JP2015202247A - 超音波診断装置 - Google Patents

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Daisuke Ishizuka
大輔 石塚
玉野 聡
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Abstract

【課題】ワイヤレスプローブに設けられる入力器の機能を検査者等に応じて変更可能な超音波診断装置を提供する。【解決手段】ワイヤレスプローブ10に設けられた認証情報取得部22により、被認証者(検査者等)の認証情報(例えば指紋画像)が取得される。認証情報照合部44は、当該認証情報に基づいて被認証者の認証を行う。認証によりワイヤレスプローブ10を利用する者(或いはそれに密接に関わる者)が特定される。機能設定部46は、被認証者と操作ボタン群20の機能とが対応付けられた機能テーブル42を参照し、認証された被認証者に応じて操作ボタン群20の機能を設定する。これにより、ワイヤレスプローブ10の利用者等に応じて操作ボタン群20の機能がカスタマイズされるので、操作性を高めることが可能になる。【選択図】図1

Description

本発明は、超音波診断装置に関し、特に、1又は複数の入力器が設けられたワイヤレスプローブを備える超音波診断装置に関する。
超音波診断装置は、被検体に対して超音波を送受し、これにより得られた受信信号に基づいて超音波画像を形成する装置である。超音波診断装置は、超音波を送受する超音波プローブを備えている。超音波プローブの1種として、装置本体との間で無線通信を行うワイヤレスプローブが存在する。ワイヤレスプローブには、検査者が動作モードの切り替え等の入力操作を手元で行えるよう、例えば操作ボタン等の入力器が設けられている。
特許文献1には、ワイヤレスプローブに設けられた操作パネルによって測定モードが設定されると、設定された測定モードを含んだ情報が超音波診断装置本体に送信され、超音波診断装置本体も当該測定モードに設定される超音波診断装置が開示されている。
特開2007−275087号公報
ワイヤレスプローブは、操作しやすいように小型軽量であることが望ましい。したがって、ワイヤレスプローブに設けることができる入力器の数が限定されることになる。ワイヤレスプローブに設けられた入力器の機能は、一般に使用頻度が高い機能が割り当てられる。しかし、検査者によって良く利用する機能が異なる場合があり、一般的に使用頻度が高い機能であっても、ある特定の検査者にとっては全く使用しない機能である場合もある。また、被検者によって使用頻度が高い機能が異なることも考えられる。ワイヤレスプローブに設けられた入力器の機能が固定的に設定されていると、検査者にとって、ワイヤレスプローブに設けられた入力器を有効利用することができなくなる場合が生じる。
本発明の目的は、ワイヤレスプローブに設けられる入力器の機能を検査者に応じて変更可能にすることにある。
本発明に係る超音波診断装置は、超音波を送受波するワイヤレスプローブと、前記ワイヤレスプローブとの間で無線通信を行って超音波画像を形成する装置本体と、を含み、前記ワイヤレスプローブは、検査者によって操作される1又は複数の入力器と、前記検査者又は被検者である被認証者についての識別情報を読み取る読取手段と、を含み、更に、前記識別情報に基づいて前記被認証者を認証する認証手段と、前記被認証者が認証された場合に、当該被認証者に応じて、前記1又は複数の入力器の機能を設定する機能設定手段と、を含むものである。
上記構成によれば、1又は複数の入力器を有するワイヤレスプローブと、当該ワイヤレスプローブと無線通信を行って超音波画像を形成する装置本体とを有する超音波診断装置において、ワイヤレスプローブに設けられる読取手段により、検査者又は被検者である被認証者の識別情報(例えば指紋画像)が読み取られる。読み取られた識別情報に基づいて、認証手段により被認証者が認証される。認証手段による認証処理により、ワイヤレスプローブを利用する検査者又は被検者が特定されることになる。そして、機能設定手段は、被認証者に応じて、ワイヤレスプローブの入力器の機能を設定する。つまり、ワイヤレスプローブの入力器の機能は、検査者に応じて変更されることになる。ワイヤレスプローブの入力器の機能を変更可能とすることで、例えば、ワイヤレスプローブの各検査者は、自分にとって使い勝手の良い機能を入力器に割り当てることが可能になる。
ワイヤレスプローブは持ち出されやすいため、使用者が適切な者であるか否かの認証も併せて行われるのが一般的である。当該認証は、検査者等の指紋画像等の識別情報を用いて行われるのが一般的である。上記構成によれば、ワイヤレスプローブの使用者を認証するための認証情報を用いて、認証処理とともに入力器の機能を設定している。これにより、検査者等に余分な手間をかけることなく、入力器の機能を検査者に応じて設定することを可能にしている。
