JP2015196584A - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、1台の送風機を用いてかご室内の加圧及び減圧を効率良く行うことを目的とするものである。
【解決手段】風量調整板22は、筐体21内に回転可能に設けられている。筐体21の第1の送風機接続口21aは、排気ダクト16を介して送風機12の排気口12bに接続されている。筐体21の第2の送風機接続口21bは、吸気ダクト15を介して送風機12の吸気口12aに接続されている。筐体21のかご室接続口21cは、室内吸排気ダクト14を介してかご室8の室内吸排気口8bに接続されている。筐体21内は、風量調整板22によって、かご室8内と連通した第1の空間と、外部連通口21dを通して外部と連通した第2の空間とに分離されている。隙間閉塞部材11は、閉塞部材接続管17を介して排気ダクト16に接続されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、かご室内の気圧を調整する気圧調整装置がかごに搭載されているエレベータ装置に関するものである。
高層ビルにおいて、エレベータ装置のかごを高速で昇降させると、周囲の気圧変動に対して鼓膜の変動が追いつかず、乗客に耳閉感を与える恐れがある。この問題を解決するために、かご室内の気圧を調整する気圧調整装置をかごに搭載したエレベータ装置が知られている。このような気圧調整装置を効率良く稼動させるためには、かご室の隙間を小さくする必要がある。
このため、従来のエレベータ装置では、弾性材料からなる通風部開閉部材がかご室の隙間に配置されており、通風部開閉部材に圧縮空気を送り込むことにより、通風部開閉部材を膨張させて隙間を閉塞させる。そして、この状態でかご室内に空気を送り込むことにより、かご室内の気圧が高められる(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−331855号公報
上記のような従来のエレベータ装置では、ポンプから圧縮空気を送り込んでかご室内の気圧を高めているため、かご室内を減圧したい場合には、ポンプとは別に減圧装置をかごに搭載する必要があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、1台の送風機を用いてかご室内の加圧及び減圧を効率良く行うことができるエレベータ装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータ装置は、室内吸排気口が設けられているかご室と、かご室内の気圧を調整する気圧調整装置とを有しており、昇降路内を昇降するかご、及び気圧調整装置を制御する気圧制御部を備え、気圧調整装置は、吸気口及び排気口が設けられている送風機と、吸排気風量調整部と、室内吸排気口と吸排気風量調整部との間に接続されている室内吸排気ダクトと、吸気口と吸排気風量調整部との間に接続されている吸気ダクトと、排気口と吸排気風量調整部との間に接続されている排気ダクトとを有しており、吸排気風量調整部は、筐体と、筐体内に回転可能に設けられている風量調整板と、風量調整板を駆動する調整板駆動部とを有しており、筐体には、排気ダクトが接続されている第1の送風機接続口と、第1の送風機接続口に対向し、吸気ダクトが接続されている第2の送風機接続口と、室内吸排気ダクトが接続されているかご室接続口と、かご室接続口に対向し、外部と連通している外部連通口とが設けられており、筐体内は、風量調整板によって、かご室内と連通した第1の空間と、外部連通口を通して外部と連通した第2の空間とに分離されており、かご室の隙間には、内部に空気が送られて膨張することにより隙間を閉塞する隙間閉塞部材が設けられており、隙間閉塞部材は、閉塞部材接続管を介して排気ダクトに接続されている。
この発明のエレベータ装置は、送風機を稼働しつつ、風量調整板の角度を変化させることにより、隙間閉塞部材を膨張させて隙間を閉塞するとともに、かご室内を加圧したり減圧したりすることができ、1台の送風機を用いてかご室内の加圧及び減圧を効率良く行うことができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す概略の構成図である。 図1のかごを示す斜視図である。 図1のかご室内に最大風量の空気を供給するときの状態を示す説明図である。 図1のかご室内に図3の場合よりも少ない風量の空気を供給するときの状態を示す説明図である。 図1のかご室内の空気を吸排気しないときの状態を示す説明図である。 図1のかご室内から最大風量の空気を排出するときの状態を示す説明図である。 