集装置50に出力する。尚、この電力計測装置30の動作電圧も、分電盤10から供給される電圧に基づいて生成される。
更に、本実施の形態に係る電力計測装置30は、電流センサ20が電力計測装置30に接続されているか否かを自動的に判定する「接続判定機能」も搭載している。電力計測装置30は、接続判定機能による判定結果を示す接続情報CTを記憶し、また、その接続情報CTを情報収集装置50に出力する。
情報収集装置50は、電力計測装置30と通信可能に接続されている。例えば、情報収集装置50は、無線LAN(Local Area Network)あるいは有線LANを介して、電力計測装置30と接続される。この情報収集装置50は、電力計測装置30から送信される上記の電力情報PW及び接続情報CTを受信し、受信した電力情報PW及び接続情報CTを内部記憶装置に格納する。ユーザは、電力情報PWを参照することによって、現在の消費電力を把握することができる。また、ユーザは、接続情報CTを参照することによって、所望の接続状態が実現されているか否かを確認することができる。
情報収集装置50は、電力情報PWや接続情報CTを、表示装置60に送信してもよい。表示装置60としては、タブレット端末やスマートフォンが挙げられる。表示装置60は、情報収集装置50から受信した電力情報PWや接続情報CTを表示する。ユーザは、表示された電力情報PWを参照することによって、現在の消費電力を把握することができる。また、ユーザは、表示された接続情報CTを参照することによって、所望の接続状態が実現されているか否かを確認することができる。
以下、各構成要素について更に詳しく説明する。
<分電盤10>
図2は、分電盤10の構成例を示すブロック図である。図2に示される分電盤10は、主幹ブレーカー11、複数の分岐ブレーカー12−1〜12−n(nは2以上の整数)、及び単相3線分岐ブレーカー13を備えている。
図2は、分電盤10の構成例を示すブロック図である。図2に示される分電盤10は、主幹ブレーカー11、複数の分岐ブレーカー12−1〜12−n(nは2以上の整数)、及び単相3線分岐ブレーカー13を備えている。
より詳細には、分電盤10に引き込まれた単相3線式の電線が、主幹ブレーカー11の一次側に接続されている。主幹ブレーカー11の二次側には、複数の分岐ブレーカー12−1〜12−nが接続されている。それら複数の分岐ブレーカー12−1〜12−nのそれぞれの二次側には、複数の電気機器2−1〜2−nが接続されている。このようにして、電気機器2−i(i=1〜n)には、主幹ブレーカー11及び分岐ブレーカー12−iを通して電力が供給される。
単相3線分岐ブレーカー13も、主幹ブレーカー11の二次側に接続されている。単相3線分岐ブレーカー13の二次側は、電力計測装置30に接続される。
<電流センサ20>
電流センサ20は、分電盤10から電気機器2に供給される電流を検知するように設置される。より詳細には、電流センサ20は、分電盤10内の各ブレーカーを通して流れる電流を検知するように設置される。例えば図2では、分岐ブレーカー12−iの二次側と電気機器2−iとの間に電流センサ20−iが設けられている。この電流センサ20−iは、分岐ブレーカー12−iを通して電気機器2−iに流れる電流を検知する。更に、主幹ブレーカー11の二次側に電流センサ20−0が設けられている。この電流センサ20−0は、住宅内で消費される電流の合計値を検知する。電流センサ20−0〜20−nは、それぞれ、検知した電流を示すセンサ信号SC−0〜SC−nを出力する。
電流センサ20は、分電盤10から電気機器2に供給される電流を検知するように設置される。より詳細には、電流センサ20は、分電盤10内の各ブレーカーを通して流れる電流を検知するように設置される。例えば図2では、分岐ブレーカー12−iの二次側と電気機器2−iとの間に電流センサ20−iが設けられている。この電流センサ20−iは、分岐ブレーカー12−iを通して電気機器2−iに流れる電流を検知する。更に、主幹ブレーカー11の二次側に電流センサ20−0が設けられている。この電流センサ20−0は、住宅内で消費される電流の合計値を検知する。電流センサ20−0〜20−nは、それぞれ、検知した電流を示すセンサ信号SC−0〜SC−nを出力する。
図3は、電流センサ20の接続例を示すブロック図である。図3に示される例において、分岐ブレーカー12と電気機器2とは、N相ケーブル及びL相ケーブルを介して互いに接続されている。電流センサ20は、例えばカレントトランスであり、L相ケーブルにクランプされている。これにより、電流センサ20は、分岐ブレーカー12から電気機器2に流れる電流のレベルを検知することができる。
電流測定ケーブル21は、電流センサ20から出力されるセンサ信号SCを伝送するためのケーブルであり、電流センサ20の出力端子に接続される。後述されるように、この電流測定ケーブル21が、電力計測装置30に接続される。
