JP2015203630A - コンベヤベルトの走行性能評価方法 - Google Patents

コンベヤベルトの走行性能評価方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コンベヤベルトの走行性能を精度よく評価できるコンベヤベルトの走行性能評価方法を提供する。
【解決手段】鉛直荷重ロードセル6で検知した測定用ローラ3に作用する鉛直方向荷重Nと、測定レンジが鉛直荷重ロードセル6の測定レンジよりも低い水平荷重ロードセル7a、7bで検知した測定用ローラ3に作用する水平方向荷重Hとを演算装置12に入力して、これら入力したデータに基づいて走行性能の評価指標となる等価摩擦係数Xを算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コンベヤベルトの走行性能評価方法に関し、さらに詳しくは、コンベヤベルトの走行抵抗力を主にした走行性能を精度よく評価できるコンベヤベルトの走行性能評価方法に関するものである。
コンベヤベルトを駆動するための消費電力は、コンベヤベルトの種類や駆動ローラ等の周辺設備、さらにはコンベヤベルトに積載する運搬物の重量の変動等の影響を受けて変動することが知られている。ベルトコンベヤが長機長になると、コンベヤベルトを支持する支持ローラの数が増加するため、消費電力に関してはコンベヤベルトと支持ローラとの接触に起因する動力損失が支配的になる。そのため、この動力損失として、支持ローラの乗り越え抵抗力が主となる走行抵抗力を低減させることが重要な課題になっている。
支持ローラの乗り越え抵抗力を測定する方法としては、コンベヤベルトのカットサンプルを用いた方法、エンドレスに接続したコンベヤベルトを実際のベルトコンベヤ装置で走行させた状態で測定する方法など、種々提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。乗り越え抵抗力を測定する際に、支持ローラに作用する鉛直方向荷重および水平方向荷重をロードセルを用いて測定することがある。このような場合には、ある方向の荷重をロードセルで測定し、測定した荷重を鉛直方向成分と水平方向成分とに分解して、鉛直方向荷重および水平方向荷重を算出する方法がある。或いは、従来、鉛直方向荷重、水平方向荷重をそれぞれ同じ仕様(同じ測定レンジ)のロードセルを用いて測定されていた。
ここで、支持ローラに作用する鉛直荷重は水平方向荷重に比して著しく大きい。例えば、鉛直荷重は1000Nに対して水平方向荷重は20N〜30Nである。そこで、通常は、より大きな荷重である鉛直荷重に対応する測定レンジを有するロードセルを使用することになる。そのため、水平方向荷重に対する測定精度が低下することになり、ひいては、走行抵抗力を精度よく把握できないという問題があった。
特開2006−292736号公報 特開2008−273718号公報
本発明の目的は、コンベヤベルトの走行抵抗力を主にした走行性能を精度よく評価できるコンベヤベルトの走行性能評価方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明のコンベヤベルトの走行性能評価方法は、ベルトコンベヤ装置に設置されるコンベヤベルトのカバーゴムに測定用ローラを接して転動させることにより走行性能を評価するコンベヤベルトの走行性能評価方法において、鉛直荷重ロードセルと、測定レンジがこの鉛直荷重ロードセルの測定レンジよりも低い水平荷重ロードセルとを用いて、前記測定用ローラに作用する鉛直方向荷重、水平方向荷重をそれぞれ検知し、前記鉛直荷重ロードセルおよび前記水平荷重ロードセルによる検知データを演算装置に入力して、これら入力された検知データに基づいてコンベヤベルトの走行性能を評価することを特徴とする。
