JP2015210185A - 空力騒音の音源特定装置及び空力騒音の音源特定方法 - Google Patents

空力騒音の音源特定装置及び空力騒音の音源特定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】汎用的なPIVシステムにより音源特定を行うことが可能な、空力騒音の音源特定装置及び空力騒音の音源特定方法を提供する。
【解決手段】流れ場に光を照射する少なくとも1つの発光素子1,2と、流れ場を撮影する第1及び第2撮像素子9,10と、制御部104とを備え、発光素子1,2に、第1の所定時間間隔で2回パルス発光を行う第1のマルチパルス発光動作と、第1のマルチパルス発光動作から第2の所定時間経過後に、第1の所定時間間隔で2回パルス発光を行う第2のマルチパルス発光動作とを行わせ、第1のマルチパルス発光動作における各パルス発光に同期して第1撮像素子が撮影した流れ場の複数画像から、流れ場の第1の渦度ベクトル及び速度ベクトルを算出し、第2のマルチパルス発光動作における各パルス発光に同期して第2撮像素子が撮影した流れ場の複数画像から、流れ場の第2の渦度ベクトル及び速度ベクトルを算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、空力騒音の音源特定装置及び空力騒音の音源特定方法に関する。
近年、空力騒音を改善するために、PIV(Particle Image Velocimetry:粒子画像流速測定法)を用いた音源測定に関する研究開発が行われている(非特許文献1,2)。このPIVによる音源測定は、スモーク等のトレーサ粒子を用いて流れを可視化し、短い時間間隔のダブルレーザ発光に同期させて得た2枚のトレーサ粒子の撮影画像から流体の速度分布等を算出し、音源の強度分布を得るという手法である。この測定手法は、Powell,Howeらによる、数式(1)によって表される渦音の式(非特許文献3,4)から理解されるように、渦度ベクトルと速度ベクトルの外積の時間微分が音源強度(音圧)を表す、という理論に基づくものである。
ここで、各記号は、pa:音圧,ρ:密度,xi:観測位置(添字iは、座標軸を表す),c:音速,G:コンパクトグリーン関数,r:音源からの距離,t:時間,u:速度ベクトル,V:対象ボリューム,ω:渦度ベクトルを表す。なお、数式(1)は、低マッハ数を仮定して導かれた式である。
ところで、この渦音の式により音源強度を算出するためには、短い時間間隔(例えば5μsec.)のダブルレーザ発光に同期させて得たトレーサ粒子の画像から算出した速度ベクトル等に対して更に時間微分を行い、加速度を算出する必要がある。そして、この加速度を精度良く算出するためには、適当な時間間隔(例えば200μsec.)で上記の速度ベクトルの測定を複数回行う必要がある。
しかし、音源測定に特化していない汎用のPIVシステムでは、1台のレーザモジュール及びCCD(Charge Coupled Device)カメラを用いて速度ベクトルの測定のみを行っていた。すなわち、汎用のPIVシステムは、図5(a)に示すように、レーザモジュールに、例えば5μsec.の時間間隔でパルス発光(1),(2)を行わせる。次に、PIVシステムは、図5(b)に示すように、各パルス発光(1),(2)のタイミングにおけるトレーサ粒子の状態を2枚の別画像として取り込むように、CCDカメラの制御を行う。そして、PIVシステムは、2枚の画像から速度分布を算出する。
しかし、この汎用のPIVシステムにおいては、CCDカメラがシャッター機能を有していない。そのため図5(b)において第2画像の取り込みを終了した後も一定時間(例えば10msec.)の間、CCDカメラは露光状態を継続することになる。従って、第2画像取り込みから例えば200μsec.経過後に次の第1画像を新たに取得することは困難であった。このため、汎用PIVシステムでは精度良く加速度を検出することができず、音源測定を行うことができなかった。
