JP2015203211A - 引戸装置 - Google Patents
引戸装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015203211A JP2015203211A JP2014082410A JP2014082410A JP2015203211A JP 2015203211 A JP2015203211 A JP 2015203211A JP 2014082410 A JP2014082410 A JP 2014082410A JP 2014082410 A JP2014082410 A JP 2014082410A JP 2015203211 A JP2015203211 A JP 2015203211A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sliding door
- door
- panel
- frame
- vertical frame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Wing Frames And Configurations (AREA)
- Support Devices For Sliding Doors (AREA)
Abstract
【課題】点検パネルの前表面板とランマパネルの後表面板を、閉鎖状態の引戸の前後面板とほぼ面一とされた引戸装置であっても、簡単な構造で、引戸上端と、点検パネルやランマパネルの下端に生まれる隙間から構造体が見えず、また、光が漏れてこない引戸装置を提供する。
【解決手段】点検パネル8の前表面板とランマパネルの後表面板は、閉鎖状態の引戸6の前後面板62,63とほぼ面一となる引戸装置において、引戸6の前後それぞれの上部に、ランマパネルの下部突部804と点検パネル下部突部84を収容するようにした後側凹部701,前側凹部700を設ける。
【選択図】図9
【解決手段】点検パネル8の前表面板とランマパネルの後表面板は、閉鎖状態の引戸6の前後面板62,63とほぼ面一となる引戸装置において、引戸6の前後それぞれの上部に、ランマパネルの下部突部804と点検パネル下部突部84を収容するようにした後側凹部701,前側凹部700を設ける。
【選択図】図9
Description
本発明は、特に事務所の出入口等に使用されるデザイン性に優れた引戸装置に関するものである。
デザイン性を考慮して、点検パネルの前表面板とランマパネルの後表面板を、閉鎖状態の引戸の前後面板とほぼ面一とした引戸装置がある。(例えば特許文献1)
しかしながらこのような引戸装置の場合、引戸上端と、点検パネルやランマパネルの下端に生まれるわずかな隙間から、点検パネルとランマパネル間に配設されるレール部材などの構造体が見えるので見栄えが悪い。そのため、見えたとしても目立たないように黒色等に塗装するなどして余分なコストがかかっていた。
また、該隙間から、引戸を挟んだ対面側の光が、他方側に漏れてくるため、病室やホテルなど、夜間睡眠を取ることのある部屋の入り口に設置することは不適当であった。
しかしながらこのような引戸装置の場合、引戸上端と、点検パネルやランマパネルの下端に生まれるわずかな隙間から、点検パネルとランマパネル間に配設されるレール部材などの構造体が見えるので見栄えが悪い。そのため、見えたとしても目立たないように黒色等に塗装するなどして余分なコストがかかっていた。
また、該隙間から、引戸を挟んだ対面側の光が、他方側に漏れてくるため、病室やホテルなど、夜間睡眠を取ることのある部屋の入り口に設置することは不適当であった。
本発明は、点検パネルの前表面板とランマパネルの後表面板を、閉鎖状態の引戸の前後面板とほぼ面一とされた引戸装置であっても、簡単な構造で、引戸上端と、点検パネルやランマパネルの下端に生まれる隙間から構造体が見えず、また、光が漏れてこない引戸装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する為、本発明が第1の手段として構成したところは、建物用鉄骨に固定される引戸枠にレール部材が設けられ、レール部材に開閉自在に吊り下げられた引戸の閉鎖状態で、引戸が位置する側を出入口側とし、出入口側は、少なくとも、戸先側縦枠と、前後に所定間隔を有して配設された前後中縦枠と、前後中縦枠と戸先側縦枠の上端部間に配設されるランマパネルと点検パネルより構成され、ランマパネルと点検パネルは、着脱自在で、上下方向に取り付け高さ変更可能に構成されると共に、点検パネルの前表面板とランマパネルの後表面板は、閉鎖状態の引戸の前後面板とほぼ面一となる引戸装置において、引戸の前後それぞれの上部に、ランマパネルと点検パネルの下端部を収容するようにした凹部が設けられているものである。
次に上記課題を解決する為、本発明が第2の手段として構成したところは、上記第1の手段に加えて、引戸の前後それぞれの上部に設けられた凹部は、引戸を形成する引戸上枠の上面に取り付けられる開閉方向に長尺な凸部材で形成され、少なくとも戸先側が、引戸上枠より戸先側に突出し、該突出部には、引戸に設けられた施錠装置の施錠杆が貫通する貫通孔が設けられているとともに、凸部材の長尺長さは、引戸装置の中縦枠と戸先側縦枠間で形成される出入口開口部巾以上の長さとされるものである。
次に上記課題を解決する為、本発明が第3の手段として構成したところは、上記第2の手段に加えて、凸部材は、引戸の厚みより薄く形成されるとともに引戸上部に立設する仕切部と、仕切部下端から前後にそれぞれに突設する支持突片とを有し、引戸上枠の上面にそれぞれの支持突片の下面が載置するとともに、支持突片の上面に、引戸の前後それぞれの表面を形成する表面板材の上部折曲部が被せられるものである。
第1手段として構成したところによると、引戸上部の凹部が、ランマパネルと点検パネル間に飲み込んだ状態で配設されるので、凹部(飲み込み部)が目隠しとなり、点検パネルやランマパネルの下端に対向する引戸上端と、点検パネルやランマパネルの下端間に生まれるわずかな隙間からレール部材などの構造体が見えないばかりか、該隙間から、引戸を挟んだ対面側の光が、他方側に漏れてくることがない。
