JP2015203822A - 熱伝導機能を備えるカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】低温環境下で機器を使用した際にも、操作部材や表示装置等の性能が低下しない機器を提供すること。【解決手段】機器内部温度を上昇させる発熱体と、温度低下により性能が低下する部材と、前記発熱体から前記部材への伝熱手段を備えたことを特徴とする構成とした。【選択図】 図2
Description
本発明は、電子機器に関し、特に機器内部に発熱体を有する電子機器に関するものである。
従来、カメラに備えられている操作部材や表示装置等は、低温環境下で使用した際に性能が低下する場合がある。しかし、使用温度の変化に関わらず操作部材や表示装置の性能の変化は最小限となることが望ましい。
特許文献1ではドームコンタクトシートにより低温下でのドーム操作感を低下しているため、シートにドームの頂部に対応させた開口を設け、接着面積を少なくし低下を低減させることが開示されている。
しかしながら、上述の特許文献1に開示された従来技術では、低温状態にてドームコンタクトシートがドームの動作の妨げにならないようドーム頂部に位置するシート部に開口を設ける構成としている。これにより低温状態でのドーム動作の妨げを低減させることが出来るが、常温状態同等の動作とさせるのは困難である。また、動作の妨げとなっているドームコンタクトシートが低温状態になることは改善されない。
そこで、本発明の目的は、低温環境下で機器を使用した際にも、操作部材や表示装置等の性能が低下しない電子機器を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る電子機器の構成は、機器内部温度を上昇させる発熱体と、温度低下により性能が低下する部材と、前記発熱体から前記部材への伝熱手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、機器本体を低温環境下で使用した際にも操作部材や表示装置が低温状態にならないようにでき、常温状態からの性能の低下を軽減することが可能な機器を提供することができる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
以下、本発明の第1の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態を示すカメラの構成図である。ユーザが任意の操作を行うための操作部材2〜12(20)、撮像素子ユニット22、上記を含んだカメラ本体1で構成されている。図2は図1の断面図である。
操作部材2〜12(20)はそれぞれ樹脂の弾性を利用しているドームコンタクトスイッチ25で構成され、板金21で保持されて外装カバー23へ組み付けられている。また板金21に付属し、撮像素子ユニット22に接触可能なように可動する形状記憶合金で構成された可動部材30を備える。またカメラ本体1内部に配置されている撮像素子ユニット22は撮像素子を含む発熱体であり、動作中である時、撮像素子は発熱を伴う。操作部材20を構成しているドームコンタクトスイッチ25は構成上の特性として、温度低下に伴いクリック感が低下するものであり、低温環境での操作部材の操作感は低下する。
図2は常温下での状態であり、可動部材30は撮像素子ユニット22に接しない位置にある。図3においてカメラ本体1を低温環境下で使用した時、操作部材20、板金21、可動部材30も同様に低温状態となり可動部材30が所定温度以下となった時、撮像素子ユニット22に接触可能な位置に可動する。可動部材30が図3のような状態にあるとき、撮像素子ユニット22からの発熱は可動部材30を介して板金21に伝熱され、板金21に保持されている各ドームコンタクトスイッチ25を含む操作部材20へも伝熱される。この状態がクレーム記載の、熱を伝える状態である。
ドームコンタクトスイッチ25は撮像素子ユニット22からの伝熱により温度上昇し、低温環境下においてもドームコンタクトスイッチ25の温度低下を防ぐことができ、それに伴い操作感の低下を防ぐことが出来る。また、可動部材30は所定温度以上となると図2の状態へと可動し、撮像素子ユニット22から板金21への伝熱は行われなくなる。この状態がクレーム記載の、熱を遮断する状態である。これにより、操作部材20の温度が上昇し続けることを防ぐ。また、発熱体はIC等でもよい。
以下、本発明の第2の実施例を図面に基づいて説明する。本実施の形態におけるカメラの基本的な構成は、実施例1と同じなので、以下に異なる部分を説明する。
カメラ本体1の内部には、不図示の温度センサ106が内蔵されている。この温度センサは、カメラ本体1の電源がON状態の時に、規定の温度以下であるか以上であるかを検知し信号を出すものであり、操作部材20の近傍に設置されている。伝熱部材31はモーター32によって回動し板金21、撮像素子ユニット22に接触、非接触する位置へと回動する。
図7は、カメラ本体1が低温環境下で使用され、温度センサから信号が出された時のフローチャートである。図8は、本発明を適用可能なカメラ本体1の構成の一例を示す。
図8において、内部バス150に対してCPU101、メモリ102、不揮発性メモリ103、操作部104、表示部105、温度センサ106、モーター107、モータードライバー108が接続されている。内部バス150に接続される各部は、内部バス150を介して互いにデータのやりとりを行うことができるようにされている。
メモリ102は、例えばRAM(半導体素子を利用した揮発性のメモリなど)からなる。CPU101は、例えば不揮発性メモリ103に格納されるプログラムに従い、メモリ102をワークメモリとして用いて、カメラ本体1の各部を制御する。不揮発性メモリ103には、画像データや音声データ、その他のデータ、CPU101が動作するための各種プログラムなどが格納される。不揮発性メモリ103は例えばハードディスク(HD)やROMなどで構成される。操作部104は、ボタン、ダイヤル、ジョイスティック、タッチセンサ、タッチパッドなどを含む、ユーザ操作を受け付けるための入力デバイスである。
