JP2015208806A - 歯車加工方法及び歯車並びに工作機械及び補正ホブ - Google Patents

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Abstract

【課題】理想的なインボリュート歯形の歯面を安価に加工することができる歯車加工方法及び歯車並びに工作機械及び補正ホブを提供する。
【解決手段】全切刃の形状が等しい標準ホブを用いた加工により、試作歯車を得た後、試作歯車の歯形誤差を実測する。次いで、実測された歯形誤差の位置に対応する切刃62の対応する傾斜面63,64の対応する位置に、歯形誤差低減用の補正部としての凹部40Rまたは凸部50Rが形成された補正ホブ60を準備する。補正ホブ60を用いて、歯車の製品を本生産する。
【選択図】図9

Description

本発明は歯車加工方法及び歯車並びに工作機械及び補正ホブに関する。
マシニングセンタを用いて、歯車の歯面を加工する技術が種々、提案されている(例えば特許文献1〜4を参照)。
また、歯形の創成を片面側ずつ、各1巻以上の切刃のホブ中央側傾斜面の刃先に分担させ、ホブの両端側の傾斜面が歯に当たらないようにすることで、アンダーカットのないインボリュート歯形の平歯車を歯切りするホブが提案されている(例えば特許文献5を参照)。
国際公開第WO2011/158385号パンフレット 特開2010−228092号公報 特開昭64−58421号公報 特開昭64−58417号公報 特開平11−129117号公報
歯車加工の専用機であるホブ盤では、ホブを両持ち支持し得るので、ホブを支持する剛性が高い。しかしながら、ホブ盤は専用機であって設備コストが高いため、歯車の加工単価が高くなる。
一方、ホブ盤ではない安価な汎用機(例えばマシニングセンタ等)の主軸に、ホブを取り付けて歯車加工を行う場合、歯車の加工単価は安くなる。しかしながら、ホブが片持ち状に支持されるため、ホブを支持する剛性が低くなる傾向にある。その結果、加工される歯車において、理想的なインボリュート歯形に対して、歯形誤差(歯面の法線方向のずれに相当)が生ずるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、理想的なインボリュート歯形の歯面を安価に加工することができる歯車加工方法及び当該歯車加工方法で加工された歯車と、工作機械及び補正ホブを提供することである。
請求項1の発明は、工具(8)としてのホブ(20,60)を片持ち状に保持する工具主軸(7)と、ワーク(W)を保持するワーク主軸(14)と、前記工具主軸を軸方向に送る送り軸(5a)との少なくとも3軸を有する工作機械(1)を用いて歯車を加工する歯車加工方法であって、筒状のホブ本体(21)と、前記ホブ本体の外周(21a)に螺旋状に延びる少なくとも1条のねじ筋(K)に沿って配列され、前記ねじ筋を挟んだ両側に一対の傾斜面(23,24)を有する略台形状をなす複数の切刃(22)を含み、全切刃の形状が等しい標準ホブ(20)を用いて、試作歯車(30)を加工する試作工程(ステップS1)と、前記試作歯車の歯形誤差を実測する実測工程(ステップS2)と、実測された歯形誤差の位置に対応する切刃(62)の対応する傾斜面(63,64)の対応する位置に前記歯形誤差低減用の補正部としての凹部(40R)または凸部(50R)が形成された補正ホブ(60)を用いて、歯車(70)の製品を加工する本生産工程(ステップS4)とを含む歯車加工方法を提供する。
請求項2のように、前記実測工程で実測された歯形誤差が、理想的なインボリュート曲線から窪む凹部である場合には、前記補正ホブの補正部として、凹部が用いられ、前記実測工程で実測された歯形誤差が、理想的なインボリュート曲線から突出する凸部である場合には、前記補正ホブの補正部として、凸部が用いられてもよい。
請求項3の発明は、前記歯車加工方法を用いて加工された歯車。