また、引戸の前後それぞれの上部の凹部にランマパネルと点検パネルの下端部を収容しているので、ランマパネルと点検パネルの前後表面板と、引戸前後表面板を面一にすることができる。
また、引戸の前後それぞれの上部の凹部にランマパネルと点検パネルの下端部を収容しているので、ランマパネルと点検パネルの前後表面板と、引戸前後表面板を面一にすることができる。
第2手段として構成したところによると、上記第1の手段として構成したところによる効果に加え、凸部材は、戸先側が、引戸上枠より戸先側に突出し、突出部に施錠装置の施錠杆が貫通する貫通孔が設けられているので、引戸上枠の戸先端であって突出部の下方部の位置に引戸縦枠を設置することができ、そのため、引戸縦枠の内部に、施錠装置の施錠杆を挿通させることができるので施錠装置が設置しやすい。
また、引戸装置の中縦枠と戸先側縦枠間で形成される出入口開口部巾以上の長さであるため、出入口開口部の開閉方向全域において、点検パネルやランマパネルの下端に生まれるわずかな隙間から構造体が見えることを防止でき、引戸を挟んだ対面側の光が、他方側に漏れてくることを防止できる。
また、引戸装置の中縦枠と戸先側縦枠間で形成される出入口開口部巾以上の長さであるため、出入口開口部の開閉方向全域において、点検パネルやランマパネルの下端に生まれるわずかな隙間から構造体が見えることを防止でき、引戸を挟んだ対面側の光が、他方側に漏れてくることを防止できる。
第3手段として構成したところによると、上記第2の手段として構成したところによる効果に加え、支持突片の上面に、引戸の前後それぞれの表面を形成する表面板材の上部折曲部が被せられるので、支持突片の前端部が、上部折曲部で隠され、点検パネルやランマパネルの下端に生まれるわずかな隙間から、支持突片の前端部が見えることがないので、見栄えが良い。
建物用鉄骨に固定される引戸枠にレール部材が設けられ、レール部材に開閉自在に吊り下げられた引戸の閉鎖状態で、引戸が位置する側を出入口側とし、出入口側は、少なくとも、戸先側縦枠と、前後に所定間隔を有して配設された前後中縦枠と、前後中縦枠と戸先側縦枠の上端部間に配設されるランマパネルと点検パネルより構成され、ランマパネルと点検パネルは、着脱自在で、上下方向に取付け高さ変更可能に構成されると共に、点検パネルの前表面板とランマパネルの後表面板は、閉鎖状態の引戸の前後面板とほぼ面一となる引戸装置において、引戸の前後それぞれの上部に、ランマパネルと点検パネルの下端部を収容するようにした凹部を設け、凹部は、引戸を形成する引戸上枠の上面に取り付けられる開閉方向に長尺な凸部材で形成し、戸先側を、引戸上枠より戸先側に突出させ、該突出部に、引戸に設けられた施錠装置の施錠杆が貫通する貫通孔を設け、凸部材の長尺長さを、引戸装置の中縦枠と戸先側縦枠間で形成される出入口開口部巾以上の長さとし、凸部材を、引戸の厚みより薄く形成され引戸上部に立設する仕切部と、仕切部下端から前後にそれぞれに突設する支持突片とで形成し、引戸上枠の上面に、それぞれの支持突片の下面を載置させるとともに、支持突片の上面に、引戸の前後それぞれの表面を形成する表面板材の上部折曲部を被せる。
以下、第1実施例を添付図面に基づいて詳述する。
図1において、符号1は引戸枠を示している。
引戸枠1は、図1から図4に示すように、建物用鉄骨11・・・にブラケット12・・・を介して固定された戸尻側縦枠13および戸先側縦枠14と、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の上端間に配設され、建物用鉄骨11・・・に連結された上枠15等より構成されている。
図1において、符号1は引戸枠を示している。
引戸枠1は、図1から図4に示すように、建物用鉄骨11・・・にブラケット12・・・を介して固定された戸尻側縦枠13および戸先側縦枠14と、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の上端間に配設され、建物用鉄骨11・・・に連結された上枠15等より構成されている。
そして、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14間のほぼ中間位置で、上枠15の前側(実施例では室内側、)と後側(実施例では室外側)の両面に上端が連結され、下端部が床面に埋め込まれた前中縦枠3と後中縦枠30が、前後に所定間隔を有して配設されている。
以下、戸尻側縦枠13と前後中縦枠3、30間を戸袋側、戸先側縦枠14と前後中縦枠3、30間を出入口側、前中縦枠3と後中縦枠30の方向を前後方向、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の方向を開閉方向と云う。
以下、戸尻側縦枠13と前後中縦枠3、30間を戸袋側、戸先側縦枠14と前後中縦枠3、30間を出入口側、前中縦枠3と後中縦枠30の方向を前後方向、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の方向を開閉方向と云う。
図1、図2、図4において、符号2は、戸尻側縦枠13と戸先側縦枠14の上端内面に、開閉方向の両端部が高さ調節可能に連結されているレール保持材を示している。
レール保持材2の前面側にはレール部材5が取付けられ、レール部材5には引戸6が吊り下げられている。
符号16は、戸袋側の床面全幅にわたって固定されたベース材を示し、符号4は、ベース材16の出入口側端部に設けられたガイド装置を示している。
図1、図3、図4において、符号17は、戸袋室内側及び戸袋室外側の両面上下方向に所定間隔を有して配設された下地桟を示している。
図2において符号18は、前中縦枠3と戸先側縦枠14の上端部間に配設された、前中縦枠3の前後方向の幅とほぼ同じ幅を有する、前化粧枠を示し、符号19は、後中縦枠30と戸先側縦枠14の上端部間に配設された、後中縦枠30の前後方向の幅とほぼ同じ幅を有する、後化粧枠を示す。
レール保持材2の前面側にはレール部材5が取付けられ、レール部材5には引戸6が吊り下げられている。
符号16は、戸袋側の床面全幅にわたって固定されたベース材を示し、符号4は、ベース材16の出入口側端部に設けられたガイド装置を示している。
図1、図3、図4において、符号17は、戸袋室内側及び戸袋室外側の両面上下方向に所定間隔を有して配設された下地桟を示している。
