JP2015200607A - 液面検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液面レベルの検出精度を高める。【解決手段】液面レベルを検出する液面検出装置100は、固定される固定体と、固定体に支持され回転する回転体30と、回転体30とフロートとを繋ぎ、弾性変形可能なアーム50とを備える。回転体30は、アーム50が挿入される挿入孔35bと、アーム50を係止する係止構造とを有する。アーム50は、係止構造により係止され延伸する係止部52と、係止部52に対して曲げられ挿入孔35bに挿入される挿入部54を有する。挿入部54は、挿入孔35bの入口部36により曲げ側から支持される支持箇所54bを有し、係止部52から支持箇所54bよりも離間した箇所のうち曲げ側とは反対側において挿入孔35bに弾性復元力を及ぼす。係止部52は、挿入部54から支持箇所54bよりも離間した箇所のうち挿入部54とは反対側において係止構造に弾性復元力を及ぼす。【選択図】図4

Description

本発明は、容器に貯留された液体の液面レベルを検出する液面検出装置に関する。
従来、容器に貯留された液体の液面レベルを検出する液面検出装置が知られている。特許文献1に開示されている液面検出装置では、容器に対して固定される固定体と、固定体に保持され、液面に浮かぶフロートにより、液面の上下動に応じて回転する回転体と、回転体とフロートとを繋ぐアームとを備えている。そして、回転体が有する挿入孔の直径寸法は、アームの直径寸法と同一あるいはわずかに小さく形成されている。すなわち、両者の大きさは、液面検出装置の装着工程においてアームを回転体に装着する際に、アームを挿入孔に手で容易に挿入可能となっている。
特開2005−10093号公報
しかしながら、挿入孔の直径が、アームの直径と同一あるいはわずかに小さく形成されている場合では、装着工程において、アームを挿入孔に対して正確な位置に合わせて挿入しなければならず、作業効率の悪化を招いていた。
そこで、本発明者は、作業効率を向上させるべく、挿入孔の直径を大きくする構成を検討した。しかしながら、この構成では、アームにがたつきが生ずる結果、回転体に対してフロートの位置がずれるため、液面レベルの検出精度に誤差が生じる恐れがあった。
本発明は、以上説明した問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、液面レベルの検出精度を高める液面検出装置を提供することにある。
本発明は、容器(1)に貯留された液体の液面レベル(LL)を検出する液面検出装置であって、容器に対して固定される固定体(10)と、液体に浮かぶフロート(20)と、固定体に支持され、フロートにより、液面レベルの上下動に応じて回転する回転体(30)と、回転体とフロートとを繋ぎ、弾性変形可能なアーム(50)とを備え、回転体は、アームが入口部(36,236)から挿入される挿入孔(35a〜c,235)と、アームを係止する係止構造(41)とを有し、アームは、係止構造により係止され、所定の延伸方向(DE)に沿って延伸する係止部(52)と、係止部に対して曲げられ、挿入孔に挿入される挿入部(54)を有し、挿入部は、挿入孔の入口部により係止部に対する曲げ側から支持される支持箇所(54b)を有し、係止部から支持箇所よりも離間した箇所のうち曲げ側とは反対側において挿入孔に弾性復元力を及ぼし、係止部は、挿入部から支持箇所よりも離間した箇所のうち挿入部とは反対側において係止構造に弾性復元力を及ぼしていることを特徴とする。
このような発明によると、挿入部が挿入孔に挿入されていると共に、係止部が係止構造により係止されているアームは、支持箇所において挿入部が挿入孔の入口部により係止部側に対する曲げ側から支持される。そして、アームは、係止部から支持箇所よりも離間した箇所のうち曲げ側とは反対側において挿入孔に弾性復元力を及ぼし、挿入部から支持箇所よりも離間した箇所のうち曲げ側とは反対側において係止構造に弾性復元力を及ぼすことで、回転体とフロートとを繋いでいる。これによれば、これらの弾性復元力により、アームの挿入孔に対するがたつきを抑制することができる。そして、回転体に対するフロートの位置ずれが抑制されることで、液面レベルの検出精度を高める液面検出装置を提供することができる。
なお、括弧内の符号は、記載内容の理解を容易にすべく、後述する実施形態において対応する構成を例示するものに留まり、発明の内容を限定するものではない。
