JP2015195568A - 通信装置、及び通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラの画像を通信する通信システムにおいて、回転誤差、傾き等があるカメラによって撮像された画像の補正を容易にする。
【解決手段】通信装置は、撮像手段によって撮像された画像に基づいて表示画像を表示する表示手段と、前記撮像手段の回転誤差又は傾きに応じた複数の補正情報を予め記憶した情報処理装置から、一の補正情報を選択的に取得する取得手段と、前記取得した補正情報に基づいて前記表示画像を補正する補正手段と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、通信装置、及び通信システムに関する。
インターネット等の通信ネットワークを介して、遠隔地等と会議を行うテレビ会議システム(ビデオ会議システムとも言う)が知られている。このようなテレビ会議システムで用いられるカメラにおいて、カメラセンサー(CMOSや、CCD等の撮像素子)を搭載したカメラ基板等を筐体に組み込む際には、カメラ基板等の穴径が取付けネジ径よりも大きい等により取付誤差が生じ得る。また、カメラ基板等にカメラセンサーを実装するときには実装誤差が生じ得る。さらに、テレビ会議を行う際のカメラの設置状態により、水平位置から回転方向の誤差が生じ得る。このような、カメラの光軸周りの回転誤差を補正する技術が既に知られている。
例えば、カメラの取付位置の光軸回転方向のズレ量θを検出し、予め記憶した複数の回転補正マップの中からズレ量θに最も近い回転補正マップを選択し、選択した回転補正マップに基づいて補正処理を行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、テレビ会議システム等の通信システムにおいて、通信先から送られてくる画像に回転誤差や傾きがある場合、特許文献1に開示された技術では、通信先の参加者等に画像を撮像するカメラの回転誤差や傾きの補正を依頼する必要がある。しかし、例えば、テレビ会議を行う各拠点の参加者は、必ずしもカメラの誤差補正を行えるとは限らないので、カメラの画像を通信する通信システムにおいて、回転誤差、傾き等があるカメラによって撮像された画像の補正を行うことには困難を伴っていた。
本発明の実施の形態は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、カメラの画像を通信する通信システムにおいて、回転誤差、傾き等があるカメラによって撮像された画像の補正を容易にすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る通信装置は、撮像手段によって撮像された画像に基づいて表示画像を表示する表示手段と、前記撮像手段の回転誤差又は傾きに応じた複数の補正情報を予め記憶した情報処理装置から、一の補正情報を選択的に取得する取得手段と、前記取得した補正情報に基づいて前記表示画像を補正する補正手段と、を有する。
本発明の実施の形態によれば、カメラの画像を通信する通信システムにおいて、回転誤差、傾き等があるカメラによって撮像された画像の補正を容易にすることができる。
一実施形態に係るテレビ会議システムの構成図である。 一実施形態に係るテレビ会議装置のハードウェア構成図である。 一実施形態に係るテレビ会議システムの機能構成図である。 第1の実施形態に係るテレビ会議装置の処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る回転方向の誤差又は傾きを説明するための図である。 第1の実施形態に係る調整画面及び調整操作部の一例を示す図である。 第2の実施形態に係るテレビ会議システムの処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成例を示す図である。 第3の実施形態に係るテレビ会議システムの機能構成図である。 第3の実施形態に係るテレビ会議装置の補正処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るサーバ装置の補正処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る補正処理の例を示すシーケンスチャートである。
以下に、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
<システムの構成>
図1は一実施形態に係るテレビ会議システムの構成図である。テレビ会議システム100は、例えば、インターネット等のネットワーク103に接続された複数のテレビ会議装置101−1〜101−4(以下、実施形態では通信装置ともいう)と、サーバ装置102(以下、実施形態では情報処理装置ともいう)とを備える。尚、テレビ会議システム100は、通信システムの一例である。例えば、通信システムは、監視カメラシステム、映像配信システム等、カメラ等の撮像手段を有する他の通信システムであっても良い。つまり、先に示したように、テレビ会議システム、監視カメラシステム、映像配信システム等に用いられるカメラ等の撮像手段を有する装置から、画像を受信する装置を通信装置という。
また、以下の説明の中で、複数のテレビ会議装置101−1〜101−4のうちの任意のテレビ会議装置を示す場合、「テレビ会議装置101」を用いる。
