JP2015202164A - 遊技機 - Google Patents

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【課題】1つのモータを用いて発光態様の異なる2種類のライティング演出を行うことができる遊技機を提供する。【解決手段】前面扉3の前面上部に配設された発光演出装置10には3つの発光ユニット11が組み込まれており、それぞれの発光ユニット11は、装飾面30aと光透過部材29を有する球体状のハウジング25と、ハウジング25内に収納された基板33およびリフレクタ31と、基板33の表面に実装されて光を装飾面30aに向けて出射する第1のLED34と、基板33の裏面に実装されて光をリフレクタ31の反射面31aに向けて出射する第2のLED35と、ハウジング25を第1位置と第2位置との間で回転するモータ45等を備えており、第1位置で装飾面30aを正面側に向けた第1装飾演出と、第2位置で光透過部材29を正面側に向けた第2装飾演出とを行うようにした。【選択図】図9

Description

本発明は、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機に係り、特に、機器本体の前面に演出表示用の発光演出装置が配設されている遊技機に関するものである。
パチンコ機に代表される遊技機の中には、遊技盤の遊技領域に可変表示装置や始動入賞口やアタッカー装置等を設け、遊技領域に向けて発射された遊技球が始動入賞口に入賞したことを契機に電子抽選を行い、その抽選結果に基づいて可変表示装置が図柄の変動表示および変動停止を行うようにした機種が数多く存在する。電子抽選の抽選結果には当たりとハズレがあり、抽選結果が当たりの場合には、可変表示装置の表示画面に特定の図柄が表示され、通常モードから特別遊技モードへと移行する。この特別遊技モードでは、アタッカー装置の開閉扉が開放動作して大入賞口を露呈させるので、露呈した大入賞口に遊技球が入りやすくなって遊技者は多くの賞球を獲得できるようになる。
この種のパチンコ機において、遊技領域の上側や下側に複数のライトを備えた発光演出装置を配設し、電子抽選の抽選結果に基づいて可変表示装置の表示画面上で所定の図柄変動表示を行いつつ、発光演出装置の各ライトを点灯動作させて大当たりを周囲に報知するようにした機種が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された発光演出装置は、複数のライトを保持する保持部材と、保持部材に取り付けられたLED基板および第1モータと、保持部材を内包するケーシングと、ケーシングに取り付けられた第2モータ等を備えており、ケーシングは遊技機の本体前面に取り付けられている。ライトは、保持部材に回転可能に軸支されたギア部と、ギア部に一体化されたレンズ枠と、レンズ枠に保持されたレンズとからなり、LED基板に実装された複数のLEDの光が各ライトのレンズに向けて照射されるようになっている。各ライトのギア部はピニオンを介して互いに噛合しており、これらギア部の1つに第1モータの回転軸を取着することにより、全てのライトは第1モータを駆動源として同時に回転動作される。また、第2モータの回転軸と保持部材の側端面との間には歯車列を介設することにより、保持部材は第2モータを駆動源として回転動作される。
このような発光演出装置を備えたパチンコ機では、各LEDを発光させた状態で第1モータを駆動すると、全てのライトのギア部が同じ速度で同期回転するため、LEDの光が回転するライトのレンズを通って遊技機の前方へ照射される。その際、レンズの光軸がギア部の回転中心軸に対して所定の角度だけ傾斜するように設定されているため、遊技者からはレンズから出射される光が回転しているように見える。また、各LEDを発光させた状態で第2モータを駆動すると、保持部材が水平方向に延びる中心軸回りに回転するため、保持部材に保持された各ライトの向きが上下方向に一斉に変化し、遊技者からはレンズから出射される光が上下に移動しているように見える。