図2において符号18は、前中縦枠3と戸先側縦枠14の上端部間に配設された、前中縦枠3の前後方向の幅とほぼ同じ幅を有する、前化粧枠を示し、符号19は、後中縦枠30と戸先側縦枠14の上端部間に配設された、後中縦枠30の前後方向の幅とほぼ同じ幅を有する、後化粧枠を示す。
そして、上記戸尻側縦枠13、戸先側縦枠14、上枠15、レール部材5が取り付けられたレール保持材2、ベース材16、前中縦枠3、後中縦枠30、下地桟17・・・・・、ガイド装置4、前化粧枠18、後化粧枠19が内装仕上げ(化粧ボード100、クロス等の貼り付け)の行われるまでに施工され、内装仕上げが終了した後、引戸6がレール部材5に吊り込まれ、床面との調整、引戸6の摺動確認、閉鎖スピードの調整作業、レール保持材2の連結固定等が行われる。そして、その後、点検パネル8、ランマパネル80が引戸6の上方に引戸6と表面が面一に取り付けられる。
すなわち、本発明では、施工が完了した状態では、戸先側縦枠14、前中縦枠3、後中縦枠30、前化粧枠18、後化粧枠19、点検パネル8、ランマパネル80、引戸6以外は化粧ボード100で隠蔽された状態となる。
すなわち、本発明では、施工が完了した状態では、戸先側縦枠14、前中縦枠3、後中縦枠30、前化粧枠18、後化粧枠19、点検パネル8、ランマパネル80、引戸6以外は化粧ボード100で隠蔽された状態となる。
以下、本件発明に関係する部材について詳述する。
戸尻側縦枠13は横断面略コ字形に形成され、建物用鉄骨11の出入口側面から所定寸法離間した位置に立設され、L字形のブラケット12・・・と建物用鉄骨11が溶接されたあと、鉛直姿勢の状態でブラケット12と溶接される。符号138は、引戸6が全開した時、引戸6の戸尻側端面が当接する、出入口側面に取り付けられた緩衝部材を示している。
戸尻側縦枠13は横断面略コ字形に形成され、建物用鉄骨11の出入口側面から所定寸法離間した位置に立設され、L字形のブラケット12・・・と建物用鉄骨11が溶接されたあと、鉛直姿勢の状態でブラケット12と溶接される。符号138は、引戸6が全開した時、引戸6の戸尻側端面が当接する、出入口側面に取り付けられた緩衝部材を示している。
戸先側縦枠14は、図7に示す如く、建物側鉄骨11側の上下方向に所定間隔を有して固定用部材141・・・が設けられ、前後方向で室内側と室外側(前後)に突出して室内側の化粧ボード100の出入り口側端面を隠蔽する室内側ボード閉塞突部147と、室外側の化粧ボード100の出入口側端面を隠蔽する室外側ボード閉塞突部146と、室内側ボード閉塞突部147と室外側ボード閉塞突部146間に位置し、上部が室内側ボード閉塞突部147と室外側ボード閉塞突部146より上方に突出し、引戸6の戸先側端部が位置する部分に上下方向に渡って閉鎖用凹部148が設けられている。
上枠15は、図2に示す如く、断面上向き略コ字形に構成されている。
L字形のブラケット12・・・と建物用鉄骨11が溶接されたあと、水平姿勢の状態でブラケット12と溶接される。
L字形のブラケット12・・・と建物用鉄骨11が溶接されたあと、水平姿勢の状態でブラケット12と溶接される。
戸先側縦枠14と上枠15は上記のように構成され、戸尻側縦枠13が立設された後、上枠15の戸先側を戸先側縦枠14にネジ止めして、上枠15と戸先側縦枠14を仮組みした状態で、上枠15と戸尻側縦枠13を同様にして仮組みする。
次に、上記の状態を維持しながら戸先側のL字形のブラケット12・・・を介して、戸先側縦枠14の固定用部材141・・・建物用鉄骨11と溶接連結し、次に上枠15と建物用鉄骨11を連結する。
次に、上記の状態を維持しながら戸先側のL字形のブラケット12・・・を介して、戸先側縦枠14の固定用部材141・・・建物用鉄骨11と溶接連結し、次に上枠15と建物用鉄骨11を連結する。
ベース材16は、図3、図4に示す如く、戸袋側の床面全幅に位置する固定面161と、固定面161の室内側(点検側)及び室外側(固定側)の端部に形成された立ち上がり面162、162と、立ち上がり面162、162から内方に突出して形成されたL字形の下地ボード受け面163、163と、固定面161の出入り口側端部に、出入り口側に突出し、引戸6の下端面に形成された嵌合溝60内に嵌合するガイドローラー41を、その上面で回転自在に保持するガイド装置4が固着されている。
そして、ガイドローラー取付部材164の出入り口側端部はアンカーボルトにて床面に固定されると共に、ベース材16の出入口側端部は室内側中枠3、室外側中枠30の内面と連結され、さらに、戸尻側端部が戸尻側縦枠13と連結され床面に固定される。
そして、ガイドローラー取付部材164の出入り口側端部はアンカーボルトにて床面に固定されると共に、ベース材16の出入口側端部は室内側中枠3、室外側中枠30の内面と連結され、さらに、戸尻側端部が戸尻側縦枠13と連結され床面に固定される。
下地桟17は、基板表面部171と、基板表面部171の上下端部をL字形に折り曲げた上下フランジ部172、173より構成され、基板表面部171の戸先側端部に取り付けられた係合片が、室外側中枠30と室内側中枠3に上下方向に所定間隔を有して設けられた係合孔に差し込まれ、基板表面部171の戸尻側端部が戸尻側縦枠13にネジ止め連結され、上下方向に所定間隔を有して配設される。
ガイド装置4は、図2に示すように、引戸6の下面の嵌合溝60に嵌合するガイドローラー41と、ガイドローラー41を、その上面で回転自在に保持するガイドローラー取付部材42より構成されている。
そして、ガイドローラー取付部材42の出入り口側端部がアンカーボルトにて床面に固定される。
そして、ガイドローラー取付部材42の出入り口側端部がアンカーボルトにて床面に固定される。
前後中縦枠3、30は前後方向で対称形に形成されている。
前中縦枠3は、上端部が上枠15の室内側垂直面にネジ止め連結される内面側に位置する補強枠31と、補強枠31の出入り口側の端部から室内側に位置する室内側外側枠36より構成されている。
