JP2015202185A - 検出ユニット、アイウエア、及び眼電位検出システム - Google Patents

検出ユニット、アイウエア、及び眼電位検出システム Download PDF

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晋 一戸
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Abstract

【課題】眼電位の検出対象に適した検出ユニットを提供すること。【解決手段】検出ユニットは、アイウエア本体に着脱可能である。検出ユニットは、一対のノーズパッドと、一対のノーズパッドのうちの第1ノーズパッドの表面に設けられ、前記装着者の眼電位を検出する第1電極と、第1ノーズパッドとは異なる位置に設けられ、前記装着者の眼電位を検出する第2電極と、検出ユニットを前記アイウエア本体に取り付けるとともに、前記第1電極及び前記第2電極により検出された眼電位を前記アイウエア本体に出力するコネクタ部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、検出ユニット、アイウエア、及び眼電位検出システムに関する。
眼電位等を計測する装置が知られている(例えば、特許文献1−3参照)。
特許文献1 国際公開第2010/82496号
特許文献2 特昭61−166515号公報
特許文献3 特表2006−525829公報
眼電位等を検出するための電極が、眼電位の検出対象に密着していない場合、眼電位を正確に計測できない場合がある。
第1の態様においては、検出ユニットは、アイウエア本体に着脱可能であり、一対のノーズパッドと、一対のノーズパッドのうちの第1ノーズパッドの表面に設けられ、前記装着者の眼電位を検出する第1電極と、第1ノーズパッドとは異なる位置に設けられ、前記装着者の眼電位を検出する第2電極と、検出ユニットを前記アイウエア本体に取り付けるとともに、前記第1電極及び前記第2電極により検出された眼電位を前記アイウエア本体に出力するコネクタ部とを備える。
第2電極は、前記一対のノーズパッドのうちの第2ノーズパッドの表面に設けられ、前記装着者の眼電位を検出してよい。
装着者の眉間部に当接して、前記装着者の眼電位を検出する第3電極をさらに備えてよい。
一対のノーズパッド、第3電極及び前記コネクタ部は、装着者の顔面に形状に応じて互いに位置決めして設けられてよい。
第2電極は、装着者の眉間部に当接してよい。
検出ユニットのユーザを識別する識別情報を記憶する不揮発性の記憶部をさらに備え、コネクタ部はさらに、前記記憶部に記憶されている前記識別情報を前記アイウエア本体に出力してよい。
第2の態様においては、アイウエアは、上記の検出ユニットと、アイウエア本体とを備える。
第3の態様においては、アイウエアは、上記の検出ユニットと、アイウエア本体とを備え、アイウエア本体は、記憶部に記憶されている前記識別情報を前記検出ユニットから取得して、前記検出ユニットから取得した前記識別情報が、予め定められた識別情報と一致している場合に、前記第1電極及び前記第2電極による前記眼電位の検出を行わせる制御部を有する。
第4の態様においては、眼電位検出システムは、上記の検出ユニットと、アイウエア本体を通じて前記識別情報を受信して、前記アイウエア本体を通じて受信した前記識別情報に基づいて、前記検出ユニットのユーザを識別する眼電位情報処理装置とを備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一実施形態における眼電位情報処理システム10の利用形態の一例を概略的に示す。 メガネ100及びスマートフォン40を模式的に示す。 検出ユニット102を模式的に示す。 検出ユニット102及びブリッジ124の接続構造を模式的に示す断面図である。 スマートフォン40の機能ブロック構成及び処理ユニット180の機能ブロック構成を概略的に示す。 メガネ100が有する眼電位検出用電極とユーザ20との位置関係を概略的に示す。 メガネ本体101において実行される処理を表すフローチャートを示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態における眼電位情報処理システム10の利用形態の一例を概略的に示す。眼電位情報処理システム10は、メガネ100及びスマートフォン40を備える。
ユーザ20は、メガネ100及びスマートフォン40のそれぞれの使用者である。ユーザ20は、メガネ100を装着する装着者である。スマートフォン40は、眼電位等の情報を処理する情報処理装置の一例である。
メガネ100は、ユーザ20の顔部に装着される。メガネ100は、スマートフォン40と通信する機能を有する。メガネ100は、ユーザ20に接触する電極を介してユーザ20の眼電位を検出して、検出した眼電位の情報をスマートフォン40に送信する。また、メガネ100は、メガネ100の加速度を検出して、検出した加速度の情報をスマートフォン40に送信する。また、メガネ100は、メガネ100の角速度を検出して、検出した角速度の情報をスマートフォン40に送信する。
スマートフォン40は、メガネ100から受信した眼電位を解析する。スマートフォン40は、メガネ100から受信した眼電位を、メガネ100から受信した加速度及び角速度の少なくとも一方とともに解析する。スマートフォン40は、眼電位、加速度、角速度等の解析結果に基づいて、ユーザ20に情報を提供する。