本発明によれば、測定用ローラに作用する鉛直方向荷重を検知する鉛直荷重ロードセルと、測定用ローラに作用する水平方向荷重を検知する水平荷重ロードセルを用いて、鉛直方向荷重と水平方向荷重とをそれぞれ別々の専用のロードセルを用いて測定する。しかも、水平荷重ロードセルの測定レンジは鉛直荷重ロードセルの測定レンジよりも低いので、鉛直方向荷重に比して大幅に小さい水平方向荷重を精度よく測定することができる。これにより、鉛直荷重ロードセルおよび水平荷重ロードセルの検知データに基づいて、コンベヤベルトの走行抵抗力を精度よく把握することができる。
ここで、前記測定用ローラの回転数を速度センサにより検知し、前記速度センサによる検知データを演算装置に入力して、この検知データに基づいてコンベヤベルトの走行性能を評価することもできる。或いは、前記測定用ローラが当接する前記カバーゴムの温度を温度センサにより検知し、前記温度センサによる検知データを演算装置に入力して、この検知データに基づいてコンベヤベルトの走行性能を評価することもできる。この速度センサや温度センサの検知データに基づいて、走行抵抗力のベルト走行速度依存性やベルト温度依存性を把握することができる。
本発明に用いる測定装置が設置されたベルトコンベヤ装置を側面視で例示する説明図である。 図1のベルトコンベヤ装置を構成する支持ローラユニットを正面視で例示する説明図である。 図1の測定装置を側面視で例示する説明図である。 図3の測定装置を平面視で例示する説明図である。 図3の測定装置をA矢視で例示する説明図である。 測定装置の変形例を側面視で示す説明図である。 図6の測定装置を平面視で例示する説明図である。 測定用ローラ(測定装置)の配置例を示す説明図である。
以下、本発明のコンベヤベルトの走行性能評価方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
本発明のコンベヤベルトの走行性能評価方法は、図1、図2に例示するように、ベルトコンベヤ装置13に装着されている環状にエンドレス加工されたコンベヤベルトCの走行性能を評価する。ベルトコンベヤ装置13は、プーリ14a、14bと、キャリア側にベルト長手方向に間隔をおいて配置される複数の支持ローラユニット(センタローラ15および所定のトラフ角度tで配置されるサイドローラ16)を有している。支持ローラユニットはベースフレーム13aに固定されている。コンベヤベルトCのリターン側にはガイドローラ17が配置されている。コンベヤベルトCはプーリ14a、14b間に張設されて回転走行する。コンベヤベルトCは、心体層CRを挟んで上下にそれぞれ上カバーゴムC2、下カバーゴムC1が配置されている。
本発明のコンベヤベルトの走行性能評価方法を行なうには、図3〜図5に例示する測定装置1を用いる。この測定装置1は、ベースフレーム13aに取り付けられてキャリア側のコンベヤベルトCの下カバーゴムC1側に配置されている。
測定装置1は、下カバーゴムC1に接して転動する測定用ローラ3と、鉛直荷重ロードセル6と、水平荷重ロードセル7a、7bと、速度センサ10と、温度センサ11と、演算装置12とを備えている。演算装置12としては、パーソナルコンピュータ等を用いることができる。
この実施形態では、支持ローラユニットと支持ローラユニットとの間に測定用ローラ3が配置されている。測定用ローラ3はベルト幅方向では、支持ローラユニットのセンタローラ15に相当する位置に配置されている。
鉛直荷重ロードセル6は、測定用ローラ3に作用する鉛直方向荷重Nを検知し、その検知データは演算装置12に入力される。水平荷重ロードセル7a、7bは、測定用ローラ3に作用する水平方向荷重Hを検知し、その検知データは演算装置12に入力される。速度センサ10は、測定用ローラ3の回転数を検知し、その検知データは演算装置12に入力される。温度センサ11は測定用ローラ3が当接する下カバーゴムC1の温度を検知し、その検知データは演算装置12に入力される。