このような背景の下、新たに開発された高速度PIVシステムにより音源測定が行われてきた。図6に、高速度PIVシステムにおけるレーザ発光とCCDの動作を示す。図6(a)において、YAGレーザは、5μsec.の時間間隔でパルス発光(1),(2)を行うが、そのパルス発光(1),(2)を、更に250μsec.の時間間隔で連続して行う。そして、高速度PIVシステムは、各パルス発光(1),(2)を別画像として取り込み可能なように、図6(b)に示すようにCCDのシャッターの開閉制御を行う。すなわち、高速度PIVシステムは、図6(b)において、パルス発光(2)に対応する第2画像を取得後、250μsec.よりも短い時間でシャッターを閉じる。そして、次のパルス発光(1)が行われる前に、第1画像取り込みのために再度シャッターを開く。
この図6に示すレーザ及びCCDの制御により、高速度PIVシステムは、5μsec.の時間間隔で取得したトレーサ粒子の画像から流体の速度ベクトル等を算出できる。また高速度PIVシステムは、更にこの速度ベクトル等の算出を250μsec.ごとに行うことにより、流体の加速度ベクトルを算出することができる。これにより、高速度PIVシステムは、数式(1)における渦度ベクトルと速度ベクトルの外積の時間微分を導出できるため、音源測定が可能となる。
A. Schroeder, U. Dierksheide, J. Wolf, M. Herr and J. Kompenhans, "Investigation of Trailing-edge Noise Sources by Means of High-speed PIV", 12th International Symposium on Applications of Laser Techniques to Fluid Mechanics, Lisbon, 2004. V. Lorenzoni, M. Tuinstra and F. Scarano, "On the Use of Time-Resolved Particle Image Velocimetry for the Investigation of Rod-airfoil Aeroacoustics", Journal of Sound and Vibration, Vol. 331(2012), pp.5012-5027. A. Powell, "Theory of Vortex Sound", Journal of Acoustical Society of America, Vol. 36(1964), pp. 177-195. M.S. Howe, "Theory of Vortex Sound", Cambridge Univ. Press, 2002.
しかし、高速度PIVシステムでは、図6に示す例のように、例えば250μsec.ごとに速度ベクトル算出のための画像取得を行うため、CCDが電子シャッターを備えることが必須となり、高価なCCDモジュールを使用しなければならない。
また、高速度PIVシステムにおいて、加速度ベクトルを算出するための画像取得の時間間隔(図6の例では250μsec.)を任意の値に変えることは難しく、例えば、1msec.,500μsec.,250μsec.等段階的に変化させることしかできなかった。
また、高速度PIVシステムでは、図6に示す例のように、例えば250μsec.ごとにレーザ発光させて画像取得を行うため、汎用PIVシステムと比較して1パルスあたりのレーザの光強度を十分に上げることが難しくなる。従って、トレーサ粒子の鮮明な画像を得るためには、より狭い領域の画像しか得ることができず、十分な数のトレーサ粒子の画像を得ることが難しいという問題があった。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、汎用的なPIVシステムにより音源特定を行うことが可能な、空力騒音の音源特定装置及び空力騒音の音源特定方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る空力騒音の音源特定装置は、流れ場に光を照射する少なくとも1つの発光素子と、前記流れ場を撮影する第1及び第2撮像素子と、前記少なくとも1つの発光素子並びに前記第1及び第2撮像素子の制御を行う制御部とを備え、前記制御部は、前記少なくとも1つの発光素子に、第1の所定時間間隔で2回パルス発光を行う第1のマルチパルス発光動作と、前記第1のマルチパルス発光動作から第2の所定時間経過後に、前記第1の所定時間間隔で2回パルス発光を行う第2のマルチパルス発光動作とを行わせ、前記第1のマルチパルス発光動作における各パルス発光に同期して前記第1撮像素子が撮影した前記流れ場の複数画像から、前記流れ場の第1の渦度ベクトル及び速度ベクトルを算出し、前記第2のマルチパルス発光動作における各パルス発光に同期して前記第2撮像素子が撮影した前記流れ場の複数画像から、前記流れ場の第2の渦度ベクトル及び速度ベクトルを算出し、前記第1の渦度ベクトル及び速度ベクトルと、前記第2の渦度ベクトル及び速度ベクトルとに基づいて、前記流れ場の音源強度分布を算出することを特徴とする。