第1実施形態における液面検出装置の燃料タンクへの設置状態を示す正面図である。 第1実施形態における回転体及びアームを示す正面図である。 図2のIII−III線断面図である。 図3の挿入孔及び挿入部等を模式的に示す部分拡大図である。 第1実施形態における挿入孔の入口部及びアームを模式的に示す正面部分拡大図である。 図2のVI−VI線における係止構造を示す断面図である。 図2のVII−VII線における係止構造を示す断面図である。 第1実施形態におけるアームの回転体への装着方法を示す正面図である。 第1実施形態におけるアームの回転体への装着方法を示す図であって、図3に対応する図である。 第2実施形態における図4に対応する部分拡大図である。 第2実施形態における挿入孔の入口部及びアームを模式的に示す正面部分拡大図であって、図5に対応する図である。 第2実施形態における挿入孔の出口及びアームを模式的に示す背面部分拡大図である。 変形例1,6における図4に対応する部分拡大図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合せることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による液面検出装置100は、図1に示すように、液体としての燃料を貯留する容器としての燃料タンク1内に設置されている。液面検出装置100は、燃料ポンプモジュール2等に保持された状態にて、燃料の液面レベルLLを検出する。液面検出装置100は、固定体10、フロート20、回転体30、及びアーム50を備えている。
固定体10は、本体部12、ホールIC14、ターミナル16等を有している。固定体10の本体部12は、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂等の樹脂材料によって形成されており、燃料ポンプモジュール2を介して燃料タンク1に対して固定されている。本体部12には、図示しないが、ホールIC14を収容する素子収容室、回転体を回転自在に支持する軸部等が設けられている。ホールIC14は、固定体10に対する回転体30の回転角を検出する検出素子である。ホールIC14は、回転体30のマグネットから磁界の作用を受けることにより、当該ホールICを所定の検出方向に通過する磁束の密度に応じた(例えば比例した)電圧を発生させる。3つのターミナル16は、りん青銅等の導電性材料によって、帯板状に形成されている。各ターミナル16は、図示しない外部の機器(例えば、コンビネーションメータ)及びホールIC14間において、検出信号の伝送に用いられる。このようにして、ホールIC14に発生した電圧は、各ターミナル等を介し、検出結果を示す信号として外部の機器に計測される。
フロート20は、例えば発泡させたエボナイト等の燃料よりも比重の小さい材料により形成され、燃料の液面に浮かぶようになっている。フロート20は、アーム50を介して回転体30に保持されている。
回転体30は、本体回転部34、及び一対のマグネット32等を有するマグネットホルダである。本体回転部34は、PPS樹脂等の樹脂材料によって円盤状に形成されている。本体回転部34は、軸部に外嵌されることで固定体10に対して回転自在に支持されている。一対のマグネット32は、ホールIC14が収容されている軸部を挟んで対向する2箇所に配置されている。一対のマグネット32は、ホールICを通過する磁束を発生させ、回転体30は、フロート20により、液面レベルLLの上下動に応じて回転する。
また、図2に示すように、回転体30の本体回転部34は、アーム50が挿入される挿入孔35a〜c、及びアーム50を係止する係止構造41を有している。
アーム50は、例えば鋼線等の弾性変形可能な金属材料によって丸棒状に形成されており、回転体30とフロート20とを繋いでいる。具体的に、アーム50の一方の端部は、フロート20に形成された貫通孔22に挿通されている。アーム50の他方の端部は、回転体30に装着されている。具体的に、アーム50は、係止構造41により係止され、所定の延伸方向DEに沿って延伸する係止部52、及び係止部52に対して曲げ側に曲げられ、挿入孔35a〜cに挿入される挿入部54を有している。
ここで、回転体30と、回転体30に装着されているアーム50との関係について、図2〜7を用いて詳細に説明する。