望ましくは、前記被認証者と前記1又は複数の入力器の機能との対応付けを管理するための機能テーブルを含み、前記機能設定手段は前記機能テーブルを参照して、前記入力器の機能を設定する。機能テーブルは予めサービスマン等によって登録されるのが望ましい。例えば、機能テーブルにおいて、被認証者と当該被認証者にとって使用頻度が高い機能とが対応付けられていれば、当該被認証者が認証された場合、当該被認証者にとって使用頻度が高い機能が操作ボタンの機能として設定されることになる。
望ましくは、前記読取手段は、前記被認証者の指紋を読み取って指紋画像を取得する指紋読取手段である。
望ましくは、前記機能設定手段により設定された前記入力器の機能を表示する表示部、をさらに備えることを特徴とする。これにより、検査者は、ワイヤレスプローブの入力器に現在割り当てられている機能を容易に把握することができる。表示部は超音波診断装置本体に設けられても、ワイヤレスプローブに設けられても構わない。
本発明によれば、ワイヤレスプローブに設けられる入力器の機能を検査者又は被検者に応じて変更可能にすることができる。
本実施形態に係る超音波診断装置の構成概略図である。 ワイヤレスプローブの斜視図である。 機能テーブルの例を示す図である。 表示部の表示例を示す図である。 本実施形態に係る超音波診断装置の動作の流れの例を示すフローチャートである。
以下、本発明に係る超音波診断装置の実施形態について説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
図1は、本実施形態に係る超音波診断装置の構成概略図である。本実施形態に係る超音波診断装置は、ワイヤレスプローブ10と装置本体12を含んで構成される。
まず、ワイヤレスプローブ10について説明する。ワイヤレスプローブ10は超音波プローブであり、被検者の体表面上に当接され、超音波を送受波するものである。ワイヤレスプローブ10は、アレイ振動子14、送受信回路16、送受信切替スイッチ18、操作ボタン群20、認証情報取得部22、通信部24、バッテリ26、及び制御部28を含んで構成されている。
アレイ振動子14は、複数の振動素子から構成されている。振動素子に電圧が供給されることで超音波が被検者に対して送信される。また、被検者において反射して帰って来た反射エコーを電気信号に変換する。
送受信回路16は、アレイ振動子14が備える複数の振動素子を励振する複数の送信信号をアレイ振動子14へ送る。また、送受信回路16は、アレイ振動子14が備える複数の振動素子から得られる複数の電気信号を整相加算処理して受信ビーム、すなわち整相加算処理後の受信信号(ビームデータ)を形成する。このように、送受信回路16は、送信ビームフォーマと受信ビームフォーマの機能を備えている。
送受信切替スイッチ18は、アレイ振動子14と送受信回路16の間に設けられ、超音波の送受波に応じて、各振動素子に対する送受信回路16への接続先を切り替える。
操作ボタン群20は、ワイヤレスプローブ10に設けられる入力器である。本実施形態においては、操作ボタン群20に含まれる操作ボタンの数は4つとするが、操作ボタン群20に含まれる操作ボタンの数は任意に変更可能である。ただし、ワイヤレスプローブ10は小型軽量であることが望ましいため、操作ボタンの数は小型軽量化が実現できる範囲において決定される。各操作ボタンには超音波診断装置が有する機能が割り当てられており、操作ボタンが検査者により押下されると、押下された操作ボタンに割り当てられた機能が発揮される。
本実施形態では、操作ボタン群20はプッシュボタンである。しかし、ワイヤレスプローブ10にタッチパネル方式の液晶表示部を設け、液晶表示部上にボタンを表示させこれをプッシュボタンに代えて或いはプッシュボタンと併用して用いてもよい。また、入力器として操作ボタン群20に代えて或いはこれと併用して切替スイッチ等他の入力器を用いるようにしてもよい。
認証情報取得部22は、検査者又は被検者(以後「被認証者」と記載)を認証するための認証情報を取得するものである。認証情報は被認証者を識別する情報である。本実施形態では、認証情報取得部22は指紋読取部であり、被認証者の指紋画像を認証情報として取得する。他の生体情報、例えば、虹彩、指等の血管の形、或いは声紋等を認証情報として取得するようにしてもよい。或いは、被認証者を識別するID等を検査者等に入力させ、これを認証情報としてもよいし、被認証者を識別するバーコードやQRコード(登録商標)等を読み取って得られる情報を認証情報としてもよい。