<電力計測装置30>
図4は、本実施の形態に係る電力計測装置30の構成例を示すブロック図である。電力計測装置30は、コネクタ31、電流測定部32、電圧端子台33、電圧測定部34、電源部35、電力演算部36、制御部37、記憶部38、通信部39、及び接続判定部40を備えている。
図4は、本実施の形態に係る電力計測装置30の構成例を示すブロック図である。電力計測装置30は、コネクタ31、電流測定部32、電圧端子台33、電圧測定部34、電源部35、電力演算部36、制御部37、記憶部38、通信部39、及び接続判定部40を備えている。
コネクタ31(電流端子台)は、上述の電流測定ケーブル21との接続に用いられる。電力計測装置30は、電流センサ20から出力されるセンサ信号SCを、電流測定ケーブル21及びコネクタ31を介して受け取る。
電流測定部32は、コネクタ31に接続されており、コネクタ31を通してセンサ信号SCを受け取る。電流測定部32は、受け取ったセンサ信号SCから、電流センサ20によって検知された電流の値を示す検知電流情報DCを生成する。尚、電流測定部32は、複数のコネクタ31に接続されてもよい(図6参照)。その場合、電流測定部32は、複数の電流センサ20のそれぞれによって検知された電流の値を示す検知電流情報DCを生成する。電流測定部32は、検知電流情報DCを電力演算部36に出力する。
電圧端子台33は、分電盤10の単相3線分岐ブレーカー13に接続される。
電圧測定部34は、電圧端子台33に接続されており、電圧端子台33を通して分電盤10内の交流電圧を測定する。すなわち、電圧測定部34は、電流センサ20によって検知される電流に同期する交流電圧を測定する。そして、電圧測定部34は、測定した交流電圧を示す電圧情報DVを電力演算部36に出力する。
電源部35も、電圧端子台33に接続されている。この電源部35は、電圧端子台33を通して分電盤10から交流電圧を受け取り、その交流電圧を、電力計測装置30が動作可能な直流電圧に変換する。すなわち、電源部35は、電力計測装置30の動作電圧を生成する。
電力演算部36は、上記の検知電流情報DC及び電圧情報DVを受け取る。そして、電力演算部36は、受け取った検知電流情報DC及び電圧情報DVを組み合わせることによって、住宅全体及び各電気機器2による消費電力を算出する。例えば、消費電力の算出は、一定間隔(例えば100ms)毎に実行される。電力演算部36は、算出した消費電力を示す電力情報PWを生成し、その電力情報PWを制御部37に出力する。
制御部37は、電力計測装置30の各部の動作を制御する。また、制御部37は、電力情報PW及び接続情報CTを記憶部38に格納する。また、制御部37は、電力情報PW及び接続情報CTを、通信部39を介して情報収集装置50に送信する。制御部37は、例えばマイクロコンピュータにより実現される。
記憶部38には、各種情報が格納される。例えば、記憶部38には、電力情報PWや接続情報CTが格納される。
通信部39は、情報収集装置50との間で情報を送受信するための通信モジュールである。
接続判定部40は、上述の「接続判定機能」を有する。具体的には、接続判定部40は、コネクタ31に電流測定ケーブル21が接続されているか否かを自動的に判定する。そして、接続判定部40は、当該判定結果を示す接続情報CTを生成し、その接続情報CTを制御部37に出力する。
図5は、本実施の形態における接続判定機能を説明するためのブロック図である。電流センサ20につながる電流測定ケーブル21は、第1端子21a、第2端子21b、及び第3端子21cを備えている。第1端子21a及び第2端子21bは、センサ信号SCを出力する出力端子である。第3端子21cは、電流測定ケーブル21内部において、第2端子21bと短絡している。
一方、電力計測装置30のコネクタ31は、第1端子31a、第2端子31b、及び第3端子31cを備えている。これら第1端子31a、第2端子31b、及び第3端子31cが、それぞれ、電流測定ケーブル21の第1端子21a、第2端子21b、及び第3端子21cと接続される。すなわち、第1端子31a及び第2端子31bは、電流測定ケーブル21からセンサ信号SCが入力される入力端子である。電流測定部32は、これら第1端子31a及び第2端子31bに接続されており、これら第1端子31a及び第2端子31bを通してセンサ信号SCを受け取る。尚、図5の例において、第2端子31bは、グランドと接続されるグランド端子である。
電流測定ケーブル21がコネクタ31に接続された場合、コネクタ31の第3端子31cは、電流測定ケーブル21の第3端子21c及び第2端子21bを介して、コネクタ31の第2端子31b(グランド端子)と電気的に接続される。接続判定部40は、この第3端子31cに接続されており、第3端子31cの電位に基づいて、電流測定ケーブル21がコネクタ31に接続されているか否かを判定する。つまり、コネクタ31の第3端子31cは、接続判定のための「判定端子」として機能する。