したがって、例えば電子抽選の抽選結果が大当たりの場合に、各LEDを発光させながら第1モータと第2モータを同時に駆動することにより、発光演出装置の各ライトから出射される光の出射方向を3次元(上下方向と回転方向)に変更することができ、かかる発光演出によって大当たり状態となったことを遊技者だけでなく周囲に報知することができる。ここで第1モータと第2モータはいずれか一方を単独で駆動しても良く、例えば第1モータを停止したまま第2モータだけを駆動することにより、発光演出装置から出射される光を遊技者に対して上下方向に移動するように見せることができ、あるいは、第2モータを停止したまま第1モータだけを駆動することにより、発光演出装置から出射される光を遊技者に対して回転するように見せることができる。
特開2008−228801号公報
特許文献1に開示された従来のパチンコ機(遊技機)では、第1モータと第2モータを同時または個別に駆動することにより、発光演出装置から出射される光の出射方向を回転方向や上下方向に変化させることができるが、第1モータと第2モータという2つの駆動源を必要とするため、構造が複雑化してコストアップにもなるという問題がある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、1つのモータを用いて発光態様の異なる2種類のライティング演出を行うことができる遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の遊技機は、光透過部を有する中空構造のハウジングと、このハウジングの前記光透過部と異なる部位に設けられた光透過性の装飾面と、前記ハウジングの内部に配設されて前記装飾面の背面側に対向する基板と、この基板の表面に実装された第1の光源と、前記基板の裏面に実装された第2の光源と、前記ハウジングの内部に配設されて前記基板の背面側に対向するリフレクタと、モータを駆動源として前記ハウジングを第1位置と第2位置との間で回転させる駆動手段とを備え、前記第1位置で前記装飾面を正面側に向けた姿勢で前記第1の光源を点灯させることにより、該第1の光源の光が前記装飾面を透過して前方に照射される第1装飾演出と、前記ハウジングを前記第2位置まで回転して前記光透過部を正面側に向けた姿勢で前記第2の光源を点灯させることにより、該第2の光源の光が前記リフレクタで反射した後に前記ハウジングを透過して前方に照射される第2装飾演出と、を選択的に行うようにした。
このように構成された遊技機では、通常、ハウジングは装飾面を正面側に向けた姿勢で第1位置に保持されており、第1の光源と第2の光源は非動作状態となっていて消灯している。そして、大当たりの期待度が高いスーパーリーチ時などに、基板の表面に実装された第1の光源を点灯動作させて光を放射させると、その光がそのまま装飾面を透過して遊技機の前方に照射されるため、装飾面から出射される第1の光源の直接光を遊技者が見るという第1装飾演出が行われる。また、モータを駆動してハウジングを第1位置から第2位置まで回転することにより、それまで正面側を向いていた装飾面の代わりに光透過部が露出し、この第2位置で基板の裏面に実装された第2の光源を点灯動作させて光を放射させると、その光がリフレクタの反射面で反射した後に光透過部を透過して前方に照射されるため、ハウジングの光透過部から出射される第2の光源の反射光を遊技者が見るという第2装飾演出が行われる。このように1つのモータを駆動源としてハウジングを第1位置と第2位置との間で回転することにより、装飾面を正面側に向けてライティング演出する第1装飾演出と、装飾面の代わりに光透過部を正面側に向けて別のライティング演出する第2装飾演出とが瞬時に切り替わるため、それまで装飾面を見せて光っていたハウジングが突然向きを変えて別の形態で光り出すという極めてインパクトの高い報知演出を実現することができる。
上記の構成において、装飾面を含めたハウジング全体が球体状に形成されていると共に、リフレクタが半円錐状の反射面を有しており、この反射面の頂部を中心とする半円弧上に第2の光源が所定間隔を存して複数配列されていると、第2装飾演出時に複数の第2の光源を順次点灯させることにより、パトランプ等と呼称される発光灯に類似したライティング演出を行うことができる。
また、上記の構成において、駆動手段が搭載された支持部材にハウジングを回転可能に支持して1組の発光ユニットとなし、複数組の発光ユニットを各ハウジングの回転中心軸が同一線上に配置されるようにベース部材内に並設すると、複数のハウジングを一列に並べた状態で機器本体前面の所定位置に配設することができると共に、全ての発光ユニットを同時または順番に動作させて第1装飾演出と第2装飾演出を行うことができる。