請求項4の発明は、工具としてのホブを片持ち状に保持する工具主軸と、ワークを保持するワーク主軸と、前記工具主軸を軸方向に送る送り軸と、前記工具主軸に着脱される歯車歯形形成用の標準ホブおよび補正ホブと、を備え、各前記ホブは、筒状のホブ本体と、前記ホブ本体の外周に螺旋状に延びる少なくとも1条のねじ筋に沿って配列され、前記ねじ筋を挟んだ両側に一対の傾斜面を有する略台形状をなす複数の切刃と、を含み、前記標準ホブの全切刃の形状は、互いに等しくされ、前記補正ホブの少なくとも1つの切刃の傾斜面は、前記傾斜面の法線方向に起伏する歯形誤差低減用の補正部としての凹部または凸部の少なくとも一方を含む工作機械を提供する。
請求項5の発明は、筒状のホブ本体と、前記ホブ本体の外周に螺旋状に延びる少なくとも1条のねじ筋に沿って配列され、前記ねじ筋を挟んだ両側に一対の傾斜面を有する略台形状をなす複数の切刃と、を含み、少なくとも1つの切刃の傾斜面は、前記傾斜面の法線方向に起伏する歯形誤差低減用の補正部としての凹部または凸部の少なくとも一方を含む歯車歯形形成用の補正ホブを提供する。
請求項1の発明によれば、まず、全切刃の形状が等しい標準ホブを用いた加工により、試作歯車を得た後、試作歯車の歯形誤差を実測する。次いで、実測された歯形誤差の位置に対応する切刃の対応する傾斜面の対応する位置に、歯形誤差を低減するための補正部としての凹部または凸部が形成された補正ホブを準備し、当該補正ホブを用いて、歯車の製品を本生産する。したがって、理想的なインボリュート歯形の歯面を安価に加工することができる。
請求項2の発明によれば、実測された歯形誤差が、理想的なインボリュート曲線から窪む凹部である場合には、削り過ぎを抑制するために、補正部として凹部が用いる。逆に、実測された歯形誤差が、理想的なインボリュート曲線から突出する凸部である場合には、削り不足を抑制するために、補正部として凸部を用いる。これにより、理想的なインボリュート歯形を加工することが可能となる。
請求項3の発明によれば、理想的なインボリュート歯形の歯面を有する安価な歯車を得ることができる。
請求項4の発明によれば、まず、全切刃の形状が等しい標準ホブを主軸に取り付けて加工を行って試作歯車を得た後、試作歯車の歯形誤差を実測する。次いで、実測された歯形誤差の位置に対応する切刃の対応する傾斜面の対応する位置に、歯形誤差を低減するための補正部としての凹部または凸部が形成された補正ホブを準備し、当該補正ホブを主軸に取り付けて加工を行い、歯車の製品を本生産する。したがって、理想的なインボリュート歯形の歯面を安価に加工することができる工作機械を実現することができる。
請求項5の発明によれば、予め標準ホブを用いて加工した試作品において実測された歯形誤差の位置に対応する、補正ホブの位置に、歯形誤差を低減するための補正部として、凹部または凸部の形状を与えておく。補正ホブを用いた本生産において、理想的なインボリュート歯形の歯面を安価に加工することができる。
本発明の一実施形態の歯車加工方法が適用される工作機械の概略側面図である。 歯車加工方法の工程図である。 標準ホブによって、ワークから試作歯車を加工する状態を示す概略斜視図である。 標準ホブの切刃の正面図であり、切刃の刃形を示している。 標準ホブの側面図である。 所定の切刃によって歯車が創成される状態を示す正面図である。 設計上の歯車創成線図である。 (a)試作歯車の歯形と理想的なインボリュート歯形とのずれに相当する歯形誤差を示す図である。(b)は試作歯車の要部の拡大斜視図であり、歯筋方向に延びるインボリュート曲線上の加工点を示している。 補正ホブの切刃の正面図であり、切刃の刃形を示している。 補正ホブによって、ワークから歯車の製品を加工する状態を示す概略斜視図である。
添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態の歯車歯形加工方法に用いる工作機械の概略側面図である。図1を参照して、工作機械1は、例えば5軸のマシニングセンタである。本実施形態では、5軸のマシニングセンタである例に則して説明するが、これに限らず、本発明は、少なくとも3軸(後述する工具主軸、ワーク主軸、送り軸)を備える工作機械であれば適用することができる。
