JP2015202127A - 状態表示装置、および洗濯機 - Google Patents

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敬彦 林
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Abstract

【課題】 洗濯機等において、離れた位置からも視認でき、運転状態(状況)等を認識できる状態表示装置、それ備える洗濯機の提供。
【解決手段】 洗濯機等に設けられる開閉可能な蓋体に対し、運転モード等を選択操作する操作部に、状態表示素子を設ける。前記蓋体に設けられ、前記表示素子に一端部が対向して配置され、該表示素子が発光する光を前記蓋体へと導光する導光板を配した状態表示装置。この状態表示装置を運転状態が時間と共に変化する洗濯機の「洗い」「すすぎ」「脱水」等の状態表示に用いることで、離れた位置から運転状態を容易に認識できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、運転状態を表示する状態表示装置、及びその状表示装置を備える洗濯機に関する。
全自動の洗濯機は、洗濯物を収容、洗濯、脱水する洗濯脱水槽の上部が開口されており、その開口部を覆う上蓋(蓋体)が、開閉可能に設けられている。このような洗濯機は、上蓋を開放することで、洗濯物を洗濯脱水槽の上部が開放され、洗濯物を開口部分を介して洗濯脱水槽へ投入、また洗濯脱水槽から取出することができる。
この上蓋の前側、特に洗濯機の筺体の前上部側には、洗濯、脱水等の運転コース等を選択するための操作部が配置されている。この操作部には、各種操作スイッチ、およびそのスイッチの操作に対応し、実際に動作する運転状態等の表示を行うための表示部等が設けられている。この表示部に表示された内容を確認することで、運転状態を知ることができる。しかし、洗濯機の直近(傍)での確認となる。
これに対し、下記特許文献1においては、運転状態を直近でなく、離れた位置からでも視認できる表示装置が提案されている。この表示装置は、開閉可能な上蓋に対応した筺体上部の周囲の全周に発光源であるLED(Light Emitting Diode)等からなる表示素子が配置されている。そのため、表示装置は、上蓋が閉鎖された状態でも表示できるように、上蓋の外周部に溝(隙間や間隔)を設け、その溝内部に表示素子が設けられている。
特開平3−268791号公報 特開平11−183292号公報
特許文献1記載の洗濯機に設けられる運転状態等を表示する表示装置は、上蓋の周囲で全てが閉鎖されないように、一部が露出するように隙間が形成されている。そのため、表示素子を設ける位置が制約される。また、上蓋にて閉鎖されない奥まった溝部に表示素子を設ける必要があるため、上蓋を上方から目視できる状態でないと、運転状態等を認識できなくなる。
したがって、上蓋を閉じた状態で、上蓋よりも高い位置から見下ろすように目視し、運転状態を認識する必要がある。そのため、洗濯機よりも低い位置や、遠く離れた位置からは、表示形態等を視認することが不可能となる。その結果、ユーザの立ち位置による姿勢が強要されることになる。よって、洗濯機から離れた状態からでは、上蓋の上部から目視し辛くなり、運転状態を正確に認識できなくなる。
本発明は、洗濯機から離れた状態でも運転状態、その状況等を認識できる状態表示装置、およびその状態表示装置を備える洗濯機を提供する。
本発明は、洗濯機の運転状態を上部からでなく、遠く離れた位置、また低い姿勢でも認識できる状態表示装置を提供するものである。
本発明は、上述した目的を達成するために、電気機器本体に開閉可能に設けられた蓋体、電気機器本体の運転等を選択する操作部に設けられ、該電気機器の運転状態を表示するための表示素子、前記蓋体に設けられ、前記表示素子に一端部が対向し、該表示素子が発光する光を前記蓋体へと導光する導光板とを備えてなる状態表示装置である。
以上の構成より、状態表示装置としては、開閉可能な蓋体との間での規制を受けることなく、蓋体を目視できれば表示形態を確実に目視(視認)できる。その目視により、運転状態を確実に、かつ容易に認識可能となる。その結果、機器の傍に居あわせることなく、離れた位置でも容易に視認し、運転状態を認識できる。
また、電気機器としては運転状態が時間と共に変化する洗濯機において、上部に蓋体を開閉可能に設ける場合、その蓋体を前面が下になるように前傾斜状態に設ける。