テレビ会議装置101は、テレビ会議システム100に対応した端末装置である。テレビ会議装置101は、例えば、PC(Personal Computer)、タブレット端末、スマートフォン等の汎用の情報処理装置であっても良いし、テレビ会議システム100用の専用端末等であっても良い。テレビ会議装置101が汎用の情報処理装置である場合、テレビ会議装置101の各機能は、例えば、情報処理装置にインストールされたアプリケーションプログラム等によって実現される。なお、端末装置は、通信装置の一例である。つまり、テレビ会議システムでは、テレビ会議を行うための端末装置として、お互いに画像を送受信することができる構成となっている。
サーバ装置102は、例えば、テレビ会議装置101−1〜101−4と接続しているか否かの接続状態のモニタ、テレビ会議の開始/終了時の接続制御、テレビ会議中の画像(映像)や音声等のデータの送受信等、テレビ会議の制御を行う。尚、サーバ装置102は、テレビ会議装置101から得られたデータをエンコードしたり、テレビ会議装置101から得られたエンコードされたデータをデコードしたりするコーデック機能を備えていても良い。
上記構成により、例えば、テレビ会議装置101−1の利用者は、他のテレビ会議装置101−2〜101−4の利用者と、リアルタイムに送受信される画像や音声を介してテレビ会議を行うことができる。
尚、図1の構成は一例である。例えば、テレビ会議システム100を構成するテレビ会議装置101の数は2つ以上の任意の数であって良い。また、サーバ装置102は、複数のサーバで構成されるもの等であっても良い。
<ハードウェア構成>
図2は、一実施形態に係るテレビ会議装置のハードウェア構成図である。テレビ会議装置101は、一般的なコンピュータの構成を含んでおり、例えば、CPU(Central Processing Unit)201、RAM(Random Access Memory)202、ROM(Read Only Memory)203、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)204、カメラ205、スピーカ206、通信I/F(Interface)部207、コーデック部208、画像処理部209、表示部210、操作部211、マイク212、及びバス213等を有する。尚、テレビ会議装置101は、通信装置の一例である。
CPU201は、ROM203等からプログラムやデータを読み出し、処理を実行することで、テレビ会議装置101が備える様々な機能を実現する演算装置である。RAM202は、CPU201のワークエリア等として利用される揮発性のメモリである。ROM203は、プログラムやデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。EEPROM204は、例えば、テレビ会議装置101の設定値や、補正情報等を記憶する不揮発性のメモリである。
カメラ205は、例えば、CPU201等の制御に従って、テレビ会議の参加者等の画像を撮像する手段であり、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)や、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を含む。
スピーカ206は、通信先のテレビ会議装置101等から受信した音声信号を音声に変換して出力する。マイク212は、例えば、テレビ会議の参加者の音声等を取得し音声信号に変換する。
通信I/F207は、テレビ会議装置101をネットワーク103に接続し、他のテレビ会議装置101や、サーバ装置102等とデータの送受信を行うためのインタフェースである。
コーデック部208は、サーバ装置102を介して通信先のテレビ会議装置101に送信する画像や音声を符号化し、また、通信先のテレビ会議装置101から受信したデータを画像や、データに復号化する。
画像処理部209は、例えば、CPU201等の制御に従って、送受信する会議画像等に画像処理を行う。
表示部210は、例えば、通信先のテレビ会議装置101から受信した画像等を表示する、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)ディスプレイ、プロジェクタ等の表示装置である。
操作部211は、操作ボタンや、キーボード等、テレビ会議装置101がユーザの操作を受付けるための手段である。バス213は、例えば、アドレスバス、データバス、及び各種制御信号等を伝達する。
尚、上記構成はあくまで一例であって、本発明を限定するものではない。例えば、ROM203とEEPROM204は、一つのフラッシュROM等であっても良い。また、テレビ会議装置101は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のストレージデバイスをさらに有していても良い。
また、コーデック部208は、図1の説明で述べたようにサーバ装置102が有していても良いし、CPU201で動作するプログラム等によって実現されるものであっても良い。また、画像処理部209は、例えば、CPU201で動作するプログラム等によって実現されるものであっても良い。
<機能構成>
図3は、一実施形態に係るテレビ会議システムの機能構成図である。
(テレビ会議装置の機能構成)
図3において、テレビ会議装置101は、撮像手段301、画像処理手段302、表示手段303、通信手段304、取得手段305、記憶手段306、操作手段307、通知手段308等を有する。
撮像手段301は、例えば、会議の参加者、ホワイトボード、プロジェクタの投影画像等、会議の画像を撮像する手段であり、例えば、図2のカメラ205等を含む。