例えば、図5に示されるように、接続判定部40は、配線41、プルアップ抵抗43、及び接続検知部44を備えている。配線41は、第3端子31c(判定端子)に接続されている。プルアップ抵抗43は、配線41上のノード42と電源(例:3.3V)との間に接続されており、プルアップ回路を構成している。電流測定ケーブル21がコネクタ31に接続されていない時、ノード42の電位はHighレベル(3.3V)にプルアップされる。一方、電流測定ケーブル21がコネクタ31に接続されると、第3端子31cがグランドと電気的に接続され、ノード42の電位はLowレベル(0V)に遷移する。従って、接続検知部44は、ノード42(すなわち第3端子31c)の電位に基づいて、コネクタ31への電流測定ケーブル21の接続を検知することができる。
図6は、コネクタ31が複数ある場合の電力計測装置30の構成例を示している。具体的には、電力計測装置30は、図2で示された複数の電流センサ20−0〜20−nのそれぞれに接続される複数のコネクタ31−0〜31−nを備えている。電流センサ20−0〜20−nから出力されるセンサ信号SC−0〜SC−nは、これらコネクタ31−0−31−nのそれぞれを介して電力計測装置30に入力される。
また、図6に示される電力計測装置30は、複数の電流測定部32−A,32−B,32−Cを備えている。電流測定部32−A,32−B,32−Cの各々は、1以上のコネクタ31に接続され、1以上の電流センサ20に関する検知電流情報DCを生成する。また、接続判定部40は、コネクタ31−0〜31−nに接続されており、電流センサ20−0〜20−nに関する接続情報CTを生成する。その他は、既出の図4で示された構成と同様である。
<情報収集装置50>
図7は、情報収集装置50の構成例を示すブロック図である。情報収集装置50は、通信部51、入力部53、記憶部54、及び制御部55を備えている。
図7は、情報収集装置50の構成例を示すブロック図である。情報収集装置50は、通信部51、入力部53、記憶部54、及び制御部55を備えている。
通信部51は、電力計測装置30や表示装置60との間で情報を送受信するための通信モジュールである。入力部53は、ユーザが各種情報を入力するために使用する入力装置である。記憶部54は、各種情報を格納する記憶装置である。例えば、記憶部54には、電力情報PWや接続情報CTが格納される。
制御部55は、情報収集装置50の各部の動作を制御する制御装置(例:CPU)である。制御部55は、通信部51を介して電力計測装置30から電力情報PWや接続情報CTを受け取り、受け取った電力情報PWや接続情報CTを記憶部54に格納する。
また、制御部55は、電力情報PW及び接続情報CTの少なくとも一方を、通信部51を介して表示装置60に送信してもよい。表示装置60は、受け取った情報を表示する。すなわち、制御部55は、電力情報PW及び接続情報CTの少なくも一方を、何らかの表示装置に表示させる。
<処理フロー>
図8は、本実施の形態に係る電力計測システム1における処理を示すフローチャートである。
図8は、本実施の形態に係る電力計測システム1における処理を示すフローチャートである。
ステップS10:
分電盤10の単相3線分岐ブレーカー13がOFFされた状態で、電力計測システム1が設置される。電力計測システム1の設置が完了した後、分電盤10の単相3線分岐ブレーカー13がONされる。
分電盤10の単相3線分岐ブレーカー13がOFFされた状態で、電力計測システム1が設置される。電力計測システム1の設置が完了した後、分電盤10の単相3線分岐ブレーカー13がONされる。
ステップS11:
すると、分電盤10から電圧端子台33を通して電力計測装置30に交流電圧が供給される。電源部35は、電力計測装置30の動作電圧を生成し、それにより、電力計測装置30は動作を開始する。すなわち、電力計測装置30がパワーONする。
すると、分電盤10から電圧端子台33を通して電力計測装置30に交流電圧が供給される。電源部35は、電力計測装置30の動作電圧を生成し、それにより、電力計測装置30は動作を開始する。すなわち、電力計測装置30がパワーONする。
ステップS12:
電力計測装置30において、接続判定部40は、接続情報CTを生成する。制御部37は、その接続情報CTを記憶部38に格納する。また、制御部37は、接続情報CTを、通信部39を介して情報収集装置50に送信する。
電力計測装置30において、接続判定部40は、接続情報CTを生成する。制御部37は、その接続情報CTを記憶部38に格納する。また、制御部37は、接続情報CTを、通信部39を介して情報収集装置50に送信する。