挿入孔35a〜cは、延伸方向DEと実質垂直な孔軸HAに沿って貫通して開けられている。特に本実施形態では、挿入孔35a〜cは、延伸方向DEに沿って3つ並んで設けられている。3つの挿入孔35a〜cのうちいずれか1つにアーム50の挿入部54が挿入されるようになっている。なお、図中では回転体における外周側から2番目の挿入孔35bに挿入部54が挿入されている。本実施形態では、各挿入孔35a〜cは、実質同一な形状であるため、図中で挿入部54が挿入されている挿入孔35bについて代表的に説明する。
挿入孔35bは、図3,4に示すように、挿入部54の挿入口である入口部36、及び、挿入部54が貫通することで、挿入部54の先端54aが突出する出口部37を形成している。挿入孔35bは、内面として、一対の第1内面部38a〜b、及び一対の第2内面部38c〜dを形成している。図3〜5に示すように、一対の第1内面部38a〜bは、互いに延伸方向DEに対向し、それぞれアーム50の挿入部54の曲率半径RAよりも大きな曲率半径RIを有する横断面円弧状の円弧面状に形成されている。一方、一対の第1内面部38a〜bを接続している一対の第2内面部38c〜dは、互いに延伸方向DEに実質垂直な幅方向DWに対向し、横断面直線状の平面状に形成されている。
これら第1内面部38a〜b及び第2内面部38c〜dの形状により、入口部36から出口部37に亘って、挿入孔35bにおける延伸方向DEのサイズSEは、延伸方向DEに実質垂直な幅方向DWのサイズSWよりも大きくされている。ここで、本実施形態における延伸方向DEのサイズSEとは、挿入孔35bの一対の第1内面部38a〜bにおける最も凹となる箇所間の寸法であり、また、幅方向DWのサイズSWとは、挿入孔35bの一対の第2内面部38c〜d間の寸法である。挿入孔35bの勾配を実質有さない第1実施形態では、入口部36における挿入孔35bの延伸方向DEのサイズSE1は、出口部37における挿入孔35bの延伸方向DEのサイズSE2と実質同一に形成されている。入口部36における幅方向DWのサイズSW1も、出口部37における幅方向DWのサイズSW2と実質同一に形成されている。また、第1内面部38a〜bにおける曲率半径RIも、入口部と出口部とで実質同一に形成されている。
また、挿入孔35bの入口部36のうち、第1内面部38a〜bの周辺は、面取りされている。具体的に、面取り箇所39a〜bは、挿入孔の内周側に向かうほど出口側に傾斜するようになっている。
回転本体部と一体的に形成される係止構造41は、2つの同径クランプ41a〜b、1つの小径クランプ41c、及び係止ストッパ41dにより構成され、これらは延伸方向DEに並んで配置されている。図2,3,6に示すように、最も挿入孔35b側に配置される2つの同径クランプ41a〜bは、それぞれ、その直径DC1をアーム50の係止部52の直径DAと同程度に形成され、曲げ側とは反対側及び受入側とは反対側から当該係止部を係止している。図2,3,7に示すように、小径クランプ41cは、その直径DC2をアーム50の係止部52の直径DAよりも僅かに小さく形成され、弾性変形状態で、曲げ側とは反対側及び受入側とは反対側から当該係止部を係止する。ここで、受入側とは、係止構造41において、同径クランプ41a〜b及び小径クランプ41cが解放されている側である。なお図7では、非弾性変形状態の小径クランプ41cが示され、また、係止部52が破線にて示されている。図2,3に示すように、係止ストッパ41dは、係止部52が回転して各クランプ41a〜cから外れるのを受入側から係止している。これらクランプ41a〜cが複数設けられているため、液面検出装置100の使用中に本体回転部34に歪み等が生じたとしても、確実に装着状態が維持される。
係止部52は、係止構造41に係止されることにより、本体回転部34の表面に沿って延伸して配置されている。
挿入部54は、係止部52に対して曲げられ、挿入孔35bに入口部36から挿入されている。より詳細には、係止部52と挿入部54との間の折り曲げ部56は、曲げ型による加工により形成されるため、湾曲している。挿入部54は、係止部52に対して鈍角をなして曲げられている。この鈍角の角度AAは、挿入孔35bの深さ等を考慮して、挿入孔35bの延伸方向DEのサイズSE及びアーム50の挿入部54の直径DAの公差上最大となる隙間をゼロにする角度に設定される。特に本実施形態の角度AAは、例えば90°よりも大きく、かつ91°以下の所定値に設定されている。
