JP2015203412A - 蒸気タービン内の漏れを検出するための方法及びシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】蒸気タービン内の漏れを検出するための方法及びシステムを提供する。【解決手段】蒸気タービン110内の漏れを検出するためのシステム100は、蒸気タービン110の少なくとも一部分をスキャンし、通知デバイス160と通信するように適合される赤外イメージングデバイス120を含む。赤外イメージングデバイス120は、冷却式検出器122、及び、約2.5μmと約8μmとの間のスペクトル応答又はバンドパスを有するフィルタ124、126を含む。漏れは、通知デバイス上で示されることになり、冷却式検出器は、約−80℃と約−200℃との間に冷却される。蒸気タービン110は、漏れ検出中、オンラインであるとすることができる。【選択図】図1
Description
本明細書で開示される主題は、一般に、漏れの検出に関し、より詳細には、蒸気タービン内の漏れの検出に関する。
蒸気タービンは、一般に、百年以上にわたって機械動力又は電力の発生に適用されてきた。標準的なサイクルは、蒸気を発生する熱エネルギー源、タービン、排熱用の水冷式又は空冷式コンデンサ、及びポンピングシステムに基づく。蒸気タービンは、蒸気の膨張力が、タービンを駆動するために使用される一般的なガスの任意のガスのうちで最も高いため、非常に効率的である。蒸気タービンは、同様に、安価で豊富で環境に優しい作動流体の使用から利益を受ける。そのため、蒸気タービンは多くの用途で使用される。
しかし、考えられる最大の効率の達成は、高温及び高圧が利用されることを必要とする。ひいては、こうした条件下での蒸気タービンのロバストな運転は、問題となる可能性がある。例えば、1400°F(760℃)及び5600psiまでの入口温度及び圧力が使用されてきた。最新のボイラ及び蒸気タービンシステムについての一般的な条件は、約1050°F(565℃)及び2400〜3500psiである。このタイプのシステムは、通常、「再熱(reheat)」を組込むことになり、蒸気が、熱付加の1つ又は複数のステージにわたってボイラに再入する。
通常、ボイラの下流でかつ第1の再熱部の上流の第1のタービンセクションは、高圧(high pressure)(HP)タービンと呼ばれる。高圧(HP)タービンからの排出蒸気は、冷再熱ラインに沿って再熱するためボイラに送られる。再熱済み蒸気は、通常、中間圧(intermediate pressure)(IP)タービンに流入する前に初期入口温度まで加熱される。IPタービンからの排出物は、コンデンサに排出される前に、低圧(low pressure)(LP)タービンに入りそこを通って流れる。一部のシステムは、IPセクションを組込まない場合があり、より複雑なシステムは、複数の再熱ステージを含む場合がある。システムの物理的設計は、用途に応じて変動する可能性がある。タービンセクションが同じケーシング内に存在する可能性がある、又は、複数のケーシングが存在し得る。
蒸気タービンケーシングの変形は、蒸気が、シールの周りで又はタービンバケットの先端で漏れるのを可能にする可能性がある。この漏れは、下流のタービンバケットに関して仕事をするために利用可能な蒸気量を減少させる。ケーシングの変形は、蒸気及びガスの漏れを防止することを意図されるシールを歪ませる可能性がある。
蒸気タービン内のシールは、一般に、バケットカバーとインタレースする静的ケーシング構造上に歯を含む。ケーシング上の歯とバケット上の歯との間のギャップは、ブレードのカバーにわたる蒸気の漏れを防止するために狭い。蒸気タービンは、タービンバケットのステージ間のステージ間シールを同様に有する。ステージ間シールは、タービン隔壁を通る蒸気の漏れを防止し、ロータシャフトの周りにかつそれぞれのバケットステージ間にタービン隔壁をパッキングする。ケーシングの変形は、シールを歪ませ、蒸気が、シールを通り、ケーシングに入る/から出るように逃げることを可能にし得る。
タービンケーシングへのパイプ接続による過剰な力は、タービンの組立て中又は運転中に発生する可能性がある。パイプ負荷は、タービン始動中にパイプ及びタービンが加熱するときに高くなる傾向がある。始動中のパイプ及びタービンケーシングの加熱は、パイプ及びケーシングにおける熱膨張差をもたらす。パイプとケーシングとの間の膨張差は、ケーシングシェルを歪ませる負荷をケーシングに印加する。タービン始動中に、ケーシングの歪は、通常、タービンバケット及びシールクリアランスを拡大させる。過剰なパイピング負荷は、タービン過渡的運転中にタービンケーシングを同様に歪ませる可能性がある。特に冷却がパイプ内で行われるとき、過渡状態中のパイピング負荷は、タービンケーシングを歪ませて、シールとバケットとの間のクリアランスを減少させる傾向がある。これらのクリアランスが小さくなり過ぎる場合、静的シールは、回転バケットに擦れるため、「こすり取られる(rub−out)」場合がある。こすり取られるシールは、定常状態タービン運転条件中に過剰の蒸気漏れを可能にするため、効率的なシールを提供しない。したがって、過剰のパイピング負荷が、ケーシングとバケットとの間のシールに損傷を与えシールを歪ませる場合があり、それにより、タービン性能が低下する。加えて、可能性のある漏れスポットとして、ボアスコープポートフランジ、停止弁フランジ、タービン水平及び垂直継手、クロスオーバパイプフランジ、インタセプト弁フランジ、蒸気誘導フランジ、制御弁フランジ、蒸気シールレギュレータ、機械油圧式タービン制御抽気圧力接続部、及び蒸気シールパッキングボックスが同様に含まれることが知られている。
蒸気の望ましくないどんな漏れ(内部での又は外部への)も、蒸気タービンの効率を減少させることになる。外部に漏れる蒸気は、タービンの近くで働く人々にとって安全上の問題を生じ、また、換気ファン又はポンプ等の電気駆動式付属品の耐用寿命が短縮される場合がある比較的熱い条件を生じる可能性がある。蒸気、及び、非常に高い圧力及び/又は温度において蒸気と共にもたらされる場合がある他の物質は、裸眼にとって常に見えるわけではなく、また大抵、外部に漏れる蒸気は裸眼にとって見えない。これは、蒸気タービン内で蒸気の漏れを検出することを非常に難しくする。静水圧試験が、通常、製造中に新しい蒸気タービンに関して実施されるが、この方法は、運転中の蒸気タービンについて使用されない。嗅ぐ動作タイプのセンサは、非常に労働集約的であり、運転中の蒸気タービンの周りで働くことが難しい。既存の方法は、遠隔の、感度が高い、正確な、安全な、迅速な、又は、オンラインの蒸気タービン漏れ検出能力を提供しない。
本開示は、健康上の、環境上の、及び安全上の心配を回避すると共に、好ましくない動作停止時間を回避する、蒸気タービンからの蒸気の漏れについての、遠隔で、感度が高く、正確で、安全で、迅速で、また、オンラインの検出のための方法及びシステムを提供する。