また、前記少なくとも1つの発光素子は、第1及び第2発光素子であり、前記制御部は、前記第1発光素子に前記第1のマルチパルス発光動作を行わせ、前記第2発光素子に前記第2のマルチパルス発光動作を行わせることが好ましい。
また、前記第2の所定時間は、前記制御部から、前記少なくとも1つの発光素子並びに前記第1及び第2撮像素子に供給されるタイミング信号により任意に設定可能であることが好ましい。
また、前記第1撮像素子が撮影した複数画像の中の一の画像から、前記第2撮像素子が撮影した複数画像の中の一又は複数の画像を減算することにより、補正後の画像を得るように構成することが好ましい。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る空力騒音の音源特定方法は、少なくとも1つの発光素子が第1の所定時間間隔で2回パルス発光を行い流れ場に光を照射する第1のマルチパルス発光ステップと、前記第1のマルチパルス発光ステップによる2回のパルス発光から第2の所定時間経過後に、前記第1の所定時間間隔で2回パルス発光を行い前記流れ場に光を照射する第2のマルチパルス発光ステップと、前記第1のマルチパルス発光ステップにおける各パルス発光に同期して第1撮像素子が撮影した前記流れ場の複数画像から、前記流れ場の第1の渦度ベクトル及び速度ベクトルを算出する第1ベクトル算出ステップと、前記第2のマルチパルス発光ステップにおける各パルス発光に同期して第2撮像素子が撮影した前記流れ場の複数画像から、前記流れ場の第2の渦度ベクトル及び速度ベクトルを算出する第2ベクトル算出ステップと、前記第1の渦度ベクトル及び速度ベクトルと、前記第2の渦度ベクトル及び速度ベクトルとに基づいて、前記流れ場の音源強度分布を算出する音源強度分布算出ステップとを含むことを特徴とする。
また、前記少なくとも1つの発光素子は、第1及び第2発光素子であり、前記第1のマルチパルス発光ステップは、前記第1発光素子が発光することにより実行され、前記第2のマルチパルス発光ステップは、前記第2発光素子が発光することにより実行されることが好ましい。
また、前記少なくとも1つの発光素子並びに前記第1及び第2撮像素子に供給されるタイミング信号により、前記第2の所定時間を任意に設定する微分時間設定ステップを更に含むことが好ましい。
また、前記第1撮像素子が撮影した複数画像の中の一の画像から、前記第2撮像素子が撮影した複数画像の中の一又は複数の画像を減算することにより、補正後の画像を得る画像補正ステップを更に含むことが好ましい。
本発明によれば、汎用的なPIVシステムにより音源特定を行うことが可能な、空力騒音の音源特定装置及び空力騒音の音源特定方法を提供することができる。
一実施形態に係る空力騒音の音源特定装置を示す図である。 一実施形態に係る空力騒音の音源特定方法を示すフロー図である。 図1の音源特定装置におけるレーザ及びCCDの動作タイミングを示す図である。 図1の音源特定装置により得られた音源強度分布を示す図である。 汎用PIVにおけるレーザ及びCCDの動作タイミングを示す図である。 従来の高速度PIVにおけるレーザ及びCCDの動作タイミングを示す図である。
以下において、本発明の一実施形態に係る空力騒音の音源特定装置及び空力騒音の音源特定方法について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
図1は、本発明の一実施形態に係る空力騒音の音源特定装置100の構成図である。本実施形態に係る、空力騒音の音源特定装置100は、発光部101と、風洞部102と、画像検出部103と、制御部104とを備える。なお、図1の座標系は、図の左右方向(流体が流れる方向)をx軸、図の上下方向をy軸、図に垂直な方向(円柱の中心軸方向)をz軸と定める。