水平荷重ロードセル7a、7bは、測定レンジが鉛直荷重ロードセル6の測定レンジよりも低いものになっている。例えば、水平荷重ロードセル7a、7bは20N〜30Nを精度よく検知できる測定レンジを有するものであり、10N〜100Nが中心の測定レンジである。一方、鉛直荷重ロードセル6は1000N程度を精度よく検知できる測定レンジを有するものであり、500N〜2000Nが中心の測定レンジである。即ち、水平荷重ロードセル7a、7bの測定レンジは、鉛直荷重ロードセル6の測定レンジに比して1オーダ低いものである。
測定用ローラ3は、回転軸方向をベルト幅方向にして配置されて支持アーム4の一端部に回転可能に支持されている。測定用ローラ3としては、ベルトコンベヤ装置13に装着されているセンタローラ15やサイドローラ16と同仕様あるいは同等の仕様のローラを用いることが好ましい。支持アーム4の他端部は、ベース2の上に載置されたスライド部5に支軸4aを介して上下方向に回転可能に接続されている。スライド部5はコンベヤベルト長手方向に延びるスライドガイド5aにガイドされて、コンベヤベルト長手方向に円滑にスライド可能になっている。スライド部5は、測定用ローラ3に作用する水平方向荷重Hによってコンベヤベルト長手方向にスライドする。
鉛直荷重ロードセル6は、支持アーム4の一端部の下方位置に配置されている。そのため、測定ローラ3が鉛直下向きに押されると、支持アーム4が支軸4aを中心にして下向きに回転して鉛直荷重ロードセル6を押圧する。この鉛直荷重ロードセル6は、いずれか一方の支持アーム4の下方位置に配置してもよい。
一対の水平荷重ロードセル7a、7bは、スライド部5をスライド方向前後(ベルト走行方向前後)に挟んで配置されている。ベルト走行方向前側に配置された水平荷重ロードセル7aは保持フレーム8aに取付けられている。水平荷重ロードセル7aは保持フレーム8aとともに、スライドガイド5aにガイドされてコンベヤベルト長手方向に円滑にスライド可能になっている。ベルト走行方向後側に配置された水平荷重ロードセル7bは、ベース2に固定された保持フレーム8bに取付けられている。
保持フレーム8bの上端部には温度センサ11が取り付けられている。この実施形態では、非接触型の温度センサ11を用いて、測定用ローラ3の前方位置で下カバーゴムC1の温度を検知する構造になっている。温度センサ11の種類や取り付け位置は特に限定されず、また、測定用ローラ3の後方位置で下カバーゴムC1の温度を検知する構造にすることもできる。
保持フレーム8aよりも前側には調整機構9が配置されている。調整機構9は、ベース2に固定されたネジ用フレーム9bと、調整ネジ9aとを備えている。調整ネジ9aはネジ用フレーム9bに形成されたネジ孔に螺合してスライド部5のスライド方向に突出および引っ込む構造になっている。
調整機構9は、スライド部5を挟んで配置されている一対の水平荷重ロードセル7a、7bの間隔を調整する。調整ネジ9aのネジ用フレーム9bから後方への突出量が大きくなると、保持フレーム8aがスライドガイド5aにガイドされて、水平荷重ロードセル7aとともに後方へスライドする。これにより、一方の水平荷重ロードセル7aがスライド部5を押圧して、スライド部5は一対の水平荷重ロードセル7a、7bによって、ある程度の押圧力で挟まれることになる。即ち、一対の水平荷重ロードセル7a、7bの間隔を調整することにより、水平荷重ロードセル7a、7bによってスライド部5をスライド方向前後から押圧して水平荷重ロードセル7a、7bにプリロードが付与される構成になっている。