本発明の一態様によれば、蒸気タービン内の漏れを検出するためのシステムが提供される。システムは、蒸気タービンの少なくとも一部分をスキャンし、通知デバイスと通信するように適合される赤外イメージングデバイスを含む。赤外イメージングデバイスは、冷却式検出器、及び、約2.5μmと約8μmとの間のスペクトル応答又はバンドパスを有するフィルタを含む。漏れは、通知デバイス上で示されることになり、冷却式検出器は、約−80℃と約−200℃との間に冷却される。蒸気タービンは、漏れ検出中、オンラインであるとすることができる。
別の態様では、蒸気タービン内の漏れを検出するための方法は、蒸気タービンの少なくとも一部分を取囲む視野を有する約2.5μmと約8μmとの間のスペクトル応答を有するフィルタを有する冷却式検出器を有する赤外イメージングデバイスを配設するステップを含む。蒸気タービンは、オンラインであるとすることができる。検出器及び/又はフィルタは約−80℃と約−200℃との間に冷却される。スキャンするステップは、蒸気タービンの少なくとも一部分を赤外イメージングデバイスによってスキャンし、フィルタリングするステップは、赤外イメージングデバイスによって受信される放射を約2.5μmから約8μmまでの波長範囲内でフィルタリングする。確立するステップは、赤外イメージングデバイスと通知デバイスとの間で通信を確立する。示すステップは、漏れ又は可能性のある漏れが存在する場合、通知デバイス上で、漏れ、起こっている漏れ、又は存在が疑われる漏れを示す。
本発明の他の特徴及び利点は、添付図面と共に考えられると、好ましい実施形態の以下のより詳細な説明から明らかになろう。添付図面は本発明の或る態様の原理を例によって示す。
本開示の態様は、環境的に安全でかつ非腐食性のトレーサガスを発電機に導入することによって発電機内のガス漏れを検出するためのシステムを含む。漏れるトレーサガスの画像を表示するように適合される赤外イメージングデバイスが設けられる。
図1は、蒸気タービン110内の漏れを検出するためのシステム100の概略図を示す。蒸気タービン110は、通常、ボイラ112(又は何らかの他の蒸気源)及び発電機114等の負荷に取付けられる。蒸気タービン110は、オンラインであるかつ/又は運転状態にあるとすることができる。漏れ検出システム100は、オンライン蒸気タービンの大きな又は小さな部分をスキャンするように適合される赤外イメージングデバイス120を含む。赤外イメージングデバイス120は、約2.5μmと約8μmとの間のスペクトル応答又はバンドパスを有する冷却式検出器122を有する、携帯型で手持ち式の中波長域赤外カメラであるとすることができ、また、フィルタ124の使用によって、約2.5μmから約3μm、約2.5μmから約2.8μm、約5μmから約8μm、又は約6μmから約7μmに対して更にスペクトル的に適合され得る。フィルタ124は、検出器122まで通過することを許容される、漏れる揮発性物質の放出の波長を、バンドパスと呼ばれる非常に狭いバンドに制限する。この技法は、スペクトル適合と呼ばれる。これは、赤外イメージングデバイス120を、蒸気タービン内の漏れにおいて通常見出されるが、裸眼には見えないガスに最も応答性を高くさせる。例えば、蒸気(裸眼にとって見えないことが多い)は、主に、水分子(H2O)からなり、これらの分子は、2.5μmから3μmの及び/又は5μmから8μmの波長範囲で検出され得る。本発明の他の態様では、3μmから5μmの中間波長検出器が同様に使用されて、水分子の赤外線放出が5μmを超えて約4.9μmに向かって拡張するため、水分子を検出し得る。本発明の更に別の態様では、1つ又は複数のフィルタが、直列に使用され得る。例えば、2.5μmから8μmのスペクトル応答を有する第1のフィルタ124が、6μmから7μmのスペクトル応答を有する第2のフィルタ126と直列に積層され得る。
赤外イメージングデバイス120の冷却式検出器122は、約−80℃から約−200℃まで冷却され得る。赤外イメージングデバイス120は、蒸気又は他のガスの遠隔イメージングの感度を増加させる集積化クーラ検出器組立体(Integrated Cooler Detector Assembly)(IDCA)であり得る。温度感度は、通常、20mK未満、より好ましくは14mK未満である。フィルタ124、126は、外側レンズ128上に外側レンズ128の背後に、又は、多用途性又は感度を増加させるためIDCA組立体の内部に搭載され得る。例えば、フィルタがカメラ120本体の内部に搭載される場合、冷却効果はより効率的であることになり、また、感度は増加することになる。単に非制限的な例として、検出器122は、0.6μmから約25μmまでのスペクトル応答を有し、約−80℃から約−200℃まで冷却されるHgCdTe(テルル化カドミウム水銀)検出器か、1μmから約8μmまでのスペクトル応答を有し、約−200℃まで冷却されるInSb(アンチモン化インジウム)検出器か、又は任意の他の適した冷却式検出器であるとすることができる。フィルタ124及び/又はフィルタ126は、約24℃に、約−40℃に、又は約−200℃に冷却され得る。図示するように、フィルタ126は、カメラ120の主本体の外に存在するためフィルタ124より少ない冷却を受けることになる。
赤外イメージングデバイス120は、蒸気タービン110の全て又は一部分を取囲む視野130を赤外イメージングデバイス120に提供する外側レンズ128を含み得る。例えば、レンズ128は、約14mmから約60mm以上までの固定焦点距離を有し得る。レンズ128は、或る範囲の焦点距離を有する多焦点レンズ(例えば、ズームレンズ)を同様に備え得る。一般に、ほとんどの使用は、建物の内部であることになるため、より広い視野(より小さい数値の焦点距離)が好ましい場合がある。しかし、狭い視野(より大きい数値の焦点距離)は、幾つかの用途において漏れを正確に位置付けるのに有利であり得る。蒸気タービン内に漏れ地点140が存在する場合、漏れるガス(例えば、蒸気)は、漏れ地点140から発する漏れガスクラウド150を生成することになる。漏れ又は漏れガスクラウド150は赤外イメージングデバイス120によって検出されることになる。
赤外イメージングデバイス120は、通知デバイス160と通信するように適合される。通知デバイス160は、コンピュータ、ラップトップ、タブレット、スマートフォン、ディスプレイ、スピーカ、プリンタ、又はファクシミリ機であるとすることができる。システム100は、赤外イメージングデバイス(例えば、カメラ)120を通知デバイス160に接続することによって可能性のある漏れの指示、警告、又は通知を提供するように構成される。通知デバイス160が、コンピュータ、ラップトップ、タブレット、スマートフォン、又はディスプレイであるとき、デバイス160は、蒸気タービン110の静止画像又はビデオを表示し得る。この画像又はビデオは、可視的な漏れクラウド150を含むことになり、ビデオの場合、クラウドは、デバイスのディスプレイ上で移動することになる。移動性漏れクラウド150の存在は漏れを示す。移動性クラウド150のこの相対的な動きは、実質的に静止の又は非移動性の背景画像に対する漏れクラウド150の識別を容易にすることになる。蒸気タービン及び関連機械類(machinery)のほとんどの外部部品(例えば、外側ハウジング、パイピング等)は、非移動性であるため、移動性ガスクラウドは、静止コンポーネントに対して容易に識別されるであろう。