まず、発光部101の構成について説明する。
発光部101は、第1YAGレーザ1と、第2YAGレーザ2と、ミラー3とを備える。発光部101は、第1YAGレーザ1及び第2YAGレーザ2から出射するレーザ光をミラー3において反射させて、風洞部102内へと導く役割を果たす。
第1YAGレーザ1及び第2YAGレーザ2は、同一仕様のネオジウムYAG(Yttrium Aluminum Garnet)レーザであり、極めて短いパルス幅でパルス発光させることができる。そのパルス幅は、例えば5nsec.程度とすることができる。本実施形態において、第1YAGレーザ1及び第2YAGレーザ2は、それぞれYAGレーザを含むモジュールとして構成され、モジュール内に配置されたビーム整形用光学素子により、一方向にのみ発散し他の一方向には広がりを持たないシート状に整形されたレーザ光を放出する。第1YAGレーザ1及び第2YAGレーザ2からのレーザ光は図1のx軸方向に出射され、後述するミラー3において90度曲げられてy軸方向に進む光となって風洞部102内へと導かれる。なお、YAGレーザ素子からの光ビームを、外部に配置されたビーム整形用光学素子により整形するように構成してもよい。
ミラー3は、第1YAGレーザ1及び第2YAGレーザ2から出射されたレーザ光を風洞部102内の測定領域4へと導くためのものである。ミラー3には、例えばアルミニウム膜をコーティングした平面ミラーを用いることができる。
次に、風洞部102の構成について説明する。
風洞部102は、仮想的な測定領域4と、円柱5と、図示しないスモーク発生装置から供給されるトレーサ粒子としてのスモーク6と、凹面ミラー7と、流体の流路を構成する壁面8とを備える。
測定領域4は、風洞部102内における仮想的な流体の観測領域である。本実施形態において、測定領域4は、x軸方向約45mm,y軸方向約22.5mm,z軸方向約1mmの大きさの領域である。第1YAGレーザ1及び第2YAGレーザ2から出射されたシート状のレーザ光がこの測定領域4内のスモーク6をなるべく均一に照射するように位置調整される。
円柱5は、測定領域4内に一部が配置されるアクリル樹脂製の部材である。本実施形態において、円柱5は、直径15mmの円筒面を有する円柱であり、中心軸がz軸方向に方向付けられて配置される。また、円柱5は、x軸方向については流体が供給されるノズルから約300mm、y軸方向については風洞の高さ190mmのほぼ中間位置に配置される。円柱5は、後述する壁面8を構成する一対の側面により長手方向端部が支持されて固定される。
スモーク6は、図示しないスモーク発生装置から供給されるトレーサ粒子であり、例えば、ケロシン、流動パラフィン、アルコール等の原料から生成することができる。また、これらの代わりに、タバコ又は線香等から発生する煙を用いてもよい。
凹面ミラー7は、第1YAGレーザ1及び第2YAGレーザ2から出射されたレーザ光のうち、測定領域4を透過した光を反射させて再び測定領域4内に導くためのミラーである。このように、凹面ミラー7で反射させることにより、透過光の光密度を高めてから測定領域4内に再入射させることができる。本実施形態において、凹面ミラー7は、例えば曲率半径200mmの凹面ミラーとすることができる。
壁面8は、低騒音風洞を構成する部材である。壁面8は、xy軸面に平行な一対の側面と、xz軸面に平行な図示しない上面及び下面から構成される。向かい合う一対の側面間の距離は190mmであり、向かい合う上面と下面の間の距離も190mmである。そして、これらの壁面8は、流体が流れるx軸方向に600mmの長さを有する。これらの壁面8により風洞を構成することにより、測定領域4の範囲内において、x軸方向に均一な流速を有する流れを生み出すことができる。壁面8は、第1YAGレーザ1及び第2YAGレーザ2が出射するレーザ光の波長(λ=532nm)に対して透明なアクリル樹脂製の部材である。このようにレーザ光に対して透明な部材で壁面8を構成することにより、第1YAGレーザ1及び第2YAGレーザ2からのレーザ光を壁面8を通してスモーク6に照射させ、また後述するCCDカメラが壁面8を通してスモーク6を撮影することが可能となる。