工作機械1は、ベッド2と、ベッド2上に送り軸3aを含む直線送り機構3を介して水平方向(Y軸方向。紙面とは直交する方向)に移動可能に支持された移動コラム4と、移動コラム4に送り軸5aを含む直線送り機構5を介して上下方向(Z軸方向)に移動可能に支持された主軸ヘッド6を備える。
直線送り機構3は、送り軸3aを構成するボールねじと、ボールねじを回転駆動するサーボモータ(図示せず)とを含む。直線送り機構5は、送り軸5aを構成するボールねじと、ボールねじを回転駆動するサーボモータ5bとを含む。
また、工作機械1は、主軸ヘッド6に支持された工具主軸7と、工具主軸7に取り付けられた工具8(工具8として、後述する標準ホブ20、補正ホブ60が用いられる)とを備える。工具8は、主軸ヘッド6内の図示しないスピンドルモータによって、工具主軸7の回転軸線Ltを中心として回転駆動される。
また、工作機械1は、ベッド2上に送り軸9aを含む直線送り機構9を介して水平方向(X軸方向)に移動可能に支持されたテーブルベース10を備える。直線送り機構9は、送り軸9aを構成するボールねじと、ボールねじを回転駆動すサーボモータ9bとにより構成されている。
また、工作機械1は、テーブルベース10上に、回転送り機構11を介して、Y軸方向の回転軸線Lyを中心としてA軸方向に揺動可能に取り付けられた傾斜テーブル12と、傾斜テーブル12に支持されたサーボモータ等の回転駆動機構13を介して回転駆動されるワーク主軸14とを備える。
歯車形成用の素材であるワークWは、ワーク主軸14に取り付けられ、回転駆動機構13により、ワーク主軸14の回転軸線Lwを中心としてC軸方向に回転駆動される。
次いで、図2は、工作機械1を用いて歯車を加工する歯車加工方法の工程図である。図2に示すように、まず、標準ホブ20を工具主軸7に取り付け、標準ホブ7を用いて、試作歯車30を試作する(ステップS1の試作工程)。
図3に示すように、標準ホブ20は、略円筒形状のホブ本体21と、ホブ本体21の外周21aに螺旋状に延びる少なくとも1条のねじ筋Kに沿って配列された複数の略台形状の切刃22を備える。切刃22は、ねじ筋Kを挟んだ両側(刃先端部27を挟んだ両側)に、図4に示すように、一対の直線状の傾斜面23,24を有している。標準ホブ20では、全ての切刃22の形状が、互いに等しくされている。
図4に示すように、切刃22は、正面断面視で略台形形状を有している。図5に示すように、切刃22は、ねじ筋Kに沿った方向で一方の面(回転方向側前側面)に形成されたすくい面25と、ねじ筋Kに沿った方向で他方の面(回転方向後側面)に形成された背面26とを備える。
図3を参照して、標準ホブ20を用いた歯切り加工では、まず、標準ホブ20が切刃22をワークWの歯形成面に直交させるようにして配設される。そして、標準ホブ20が所定方向(図3において回転軸線Ltを中心とする方向J1)に1回転される間に、ワークWが、各歯31の一ピッチ分だけ回転(図3において回転軸線Lwを中心とする方向J2に回転)されながら、標準ホブ20が、ワークWの軸方向J3に移動されることで、ワークWに対して所定の歯形を有する試作歯車30が創成される。
その際、図6に示すように、ねじ筋Kを構成する各切刃22のすくい面25のエッジ部分によって、試作歯車30の各歯31の歯先部32の両側のインボリュート曲面である歯面33,34が創成される。また、各切刃22の傾斜面23・24及びすくい面25によって形成された刃先によって、主に、各歯31の歯底および歯元が創成される。
図7は、設計上の歯車30Aの歯31Aの歯面33A,34Aにおいて、理想的なインボリュート歯形GAが形成された状態を表す歯形創成図である。
実際には、図8(a)に示すように、標準ホブ20を用いて加工された試作歯車30の例えば歯面33の歯形は、理想的なインボリュート歯形GAに対して、歯形誤差を生じている。これは、工具8(標準ホブ20)が、工具主軸7に、片持ち状に保持されるため、両持ち支持されるホブ盤等の場合と比較して、支持剛性(機械剛性)が低くなることによる。