速度センサ10は、支持アーム4に固定されたアングル材に取り付けられていて、測定用ローラ3の一方端面に対向して間隔をあけて配置されている。測定用ローラ3の一方端面には金属片等からなる回転検知体10aが貼り付けられている。速度センサ10は、測定用ローラ3とともに回転する回転検知体10aの回転速度(回転周期)を検知する。測定用ローラ10の外周長は既知であるので、この外周長と検知した回転速度とを乗じることにより、測定用ローラ3の外周面の周速が算出される。この周速はコンベヤベルトCの走行速度になる。したがって、速度センサ10が検知した回転検知体10aの回転速度データに基づいて、コンベヤベルトCの走行速度が演算装置12によって算出される。
測定装置1を使用して本発明を行なう手順の一例は以下のとおりである。
図1に例示するように、測定装置1をベルトコンベヤ装置13に設置して、測定用ローラ3が下カバーゴムC1に接して転動するようにセットする。この時、調整機構により、一対の水平荷重ロードセル7a、7bの間隔を調整して、水平荷重ロードセル7a、7bによってスライド部5をスライド方向前後から押圧して水平荷重ロードセル7a、7bにプリロードを付与した状態にする。これにより、スライド部5のスライド前後方向のガタつきが防止される。また、付与するプリロードの大きさを適切に設定して、水平荷重ロードセル7a、7bの最も感度がよい測定レンジで水平方向荷重Hを測定することが可能になる。
次いで、コンベヤベルトCを走行させて測定用ローラ3を下カバーゴムC1に接触させて転動させる。この状態では測定用ローラ3には、鉛直下向きの鉛直方向荷重Nとベルト走行方向Fの水平方向荷重Hが作用する。この鉛直方向荷重Nおよび水平方向荷重Hの反力がコンベヤベルトCに作用する。即ち、鉛直上向きの荷重Nと、ベルト走行方向Fと反対向きの水平方向荷重HとがコンベヤベルトCの走行抵抗力となる。
測定装置1では、鉛直方向荷重Nによって支持アーム4が支軸4aを中心にして下方に回転(スイング)し、支持アーム4の一端部が鉛直荷重ロードセル6を押圧する。これにより、鉛直荷重ロードセル6が鉛直方向荷重Nを検知する。一方、水平方向荷重Hによってスラスライド部5がスライドして一方の水平荷重ロードセル7bをさらに押圧し、他方の水平荷重ロードセル7aの押圧力を緩和させる。これにより、水平荷重ロードセル7a、7bが水平方向荷重Hを検知する。
このようにして測定装置1では、鉛直方向荷重Nおよび水平方向荷重Hを同時に逐次検知する。また、速度センサ10により測定用ローラ3の回転数を逐次検知し、温度センサ11により測定用ローラ3が当接する下カバーゴムC1の温度を逐次検知する。
演算装置12では、入力された鉛直方向荷重Nおよび水平方向荷重Hに基づいて、例えば、等価摩擦係数X(=水平方向荷重H/鉛直方向荷重N)が算出される。この等価摩擦係数XがコンベヤベルトCの走行性能(走行抵抗力)を示す一指標となる。
測定装置1では、鉛直方向荷重Nと水平方向荷重Hとをそれぞれ別々の専用のロードセルを用いて測定する。即ち、鉛直方向荷重Nと水平方向荷重Hのそれぞれの荷重の大きさに対して最適な測定レンジのロードセルを用いることができる。そして、水平荷重ロードセル7a、7bの測定レンジは鉛直荷重ロードセル6の測定レンジよりも低くしているので、従来のように、鉛直方向荷重Nと水平方向荷重Hとを同じ測定レンジのロードセルで測定する場合と比較して、鉛直方向荷重Nよりも大幅に小さい水平方向荷重Hを精度よく測定することができる。これにより、鉛直荷重ロードセル6および水平荷重ロードセル7a、7bの検知データに基づいて、コンベヤベルトCの走行抵抗力(等価摩擦係数X)を精度よく把握することができる。
また、演算装置12では、入力された測定用ローラ3の回転数に基づいてコンベヤベルトCの走行速度が算出される。これにより、等価摩擦係数XとコンベヤベルトCの走行速度との関係が判明する。即ち、等価摩擦係数Xのベルト速度依存性を把握することが可能になる。さらに、等価摩擦係数Xと下カバーゴムC1の温度との関係が判明する。即ち、等価摩擦係数Xのベルト温度依存性を把握することが可能になる。