次に、画像検出部103の構成について説明する。
画像検出部103は、第1CCDカメラ9と、第2CCDカメラ10と、画像取り込み装置11とを備える。画像検出部103は、第1YAGレーザ1及び第2YAGレーザ2からのレーザ光が照射された測定領域内のスモーク6の画像を、レーザの発光のタイミングに同期させて取得する役割を果たす。
第1CCDカメラ9及び第2CCDカメラ10は、クロスコリレーションカメラと呼ばれる、PIVに特化したカメラである。クロスコリレーションカメラは、例えば5μsec.程度の短い時間における被写体の変化をとらえ、その変化の前後の状態を別画像として取得することができるカメラである。この機能により、空力騒音の音源特定装置100は、例えば5μsec.経過前後の測定領域4内のスモーク6の位置を取得し、その時間内における位置の変化から、測定領域4内の流体の速度ベクトル等を算出することができる。
画像取り込み装置11は、後述するパルス発生器13からのタイミング信号に基づいて、第1CCDカメラ9及び第2CCDカメラ10に撮影を開始させるタイミング及び撮影画像を切り替えるタイミングを指示するためのタイミング信号の送信を行う。
また、画像取り込み装置11は、第1CCDカメラ9及び第2CCDカメラ10が撮影した画像を取得し、後述する制御用PC12に対して送信を行う。
次に、制御部104の構成について説明する。
制御部104は、制御用PC(Personal Computer)12と、パルス発生器13とを備える。制御部104は、YAGレーザ1,2及びCCDカメラ9,10の制御をはじめとする、空力騒音の音源特定装置100全体の制御を行う役割を果たす。
制御用PC12は、汎用のパーソナルコンピュータと制御基板等とを組み合わせたコンピュータである。制御用PC12は、所定のソフトウエアを実行することにより、利用者に本実施形態に係る空力騒音の音源特定装置100を使用するためのユーザインターフェースを提供する。
制御用PC12は、ユーザインターフェースを通じて利用者からの測定開始命令を受信すると、後述するパルス発生器13に、YAGレーザ1,2及びCCDカメラ9,10の動作を制御するためのタイミング信号等を生成させる。また、制御用PC12は、画像取り込み装置11により取得されたCCDカメラ9,10からの画像を取得し、音源測定に必要な各種演算等を行う。
パルス発生器13は、制御用PC12からの命令により、第1YAGレーザ1及び第2YAGレーザ2の発光のタイミングを制御するためのタイミング信号等を生成する。また、パルス発生器13は、YAGレーザ1,2の発光に同期して第1CCDカメラ9及び第2CCDカメラ10に測定領域4の撮影を行わせるためのタイミング信号等を生成する。生成されたCCDカメラ9,10の動作制御用のタイミング信号は、画像取り込み装置11を経由してCCDカメラ9,10に送信される。ここで、パルス発生器13が画像取り込み装置11に送信するタイミング信号と、画像取り込み装置11がCCDカメラ9,10に送信するタイミング信号とは同一の信号であってもよい。また、パルス発生器13から画像取り込み装置11に送信されたタイミング信号に基づいて、画像取り込み装置11が新たなタイミング信号を生成してCCDカメラ9,10に送信するように構成してもよい。
次に、本実施形態に係る空力騒音の音源特定方法に基づく音源測定のフローについて、図2を用いて説明する。
まず、初期設定として、利用者は風洞内に円柱5を設置し、風洞の上流側から空気を流入させる。また、スモーク発生装置を稼動させて風洞内を流れる空気にスモーク6を混入させる。
次に、利用者が制御用PC12のユーザインターフェースから測定開始命令を実行すると(ステップS201)、画像取り込み装置11からのタイミング信号の立ち上がりエッジをトリガとして、第1CCDカメラ9は、測定領域4内のスモーク6の撮影を開始する(ステップS202)。この時の第1CCDカメラ9の動作を図3(c)における最初の「第1画像取り込み」として示す。
ステップS202により第1CCDカメラ9が撮影を開始すると、次にパルス発生器13からのタイミング信号の立ち上がりエッジをトリガとして、第1YAGレーザ1は、5μsec.の時間間隔で2回パルス発光を行う(ステップS203)。この時の第1YAGレーザ1の発光波形を図3(a)左端の(1),(2)に示す。