画像処理手段(補正手段)302は、取得手段305がサーバ装置102等から取得した補正情報に基づいて、撮像手段301や、通信先のテレビ会議の撮像手段301等によって撮像された会議の画像を補正する。例えば、画像処理手段302は、取得手段305がサーバ装置102から取得してEEPROM204等に記憶した回転補正マップ(補正情報)を用いて、会議画像の回転誤差の補正処理(回転処理)を行う。さらに、画像処理手段302は、回転処理によって生じた画像のずれを調整するため、画像の切出し、及びスケーラ処理(解像度変換処理)等を行う。画像処理手段302は、例えば、図2の画像処理部209等を含む。或いは、画像処理手段302は、CPU201で動作するプログラム等によって実現されるものであっても良い。
表示手段303は、撮像手段301や、通信先のテレビ会議装置の撮像手段301等によって撮像された画像に基づいて表示画像を表示する手段であり、例えば、図2の表示部210等を含む。
通信手段304は、テレビ会議装置101をネットワーク103に接続し、サーバ装置102や、他のテレビ会議装置101等と、データの送受信を行うための手段である。通信手段304は、例えば、送信手段309、受信手段310、符号化復号化手段311等を含む。
送信手段309は、会議の画像や音声等のデータや、各種情報等を、ネットワーク103を介して、サーバ装置102や他のテレビ会議装置101等に送信する。受信手段310は、サーバ装置102や他のテレビ会議装置等から、ネットワーク103を介して、会議の画像や音声等のデータ、各種情報等を受信する。送信手段309及び受信手段310は、例えば、図2の通信I/F部207等に相当する。
符号化復号化手段311は、送信手段309が送信する会議の画像や音声等を、例えば、H.264SVC(Scalable Video Coding)、H.264AVC(Advanced Video Coding)等の映像符号化技術で符号化する。また、符号化復号化手段311は、受信手段310が受信するH.264SVC等で符号化されたデータを復号化し、通信先の画像や音声等を出力する。符号化復号化手段311は、例えば、図2のコーデック部208等に相当する。尚、符号化復号化手段311は、通信手段304とは別に設けられていても良いし、CPU201で実行されるプログラム等によって実現されるものであっても良い。
取得手段305は、サーバ装置102が予め記憶した、撮像手段(例えば、撮像手段301や、通信先のテレビ会議装置の撮像手段301)の回転誤差又は傾きに応じた複数の回転補正マップ(補正情報)の中から、一の回転補正マップを選択的に取得する。取得手段305は、例えば、表示手段303によって表示された表示画面の回転誤差、又は傾きを示す角度情報θと、表示手段303の解像度情報とに基づいて、補正に用いる回転補正マップをサーバ装置102から取得する。或いは、取得手段305は、例えば、表示手段303の解像度情報と、他のテレビ会議装置101から通知された角度情報θとに基づいて、補正に用いる回転補正マップをサーバ装置102から取得する。尚、取得手段305は、例えば、CPU201で動作するプログラム等によって実現される。
記憶手段306は、取得手段305がサーバ装置102から取得した回転補正マップを記憶する手段であり、例えば、図2のEEPROM204等の不揮発性の記憶領域と、RAM202等の一時記憶領域を含む。
操作手段307は、ユーザからの入力操作を受け付ける手段であり、例えば、図2の操作部211等を含む。
通知手段308は、表示手段303によって表示された表示画面の回転誤差、又は傾きを示す角度情報θを他のテレビ会議装置101に通知する手段であり、例えば、CPU201で動作するプログラム等によって実現される。
(サーバ装置の機能構成)
図3において、サーバ装置102は、会議サーバ手段312、記憶手段313等を有する。会議サーバ手段312は、例えば、テレビ会議装置101の接続状態のモニタ、テレビ会議の接続制御、画像や音声等のデータの送受信等のテレビ会議に関する制御を行う。会議サーバ手段312は、例えば、サーバ装置102で動作するプログラム等によって実現される。
サーバ装置102の記憶手段313は、撮像手段301の回転誤差、傾き等に応じた複数の回転補正マップ等のマップ情報を記憶する。記憶手段313は、例えば、サーバ装置102に含まれるHDDや、SSD等ストレージ部等に含まれる。
尚、上記構成は一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、符号化復号化手段311や、画像処理手段302等は、サーバ装置102が有していても良い。また、テレビ会議システム100は、複数のサーバ装置を有し、会議サーバ手段312と、記憶手段313が異なるサーバ装置に含まれているもの等であっても良い。
<処理の流れ>
[第1の実施形態]
図4は、第1の実施形態に係るテレビ会議装置の処理の流れを示すフローチャートである。図4の処理は、回転誤差、傾き等がある撮像手段301によって撮像された会議画像の回転誤差、傾き等を補正(調整)する処理の一例である。
例えば、テレビ会議装置101のユーザによる操作手段307への操作等により調整モードが選択されると(ステップS401)、テレビ会議装置101は、調整モードに移行し、例えば、表示手段303に調整画面を表示する。ユーザは、例えば、この調整画面に基づいて操作手段307の調整ボタン等を操作し(S402)表示画面の調整を行う。
ここで、表示画面の調整例について説明する。
図5は、第1の実施形態に係る回転方向の誤差又は傾きを説明するための図である。図5の(a)は、撮像手段301の光軸周りの回転誤差(回転方向の誤差)又は傾きが無い場合の表示画像の例を示している。図5の(a)において、表示部210に表示画像501が、回転誤差又は傾きがない状態で表示されているものとする。