また、挿入部54の先端54aは、出口部37から突出して、固定体10の規制部18へ当接することにより、回転体30の回転角を規制する。ここで、3つの挿入孔35a〜cによって当接する規制部18が互いに異なるように形成されており、挿入部54の先端54aは、回転体30における外周側の挿入孔35aに挿入されるほど、回転体30の振れ角は小さくなっている。ここで、振れ角とは、挿入部54の先端54aに応じた両側の規制部18間に対応する角度である。すなわち、設置される燃料タンク1の形状に合わせて、アーム50を挿入する挿入孔35a〜cが選択される。
このような液面検出装置の製造方法として、アーム50の回転体30への装着工程について、図8,9を用いて以下に説明する。
まず、挿入工程として、アーム50の挿入部54を挿入孔35bの入口部36から挿入する。具体的には、図8,9に示すように、係止部52の延伸方向DEを係止構造41に対して受入側にずらした状態にて、挿入部54を挿入孔35bの孔軸HAに沿わせて挿入する。アーム50の挿入部54の直径DAよりも大きな幅方向DWのサイズSW、さらに大きな延伸方向DEのサイズSE、及び面取り箇所39a〜bにより、挿入孔35bは、挿入時の先端54aの位置ずれに対して寛容である。そして、挿入後の係止部52は、当該係止部52に対して鈍角に曲げられた挿入部54により、本体回転部34及び係止構造41に対して浮いた状態となる。
次に、係止工程として、アーム50の係止部52を係止構造41に係止する。具体的には、図9に矢印で示すように、本体回転部34の表面及び係止構造41に沿わせるようにアーム50の係止部52を押圧した状態にて、図8に矢印で示すように、挿入孔35bに挿入された挿入部54を中心に係止部52を係止構造41側に回転させる。これにより、アーム50の係止部52は係止構造41に受入側から受入される結果、係止構造41に係止される。具体的には、係止部52は、挿入孔35b側に配置される2つの同径クランプ41a〜bへの係止を開始し、その後に小径クランプ41cに押し込まれて、同径クランプ41a〜b、小径クランプ41c、及び係止ストッパ41dによって延伸方向DEに実質垂直な四方から係止される。
挿入工程において挿入孔35bの孔軸HAに沿っていた挿入部54は、係止工程における係止部52の押圧により、挿入孔35bの孔軸HAに対して角度をなして傾斜した状態となる。この結果、図4に拡大して示すように、挿入部54は、挿入孔35bの入口部36により係止部52に対する曲げ側から支持される支持箇所54bを形成する。また、挿入部54は、係止部52から支持箇所54bよりも離間した箇所のうち曲げ側とは反対側において挿入孔35bに弾性復元力を及ぼす。このようにして、挿入部54は、挿入孔35bの入口部36のうち、曲げ側の第1内面部38bにて支持箇所54bを形成し、挿入孔35bの出口部37のうち、曲げ側とは反対側の第1内面部38aにおける接触箇所54cにて弾性接触する。
一方、係止部52は、挿入部54から支持箇所54bよりも離間した箇所のうち挿入部54とは反対側において係止構造41に弾性復元力を及ぼす。このようにして具体的に係止部52は、係止構造41のうち各クランプ41a〜cに対して本体回転部34の表面とは反対側に弾性復元力を及ぼす。
以上、挿入孔35bへ挿入した場合について代表的に説明したが、挿入孔35a又は35cへ挿入する場合も同様である。
(作用効果)
以上説明した第1実施形態の作用効果を以下に説明する。
第1実施形態によると、挿入部54が挿入孔35a〜cに挿入されていると共に、係止部52が係止構造41により係止されているアーム50は、支持箇所54bにおいて挿入部54が挿入孔35a〜cの入口部36により係止部52に対する曲げ側から支持される。そして、アーム50は、係止部52から支持箇所54bよりも離間した箇所のうち曲げ側とは反対側において挿入孔35a〜cに弾性復元力を及ぼし、挿入部54から支持箇所54bよりも離間した箇所のうち曲げ側とは反対側において係止構造41に弾性復元力を及ぼすことで、回転体30とフロート20とを繋いでいる。これによれば、これらの弾性復元力により、アーム50の挿入孔35a〜cに対するがたつきを抑制することができる。そして、回転体30に対するフロート20の位置ずれが抑制されることで、液面レベルLLの検出精度を高める液面検出装置100を提供することができる。
また、第1実施形態によると、係止部52に対して鈍角をなして曲げられている。これによれば、装着工程において、アーム50の係止部52を浮かせた状態で挿入孔35a〜cにアーム50の挿入部54を挿入した後、当該係止部52を係止構造41に係止することにより、当該挿入部54は挿入孔35a〜cの孔軸HAに対して角度をなした状態となる。したがって、簡単な装着作業で、入口部36において支持箇所54bを形成すると共に、挿入孔35a〜c及び係止構造41に弾性復元力を及ぼすことができる。