なお、ステップS202における第1CCDカメラ9による撮影動作と、ステップS203における第1YAGレーザ1による発光動作とは、パルス発生器13からのタイミング信号により同期して行われる。すなわち、図3(a),(c)に示すように、第1CCDカメラ9による撮影動作が開始された後にまもなく第1YAGレーザ1によるパルス発光(1)が行われ、パルス発光(1)から約2.5μsec.後に第1CCDカメラ9における撮影画像がクロスコリレーションカメラの機能に基づいて第1画像から第2画像へと高速に切り替えられる。
そして第1YAGレーザ1は、パルス発光(1)から5μsec.経過した後に、パルス発光(2)を行う。
第1YAGレーザ1がパルス発光(2)を行う間、第1CCDカメラ9は第2画像の撮影を継続する。ここで、第1CCDカメラ9は、シャッター機能を有しないため、パルス発光(2)が終了した後も所定期間撮影が継続される。そして、第2画像の取り込み開始から例えば10msec.経過後に、第1CCDカメラ9は、第2画像の取り込みを終了する。
次に、第1CCDカメラ9による第1画像取り込みの開始から200μsec.経過後に(ステップS204)、画像取り込み装置11からのタイミング信号の立ち上がりエッジをトリガとして、第2CCDカメラ10は、第3画像の取り込みを開始する(ステップS205)。この時の第2CCDカメラ10の動作を図3(d)における最初の「第3画像取り込み」として示す。
ステップS205により第2CCDカメラ10が撮影を開始すると、次にパルス発生器13からのタイミング信号の立ち上がりエッジをトリガとして、第2YAGレーザ2は、5μsec.の時間間隔で2回パルス発光を行う(ステップS206)。この時の第2YAGレーザ2の発光波形を図3(b)の(3),(4)に示す。
なお、ステップS205における第2CCDカメラ10による撮影動作と、ステップS206における第2YAGレーザ2による発光動作とは、パルス発生器13からのタイミング信号により同期して行われる。すなわち、図3(b),(d)に示すように、第2CCDカメラ10による撮影動作が開始された後にまもなく第2YAGレーザ2によるパルス発光(3)が行われ、パルス発光(3)から約2.5μsec.後に第2CCDカメラ10における撮影画像がクロスコリレーションカメラの機能に基づいて第3画像から第4画像へと高速に切り替えられる。
そして第2YAGレーザ2は、パルス発光(3)から5μsec.経過した後に、パルス発光(4)を行う。
第2YAGレーザ2がパルス発光(4)を行う間、第2CCDカメラ10は第4画像の撮影を継続する。ここで、第2CCDカメラ10は、シャッター機能を有しないため、パルス発光(4)が終了した後も所定期間撮影が継続される。そして、第4画像の取り込み開始から例えば10msec.経過後に、第2CCDカメラ10は、第4画像の取り込みを終了する。
なお、本実施形態において、第1CCDカメラ9及び第2CCDカメラ10のタイミング制御は、タイミング信号の立ち上がりエッジをトリガとして第1画像取り込み及び第3画像取り込みを開始させるように構成したが、本実施形態はこの形態に限定されない。例えば、タイミング信号のエッジ検出ではなく、レベル検出により画像取り込みのタイミングを決定してもよい。また、第1画像取り込み及び第3画像取り込みの開始タイミングのみでなく、第2画像取り込み及び第4画像取り込みの開始タイミングについてもパルス発生器13からのタイミング信号に基づいて決定するように構成してもよい。
また、本実施形態において、第1YAGレーザ1及び第2YAGレーザ2のタイミング制御は、タイミング信号の立ち上がりエッジをトリガとしてパルス発光を開始させるように構成したが、本実施形態はこの形態に限定されない。例えば、タイミング信号のエッジ検出ではなく、レベル検出により画像取り込みのタイミングを決定してもよい。また、パルス発光(1)及び(3)の開始タイミングのみでなく、パルス発光(2)及び(4)の開始タイミングについてもパルス発生器13からのタイミング信号により決定するように構成してもよい。
