JP2015201352A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな接圧を得ることができるとともに、筐体の変形を抑えることができるコネクタを提供する。
【解決手段】プラグの一側方から弾接可能な第1弾接部11を有する第1弾接部材13およびプラグの他側方から弾接可能な第2弾接部12を有する第2弾接部材14と、を備える。第1弾接部11の一側方および第2弾接部12の他側方にクリアランスを有して筐体40内に挿入されるインナー部材20をさらに備え、第1弾接部11の一側方に第1補助部21が設けられ、第2弾接部12の他側方に第2補助部22が設けられている。プラグの挿入に伴い、第1弾接部11および第2弾接部12が初期位置から後退位置に弾性変形して移動したときに、第1補助部21が第1弾接部11に当接するとともに第2補助部22が第2弾接部12に当接する。さらに、第1弾接部11および第2弾接部12を移動可能とするようにインナー部材20が弾性変形する。
【選択図】図9

Description

本発明は、プラグとの電気的接続を行うコネクタに関する。
挿入されたプラグとの電気的接続を行うコネクタとしてのジャックが開示されている(例えば特許文献1)。
図13は特許文献1に記載の5極ジャック120に多極プラグ110を挿入した断面図である。5極ジャック120は、合成樹脂からなる絶縁性の筐体121と、多極プラグ110の各電極111と導電接触を行うように、筐体121の所定の場所に設置された導電端子123a〜123eと、を備えている。さらに、プラグが挿入されたことを検知するために電極111と接触するスイッチ用端子124a、124bを備えている。筐体121内には、多極プラグ110を収容するためのプラグ収容空間が形成されていると共に、筐体121の一方の側面には、プラグ収容空間へのプラグの入口である開口部121aが開けられており、この入口から多極プラグ110が筐体121内に挿入される。
各導電端子123a〜123e及びスイッチ用端子124a、124bの接触部が、多極プラグ110の未挿入時において多極プラグ110の収容空間に若干突出して位置している。そして、多極プラグ110が挿入された際に、各導電端子123a〜123e及びスイッチ用端子124a、124bの接触部が各電極111によって押し戻される。そして、各導電端子123a〜123e及びスイッチ用端子124a、124bが変形することで、軸に垂直な方向の弾性力が発生し、接触部が各電極111に圧接する。接続した状態では、第1電極111aが導電端子123aと、第2電極111bが導電端子123bと、第3電極111cが導電端子123cと、第4電極111dが導電端子123dと、第5電極111eが導電端子123eと接触している。
多極プラグ110の第1電極111aの先端が逆テーパになっている。また、導電端子123aが設置された筐体121の内壁には導電端子123aの変形を規制する補助部121bが形成されている。補助部121bと導電端子123aとの弾性力によって大きな接圧を得ることができるので、挿入された多極プラグ110が簡単に抜けないように保持することができる。
国際公開第2009/072166号
しかしながら、補助部121bが筐体121の内壁に形成されているため、多極プラグ110の挿抜操作に伴って筐体121が変形し、導電端子123aを固定している半田付け部等にストレスが加わってしまう、という問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、大きな接圧を得ることができるとともに、筐体の変形を抑えることができるコネクタを提供することを目的とする。
本発明のコネクタは、プラグが挿入可能な挿入空間を形成する筐体と、前記筐体の外方に露出して電気的接続を行うための外部接続部と、前記外部接続部に導通し前記筐体に支持され前記プラグの一側方から前記プラグに弾接可能な第1弾接部を有する第1弾接部材および前記プラグの他側方から前記プラグに弾接可能な第2弾接部を有する第2弾接部材と、を備えたコネクタであって、前記第1弾接部の前記一側方および前記第2弾接部の前記他側方にクリアランスを有して前記筐体内に挿入されるインナー部材をさらに備え、前記インナー部材には、前記第1弾接部の前記一側方に第1補助部が設けられ、前記第2弾接部の前記他側方に第2補助部が設けられており、前記プラグの挿入に伴い、前記第1弾接部および前記第2弾接部が初期位置から後退位置に弾性変形して移動したときに、前記第1補助部が前記第1弾接部に当接するとともに前記第2補助部が前記第2弾接部に当接して、さらに前記第1弾接部および前記第2弾接部を移動可能とするように前記インナー部材が弾性変形することを特徴とする。