赤外イメージングデバイスは、任意の適したワイヤード又はワイヤレスリンクを介して通知デバイス160に接続され得る。例えば、赤外イメージングデバイス120と通知デバイス160との間の通信リンクは、限定はしないが、変調器/復調器(モデム;別のデバイス、システム、又はネットワークにアクセスするためのもの)、無線周波数(RF)、WI−Fi、Bluetooth(登録商標)又は他の送受信機、電話インタフェース、ブリッジ、ルータ、ビデオケーブル、シリアル又はパラレルコネクタ/ケーブル、USBケーブル、又は任意の他の適した通信接続であるとすることができる。通知デバイス160及び/又は赤外イメージングデバイス120は、蒸気タービン110又は他の関連する機械類の周りでの赤外イメージングデバイス120及び通知デバイス160の移動を容易にするように構成されるモバイルカート170によって支持され得る。カート170は、複数のホイール172を含む。ホイール172は、単一の、2重の、又は複合のホイール構成を有するスイベルキャスタホイールであるとすることができる。ホイール172は、カート170のベースに取付けられて、カート172が容易に移動されることを可能にする。ホイール172は、ゴム、プラスチック、ナイロン、アルミニウム、又はステンレス鋼、或はその組合せからなり得る。固定され得るか、ヒンジ式に連結され得るか、又は入れ子に連結され得るアーム174は、カート170に接続され、赤外イメージングデバイス120が高さ及び位置について調整されることを可能にする。カート170は、通知デバイス160用の支持体として同様に機能し得る。カート170は、通知デバイス160及び赤外イメージングデバイス/カメラ120に電力を提供する電池又は電池バンク176を含み得る。電池バンク176は、カート170のベース上に又はベース内に収容され得る、又は、電池バンク176は、通知デバイス160の下でプラットフォームに組込まれ得る。こうして、システム100は、蒸気タービン110の周りで容易に移動され、特定の関心領域をイメージングするために位置決めされ得る自立式でかつ自己動力式のモバイルシステムである。
運転時、赤外イメージングデバイス120は、漏れガスクラウド150内のガスを不透明に(又は見えるように)することによって漏れガスクラウド150の画像を表示する。蒸気等の多くのガスの場合、赤外線放射を吸収し放出する能力は、放射の波長に依存する。換言すれば、透明度は波長と共に変動する。吸収又は放出により本質的に不透明である赤外波長が存在し得る。赤外イメージングデバイス120は、蒸気、及び、蒸気の漏れが蒸気タービンのシール又は断熱材料のラップ又はガラス又はセラミック布を通し貫入するときに生成される他の考えられるガス状物質の吸収及び放出特性を可視化するように適合され、ユーザが、蒸気とそのホスト環境とを区別することができるようにする。フィルタ124(及び/又はフィルタ126)は、蒸気の分子結合の振動/回転エネルギー遷移に波長が一致する赤外スペクトルで送信するように設計される。これらの遷移は、通常、分子内のダイポールモーメント変化によって場に強く結合され、また、多くのタイプのガス及び蒸気に一般的である。デバイスは、吸収モード、放出モード、反射モード、又は散乱モードを使用して、較正され、考えられる最大コントラストを持つように調節されるため、漏れる蒸気、又は、発電機からの場合にはトレーサガスの、正確な圧力、流量、及び温度の勾配が、いろいろな検出距離から識別され得る。
赤外イメージングデバイス120が、蒸気又はガス漏れが無い状態で蒸気タービン110に方向付けられる場合、視野内の物体は、赤外イメージングデバイス120のフィルタ124を通して赤外線放射を放出し反射させることになる。フィルタ124は、或る波長の放射だけを検出器122まで通過するのを可能にし、検出器122から、赤外イメージングデバイス120は、放射強度の未補償画像を生成することになる。漏れ地点180等、赤外イメージングデバイス120の視野130内に漏れが存在する場合、漏れるガス又は漏れる蒸気クラウド150は、蒸気タービン110と赤外イメージングデバイス又はカメラ120の視野130との間で生成されることになる。漏れる蒸気クラウド150は、フィルタ124(及び/又はフィルタ126)のバンドパス範囲内の放射を吸収又は放出する分子を含み、その結果、クラウドを通過し検出器122に戻る放射の量が減少し、それにより、赤外イメージングデバイス120を通して蒸気クラウド150を目に見えるようにすることになる。
図2は、種々の波長にわたる種々のガスの赤外線信号強度を示す。2.5μmから3μm未満までまた5μmから8μmまでの波長範囲では、水(H2O)分子は、強い赤外線信号を有する。ガス状又は非ガス状炭化水素の赤外線信号強度は、約4.2μmから約4.5μmにおけるピークを除いて、3μmから5μmの波長範囲にわたってかなり線形である。4.2μmから4.5μmにおけるこのピークは、二酸化炭素(CO2)のガス状又は非ガス状分子の吸収又は放出による。このことは、この比較的狭い赤外線バンド(すなわち、2.5μmから8μm)において、検出器がこの波長バンドに調節される場合、蒸気を背景放射から区別するのが容易であることを意味する。ほとんどの熱赤外検出器が、圧倒的な背景干渉のせいで、このバンドにおいて赤外線信号又はガス状物質を、検出できないか、識別できないか、又はイメージングできない点で困難さが生じる。しかし、本発明の或る態様によれば、2.5μmから8μm、2.5μmから3μm、2.5μmから2.8μm、5μmから8μm、又は6μmから7μmのフィルタを有する冷却式赤外検出器又は赤外イメージングデバイス120は、漏れる蒸気クラウド150内の水分子を検出することができるであろう。冷却式赤外検出器122は、感度を増加させ、他の赤外検出器を通常悩ませる光子干渉を減少させ、バンドパスフィルタ(124及び/又は126)は、漏れる蒸気内の水分子及び他の考えられるガス状物質の高いコントラスト(又は強度)の信号に的を絞ることによって、一般的に存在する他のガス又は分子からの干渉をなくす。