通信部24は、装置本体12とワイヤレス通信を行うためのものである。通信部24には通信機器が含まれ、これにより電波通信を行う。ワイヤレスプローブ10と装置本体12との間のワイヤレス通信は双方向通信である。ワイヤレスプローブ10からは、送受信回路16により形成された受信信号、操作ボタンが押下されたことを示すボタン押下情報、及び認証情報取得部22が取得した認証情報等が送信される。装置本体12からは、送受信回路16を制御してアレイ振動子14からの受信信号に基づいて整相加算処理をさせるための受信制御信号、或いは送受信回路16を制御してアレイ振動子14に送信信号を送るための送信制御信号等が送信され、通信部24は、これらの情報を受信する。
装置本体12との通信は、ワイヤレスプローブ10と装置本体12との間でマッチング処理を行った上で行う。マッチング処理は、装置本体12が、自身に対応する、或いは自身と通信可能なワイヤレスプローブ10を識別するための処理であり、マッチング処理無しにワイヤレスプローブ10と装置本体12との間の通信(マッチング処理に必要な通信を除く)を行うことができない。マッチング処理は、例えば、ワイヤレスプローブ10を識別する機器ID等がワイヤレスプローブ10から装置本体12に送信され、当該機器IDが装置本体12において登録されている否か判定されることで行われる。これにより、ワイヤレスプローブ10から近い位置に複数の装置本体12が存在する場合であっても、ワイヤレスプローブ10は、混信することなく適切な装置本体12とのみ通信を行うことが可能になる。
認証情報取得部22が取得した認証情報を用いてマッチング処理を行うようにしてもよい。ワイヤレスプローブ10は装置本体12と有線で接続されていないことから、使用が予定されていない者等に持ち出されてしまう虞がある。そのため、医師等の適切な者のみがワイヤレスプローブ10を使用できるようにするのが望ましい。そこで、認証情報取得部22が取得した認証情報を用いてマッチング処理を行うことにより、予め装置本体12に登録された者のみがワイヤレスプローブ10を使用可能(具体的にはワイヤレスプローブ10と装置本体12との間の通信を可能)とすることができる。これは、認証情報取得部22がワイヤレスプローブ10に設けられることで実現される。
また、ワイヤレスプローブ10の機器IDと認証情報取得部22が取得した認証情報とを併せて考慮してマッチング処理を行うようにしてもよい。例えば、ワイヤレスプロープ10のIDが装置本体12において使用可能であるIDであり、且つ、認証情報取得部22により取得された認証情報により特定される者が装置本体12の使用を認められた者である場合に、ワイヤレスプローブ10と装置本体12との間の通信を可能とする。これにより、特定のワイヤレスプローブ10と装置本体12との組み合わせを特定の者のみが使用可能とすることができる。
また、通信部24は、装置本体12に送信するデータをワイヤレス通信に適した形式のディジタルデータに変換する信号変換部を有している。信号変換部では、例えば送受信回路16が形成する受信信号、或いは認証情報取得部22が取得した認証情報等をパケット分割する等の処理を行う。また、装置本体12が受信したパケットの並べ替えや組み立て等の処理も行う。
バッテリ26は、ワイヤレスプローブ10の電源である。バッテリ26は充電可能であることが望ましく、例えばリチウムイオン電池等であってよい。また、制御部28は、中央演算部(CPU)及び動作プログラムで構成され、ワイヤレスプローブ10各部の動作制御を行う。
次に、装置本体12について説明する。装置本体12は、通信部30、画像形成部32、表示処理部34、表示部36、記憶部38、認証情報照合部44、機能設定部46、操作パネル48、及び制御部50を含んで構成されている。
通信部30は、ワイヤレスプローブ10とワイヤレス通信を行うためのものである。ワイヤレスプローブ10の通信部24同様、通信部30にも通信機器が含まれこれによりワイヤレスプローブ10との間でワイヤレス通信を行う。また、通信部30は、送信するデータのパケット分割、或いは受信したパケットの並べ替えや組み立て等の処理を行う信号変換部を含んでいる。
画像形成部32は、例えばデジタルスキャンコンバータ(DSC)であり、送受信回路16が形成した受信信号に基づいて生体イメージとしての超音波画像を形成する。画像形成部32は超音波画像として、例えば2次元の断層画像(Bモード画像)や、血流分布が色相により示される血流画像がBモード画像に重畳されたカラーフローマッピング画像等を形成する。
表示処理部34は、画像形成部32から出力される画像データや、後述の機能設定部44から出力されるデータを表示部36に表示させる処理を行う。