このような洗濯機によれば、選択された運転コースに応じて「洗い運転」「すすぎ運転」「脱水運転」等を表示素子の表示形態を変えることで表示でき、その表示形態を確実に識別でき、それぞれの運転状態を確実に認識できる。
本発明によれば、ユーザの姿勢等に関係なく、確実に運転状態を視認し、認識できる。例えば、洗濯機であれば蓋体を視認できれば、その表示形態を認識し、運転状態を確実に視認できる。
本発明の洗濯機の外観を示す上部から目視した状態の斜視図。 図1における洗濯機上部の上蓋を開放した状態を示す正面から目視した斜視図。 図1のA−A線における洗濯機の操作部の断面図。 本発明のドラム式洗濯機の外観を上部から目視した状態の斜視図。 ドラム式洗濯機の開閉蓋の構造を示す断面図。
以下、本発明の実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は、本発明にかかる電気機器として洗濯機の一例を示す斜視図、図2は洗濯機の上蓋(蓋体)を開放した状態での斜視図である。洗濯機1は、全自動式の縦型洗濯機であり、ほぼ直方体形状の筺体(外箱)10を備えている。外箱10は、その上下は開放されている。外箱10の上側開放部は上面板11で覆われている。また、外箱10の下側開放部には底台12が設けられている。
上記上面板11の前面側には洗濯機の操作を行う操作部7が設けられている。操作部7には、操作キー、および選択された洗濯動作のための各種洗濯コース、また洗濯、すすぎ、脱水等を示す表示を行う表示部が設けられている。これらの操作キー、表示部等は、洗濯コース等を示す指標等を印刷してなるフィルム形状のシート(図示せず)で覆われており操作部7が構成されている。例えば、透明樹脂からなるフィルム状のシートは、その裏面に、操作キー、表示部の周辺、または上部に必要な文字等が印刷され、また隠したい部分には光を遮蔽する部材(インク等)で遮蔽されるようにしている。このフィルム状のシートは、後述する表示装置8を含めて覆うようにしている。また操作部7の内部構造については、後で詳細に説明する。
上記上面板11の中央部には洗濯機1内に洗濯物を投入するための出入口11aが開設されている。出入口11aは前面とは反対側に設けたヒンジ部15aで枢支される上蓋15によって開閉される。この上蓋15の外形状は、平面視で、Dの字形状に形成され、直線部分が開閉可能に枢支されている。上蓋15の周縁には後で説明するパッキン(図2では不図示)が設けられ、出入口11aと上蓋15との間が密封されている。上蓋15を上下に回動させて出入口11aを開閉することにより、後述する洗濯を行うと共に脱水を行う洗濯脱水槽(以下脱水槽と記す)30に洗濯物を投入したり、脱水槽30から洗濯物を取り出すことができる。
図2において、さらに上面板11の出入口11aに対応する奥側の部分には、洗濯水を注水するための注水口が形成され、出し入れ可能に洗剤ケース50が設けられている。この洗剤ケース50には、洗剤のほか、仕上げ剤等が区分して収容するように区画されており、水道水、または風呂水等の注水経路が形成されている。したがって、洗濯開始時に、水道水または風呂水が洗剤ケースの洗剤収容区画をとおり、洗剤を含む洗濯水として後述する脱水槽30へと注水される。また最終すすぎ時には、仕上げ剤が収容された区画を水道水がとおり、仕上げ剤を含む洗濯水、つまり水道水が注水されることになる。
図3は洗濯機の操作部7の部分の構造を示す断面図である。図3において、上面板11の前部には操作部7が配置されている。この操作部7は、上面板11の出入口11aの前部に設けられた凹部11bに配されている。
操作部7は、各種の操作キー71、操作キーにて操作された洗濯コース等を表示するための発光源である例えばLED等からなる発光素子72、発光素子72の点灯、消灯を制御する駆動回路を含む制御回路等を構成する電気部品(電子部品を含め)等を電気的に配線してなる基板73を備える。この操作キー71、発光素子(LED)72、電気部品等を配線した基板73は、電気的に絶縁された状態で収容部74に収容保持されている。収容部74には、その上部を囲い、操作キー71、発光素子72、電気部品等を配線した基板73を含めて保護する取付部75が設けられている。この取付部75を介して、上記上面板11の凹部11bに、基板73を収容した収容部74が取付け配置される。