また、第1実施形態によると、挿入孔35a〜cにおいて、延伸方向DEのサイズSEは、延伸方向DEに垂直な幅方向DWのサイズSWよりも大きい。ゆえに、挿入部54と挿入孔35a〜cとの間に延伸方向DEに隙間ができていたとしても入口部36において支持箇所54bを形成すると共に、挿入孔35a〜cに弾性復元力を及ぼすため、挿入孔35a〜cに対するアーム50の延伸方向DEのがたつきが抑制される。したがって、装着工程において、アーム50の挿入部54の挿入孔35a〜cに対する位置が延伸方向DEに長くなっている分ずれても、挿入部54を挿入孔35a〜cに容易に挿入した後、アーム50のがたつきを抑制することができる。
また、第1実施形態によると、挿入孔35a〜cの延伸方向DEの第1内面部38a〜bは、アーム50の曲率半径RAよりも大きな曲率半径RIを有する円弧状に形成される。これによれば、挿入部54が支持箇所54b及び弾性復元力を及ぼす箇所において受ける反力が曲率中心に向かう方向となるので、挿入孔35a〜cに対するアーム50の幅方向DWのがたつきを抑制することができる。
また、第1実施形態によると、挿入孔35a〜cの入口部36のうち、少なくとも延伸方向DEの曲げ側の第1内面部38bは、面取りされている。これによれば、装着工程においてアーム50の他方が面取り箇所39bにずれても挿入し易くなると共に、支持箇所54bを支持する入口部36の破損を防止できる。
(第2実施形態)
図10〜12に示すように、本発明の第2実施形態は第1実施形態の変形例である。
第2実施形態の液面検出装置200における挿入孔235は、第1実施形態と同様に、挿入部54の挿入口である入口部236、及び、挿入部54が貫通することで、挿入部54の先端54aが突出する出口部237を形成している。ここで、第2実施形態では、挿入孔235は、入口部236が広く、離間するほど狭くなる勾配を有している。より詳細には、挿入孔235における曲げ側が入口部236から出口部237に向かうほど孔軸HAに対して曲げ側とは反対側に傾斜する。一方、挿入孔235における曲げ側とは反対側が入口部236から出口部237に向かうほど孔軸HAに対して曲げ側に傾斜している。
このような勾配により、図11に示す入口部236における第2内面部238c〜dは、図12に示す出口部237における第2内面部238c〜dよりも延伸方向DEに長く形成されている。したがって、入口部236における挿入孔235の延伸方向DEのサイズSE1は、出口部237における挿入孔235の延伸方向DEのサイズSE2よりも大きく形成されている。なお、入口部236における幅方向DWのサイズSW1は、出口部237における挿入孔235の幅方向DWのサイズSW2と実質同一に形成されている。また、第1内面部238a〜bにおける曲率半径RIも、入口部236と出口部237とで実質同一に形成されている。本実施形態では、この勾配が本体回転部34の型成形における抜き勾配としても利用される。
以上説明した第2実施形態においても、挿入部54は、挿入孔235の入口部236により係止部52に対する曲げ側から支持される支持箇所54bを有し、係止部52から支持箇所54bよりも離間した箇所のうち曲げ側とは反対側において挿入孔235に弾性復元力を及ぼし、係止部52は、挿入部54から支持箇所54bよりも離間した箇所のうち挿入部54とは反対側において係止構造41に弾性復元力を及ぼしている。したがって、第1実施形態に準じた作用効果を奏することが可能となる。
また、第2実施形態によると、挿入孔235は、入口部236が広く、離間するほど狭くなる勾配を有する。これによれば、入口部236が広くなることにより、装着工程においてアーム50がずれても挿入し易くなる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に、第1実施形態に関する変形例1としては、挿入孔35a〜cは、入口部36が狭く、離間するほど広くなる勾配を有していてもよい。図13に示すこの例では、挿入孔35a〜cにおける曲げ側が入口部36から出口部37に向かうほど孔軸HAに対して曲げ側に傾斜する。一方、挿入孔35a〜cにおける曲げ側とは反対側が入口部36から出口部37に向かうほど孔軸HAに対して曲げ側とは反対側に傾斜している。