図5の(b)は、撮像手段301の光軸周りの回転誤差又は傾きがある場合の表示画像の例を示している。図5の(b)において、表示部210に表示された表示画像502は、図5(a)の表示画像501に対して、傾いて表示されている。本実施の形態では、この傾きを示す角度情報θを調整画面等で取得し、取得した角度情報θに近い補正角度の回転補正マップをサーバ装置102から取得して会議画面(表示画面及び/又は送信画面)の回転誤差又は傾きの補正を行う。尚、表示画面の回転誤差又は傾きは、例えば、カメラ基板等をテレビ会議装置101の筐体に組み込む際の組立誤差、カメラ基板等にカメラセンサーを実装するときの実装誤差、及びカメラ設置時の傾き等を含む。
図6は、第1の実施形態に係る調整画面及び調整操作部の一例を示す図である。図6(a)は、調整画面の一例を示している。図6(a)において、表示部210(表示手段303)には、表示画像601と共に、表示部210の表示画面の縦方向及び横方向に等間隔で配置されたグリッド線602、及び操作方法を示す操作ガイド603が表示されている。
また、図6(b)は、調整操作部の一例を示している。図6において、例えば、操作ガイド603に従って、左方向ボタン604を押下することにより、表示画像601は、表示部210の表示画面の中央を中心に所定の角度(例えば、1度)だけ左回転して表示される。同様に、右方向ボタン605を押下することにより、表示画像601は、表示部210の表示画面の中央を中心に所定の角度だけ右回転して表示される。ユーザは、例えば、左方向ボタン604、右方向ボタン605を操作して、表示画像601の傾きを修正し、修正が終わると、決定ボタン606を押下する。
テレビ会議装置101は、例えば、このときユーザが回転させた角度を角度情報θとして用いることができる。尚、図6(a)の表示画像601「ABC」はあくまで一例であって、調整を行う撮像手段301に、例えば、机、柱、窓等、より調整に適した画像を撮像させることにより、容易に表示画像の調整を行うことができる。
ここで、図4に戻ってフローチャートの説明を続ける。ステップS402において、調整ボタンの操作等により角度情報θが得られると、取得手段305は、角度情報θと、表示手段303の解像度情報Xとを用いて、サーバ装置102にマップデータ(回転補正マップ)を要求する(ステップS403)。ここで、マップデータとは、回転誤差や傾きを補正するための補正情報である。また、取得手段305は、サーバ装置102からマップデータをメモリ(記憶手段306)にダウンロードする(ステップS404)。
次に、画像処理手段302(画像変換部)は、メモリからマップデータを読み出し(ステップS405)、マップデータに基づいて表示画像の回転処理を行う(ステップS406)。さらに、画像処理手段302は、回転処理でずれた領域の切出しと、スケーラ処理とを行う(ステップS407)。例えば、図5(b)において、表示画像502をθが「0」となるように右回転させると、四隅が欠けてしまうので、画像処理手段302は、表示画像を拡大し(スケーラ処理)、表示部210に合わせて画像を切出し、表示画像を作成する。
ユーザは、上記処理により表示手段303に表示された画像を確認し、問題がない場合、ボタン操作等により調整を完了させる(ステップS408)。調整が完了すると、画像処理手段302は、記憶手段306に記憶したマップデータを用いて、表示画像の補正を行う。これにより、表示手段303には、傾きのない表示画像が表示されるようになる。
さらに、調整対象となる撮像手段301が自装置の撮像手段301である場合、他のテレビ会議装置101に送信する画像にも、表示画像と同様の補正を行うものであっても良い。これにより、他のテレビ会議装置101に、画像の回転誤差、傾き等のない画像が送信することができる。
また、ステップS408で調整が完了したとき、テレビ会議装置101は、マップデータを記憶手段306の不揮発領域(EEPROM204等)に書き込む(ステップS409)。これにより、次回の電源オン時には、記憶手段306から、調整後のマップ情報を自動的に読み出し、画像の補正処理が行われるようになる。
上記処理により、撮像手段301の回転誤差、傾き等の補正を容易に行えるようになる。尚、補正の対象となる撮像手段301は、自装置(テレビ会議装置101)に内蔵又は接続(外付け)された撮像手段301であっても良いし、通信先の装置に内蔵又は接続された撮像手段であっても良い。また、通信先の装置は、テレビ会議装置101であっても良いし、例えば、監視カメラ等、テレビ会議装置101以外の装置であっても良い。
このように、本実施形態によれば、テレビ会議システム等の通信システムにおいて、回転誤差、傾き等があるカメラによって撮像された画像の補正を容易にするテレビ会議装置101(通信装置)を提供することができる。
また、本実施の形態に係るテレビ会議装置101は、カメラの光軸周りの誤差調整用のマップデータとして、サーバ装置102に記憶されたマップデータを利用するので、自装置のメモリ容量を大きくすることなく、光軸周りの誤差調整を行うことができる。
尚、上記処理はあくまで一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。例えば、ステップS702において、角度情報θをユーザの調整ボタンの操作により取得するものとして説明を行ったが、画像処理手段302の画像処理等により、角度情報θを算出するものであっても良い。
[第2の実施形態]
本実施の形態では、テレビ会議装置101−1が、通信先のテレビ会議装置101−2等と連携して撮像手段301の回転誤差、傾き等の補正を行う場合の例について説明する。