例えば、スマートフォン40は、眼電位、加速度及び角速度等を解析して、ユーザ20の状態を特定する。具体的には、スマートフォン40は、眼電位を解析して、ユーザ20の視線方向及び瞬目状態等を特定する。例えば、スマートフォン40は、視線方向及び瞬目状態等に基づき、ユーザ20の状態を判断する。具体的には、スマートフォン40は、視線方向及び瞬目状態等に基づき、ユーザ20に疲れ、痛み等が生じているか否かを判断する。スマートフォン40は、ユーザ20に疲れ、痛み等が生じていると判断した場合に、ユーザ20に警告を発する。例えば、スマートフォン40は、ユーザ20に疲れ、痛み等が生じていると判断した場合に、警告音を発生する。
なお、本実施形態の説明において、図1等に示される直交座標系の座標軸を用いて、各種の方向を特定する場合がある。z軸プラス方向を、ユーザ20の正面に沿う方向に定める。z軸プラス方向は、ユーザ20の顔に装着されているメガネ100の、ユーザ20の顔からメガネ100のフロント部へ向かう方向の加速度である。また、y軸マイナス方向を、鉛直方向、すなわち鉛直下方に定める。x軸、y軸、z軸は、右手系の直交座標系である。説明の都合上、z軸プラス方向を正面方向等と呼ぶ場合がある。また、y軸プラス方向を上方等と呼ぶ場合がある。また、y軸マイナス方向を下方等と呼ぶ場合がある。また、x軸プラス方向を左方等と呼ぶ場合がある。また、x軸マイナス方向を右方等と呼ぶ場合がある。
図2は、メガネ100及びスマートフォン40を模式的に示す。メガネ100は、メガネ本体101及び検出ユニット102を備える。検出ユニット102は、メガネ本体101に装着される。検出ユニット102は、メガネ本体101に着脱可能である。
メガネ本体101は、レンズ110及びフレーム120を備える。メガネ100は、アイウエアの一例である。また、フレーム120及び検出ユニット102は、アイウエアの一例である。
フレーム120は、一対のレンズ110を支持する。フレーム120は、リム122、ブリッジ124、ヨロイ126、テンプル130、モダン132、接地電極154、処理ユニット180及び電源ユニット190を有する。レンズ110、リム122、ヨロイ126、テンプル130、及びモダン132は、それぞれ左右一対に設けられる。フレーム120のうち、リム122、ブリッジ124、及びヨロイ126の部分を、メガネ100のフロント部と呼ぶ。
リム122は、レンズ110を保持する。ヨロイ126は、リム122の外側に設けられテンプル130を可動に保持する。テンプル130は、ユーザ20の耳の上部を押圧して、押圧した部位を挟持する。モダン132は、テンプル130の先端に設けられる。モダン132は、ユーザ20の耳の上部に接触する。
図3は、検出ユニット102を模式的に示す。検出ユニット102は、保持部150、右ノーズパッド141、左ノーズパッド142、第1電極151、第2電極152、第3電極153、第1支持部材155、第2支持部材156を有する。右ノーズパッド141及び左ノーズパッド142は、一対のノーズパッドを形成する。
右ノーズパッド141は、第1支持部材155によって、保持部150に支持される。右ノーズパッド141は、保持部150に対して略位置決めされる。左ノーズパッド142は、第2支持部材156によって、保持部150に支持される。左ノーズパッド142は、保持部150に対して略位置決めされる。
保持部150は、メガネ本体101のブリッジ124に装着されて固定される。保持部150がメガネ本体101のブリッジ124に固定されることにより、検出ユニット102がメガネ本体101に固定され、メガネ100として用いられる。
図4は、検出ユニット102及びブリッジ124の接続構造を模式的に示す断面図である。検出ユニット102は、ブリッジ124に装着される。検出ユニット102は、ブリッジ124に着脱可能である。
保持部150には、コネクタ部170が設けられている。ブリッジ124には、コネクタ部125が設けられている。保持部150に設けられたコネクタ部170が、ブリッジ124に設けられたコネクタ部125に装着されることにより、検出ユニット102がブリッジ124に装着されて、検出ユニット102がブリッジ124に対して固定される。すなわち、検出ユニット102は、メガネ本体101に対して固定される。
保持部150の内部には、メモリ157が設けられる。メモリ157は、ユーザ20を識別する識別情報が記憶する。メモリ157は、検出ユニット102のユーザを識別する識別情報を記憶する不揮発性の記憶部の一例である。
コネクタ部170は、複数の電極部171を有する。複数の電極部171のそれぞれは、第1電極151、第2電極152、第3電極153及びメモリ157のいずれか一つに電気的に接続される。
コネクタ部125は、複数の電極部172を有する。複数の電極部172は、複数の電極部171に対応する位置に設けられる。コネクタ部170がコネクタ部125に装着された場合、複数の電極部172のそれぞれは、複数の電極部171のうちの対応する一つの電極部に接触して、電気的に接続される。このように、検出ユニット102とブリッジ124とは、コネクタ部170及びコネクタ部125を介して電気的に接続される。
メモリ157に記憶されている情報は、電極部171、電極部172及び後述する電線部160を介して、処理ユニット180に伝送される。このように、コネクタ部170は、メモリ157に記憶されている識別情報をメガネ本体101に出力する。
第1電極151は、眼電位を検出する眼電位検出部の一例である。第1電極151は、右ノーズパッド141の表面に設けられる。第1電極151は、右ノーズパッド141が有する表面のうち、ユーザ20がメガネ100を装着した場合にユーザ20の顔に対向する側の表面に設けられる。ユーザ20がメガネ100を装着した場合、第1電極151はユーザ20の皮膚に接触する。例えば、ユーザ20がメガネ100を装着した場合、第1電極151はユーザ20の鼻の右側に接触する。本実施形態において、第1電極151は、主としてユーザ20の右眼の眼電位を検出する。第1電極151で検出された電位は、電極部171、電極部172及び後述する電線部160を通じて、処理ユニット180に伝送される。