以上のように操作部7は、取付部75を含め収容部74に収容された基板73等を備えて構成されている。操作部7の上部の操作表面は、操作性を考慮して前面で、かつ前傾斜するように設けられている。これにより、洗濯機前面側から操作部7の表面は容易に目視できる。
図3には図示していないが、取付部75は、その表面を先に説明した運転内容等の指標、操作キーにかかる内容等印刷した上述したフィルム形状の被覆シートで覆われており、操作部7が構成される。この被覆シートは、キー等を含め発光素子、電気部品等を保護し、水等の侵入を防止している。また被覆シートは、発光素子に対応する部分が、光を透過できるように形成されており、発光素子72等の点灯状態を視認できるようにしている。
一方、上蓋15は、透明あるいは半透明の樹脂製の部材を含め、組み合わされて構成され、上述した脱水槽30の内部を透視できるように構成されている。なお、内部を透視できるようにする必要がない場合には、非透明部材で構成すればよい。
この上蓋15は、上部が少し椀状に膨らんだ上板16、この上板16の下部に略同一径で形成され中央部が上板16とは逆に下方へ湾曲した下板17とからなる。上板16と下板17の外周部に対応して設けられ、外周端部を挟み込むようにして固定するリング(環状)形状の固定板18が設けられている。また固定板18は、上板16、下板17を固定する部分とは別の端部と、上記下板17とでパッキン19を挟持している。このパッキン19は先に説明したように上蓋15を閉鎖した状態で出入口11aを密閉する。
上蓋15は、図3に示すように、上板16の表面は操作部7の傾斜角度と略一致する傾斜角度となるように設けられている。つまり、上蓋15の前面が下傾斜状態で開閉可能に取付けられている。この上蓋15の前部には、該上蓋15の閉鎖状態を維持する係止部が設けられており、係止状態を解くための係止解除釦20が突出状態で設けられている。係止解除釦20は、常に突出状態なるように図示しないスプリング等の付勢部材にて付勢されている。係止解除釦20には、図2に示すように洗濯機本体側に突出するよう係止爪21が設けられている。
上記係止解除釦20の係止爪21に対応して、洗濯機本体側には、係止爪21の挿入を受け入れる開口22が形成されている。その開口22の内部には、挿入された係止爪21と係合し、上蓋15の閉鎖状態を維持し、開放されるのを阻止する係合部(図示せず)が設けられている。係合状態は、係止解除釦20を付勢力に抗して押圧することで解除され、上蓋15の開放を可能にしている。また、洗濯運転中には、不用意に上蓋15を開放されるのを防止する目的で、上記係合部と係止部21との係合状態を維持させるロック部材が設けられている。このロック部材は、洗濯運転が完了したときにロック解除され、係止操作釦を押圧操作することで上蓋15を開放することができる。
また、上面板11は、出入口11aの上部開口縁部分は、出入口11aへと落ち込むように緩やかに傾斜した傾斜面となっている。その傾斜面に沿うように出入口11a側の取付部75も傾斜した傾斜面となっている。それらの傾斜面は、略面一状態で設けられている。その傾斜面に対応して上蓋15の下部の固定板18は、図3に示すように一致するように上傾斜状態に設けられている。
以上のように上蓋15、操作部7を備えた洗濯機1において、本発明は洗濯機の運転状態を離れた位置から確認できるようにした状態表示装置8を設けており、この状態表示装置8の詳細について以下に説明する。
図3にその一例を示すように、状態表示装置8は、回路基板73に、先に説明した操作キー71、LED等からなる発光素子72とは別に設けられた発光源であるLED等からなる状態表示素子81を備えている。また表示装置8は、必要時に状態表示素子81を発光、消灯、点滅等を駆動するための駆動回路を備えている。表示装置8は、さらに状態表示素子81の発光状態を上蓋15を介して認識できるように導光板82を有する。
状態表示素子81は、閉鎖された上蓋15の固定板18の下面を照射できる状態で基板73に配線されている。そのため、状態表示素子81に対応して取付部75には、光透過のための透過開口75aが形成されている。この透過開口75aの位置に対応して、上蓋15の固定板18には、光を導入するための導入開口18aが形成されている。この導入開口18aには、上述した導光板82の一端面が対応して配置されている。透過開口75aと導入開口18aとは、上蓋15が閉じられた状態で一致し、対向する。これら透過開口75a、導入開口18aは、透明部材で開口部を覆いシールすることで、水等の侵入を防止できる。なお、透過開口75aについては、先に説明した操作部7にかかる透明のフィルムかなる被覆シートで覆うことができる。