そして、室内側外側枠36は、出入り口側の端部から室内側に突出し、室内側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する室内側中枠突部32と、室内側中枠突部32の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、室内側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる化粧ボード支持部33と、化粧ボード支持部33の戸尻側縦枠13側の端部からL字形に戸尻側縦枠13方向に突出し、下地桟4・・・の室内側中枠3側の端部の係止片174と係合する係合孔を有する下地桟連結部34より形成され、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
前中縦枠3は、上端部が上枠15の室内側垂直面にネジ止め連結される内面側に位置する補強枠31と、補強枠31の出入り口側の端部から室内側に位置する室内側外側枠36より構成されている。
そして、室内側外側枠36は、出入り口側の端部から室内側に突出し、室内側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する室内側中枠突部32と、室内側中枠突部32の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、室内側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる化粧ボード支持部33と、化粧ボード支持部33の戸尻側縦枠13側の端部からL字形に戸尻側縦枠13方向に突出し、下地桟4・・・の室内側中枠3側の端部の係止片174と係合する係合孔を有する下地桟連結部34より形成され、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
前中縦枠30は、上端部が上枠15の室外側垂直面にネジ止め連結される内面側に位置する補強枠301と、補強枠301の出入り口側の端部から室外側に位置する室外側外側枠306より構成されている。
そして、室外側外側枠306は、出入り口側の端部から室外側に突出し、室外側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する室外側中枠突部302と、室外側中枠突部302の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、室外側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる化粧ボード支持部303と、化粧ボード支持部303の戸尻側縦枠13側の端部からL字形に戸尻側縦枠13方向に突出し、下地桟4・・・の室内側中枠3側の端部の係止片174と係合する係合孔を有する下地桟連結部304より形成され、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
そして、室外側外側枠306は、出入り口側の端部から室外側に突出し、室外側戸袋化粧ボード100の出入口側端部を隠蔽する室外側中枠突部302と、室外側中枠突部302の内面側端部から戸尻側縦枠13方向に突出し、室外側戸袋化粧ボード100が貼り付けられる化粧ボード支持部303と、化粧ボード支持部303の戸尻側縦枠13側の端部からL字形に戸尻側縦枠13方向に突出し、下地桟4・・・の室内側中枠3側の端部の係止片174と係合する係合孔を有する下地桟連結部304より形成され、下端部がベース材16と連結され、床面仕上げ時に下端が床面に埋め込まれて立設される。
前後化粧枠18、19は図2に示すように、前後方向で対称形に形成されている。すなわち、前化粧枠18は、開閉方向の左右端部が前中縦枠3の上端部内面と戸先側縦枠14の上端部前内面間に配設され、後端面181と前記点検パネル上保持突片155間に、点検パネル上嵌入用間隙182が形成される。
一方、後化粧枠19は、開閉方向の左右端部が後中縦枠30の上端部内面と戸先側縦枠14の上端部後側内面間に配設さて、前端面191と前記ランマパネル上保持突片156間に、ランマパネル上嵌入用間隙192が形成される。
一方、後化粧枠19は、開閉方向の左右端部が後中縦枠30の上端部内面と戸先側縦枠14の上端部後側内面間に配設さて、前端面191と前記ランマパネル上保持突片156間に、ランマパネル上嵌入用間隙192が形成される。
点検パネル8とランマパネル80は、前後方向で対称形に形成されている。
点検パネル8には、取り付け状態で引戸6の前面板62と面一に上方に配設される前表面板81と、前表面板81の上部に形成された、前記点検パネル上嵌入用間隙182に下方から嵌入する点検パネル上嵌入部82と、前表面板81の戸先側端部に形成された点検パネル戸先側嵌入部83と、引戸上部に形成された前側凹部700に収容される点検パネル下部突部84が形成されている。
点検パネル8には、取り付け状態で引戸6の前面板62と面一に上方に配設される前表面板81と、前表面板81の上部に形成された、前記点検パネル上嵌入用間隙182に下方から嵌入する点検パネル上嵌入部82と、前表面板81の戸先側端部に形成された点検パネル戸先側嵌入部83と、引戸上部に形成された前側凹部700に収容される点検パネル下部突部84が形成されている。
そして、点検パネル下部突部84に一体化された点検パネル下補強材86には、前間隔保持金具85が設けられている。
前間隔保持金具85は、図8に示すごとく、レール保持材2と連結される前上連結突片851と、点検パネル8の点検パネル下補強材86の前嵌入保持孔87の上方から嵌入する前下連結突片852より逆L字形に形成されている。そして、前表面板81の点検パネル戸先側嵌入部83側で、下補強材86の裏面側に前嵌入保持孔87に対応して上下方向に長い前間隔保持金具連結用長孔88が設けられ、前下連結突片852に前間隔保持金具連結用長孔88に臨む点検パネル連結用螺孔89が設けられている。
すなわち、点検パネル8の戸先側は、レール保持材2の下面に前間隔保持金具85が連結された状態で、前嵌入保持孔87を介して所定範囲で上下動可能で、かつ所望位置で、前間隔保持金具連結用長孔88を介して、点検パネル連結用螺孔89と点検パネル下補強材86をネジ止めすることで、上下動不能に前間隔保持金具85を介してレール保持材2に連結される。