本発明の遊技機は、1つのモータを用いて発光態様の異なる2種類のライティング演出を行うことができる。
本発明の実施形態例に係るパチンコ機の正面図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 該パチンコ機に備えられる発光演出装置の斜視図である。 該発光演出装置の動作状態を示す斜視図である。 該発光演出装置の分解斜視図である。 該発光演出装置に備えられる1組の発光ユニットを示す斜視図である。 該発光ユニットの分解斜視図である。 該発光ユニットに備えられるハウジングの正面図である。 図8のA−A線に沿う断面図である。 該発光ユニットの駆動機構を示す説明図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1と図2に示すように、本発明の実施形態例に係る遊技機(パチンコ機)は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた本体枠2と、本体枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられた前面扉3等を備えており、前面扉3にはガラスやプラスチック等からなる透明板4が取り付けられている。
本体枠2の上部内側には遊技盤(図示省略)が収納されており、この遊技盤の盤面(前面)は透明板4を透して外部から目視可能となっている。詳細な説明は省略するが、遊技盤はガイドレール等によって区画形成された遊技領域を有しており、この遊技領域に可変表示装置や始動入賞口、一般入賞口、アタッカー装置、遊技釘、風車、アウト口等が設けられている。なお、遊技領域に向けて発射された遊技球が始動入賞口に入賞すると、これを契機に電子抽選が行われ、その抽選結果に基づいて可変表示装置が図柄の変動表示および変動停止を行うようになっている。
前面扉3の前面下部には、本体枠2の裏面側に配設された賞球払出装置5から払い出された遊技球を収容する上段受皿6と、上段受皿6から排出された遊技球を収容する下段受皿7と、遊技者による押下および回転操作が可能な演出操作ユニット8が設けられており、下段受皿7の斜め右下方には遊技領域に向かう遊技球の発射強度を調整するための操作ハンドル9が配設されている。また、前面扉3の前面上部には発光演出装置10が配設されており、詳細については後述するが、この発光演出装置10は3つの発光ユニット11を備えている。
図2に示すように、本体枠2の裏面側には、遊技に関する主要な処理を行う主制御処理部12と、主制御処理部12からの指令を受けて前述した可変表示装置や発光演出装置10等の各種装置を制御する副制御処理部13と、前述した賞球払出装置5と、主制御処理部12からの指令を受けて賞球払出装置5を制御する払出制御処理部14と、操作ハンドル9の回動操作量に応じて図示せぬ発射装置の作動を制御する発射制御処理部15と、賞球数や大当たり回数等の各種情報を遊技場のホールコンピュータに出力する外部端子基板16等が設けられている。主制御処理部12は、CPU(Central Processing Unit)と、予め定められた制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、生成された処理情報の一時記憶および記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等が実装された制御基板(メイン基板)とを備えており、このCPUがROMに格納された各種プログラムやデータを読み込んで実行することにより、遊技に関する主要な処理が行われる。
発光演出装置10は前述した電子抽選の結果を発光ユニット11の動きや後述する第1および第2の光源の点灯動作によって遊技者に示唆することができる装置であり、この発光演出装置10によるライティング演出は主制御処理部12が動作を決定し、決定した動作に基づいて副制御処理部13に制御信号を送ることにより実行される。副制御処理部13は、主制御処理部12から送られた制御信号に基づいて第1および第2の光源と後述するモータにそれぞれ駆動信号を出力し、それによって発光ユニット11が第1装飾演出と第2装飾演出を行うようになっている。以下、この発光演出装置10の構造と動作について図3〜図10を参照しながら詳細に説明する。