図1のかご室内から図6の場合よりも少ない風量の空気を排出するときの状態を示す説明図である。 図1のかごが走行するときのかご室の外部の気圧及びかご室内の設定気圧の時間変化の一例を示すグラフである。 図8のかご室の外部の気圧とかご室内の設定気圧との差圧の時間変化を示すグラフである。 図8の設定気圧に沿ってかご室内の気圧を制御するときの図1の送風機の回転数の時間変化を示すグラフである。 図8の設定気圧に沿ってかご室内の気圧を制御するときの図1の風量調整板の回転角の時間変化を示すグラフである。 この発明の実施の形態2によるエレベータ装置の気圧制御装置の要部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す概略の構成図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータ装置を示す概略の構成図、図2は図1のかごを示す斜視図であり、図1及び図2では、かごの下部を透視して示している。昇降路上部の機械室には、巻上機1が設置されている。巻上機1は、駆動シーブ2と、駆動シーブ2を回転させる巻上機モータ(図示せず)と、駆動シーブ2の回転を制動する巻上機ブレーキ(図示せず)とを有している。
駆動シーブ2には、懸架体3が巻き掛けられている。懸架体3としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架体3の第1の端部には、かご4が接続されている。懸架体3の第2の端部には、釣合おもり5が接続されている。かご4及び釣合おもり5は、懸架体3により昇降路内に吊り下げられており、巻上機1の駆動力により昇降路内を昇降する。
かご4の昇降速度は、エレベータ制御装置6からの信号に基づいて、インバータ装置7が巻上機1の回転速度を変化させることによって制御される。
かご4は、懸架体3に接続されているかご枠(図示せず)と、かご枠に支持されている箱状のかご室8と、かご室8の下部でかご枠に支持されている気圧調整装置9とを有している。
かご室8の前面には、乗客が乗降するためのかご出入口8aが設けられている。かご出入口8aは、一対のかごドア10により開閉される。かご出入口8aの周縁部とかごドア10との間には、数mm程度の隙間が設けられている。この隙間には、弾性材料からなるチューブ状の隙間閉塞部材11が設けられている。
隙間閉塞部材11は、内部に圧縮空気が送られて膨張することにより、かご室8とかごドア10との間の隙間を閉塞する。また、隙間閉塞部材11は、内部への空気の送り込みを停止すると、隙間閉塞部材11自体の復元力により収縮する。かご室8とかごドア10との間の隙間は、隙間閉塞部材11が収縮することにより開放される。
気圧調整装置9は、送風機12、吸排気風量調整部13、室内吸排気ダクト14、吸気ダクト15、排気ダクト16、及び閉塞部材接続管(チューブ)17を有している。送風機12は、かご4の下部に固定された送風機台18上に設置されている。また、送風機12は、吸気口12a及び排気口12bを有している。
吸排気風量調整部13は、筐体21と、筐体21内に回転可能に設けられている風量調整板(可動仕切板)22と、風量調整板22を駆動する調整板駆動部としての調整板駆動モータ23とを有している。
筐体21の互いに対向する一対の側面には、第1及び第2の送風機接続口21a,21bが設けられている。第1の送風機接続口21aは、排気ダクト16を介して送風機12の排気口12bに接続されている。第2の送風機接続口21bは、第1の送風機接続口21aに対向し、吸気ダクト15を介して送風機12の吸気口12aに接続されている。
筐体21の上面には、かご室接続口21cが設けられている。かご室8の下面(床面)には、かご室8内の空気を吸排気するための室内吸排気口8bが設けられている。かご室接続口21cは、室内吸排気ダクト14を介して室内吸排気口8bに接続されている。
筐体21の下面には、かご4の外部と連通する外部連通口21dが設けられている。外部連通口21dは、かご室接続口21cに対向している。筐体21内は、風量調整板22によって、かご室8内と連通した第1の空間(風量調整板22の上側の空間)と、外部連通口21dを通して外部と連通した第2の空間(風量調整板22の下側の空間)とに分離されている。
風量調整板22の回転軸22aは、筐体21の送風機接続口21a,21bが設けられていない一対の側面間に、これらの側面に対して垂直かつ水平に配置されている。