この構成によれば、第1補助部および第2補助部を備えたので、第1弾接部および第2弾接部が当接してからはインナー部材が弾性変形し、挿入したプラグに対し大きな接圧を得ることができる。また、少なくとも挿入初期はインナー部材が筐体にストレスを加えない状態でプラグを付勢するので、筐体の変形を抑えることができる。これにより、外部接続部が接続される半田付け部等に加わるストレスを低減できる。
また、本発明のコネクタにおいて、前記インナー部材は、前記筐体とクリアランスを有した状態で前記筐体に向かって突出形成され前記プラグの挿入に伴い前記筐体に当接する第1突設部および第2突設部を備え、前記第1突設部および前記第2突設部は、前記第1補助部および前記第2補助部から離れた位置に設けられたことを特徴とする。
この構成によれば、第1突設部および第2突設部が筐体に当接するので、プラグを差し込んだときのインナー部材のガタツキを防止することができる。また、第1突設部および第2突設部は第1補助部および第2補助部と離れた位置に形成されており、第1補助部および第2補助部が移動したときにも第1突設部および第2突設部に大きな力が加わることがなく、筐体の変形を低減することができる。
また、本発明のコネクタにおいて、前記インナー部材は、前記挿入空間の前記一側方に位置する第1側壁部、前記挿入空間の前記他側方に位置する第2側壁部、および前記挿入空間の周囲で前記第1側壁部と前記第2側壁部とを接続する天板部からなり、前記第1補助部は前記第1側壁部に形成されるとともに前記第2補助部は前記第2側壁部に形成され、前記天板部が弾性変形可能に形成されたことを特徴とする。
この構成によれば、第1側壁部および第2側壁部のみで弾性変形させる場合と比べて弾性変形部を長くすることができ、弾性変形量を長くすることができる。
本発明によれば、第1補助部を備えたので、インナー部材が弾性変形し、挿入したプラグに対し大きな接圧を得ることができる。また、少なくとも挿入初期はインナー部材が筐体に当接しない状態でプラグを付勢するので、筐体の変形を抑えることができる。したがって、大きな接圧を得ることができるとともに、筐体の変形を抑えることができるコネクタを提供することができる。
本発明の実施形態のコネクタを示す斜視図である。 本発明の実施形態のコネクタを示す分解斜視図である。 本発明の実施形態のコネクタを示す平面図である。 本発明の実施形態のコネクタを示す正面図である。 インナー部材を示す平面図である。 インナー部材を示す正面図である。 インナー部材を示す側面図である。 図3のVIII−VIII線で切断した断面図である。 図4のIX−IX線で切断した断面図である。 本発明の実施形態のコネクタにプラグを挿入している状態の説明図であり、図9と同じ位置の断面図である。 本発明の実施形態のコネクタにプラグを挿入した状態の説明図であり、図9と同じ位置の断面図である。 本発明の実施形態のコネクタにプラグを挿入した状態の説明図であり、図8と同じ位置の断面図である。 図である。
[第1実施形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、分かりやすいように、図面は寸法を適宜変更している。
図1は、本発明の実施形態のコネクタ1を示す斜視図である。図2は、コネクタ1を示す分解斜視図である。図3は、コネクタ1を示す正面図である。図4は、コネクタ1を示す平面図である。図5は、図6は、図7は、図8は、図9は、図10は、
本発明の実施形態のコネクタ1は、図1〜図4に示すように、挿入空間40aを形成する筐体40と、筐体40の外方に露出して電気的接続を行うための複数の外部接続部35と、を備える。また、筐体40の内方には、複数の端子部材30と、第1弾接部11を有する第1弾接部材13と、第2弾接部12を有する第2弾接部材14と、インナー部材20と、を備える。コネクタ1は、筐体40の挿入空間40aにプラグ60(図10参照)が挿入可能となっており、プラグ60の電気的接続を行うために使用される。なお、以下の説明においては、図1のZ1側を上側、Z2側を下側、X1側を一側方、X2側を他側方、Y1側を手前側、Y2側を奥側として記載している。これは説明を分かりやすくするためであり、コネクタ1の使用時の方向を限定するものではない。
筐体40は、絶縁性の合成樹脂で形成されている。図2に示すように、手前側及び上側に開口を有する下側ケース43、および、下側ケース43の上側に取り付けられる上側カバー部材42から構成される。下側ケース43には、複数の端子部材30が一体に取り付けられている。
端子部材30は導電性の金属で形成され、筐体40の内外を貫通するように取り付けられている。端子部材30の貫通部分は、下側ケース43の合成樹脂と密着して形成されている。より具体的には、インサート成形によって、端子部材30を下側ケース43に一体化させることができる。なお、インサート成形に限定されず、例えば接着材等によって一体化させてもよい。端子部材30には、例えば、燐青銅を使用することができる。