導光板82は、上蓋15の下板17を貫通し、上板16の前面部分の下部まで延設されている。導光板82が延設された形態を図1および図2に示すように、係止解除釦20の部分を超えて上蓋15の上板16の下部に配置されている。上板16を透明または半透明部材で構成することで、その部分が、状態表示素子81の発光(点灯駆動)により、導光板82を通じて光(発光する)る。
(洗濯機の運転状態の表示形態)
上記構成の洗濯機1、つまり状態表示装置8を備えた洗濯機の動作を以下に説明する。まず、洗濯運転を行うために上蓋15を開放し、洗濯物を脱水槽30へ投入する。投入前又は投入後に操作部7の電源キーを操作し、スタートキーを操作することで、上蓋15の開閉に関係なく、投入された洗濯物の重量が検出される。この検出結果に基づいて、洗濯時間、すすぎ時間、また脱水時間が自動的に設定される。自動設定でなく、電源投入後にユーザが独自で設定することもできる。
洗濯運転のための時間等の設定が完了することで、洗濯運転が開始される。洗濯運転の開始に伴い、洗濯機1はその運転状態を操作部7に表示する。この時、本発明の状態表示装置8においても、その運転状態(状況)を同時に表示する。
例えば、状態表示素子81が1色(例えば緑)による発光を行う場合、点灯状態で駆動される。つまり、導光板82を通して上蓋15の前面部分が緑色に光る。この時、光っている表示形態をユーザは容易に視認できる。その視認した表示形態で、ユーザは洗濯機1が「洗い運転」中であることを離れた位置から識別(認識)できる。
「洗い運転」が引き続き実行され、この「洗い運転」が完了すれば、洗濯機1は「すすぎ運転」を開始する。この「すすぎ運転」の開始に応答して、点灯している状態表示素子81は、点滅駆動に切換え制御される。点滅駆動の形態としては、例えば4秒間隔で点灯、消灯を繰り返す。この点滅駆動による表示形態に対し、「洗い運転」においては、点灯駆動の表示形態であり「洗い運転」とは別の運転状態であることが区別できる。
これにより、この点滅駆動による表示形態を目視することで、ユーザは「すすぎ運転」中であることを容易に認識できる。
次に、洗濯機は「すすぎ運転」が完了すれば、洗濯運転の最後の工程である「脱水運転」を実行する。この「脱水運転」に応答して、状態表示装置8も状態表示素子81は、すすぎ運転時の点滅駆動と区別するために、すすぎ運転の点滅期間よりもさらに短い期間での点滅駆動に切換えられる。この時の点滅期間として、2秒毎に点滅が繰り返される。この短い期間での点滅をユーザが視認することで、「すすぎ運転」区別して、洗濯機1が「脱水運転」中であることを容易に認識することができる。
ここで、状態表示装置8によれば、上蓋15の上面、特に表面が導光板82を通じて光ることで、ユーザが洗濯機の近くに居なくても離れた位置から容易に視認することが可能となる。また、上蓋15が前面側がわ下傾斜となるように設けることで、表示形態をさらに目視しやすくなる。
また、状態表示装置8は、少なくとも一つの発光源である表示素子81と導光板82、および表示装置を駆動する駆動装置とで構成でき、構成が非常に簡単なものとなる。また導光板と発光素子とは別部材に、個別に切り離して設けることができるため、発光源である発光素子を例えば操作部7の回路基板に配置することができる。そのため、上蓋等に電源供給のための配線を必要としないため、回路構成を簡略化できる。
なお、この第1の実施形態によれば、1色での表示で各運転状態を表示させるようにしている。これに対し、洗濯機1としては、運転中である状態と、運転中にアンバランス等を解消できず、一時的に運転を停止する一時待機中である状態とを区別して表示させることもできる。
そのため、状態表示装置8は、洗い、すすぎ、脱水等の「洗濯運転」中に状態表示素子81を点灯駆動し、アンバランスが解消しない場合に一時停止する「一時待機」中に点滅駆動するようにしてもよい。これにより、洗濯機1が「洗濯運転」か「一時待機」中かを区別した表示形態を容易に認識可能となる。ここで、
また、状態表示装置8は、状態表示素子81を上述した表示形態で駆動することに限定されるものでなく、種々の形態で表示させることが可能である。
(第2の実施形態)
以上の説明した状態表示装置8の表示素子81は、1色による発光を行うものであった。この発光素子81として、それぞれ異なる2色以上の複数色の発光源とした場合の実施形態を以下に第2の実施形態として説明する。