ステップS2では、3次元測定機等を用いて、試作歯車30の歯形誤差を実測(歯形誤差実測工程)する。具体的には、図8(b)に示すように、例えば歯面33において、歯筋方向に沿って延びる複数のインボリュート曲線m1〜m4(図では簡略化のため少数のインボリュート曲線として示してある)上において、歯元から歯先に向かう多数の加工点P1〜P5(図では簡略化のため少数の加工点として示してある)を設定する。
各歯面33,34の各インボリュート曲線M1,…の各加工点P1,…(マトリックス配置された各加工点)において、理想的なインボリュート曲線GAからのずれを測定する。
例えば図8(a)および(b)に示すように、歯面33のインボリュート曲線m1上の加工点P3では、理想的なインボリュート歯形GAから窪む凹部40が形成され、加工点P5では、理想的なインボリュート歯形GAから突出する凸部50が形成されているというように、実測される。図8(a)において、凹部40および凸部50は、強調的に大きく表してある。
次いで、ステップS3では、図9に示すように、実測された歯形誤差の位置に対応する切刃62の対応する傾斜面63,64の対応する位置に、実測された歯形誤差の方向に応じた歯形誤差低減用の補正部としての凹部または凸部(例えば凹部40R、凸部50R)が形成された補正ホブ60を作製する。凹部40Rおよび凸部50Rは、強調的に大きく表してある。
図10に示すように、補正ホブ60の基本形状は標準ホブ20の基本形状と同じである。すなわち、略円筒形状のホブ本体61と、ホブ本体61の外周61aに螺旋状に延びる少なくとも1条のねじ筋Kに沿って配列された複数の略台形状の切刃62を備える。切刃62は、ねじ筋Kを挟んだ両側(刃先端部67を挟んだ両側)に、一対の傾斜面63,64を有している。
図9を参照して、補正ホブ60は、標準ホブ20に対して、歯形誤差低減用の補正部としての凹部または凸部(例えば凹部40Rまたは凸部50R)を設けていることのみが、異なる。
図8に示される試作歯車30の各歯面33,34の各インボリュート曲線m1,…の各加工点P1,…に対して、図4に示される標準ホブ20の対応する切刃22の対応する傾斜面33,34の対応するポイントが、一義的に定まる。
そこで、インボリュート曲線m1の加工点P3に凹部40が形成されている(すなわち削り過ぎである)ことに鑑みて、図9に示す補正ホブ60では、対応する切刃62の対応する傾斜面63の対応するポイントに、歯形誤差低減用の補正部としての凹部40Rを設ける。
また、インボリュート曲線m1の加工点P3に凸部50が形成されている(削り不足である)ことに鑑みて、図9に示す補正ホブ60では、対応する切刃62の対応する傾斜面63の対応するポイントに、歯形誤差低減用の補正部としての凸部50Rを設ける。
次いで、ステップS4において、図10に示すように、補正ホブ60を工具主軸7に取り付け、ワークWから、歯71を有する歯車70の製品を加工する(本生産工程)。
本実施形態の歯車加工方法によれば、まず、全切刃22の形状が等しい標準ホブ20を用いた加工により、試作歯車30を得た後、試作歯車30の歯形誤差を実測する。次いで、実測された歯形誤差の位置に対応する切刃62の対応する傾斜面63,64の対応する位置に、歯形誤差を低減するための補正部としての凹部40Rまたは凸部50Rが形成された補正ホブ60を準備し、当該補正ホブ60を用いて、歯車70の製品を本生産する。したがって、理想的なインボリュート歯形の歯面を安価に加工することができる。すなわち、理想的なインボリュート歯形の歯面を有する安価な歯車70を得ることができる。
具体的には、実測された歯形誤差が、理想的なインボリュート曲線GAから窪む凹部40である場合には、削り過ぎを抑制するために、補正部として凹部40Rが用いる。逆に、実測された歯形誤差が、理想的なインボリュート曲線から突出する凸部50である場合には、削り不足を抑制するために、補正部として凸部50Rを用いる。これにより、理想的なインボリュート歯形を加工することが可能となる。