図3〜図5に示すように、この発光演出装置10は、横一列に並べられた3つの発光ユニット11と、各発光ユニット11の後部上面を覆う上カバー17と、各発光ユニット11の背面を覆う裏カバー18と、各発光ユニット11の左右両側を覆う一対のサイドカバー19と、各発光ユニット11の前面と下面を覆う透明カバー20等を備えており、これら各カバー17,18,19,20は連結板21を介して一体化されてベース部材50を構成している。
上カバー17の前端部には上側に膨らんだ3つの湾曲部17aが横並びに一体形成されており、これら湾曲部17aには左から順に「1」,「2」,「3」の装飾数字が施されている。裏カバー18には回路基板22が固定されており、この回路基板22には3つのフォトインタラプタ23と複数のコネクタ24等が実装されている。透明カバー20には前側に膨らんだ3つの湾曲面20aが横並びに一体形成されており、これら湾曲面20aの上端は上カバー17の対応する湾曲部17aに連結されている。これによって発光ユニット11に遊技者等の手を触れることができないようになっており、発光ユニット11は透明カバー20の湾曲面20aを透して外部から目視可能となっている。なお、各湾曲面20aの間に位置する帯状部20bにはサイドカバー19と同様の装飾が施されており、図4と図5において帯状部20bを除く透明カバー20は図示省略されている。
発光ユニット11は、前述した第1および第2の光源等を内蔵する球体状のハウジング25と、このハウジング25を回転可能に支持する支持部材26と、この支持部材26に搭載されたハウジング25の駆動機構等によって主に構成されており、この駆動機構は前述したモータ等を含んでいる。なお、3つの発光ユニット11は基本的な構成を同じくするため、以下、ベース部材50の真ん中に位置する発光ユニット11について説明し、左右両側の発光ユニット11については重複説明を省略する。
図6〜図9に示すように、ハウジング25は、前面と下部を開放した可動本体27と、この可動本体27の前端に接合された半リング状の装飾環28と、これら可動本体27と装飾環28の下端に接合された湾曲形状の光透過部材29と、装飾環28と光透過部材29の前端に接合された円椀状の装飾部材30とによって構成されており、これら可動本体27と装飾環28と光透過部材29および装飾部材30はスナップ結合により一体化されている。
可動本体27の内周面にはリフレクタ31がネジ止め等の固定手段を用いて取り付けられており、このリフレクタ31には可動本体27の下側周縁部からハウジング25の中心方向に向かって半円錐状に湾曲する反射面31aが形成されている。反射面31aの頂部は平坦な受面31bとなっており、この受面31bに当接する仕切板32が装飾環28と光透過部材29の前端内周縁に係止されている。仕切板32にはリフレクタ31の反射面31aに対向する貫通孔32aが形成されており、この貫通孔32aは反射面31aの頂部を中心とする仮想円に沿って半円弧状に延びている。
仕切板32の前面には基板33が取り付けられており、この基板33の表面(前面)には複数の第1のLED34が実装され、基板33の裏面には仕切板32の貫通孔32aに対向する複数の第2のLED35が実装されている。第1のLED34は前述した第1の光源に相当する素子であり、本実施形態例の場合、5個の第1のLED34が円周方向に等間隔を保って配列されている。第2のLED35は前述した第2の光源に相当する素子であり、本実施形態例の場合、8個の第2のLED35が反射面31aの頂部を中心とする半円弧上に所定間隔を存して配列されている。なお、基板33と回路基板22上のコネクタ24に図示せぬワイヤーハーネスの両端が接続されており、このワイヤーハーネスを介して第1および第2のLED34,35に電力が供給されるようになっている。
基板33の前方には円盤状の導光板36が配設されており、この導光板36の周縁部は基板33と装飾部材30の後部内周縁との間に係止されている。導光板36には複数(本実施形態例では5つ)のレンズ部36aが形成されており、これらレンズ部36aの後方にそれぞれ第1のLED34が位置している。
装飾部材30は光透過性樹脂からなる成形品であり、その外周部を除く大部分が装飾面30aとなっている。3つの発光ユニット11に備えられる各装飾部材30の装飾面30aには、上カバー17の湾曲部17aに施された装飾数字に対応して左から順に「1」,「2」,「3」の装飾数字30bが形成されており、この装飾数字30bと装飾部材30の外周部には遮光性の樹脂メッキが施されている。