発光素子81としては、複数または1つであって発光色として「青」「緑」「赤」を発光出力する、例えば多色発光のLEDからなる発光源を例として以下に実例を説明する。
まず、洗濯機1が「洗い運転」を実行している場合、発光素子81としては「緑」と「赤」で発光するように駆動する。これにより、導光板82を通じて発光色が混色し、「黄」色で上蓋15を発光させることができる。この発光色による表示形態をユーザに目視させることで、洗濯機1が「洗い運転」を行っていることをユーザは容易に認識させることができる。
また「すすぎ運転」を実行する場合には、表示素子81を「緑」単色で発光駆動する。この「緑」色の表示形態を視認すれば、ユーザは洗濯機が「すすぎ運転」中であることを容易に認識することができる。
さらに「脱水運転」を実行する場合には、表示素子81を「青」単色で発光駆動する。この「青」色の表示形態を視認することで、ユーザは洗濯機1が「脱水運転」中であることを容易に認識することができる。
ここで、洗濯機1が「脱水運転」を実行しているときに、アンバランス状態が解消されず、脱水運転を一時停止する場合がある。このような場合、発光素子81を「赤」の単色で駆動する。この表示形態により、「脱水運転」中に運転が停止し、一時待機中であることをユーザに知らせることができる。この表示形態をユーザが目視すれば、「一時待機」の状態を認識することができる。これにより、ユーザは洗濯機1の傍に行き、一時待機中を解消するため、上蓋15を開き洗濯物をバランス状態を解消するための作業を行うことができる。
その後に、上蓋15を閉じ、スタートキーを操作することで、洗濯機1は「脱水運転」を再開する。その再開に合わせて、上述したように状態表示装置8にて「脱水運転」中であることを表示させることができる。
以上、「脱水運転」が終了し、洗濯運転が完了すれば、その完了状態を表示させるため表示素子81の全ての色を点灯させることで「白色」による表示形態に切換えることができる。これにより洗濯運転が完了したことをユーザに知らせることができる。
以上、3色発光を行う表示素子81を用いた例を説明した。この表示素子81の発光形態として点灯駆動している。これとは別に、第1の実施形態において説明したように点滅駆動する表示形態を合わせれば、以上説明した運転状態とは別のより細かな運転状態を容易に表示させることが可能となる。
例えば、「洗い運転」において、洗濯水の供給を行う場合に点滅駆動させる。また「すすぎ運転」のおいては、複数回のすすぎを行う場合がある。そこで、最終すすぎ運転の前には、表示素子81を点灯駆動し、最終すすぎのための「すすぎ運転」においては、点滅駆動するといったように表示形態を変える。さらに、「脱水運転」において最終脱水時、後1分で脱水完了するといた場合に、緊急性を伝えるためにも点滅駆動させることができる。
以上説明したように「運転状態」の変化に応じて、色を変えたり、点灯を点滅駆動に換えることで表示形態を種々変更でき、ユーザはそれぞれの色の表示形態を視認することで、運転状態を容易に認識することができる。また、点滅駆動との組みあわせにより、種々の表示形態を容易に表現することが可能となる。
以上により、表示素子81にて複数色による発光駆動が可能であれば、種々の運転状態に応じた表示形態で表示させることが可能となり、その色の区別による認識もより容易になる。
なお、洗濯機の1の運転状態が変化する際に、各色に発光される事例は、一例でありこれに限定されるものではなく、種々の表示色での表示が可能となる。
(第3の実施形態)
以上説明した第1および第2の実施形態においては、状態表示装置8の状態表示素子81を一方側にだけ設け、導光板82を介して上蓋15の上板16の表面を光らせるようにしたものである。
これに対し、状態表示素子81を他方に設けて上記導光板82を通じて上蓋15表面を光らせて表示する形態を第3の実施形態として説明する。
図1および図2に示すように、導光板82の一端側は、表示素子81の透過開口75aおよび上蓋15の固定板18の導入開口18aとに対面するように配置されており、他端側は係止解除釦20を挟むようにして、反対側に上蓋15の固定板18に形成されている導入開口18bと対面するように設けられている。