赤外イメージングデバイス120は、先に述べられており、IDCAカメラ等の冷却式赤外イメージング検出器であり、カート170に又はアーム174上に搭載され得る。イメージングデバイス120は、同様に、カート170から取外され、オペレータ又は技術者によって、蒸気タービン又は関連する機械類の周りで独立に移動され得る。通知デバイス160は、パーソナルコンピュータ(PC;IBM互換、Apple互換、Android、又はその他)、ラップトップ、ネットブック、タブレット、スマートフォン、ワークステーション、ミニコンピュータ、プリンタ、fax機、又は任意の他の適したコンピュータ及びディスプレイデバイス等の専用又は汎用デジタルコンピュータの形態をとり得る。通知デバイス160は、赤外イメージングデバイス120から画像データを受信し、その結果を、リアルタイムに又はほぼリアルタイムに表示又は処理する。
図3は、漏れ検出中の、赤外イメージングデバイス120からのスクリーンキャプチャ及び通知デバイス160の表示を示す。蒸気タービン110の一部分が示され、クラウド150が、蒸気タービンの上部から発するのが見られ得る。漏れは地点352で始まり、ガスクラウド150は(図示するように)上方に吹き出し又は漂流している。この例では、蒸気タービン110は、運転中であるかつ/又は電力を生成している(又はオンラインである)。漏れる蒸気クラウド150は、裸眼にとって見えないが、赤外イメージングデバイス120及び適切なフィルタ(例えば、2.5μmから3μm又は5μmから8μmのバンドパス赤外光学フィルタ)によって通知デバイス160のディスプレイ上で見えるようになる。図3の例では、5μmから8μmバンドパス赤外光学フィルタが使用された。図3は、静止写真(又はスクリーンキャプチャ)を示すが、漏れる蒸気クラウド150が非漏洩蒸気タービン内に存在するはずがないため、たとえ静止画像においても、画像内に何かが関係していることが明確である。カメラ120及び通知デバイス160は、同様にビデオ画像を表示するために使用されることができ、ビデオディスプレイによって、通知デバイス160のディスプレイ上で物理的に移動する蒸気クラウド150が見られ得る。移動性蒸気クラウド150と静止物(又は非移動性タービン又は発電機部品)との間の相対的な動きは、漏れが起こっていることまた漏れが始まる場所を人が識別することを非常に容易にする。この例では、カート170は、正確な漏れの場所を正確に位置付けるため蒸気タービン110の上部をより綿密に調べるように再位置決めされ得る。
通知デバイス160は、可能性のある漏れが検出されたという警告又は通知を同様に表示し得る。オプションのテキストメッセージ354又は表示が通知デバイス160上に示され得る。可聴信号(例えば、ビープ音又はサイレン)は、通知デバイス160に連結されたスピーカから出力され得る。境界356は、可能性のある漏れクラウド150の周りに描かれる可能性がある。漏れが検出されたことを示すfaxがfax機に送出される可能性がある。漏れ検出を示すテキストメッセージ(又は画像又はビデオ又はアラーム)が、スマートフォン、タブレット、又はコンピュータに送出される可能性がある。漏れが検出されたことを示す信号が、同様に、リモートの又はローカルのモニタリングサイトに送出される可能性がある。
図4は、本発明の或る態様による、蒸気タービン110内の漏れを検出するための方法400のフローチャートを示す。方法400は、蒸気タービン110の少なくとも一部分を取囲む視野を有する約2.5μmと約8μmとの間のスペクトル応答を有するフィルタ124を有する冷却式検出器122を有する赤外イメージングデバイス120を配設するステップ410を含む。検出器122又はフィルタ124の少なくとも一方は約−80℃と約−200℃との間に冷却される。配設するステップ410は、赤外イメージングデバイス120又は通知デバイス160を蒸気タービン110の周りに位置決めするため、赤外イメージングデバイス120又は通知デバイス160の一方又は両方を含む可動カート170を使用することを同様に含み得る。
スキャンするステップ420は、蒸気タービン110の少なくとも一部分を赤外イメージングデバイス120によってスキャンする。例えば、赤外イメージングデバイス120(例えば、赤外カメラ)は、ターンオンされ、その視野が蒸気タービン110の全て又は一部分をカバーするように配向される。これは、通常、疑われる漏れのエリアを最初に含むが、可能である場合、大部分又は全蒸気タービンを含む可能性がある。赤外イメージングデバイス120は、画像データの1つ又は複数のフレームを出力することになり、10、30、又は60フレーム/秒(又は任意の他の適したフレーム/秒)であり得るビデオ信号は、画像データの複数のフレームを含むことになる。
フィルタリングするステップ430は、赤外イメージングデバイス120によって受信される放射又は放出を、約2.5μmから約8μmの波長範囲でフィルタリングし、それが、蒸気内の水分子が検出されることを可能にする。所望される場合、1つ又は複数のフィルタ124、126が、放射をフィルタリングするために使用され、フィルタは、5μmから8μm、6μmから7μm、2.5μmから3μm、又は2.5μmから2.8μmのバンドパス範囲(又はスペクトル応答)を有し得る。代替的に、複数のバンドパス範囲、例えば、2.5μmから2.8μm又は6μmから7μmを有するマルチバンドパスフィルタが使用される可能性がある。フィルタは、赤外イメージングデバイス内のフィルタホイール上に搭載され得る。
確立するステップ440は、赤外イメージングデバイス120と通知デバイス160との間の通信を確立する。通知デバイス160は、パーソナルコンピュータ(PC;IBM互換、Apple互換、Android、又はその他)、ラップトップ、ネットブック、タブレット、スマートフォン、ワークステーション、ミニコンピュータ、プリンタ、ファクシミリ機、スピーカ、又は任意の他の適したコンピュータ及び/又はディスプレイデバイス等の専用又は汎用デジタルコンピュータであり得る。赤外イメージングデバイス120と通知デバイス160との間の通信は、変調器/復調器(モデム;別のデバイス、システム、又はネットワークにアクセスするためのもの)、無線周波数(RF)、WI−Fi、Bluetooth(登録商標)又は他の送受信機、電話インタフェース、ブリッジ、ルータ、ビデオケーブル、USBケーブル、又は任意の他の適したワイヤード又はワイヤレスリンクを通じて確立され得る。
示すステップ450は、通知デバイス160上で漏れ150又は存在が疑われる漏れを示す。通知デバイス160がディスプレイであるか又はディスプレイを含む場合、漏れ150は、ディスプレイ上で静止又はビデオ画像(例えば、図3に示されるように)として示され得る。ビデオディスプレイでは、漏れは、背景画像より明るいか又は暗い蒸気タービンから発する移動性クラウド150として現れることになる。クラウド150の移動性の態様は、クラウドをまた漏れが存在することを人が識別することを非常に容易にする。漏れが存在しない場合、漏れクラウドは、ディスプレイ上に見られないことになる。加えて、蒸気タービン及び他の関連する機械要素(例えば、発電機)は、ディスプレイ上で同様に識別されることができ、このことは、同様に、漏れの場所の識別を容易にする。