図7は、第2の実施形態に係るテレビ会議システムの処理の流れを示すフローチャートである。例えば、テレビ会議装置101−1のユーザによる操作手段307への操作等により調整モードが選択されると(ステップS701)、テレビ会議装置101−1は、調整モードに移行し、例えば、表示手段303に調整画面を表示する。ユーザは、この調整画面に基づいて、操作手段307の調整ボタン等を操作し(S702)、表示画面の調整を行う。これにより、第1の実施形態で説明したように角度情報θが求められる。
角度情報θを求めた後、テレビ会議装置101−1の取得手段305は、角度情報θと、表示手段303の解像度情報Xとを用いてサーバ装置102にマップデータ(回転補正マップ)を要求する(ステップS703)。ここで、マップデータとは、回転誤差や傾きを補正するための補正情報である。また、取得手段305は、サーバ装置102からマップデータをメモリ(記憶手段306)にダウンロードする(ステップS704)。
次に、テレビ会議装置101−2の画像処理手段302(画像変換部)は、メモリからマップデータを読み出し(ステップS705)、マップデータに基づいて表示画像の回転処理を行う(ステップS706)。さらに、画像処理手段302は、回転処理でずれた領域の切出しと、スケーラ処理とを行う(ステップS707)。
ユーザは、上記処理により表示手段303に表示された画像を確認し、問題がない場合、ボタン操作等により調整を完了させる(ステップS708)。調整が完了すると、テレビ会議装置101−1の通知手段308は、通信先のテレビ会議装置101−2に角度情報θを送信(通知)する(ステップS709)。
尚、テレビ会議装置101−1は、例えば、ステップS710等において、通信先のテレビ会議装置101−2に調整を提案するか否かを選択できるものであっても良い。
テレビ会議装置101−2は、テレビ会議装置101−1から角度情報θを受信し、調整の提案を受けた場合、調整モードを選択するか否かを判断する(ステップS711)。尚調整モードを選択するか否かの判断は、予め記憶した設定値等に基づいて判断するものであっても良いし、ユーザに選択を促すもの等であっても良い。
ステップS711において、調整モードを選択すると判断した場合、テレビ会議装置101−2は、受信した角度情報θと、テレビ会議装置101−2の表示手段303の解像度情報Xとを用いてサーバ装置102にマップデータを要求する(ステップS712)。また、サーバ装置102からマップデータをメモリ(記憶手段306)にダウンロードする(ステップS713)。
次に、テレビ会議装置101−2の画像処理手段302(画像変換部)は、メモリからマップデータを読み出し(ステップS714)、マップデータに基づいて表示画像の回転処理を行う(ステップS715)。さらに、画像処理手段302は、回転処理でずれた領域の切出しと、スケーラ処理とを行う(ステップS716)。
ユーザは、上記処理により表示手段303に表示された画像を確認し、問題がない場合、ボタン操作により調整を完了させる(ステップS717)。調整が完了すると、画像処理手段302は、記憶手段306に記憶したマップデータを用いて、表示画像の補正を行う。これにより、表示手段303に、傾きのない表示画像が表示されるようになる。
さらに、調整対象となる撮像手段301がテレビ会議装置101−2の撮像手段301である場合、他のテレビ会議装置101−1等に送信する画像にも、表示画像と同様の補正を行うものであっても良い。これにより、他のテレビ会議装置101−1等にも、画像の回転誤差、傾き等のない画像が送信されるようになる。
また、ステップS717で調整が完了したとき、テレビ会議装置101−2は、マップデータを記憶手段306の不揮発領域(EEPROM204等)に書き込む(ステップS718)。これにより、次回の電源オン時には、記憶手段306から、調整後のマップ情報を自動的に読み出し、画像の補正処理が行われるようになる。
本実施の形態によれば、テレビ会議装置101−2は、通信先のテレビ会議装置101−1等から取得した角度情報θに基づいて、表示画像及び/又は送信画像の回転誤差、傾き等の補正が行えるようになる。従って、カメラの調整を行うことができる参加者がいない拠点に設置されたカメラの回転誤差、傾き等の調整を、任意の拠点から行うことができるようになる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、サーバ装置102が、会議の画像の回転誤差を補正する画像処理手段(補正手段)を有する場合の例について説明する。尚、基本的な構成、処理等は第1の実施形態と同様なので、ここでは差分を中心に説明を行う。
<ハードウェア構成>
(サーバ装置のハードウェア構成)
図8は、第3の実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成例を示す図である。サーバ装置102は、一般的なコンピュータの構成を含み、例えば、CPU801、RAM802、ROM803、ストレージ部804、通信I/F部805、外部I/F部806、表示部807、入力部808、コーデック部809、画像処理部810、及びバス811等を有する。
CPU801は、ROM803やストレージ部804等からプログラムやデータをRAM802上に読み出して処理を実行することにより、サーバ装置102の様々な機能を実現する演算装置である。RAM802は、CPU801のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ROM803は、例えば、サーバ装置102の起動時に実行されるBIOS(Basic Input / Output System)や、各種の設定等を記憶する不揮発性のメモリであり、例えば、フラッシュROM等で構成される。