固定板18に形成されている導入開口18bは、導入開口18aと係止解除釦20を中心線に対象位置に設けられている。この導入開口18bと対応して洗濯機1側の操作部7にかかる取付板75に透過開口75bが形成されている。この透過開口75bは、上記透過開口75aと開口22を中心にした対象位置に設けられている。この透過開口75bと上記導入開口18bとは、上蓋15が閉鎖されたときに一致対向する。
上記透過開口75bに対応して、透過開口75aに対面する表示素子81と同様の表示素子(810/図示せず)が設けられ、この表示素子810も表示素子81と共に回路基板73に配線されている。
以上のように第3の実施形態における状態表示装置8は、導光板82の両端面に対応して表示素子81および810が設けられている。この表示素子81と表示素子810は発光する色が異なるものが設けられている。
このような構成よれば、表示素子81を「赤」、他方表示素子810を「緑」とした場合、いずれか一方のみを点灯駆動すれば、「赤」または「緑」に上蓋15の上板16を光らせることができる。また、両表示素子81および810を同時に駆動すれば、「黄(橙)」に上蓋15の上板16を光らせることができる。
そのため、各色において洗濯機の運転状態、たとえば「洗い運転」「すすぎ運転」「脱水運転」等を区別した表示形態で表示できる。この表示形態を視認することで、それぞれの運転状態を認識できる。
また、洗濯機のトラブル、例えば脱水運転時にアンバランスによるトラブル状態で一時停止すれば、「脱水運転」において「緑」を表示している場合、各表示素子81、810を点滅駆動させる。これにより、脱水運手時のトラブルとして、アンバランスによる一時停止中であることを認識できる。
なお、表示素子81、810を単色で説明したが、多色発光できるものであれば、細かな表示色により、より細かな運転状態を区別する表示形態で表示できる。この表示素子81、810は、単体で多色発光する素子でなくても、各色の光を発光する複数の発光素子で構成されたものでもよい。
(第4の実施形態)
以上説明した各実施形態の洗濯機1は、洗濯脱水槽30の開口部が上方に向くように配置された縦型の全自動洗濯機の事例を説明したものある。洗濯機としては縦型の洗濯機に限らず、洗濯脱水槽30の開口を前面に向けて配置したドラム式の洗濯機が存在する。
図4にドラム式洗濯機の一例を示している。
ドラム式洗濯機100は、ほぼ直方体形状の筺体110を備え、上面がほぼ平坦面形状に形成されている。筺体110の前面には、洗濯物を出し入れする投入口が形成されている。その投入口に対応して開閉可能に設けられる開閉蓋(扉)150が設けられている。また、投入口には、投入された洗濯物を収容し洗い、すすぎ、また脱水のために回転可能に支持された投入口と対向する部分が開口されたドラム形状の回転ドラムが配置されている。
開閉蓋150の上部には、ドラム式洗濯機100の運転コース等を入力する操作キーや、そのキーに対応した表示や、運転機能、乾燥形態等を表示する操作部70が設けられている。この操作部70に、図3等で説明した本発明における状態表示装置(80)を構成する状態表示素子(81)が設けられる。状態表示装置(80)は、上記表示素子(81)に対応して、開閉蓋150の透明ガラス等からなる窓部151の周囲を保持し、開閉可能に軸支される枠部152に導光板800を配置している。
この実施形態にかかわる開閉蓋150の構造、及び状態表示装置80の構造について図5の断面図を含めて説明する。開閉蓋150は、回転ドラム方向に凸形状となった透明の耐熱ガラス製の窓部151を備える。窓部151は、その外縁であるリング状の外鍔151aが、リング形状に形成されている枠部152とリング形状のリング環153とで挟持するようにて保持されている。リング環153は、開閉蓋150が閉鎖されると、筺体110側の投入口にリング状に配されたパッキンと密着し、内外を液密に封止する作用を有する。リング環153は、ビス等にて枠部152に固定され、上記窓部151を保持し、開閉蓋150を構成している。
また、開閉蓋150の前面は、透明な樹脂からなる外装板154で覆われている。外装板154の外周部は、リング形状の固定枠155にて枠部154およびリング環153の外周に勘合するようにして保持されている。
以上の構成の開閉蓋150によれば、前面側から透明樹脂からなる外装板154、窓部15を介して洗濯物を収容し、洗濯、脱水、乾燥を行うための回転ドラム内部を目視でき。このような構成において、開閉蓋150上部に、外装板154と枠部152との間に本発明の表示装置80を構成する導光板800が配置されている。この導光板800の一端部、または両端部は、第1実施形態〜第3実施形態で説明したように操作部70側に設けられている状態表示素子(81)に対向配置されている。