可能性のある漏れについての警告又は通知もまた提供され得る。再び図3を参照すると、警告354は、通知デバイス160のディスプレイ上のテキストメッセージの形態をとり得る。警告354は、ユーザの注意を引くため、高コントラストのカラーで表示され得る又は点滅するようにさせられ得る。警告/通知は、スピーカから出るビープ音又はサイレン等の音である可能性がある。警告/通知は、同様に、疑われる漏れの場所又は漏れクラウドの周りに描かれる、高コントラストのカラー付き境界356である可能性がある。これは、境界356の内部の領域をより綿密に検査するよう、ユーザの注意を引くことになる。グレイスケール画像では、高コントラストのカラーは、白か、赤か、又は識別を容易にする任意の他の適したカラーである可能阿世がある。他の通知/警告は、漏れが検出されたことを示す、ファクシミリ機に送出されるfax、又は、印刷されるページが生成され、プリンタに送出されること、漏れ検出を示す、スマートフォン、タブレット、又はコンピュータに送出されるテキストメッセージ又はビデオ画像、或は、漏れが検出されたことを示すため、リモートの又はローカルのモニタリングサイトに送出される電子信号、アナログ信号、又はデジタル信号を含み得る。
図5は、図4の示すステップ450と共に使用するためのオプションのステップのフローチャートを示す。示すステップ450は、1つ又は複数の以前のビデオフレームを目下のビデオフレームと比較する比較するステップ510を更に含み得る。識別するステップ520は、1つ又は複数の以前のビデオフレームと目下のビデオフレームとの間の所定の差を識別する。割当てるステップ530は、前景カラーを、所定の差を有するピクセルに割当て、前景カラーは、ディスプレイ内で他のピクセルに対して大きなコントラストを有する。例えば、画像の主カラースキームがグレイスケール(又は黒及び白)である場合、前景カラーは、赤であるとすることができ、赤は、グレイスケール背景に対して大きなコントラストを提供し、移動性の赤ピクセルを容易に見えるようにするであろう。表示するステップ540は、所定の差を有するピクセルを、目下のビデオフレームと重ね合わせて、ディスプレイ上で前景カラーで表示するために使用される。こうして、漏れが起こっているかどうかまた漏れが起こっている場所をユーザ(又は技能者)が識別することが容易になるであろう。
代替的に、表示するステップ540は、1つ又は複数の以前のビデオフレームを目下のビデオフレームと比較する比較するステップ及び1つ又は複数の以前のビデオフレームと目下のビデオフレームとの間の所定の差を識別する識別するステップを含み得る。割当てるステップは、前景カラーを、所定の差を有するピクセルを囲む境界に割当て、前景カラーは、ディスプレイ内で他のピクセルに対して大きなコントラストを有する。表示するステップは、ディスプレイ上で前景カラーで、所定の差を有するピクセルの周りに、境界を表示し、境界は、目下のビデオフレームと重ね合わされる。例えば、画像の主カラースキームがグレイスケール(又は黒及び白)である場合、境界カラーは、赤、緑、又は黄であるとすることができ、それは、グレイスケール背景に対して大きなコントラストを提供し、移動する赤、緑、又は黄ピクセルを容易に見えるようにするであろう。任意のカラーが、特定の用途において所望に応じて又は特定のユーザのニーズによって、コントラストを提供するように選択され得る。例えば、色盲の人は、自分の知覚の点から、大きなコントラストを有する特定のカラーを選択し得る。
表示するステップ540は、同様に、1つ又は複数のビデオフレームを隣接するビデオフレームと比較する比較するステップ及び1つ又は複数のビデオフレームと隣接するビデオフレームとの間の所定の差を識別する識別するステップを含み得る。割当てるステップは、所定の差を有するピクセルに前景カラーを割当てる、又は、所定の差を有するピクセルを囲む境界に前景カラーを割当てる、の少なくとも一方を行う。前景カラーは、ディスプレイ内で他のピクセルに対して大きなコントラストを有する。表示するステップは、ディスプレイ上で前景カラーで、所定の差を有するピクセルを表示する、又は、目下のビデオフレームと重ね合わされて、所定の差を有するピクセルの周りに、ディスプレイ上で前景カラーで境界を表示する、の少なくとも一方を行う。
赤外イメージングデバイス120からの信号は、同様に、信号を解析するため電子的に処理されて、所定の閾値を超える動きが検出されたかどうかを判定し得る。多くのカメラはアナログ信号又はデジタルビットストリームを出力する。デジタルビットストリームの例では、このビットストリームは、複数のフレームに分解され(break up into)、各フレームは、動きを有するピクセルについて、デジタル的に解析され得る。各ピクセル又はピクセルのグループの輝度は、以前のフレームと比較され、それらの輝度(又はカラー)の変化が所定の変化量を超えた場合、漏れが蒸気タービン内に存在する可能性がある。単に非制限的な例として、1つ又は複数のピクセルの輝度及び/又はカラーの変化が、10%を超える量だけ変動する場合、閾値が交差され、可能性のある漏れを示す可能性がある。10%は一例に過ぎず、5%、20%、30%、又はそれより大きい値等の他の値が、特定の用途において所望に応じて使用される可能性がある。
本発明の通知デバイス160及びフレーム比較器システム600は、ソフトウェア(例えば、ファームウェア)、ハードウェア、又はその組合せで実装され得る。目下企図される最良モードでは、フレーム比較器システム600は、実行可能プログラムとしてソフトウェアで実装され、パーソナルコンピュータ(PC;IBM互換、Apple互換、Android、又はその他)、ラップトップ、タブレット、スマートフォン、ワークステーション、ミニコンピュータ、又はメインフレームコンピュータ等の専用又は汎用デジタルコンピュータによって実行される。本発明のフレーム比較器システム600を実装し得る汎用コンピュータの例は図6に示される。
一般に、ハードウェアアーキテクチャの点から、図6に示すように、コンピュータ又はディスプレイ160は、ローカルインタフェース640を介して通信可能に結合される、プロセッサ610、メモリ620、並びに1つ又は複数の入力及び/又は出力(I/O)デバイス630(又は周辺機器)を含む。ローカルインタフェース640は、例えば限定はしないが、当技術分野で知られているように、1つ又は複数のバス並びに他のワイヤード又はワイヤレス接続であり得る。ローカルインタフェース640は、通信を可能にするため、コントローラ、バッファ(キャッシュ)、ドライバ、リピータ、及び受信機等の、簡単にするため省略される追加の要素を有し得る。更に、ローカルインタフェースは、上記コンポーネントの間で適切な通信を可能にするため、アドレス、制御、及び/又はデータ接続を含み得る。