第1及び第2の送風機接続口21a,21bは、矩形状である。そして、風量調整板22の一端部は、第1の送風機接続口21aから筐体21外へ突出し、排気ダクト16内まで達している。また、風量調整板22の他端部は、第2の送風機接続口21bから筐体21外へ突出し、吸気ダクト15内まで達している。
閉塞部材接続管17は、隙間閉塞部材11と排気ダクト16の上面との間に接続されている。即ち、隙間閉塞部材11は、閉塞部材接続管17を介して排気ダクト16に接続されている。
気圧調整装置9は、気圧制御部24によって制御される。気圧制御部24は、送風機12及び調整板駆動モータ23の駆動を制御する。また、気圧制御部24は、かご4の位置に応じて、調整板駆動モータ23にその回転角を制御する制御信号を送る。さらに、気圧制御部24には、エレベータ制御装置6からの信号が入力される。
次に、図3ないし図7を用いて、気圧調整装置9の動作について説明する。なお、図3ないし図7における矢印は、送風機12からの空気の流れを示すものである。また、本実施の形態において、送風機12は、一定の回転数で回転するものである。
さらに、送風機12の稼働中は、かご室8内への吸気・排気にかかわらず、排気ダクト16内の圧力は正圧であるため、閉塞部材接続管17を介して排気ダクト16内に連通している隙間閉塞部材11が膨張しており、かご室8とかごドア10との間の隙間が閉塞されている。
図3は図1のかご室8内に最大風量の空気を供給するときの状態を示す説明図である。かご室8内に最大風量の空気を供給するときは、排気口12bと室内吸排気口8bとが連通するとともに、吸気口12aと外部連通口21dとが連通し、かつ、吸気口12aと排気口12bとが連通しないように、筐体21内が風量調整板22により仕切られる。
このような状態では、外部連通口21dから筐体21内の第2の空間に取り込まれた空気が、吸気ダクト15を通り、吸気口12aから送風機12に吸気される。そして、排気口12bから排出された空気は、排気ダクト16、筐体21内の第1の空間、及び室内吸排気ダクト14を通り、かご室8内に送り込まれる。これにより、かご室8内は、外部の気圧に対して加圧された状態となる。
図4は図1のかご室8内に図3の場合よりも少ない風量の空気を供給するときの状態を示す説明図である。図4では、風量調整板22が、図3の状態から反時計方向へ少しだけ回転した状態になっている。これにより、第1の空間と排気口12bとを連通する風路のコンダクタンスが、第1の空間と吸気口12aとを連通する風路のコンダクタンスよりも大きく、かつ、第2の空間と吸気口12aとを連通する風路のコンダクタンスが、第2の空間と排気口12bとを連通する風路のコンダクタンスよりも大きくなっている。
このような状態では、排気口12bから排出された空気の多くが、かご室8内に流れるが、排気口12bから排出された空気の一部は、第1の空間から吸気ダクト15を経由して吸気口12aへ流れる。このため、図3の場合に比べ、送風機12からかご室8内に流れる風量が少なくなる。
図5はかご室8内の空気を吸排気しないときの状態を示す説明図である。図5では、風量調整板22が水平になっている。この状態では、排気口12bから排出された空気の全風量が筐体21を通り抜けて吸気ダクト15に流れ、吸気口12aから吸気される。即ち、送風機12から排出された空気は、上記の経路を循環するだけであり、かご室8内の空気を吸排気しないので、かご室8内の気圧は変化しない。
図6はかご室8内から最大風量の空気を排出するときの状態を示す説明図である。かご室8内から最大風量の空気を排出するときは、排気口12bと外部連通口21dとが連通するとともに、吸気口12aと室内吸排気口8bとが連通し、かつ、吸気口12aと排気口12bとが連通しないように、筐体21内が風量調整板22により仕切られる。
このような状態では、かご室8内の空気が、室内吸排気口8bから、室内吸排気ダクト14、筐体21内の第1の空間、及び吸排気ダクト14を通り、室内吸排気口8bから送風機12に吸気される。そして、排気口12bから排出された空気は、排気ダクト16及び筐体21内の第2の空間を通り、外部連通口21dから外部へ排出される。これにより、かご室8内は、外部の気圧に対して減圧された状態となる。
図7は図1のかご室8内から図6の場合よりも少ない風量の空気を排出するときの状態を示す説明図である。図7では、風量調整板22が、図6の状態から時計方向へ少しだけ回転した状態になっている。これにより、第1の空間と排気口12bとを連通する風路のコンダクタンスが、第1の空間と送風機12の吸気口12aとを連通する風路のコンダクタンスよりも小さく、かつ、第2の空間と吸気口12aとを連通する風路のコンダクタンスが、第2の空間と排気口12bとを連通する風路のコンダクタンスよりも小さくなっている。