端子部材30は、筐体40の外方で外部接続部35を構成する。筐体40の外方に露出した外部接続部35は、半田付け等の接続手段によって、図示しない基板との電気的接続および機械的固定に使用される。
また、端子部材30は、筐体40の内方で挿入空間40aに露出している。複数の端子部材30のうち手前側(Y1側)の端子部材30は、弾接部31、32、33を備えている。奥側(Y2側)の端子部材30には、第1弾接部材13および第2弾接部材14が取り付けられている。弾接部31、32、33を備えている端子部材30は、プラグ60(図10参照)に弾接可能になっている。
第1弾接部材13および第2弾接部材14は導電性の金属をU字状に折り曲げて形成されている。第1弾接部材13および第2弾接部材14には、例えば、燐青銅を使用することができる。第1弾接部材13は一側方(X1側)の奥側の端子部材30と筐体40の側壁とで挟持されて支持され、端子部材30と電気的に接続されて外部接続部35に導通する。第2弾接部材14は他側方(X2側)の奥側の端子部材30と筐体40の側壁とで挟持されて支持され、端子部材30と電気的に接続されて外部接続部35に導通する。第1弾接部材13および第2弾接部材14は、、プラグ60(図10参照)に弾接可能になっている。
インナー部材20は、絶縁性の合成樹脂で形成されている。インナー部材20は、図2に示すように、挿入空間40aの上側カバー部材42側に配置される。インナー部材20は、図2および図5〜図7に示すように、第1補助部21が形成された第1側壁部25、第2補助部22が形成された第2側壁部26、および挿入空間40aの上側で第1側壁部25と第2側壁部26とを接続する天板部27、28からなる。
天板部27は、他の箇所に比べて弾性変形が可能なように、中央部分が細くなった形状に形成されている。また、第1側壁部25および第2側壁部26には、第1補助部21および第2補助部22から離れた位置に第1突設部23および第2突設部24が設けられている。第1突設部23および第2突設部24が設けられた手前側の第1側壁部25および第2側壁部26は天板部28により接続されている。天板部27と天板部28の間には開口が設けられており、天板部27が変形するときの応力が天板部28側に伝播しにくくなっている。
第1突設部23および第2突設部24は、筐体40の内壁に向かって突出形成され、インナー部材20が第1突設部23および第2突設部24以外の位置では筐体40の内壁に接しないようにクリアランスを有した状態に保持する。なお、コネクタ1を組み立てた初期状態では、第1突設部23および第2突設部24が筐体40の内壁に僅かなクリアランスを有するようにしてもよいが、プラグ60の挿入に伴い筐体40に当接するように寸法を設計しておくことが好ましい。こうすれば、プラグ60を差し込んだときのインナー部材20のガタツキを防止することができる。また、コネクタ1を組み立てた初期状態で第1突設部23および第2突設部24が筐体40に当接するように設計してもよい。
このように、インナー部材20が挿入空間40aに配置された初期位置においては、第1補助部21および第2補助部22は第1弾接部11および第2弾接部12に接していない。
コネクタ1は、筐体40から露出した外部接続部35が図示しない基板に接続され、基板に実装された状態で電子機器に装着されて使用される。
次に、本実施形態のコネクタ1を組み立てた初期状態におけるインナー部材20、第1弾接部材13および第2弾接部材14の位置関係について説明する。
図8および図9に示すように、筐体40の挿入空間40aの中心からの一側方(X1側)に第1弾接部11を有する第1弾接部材13が配置され、他側方(X2側)に第2弾接部12を有する第2弾接部材14が配置される。さらに、第1弾接部11の一側方(X1側)にクリアランスを有して第1補助部21が配置され、第2弾接部12の他側方(X2側)にクリアランスを有して第2補助部22が配置される。第1補助部21が形成された第1側壁部25と、第2補助部22が形成された第2側壁部26とは、上側(Z1側)で天板部27に接続されている。インナー部材20の第1側壁部25、第2側壁部26、および天板部27は、周囲の筐体40や端子部材30とはクリアランスを有した状態になっている。
図9に示す筐体40の挿入空間40aには、図10に示すプラグ60が挿入可能である。筐体40の挿入空間40aにプラグ60が挿入されると、図10に示すように、第1弾接部11および第2弾接部12がプラグ60の第1電極61に弾接する。さらに、図11に示すように、第1電極61の径のほうが大きいため、初期位置から後退位置に第1弾接部11および第2弾接部12の間隔が押し広げられる。このとき、第1弾接部材13および第2弾接部材14は筐体40の内壁に接している部分を支点として弾性変形している。さらに、プラグ60の挿入に伴い、第1弾接部11および第2弾接部12が初期位置から後退位置に弾性変形して移動したときに、第1補助部21が第1弾接部11に当接するとともに第2補助部22が第2弾接部12に当接している。少なくともこの状態では、インナー部材20は筐体40にストレスをほとんど加えない状態を維持している。