図8に示すように、このように球体状に構成されたハウジング25の相対向する外周面には円筒キャップ37と回転リング38が固定されており、これら円筒キャップ37と回転リング38を通る直線Pがハウジング25の回転中心軸となっている。回転リング38は小径部と大径部を積層した段付き構造となっており、この大径部の外周にギア38aが刻設されている。
支持部材26は、ハウジング25を挟んで対向する左右一対の側板39,40と、両側板39,40の後端部を連結する支持本体41とによって構成されており、これら側板39,40と支持本体41はネジ止め等の固定手段を用いて一体化されている。
両側板39,40にはそれぞれ軸孔39a,40aが設けられており、一方の軸孔39aに円筒キャップ37を挿入すると共に、他方の軸孔40aに回転リング38の小径部を挿入することにより、ハウジング25は支持部材26の両側板39,40に回転可能に支持されている。図3と図4に示すように、3つの発光ユニット11は各ハウジング25の回転中心軸Pが一直線となるように横一列に配置されており、常態では、各ハウジング25はそれぞれの装飾部材30を正面に向けた姿勢で停止している。
側板40には駆動ギア42とそれに噛合する2つのアイドルギア43,44が軸支されており、アイドルギア44は回転リング38のギア38aと噛合している。また、支持本体41にはモータ45が取り付けられており、このモータ45の出力軸45aに駆動ギア42が固着されている。これによりモータ45の回転が駆動ギア42とアイドルギア43,44および回転リング38を介してハウジング25に伝達され、このモータ45から回転リング38に至る動力伝達機構がハウジング25を第1位置と第2位置との間で回転させる駆動手段に相当する。なお、駆動ギア42には回路基板22上のフォトインタラプタ23に向かって突出する遮光板42aが設けられており、駆動ギア42の回転に伴って遮光板42aがフォトインタラプタ23の光路を断続することにより、その検知信号に基づいてハウジング25の原点位置が検出されるようになっている。
このように構成された遊技機(パチンコ機)において、通常、発光演出装置10は各発光ユニット11の第1および第2のLED34,35とモータ45に通電されない非動作状態となっており、図1と図3に示すように、各発光ユニット11のハウジング25は装飾部材30の装飾面30aを正面側に向けた第1位置で停止している。
図10(A)はハウジング25が第1位置に保持された状態を示しており、この状態で各第1のLED34を点灯動作させて光を放射させると、その光が導光板36のレンズ部36aと装飾部材30の装飾面30aを透過して遊技機の前方に照射されるため、この場合は、装飾面30aから出射される第1のLED34の直接光を遊技者が見るという第1装飾演出が行われる。
ハウジング25が第1位置にあるときにモータ45を駆動させると、図10(A)の矢印で示すように、モータ45の回転が駆動ギア42とアイドルギア43,44および回転リング38を介してハウジング25に伝達されるため、図10(B)に示すように、ハウジング25が回転中心軸Pを中心に時計方向へ約90度回転して第2位置で停止する。その結果、装飾面30aの代わりに光透過部材29が正面側を向いた状態となり、この状態で各第2のLED35を点灯動作させて光を放射させると、その光が仕切板32の貫通孔32aを通過してリフレクタ31の反射面31aで反射した後、光透過部材29を透過して遊技機の前方に照射される。その際、1つまたは隣接する複数の第2のLED35を円周方向に沿って順に点灯動作させると、照射光を周囲に旋回させながら光の照射を行うという発光灯(パトランプ)に類似したライティング演出を行うことができ、この場合は、光透過部材29から出射される第2のLED34の反射光を遊技者が見るという第2装飾演出が行われる。
したがって、例えば電子抽選の抽選結果が大当たりの場合に、各発光ユニット11のハウジング25を第1位置に停止させた状態で、左側に位置する発光ユニット11から順に第1のLED34を点灯動作させて第1装飾演出を行った後、全ての発光ユニット11に備えられるモータ45を同時に動作して各ハウジングを第2位置へ回転させると共に、第2のLED35を点灯動作させて第2装飾演出を行うことにより、第1装飾演出から第2装飾演出へと瞬時に切り換えることができ、遊技者だけでなく周囲にいる人の目を奪う派手でインパクトの高いライティング演出を行うことができる。