前間隔保持金具85は、図8に示すごとく、レール保持材2と連結される前上連結突片851と、点検パネル8の点検パネル下補強材86の前嵌入保持孔87の上方から嵌入する前下連結突片852より逆L字形に形成されている。そして、前表面板81の点検パネル戸先側嵌入部83側で、下補強材86の裏面側に前嵌入保持孔87に対応して上下方向に長い前間隔保持金具連結用長孔88が設けられ、前下連結突片852に前間隔保持金具連結用長孔88に臨む点検パネル連結用螺孔89が設けられている。
すなわち、点検パネル8の戸先側は、レール保持材2の下面に前間隔保持金具85が連結された状態で、前嵌入保持孔87を介して所定範囲で上下動可能で、かつ所望位置で、前間隔保持金具連結用長孔88を介して、点検パネル連結用螺孔89と点検パネル下補強材86をネジ止めすることで、上下動不能に前間隔保持金具85を介してレール保持材2に連結される。
点検パネル8の戸尻側は、前中縦枠3に上下方向に調節可能にネジ止めされた、前閉塞部材10に前面側よりネジ止めされる。
前閉塞部材10は、点検パネル8と略同じ高さに設定され、前中縦枠3の補強枠31の出入口側面にネジ止めされる上下長孔を有した固定部101と、室内側外側枠36の後面と点検パネル8の前面間に生じる隙間3aを閉塞する閉塞部102と、点検パネル8をネジ止めするための螺孔を有した取付部103で構成される。
前閉塞部材10は、点検パネル8と略同じ高さに設定され、前中縦枠3の補強枠31の出入口側面にネジ止めされる上下長孔を有した固定部101と、室内側外側枠36の後面と点検パネル8の前面間に生じる隙間3aを閉塞する閉塞部102と、点検パネル8をネジ止めするための螺孔を有した取付部103で構成される。
点検パネル8の戸尻側は、固定部101のネジを、室内側外側枠36に設けられた貫通孔から緩めると、前閉塞部材10とともに固定部101の上下長孔分だけ上下方向に高さ調整をすることができる。
一方、ランマパネル80は、取付け状態で引戸6の後面板63と面一に上方に配設される後表面板801と、後表面板801の上部に形成された、前記ランマパネル上嵌入用間隙192に下方から嵌入するランマパネル上嵌入部802と、後表面板801の戸先側端部に形成されたランマパネル戸先側嵌入部803と、引戸上部に形成された後側凹部701に収容されるランマパネル下部突部804が形成されている。
そして、後表面板801の下端部裏面に一体化されたランマパネル下補強材806には、ランマパネル戸先側嵌入部803側に後間隔保持金具860が設けられている。
後間隔保持金具860は、図8に示すように、レール保持材2と連結される後上連結突片861と、ランマパネル下補強材806の後嵌入保持孔807の上方から嵌入する後下連結突片862より逆L字形に形成されている。
後表面板801のランマパネル戸先側嵌入部803側で、下補強材806の裏面側に後嵌入保持孔807に対応して上下方向に長い後間隔保持金具連結用長孔808が設けられ、後下連結突片862に後間隔保持金具連結用長孔808に臨むランマパネル連結用螺孔809が設けられている。すなわち、ランマパネル80の戸先側は、レール保持材2の下面に後間隔保持金具860が連結された状態で、後嵌入保持孔807を介して所定範囲で上下動可能で、かつ所望位置で、後間隔保持金具連結用長孔808を介して、ランマパネル連結用螺孔809とランマパネル下補強材806をネジ止めすることで、上下動不能に後間隔保持金具860を介してレール保持材2に連結される。
後間隔保持金具860は、図8に示すように、レール保持材2と連結される後上連結突片861と、ランマパネル下補強材806の後嵌入保持孔807の上方から嵌入する後下連結突片862より逆L字形に形成されている。
後表面板801のランマパネル戸先側嵌入部803側で、下補強材806の裏面側に後嵌入保持孔807に対応して上下方向に長い後間隔保持金具連結用長孔808が設けられ、後下連結突片862に後間隔保持金具連結用長孔808に臨むランマパネル連結用螺孔809が設けられている。すなわち、ランマパネル80の戸先側は、レール保持材2の下面に後間隔保持金具860が連結された状態で、後嵌入保持孔807を介して所定範囲で上下動可能で、かつ所望位置で、後間隔保持金具連結用長孔808を介して、ランマパネル連結用螺孔809とランマパネル下補強材806をネジ止めすることで、上下動不能に後間隔保持金具860を介してレール保持材2に連結される。
ランマパネル80の戸尻側は、後中縦枠30に上下方向に調節可能にネジ止めされた、後閉塞部材11に前面側よりネジ止めされる。
後閉塞部材11は、ランマパネル80と略同じ高さに設定され、後中縦枠30の補強枠301の出入口側面にネジ止めされる上下長孔を有した固定部111と、室外側外側枠306の前面とランマパネル80の表面間に生じる隙間30aを閉塞する閉塞部112と、ランマパネル80をネジ止めするための螺孔を有した取付部113で構成される。
後閉塞部材11は、ランマパネル80と略同じ高さに設定され、後中縦枠30の補強枠301の出入口側面にネジ止めされる上下長孔を有した固定部111と、室外側外側枠306の前面とランマパネル80の表面間に生じる隙間30aを閉塞する閉塞部112と、ランマパネル80をネジ止めするための螺孔を有した取付部113で構成される。
ランマパネル80の戸尻側は、固定部111のネジを、室外側外側枠306に設けられた貫通孔から緩めると、後閉塞部材11とともに固定部111の上下長孔分だけ上下方向に高さ調整をすることができる。
レール保持材2は、図2に示すように、レール部材5が前側に連結されるレール部材連結壁を有し、戸先側縦枠14と戸尻側縦枠13の上端部間に、高さ調節可能で、水平状態に配設される。
レール部材5は、レール保持材2のほぼ全幅に渡って配設され、図2に示すように、断面略C字形で、レール保持材2よりやや短目のレール補強部材と、レール補強部材の室内側にネジ止め連結される断面略C字形で、レール補強部材とほぼ同長の外側メンバーと、外側メンバーの略3分の2程度の長さのボールリテーナに回転自在に保持されたボールを介して、外側メンバーに摺動自在に保持される、外側メンバーの略3分の1程度の長さの移動側メンバーより構成され、移動側メンバーの前面側には、移動側メンバーと同程度の長さの吊り下げ用金具51が固着されている。