制御用PC12は、ステップS206の終了により、第1CCDカメラ9及び第2CCDカメラ10から各2枚ずつ、合計4枚の画像を取得する(ステップS207)。ここで、図3(c)から分かるように、第2画像の取り込みは、第1YAGレーザ1の発光終了後も例えば10msec.程度継続して行われている。従って、第1CCDカメラ9が撮影した第2画像には、本来撮影すべき第1YAGレーザ1のパルス発光(2)によるスモーク画像の他に、第2YAGレーザ2のパルス発光(3),(4)によるスモーク画像も撮影していることになる。
そこで、制御用PC12は、第1CCDカメラ9の第2画像から、第2CCDカメラ10の第3画像及び第4画像の減算処理を行う(ステップS208)。この減算処理により、処理後の第2画像には、理論上第1YAGレーザ1のパルス発光(2)によるスモーク画像のみが存在することになる。なお、この減算処理は、第2YAGレーザ2をパルス発光させる前に第1CCD9における第2画像の取り込みを終了させることができる場合には不要である。
次に制御用PC12は、減算処理後の第1画像乃至第4画像を用いて、第1CCDカメラ9及び第2CCDカメラ10それぞれの画像における渦度と速度の外積の計算を行う(ステップS209)。この外積の算出にあたっては、制御用PC12は、まず第1CCDカメラ9及び第2CCDカメラ10それぞれにおける2枚ずつの画像から速度ベクトルを算出する。そしてそれらの速度ベクトルの偏微分を行うことにより渦度ベクトルの算出を行う。
次に、制御用PC12は、ステップS209において算出された、第1CCDカメラ9からの第1画像及び第2画像に基づく渦度ベクトルと速度ベクトルの外積と、第2CCDカメラ10からの第3画像及び第4画像に基づく渦度ベクトルと速度ベクトルの外積とに基づいて、当該外積の時間微分を算出する(ステップS210)。
最後に、制御用PC12は、ステップS210において算出した渦度ベクトルと速度ベクトルの外積の時間微分に基づいて、音圧分布、すなわち音源強度分布を算出する(ステップS211)。この音源強度分布の算出により、音源測定のフローは終了する。
図4は、図2の測定フローに基づいて算出し、表示された円柱周りに発生する音源強度の分布を示す。
このように、本実施形態によれば、2台のクロスコリレーションカメラにより取得した、所定時間経過前後の2枚の画像から、渦度ベクトル及び速度ベクトルの外積の時間微分を算出するように構成した。これにより、高速シャッター機能を有していない汎用のクロスコリレーションカメラを用いることができるため、安価な空力騒音の音源特定装置を実現することができる。
また、本実施形態によれば、汎用のPIVシステムが備えるYAGレーザとCCDカメラを2組使用してシステムを構築できるので、安価な空力騒音の音源特定装置を実現することができる。
また、本実施形態によれば、パルス発生器13からのタイミング信号により、第2の所定時間を任意に設定できるので、流れ場の状態に応じた最適な微分時間の調整が可能となる。これにより、精度の高い空力騒音の音源特定装置を実現することができる。
また、本実施形態によれば、第1CCDカメラ9の第2画像から、第2CCDカメラ10の第3画像及び第4画像の減算処理を行うように構成した。これにより、高速シャッター機能を有していない汎用のクロスコリレーションカメラを用いても、不必要なパルス発光による画像成分を除去できるため、精度の高い空力騒音の音源特定装置を実現することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明について装置を中心に説明してきたが、本発明は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
1 第1YAGレーザ(第1発光素子)
2 第2YAGレーザ(第2発光素子)
3 ミラー
4 測定領域
5 円柱
6 スモーク
7 凹面ミラー
8 壁面
9 第1CCDカメラ(第1撮像素子)
10 第2CCDカメラ(第2撮像素子)
11 画像取り込み装置
12 制御用PC
13 パルス発生器
100 空力騒音の音源特定装置
101 発光部
102 風洞部
103 画像取得部
104 制御部

Claims (8)

  1. 流れ場に光を照射する少なくとも1つの発光素子と、