ストレージ部804は、例えば、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する不揮発性の記憶装置であり、例えば、HDD、SSD等で構成される。
通信I/F部805は、サーバ装置102をネットワーク103に接続し、複数のテレビ会議装置101−1〜101−4等とデータ通信を行うための通信インタフェースである。
外部I/F806は、外部装置を接続するためのインタフェースである。外部装置には、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、光学ディスク等の記録媒体や、各種の電子機器等が含まれる。
表示部807は、サーバ装置102の処理結果等を表示するための、例えば、LCDディスプレイ等の表示装置である。入力部808は、サーバ装置102へのユーザの操作を受付けるための、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置である。尚、表示部807と入力部808は、表示装置と入力装置とが一体化された、例えば、タッチパネルディスプレイ等の表示入力部であっても良い。
コーデック部809は、例えば、H.264SVCや、H.264AVC等の映像符号化技術により画像データや音声データの符号化及び復号化を行うための、例えば、コーデックLSI(Large Scale Integration)や、DSP等のハードウェアである。
画像処理部810は、例えば、CPU801等の制御に従って、画像処理を実行又は支援するための画像処理プロセッサや、DSP等のハードウェアである。
バス811は、上記各構成に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝達する。
尚、上記のサーバ装置102の構成はあくまで一例である。例えば、サーバ装置102は、コーデック部809、又は画像処理部810等をソフトウェアで実現するものであっても良い。
<機能構成>
図9は、第3の実施形態に係るテレビ会議システムの機能構成図である。図3の例では、テレビ会議システム100は、サーバ装置102と、サーバ装置102とそれぞれ通信可能なテレビ会議装置101−1、101−2とを含む。尚、テレビ会議システム100は、通信システムの一例である。通信システムは、例えば、監視カメラシステム、映像配信システム等、カメラ等の撮像手段を有するテレビ会議システム以外のシステムであっても良い。
(テレビ会議装置の機能構成)
本実施形態に係るテレビ会議装置101は、撮像手段301、画像処理手段302、表示手段303、通信手段304、操作手段307、及び補正制御手段901等を有する。
撮像手段301は、例えば、会議の参加者、ホワイトボード、プロジェクタの投影画像等を含む会議の画像(例えば映像)を撮像する手段であり、例えば、図2のカメラ205や、CPU201で動作するプログラム等によって実現される。
画像処理手段302は、撮像手段301が撮像した画像や、表示手段303に表示させる画像等に、例えば、ホワイトバランス、露出補正、エッジ強調、ノイズリダクション、ガンマ補正等の画像処理を行い、画像処理された画像を出力する。尚、本実施形態では、会議画像の回転誤差の補正処理を、テレビ会議装置101の画像処理手段302ではなく、サーバ装置102の画像処理手段903で行うことを想定している。画像処理手段302は、例えば、図2の画像処理部209、及びCPU201で動作するプログラム等によって実現される。
表示手段303は、撮像手段301や、通信先のテレビ会議装置101の撮像手段301等によって撮像された画像等に基づく表示画像等を表示する手段であり、例えば、図2の表示部210、及びCPU201で動作するプログラム等によって実現される。
通信手段304は、テレビ会議装置101をネットワーク103に接続し、サーバ装置102等と通信を行うための手段である。通信手段304は、例えば、送信手段309、受信手段310、符号化復号化手段311等を含む。
送信手段309は、会議の画像や音声等のデータや、各種情報等を、ネットワーク103を介して、サーバ装置102等に送信する。受信手段310は、サーバ装置102等から、ネットワーク103を介して、会議の画像や音声等のデータ、各種情報等を受信する。送信手段309及び受信手段310は、例えば、図2の通信I/F部207等によって実現される。
符号化復号化手段311は、送信手段309が送信する会議の画像や音声等を、例えば、H.264SVC、H.264AVC等の映像符号化技術で符号化する。また、符号化復号化手段311は、受信手段310が受信するH.264SVC、H.264AVC等で符号化されたデータを復号化し、通信先の画像や音声等を出力する。符号化復号化手段311は、例えば、図2のコーデック部208等によって実現される。尚、符号化復号化手段311は、例えば、通信手段304とは別に設けられていても良いし、CPU201で実行されるプログラム等によって実現されるもの等であっても良い。
操作手段307は、利用者からの入力操作を受け付ける手段であり、例えば、図2の操作部211、及びCPU201で動作するプログラム等によって実現される。