演算装置12に入力されたデータおよび算出された結果は演算装置12に記憶される。上記のように、本発明によれば、コンベヤベルトCの走行抵抗力を主にした走行性能を精度よく評価できる。
図6、7に例示する測定装置1は、鉛直荷重ロードセル6のみが図3〜図5で示した測定装置1と異なっている。この測定装置1では、支持アーム4の長手方向中途の位置に鉛直荷重ロードセル6が配置されている。この鉛直荷重ロードセル6はいわゆるビーム式ロードセルである。この鉛直荷重ロードセル6を用いた場合は、支持アーム4によって鉛直荷重ロードセル6が頻繁に押圧されることが無い。即ち、支持アーム4と鉛直荷重ロードセル6との接触がないので、この接触に起因する故障等を回避できるメリットがある。この鉛直荷重ロードセル6をいずれか一方の支持アーム4に設けた形態にすることもできる。
尚、コンベヤベルトCのリターン側では、ガイドローラ17が上カバーゴムC2に接して転動するので、この測定装置1の測定用ローラ3を上カバーゴムに接触させて転動させて、上述同様にコンベヤベルトCの走行抵抗力(等価摩擦係数X)を把握することもできる。
測定用ローラ3は、ベルト幅方向で支持ローラユニットのサイドローラ16に相当する位置に配置することもできる。或いは、図8に例示するように測定用ローラ3(測定装置1)を、センタローラ15およびサイドローラ16に相当する位置に配置することもできる。
図8のように測定用ローラ3を配置することで、それぞれの測定装置1では、鉛直荷重ロードセル6により、測定用ローラ3に作用する測定用ローラ3のローラ軸方向に直交してベルト走行方向に直交する方向の荷重Nが検知される。これにより、ベルト横断面における測定用ローラ3に作用する力の分布を把握することができる。また、これら力の反力がコンベヤベルトCに作用するので、ベルト横断面におけるコンベヤベルトCに作用する力の分布を把握することができる。また、水平荷重ロードセル7a、7bにより、測定用ローラ3に作用する水平方向荷重Hが検知される。
図8では、コンベヤベルトCには搬送物Sが載置されているので、搬送物Sの重量の影響による上述の測定用ローラ3に作用する力の分布やコンベヤベルトCに作用する力の分布を把握することができる。
測定用ローラ3は、支持ローラユニットと支持ローラユニットとの間に配置するだけでなく、支持ローラユニットの支持ローラ(センタローラ15、サイドローラ16の少なくともいずれか1種類)と置き換えて配置することもできる。即ち、測定用ローラ3をセンタローラ15と置き換えたり、サイドローラ16と置き換えたり、1つの支持ローラユニットを構成するすべての支持ローラ(センタローラ15およびサイドローラ16)と置き換えることもできる。
測定用ローラ3を、支持ローラユニットを構成する支持ローラ(センタローラ15やサイドローラ16)と置き換えた場合、この測定用ローラ3とベルト長手方向に隣合って配置されている支持ローラ(センタローラ15やサイドローラ16)とのスパンが、測定用ローラ3に置き換えなかった場合と変わらないので、測定用ローラ3を配置することによるローラ間隔(スパン)が検知データに影響を及ぼすことを排除できる。
尚、本願発明においては、トラフ角度を0°超に設定して測定用ローラ3を傾斜して配置した場合、鉛直方向荷重Nとは、測定用ローラ3のローラ軸方向に直交して、かつベルト走行方向に直交する方向の荷重Nを意味する。
1 測定装置
2 ベース
3 測定用ローラ
4 支持アーム
4a 支軸
5 スライド部
5a スライドガイド
6 鉛直荷重ロードセル
7a、7b 水平荷重ロードセル
8a、8b 保持フレーム
9 調整機構
9a 調整ネジ
9b ネジ用フレーム
10 速度センサ
10a 回転検知体
11 温度センサ
12 演算装置