なお、第1装飾演出と第2装飾演出における照射光の発光態様は上記に限定されず、例えば各発光ユニット11の装飾面30aを順番でなく同時に光らせるという第1装飾演出を行ったり、ハウジング25に内蔵された複数の第2のLED35を同時に点灯動作させてフラッシュに類似した第2装飾演出を行う等、第1のLED34や第2のLED35の点灯動作を制御することで多種多様なライティング演出を行うことができる。また、第1装飾演出から第2装飾演出へ瞬時に変化するというライティング演出だけでなく、第2装飾演出を行わずに第1装飾演出だけを行うようにしても良く、例えば第2のLED35を消灯したままモータ45を微小回転させてハウジング25を小刻みに揺らした状態で、各発光ユニット11の装飾面30aを光らせて第1装飾演出だけを行う等、遊技者に大当たりの期待感を抱かせるようなライティング演出を行うことも可能である。
このように1つのモータ45を駆動源としてハウジング25を第1位置と第2位置との間で回転することにより、装飾面30aを正面側に向けてライティング演出する第1装飾演出と、装飾面30aの代わりに光透過部材29を正面側に向けて別のライティング演出する第2装飾演出とが瞬時に切り替わるため、それまで装飾面30aを見せて光っていたハウジング25が突然向きを変えて別の形態で光り出すという極めてインパクトの高い報知演出を実現することができる。
以上説明したように、本実施形態例に係る遊技機(パチンコ機)では、光透過部材(光透過部)29を有する中空構造のハウジング25と、このハウジング25の光透過部材29と異なる部位に設けられた光透過性の装飾部材30と、ハウジング25の内部に配設されて装飾部材30の装飾面30aの背面側に対向する基板33と、この基板33の表面に実装された第1のLED34と、基板33の裏面に実装された第2のLED35と、ハウジング25の内部に配設されて基板33の背面側に対向するリフレクタ31と、モータ45を駆動源としてハウジング25を第1位置と第2位置との間で回転させる動力伝達機構(駆動手段)とを備えており、通常、ハウジング25は装飾面30aを正面側に向けた姿勢で第1位置に保持されており、第1のLED34と第2のLED35は非動作状態となっていて消灯している。
そして、大当たりの期待度が高いスーパーリーチ時などに、基板33の表面に実装された第1のLED34を点灯動作させて光を放射させると、その光がそのまま装飾部材30の装飾面30aを透過して遊技機の前方に照射されるため、装飾面30aから出射される第1のLED34の直接光を遊技者が見るという第1装飾演出が行われる。また、モータ45を駆動してハウジング25を第1位置から第2位置まで回転することにより、それまで正面側を向いていた装飾面30aの代わりに光透過部材29が露出し、この第2位置で基板33の裏面に実装された第2のLED35を点灯動作させて光を放射させると、その光がリフレクタ31の反射面31aで反射して方向変換した後に光透過部材29を透過して前方に照射されるため、光透過部材29から出射される第2のLED35の反射光を遊技者が見るという第2装飾演出が行われる。
このように1つのモータ45を駆動源としてハウジング25を第1位置と第2位置との間で回転することにより、ハウジング25の装飾面30aを正面側に向けてライティング演出する第1装飾演出と、装飾面30aの代わりに光透過部材29を正面側に向けて別のライティング演出する第2装飾演出とが瞬時に切り替わるため、それまで装飾面30aを見せて光っていたハウジング25が突然向きを変えて別の形態で光り出すという極めてインパクトの高い報知演出を実現することができる。
また、装飾面30aや光透過部材29を含めたハウジング25全体が球体状に形成されていると共に、リフレクタ31が半円錐状の反射面31aを有しており、この反射面31aの頂部を中心とする半円弧上に第2のLED35が所定間隔を存して複数配列されているため、第2装飾演出時に複数の第2のLED35を円周方向に沿って順次点灯させることにより、パトランプ等と呼称される発光灯に類似したライティング演出を行うことができる。