情報収集装置50の制御部55は、通信部51を介して接続情報CTを受け取り、受け取った接続情報CTを記憶部54に格納する。また、制御部55は、接続情報CTを、通信部51を介して表示装置60に送信してもよい。表示装置60は、受け取った接続情報CTを表示する。
ステップS13:
ユーザは、情報収集装置50の記憶部54に格納されている接続情報CTを参照することによって、所望の接続状態が実現されているか否かを確認することができる。あるいは、ユーザは、表示装置60に表示された接続情報CTを参照することによって、所望の接続状態が実現されているか否かを確認することができる。
ユーザは、情報収集装置50の記憶部54に格納されている接続情報CTを参照することによって、所望の接続状態が実現されているか否かを確認することができる。あるいは、ユーザは、表示装置60に表示された接続情報CTを参照することによって、所望の接続状態が実現されているか否かを確認することができる。
所望の接続状態が実現されていない場合(ステップS13;No)、処理はステップS14に進む。一方、所望の接続状態が実現されている場合(ステップS13;Yes)、処理はステップS15に進む。
ステップS14:
エラー処理が実施される。例えば、分電盤10の単相3線分岐ブレーカー13をOFFし、電力計測装置30をパワーOFFさせる。その後、電流センサ20の再接続処理が実施される。
エラー処理が実施される。例えば、分電盤10の単相3線分岐ブレーカー13をOFFし、電力計測装置30をパワーOFFさせる。その後、電流センサ20の再接続処理が実施される。
ステップS15:
電力計測装置30において、電流測定部32は検知電流情報DCを生成し、電圧測定部34は電圧情報DVを生成する。電力演算部36は、検知電流情報DC及び電圧情報DVに基づいて、電力情報PWを生成する。制御部37は、その電力情報PWを記憶部38に格納する。また、制御部37は、電力情報PWを、通信部39を介して情報収集装置50に送信する。
電力計測装置30において、電流測定部32は検知電流情報DCを生成し、電圧測定部34は電圧情報DVを生成する。電力演算部36は、検知電流情報DC及び電圧情報DVに基づいて、電力情報PWを生成する。制御部37は、その電力情報PWを記憶部38に格納する。また、制御部37は、電力情報PWを、通信部39を介して情報収集装置50に送信する。
情報収集装置50の制御部55は、通信部51を介して電力情報PWを受け取り、受け取った電力情報PWを記憶部54に格納する。また、制御部55は、電力情報PWを、通信部51を介して表示装置60に送信してもよい。表示装置60は、受け取った電力情報PWを表示する。ユーザは、電力情報PWを参照することによって、現在の消費電力を把握することができる。
<効果>
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、電力計測装置30が、電流センサ20の接続状態を自動的に判定する接続判定機能を搭載している。従って、電力計測システム1の設置の段階で、電流センサ20の接続確認を効率的に行うことが可能となる。工事業者の手作業が軽減されるため、設置工事作業にかかる手間及びコストが削減される。
以上に説明されたように、本実施の形態によれば、電力計測装置30が、電流センサ20の接続状態を自動的に判定する接続判定機能を搭載している。従って、電力計測システム1の設置の段階で、電流センサ20の接続確認を効率的に行うことが可能となる。工事業者の手作業が軽減されるため、設置工事作業にかかる手間及びコストが削減される。
また、接続判定部40は、簡単な回路で構成可能である。よって、本実施の形態に係る電力計測装置30を低コストで実現可能である。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2に係る電力計測システム1における処理を示すフローチャートである。上記の実施の形態1と重複する説明は適宜省略する。本実施の形態では、ステップS15の前にステップS20が追加されている。
図9は、本発明の実施の形態2に係る電力計測システム1における処理を示すフローチャートである。上記の実施の形態1と重複する説明は適宜省略する。本実施の形態では、ステップS15の前にステップS20が追加されている。
ステップS20:
電力計測装置30の制御部37は、接続情報CTを参照して、動作させる必要のない電流測定部32を抽出する。そして、制御部37は、抽出した電流測定部32の動作を停止させる。
電力計測装置30の制御部37は、接続情報CTを参照して、動作させる必要のない電流測定部32を抽出する。そして、制御部37は、抽出した電流測定部32の動作を停止させる。