第1〜第2実施形態に関する変形例2としては、挿入孔35a〜cは有底に形成され、貫通していなくてもよい。
第1〜第2実施形態に関する変形例3としては、挿入部54は、係止部52に対して直角又は鋭角をなして曲げられていてもよい。
第1〜第2実施形態に関する変形例4としては、挿入孔35a〜cにおいて、延伸方向DEのサイズSEは、延伸方向DEに実質垂直な幅方向DWのサイズSW以下に形成されていてもよい。
第1〜第2実施形態に関する変形例5としては、挿入孔35a〜cの延伸方向DEの第1内面部38a〜bは、アーム50の曲率半径RAよりも大きな曲率半径RIを有する円弧状以外に形成されていてもよい。
第1〜第2実施形態に関する変形例6としては、挿入孔35a〜cの入口部36において、第1内面部38a〜b及び第2内面部38c〜dの周辺は、面取りされていなくてもよい(図13参照)。あるいは、図示しないが、挿入孔35a〜cの入口部36のうち、曲げ側の第1内面部38bの周辺のみが面取りされていてもよい。また、挿入孔35a〜cの入口部36において、全周が面取りされていてもよい。
第1〜第2実施形態に関する変形例7としては、本発明は、車両に搭載される他の液体、例えばブレーキフルード、エンジン冷却水、エンジンオイル等の容器内の液面検出装置に適用されてもよい。さらに、車両用に限らず、各種民生用機器、各種輸送機器が備える液体容器内に設けられる液面検出装置に、本発明は適用可能である。
100,200 液面検出装置、1 燃料タンク(容器)、10 固定体、20 フロート、30 回転体、35a〜c,235 挿入孔、36,236 入口部、38a〜b,238a〜b 第1内面部(内面部)、41 係止構造、50 アーム、52 係止部、54 挿入部、54b 支持箇所、DE 延伸方向、DW 幅方向、LL 液面レベル、RA,RI 曲率半径、SE,SE1,SE2,SW,SW1,SW2 サイズ

Claims (6)

  1. 容器(1)に貯留された液体の液面レベル(LL)を検出する液面検出装置であって、
    前記容器に対して固定される固定体(10)と、
    前記液体に浮かぶフロート(20)と、
    前記固定体に支持され、前記フロートにより、前記液面レベルの上下動に応じて回転する回転体(30)と、
    前記回転体と前記フロートとを繋ぎ、弾性変形可能なアーム(50)とを備え、
    前記回転体は、前記アームが入口部(36,236)から挿入される挿入孔(35a〜c,235)と、前記アームを係止する係止構造(41)とを有し、
    前記アームは、前記係止構造により係止され、所定の延伸方向(DE)に沿って延伸する係止部(52)と、前記係止部に対して曲げられ、前記挿入孔に挿入される挿入部(54)を有し、
    前記挿入部は、前記挿入孔の前記入口部により前記係止部に対する曲げ側から支持される支持箇所(54b)を有し、前記係止部から前記支持箇所よりも離間した箇所のうち前記曲げ側とは反対側において前記挿入孔に弾性復元力を及ぼし、
    前記係止部は、前記挿入部から前記支持箇所よりも離間した箇所のうち前記挿入部とは反対側において前記係止構造に弾性復元力を及ぼしていることを特徴とする液面検出装置。
  2. 前記挿入部は、前記係止部に対して鈍角をなして曲げられていることを特徴とする請求項1に記載の液面検出装置。
  3. 前記挿入孔において、前記延伸方向のサイズ(SE,SE1,SE2)は、前記延伸方向に垂直な幅方向(DW)のサイズ(SW,SW1,SW2)よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の液面検出装置。
  4. 前記挿入孔の前記延伸方向の内面部(38a〜b,238a〜b)は、前記アームの曲率半径(RA)よりも大きな曲率半径(RI)を有する円弧状に形成されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の液面検出装置。
  5. 前記挿入孔(235)は、前記入口部(236)が広く、離間するほど狭くなる勾配を有する請求項1から4のいずれか1項に記載の液面検出装置。
  6. 前記挿入孔(35a〜c,235)の前記入口部のうち、少なくとも前記延伸方向の前記曲げ側の内面部(38b,238b)は、面取りされていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の液面検出装置。
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