また、本工作機械1によれば、まず、全切刃22の形状が等しい標準ホブ20を工具主軸7に取り付けて加工を行って試作歯車30を得た後、試作歯車の歯形誤差を実測する。次いで、実測された歯形誤差の位置に対応する切刃62の対応する傾斜面63,64の対応する位置に、歯形誤差を低減するための補正部としての凹部40Rまたは凸部50Rが形成された補正ホブ60を準備し、当該補正ホブ60を工具主軸7に取り付けて加工を行い、歯車70の製品を本生産する。したがって、理想的なインボリュート歯形の歯面を安価に加工することができる工作機械1および補正ホブ60を実現することができる。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、前記実施形態では、工作機械として5軸のマシニングセンタを用いているが、これに限らず、工具としてのホブを片持ち状に保持する工具主軸と、ワークを保持するワーク主軸と、前記工具主軸を軸方向に送る送り軸との少なくとも3軸を有する工作機械であれば、本発明を適用することができる。その他、本発明は、特許請求の範囲記載の範囲内で、種々の変更を施すことができる。
1…工作機械、2…送り軸、3…直線送り機構、3a…送り軸、4…移動コラム、5…直線送り機構、5a…送り軸、6…主軸ヘッド、7…工具主軸、8…工具、9…直線送り機構、9a…送り軸、10…テーブルベース、11…回転送り機構、12…傾斜テーブル、13…回転駆動機構、14…ワーク主軸、20…標準ホブ、21…ホブ本体、21a…外周、22…切刃、23,24…傾斜面、30…試作歯車、40…凹部、40R…凹部(補正部)、50…凸部、50R…凸部(補正部)、60…補正ホブ、62…切刃、63,64…傾斜面、70…歯車、GA…理想的なインボリュート歯形、K…ねじ筋、W…ワーク

Claims (5)

  1. 工具としてのホブを片持ち状に保持する工具主軸と、ワークを保持するワーク主軸と、前記工具主軸を軸方向に送る送り軸との少なくとも3軸を有する工作機械を用いて歯車を加工する歯車加工方法であって、
    筒状のホブ本体と、前記ホブ本体の外周に螺旋状に延びる少なくとも1条のねじ筋に沿って配列され、前記ねじ筋を挟んだ両側に一対の傾斜面を有する略台形状をなす複数の切刃を含み、全切刃の形状が等しい標準ホブを用いて、試作歯車を加工する試作工程と、
    前記試作歯車の歯形誤差を実測する実測工程と、
    実測された歯形誤差の位置に対応する切刃の対応する傾斜面の対応する位置に前記歯形誤差低減用の補正部としての凹部または凸部が形成された補正ホブを用いて、歯車の製品を加工する本生産工程とを含む歯車加工方法。
  2. 請求項1において、前記実測工程で実測された歯形誤差が、理想的なインボリュート曲線から窪む凹部である場合には、前記補正ホブの補正部として、凹部が用いられ、
    前記実測工程で実測された歯形誤差が、理想的なインボリュート曲線から突出する凸部である場合には、前記補正ホブの補正部として、凸部が用いられる歯車加工方法。
  3. 請求項1または2に記載の歯車加工方法を用いて加工された歯車。
  4. 工具としてのホブを片持ち状に保持する工具主軸と、
    ワークを保持するワーク主軸と、
    前記工具主軸を軸方向に送る送り軸と、
    前記工具主軸に着脱される歯車歯形形成用の標準ホブおよび補正ホブと、を備え、
    各前記ホブは、筒状のホブ本体と、前記ホブ本体の外周に螺旋状に延びる少なくとも1条のねじ筋に沿って配列され、前記ねじ筋を挟んだ両側に一対の傾斜面を有する略台形状をなす複数の切刃と、を含み、
    前記標準ホブの全切刃の形状は、互いに等しくされ、
    前記補正ホブの少なくとも1つの切刃の傾斜面は、前記傾斜面の法線方向に起伏する歯形誤差低減用の補正部としての凹部または凸部の少なくとも一方を含む工作機械。
  5. 筒状のホブ本体と、前記ホブ本体の外周に螺旋状に延びる少なくとも1条のねじ筋に沿って配列され、前記ねじ筋を挟んだ両側に一対の傾斜面を有する略台形状をなす複数の切刃と、を含み、
    少なくとも1つの切刃の傾斜面は、前記傾斜面の法線方向に起伏する歯形誤差低減用の補正部としての凹部または凸部の少なくとも一方を含む歯車歯形形成用の補正ホブ。
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