プロセッサ610は、ソフトウェア、特にメモリ620に記憶されるソフトウェアを実行するためのハードウェアデバイスである。プロセッサ610は、任意のカスタムメイドの又は市販のプロセッサ、中央処理ユニット(CPU)、コンピュータ160に関連する幾つかのプロセッサの間の補助プロセッサ、半導体ベースマイクロプロセッサ(マイクロチップ又はチップセットの形態)、マクロプロセッサ、又は一般に、ソフトウェア命令を実行するための任意のデバイスであり得る。適した市販のマイクロプロセッサの非制限的な例は、Hewlett−Packard CompanyからのPA−RISCシリーズマイクロプロセッサ、Intel Corporationからのcore2又はi7シリーズマイクロプロセッサ、IBMからのPowerPCマイクロプロセッサ、Sun Microsystems,Inc.からのSparcマイクロプロセッサ、又はMotorola Corporationからの68xxxシリーズマイクロプロセッサである。
メモリ620は、揮発性メモリ要素(例えば、ランダムアクセスメモリ(DRAM、SRAM、SDRAM等のRAM))及び不揮発性メモリ要素(例えば、ROM、ハードドライブ、テープ、CDROM等)のいずれか一方又は組合せを含み得る。更に、メモリ620は、電子の、磁気の、光学の、及び/又は、他のタイプの記憶媒体を組込み得る。メモリ620は、種々のコンポーネントが互いから遠隔に位置するが、プロセッサ610によってアクセスされ得る分散アーキテクチャを有し得ることに留意されたい。
メモリ620内のソフトウェアは、それぞれが、論理機能を実装するための実行可能命令の順序付けされたリストを備える1つ又は複数の別個のプログラムを含み得る。図6の例では、メモリ620内のソフトウェアは、本発明によるフレーム比較器システム600及び適したオペレーティングシステム(O/S)650を含む。適した市販のオペレーティングシステム650の例の非排他的なリストは、(a)Microsoft Corporationから入手可能なWindows(登録商標)オペレーティングシステム、(b)Novell,Inc.から入手可能なNetwareオペレーティングシステム、(c)Apple Corporationから入手可能なMacintoshオペレーティングシステム、(d)Hewlett−Packard Company、Sun Microsystems,Inc.、及びAT&T Corporation等の多くのベンダーから購入に可能であるUNIX(登録商標)オペレーティングシステム、(e)インターネット上で容易に入手可能であるフリーウェアであるLINUX(登録商標)オペレーティングシステム、(f)WindRiver Systems,Inc.からのランタイムVxworksオペレーティングシステム、又は(g)手持ち式コンピュータ又は携帯情報端末(PDA)(例えば、Palm Computing,Inc.から入手可能なPalmOS及びMicrosoft Corporationから入手可能なWindows(登録商標)CE)に実装されるようなアプリケーションベースオペレーティングシステムである。オペレーティングシステム650は、本質的にフレーム比較器システム600等の他のコンピュータプログラムの実行を制御し、スケジューリング、入力−出力制御、ファイル及びデータ管理、メモリ管理、並びに通信制御及び関連するサービスを提供する。加えて、マザーボード(図示せず)上の存在するグラフィック処理ユニット(図示せず)は、フレーム比較器システム600を実装するために同様に使用され得る。
フレーム比較器システム600は、ソースプログラム、実行可能プログラム(オブジェクトコード)、スクリプト、又は、実行される命令のセットを含む任意の他のエンティティである。ソースプログラムの場合、プログラムは、O/S650と連携して適切に動作するため、メモリ620内に含まれる場合があるか又は場合がないコンパイラ、アセンブラ、インタプリタ等によって翻訳される必要がある。更に、フレーム比較器システム600は、(a)データのクラス及びメソッドを有するオブジェクト指向プログラミング言語又は(b)ルーチン、サブルーチン、及び/又は関数、例えば、限定はしないが、C、C++、Pascal、Basic、Fortran、Cobol、Perl、Java(登録商標)、及びAdaを有する手続型プログラミング言語として書かれ得る。
I/Oデバイス630は、入力デバイス、例えば限定はしないが、キーボード、マウス、スキャナ、マイクロフォン、カメラ、赤外イメージングカメラ、又はカメラ等を含み得る。更に、I/Oデバイス630は、出力デバイス、例えば限定はしないが、プリンタ、ディスプレイ等を同様に含み得る。最後に、I/Oデバイス630は、入力と出力の両方を伝達するデバイス、例えば限定はしないが、変調器/復調器(モデム;別のデバイス、システム、又はネットワークにアクセスするためのもの)、無線周波数(RF)、WI−Fi、Bluetooth(登録商標)又は他の送受信機、電話インタフェース、ブリッジ、ルータ等を更に含み得る。
コンピュータ160がPC、ワークステーション、又は同様なものである場合、メモリ620内のソフトウェアは、基本入力出力システム(BIOS)(簡単にするため省略される)を更に含み得る。BIOSは、起動時にハードウェアを初期化し試験し、O/S650を起動し、ハードウェアデバイスの間でデータの転送をサポートする本質的なソフトウェアルーチンのセットである。BIOSは、コンピュータ160がアクティブ化されるときにBIOSが実行され得るようにROMに記憶される。
コンピュータ160が動作中であるとき、プロセッサ610は、メモリ620内に記憶されたソフトウェアを実行し、メモリ620へ/からデータを伝達し、ソフトウェアに従ってコンピュータ160の動作を全体的に制御するように構成される。フレーム比較器システム600及びO/S650は、全体的に又は部分的に、しかし通常は後者で、プロセッサ610によって読取られ、おそらくはプロセッサ610内にバッファリグされ、その後、実行される。