記憶部38は、例えば半導体メモリ、光ディスク、磁気ディスク等の記憶媒体である。記憶部38には認証者データ40及び機能テーブル42が記憶されている。また、記憶部38には、超音波診断装置が有する種々の機能を動作させるためのプログラムや計測演算等の結果等が格納される。
認証者データ40は、被認証者と当該被認証者を識別する認証情報との対応関係が記憶されたデータベースである。本実施形態では、認証情報取得部22が被認証者の指紋画像を認証情報として取得するため、被認証者と当該被認証者の指紋画像との対応関係が認証者データ40として記憶される。これらはテーブルの形で記憶されてもよい。認証情報として他のデータ(虹彩、声紋、ID等)が取得される場合は、これらの情報と被認証者との対応関係が認証者データ40として記憶される。
機能テーブル42は、被認証者と操作ボタン群20に含まれる各操作ボタンの機能との対応関係が記憶されたデータベースである。機能テーブル42において、被認証者に対応付けられた各操作ボタンの機能は、被認証者或いはサービスマン等によって事前に登録される。例えば、被認証者は、超音波診断装置が有する機能から自分が良く使用する機能を4つ選択し、操作パネル48を用いて、選択した4つの機能と4つの操作ボタンとの対応関係を入力する。入力された情報は機能テーブル40のレコードとして追加される。機能テーブル42の詳細については、図3を用いて後述する。
認証情報照合部44は、被認証者の認証処理を行う。当該認証処理により、ワイヤレスプローブ10を使用する検査者等が特定される。認証情報照合部44は、認証情報取得部22が取得した認証情報(本実施形態では被認証者の指紋画像)を通信部24及び30を介して受信する。認証情報照合部44は、認証者データ40を参照し、受信した指紋画像に対応する被認証者を特定する。被認証者が特定できたことをもって被認証者の認証が完了となる。
また、認証情報照合部44は、上述のマッチング処理も行う。認証情報照合部44は、ワイヤレスプローブ10を識別する機器ID等をワイヤレスプローブ10から受信し、記憶部38に記憶されているプローブデータベース(不図示)に当該機器IDが存在すればマッチング完了と判定する。また、上述の通り、認証情報取得部22が取得した認証情報に基づいてマッチング処理を行ってもよい。認証情報照合部44は、ワイヤレスプローブ10から被認証者の指紋画像を受信し、受信した指紋画像に対応する被認証者が認証者データ40に登録されていることをもってマッチング完了と判定してもよい。
機能設定部46は、操作ボタン群20の機能を設定する。機能設定部46は、認証情報照合部44から認証された被認証者の情報(ユーザID等)を取得する。そして、機能テーブル42を参照して、認証された被認証者に対応付けられた機能を操作ボタン群20の機能として設定する。したがって、ワイヤレスプローブ10を使用する検査者、或いはワイヤレスプローブ10により検査される被検者に応じて操作ボタン群20の機能が設定されることになる。操作ボタンの機能は、固定的に設定されるのではなく、ワイヤレスプローブ10の利用者に応じて流動的に変更されることになる。これにより、ワイヤレスプローブ10に設けられた操作ボタン群20に含まれる操作ボタンの数を増やすことなく、操作ボタン群20を様々な被認証者にとって有効利用できるものとすることができる。
被認証者には、検査者のみならず、被検者も含まれている。つまり、被検者に応じて操作ボタン群20の機能を設定することも可能である。これは被検者によって使用頻度の高い機能が異なる場合に対応するものである。
操作パネル48は、各種スイッチやボタン等を有しており、検査者が各種設定や入力を行うための手段である。操作パネル48はタッチパネルであっても良く、表示部36と一体化されていてもよい。
制御部50は、中央演算部(CPU)及び動作プログラムで構成され、装置本体12の各部或いはワイヤレスプローブ10の一部(送受信回路16等)の動作制御を行う。
以上、本実施形態に係るワイヤレスプローブ10及び装置本体12について説明したが、ワイヤレスプローブ10が備える送受信回路16を装置本体12に設けるようにしてもよい。このようにすることで、ワイヤレスプローブ10の回路規模をより小さくすることが可能になり、ワイヤレスプローブ10の小型軽量化やバッテリ26を長持ちさせることが可能にある。一方、送受信回路16が装置本体12に設けられる場合、アレイ振動子14の各振動素子から得られる複数の電気信号がビームフォーミングされていない状態で通信部24から送信されることになる。したがって、通信部24から送信されるデータの量が増えるため、応答性(例えばBモード画像のリアルタイム性)が低下する等の虞がある。また、機能テーブル42や機能設定部46をワイヤレスプローブ10側に設けるようにしてもよい。