第2電極152は、眼電位を検出する眼電位検出部の一例である。第2電極152は、左ノーズパッド142の表面に設けられる。第2電極152は、左ノーズパッド142が有する表面のうち、ユーザ20がメガネ100を装着した場合にユーザ20の顔に対向する側の表面に設けられる。ユーザ20がメガネ100を装着した場合、第2電極152はユーザ20の皮膚に接触する。例えば、ユーザ20がメガネ100を装着した場合、第2電極152はユーザ20の鼻の左側に接触する。本実施形態において、第2電極152は、主としてユーザ20の左眼の眼電位を検出する。第2電極152で検出された電位は、電極部171、電極部172及び後述する電線部160を通じて、処理ユニット180に伝送される。
第3電極153は、眼電位を検出する眼電位検出部の一例である。第3電極153は、保持部150の表面に設けられる。第3電極153は、保持部150の表面のうち、コネクタ部170が設けられた表面とは反対側の表面に設けられる。第3電極153は、保持部150が有する表面のうち、ユーザ20がメガネ100を装着した場合にユーザ20の顔に対向する表面に設けられる。ユーザ20がメガネ100を装着した場合、第3電極153はユーザ20の皮膚に接触する。例えば、ユーザ20がメガネ100を装着した場合、第3電極153はユーザ20の眉間の上部に接触する。本実施形態において、第3電極153で検出される眼電位は、ユーザ20の右眼の眼電位及び左眼の眼電位を測定するための測定用の基準に用いられる。第3電極153で検出された電位は、電極部171、電極部172及び後述する電線部160を通じて、処理ユニット180に伝送される。
なお、メガネ本体101において、接地電極154は、モダン132の表面に設けられる。接地電極154は、例えば右側のモダン132の表面に設けられる。接地電極154は、モダン132が有する表面のうち、ユーザ20がメガネ100を装着した場合にユーザ20の顔に対向する表面に設けられる。ユーザ20がメガネ100を装着した場合、接地電極154はユーザ20の皮膚に接触する。例えば、ユーザ20がメガネ100を装着した場合、接地電極154はユーザ20の右耳の上部に接触する。本実施形態において、接地電極154の電位は、メガネ100が有する電気回路の接地電位を提供する。
処理ユニット180は、左側のテンプル130の内部に設けられる。処理ユニット180には、第1電極151、第2電極152及び第3電極153で検出されたユーザ20の眼電位が入力される。処理ユニット180は、入力された眼電位を処理して、処理された電位をスマートフォン40に送信する。
電源ユニット190は、左側のテンプル130の内部に設けられる。電源ユニット190は、二次電池等の電池を含む。電源ユニット190は、電源ユニット190が含む電池に蓄積された電気エネルギーを、処理ユニット180に供給する。具体的には、電源ユニット190は、電池に蓄積された電気エネルギーから、接地電極154の電位を基準とした直流電力を生成する。電源ユニット190は、電池に蓄積された電気エネルギーから生成した直流電力を、処理ユニット180に供給する。
なお、電源ユニット190は、接地電極154が設けられた側のテンプル130の内部に設けられている。接地電極154の電位は、電源ユニット190から処理ユニット180に供給される直流電力の負側の電位を提供する。また、右側のモダン132には、電源ユニット190を充電するために充電口が形成されている。電源ユニット190が含む電池は、右側のモダン132に設けられた充電口を介して充電される。
以上に説明したように、コネクタ部170は、検出ユニット102をメガネ本体101に取り付けるとともに、第1電極151、第2電極152及び第3電極153により検出された眼電位をメガネ本体101に出力する。なお、検出ユニット102は、眼電位を検出するため電極を2つ有してよい。例えば、検出ユニット102は、第1電極151及び第2電極152を有してよい。また、検出ユニット102は、第1電極151及び第2電極152の任意の一方と、第3電極153とを有してよい。第2電極152は、右ノーズパッド141とは異なる位置に設けられ、ユーザ20の眼電位を検出する電極の一例である。右ノーズパッド141とは異なる位置に設けられ、ユーザ20の眼電位を検出する電極とは、第3電極153であってよい。
右ノーズパッド141、左ノーズパッド142及び第3電極153は、ユーザ20の顔面に形状に応じて互いに位置決めして設けられる。このように、検出ユニット102は、ユーザ20にフィットするように設計できる。例えば、ユーザ20がメガネ100を装着した場合に第1電極151、第2電極152及び第3電極153がユーザ20に十分に接触するように、検出ユニット102が調節されてよい。具体的には、検出ユニット102において、第3電極153のz軸方向の長さ、第3電極153の表面形状、検出ユニット102が有する第1支持部材155及び第2支持部材156のそれぞれの長さや形状、右ノーズパッド141の取り付け角度、左ノーズパッド142の取り付け角度等の複数のパラメータが調節されてよい。
なお、調整済みのパラメータの組み合わせが複数パターン提供されてよい。ユーザ20は自身の眼部、眉間部及び鼻部の形状に適したパラメータを持つ検出ユニット102を選んで購入できてよい。また、検出ユニット102を使用するユーザ毎に、これらのパラメータが個々に調整されてよい。いわゆるオーダーメイドで調節された検出ユニット102が、ユーザ20に提供されてよい。
なお、第3電極153の表面形状は、ユーザ20の眉間部の表面形状に沿う表面形状を有することが好ましい。第3電極153は、ユーザ20の眉間部の表面に沿う曲面形状を有してよい。