このような状態では、かご室8内の空気だけではなく、排気口12bから排出される空気の一部も吸気口12aに吸い込まれる。このため、図6の場合に比べ、かご室8内から排出される空気の風量が少なくなる。
このように、風量調整板22を回転させることにより、筐体21内の第1の空間及び第2の空間と送風機12の吸気口12a及び排気口12bとをそれぞれ連通する風路のコンダクタンスを連動的に変化させることができる。
これにより、かご室8内をバイパスして排気口12bから吸気口12aへ流れる空気の風量を変化させることができ、かご室8内への外部空気の供給と、かご室8内の空気の外部への排出とを切り替えることができる。また、かご室8内への供給風量及びかご室8内からの排出風量を任意に調整することもできる。
次に、図8ないし図11を用いて、かご室8内の気圧の調整方法について説明する。図8は図1のかご4が走行するときのかご室8の外部の気圧及びかご室8内の設定気圧の時間変化の一例を示すグラフであり、かご4の下方向走行時の例を示している。かご室8の外部の気圧は、図8に破線の曲線で示すように、かご4の降下速度の変化に応じてS字形に変化する。かご室8内の気圧を調整しない場合、かご室8内の気圧は、これと同様にS字形に変化する。
これに対して、図8の実線の曲線は、本実施の形態におけるかご室8内の設定気圧変化曲線である。図8の例では、かご室8内の気圧の変化率を2段階に変化させている。
また、図9は図8のかご室8の外部の気圧とかご室8内の設定気圧との差圧の時間変化を示すグラフである。図8の設定気圧変化曲線のようにかご室8内の気圧を変化させるためには、図9に直線で示す差圧分だけ、かご室8内の気圧が増減するように気圧調整装置9を制御する必要がある。
このような制御をするための送風機12の回転数の時間変化を図10に、風量調整板22の回転角の時間変化を図11にそれぞれ示す。なお、図11において、風量調整板22の角度は、図5に示すように風量調整板22が水平方向を向いているときを0度として、時計方向を正方向、反時計方向を負方向と定義している。
図10に示すように、本実施の形態では、気圧制御部24は、かご4の走行開始とともに送風機12を起動する。また、気圧制御部24は、かご4の走行終了までに送風機12が停止するように、かご4の走行停止の数秒前には送風機12の電源を遮断する。また、気圧制御部24は、送風機12稼動時の送風機12の回転数を一定に保つ。
一方、風量調整板22の回転角度は、図11に示すように、図9の差圧変化曲線に対応した角度になるように気圧制御部24によって制御される。図11の時刻t1、t2、t3における風量調整板22の角度は、それぞれ図3、図4、図5の状態に対応している。また、時刻t4における風量調整板22の角度は、図7の状態に対応している。
なお、ここでは、かご4の下方向走行時の気圧調整方法について説明したが、かご4の上方向走行時も同様に気圧調整することができる。
このようなエレベータ装置では、送風機12を稼働しつつ、風量調整板22の角度を変化させることにより、隙間閉塞部材11を膨張させて隙間を閉塞するとともに、かご室8内を加圧したり減圧したりすることができ、1台の送風機12を用いてかご室8内の加圧及び減圧を効率良く行うことができる。
また、送風機12の排気口12b近傍に閉塞部材接続管17を配置し、閉塞部材接続管17の先に隙間閉塞部材11を設けることで、かご室8内を気密にすることができ、少ない風量でかご室8内の気圧を調整することができる。このため、省スペース化、省エネルギー化、低コスト化、低騒音化を図ることができる。
実施の形態2.
次に、図12はこの発明の実施の形態2によるエレベータ装置の気圧制御装置の要部を示す斜視図であり、図12における矢印も空気の流れを示している。実施の形態2では、閉塞部材接続管17の排気ダクト16側の端部が、排気ダクト16内で直角に曲げられており、その開口が排気口12bに対向している。即ち、実施の形態2の閉塞部材接続管17は、L字形である。他の構成及び動作は、実施の形態1と同様である。
このような構成では、閉塞部材接続管17のかご室8とは反対側の端部が、送風機12から排出される空気の流れに対して平行になっており、かつ閉塞部材接続管17の開口が排気口12bに対向しているので、実施の形態1と同様の効果に加え、送風機12から排出される空気の動圧分、隙間閉塞部材11に送られる空気の圧力が増加するため、静圧が小さい送風機12でも大きな圧力を得ることができるようになる。
実施の形態3.