吊り下げ用金具51は、図2に示すように、移動側メンバーの前面側に固着される連結固着部52と、連結固着部52の下端部に連設された前面側が開口するコ字形の吊り下げ支持部53より構成されている。
そして、吊り下げ支持部53の開閉方向側両端部には、前面側が開口する吊り下げボルト挿通孔が形成されている。
そして、吊り下げ支持部53の開閉方向側両端部には、前面側が開口する吊り下げボルト挿通孔が形成されている。
吊り下げ用金具51に吊り下げられる引戸6は、図6に示すように、戸先側に設けられる引戸縦枠65と引戸6の上部に設けられる引戸上枠64と、引戸上枠64の上面に取り付けられる凸部材7と引戸6の下部に設けられる引戸下枠66と、引戸縦枠65と引戸上枠64と引戸下枠66に囲まれた空間に配設されるペーパーハニカムコア67で内部構造材が形成され、該内部構造材の前面と後面を、前面板62、後面板63で覆うことによってパネル形状とされる。
図2、図3、図6、図9に示すように、引戸6の上部には前側凹部700、後側凹部701が形成され、引戸下枠66の下端面の開閉方向に前記ガイドローラー41が嵌合する嵌合溝60が形成され、戸先部には、緩衝部材である上下方向に長い戸当りゴム600が設けられている。
符号300は、引戸6の戸先側端部(引き残し部)で、前後面板62、63に設けられた取手を示している。
そして、引戸6の内部には、施錠装置9が内蔵され、施錠装置9の連動部901には、引戸縦枠65内に上下方向に配設される施錠杆91が連結されている。
符号300は、引戸6の戸先側端部(引き残し部)で、前後面板62、63に設けられた取手を示している。
そして、引戸6の内部には、施錠装置9が内蔵され、施錠装置9の連動部901には、引戸縦枠65内に上下方向に配設される施錠杆91が連結されている。
施錠装置9は、引戸6の前面と後面に設置され施錠装置9と連結するキーシリンダー901、901の動作に連動するものである。
施錠装置9、施錠杆91を用いた引戸の施錠方法は、広く知られた公知技術であるので簡単に説明をする。
施錠装置9、施錠杆91を用いた引戸の施錠方法は、広く知られた公知技術であるので簡単に説明をする。
施錠杆91は、上下方向に長い棒状のものであって、施錠装置9の前部の引戸縦枠65内に突設する連動部901に下端部が連結されて、上部の所定の位置で、引戸縦枠65内を上下摺動可能に支持されている。
そして、開錠状態からキーシリンダー901に鍵が差し込まれ、鍵を回転させると、鍵の回転に連動して、施錠装置9の前部に突設する連動部901が上昇し、連動部901の上昇に合わせて施錠杆91も上昇する。
この時、施錠杆91の上昇端が、施錠杆91より戸尻側であってレール保持材2の所定の位置に設けられた施錠片902より高くなるように設定されており、引戸6を開放させようとしても施錠杆91の上昇端が施錠片902に当接し、引戸6は開放できない。
当然ながら、開錠状態において、施錠杆91上端部は、施錠片902より低くなるように設定されている。
そして、開錠状態からキーシリンダー901に鍵が差し込まれ、鍵を回転させると、鍵の回転に連動して、施錠装置9の前部に突設する連動部901が上昇し、連動部901の上昇に合わせて施錠杆91も上昇する。
この時、施錠杆91の上昇端が、施錠杆91より戸尻側であってレール保持材2の所定の位置に設けられた施錠片902より高くなるように設定されており、引戸6を開放させようとしても施錠杆91の上昇端が施錠片902に当接し、引戸6は開放できない。
当然ながら、開錠状態において、施錠杆91上端部は、施錠片902より低くなるように設定されている。
前側凹部700、後側凹部701は、凸部材7によって形成される。
凸部材7は、引戸上部に立設する開閉方向に長尺で引戸6の厚みより薄く設定される断面下向きコ字状の仕切部72と、仕切部72の下端から前後にそれぞれに突出する前支持突片721と後支持突片722を有し、仕切部72は、戸先側が引戸上枠64より戸先側に突出しており、引戸6の開閉方向(巾方向)と略同一寸法の長さに設定されている。
凸部材7は、引戸上部に立設する開閉方向に長尺で引戸6の厚みより薄く設定される断面下向きコ字状の仕切部72と、仕切部72の下端から前後にそれぞれに突出する前支持突片721と後支持突片722を有し、仕切部72は、戸先側が引戸上枠64より戸先側に突出しており、引戸6の開閉方向(巾方向)と略同一寸法の長さに設定されている。
尚、引戸6の剛性を上げるため、引戸上枠64の戸尻端側に戸尻縦枠を設けることがあるが、この場合、凸部材7の仕切部72は、引戸上枠64より戸尻側にも突出させることになる。
凸部材7の仕切部72の上面には、施錠杆91が挿通する施錠挿通孔723と、吊り下げボルト61、61が貫通する吊り貫通孔724、724が設けられている。
また、凸部材7の前支持突片721上面に、引戸の前面板62の前面板上部折曲部621が被せられ、後支持突片722上面に、引戸の後面板63の後面板上部折曲部631が被せられる。
このようにすることで、引戸上端部は、表面板の折り曲げ部が見えるだけであるから、前後支持突片の端面などが見えることなく見栄えが良い。
このようにすることで、引戸上端部は、表面板の折り曲げ部が見えるだけであるから、前後支持突片の端面などが見えることなく見栄えが良い。
引戸6を吊り下げた状態で、図3に示すように、引戸6の戸尻側が、前後中縦枠3、30の間に位置し、引戸6の戸先側が戸先側縦枠14の閉鎖用凹部148に位置するので、引戸6の巾方向と略同一寸法の長さに設定されている仕切部72が、戸先側縦枠14と前後中縦枠3、30間に形成される出入口開口部全域に位置することになるから、点検パネルやランマパネルの下端に生まれるわずかな隙間からレール部材などの構造体が見えることを防止でき、引戸を挟んだ対面側の光が、他方側に漏れてくることを防止できる。
このように構成された引戸6の上面に、吊り下げボルト61、61が、吊り貫通孔724、724を貫通して、引戸上枠64に設けられた螺孔725、725に螺合される。
吊り下げボルト61、61は、凸部材7ではなく引戸の前後面板間に配設される上枠64と螺合するので、凸部材7は、引戸上枠64の上面に強固に取り付ける必要がないばかりか、高強度を必要としない。したがって、薄板の鋼板や樹脂部材など、コストに応じた材料を用いることができ、コストを抑えることができる。