メガネ100においては、メガネ本体101に対して検出ユニット102が着脱可能である。そのため、第1電極151、第2電極152及び第3電極153がユーザ20にきちんと接触するような検出ユニット102をユーザ20に提供できる。そのため、眼電位のより正確な検出が可能になる。また、ユーザ20は、所有する複数のメガネ本体の中から好みのメガネ本体を選んで、選んだメガネ本体に検出ユニット102を装着して使用できる。
図5は、スマートフォン40の機能ブロック構成及び処理ユニット180の機能ブロック構成を概略的に示す。処理ユニット180は、処理部200、角速度検出部260、加速度検出部270、送受信部280及び基板部290を含む。処理部200は、検出処理部210及び制御部220を持つ。スマートフォン40は、処理部300、格納部360、UI部370、送受信部380及び電源部390を含む。
処理ユニット180において、処理部200、角速度検出部260、加速度検出部270及び送受信部280は、基板部290に実装される。処理部200は、MPU等のプロセッサで実現される。スマートフォン40の各部は、主として処理部300によって制御される。送受信部280は、スマートフォン40と無線通信する機能を担う。送受信部280は、通信用プロセッサで実現される。例えば、送受信部280は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信機能を有する通信用プロセッサで実現される。
フレーム120の内部には、電線部160が設けられる。電線部160は、第1電極151、第2電極152、第3電極153、接地電極154、メモリ157及び電源ユニット190と、処理ユニット180とを電気的に接続する。電線部160は、電極部171及び電極部172を介して第1電極151と処理ユニット180とを電気的に接続して、第1電極151で検出された眼電位を処理ユニット180に出力する電線と、電極部171及び電極部172を介して第2電極152と処理ユニット180とを電気的に接続して、第2電極152で検出された眼電位を処理ユニット180に出力する電線と、電極部171及び電極部172を介して第3電極153と処理ユニット180とを電気的に接続して、第3電極153で検出された眼電位を処理ユニット180に出力する電線と、電極部171及び電極部172を介してメモリ157と処理ユニット180とを電気的に接続して、処理ユニット180との間でメモリ157対してデータを読み書きするための信号を伝送するに電線と、電源ユニット190から処理ユニット180に電力を供給する電線とを有する。
メガネ100において、処理部200は、ユーザ20の眼電位を取得して、取得した眼電位を処理する。具体的には、検出処理部210は、第1電極151で検出された眼電位である第1眼電位を取得して、取得した第1眼電位を処理する。また、検出処理部210は、第2電極152で検出された眼電位である第2眼電位を取得して、取得した第2眼電位を処理する。また、検出処理部210は、第3電極153で検出された眼電位である第3眼電位を取得して、取得した第3眼電位を処理する。
例えば、検出処理部210は、第3眼電位を基準とした第1眼電位を処理する。本実施形態では、第3眼電位を基準とした第1眼電位を、V1と呼ぶ。検出処理部210は、V1を予め定められた周期でサンプリングして、V1の時系列データを生成する。検出処理部210は、生成したV1の時系列データを、送受信部280に出力する。
また、検出処理部210は、第3眼電位を基準とした第2眼電位を処理する。本実施形態では、第3眼電位を基準とした第2眼電位を、V2と呼ぶ。検出処理部210は、V2を予め定められた周期でサンプリングして、V2の時系列データを生成する。検出処理部210は、生成したV2の時系列データを、送受信部280に出力する。
加速度検出部270は、メガネ100の加速度を検出する。加速度検出部270は、例えば3軸加速度センサである。加速度検出部270は、メガネ100の重心の加速度を検出する。メガネ100がユーザ20に装着されている場合、メガネ100の重心の加速度は、ユーザ20の頭部の加速度に対応する。検出処理部210には、加速度検出部270で検出された加速度が入力される。
角速度検出部260は、メガネ100の角速度を検出する。角速度検出部260は、例えば3軸角速度センサである。検出処理部210には、角速度検出部260で検出された角速度が入力される。
検出処理部210は、加速度検出部270で検出された加速度を取得して、取得した加速度を処理する。検出処理部210は、加速度を予め定められた周期でサンプリングして、時系列の加速度のデータを生成する。検出処理部210は、生成した加速度の時系列データを送受信部280に出力する。送受信部280に出力される加速度データは、3軸の各方向の加速度の時系列データを含む。
検出処理部210は、角速度検出部260で検出された角速度を取得して、取得した角速度を処理する。検出処理部210は、角速度を予め定められた周期でサンプリングして、時系列の角速度のデータを生成する。検出処理部210は、生成した角速度の時系列データを送受信部280に出力する。送受信部280に出力される角速度データは、3軸の各方向の角速度の時系列データを含む。
送受信部280は、検出処理部210から取得したV1の時系列データ、V2の時系列データ、加速度の時系列データ及び角速度の時系列データを、無線信号で送受信部380に送信する。このように、送受信部280は、連続的に検出された眼電位の情報、加速度の情報及び角速度の情報を、スマートフォン40に送信する。