フレーム比較器システム600が、図6に示すようにソフトウェアで実装されるとき、任意のコンピュータ関連システム又は方法によって又はそれと連携して使用するため、フレーム比較器システム600が任意のコンピュータ可読媒体上に記憶され得ることが留意されるべきである。本文書の文脈では、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ関連システム又は方法によって又はそれと連携して使用するためコンピュータプログラムを含むか又は記憶し得る、電子の、磁気の、光学の、又は他の物理的デバイス又は手段である。フレーム比較器システム600は、命令実行システム、装置、又はデバイスから命令をフェッチし、その命令を実行し得るコンピュータベースシステム、プロセッサを含むシステム他のシステム等の命令実行システム、装置、又はデバイスによって又はそれと連携して使用するため、任意のコンピュータ可読媒体において具現化され得る。本文書の文脈では、「コンピュータ可読媒体(computer−readable medium)」は、命令実行システム、装置、又はデバイスによって又はそれと連携して使用するため、プログラムを、記憶し得るか、伝達し得るか、伝搬させ得るか、又は搬送し得る任意の手段であり得る。コンピュータ可読媒体は、例えば限定はしないが、電子、磁気、光、電磁、赤外、又は半導体のシステム、装置、デバイス、或は伝搬媒体であり得る。コンピュータ可読媒体のより具体的な例(非排他的なリスト)は、以下のものを含むことになる。より具体的な例とは、1つ又は複数のワイヤを有する電気接続(電子)、可搬型コンピュータディスケット(磁気)、ランダムアクセスメモリ(RAM)(電子)、読出し専用メモリ(電子)、消去可能でプログラム可能な読出し専用メモリ(EPROM、EPROM、又はフラッシュメモリ)(電子)、光ファイバ(光)、及び可搬型コンパクトディスク読出し専用メモリ(CD−ROM)(光)である。コンピュータ可読媒体が、更に、プログラムがその上に印刷される用紙又は別の適した媒体である可能性があることに留意されたい。その理由は、プログラムが、例えば用紙又は他の媒体の光学スキャニングによって電子的に取り込まれ、その後、コンパイルされるか、インタプリトされるか、又はそうでなければ、必要である場合、適した方法で処理され、その後、コンピュータメモリに記憶され得るからである。
代替の実施形態では、フレーム比較器システム600がハードウェアで実装される場合、フレーム比較器システム600は、それぞれが当技術分野でよく知られている以下の技術の任意の技術又はその組合せによって実装され得る。以下の技術とは、グラフィクス処理ユニット、ビデオカード、データ信号に対して論理機能を実装するための論理ゲートを有するディスクリート論理回路(複数可)、適切な組合せ論理ゲートを有する特定用途向け集積回路(ASIC)、プログラマブルゲートアレイ(PGA)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等である。
本発明によるシステム及び方法は、オンライン蒸気タービンにおいて、現在、漏れが検出される可能性があるため予想されなかった実質的に改善された結果を立証する。以前は、蒸気タービンは、オフラインでなければならなかった、時間がかりかつ高価なプロセスが漏れ検出のために必要とされた、かつ/又は、蒸気の漏れは、裸眼にとって事実上見えなかった。実質的に改善された結果は、オンラインの又は動作中の蒸気タービンをスキャンすることによって、また、蒸気タービンから漏れる蒸気(又は蒸気内の他の成分)を検出するように構成される赤外イメージングデバイスを使用することによってもたらされる。
用語の定義が、その用語の一般的に使用される意味から逸脱する場合、本出願人は、具体的に指示されない限り、以下で提供される定義を利用することを意図する。本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を記述するためだけのものであり、本発明を制限するものであることを意図されない。例えば、上述の実施形態(及び/又はその態様)は、互いに組合せて使用され得る。加えて、本発明の範囲から逸脱することなく、特定の状況又は材料を本発明の教示に適合させるため多くの修正が行われ得る。例えば、或る方法で挙げられるステップの順序は、明示的に述べられるか又は暗黙的に必要とされない限り、特定の順序で実行される必要はない(例えば、1つのステップは、結果又は前のステップの産物が利用可能であることを必要とする)。用語の定義が、その用語の一般的に使用される意味から逸脱する場合、本出願人は、具体的に指示されない限り、本明細書で提供される定義を利用することを意図する。単数形「ある(a)」、「ある(an)」、及び「その(the)」は、文脈が別途明確に指示しない限り、複数形も含むことを意図される。用語、第1、第2等が、種々の要素を記述するために使用され得るが、これらの用語は、これらの用語によって制限されるべきでないことが理解されるであろう。これらの要素は、1つの要素と別の要素とを区別するために使用されるだけである。用語「及び/又は(and/or)」は、関連する挙げられたアイテムの1つ又は複数のアイテムの、任意のまた全ての組合せを含む。フレーズ「に結合される(coupled to)」及び「と結合される(coupled with)」は、直接的又は間接的な結合を企図される。
この書面による説明は、最良モードを含む本発明を開示するために、また同様に、任意のデバイス又はテムを作り使用すること、及び、組込まれる任意の方法を実行することを含む、本発明を当業者が実践することを可能にするために例を使用する。本発明の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者が思い付く他の例を含み得る。こうした他の例は、特許請求の範囲の逐語的言語と異ならない構造的要素を有する場合、又は、等価な構造的要素を含む場合、特許請求の範囲内にあることを意図される。
100 システム
110 蒸気タービン
112 ボイラ
114 発電機
120 赤外イメージングデバイス
122 冷却式検出器
124 フィルタ
126 フィルタ
128 レンズ
130 視野
140 漏れ地点
150 漏れガスクラウド
160 通知デバイス
170 モバイルカート
172 ホイール
174 アーム
176 電池バンク
352 漏れ地点
354 テキストメッセージ
356 境界
400 方法
410 配設するステップ
420 スキャンするステップ
430 フィルタリングするステップ
440 確立するステップ
450 示すステップ
510 比較するステップ
520 識別するステップ
530 割当てるステップ
540 表示するステップ
600 フレーム比較器システム
610 プロセッサ
620 メモリ
630 I/Oデバイス
640 ローカルインタフェース
650 O/S
110 蒸気タービン
112 ボイラ
114 発電機
120 赤外イメージングデバイス
122 冷却式検出器
124 フィルタ
126 フィルタ
128 レンズ
130 視野
140 漏れ地点
150 漏れガスクラウド
160 通知デバイス
170 モバイルカート
172 ホイール
174 アーム
176 電池バンク
352 漏れ地点
354 テキストメッセージ
356 境界
400 方法
410 配設するステップ
420 スキャンするステップ
430 フィルタリングするステップ
440 確立するステップ
450 示すステップ
510 比較するステップ
520 識別するステップ
530 割当てるステップ
540 表示するステップ
600 フレーム比較器システム