上記開閉蓋150の前面に位置する透明の外装板154は、導光板800が配置される上部を光透過性のシール部材を貼り付け、または塗布部材(光と透過するもの)を塗布(印刷)してよい。この場合、状態表示素子(81)と異なる色のシール、または印刷を行うこともできる。
上記ドラム式洗濯機100を示す図4において、符号156は開閉蓋150を開閉するための取っ手であり、該取っ手でもてロック解除等が同時に行えるようになっている。また、この取っ手153の反対側の枠部152が支持部材を介して軸支されており、開閉される構成である。
以上の構成のドラム式洗濯機100の状態表示装置80は、第1〜第3の実施形態で説明した状態表示装置8と同様、洗濯運転の各種運転状態の表示形態を変えて表示できる。
また、ドラム式洗濯機100は、洗濯物を乾燥する機能を備えており、この「乾燥運転」を別途「洗い運転」「すすぎ運転」「脱水運転」と同様に、表示形態を変えて表示することができる。
なお、「乾燥運転」はドラム式洗濯機特有のものでなく、先に説明した縦型洗濯機1においても備えられたものがあり、同様にして「乾燥運転」の表示を行える。
(第5の実施形態)
次に第5の実施形態は、先に説明した導光板の形態の各種態様例として、以下に説明する通りである。
導光板82、800については、上蓋15、また開閉蓋150の一部に対応して設けている。このような態様でなく、上蓋15、開閉蓋150の全周に配置するようにしてもよい。このようにすることで、表示形態の目視がより確実に、かつ容易になり、より離れた位置からも視認可能となり、各種運転状態の認識が容易に、また確実に行える。
また、導光板82、800に散乱剤等を含ませる、また部分的に表面を粗面加工するなどすることで、表示素子からの光を、その部分で散乱させて光の拡散作用の向上を図れる。これにより表示形態に視認性も高まる。
なお、導光板82、800でなく、導光板82、800の上部に対応する上板16、外装板154の部分に、散乱部材や、表面等を粗面加工してもよい。その場合、先に記述した光透過性のシール部材に散乱部材、また粗面加工するようにすることもできる。
本発明は洗濯機の「運転状態(状況)」を表示させるものとして説明した。しかし、洗濯機の運転状態に限るものではない。例えば、食器洗浄機においても、同様に洗濯、すすぎ、さらに乾燥等の運転が順次切り替わる。それに応じて表示形態を変えるようにすれば、離れて位置での認識が可能となる。
その他、運転状態が切り替わるものに限らず、正常運転時に何らかのトラブルが生じた場合、そのトラブル形態を区別して表示する状態表示装置としても利用できる。
1 洗濯機
7 操作部
73 基板(回路基板)
75 取付部
75a 透過開口
15 上蓋(蓋体)
16 上板
18 固定板
18a 導入開口
8 状態表示装置
81 状態表示素子(表示素子)
82 導光板
100 ドラム式洗濯機
150 開閉蓋(蓋体)
152 枠部
154 外装板
80 状態表示装置
800 導光板

Claims (5)

  1. 機器本体に開閉可能に設けられた蓋体、
    機器本体の運転等を選択する操作部に設けられ、当該機器の運転状態を表示するための表示素子、
    前記蓋体に設けられ、前記表示素子に一端部が対向して配置され、該表示素子が発光する光を前記蓋体へと導光する導光板とを備えてなる状態表示装置。
  2. 前記表示素子は、運転状態を区別させる表示形態で駆動される請求項1記載の状態表示装置。
  3. 前記表示素子は、異なる色で発光する少なくとも2以上の表示素子を有し、前記基板に異なる位置に配置され、
    前記導光板は、それぞれの端部が異なる位置に配置されたそれぞれの発光素子に対向するように設けられた請求項1または2に記載の状態表示装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の状態表示装置を備えた洗濯機であって、
    前記状態表示装置は、洗濯運転の状態に応じた表示形態で表示してなる洗濯機。
  5. 前記洗濯機は、上部に洗濯物の出し入れを行う開閉可能な蓋体を備え、
    前記蓋体は、前面側が下方向に傾斜してなる請求項4記載の洗濯機。
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