なお、検出処理部210における処理には、入力眼電位、加速度及び角速度の信号を増幅する増幅処理、入力眼電位、加速度及び角速度の信号をデジタル化するデジタル化処理が含まれる。検出処理部210は、入力眼電位、加速度及び角速度のアナログ信号を増幅する増幅回路を有してよい。検出処理部210は、入力眼電位、加速度及び角速度のアナログ信号又は増幅回路で増幅されたアナログ信号をデジタル化するAD変換回路を有してよい。
制御部220は、検出処理部210による眼電位、加速度及び角速度の検出を制御する。また、制御部220は、検出ユニット102と処理ユニット180との間の接続処理を担う。例えば、制御部220は、メモリ157に記憶されている識別情報を検出ユニット102から取得して、検出ユニット102から取得した識別情報が、予め定められた識別情報と一致している場合に、第1電極151、第2電極152及び第3電極153による眼電位の検出を行わせる。具体的には、制御部220は、送受信部280接続が確立されたスマートフォン40から、ユーザ20の識別情報を取得する。そして、メモリ157から取得した識別情報が、スマートフォン40から取得した識別情報と一致している場合に、第1電極151、第2電極152及び第3電極153による眼電位の検出を行わせる。
スマートフォン40において、電源部390は、二次電池等の電池を含む。電源部390は、処理部300、送受信部380及びUI部370を含むスマートフォン40の各部に電力を供給する。
UI部370は、ユーザ20とのユーザインタフェース(UI)を提供する。例えば、UI部370は、タッチパネル、操作キー、音生成装置等を含む。
格納部360は、記憶媒体で実現される。記録媒体としては、揮発性記憶媒体、不揮発性記憶媒体等を例示できる。格納部360は、処理部300の動作に必要な各種のパラメータを格納する。また、格納部360は、処理部300で生成された各種の情報を格納する。
送受信部380は、メガネ100と無線通信する機能を担う。送受信部380は、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信機能を有する通信用プロセッサで実現される。送受信部380と送受信部280とは、Bluetooth(登録商標)規格に従って無線通信を行う。なお、送受信部280と送受信部380との間の通信は、Bluetooth(登録商標)通信に限られない。送受信部280と送受信部380との間の通信は、例えば無線LAN等を含む様々な方式の無線通信で実現され得る。送受信部280と送受信部380との間の通信は、USB等を含む様々な方式の有線通信によって実現され得る。
送受信部380は、メガネ100から送信された眼電位を示す情報を受信する。また、送受信部380は、メガネ100から送信された加速度を示す情報を受信する。また、送受信部380は、メガネ100から送信された角速度を示す情報を受信する。具体的には、送受信部380は、送受信部280から受信した無線信号を受信して、受信した無線信号を復調して、V1の時系列データ、V2の時系列データ、加速度の時系列データ及び角速度の時系列データを含む受信データを生成する。送受信部380は、生成した受信データを、処理部300に出力する。
処理部300は、眼電位取得部310、加速度取得部320、角速度取得部322、及び解析部350を有する。
眼電位取得部310は、ユーザ20に装着された眼電位検出部で検出されたユーザ20の眼電位を取得する。具体的には、眼電位取得部310は、ユーザ20が装着しているメガネ100に設けられた第1電極151、第2電極152及び第3電極153で検出されたユーザ20の眼電位を取得する。より具体的には、眼電位取得部310は、送受信部380から出力された受信データからV1の時系列データ及びV2の時系列データを抽出することにより、メガネ100で検出された眼電位を取得する。
加速度取得部320は、メガネ100で検出された、メガネ100の加速度を取得する。具体的には、加速度取得部320は、送受信部380で受信した情報に基づいて、メガネ100で検出された加速度を取得する。より具体的には、加速度取得部320は、送受信部380から出力された受信データから加速度データを抽出することにより、メガネ100で検出された加速度を取得する。
角速度取得部322は、メガネ100で検出された、メガネ100の角速度を取得する。具体的には、角速度取得部322は、送受信部380で受信した情報に基づいて、メガネ100で検出された角速度を取得する。より具体的には、角速度取得部322は、送受信部380から出力された受信データから角速度データを抽出することにより、メガネ100で検出された角速度を取得する。
解析部350は、眼電位取得部310により取得された眼電位を解析する。具体的には、解析部350は、眼電位取得部310により取得された連続的な眼電位の情報を用いて、複数のタイミングにおけるユーザ20の状態を特定する。例えば、解析部350は、眼電位取得部310により取得された連続的な第1眼電位及び第2眼電位の情報を用いて、複数のタイミングにおけるユーザ20の状態を特定する。ユーザ20の状態としては、ユーザ20の視線方向、瞬目状態等を例示できる。
解析部350は、特定したユーザ20の視線方向を解析して、ユーザ20の状態を特定する。また、解析部350は、第1眼電位又は第2眼電位に基づいて、瞬目の有無を特定する。また、解析部350は、視線方向及びユーザ20の瞬目状態を解析して、ユーザ20の状態を特定する。例えば、解析部350は、ユーザ20の状態として、ユーザ20に疲れ、痛み等が生じているか否かを判断する。解析部350は、ユーザ20に疲れ、痛み等が生じていると判断した場合、UI部370を通じてユーザ20に警告を発する。