例えば、既出の図6において電流測定部32−Cは、コネクタ31−j〜31−nに接続されている。それらコネクタ31−j〜31−nのいずれにも電流測定ケーブル21が接続されていない場合、電流測定部32−Cを動作させる必要はない。従って、制御部37は、不必要な電流測定部32−Cの動作を停止させ、必要な電流測定部32だけを動作させる。
本実施の形態によれば、不必要な電流測定部32の動作が停止するため、電力計測装置30における無駄な電力消費が抑えられる。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3に係る電力計測システム1における処理を示すフローチャートである。上記の実施の形態1と重複する説明は適宜省略する。本実施の形態では、ステップS15の後にステップS30〜S32が追加されている。
図10は、本発明の実施の形態3に係る電力計測システム1における処理を示すフローチャートである。上記の実施の形態1と重複する説明は適宜省略する。本実施の形態では、ステップS15の後にステップS30〜S32が追加されている。
ステップS30:
電力計測装置30の制御部37は、接続情報CTをモニタする。接続情報CT(すなわち電流センサ20の接続状態)がパワーON後の初期状態のままであれば(ステップS30;No)、ステップS15が継続的に実施される。一方、接続情報CTがパワーON後の初期状態から変動した場合(ステップS30;Yes)、処理はステップS31に移る。
電力計測装置30の制御部37は、接続情報CTをモニタする。接続情報CT(すなわち電流センサ20の接続状態)がパワーON後の初期状態のままであれば(ステップS30;No)、ステップS15が継続的に実施される。一方、接続情報CTがパワーON後の初期状態から変動した場合(ステップS30;Yes)、処理はステップS31に移る。
ステップS31:
制御部37は、電力計測装置30による電力計測を自動停止させる。更に、制御部37は、通信部39を介して、アラーム信号を情報収集装置50に送信する。
制御部37は、電力計測装置30による電力計測を自動停止させる。更に、制御部37は、通信部39を介して、アラーム信号を情報収集装置50に送信する。
ステップS32:
情報収集装置50の制御部55は、通信部51を介してアラーム信号を受け取る。そのアラーム信号に応答して、制御部55は、警告を表示装置60に表示させる。
情報収集装置50の制御部55は、通信部51を介してアラーム信号を受け取る。そのアラーム信号に応答して、制御部55は、警告を表示装置60に表示させる。
単相3線分岐ブレーカー13がONされている通電状態での接続作業は危険である。本実施の形態によれば、そのような危険な作業が行われた場合に警告が発せられる。工事業者に対して注意を促すことにより、安全性が向上する。
尚、上述の実施の形態2,3を組み合わせることも可能である。
以上、本発明の実施の形態が添付の図面を参照することにより説明された。但し、本発明は、上述の実施の形態に限定されず、要旨を逸脱しない範囲で当業者により適宜変更され得る。
1 電力計測システム、2,2−1〜2−n 電気機器、10 分電盤、11 主幹ブレーカー、12,12−1〜12−n 分岐ブレーカー、13 単相3線分岐ブレーカー、20,20−0〜20−n 電流センサ、21 電流測定ケーブル、21a 第1端子、21b 第2端子、21c 第3端子、30 電力計測装置、31,31−0〜31−n コネクタ、31a 第1端子、31b 第2端子、31c 第3端子、32,32−A〜32−C 電流測定部、33 電圧端子台、34 電圧測定部、35 電源部、36 電力演算部、37 制御部、38 記憶部、39 通信部、40 接続判定部、41 配線、42 ノード、43 プルアップ抵抗、44 接続検知部、50 情報収集装置、51 通信部、53 入力部、54 記憶部、55 制御部、60 表示装置、CT 接続情報、DC 検知電流情報、DV 電圧情報、PW 電力情報、SC,SC−0〜SC−n センサ信号。
Claims (7)
- 分電盤から電気機器に供給される電流を検知する電流センサに接続される電力計測装置であって、
前記電流センサから出力されるセンサ信号を伝送するケーブルとの接続に用いられるコネクタと、
前記コネクタを通して前記センサ信号を受け取り、前記受け取ったセンサ信号から前記検知された電流の値を示す検知電流情報を生成する電流測定部と、
前記検知電流情報に基づいて前記電気機器による消費電力を算出し、前記算出した消費電力を示す電力情報を出力する電力演算部と、
前記コネクタに前記ケーブルが接続されているか否かを判定し、当該判定結果を示す接続情報を出力する接続判定部と、
前記電力情報及び前記接続情報を記憶部に格納する制御部と
を備える
電力計測装置。 - 前記電流測定部に接続されている前記コネクタの数は1以上であり、
前記1以上のコネクタのいずれにも前記ケーブルが接続されていない場合、前記制御部は、前記電流測定部の動作を停止させる