吊り下げボルト61、61は、凸部材7ではなく引戸の前後面板間に配設される上枠64と螺合するので、凸部材7は、引戸上枠64の上面に強固に取り付ける必要がないばかりか、高強度を必要としない。したがって、薄板の鋼板や樹脂部材など、コストに応じた材料を用いることができ、コストを抑えることができる。
吊り下げボルト61は、螺軸部とボルト頭部よりなり、点検パネル8が取り外された状態の出入口の前側より、吊り下げボルト61、61の螺軸部が、吊り下げ支持部53の吊り下げボルト挿通孔を挿通して、ボルト頭部が吊り下げ用支持部53に保持され、必要に応じて頭部をスパナで回動して引戸6を所定の高さに位置させた後、ボルト保持体65、65が吊り下げ用支持部53に前側より連結されて、レール部材5に吊り下げ用金具51を介して吊り下げられる。
さらに、引戸6を吊り下げた状態で、吊り下げ用金具51の戸先側端部とレール保持材2の戸先側端部間にゼンマイ式の自閉装置(図示せず。)を配設し、レール保持材2と吊り下げ用金具51間にブレーキ装置(図示せず。)を配設し、引戸6の所望の自閉スピードを得る。尚、実施例のゼンマイ式の自閉装置、ブレーキ装置は公知(市販)のものを使用しているので説明は省略する。
本発明は、上記のように構成され、点検パネル8、ランマパネル80が取り外された状態で引戸6が吊り下げられ、すべての調整を終了した後、点検パネル8とランマパネル80が取り付けられる。
引戸6の高さ位置等を調節後、点検パネル8は、点検パネル上嵌入部82が点検パネル上嵌入用間隙182に下方から嵌入された状態で、点検パネル戸先側嵌入部83を戸先側縦枠13の閉鎖用凹部148の前端部側に嵌入させ、点検パネル下部突部84を、引戸6の前側凹部700に収容した後、点検パネル8の戸尻側の正面で、前閉塞部材11にネジにて取り付けられる。そして、点検パネル8を上下動させて、点検パネル8の下面と引戸6の上面の隙間が美麗な状態となる位置に調整する。
次に、引戸6を開放した状態で、点検パネル戸先側嵌入部83側の点検パネル下補強材86の前嵌入保持孔87に嵌入保持された前間隔保持金具85を、レール保持材2の下面に下方からネジ止め連結し、さらに、前間隔保持金具連結用長孔88を介して連結ネジを点検パネル連結用螺孔89にネジ止め固定する。
この状態で、点検パネル8の前表面板81は引戸6の前面板62と上下方向で面一となり、戸先側縦枠14側端部が前間隔保持金具85の剛性によって不用意に前後方向に撓むことがない。
この状態で、点検パネル8の前表面板81は引戸6の前面板62と上下方向で面一となり、戸先側縦枠14側端部が前間隔保持金具85の剛性によって不用意に前後方向に撓むことがない。
さらに、同様にして、ランマパネル80が取り付けられる。
当然ながら、引戸6の凸部材7によって形成される前側凹部700、後側凹部701は、
該凹部に収容される点検パネル8とランマパネル8の下端部の厚みより深く設定され、引戸6に干渉しないため、引戸6の開閉には支障が出ない。
当然ながら、引戸6の凸部材7によって形成される前側凹部700、後側凹部701は、
該凹部に収容される点検パネル8とランマパネル8の下端部の厚みより深く設定され、引戸6に干渉しないため、引戸6の開閉には支障が出ない。
1 引戸枠
11 建物用鉄骨
13 戸尻側縦枠
14 戸先側縦枠
15 上枠
2 レール保持材
3 前中縦枠
30 後中縦枠
6 引戸
62 前面板
63 後面板
64 引戸上枠
65 引戸縦枠
621 前面板上部折曲部
631 後面板上部折曲部
7 凸部材
700 前側凹部
701 後側凹部
72 仕切部
721 前支持突片
722 後支持突片
723 施錠挿通孔
724 吊り貫通孔
724 螺孔
8 点検パネル
81 前表面板
84 点検パネル下部突部
80 ランマパネル
801 後表面板
804 ランマパネル下部突部
9 施錠装置
91 施錠杆
11 建物用鉄骨
13 戸尻側縦枠
14 戸先側縦枠
15 上枠
2 レール保持材
3 前中縦枠
30 後中縦枠
6 引戸
62 前面板
63 後面板
64 引戸上枠
65 引戸縦枠
621 前面板上部折曲部
631 後面板上部折曲部
7 凸部材
700 前側凹部
701 後側凹部
72 仕切部
721 前支持突片
722 後支持突片
723 施錠挿通孔
724 吊り貫通孔
724 螺孔
8 点検パネル
81 前表面板
84 点検パネル下部突部
80 ランマパネル
801 後表面板
804 ランマパネル下部突部
9 施錠装置
91 施錠杆
Claims (3)
- 建物用鉄骨に固定される引戸枠にレール部材が設けられ、レール部材に開閉自在に吊り下げられた引戸の閉鎖状態で、引戸が位置する側を出入口側とし、出入口側は、少なくとも、戸先側縦枠と、前後に所定間隔を有して配設された前後中縦枠と、前後中縦枠と戸先側縦枠の上端部間に配設されるランマパネルと点検パネルより構成され、ランマパネルと点検パネルは、着脱自在で、上下方向に取付け高さ変更可能に構成されると共に、点検パネルの前表面板とランマパネルの後表面板は、閉鎖状態の引戸の前後面板とほぼ面一となる引戸装置において、引戸の前後それぞれの上部に、ランマパネルと点検パネルの下端部を収容するようにした凹部が設けられていることを特徴とする引戸装置。
- 引戸の前後それぞれの上部に設けられた凹部は、引戸を形成する引戸上枠の上面に取り付けられる開閉方向に長尺な凸部材で形成され、少なくとも戸先側が、引戸上枠より戸先側に突出し、該突出部には、引戸に設けられた施錠装置の施錠杆が貫通する貫通孔が設けられているとともに、凸部材の長尺長さは、引戸装置の中縦枠と戸先側縦枠間で形成される出入口開口部巾以上の長さとされることを特徴とする請求項1に記載の引戸装置。