次に、図13はこの発明の実施の形態3によるエレベータ装置を示す概略の構成図である。実施の形態3では、閉塞部材接続管17の中間部に電磁バルブ25が設けられている。電磁バルブ25の開閉は、気圧制御部24により制御される。
また、隙間閉塞部材11の近傍には、隙間閉塞部材11が収縮しているかどうかを検出するセンサ26が配置されている。センサ26としては、例えば光学センサを用いることができる。センサ26からの検出信号は、気圧制御部24に送られる。
エレベータ装置が通常運転しているときは、電磁バルブ25は常時開状態に維持される。これに対して、例えば、かご室8内に乗客が閉じ込められた場合などの非常時には、気圧制御部24は、エレベータ制御装置6からの信号を受けて、送風機12を一旦停止する。
この後、気圧制御部24は、センサ26からの検出信号に基づいて隙間閉塞部材11が収縮したことを確認した後、電磁バルブ25を閉めるとともに、風量調整板22を図3の位置になるように回転させ、送風機12を再稼動する。他の構成及び動作は、実施の形態1又は2と同様である。
このような構成によれば、実施の形態1と同様の効果に加え、非常時にかご室8内により多くの新鮮な外気を送ることができる。
なお、上記の例では、気圧調整装置9をかご4の下部に配置したが、かご4の上部に設けてもよい。
また、室内吸排気口8bは、かご室8の上面又は側面に設けてもよい。
さらに、上記の例では、隙間閉塞部材11をかご出入口8aの全周に設けたが、かご出入口8aの周囲の一部のみに設けてもよい。また、隙間閉塞部材は、必要に応じて、かご室8の壁、天井、床等の隙間に設けてもよい。
さらにまた、上記の例では、かご室8内の気圧を図8の実線で示すように2段階の変化率になるように調整したが、かご室8内の設定気圧はこれに限るものではなく、例えば一定の変化率になるように調整することもできる。
また、気圧制御部は、エレベータ制御装置と一体化してもよい。
さらに、実施の形態3のセンサ26は、2箇所以上に配置してもよい。
さらにまた、エレベータ装置全体の機器のレイアウト及びローピング方式等は、図1の例に限定されるものではない。例えば、この発明は、2:1ローピングのエレベータ装置にも適用できる。また、例えば巻上機の位置及び数等も図1の例に限定されない。
また、この発明は、例えば、機械室レスエレベータ、ダブルデッキエレベータ、又はワンシャフトマルチカー方式のエレベータなど、種々のタイプのエレベータ装置に適用できる。
4 かご、8 かご室、8b 室内吸排気口、9 気圧調整装置、11 隙間閉塞部材、12 送風機、12a 吸気口、12b 排気口、13 吸排気風量調整部、14 室内吸排気ダクト、15 吸気ダクト、16 排気ダクト、17 閉塞部材接続管、21 筐体、21a 第1の送風機接続口、21b 第2の送風機接続口、21c かご室接続口、21d 外部連通口、22 風量調整板、23 調整板駆動モータ(調整板駆動部)、24 気圧制御部、25 バルブ、26 センサ。

Claims (6)

  1. 室内吸排気口が設けられているかご室と、前記かご室内の気圧を調整する気圧調整装置とを有しており、昇降路内を昇降するかご、及び
    前記気圧調整装置を制御する気圧制御部
    を備え、
    前記気圧調整装置は、吸気口及び排気口が設けられている送風機と、吸排気風量調整部と、前記室内吸排気口と前記吸排気風量調整部との間に接続されている室内吸排気ダクトと、前記吸気口と前記吸排気風量調整部との間に接続されている吸気ダクトと、前記排気口と前記吸排気風量調整部との間に接続されている排気ダクトとを有しており、
    前記吸排気風量調整部は、筐体と、前記筐体内に回転可能に設けられている風量調整板と、前記風量調整板を駆動する調整板駆動部とを有しており、
    前記筐体には、前記排気ダクトが接続されている第1の送風機接続口と、前記第1の送風機接続口に対向し、前記吸気ダクトが接続されている第2の送風機接続口と、前記室内吸排気ダクトが接続されているかご室接続口と、前記かご室接続口に対向し、外部と連通している外部連通口とが設けられており、
    前記筐体内は、前記風量調整板によって、前記かご室内と連通した第1の空間と、前記外部連通口を通して外部と連通した第2の空間とに分離されており、
    前記かご室の隙間には、内部に空気が送られて膨張することにより前記隙間を閉塞する隙間閉塞部材が設けられており、
    前記隙間閉塞部材は、閉塞部材接続管を介して前記排気ダクトに接続されているエレベータ装置。
  2. 前記閉塞部材接続管に設けられているバルブ、及び
    前記隙間閉塞部材が収縮しているかどうかを検出するセンサ
    をさらに備え、
    前記気圧制御部は、非常時に前記送風機を停止し、前記センサからの検出信号に基づいて前記隙間閉塞部材が収縮したことを確認した後、前記バルブを閉める請求項1記載のエレベータ装置。
  3. 前記気圧制御部は、前記バルブを閉めた後に前記送風機を再稼働する請求項2記載のエレベータ装置。
  4. 前記閉塞部材接続管の前記排気ダクト側の端部の開口が、前記排気口に対向している請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
  5. 前記気圧制御部は、前記かごの走行開始と同時に前記送風機を起動し、前記かごの走行終了までに前記送風機を停止させる請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
  6. 前記気圧制御部は、前記送風機の稼動時の前記送風機の回転数を一定に保つ請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のエレベータ装置。
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