請求項1に記載の電力計測装置。 - 前記制御部は、前記接続情報をモニタし、
前記接続情報が前記電力計測装置のパワーON後の初期状態から変動した場合、前記制御部は、アラーム信号を前記電力計測装置の外部に出力する
請求項1又は2に記載の電力計測装置。 - 前記コネクタは、
前記ケーブルから前記センサ信号が入力される複数の入力端子と、
前記コネクタに前記ケーブルが接続された場合、前記ケーブルの内部を介して前記複数の入力端子のうちグランド端子に電気的に接続される判定端子と
を備え、
前記電流測定部は、前記複数の入力端子に接続されており、前記複数の入力端子を通して前記センサ信号を受け取り、
前記接続判定部は、前記判定端子に接続されており、前記判定端子の電位に基づいて、前記コネクタに前記ケーブルが接続されているか否かを判定する
請求項1から3のいずれか一項に記載の電力計測装置。 - 分電盤から電気機器に供給される電流を検知する電流センサと、
前記電流センサに接続される電力計測装置と
を備え、
前記電力計測装置は、
前記電流センサから出力されるセンサ信号を伝送するケーブルとの接続に用いられるコネクタと、
前記コネクタを通して前記センサ信号を受け取り、前記受け取ったセンサ信号から前記検知された電流の値を示す検知電流情報を生成する電流測定部と、
前記検知電流情報に基づいて前記電気機器による消費電力を算出し、前記算出した消費電力を示す電力情報を出力する電力演算部と、
前記コネクタに前記ケーブルが接続されているか否かを判定し、当該判定結果を示す接続情報を出力する接続判定部と、
前記電力情報及び前記接続情報を記憶部に格納する制御部と
を備える
電力計測システム。 - 更に、前記電力計測装置と通信可能に接続された情報収集装置を備え、
前記制御部は、前記電力情報及び前記接続情報を前記情報収集装置に送信し、
前記情報収集装置は、前記電力情報及び前記接続情報の少なくとも一方を表示装置に表示させる
請求項5に記載の電力計測システム。 - 前記制御部は、前記接続情報をモニタし、
前記接続情報が前記電力計測装置のパワーON後の初期状態から変動した場合、前記制御部は、アラーム信号を前記情報収集装置に送信し、
前記情報収集装置は、前記アラーム信号に応答して、警告を前記表示装置に表示させる
請求項6に記載の電力計測システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014093661A JP2015210232A (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | 電力計測装置及び電力計測システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014093661A JP2015210232A (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | 電力計測装置及び電力計測システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015210232A true JP2015210232A (ja) | 2015-11-24 |
Family
ID=54612505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014093661A Pending JP2015210232A (ja) | 2014-04-30 | 2014-04-30 | 電力計測装置及び電力計測システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015210232A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5940866U (ja) * | 1982-09-07 | 1984-03-15 | 京セラミタ株式会社 | 配線の接続不良検出装置 |
WO2012133756A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2012-10-04 | 日本電気株式会社 | 消費電力管理システム |
JP2013050385A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Panasonic Corp | 電力計測器 |
-
2014
- 2014-04-30 JP JP2014093661A patent/JP2015210232A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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