補正制御手段901は、操作手段307を介して、会議の画像の回転誤差を調整するための調整操作等を受付けると共に、受付けた調整操作に基づいてサーバ装置102に回転処理を要求する要求情報を送信する。例えば、補正制御手段901は、会議の画像を表示する表示手段303に、図6(a)に示すようなグリッド線602や、操作ガイド603等を表示させ、利用者による、例えば、図6(b)に示すような調整操作部への調整操作を受付ける。例えば、図6の例では、利用者が操作ガイド603に従って、右方向ボタン605を1回押下すると、補正制御手段901は、会議の画像に対して所定の角度(例えば、+1度)の回転を要求する要求情報をサーバ装置102に送信する。同様に、利用者が、左方向ボタン604を1回押下すると、補正制御手段901は、会議の画像に対して所定の角度(例えば、−1度)の回転を要求する要求情報をサーバ装置102に送信する。尚、補正制御手段901は、例えば、図2のCPU201で実行されるプログラム等によって実現される。
上記構成により、テレビ会議装置101−1は、例えば、テレビ会議装置101−2からの会議の画像に傾き等がある場合、操作手段307への操作により、サーバ装置102に、会議の画像への回転処理等を要求する要求情報を送信することができる。
(サーバ装置の機能構成)
本実施形態に係るサーバ装置102は、会議サーバ手段312、符号化復号化手段902、画像処理手段903、記憶手段313等を有する。
会議サーバ手段312は、複数のテレビ会議装置101の接続状態のモニタ、テレビ会議の接続制御、画像や音声等のデータの送受信等、テレビ会議に関する様々な処理を行う。会議サーバ手段312は、例えば、図8の通信I/F部805、及びCPU801で動作するプログラム等によって実現される。
符号化復号化手段902は、サーバ装置102が中継する会議の画像に対して、例えば、H.264SVC、H.264AVC等の映像符号化技術による符号化、復号化等の処理を行う。符号化復号化手段902は、例えば、図8のコーデック部809等によって実現される。また、別の一例として、符号化復号化手段902は、図8のCPU801で動作するプログラムによって実現されるものであっても良い。
画像処理手段(補正手段)903は、記憶手段313に予め記憶した回転補正マップ(補正情報)を用いて、符号化復号化手段902によって復号化された会議の画像に対して、回転誤差の補正処理(回転処理)を行う。例えば、画像処理手段903は、会議サーバ手段312が、テレビ会議装置101−1から受信した要求情報に応じた角度の回転補正マップを記憶手段313のマップ情報314から取得し、取得した回転補正マップを用いて会議画像の回転処理を行う。さらに、画像処理手段903は、回転処理によって生じた画像のずれを調整するため、画像の切出し、及びスケーラ処理(解像度変換処理)等を行う。画像処理手段903は、例えば、図8の画像処理部810、及び図8のCPU801で動作するプログラム等によって実現される。
記憶手段313は、会議の画像の回転誤差、傾き等に応じた複数の回転補正マップ等のマップ情報を記憶する。記憶手段313は、例えば、図8のストレージ部804等によって実現される。
上記構成により、サーバ装置102は、例えば、テレビ会議装置101−2の撮像手段301で撮像された画像に基づく会議の画像を受信し、テレビ会議装置101−1へ送信する。また、テレビ会議装置101−1から、会議の画像の回転処理を要求する要求情報を取得すると、会議の画像の復号化、要求された角度の回転処理、及び回転処理した画像の符号化を行い、符号化された画像をテレビ会議装置101−1へ送信する。
<処理の流れ>
(テレビ会議装置側の処理の流れ)
図10は、第3の実施形態に係るテレビ会議装置の補正処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1001において、テレビ会議装置101は、所定の操作(例えば、図6の決定ボタン606の長押し等)により、テレビ会議装置101の表示手段303に表示された会議の画像の回転誤差や、傾き等を補正する補正モードの開始操作を受付ける。補正モードの開始操作を受付けると、テレビ会議装置101の補正制御手段901は、表示手段303に、例えば、図6(a)に示すようなグリッド線602や、操作ガイド603を表示させる。
ステップS1002において、テレビ会議装置101の補正制御手段901は、例えば、図6(b)に示すような調整操作部等により、利用者による調整操作を受付ける。
ステップS1003において、補正制御手段901は、利用者の調整操作に応じて、サーバ装置102に会議の画像の回転処理を要求する要求情報を送信する。例えば、図6において、操作ガイド603に従って、左方向ボタン604が1回押下されると、補正制御手段901は、所定の角度だけ(例えば、1度)左回転を要求する要求情報をサーバ装置102に送信する。同様に、右方向ボタン605が1回押下されると、補正制御手段901は、所定の角度だけ(例えば、1度)右回転を要求する要求情報をサーバ装置102に送信する。尚、以下の説明の中で、右回転を「+」、左回転を「−」で示すものとする。つまり、「+1度回転」は、会議の画像の角度を1度右回転させる処理を示し、「−2度回転」は、会議の画像の角度を2度左回転させる処理を示すものとする。
ステップS1004において、利用者は、表示手段303に表示された表示画像が傾いているか否かを判断し、表示画像が傾いていると判断した場合、ステップS1002に戻って、再度調整ボタンの操作を行う。一方、ステップS1004において、表示画像が傾いていないと判断した場合、利用者は、補正モードの終了操作(例えば、図6の決定ボタン606の押下)を行い(ステップS1005)、補正モードを終了させる。
(サーバ装置側の処理の流れ)