- 凸部材は、引戸の厚みより薄く形成されるとともに引戸上部に立設する仕切部と、仕切部下端から前後にそれぞれに突設する支持突片とを有し、引戸上枠の上面にそれぞれの支持突片の下面が載置するとともに、支持突片の上面に、引戸の前後それぞれの表面を形成する表面板材の上部折曲部が被せられることを特徴とする請求項2に記載の引戸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014082410A JP2015203211A (ja) | 2014-04-14 | 2014-04-14 | 引戸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014082410A JP2015203211A (ja) | 2014-04-14 | 2014-04-14 | 引戸装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015203211A true JP2015203211A (ja) | 2015-11-16 |
Family
ID=54596836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014082410A Pending JP2015203211A (ja) | 2014-04-14 | 2014-04-14 | 引戸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015203211A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5796394U (ja) * | 1980-12-03 | 1982-06-14 | ||
JP2007146490A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 建具用戸首金物 |
JP2011247053A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Nifco Inc | 移動補助装置 |
JP2012241348A (ja) * | 2011-05-16 | 2012-12-10 | Sankyotateyama Inc | 戸 |
JP2013096199A (ja) * | 2011-11-04 | 2013-05-20 | Kurogane Kosakusho Ltd | 吊り戸装置 |
-
2014
- 2014-04-14 JP JP2014082410A patent/JP2015203211A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5796394U (ja) * | 1980-12-03 | 1982-06-14 | ||
JP2007146490A (ja) * | 2005-11-28 | 2007-06-14 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 建具用戸首金物 |
JP2011247053A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Nifco Inc | 移動補助装置 |
JP2012241348A (ja) * | 2011-05-16 | 2012-12-10 | Sankyotateyama Inc | 戸 |
JP2013096199A (ja) * | 2011-11-04 | 2013-05-20 | Kurogane Kosakusho Ltd | 吊り戸装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5841806B2 (ja) | 吊り戸装置 | |
CN210622657U (zh) | 一种室内移门的钢架龙骨墙面 | |
JP2000291180A (ja) | 引き戸式扉の戸袋装置 | |
JP2015203211A (ja) | 引戸装置 | |
JP2008308898A (ja) | 引戸装置 | |
JP2015031099A (ja) | 建物の開口部の改装構造と改装工法 | |
RU155874U1 (ru) | Направляющий профиль | |
RU160967U1 (ru) | Нижний горизонтальный профиль системы роникон 1 | |
KR200440837Y1 (ko) | 도어 프레임 설치용 치공구 | |
RU142648U1 (ru) | Алюминиевый короб invisible | |
JP4252517B2 (ja) | 引き戸装置 | |
JP2023012375A (ja) | スライドパネルの取付構造、カバー部材、及びスライドパネルの設置方法 | |
JP2018071254A (ja) | 浴室出入口用建具の下枠およびその支持構造 | |
JP5665418B2 (ja) | レンジフードの設置方法及び隙間塞ぎ部材 | |
JP2016089364A (ja) | 方立の支持構造と方立 | |
KR20190018872A (ko) | 재단 및 조립이 용이한 입면 분할 창호 | |
JP2018159228A (ja) | アウトセット引戸装置 | |
JP6076637B2 (ja) | 吊り戸装置 | |
JP7448432B2 (ja) | ふかし枠取付構造および建具 | |
JP6370680B2 (ja) | 引戸装置における引き込み装置の設置方法 | |
KR200416345Y1 (ko) | 강화유리문의 상부 힌지조립체 고정구조 | |
JP7260152B2 (ja) | 建具の付け枠構造 | |
JP2000110460A (ja) | 窓シャッタ−の取付構造及び窓シャッタ−ユニット体 | |
JP2024131365A (ja) | 建具及び建具の施工方法 | |
JP2024141503A (ja) | 建具及び建具の施工方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170223 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171016 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171024 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180424 |