    前記流れ場を撮影する第1及び第2撮像素子と、
    前記少なくとも1つの発光素子並びに前記第1及び第2撮像素子の制御を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記少なくとも1つの発光素子に、
    第1の所定時間間隔で2回パルス発光を行う第1のマルチパルス発光動作と、
    前記第1のマルチパルス発光動作から第2の所定時間経過後に、前記第1の所定時間間隔で2回パルス発光を行う第2のマルチパルス発光動作と
    を行わせ、
    前記第1のマルチパルス発光動作における各パルス発光に同期して前記第1撮像素子が撮影した前記流れ場の第1及び第2画像に基づいて、前記流れ場の第1の渦度ベクトル及び速度ベクトルを算出し、
    前記第2のマルチパルス発光動作における各パルス発光に同期して前記第2撮像素子が撮影した前記流れ場の第3及び第4画像に基づいて、前記流れ場の第2の渦度ベクトル及び速度ベクトルを算出し、
    前記第1の渦度ベクトル及び速度ベクトルと、前記第2の渦度ベクトル及び速度ベクトルとに基づいて、前記流れ場の音源強度分布を算出する
    ことを特徴とする空力騒音の音源特定装置。
  2. 前記少なくとも1つの発光素子は、第1及び第2発光素子であり、
    前記制御部は、前記第1発光素子に前記第1のマルチパルス発光動作を行わせ、前記第2発光素子に前記第2のマルチパルス発光動作を行わせる、請求項1に記載の空力騒音の音源特定装置。
  3. 前記第2の所定時間は、前記制御部から、前記少なくとも1つの発光素子並びに前記第1及び第2撮像素子に供給されるタイミング信号により任意に設定可能である、請求項1又は2に記載の空力騒音の音源特定装置。
  4. 前記第2画像から、前記第3又は第4画像の少なくともいずれか一方の画像を減算することにより、補正後の画像を得るように構成した、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の空力騒音の音源特定装置。
  5. 少なくとも1つの発光素子が第1の所定時間間隔で2回パルス発光を行い流れ場に光を照射する第1のマルチパルス発光ステップと、
    前記第1のマルチパルス発光ステップによる2回のパルス発光から第2の所定時間経過後に、前記第1の所定時間間隔で2回パルス発光を行い前記流れ場に光を照射する第2のマルチパルス発光ステップと、
    前記第1のマルチパルス発光ステップにおける各パルス発光に同期して第1撮像素子が撮影した前記流れ場の第1及び第2画像に基づいて、前記流れ場の第1の渦度ベクトル及び速度ベクトルを算出する第1ベクトル算出ステップと、
    前記第2のマルチパルス発光ステップにおける各パルス発光に同期して第2撮像素子が撮影した前記流れ場の第3及び第4画像に基づいて、前記流れ場の第2の渦度ベクトル及び速度ベクトルを算出する第2ベクトル算出ステップと、
    前記第1の渦度ベクトル及び速度ベクトルと、前記第2の渦度ベクトル及び速度ベクトルとに基づいて、前記流れ場の音源強度分布を算出する音源強度分布算出ステップと
    を含むことを特徴とする空力騒音の音源特定方法。
  6. 前記少なくとも1つの発光素子は、第1及び第2発光素子であり、
    前記第1のマルチパルス発光ステップは、前記第1発光素子が発光することにより実行され、前記第2のマルチパルス発光ステップは、前記第2発光素子が発光することにより実行される、請求項5に記載の空力騒音の音源特定方法。
  7. 前記少なくとも1つの発光素子並びに前記第1及び第2撮像素子に供給されるタイミング信号により、前記第2の所定時間を任意に設定する微分時間設定ステップを更に含む、請求項5又は6に記載の空力騒音の音源特定方法。
  8. 前記第2画像から、前記第3又は第4画像の少なくともいずれか一方の画像を減算することにより、補正後の画像を得る画像補正ステップを更に含む、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の空力騒音の音源特定方法。
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