また、解析部350は、加速度取得部320により取得された加速度及び角速度取得部322により取得された角速度の少なくとも一方の情報を解析してユーザ20の動きを特定する。例えば、解析部350は、加速度及び角速度の少なくとも一方の情報に基づいて、ユーザ20の体部のランニングフォームを特定する。格納部360は、上述した眼電位の情報の解析結果と、特定したユーザ20の動きを示す情報とを対応づけて、格納部360に格納させる。UI部370は、格納部360に格納されているランニングフォームと視線方向とに基づくトータルのランニング姿勢を表す情報を、映像等によりユーザ20に提示してよい。例えば、UI部370は、ランニングフォームを表すアイコンとともに、ユーザ20の視線方向を示す矢印等のアイコンを、ユーザ20に提示してよい。
なお、格納部360には、スマートフォン40の所有者であるユーザ20を識別する識別情報を格納してよい。処理部300は、送受信部380を制御して、格納部360に格納されている識別情報を、メガネ本体101に送信してよい。例えば、処理部300は、メガネ本体101からの要求に応じて、格納部360に格納されている識別情報を送信する。
なお、処理部300は、メガネ本体101を通じて、メモリ157に格納されている識別情報を、メガネ本体101、送受信部280及び送受信部380を通じて受信してよい。処理部300は、メガネ本体101を通じて受信した識別情報に基づいて、検出ユニット102のユーザ20を識別する。例えば、処理部300は、格納部360に格納している識別情報と、メガネ本体101から取得した識別情報一致した場合に、ユーザ20を認証してよい。処理部300は、ユーザ20を認証したことを条件として、送受信部380から受信した眼電位、加速度及び角速度の各時系列データを処理してよい。また、処理部300は、ユーザ20を認証したことを条件として、送受信部380から受信した眼電位、加速度及び角速度の各時系列データや、解析部350による解析結果を、外部のサーバ等に出力してよい。
図6は、メガネ100が有する眼電位検出用電極とユーザ20との位置関係を概略的に示す。図4には、ユーザ20がメガネ100を装着している場合において、眼電位検出用電極がユーザ20に接触する位置である接触位置が示されている。
第1接触位置451は、第1電極151がユーザ20に接触する位置を表す。第2接触位置452は、第2電極152がユーザ20に接触する位置を表す。第3接触位置453は、第3電極153がユーザ20に接触する位置を表す。
第1接触位置451及び第2接触位置452は、右眼の眼球401の角膜411の中心及び左眼の眼球402の角膜412の中心より、下側に位置する。
第1接触位置451及び第2接触位置452は、第1接触位置451と眼球401との間の距離と、第2接触位置452と眼球402との間の距離とが略等しい位置にあることが望ましい。また、第1接触位置451及び第2接触位置452は、互いに一定の距離以上離間していることが望ましい。
第3接触位置453は、右眼の眼球401の角膜411の中心及び左眼の眼球402の角膜412の中心より、上側に位置する。第3接触位置453の位置は、第3接触位置453と第1接触位置451との間の距離と、第3接触位置453と第2接触位置452との間の距離とが略等しくなる位置にあってよい。第3接触位置453は、第3接触位置453と眼球401との間の距離が、眼球401と第1接触位置451との間の距離より離間し、かつ、第3接触位置453と眼球402との間の距離が、眼球402と第2接触位置452との間の距離より離間する位置にあってよい。
眼球においては、角膜側が正に帯電しており、網膜側が負に帯電している。したがって、ユーザ20の視線方向が上方に変化した場合、第3電極153を基準とした第1電極151の電位であるV1及び第3電極153を基準とした第2電極152の電位であるV2は、ともに低下する。ユーザ20の視線方向が下方に変化した場合、V1及びV2の電位はともに上昇する。ユーザ20の視線方向が右方に変化した場合、V1は低下し、V2は上昇する。ユーザ20の視線方向が左方に変化した場合、V1は上昇し、V2は低下する。解析部350は、V1の変化及びV2の変化に基づいて、視線方向が変化した方向を特定する。
なお、検出処理部210は、V1及びV2を検出することにより、右眼の眼電位及び左眼の眼電位を測定する。そのため、眼電位に加わるノイズの影響を軽減できる。
なお、ユーザ20の頭部を固定したとすると、ユーザ20の視線方向は、眼球401の向き及び眼球402の向きによって定まる。ユーザ20の視線方向は、ユーザ20の頭部の向きによっても変わるから、ユーザ20のグローバルな視線方向は、眼球401の向き、眼球401及びユーザ20の頭部の向きによって定まる。本実施形態の説明において、眼球401の向き及び眼球401の向きによって定まる視線方向のことを、単に視線方向という場合がある。
ここで、ユーザ20の視線方向について説明する。眼球401がxz面内で回転することで角膜411の位置が変化すると、角膜411の位置に応じてV1が変化する。解析部350は、V1の変化量に基づいて、眼球401の回転方向の角度の変化量である角度変化量を特定する。解析部350は、変化前の眼球401の角度と、特定した角度変化量とに基づいて、回転後の眼球401の角度を特定する。このように、解析部350は、V1の時間変化に基づいて眼球401の向きを特定する。
解析部350は、xy面内の角度と同様に、他の面内の回転角度を特定する。例えば、解析部350は、眼球401の角度に関する処理と同様の処理により、眼球402の角度を特定する。具体的には、解析部350は、V2の時間変化に基づいて、眼球402の向きを特定する。
解析部350は、眼球401の向き及び眼球402の向きに基づいて、ユーザ20の視線方向を特定する。例えば、解析部350は、眼球401の向きのベクトルと、眼球402の向きのベクトルとを合成したベクトルが向く方向を、ユーザ20の視線方向として特定してよい。