表示部105は、CPU101の制御に基づいて、画像やGUI(Graphical User Interface)を構成するGUI画面などを表示する。CPU101は、プログラムに従い表示制御信号を生成し、表示部105に表示するための映像信号を生成して表示部105に出力するようにカメラ本体1の各部を制御する。表示部105は出力された映像信号に基づいて映像を表示する。モータードライバー108は温度センサからの信号に応じて、モーターを駆動させる電圧を出力する。
図7のカメラ本体1の電源がONされると(S101)、モーター32によって伝熱部材31を板金21と撮像素子ユニット22に接しない位置へと可動する(図4)(S102)。カメラ本体1が低温環境下で使用され、温度センサによってカメラ内温度が規定温度以下であることを検知し(S103)信号が出されるとモーター32によって伝熱部材31を板金21と撮像素子ユニット22に接する位置へ可動する(図5)(S104)。
伝熱部材が図5のような状態にあるとき、撮像素子ユニット22からの発熱は伝熱部材31を介して板金21に伝熱され、板金21に保持されている各ドームコンタクトスイッチを含む操作部材20へも伝熱される。操作部材20は撮像素子ユニット22からの伝熱により温度上昇し、低温環境下においても操作部材20の温度低下を防ぐことができ、それに伴い操作感の低下を防ぐことが出来る。
また、カメラ内温度が規定温度以上であることを検知し(S103)信号が出されるとモーター32によって伝熱部材31を板金21と撮像素子ユニット22に接しない位置へと可動する(図4)(S102)。温度センサによって伝熱の可否を行うため、操作部材22の温度が上昇し続けることを防ぐ。
1 カメラ本体、2〜12 操作部材、20 操作部材、22 撮像素子ユニット、
21 板金、23 外装、25 ドームコンタクトスイッチ、30 可動部材、
31 伝熱部材、32 モーター
21 板金、23 外装、25 ドームコンタクトスイッチ、30 可動部材、
31 伝熱部材、32 モーター
Claims (5)
- 電子機器の内部に設けられ、電子機器の駆動により熱を発する撮像素子を含んだ発熱体(22)と、樹脂の弾性を利用している操作部材(25)と、前記発熱体から前記操作部材へ熱を伝える状態と、熱を遮断する状態に切り替え可能な伝熱手段(30)を備えたことを特徴とする電子機器。
- 前記伝熱手段(30)は、所定温度以下の場合のみ前記発熱体(22)から前記部材(25)を保持する部材(21)へ伝熱する可動部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記可動部材は、形状記憶合金で構成され、所定温度以下でのみ前記発熱体(22)から前記部材(21)へ伝熱可能な構成となることを備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記可動部材は、機器内部温度を検知する検知手段106を有し、機器内部が所定温度以下と検知された時のみ前記発熱体(22)から保持部材(21)へ伝熱可能とするための駆動装置(30、31)を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
- 前記可動部材は、機器内部温度を検知する検知手段106を有し、機器内部が所定温度以上と検知された時は前記発熱体(22)から保持部材(21)へ非伝熱とするための駆動装置(30、31)を備えることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014084130A JP2015203822A (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 熱伝導機能を備えるカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014084130A JP2015203822A (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 熱伝導機能を備えるカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015203822A true JP2015203822A (ja) | 2015-11-16 |
Family
ID=54597291
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JP2014084130A Pending JP2015203822A (ja) | 2014-04-16 | 2014-04-16 | 熱伝導機能を備えるカメラ |
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JP (1) | JP2015203822A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106125464A (zh) * | 2016-08-23 | 2016-11-16 | 苏州国创电子科技有限公司 | 一种镜头及应用该镜头的摄像头 |
DE102021201072A1 (de) | 2021-02-05 | 2022-08-11 | Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Verfahren zur Herstellung eines Kameramoduls, Verwendung eines Kontaktelements |
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2014
- 2014-04-16 JP JP2014084130A patent/JP2015203822A/ja active Pending
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DE102021201072A1 (de) | 2021-02-05 | 2022-08-11 | Robert Bosch Gesellschaft mit beschränkter Haftung | Verfahren zur Herstellung eines Kameramoduls, Verwendung eines Kontaktelements |
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