本実施形態に係るワイヤレスプローブ10及び装置本体12によれば、被認証者に応じて操作ボタン群20の機能を設定することを可能になる。したがって、検査者を問わず、ワイヤレスプローブ10に設けられた操作ボタン群20を有効利用できるようになる。これにより、検査者は、検査の途中で設定変更のために装置本体12へ戻る必要がなくなり、検査に集中することができる。また、認証情報取得部22が取得した認証情報を用いて、ワイヤレスプローブ10と装置本体12との間の使用前マッチング処理を行うことを前提とすれば、検査者に余分な手間をかけさせずに、マッチング処理において用いた認証情報を流用して被認証者に応じた操作ボタン群20の機能設定を行うことが可能になる。
図2は、ワイヤレスプローブの斜視図である。本実施形態では、ワイヤレスプローブ10表面には4つの操作ボタン20a〜dが設けられている。ワイヤレスプローブ10は検査者が手に持って使用するものであるため、操作ボタン20a〜dは使用中に誤操作されないような位置或いは態様で設けられるのが望ましい。例えば、操作ボタン20a〜dは超音波診断中に手に触れにくい位置に設けるのが望ましい。或いは、操作ボタン20a〜dによりワイヤレスプローブ10表面に凸部が形成されないよう、すなわち、操作ボタン20a〜dの表面とワイヤレスプローブ10表面とが面一となるように操作ボタン20a〜dを設けるのが望ましい。
ワイヤレスプローブ10表面には、認証情報取得部22としての指紋読取部22aが設けられている。被認証者がその指の腹を指紋読取部22aに押し当てて指をスライドさせると指紋読取部22aは被認証者の指紋画像を取得する。また、ワイヤレスプローブ10内部には、通信部24を構成する通信機器24aが設けられている。通信電波が超音波に影響しないよう、或いは超音波が通信電波に影響しないよう、通信機器24aは超音波送受波面60とは反対側の端部に設けられるのが望ましい。
図3は、機能テーブルの例を示す図である。図1及び図2を参照しながら図3を説明する。図3に示される通り、機能テーブル40において、被認証者と操作ボタンの機能とが対応付けられている。なお、図3に示すボタンa〜dは図2に示す操作ボタン20a〜dに対応している。
列70を見ると、被認証者ID「0001」が示す被認証者には、操作ボタン20aの機能として「フリーズ」が、操作ボタン20bの機能として「ゲインUp」が、操作ボタン20cの機能として「ゲインDown」が、操作ボタン20dの機能として「診断モード切替」が、それぞれ対応付けられている。したがって、認証情報照合部44が被認証者ID「0001」が示す被認証者を認証した場合、機能設定部46は、機能テーブル40の列70を参照し、列70に示される各機能を操作ボタン20a〜dの機能として設定する。
列72a及び72bが示す通り、1人の被認証者に複数の機能パターン(複数の操作ボタンの機能の組み合わせ)が対応付けられていてもよい。この場合、認証情報照合部44によって被認証者ID「0003」が示す被認証者が認証された後、当該被認証者は、列72aに示される機能パターンと72bに示される機能パターンのいずれかを選択する。選択の方法としては、例えば、認証直後に操作ボタン20aが押下された場合(認証後に初めて押下された操作ボタンが操作ボタン20aである場合)は列72aに示される機能パターンが操作ボタン20a〜dに設定され、認証直後に操作ボタン20bが押下された場合は列72bに示される機能パターンが操作ボタン20a〜dに設定される等の方法であってよい。
図4は、表示部の表示例を示す図である。図2及び3を参照しながら図4を説明する。表示部36には、Bモード画像80等の他に、操作ボタン20a〜dに現在設定されている機能90を表示する。本実施形態では、同じ操作ボタンであっても被認証者によりその機能が異なることになる。さらに、機能テーブル40において1人の被認証者に複数の機能パターンが対応付けられている場合には同一の被認証者であっても、1つの操作ボタンの機能が異なることがある。したがって、操作ボタン20a〜dに現在どのような機能が設定されているのかが検査者に分かり難くなっている。そこで、表示部36に操作ボタン20a〜dに現在設定されている機能90を表示することで、検査者が容易に操作ボタン20a〜dの機能を把握できるようになっている。
検査者がより直感的に操作ボタン20a〜dに設定されている機能が把握できるよう、実際の操作ボタン20a〜dの配置と同じ配置において現在設定されている機能を表示するようにしてもよい。或いは、操作ボタン20a〜dをそれぞれ異なる色としておき、各操作ボタンの色と同じ色により機能を表示するようにしてもよい。また、操作ボタン20a〜dの機能と同等の機能を発揮する装置本体12の操作パネル48に含まれるボタン等を色分け等して(例えば操作ボタン20a〜dの色に対応した色で)発光させるようにしてもよい。