そして、さらに第1弾接部11および第2弾接部12を移動可能とするようにインナー部材20が天板部27を中心に弾性変形する。プラグ60の第1電極61が第1弾接部11および第2弾接部12の間隔を押し広げる最大の後退位置においては、インナー部材20が大きく変形して第1補助部21および第2補助部22の間隔が最大になる。この状態においても、インナー部材20を介して端子部材30や筐体40に加わるストレスを低減することができる。
本実施形態のコネクタ1は、第1補助部21および第2補助部22を備えたので、第1弾接部11および第2弾接部12が当接してからはインナー部材20が弾性変形し、挿入したプラグ60に対し大きな接圧を得ることができる。また、少なくともプラグ60の挿入初期は、インナー部材20が筐体40にストレスを加えない状態でプラグ60を付勢するので、筐体40の変形を抑えることができる。
図12に示すように、本実施形態のコネクタ1は、インナー部材20が天板部27を中心に弾性変形するので、第1側壁部25および第2側壁部26のみで弾性変形させる場合と比べて弾性変形部を長くすることができ、弾性変形量を長くすることができる。
一方、インナー部材20は、第1突設部23および第2突設部24以外の位置では筐体40の内壁に接しないようにクリアランスを有した状態に保持される。また、第1突設部23および第2突設部24は、第1補助部21および第2補助部22と離れた位置に形成されており、第1補助部21および第2補助部22が移動したときにも第1突設部23および第2突設部24に大きな力が加わることがない。
したがって、筐体40の変形を抑えることができる。これにより、外部接続部35が接続される半田付け部等に加わるストレスを低減できる。
以下、本実施形態としたことによる効果について説明する。
本実施形態のコネクタ1は、プラグ60が挿入可能な挿入空間40aを形成する筐体40と、筐体40の外方に露出して電気的接続を行うための外部接続部35と、を備える。また、外部接続部35に導通し筐体40に支持されプラグ60の一側方からプラグ60に弾接可能な第1弾接部11を有する第1弾接部材13およびプラグ60の他側方からプラグ60に弾接可能な第2弾接部12を有する第2弾接部材14と、を備える。そして、第1弾接部11の一側方および第2弾接部12の他側方にクリアランスを有して筐体40内に挿入されるインナー部材20をさらに備える。インナー部材20には、第1弾接部11の一側方に第1補助部21が設けられ、第2弾接部12の他側方に第2補助部22が設けられている。プラグ60の挿入に伴い、第1弾接部11および第2弾接部12が初期位置から後退位置に弾性変形して移動したときに、第1補助部21が第1弾接部11に当接するとともに第2補助部22が第2弾接部12に当接する。さらに、第1弾接部11および第2弾接部12を移動可能とするようにインナー部材20が弾性変形する。
この構成によれば、第1補助部21および第2補助部22を備えたので、第1弾接部11および第2弾接部12が当接してからはインナー部材20が弾性変形し、挿入したプラグ60に対し大きな接圧を得ることができる。また、少なくとも挿入初期はインナー部材20が筐体40にストレスを加えない状態でプラグ60を付勢するので、筐体40の変形を抑えることができる。これにより、外部接続部35が接続される半田付け部等に加わるストレスを低減できる。
また、本実施形態のコネクタ1において、インナー部材20は、筐体40とクリアランスを有した状態で筐体40に向かって突出形成されプラグ60の挿入に伴い筐体40に当接する第1突設部23および第2突設部24を備える。第1突設部23および第2突設部24は、第1補助部21および第2補助部22から離れた位置に設けられている。
この構成によれば、第1突設部23および第2突設部24が筐体40に当接するので、プラグ60を差し込んだときのインナー部材20のガタツキを防止することができる。また、第1突設部23および第2突設部24は第1補助部21および第2補助部22と離れた位置に形成されており、第1補助部21および第2補助部22が移動したときにも第1突設部23および第2突設部24に大きな力が加わることがない。したがって、筐体40の変形を低減することができる。
また、インナー部材20は、挿入空間40aの一側方に位置する第1側壁部25、挿入空間40aの他側方に位置する第2側壁部26、および挿入空間40aの周囲で第1側壁部25と第2側壁部26とを接続する天板部27からなる。第1補助部21は第1側壁部25に形成されるとともに第2補助部22は第2側壁部26に形成され、天板部27が弾性変形可能に形成されている。