13 ベルトコンベヤ装置
13a ベースフレーム
14a、14b プーリ
15 センタローラ(支持ローラ)
16 サイドローラ(支持ローラ)
17 ガイドローラ
C コンベヤベルト
C1 下カバーゴム
C2 上カバーゴム
CR 心体層

Claims (12)

  1. ベルトコンベヤ装置に設置されるコンベヤベルトのカバーゴムに測定用ローラを接して転動させることにより走行性能を評価するコンベヤベルトの走行性能評価方法において、
    鉛直荷重ロードセルと、測定レンジがこの鉛直荷重ロードセルの測定レンジよりも低い水平荷重ロードセルとを用いて、前記測定用ローラに作用する鉛直方向荷重、水平方向荷重をそれぞれ検知し、前記鉛直荷重ロードセルおよび前記水平荷重ロードセルによる検知データを演算装置に入力して、これら入力された検知データに基づいてコンベヤベルトの走行性能を評価することを特徴とするコンベヤベルトの走行性能評価方法。
  2. 前記測定用ローラを支持アームにより支持し、この支持アームを前記水平方向荷重によりコンベヤベルト長手方向にスライドするスライド部に接続し、このスライド部をスライド方向前後に挟んで一対の前記水平荷重ロードセルを配置して、前記一対の水平荷重ロードセルの間隔を調整する調整機構により前記間隔を調整して前記一対の水平荷重ロードセルによって前記スライド部をスライド方向前後から押圧して前記一対の水平荷重ロードセルにプリロードを付与した状態でセットする請求項1に記載のコンベヤベルトの走行性能評価方法。
  3. 前記支持アームを前記スライド部に上下方向に回転可能に接続し、前記支持アームの下方位置に前記鉛直荷重ロードセルを配置して、前記支持アームが下向きに回転して前記鉛直荷重ロードセルを押圧することにより前記鉛直荷重を検知する請求項2に記載のコンベヤベルトの走行性能評価方法。
  4. 前記支持アームの長手方向中途の位置に前記鉛直荷重ロードセルを配置する請求項2に記載のコンベヤベルトの走行性能評価方法。
  5. 前記測定用ローラの回転数を速度センサにより検知し、前記速度センサによる検知データを演算装置に入力して、この検知データに基づいてコンベヤベルトの走行性能を評価する請求項1〜4のいずれかに記載のコンベヤベルトの走行性能評価方法。
  6. 前記測定用ローラが当接する前記カバーゴムの温度を温度センサにより検知し、前記温度センサによる検知データを演算装置に入力して、この検知データに基づいてコンベヤベルトの走行性能を評価する請求項1〜5のいずれかに記載のコンベヤベルトの走行性能評価方法。
  7. 前記ベルトコンベヤ装置のベルト長手方向に間隔をあけて配置される支持ローラユニットと支持ローラユニットとの間に前記測定用ローラを配置する請求項1〜6のいずれかに記載のコンベヤベルトの走行性能評価方法。
  8. 前記測定用ローラを、ベルト幅方向で前記支持ローラユニットのセンタローラに相当する位置に配置する請求項7に記載のコンベヤベルトの走行性能評価方法。
  9. 前記測定用ローラを、ベルト幅方向で前記支持ローラユニットのサイドローラに相当する位置に配置する請求項7または8に記載のコンベヤベルトの走行性能評価方法。
  10. 前記ベルトコンベヤ装置のベルト長手方向に間隔をあけて配置される支持ローラユニットの支持ローラと置き換えて前記測定用ローラを配置する請求項1〜6のいずれかに記載のコンベヤベルトの走行性能評価方法。
  11. 前記測定用ローラを、前記支持ローラユニットのセンタローラと置き換える請求項10に記載のコンベヤベルトの走行性能評価方法。
  12. 前記測定用ローラを、前記支持ローラユニットのサイドローラと置き換える請求項10または11に記載のコンベヤベルトの走行性能評価方法。
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