また、モータ45を駆動源とする駆動手段が搭載された支持部材26にハウジング25を回転可能に支持して1組の発光ユニット11となし、複数組の発光ユニット11をそれぞれのハウジング25の回転中心軸Pが同一線上に配置されるようにベース部材50内に並設したので、複数のハウジング25を横一列に並べた状態で前面扉3の前面に配設することができると共に、全ての発光ユニット11を同時または順番に動作させて第1装飾演出と第2装飾演出を行うことができる。
しかも、大当たりの期待度や大当たりの種別(通常当たりや確変当たり)等に応じて、第1および第2のLED34,35の点滅動作やモータ45の駆動を適宜制御することにより、例えば賑やかし予告時に第2装飾演出へ移行せずに第1装飾演出だけを行ったり、ハウジング25を小刻みに振動させながら第1装飾演出を行う等、ライティング演出のバリエーションを増やすことができる。
なお、上記実施形態例では、前面扉3の前面上部に配設した発光演出装置10に複数組の発光ユニット11を横一列に組み込んだ場合について説明したが、発光演出装置10の配置場所や発光ユニット11の配列方向等は任意に設定可能であり、例えば、前面扉3の前面側部に配設した発光演出装置に複数組の発光ユニットを縦方向に一列に組み込むようにしても良い。
また、上記実施形態例では、基板33の背面側に配設されたリフレクタ31に半円錐状の反射面31aを形成し、ハウジング25を第1位置から第2位置まで約90度回転させたときに、第2のLED35の光を反射面31aに反射させて光透過部材29の方向へ方向変換するようにしているが、ハウジング25を第1位置と第2位置の間に回転する角度は90度よりも少なくても良く、その場合、反射面31aの傾斜角度をハウジング25の回転角度に合わせて変更すれば良い。
また、上記実施形態例では、本発明による発光演出装置10をパチンコ機に適用した場合について説明したが、スロットマシン等の他の遊技機に適用することも可能である。
2 本体枠
3 前面扉
10 発光演出装置
11 発光ユニット
17 上カバー
18 裏カバー
19 サイドカバー
20 透明カバー
25 ハウジング
26 支持部材
27 可動本体
28 装飾環
29 光透過部材(光透過部)
30 装飾部材
30a 装飾面
30b 装飾数字
31 リフレクタ31
31a 反射面
32 仕切板
32a 貫通孔
33 基板
34 第1のLED(第1の光源)
35 第2のLED(第2の光源)
36 導光板
36a レンズ部
37 円筒キャップ
38 回転リング
38a ギア
39,40 側板
39a,40a 軸孔
41 支持本体
42 駆動ギア
43,44 アイドルギア
45 モータ
45a 出力軸
50 ベース部材
P 回転中心軸

Claims (3)

  1. 光透過部を有する中空構造のハウジングと、このハウジングの前記光透過部と異なる部位に設けられた光透過性の装飾面と、前記ハウジングの内部に配設されて前記装飾面の背面側に対向する基板と、この基板の表面に実装された第1の光源と、前記基板の裏面に実装された第2の光源と、前記ハウジングの内部に配設されて前記基板の背面側に対向するリフレクタと、モータを駆動源として前記ハウジングを第1位置と第2位置との間で回転させる駆動手段とを備え、
    前記第1位置で前記装飾面を正面側に向けた姿勢で前記第1の光源を点灯させることにより、該第1の光源の光が前記装飾面を透過して前方に照射される第1装飾演出と、前記ハウジングを前記第2位置まで回転して前記光透過部を正面側に向けた姿勢で前記第2の光源を点灯させることにより、該第2の光源の光が前記リフレクタで反射した後に前記ハウジングを透過して前方に照射される第2装飾演出と、を選択的に行うようにしたことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1の記載において、前記ハウジングが球体状に形成されていると共に、前記リフレクタが半円錐状の反射面を有しており、この反射面の頂部を中心とする半円弧上に前記第2の光源が所定間隔を存して複数配列されていることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1または2の記載において、前記駆動手段が搭載された支持部材に前記ハウジングを回転可能に支持して1組の発光ユニットとなし、複数組の前記発光ユニットをそれぞれの前記ハウジングの回転中心軸が同一線上に配置されるようにベース部材内に並設したことを特徴とする遊技機。
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