なお、眼球401の向き及び眼球402の向きは、ユーザ20の視線方向を表す指標の一例である。ユーザ20の視線方向とは、眼球401の向きのベクトル及び眼球402の向きのベクトル等から定まる1つの視線方向であってよい。すなわち、解析部350は、V1及びV2から、当該1つの視線方向を特定してよい。この場合、解析部350は、眼球401の向き及び眼球402の向きを特定することなく、V1の変化量及びV2の変化量に基づく予め定められた演算を行うことで、1つの視線方向を特定してよい。例えば、解析部350は、V1の変化量及びV2の変化量と1つの視線方向の変化量とを対応づける予め定められた演算を行うことで、1つの視線方向を特定してよい。
ここでは視線方向を特定する場合について説明したが、眼球401の向きは、角膜411の位置と言い換えることができる。また、眼球402の向きを、角膜412の位置と言い換えることができる。また、眼球401の向きの変化を、眼球401の眼球運動と言い換えることができる。また、眼球402の向きの変化を、眼球運動と言い換えることができる。すなわち、解析部350は、メガネ100で検出された眼電位に基づき、ユーザ20の眼球運動を特定してよい。
図7は、メガネ本体101において実行される処理を表すフローチャートを示す。本フローチャートで示される処理は、処理部200において、検出ユニット102との接続処理を担うタスクが立ち上がった場合に、開始される。例えば、本フローチャートで示される処理は、検出ユニット102がメガネ本体101に装着された場合に、開始される。
ステップS702において、制御部220は、送受信部280を制御して、スマートフォン40との接続を確立する。続いて、ステップS704において、スマートフォン40からユーザ20の識別情報を取得する。
続いて、ステップS706において、制御部220は、検出ユニット102のメモリ157にアクセスして、メモリ157から識別情報を読み出す。
続いて、ステップS710において、制御部220は、メモリ157から読み出した識別情報と、スマートフォン40から取得した識別情報とが一致しているか否かを判断する。メモリ157から読み出した識別情報と、スマートフォン40から取得した識別情報とが一致していない場合は、本フローチャートの処理を終了する。メモリ157から読み出した識別情報と、スマートフォン40から取得した識別情報とが一致している場合は、ステップS712に処理を移行する。
ステップS712において、制御部220は、検出処理部210を制御して、眼電位、加速度及び角速度の検出を開始させる。また、制御部220は、送受信部280を制御して、検出された眼電位、加速度及び角速度のそれぞれの時系列データのスマートフォン40への送信を開始させる。
続いて、ステップS720において、スマートフォン40との接続状態を判断する。ステップS702で接続を確立したスマートフォン40と接続中である場合は、ステップS720の判断を繰り返す。ステップS702で接続を確立したスマートフォン40との接続が切断された場合は、ステップS730に処理を移行する。ステップS702で接続を確立したスマートフォン40とは異なる他のスマートフォンと接続された場合は、ステップS722に処理を移行する。
ステップS730においては、制御部220は、検出処理部210を制御して、眼電位、加速度及び角速度の検出を停止させる。また、制御部220は、送受信部280を制御して、各時系列データのスマートフォン40への送信を停止させる。続いて、本フローチャートの処理を終了する。
ステップS722においては、制御部220は、検出処理部210を制御して、眼電位、加速度及び角速度の検出を停止させる。また、制御部220は、送受信部280を制御して、各時系列データのスマートフォン40への送信を停止させる。続いて、ステップS724において、制御部220は、他のスマートフォンからユーザ20の識別情報を取得して、ステップS710に処理を移行する。
以上に説明した処理部200の制御によれば、検出ユニット102から取得した識別情報とスマートフォン40とが一致している場合に、検出された眼電位等のデータがスマートフォン40に送信される。そのため、データのセキュリティを高めることができる。
以上に説明した眼電位情報処理システム10においては、V1及びV2を演算する処理は、処理部200が行う。これに代えて、スマートフォン40の解析部350が、V1及びV2を演算する処理を行ってよい。この場合、処理部200は、第1眼電位、第2眼電位及び第3眼電位のそれぞれの時系列データを生成し、送受信部280が第1眼電位、第2眼電位及び第3眼電位のそれぞれの時系列データをスマートフォン40に送信してよい。
また、以上に説明した眼電位情報処理システム10では、解析部350は、V1及びV2を用いて、ユーザ20の視線方向等のユーザ20の状態を特定する。他にも、解析部350は、V1及びV2の任意の線形結合を用いて、ユーザ20の状態を特定してよい。例えば、解析部350は、V1+V2と、V1−V2とを用いて、ユーザ20の状態を特定してよい。また、解析部350は、V1の時間微分と、V2の時間微分とを用いて、ユーザ20の状態を特定してもよい。また、解析部350は、視線方向を特定するための眼電位として、以上に説明したV1及びV2に代えて、接地電極154等の電位等の予め定められた基準電位を基準とした第1眼電位と、接地電極154の電位を基準とした第2眼電位とを適用してよい。
なお、加速度を検出する検出部の機能は、スマートフォン40が有してよい。また、角速度を検出する検出部の機能は、スマートフォン40が有してよい。