また、表示部はワイヤレスプローブ10に設けられていてもよい。例えば、ワイヤレスプローブ10に液晶表示記等を設け、そこに操作ボタン20a〜dの機能を表示するようにしてもよい。
図5は、本実施形態に係る超音波診断装置の動作の流れの例を示すフローチャートである。図1を参照しながら図5を説明する。図5は、被認証者が超音波診断を行う検査者である場合の例である。
ステップS10において、認証情報取得部22は、検査者の指紋画像を取得する。認証情報取得部22は、通信部24を介して、取得した指紋画像を装置本体12へ送信する。装置本体12の認証情報照合部44は、認証情報取得部22が取得した指紋画像を受信する。そして、認証者データ40を参照して、受信した指紋画像に対応する検査者を特定する。受信した指紋画像に対応する検査者が特定されると認証完了となる。
ステップS12において、機能設定部46は、認証情報照合部44から認証された検査者を示す情報(ユーザID等)を受け取る。そして、機能特定部46は機能テーブル42を参照し、認証された検査者に対応付けられている機能パターンを確認する。
ステップS14において、機能設定部46は、機能テーブル42において、認証された検査者に対応付けられている機能パターンが複数存在するか否かを判定する。複数存在する場合はステップS16に進み、複数存在しない場合、すなわち認証された検査者には1つの機能パターンが対応付けられている場合はステップS18に進む。
ステップS16において、機能設定部46は、認証された検査者によりいずれかの機能パターンが選択されたか否かを判定する。機能パターンの選択は、上述の通り検査者が操作ボタンを押下すること等によって行う。検査者により機能パターンが選択されるとステップS18に進む。
ステップS18において、機能設定部46は、機能テーブル42において、認証された検査者に対応付けられている機能を操作ボタンの機能として設定する。
ステップS20において、表示処理部34は、機能設定部46から、操作ボタン群20に設定された機能を示す情報を受け取り、操作ボタン群20にどのような機能が設定されているか検査者が容易に把握できるよう、表示部36に操作ボタン群20の機能名を表示する。
10 ワイヤレスプローブ、12 装置本体、14 アレイ振動子、16 送受信回路、18 送受信切替スイッチ、20 操作ボタン群、20a,20b,20c,20d 操作ボタン、22 認証情報取得部、22a 指紋読取部、24,30 通信部、24a 通信機器、26 バッテリ、28,50 制御部、32 画像形成部、34 表示処理部、36 表示部、38 記憶部、40 認証者データ、42 機能テーブル、44 認証情報照合部、46 機能設定部、48 操作パネル、60 超音波送受波面、70,72a,72b 列、80 Bモード画像、90 現在設定されている機能。

Claims (4)

  1. 超音波を送受波するワイヤレスプローブと、前記ワイヤレスプローブとの間で無線通信を行って超音波画像を形成する装置本体と、を含み、
    前記ワイヤレスプローブは、
    検査者によって操作される1又は複数の入力器と、
    前記検査者又は被検者である被認証者についての識別情報を読み取る読取手段と、
    を含み、
    更に、前記識別情報に基づいて前記被認証者を認証する認証手段と、
    前記被認証者が認証された場合に、当該被認証者に応じて、前記1又は複数の入力器の機能を設定する機能設定手段と、
    を含む、ことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 前記被認証者と前記1又は複数の入力器の機能との対応付けを管理するための機能テーブルを含み、
    前記機能設定手段は前記機能テーブルを参照して、前記入力器の機能を設定する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の超音波診断装置。
  3. 前記読取手段は、前記被認証者の指紋を読み取って指紋画像を取得する指紋読取手段である、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の超音波診断装置。
  4. 前記機能設定手段により設定された前記入力器の機能を表示する表示部、
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の超音波診断装置。
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