610 プロセッサ
620 メモリ
630 I/Oデバイス
640 ローカルインタフェース
650 O/S
Claims (20)
- 蒸気タービン内の漏れを検出するためのシステムであって、
前記蒸気タービンの少なくとも一部分をスキャンし、通知デバイスと通信するように適合される赤外イメージングデバイスを備え、前記赤外イメージングデバイスは、冷却式検出器、及び、約2.5μmと約8μmとの間のスペクトル応答又はバンドパスを有するフィルタを備え、
前記漏れは、前記通知デバイス上で示されることになり、前記冷却式検出器は、約−80℃と約−200℃との間に冷却される、システム。 - 前記蒸気タービンはオンラインである、請求項1記載のシステム。
- 前記フィルタの前記スペクトル応答は、約5μmと約8μmとの間又は約6μmと約7μmとの間である、請求項1記載のシステム。
- 前記フィルタの前記スペクトル応答又はバンドパスは、約2.5μmと約3μmとの間、約2.5μmと約2.8μmとの間、又は3μmと5μmとの間である、請求項1記載のシステム。
- 前記冷却式検出器は、約−80℃と約−200℃との間に冷却されるHgCdTe検出器又は約−200℃に冷却されるInSb検出器の少なくとも一方である、請求項1記載のシステム。
- 前記フィルタは、約24℃から約−200℃に冷却される、請求項1記載のシステム。
- 前記赤外イメージングデバイス及び前記通知デバイスの前記蒸気タービンの周りでの移動を容易にするように構成される可動カートを更に備える、請求項1記載のシステム。
- コンピュータ、ラップトップ、タブレット、スマートフォン、ディスプレイ、スピーカ、プリンタ、又はファクシミリ機の少なくとも1つを更に備える、請求項1記載のシステム。
- 可能性のある漏れ又は起きている漏れを示すため、前記通知デバイス上で警告又は通知を提供するように構成される、請求項1記載のシステム。
- 前記警告又は前記通知は、複数の高コントラストピクセル、漏れが疑われる場所の周りでの高コントラスト境界、前記漏れが疑われる場所を示すための高コントラスト部分を有するビデオ画像、テキストメッセージ、電子メールメッセージ、又は可聴信号の少なくとも1つである、請求項9記載のシステム。
- 蒸気タービン内の漏れを検出するための方法であって、
前記蒸気タービンの少なくとも一部分を取囲む視野を有する約2.5μmと約8μmとの間のスペクトル応答を有するフィルタを有する冷却式検出器を有する赤外イメージングデバイスを配設することであって、前記検出器及び前記フィルタの少なくとも一方は約−80℃と約−200℃との間に冷却される、配設すること
前記蒸気タービンの少なくとも一部分を前記赤外イメージングデバイスによってスキャンすること、
前記赤外イメージングデバイスによって受信される放射を約2.5μmから約8μmまでの波長範囲内でフィルタリングすること、
前記赤外イメージングデバイスと前記通知デバイスとの間で通信を確立すること、及び、
前記漏れ又は可能性のある漏れが存在する場合、前記通知デバイス上で前記漏れ又は前記存在が疑われる漏れを示すことを含む、方法。 - 前記配設するステップは、前記赤外イメージングデバイス又は前記通知デバイスを前記蒸気タービンの周りに位置決めするため、前記赤外イメージングデバイス又は前記通知デバイスの少なくとも一方を含む可動カートを使用することを含む、請求項11記載の方法。
- 前記フィルタリングするステップは、約5μmと約8μmとの間のスペクトル応答を有する前記フィルタによって前記放射をフィルタリングすることを含む、請求項11記載の方法。
- 前記フィルタリングするステップは、約6μmと約7μmとの間のスペクトル応答を有する前記フィルタによって前記放射をフィルタリングすることを含む、請求項13記載の方法。
- 前記通知デバイスは、コンピュータ、ラップトップ、タブレット、スマートフォン、ディスプレイ、スピーカ、プリンタ、又はファクシミリ機の少なくとも1つを更に備え、
可能性のある漏れを示すため、前記通知デバイス上で警告又は通知を提供するステップを含む、請求項11記載の方法。 - 前記通知デバイスは、コンピュータ、ラップトップ、タブレット、スマートフォン、ディスプレイの少なくとも1つであり、
前記赤外イメージングデバイスからの前記蒸気タービンの前記部分の画像を前記通知デバイス上に表示するステップを含み、前記漏れは、前記通知デバイス上で前記蒸気タービンから漏れるクラウドによって示されることになる、請求項15記載の方法。 - 前記表示するステップは、漏れが検出される場合、前記通知デバイス上で、移動性クラウド又は前記移動性クラウドのビデオ画像を表示することを含む、請求項16記載の方法。
- 前記表示するステップは、
1つ又は複数の以前のビデオフレームを目下のビデオフレームと比較すること、
前記1つ又は複数の以前のビデオフレームと前記目下のビデオフレームとの間の所定の差を識別すること、
前記所定の差を有するピクセルに対して、前景カラーであって、前記目下のビデオフレーム内の他のピクセルに対して大きなコントラストを有する、前景カラーを割当てること、及び、
前記所定の差を有する前記ピクセルを、前記目下のビデオフレームと重ね合わせて前景カラーで表示することを更に含む、請求項17記載の方法。 - 前記表示するステップは、
1つ又は複数の以前のビデオフレームを目下のビデオフレームと比較すること、
前記1つ又は複数の以前のビデオフレームと前記目下のビデオフレームとの間の所定の差を識別すること、
前記所定の差を有するピクセルを囲む境界に対して前景カラーを割当てることであって、前記境界の前記前景カラーは、前記目下のビデオフレーム内の他のピクセルに対して大きなコントラストを有する、割当てること、及び、
前記所定の差を有する前記ピクセルの周りの前記境界を表示することを含み、前記境界は、前記目下のビデオフレームと重ね合わされることを更に含む、請求項17記載の方法。 - 前記表示するステップは、
1つ又は複数のビデオフレームを実質的に隣接するビデオフレームと比較すること、
前記1つ又は複数のビデオフレームと前記実質的に隣接するビデオフレームとの間の所定の差を識別すること、
前記所定の差を有するピクセルに対して前景カラーを割当てること、又は、前記所定の差を有する前記ピクセルを囲む境界に対して前景カラーを割当てることの少なくとも一方を行うことであって、前記前景カラーは、目下のビデオフレーム内の他のピクセルに対して大きなコントラストを有する、一方を行うこと、及び、
前記目下のビデオフレームと重ね合わせて、前記所定の差を有する前記ピクセルを前記前景カラーで表示すること、又は、前記所定の差を有する前記ピクセルの周りの前記境界を前記前景カラーで表示することの少なくとも一方を行うことを更に含む、請求項17記載の方法。
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