上記の説明において、スマートフォン40において処理部300、送受信部380の動作として説明した処理は、処理部300、送受信部380等のプロセッサがプログラムに従ってスマートフォン40が有する各ハードウェアを制御することにより実現される。このように、本実施形態のスマートフォン40に関連して説明した、スマートフォン40の少なくとも一部の処理は、プロセッサがプログラムに従って動作して各ハードウェアを制御することにより、プロセッサ、メモリ等を含む各ハードウェアとプログラムとが協働して動作することにより実現することができる。すなわち、当該処理を、いわゆるコンピュータによって実現することができる。コンピュータは、上述した処理の実行を制御するプログラムをロードして、読み込んだプログラムに従って動作して、当該処理を実行してよい。コンピュータは、当該プログラムを記憶しているコンピュータ読取可能な記録媒体から当該プログラムをロードすることができる。同様に、メガネ100において処理部200、送受信部280の動作として説明した処理は、いわゆるコンピュータによって実現することができる。
眼電位情報処理システム10は、情報処理システムの一例である。スマートフォン40は、眼電位に限らず、種々の情報を処理してよい。また、スマートフォン40は、メガネ100で検出された眼電位等の情報を処理する情報処理装置の一例である。情報処理装置としては、通信機能を有する種々の電子機器であってよい。情報処理装置は、ユーザ20が所持する携帯電話機、携帯情報端末、携帯音楽プレーヤ等の携帯型の電子機器であってよい。
なお、アイウエアの一例としてのメガネ100は、ユーザ20の目の屈折異常を補正したり、ユーザ20の目を保護したり、着飾ったりすること等を目的として利用され得る。しかし、アイウエアはメガネに限定されない。アイウエアは、サングラス、ゴーグル、ヘッドマウントディスプレイなどの顔面装着具または頭部装着具であってよい。アイウエアは、顔面装着具または頭部装着具のフレームまたは当該フレームの一部であってもよい。アイウエアは、ユーザに装着され得る装着具の一例である。装着具は、アイウエア等の眼に関連する装着具に限られない。装着具としては、帽子、ヘルメット、ヘッドフォン、補聴器等の様々な部材を適用できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 眼電位情報処理システム
100 メガネ
20 ユーザ
40 スマートフォン
101 メガネ本体
102 検出ユニット
110 レンズ
120 フレーム
122 リム
124 ブリッジ
125 コネクタ部
126 ヨロイ
130 テンプル
132 モダン
141 右ノーズパッド
142 左ノーズパッド
150 保持部
151 第1電極
152 第2電極
153 第3電極
155 第1支持部材
156 第2支持部材
157 メモリ
154 接地電極
170 コネクタ部
171、172 電極部
160 電線部
180 処理ユニット
190 電源ユニット
200 処理部
210 検出処理部
220 制御部
260 角速度検出部
270 加速度検出部
280 送受信部
290 基板部
300 処理部
310 眼電位取得部
320 加速度取得部
322 角速度取得部
350 解析部
360 格納部
370 UI部
380 送受信部
390 電源部
401、402 眼球
411、412 角膜
451 第1接触位置
452 第2接触位置
453 第3接触位置

Claims (9)

  1. アイウエア本体に着脱可能な検出ユニットであって、
    一対のノーズパッドと、
    前記一対のノーズパッドのうちの第1ノーズパッドの表面に設けられ、装着者の眼電位を検出する第1電極と、
    前記第1ノーズパッドとは異なる位置に設けられ、前記装着者の眼電位を検出する第2電極と、
    前記検出ユニットを前記アイウエア本体に取り付けるとともに、前記第1電極及び前記第2電極により検出された眼電位を前記アイウエア本体に出力するコネクタ部と
    を備える検出ユニット。
  2. 前記第2電極は、前記一対のノーズパッドのうちの第2ノーズパッドの表面に設けられ、前記装着者の眼電位を検出する
    請求項1に記載の検出ユニット。
  3. 前記装着者の眉間部に当接して、前記装着者の眼電位を検出する第3電極
    をさらに備える請求項2に記載の検出ユニット。
  4. 前記一対のノーズパッド、前記第3電極及び前記コネクタ部は、装着者の顔面に形状に応じて互いに位置決めして設けられる
    請求項3に記載の検出ユニット。
  5. 前記第2電極は、前記装着者の眉間部に当接する
    請求項1に記載の検出ユニット。
  6. 前記検出ユニットのユーザを識別する識別情報を記憶する不揮発性の記憶部
    をさらに備え、
    前記コネクタ部はさらに、前記記憶部に記憶されている前記識別情報を前記アイウエア本体に出力する
    請求項1から5のいずれか一項に記載の検出ユニット。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の検出ユニットと、
    前記アイウエア本体と
    を備えるアイウエア。
  8. 請求項6に記載の検出ユニットと、
    前記アイウエア本体と
    を備え、
    前記アイウエア本体は、
    前記記憶部に記憶されている前記識別情報を前記検出ユニットから取得して、前記検出ユニットから取得した前記識別情報が、予め定められた識別情報と一致している場合に、前記第1電極及び前記第2電極による前記眼電位の検出を行わせる制御部
    を有するアイウエア。
  9. 請求項6に記載の検出ユニットと、
    前記アイウエア本体を通じて前記識別情報を受信して、前記アイウエア本体を通じて受信した前記識別情報に基づいて、前記検出ユニットのユーザを識別する眼電位情報処理装置と
    を備える眼電位検出システム。
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