この構成によれば、第1側壁部25および第2側壁部26のみで弾性変形させる場合と比べて弾性変形部を長くすることができ、弾性変形量を長くすることができる。
以上のように、本発明の実施形態のコネクタ1を具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらも本発明の技術的範囲に属する。
(1)本実施形態において、インナー部材20は、第1側壁部25、第2側壁部26、および挿入空間40aの上側で第1側壁部25と第2側壁部26とを接続する天板部27を有していたが、天板部27が奥側や下側に形成されていてもよい。天板部27は弾性変形可能で、かつ、第1側壁部25および第2側壁部26のみで弾性変形させる場合と比べて弾性変形部を長くする形状であればよい。
(2)本実施形態において、第1弾接部材13および第2弾接部材14は、端子部材30に嵌め込んで固定されていたが、端子部材30と一体に形成されていてもよい。この場合には、端子部材30を折り曲げることによって第1弾接部材13および第2弾接部材14の形状に加工される。なお、端子部材30の形状が複雑になるため、インサート成形でなく、例えば圧入により下側ケース43に一体化させる。
(3)本実施形態において、外部接続部35を平坦な半田付け形状としたが、基板に設けられた穴に挿入するピン形状であってもよい。また、接続手段は半田付けに限定されるものではない。
(4)本実施形態において、丸型のプラグに対応した形状としたが、この形状に限定されず、例えば角型のプラグに対応した形状であってもよい。
1 コネクタ
11 第1弾接部
12 第2弾接部
13 第1弾接部材
14 第2弾接部材
20 インナー部材
21 第1補助部
22 第2補助部
23 第1突設部
24 第2突設部
25 第1側壁部
26 第2側壁部
27、28 天板部
30 端子部材
31、32、33 弾接部
35 外部接続部
40 筐体
40a 挿入空間
42 上側カバー部材
43 下側ケース
60 プラグ
61 第1電極

Claims (3)

  1. プラグが挿入可能な挿入空間を形成する筐体と、
    前記筐体の外方に露出して電気的接続を行うための外部接続部と、
    前記外部接続部に導通し、前記筐体に支持され前記プラグの一側方から前記プラグに弾接可能な第1弾接部を有する第1弾接部材および前記プラグの他側方から前記プラグに弾接可能な第2弾接部を有する第2弾接部材と、を備えたコネクタであって、
    前記第1弾接部の前記一側方および前記第2弾接部の前記他側方にクリアランスを有して前記筐体内に挿入されるインナー部材をさらに備え、
    前記インナー部材には、前記第1弾接部の前記一側方に第1補助部が設けられ、前記第2弾接部の前記他側方に第2補助部が設けられており、
    前記プラグの挿入に伴い、前記第1弾接部および前記第2弾接部が初期位置から後退位置に弾性変形して移動したときに、前記第1補助部が前記第1弾接部に当接するとともに前記第2補助部が前記第2弾接部に当接して、さらに前記第1弾接部および前記第2弾接部を移動可能とするように前記インナー部材が弾性変形することを特徴とするコネクタ。
  2. 前記インナー部材は、前記筐体とクリアランスを有した状態で前記筐体に向かって突出形成され前記プラグの挿入に伴い前記筐体に当接する第1突設部および第2突設部を備え、
    前記第1突設部および前記第2突設部は、前記第1補助部および前記第2補助部から離れた位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記インナー部材は、前記挿入空間の前記一側方に位置する第1側壁部、前記挿入空間の前記他側方に位置する第2側壁部、および前記挿入空間の周囲で前記第1側壁部と前記第2側壁部とを接続する天板部からなり、
    前記第1補助部は前記第1側壁部に形成されるとともに前記第2補助部は前記第2側壁部に形成され、前記天板部が弾性変形可能に形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
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JPS59138185U (ja) * 1983-03-04 1984-09-14 ホシデン株式会社 ジヤツク
JPS60174084U (ja) * 1984-04-19 1985-11-18 エスエムケイ株式会社 ジヤツク
WO2009072166A1 (ja) * 2007-12-06 2009-06-11 Ex Company Limited 多極ジャック及び多極プラグ

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