図11は、第3の実施形態に係るサーバ装置の補正処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1101において、サーバ装置102は、テレビ会議装置101から、回転処理を要求する要求情報を受信すると、ステップS1102に処理を移行させる。
ステップS1102に移行すると、サーバ装置102の画像処理手段903は、受信した要求情報に基づいて、会議の画像の補正処理に用いるマップ情報を決定する。例えば、サーバ装置102は、受信した要求情報が、最初の要求情報であり、+1度の回転処理を要求する要求情報である場合、回転角度が+1度のマップ情報を選択する。また、サーバ装置102は、受信した要求情報が、2回目以降の要求情報である場合、現在のマップ情報の回転角度に、例えば、要求情報に含まれる回転角度を加算して、利用するマップ情報を選択する。
ステップS1103において、サーバ装置102の符号化復号化手段902は、要求情報を送信したテレビ会議装置101に送信する会議の画像(送信画像)を復号化する。
ステップS1104において、サーバ装置102の画像処理手段903は、復号化された送信画像を、マップ情報を用いて回転処理する。
ステップS1105において、サーバ装置102の符号化復号化手段902は、回転処理された送信画像を符号化する。
ステップS1106において、サーバ装置102の会議サーバ手段312は、回転処理、及び符号化された送信画像を、要求情報の送信元のテレビ会議装置101に送信する。
ステップS1107において、サーバ装置102は、会議が終了したか否かを判断し、会議が終了した場合、処理を終了させる。一方、ステップS1106において、会議が終了していない場合、ステップS1108に処理を移行させる。
ステップS1108に移行すると、サーバ装置102は、テレビ会議装置101から、回転処理を要求する要求情報を受信したか否かを判断する。ステップS1108において、要求情報を受信していない場合、サーバ装置102は、ステップS1103に戻って、同様の処理を繰り返す。一方、ステップS1108において、要求情報を受信した場合、サーバ装置102は、ステップS1102に戻って、受信した要求情報に応じたマップ情報を決定し、ステップS1103以降の処理を実行する。
上記処理により、サーバ装置102は、テレビ会議装置101から要求情報を受信すると、要求情報に応じたマップ情報を用いて、次のマップ情報を受信するか、会議が終了するまで、送信画像の復号化、回転処理、符号化の処理を繰り返す。また、サーバ装置102は、次のマップ情報を受信すると、使用するマップ情報を更新する。
次に、シーケンスチャートにより、具体的な補正処理の一例について説明する。
(補正処理の例)
図12は、第3の実施形態に係る補正処理の例を示すシーケンスチャートである。尚、図12の開始時点において、テレビ会議装置101−1とテレビ会議装置101−2とは、通信状態(テレビ会議中)にあるものとする。また、テレビ会議装置101−2のカメラ205は、−3度傾いており、テレビ会議装置101−1の表示部210に表示されている画像も−3度傾いているものとする。
尚、テレビ会議システム100では、一般的に双方向に会議の画像の送信が行われるが、ここでは、説明を簡単にするため、テレビ会議装置101−2からテレビ会議装置101−1に送信される画像についてのみ説明する。また、ここでは、説明を簡単にするため、会議の画像の調整単位を1度であるものとして説明するが、これはあくまで一例である。会議の画像の調整単位は、他の角度であって良い。
ステップS1201において、テレビ会議装置101−2は、撮像手段301によって撮像した会議の画像(撮像画像)をサーバ装置102に送信する。尚、テレビ会議装置101−2は、例えば、会議が終了するまで継続的に撮像画像をサーバ装置102に送信する。
ステップS1202において、サーバ装置102は、テレビ会議装置101−2から受信した画像をテレビ会議装置101−1に送信する。このとき、テレビ会議装置101−1の表示手段303に表示される画像は、左に3度傾いて表示される。尚、以下の説明の中で、サーバ装置102からテレビ会議装置101−1に送信する会議の画像を送信画像と呼ぶ。
ステップS1203において、利用者は、補正モードの開始操作を行い、例えば、図6の右方向ボタン605を1回押下することにより、送信画像に対して、+1度の回転処理を要求するための回転操作を行う。尚、図12において、破線の矢印は、利用者による操作等を示す。
ステップS1204において、利用者の回転操作を受付けたテレビ会議装置101−1は、サーバ装置102に、会議の画像に対して+1度の回転処理を要求する要求情報を送信する。
ステップS1205において、+1度の回転処理を要求する要求情報を受信したサーバ装置102は、回転角度+1度のマップ情報を用いて、回転処理(復号化、及び符号化処理を含む)を行う。これにより、−3度の傾きを持つ撮像画像の傾きが、−2度に補正される。
ステップS1206において、サーバ装置102は、−2度の傾きとなった送信画像をテレビ会議装置101−1に送信する。このとき、テレビ会議装置101−1の表示手段303に表示される画像は、左に2度傾いて表示される。
ステップS1207において、利用者は、例えば、図6の右方向ボタン605を1回押下することにより、会議の画像に対して、さらに+1度の回転操作を行う。
ステップS1208において、利用者の回転操作を受付けたテレビ会議装置101−1は、サーバ装置102に、会議の画像に対して+1度の回転処理を要求する要求情報を送信する。
ステップS1209において、+1度の回転処理を要求する要求情報を受信したサーバ装置102は、現在使用している回転角度+1度のマップ情報に対して、+1度加算したマップ情報、すなわち、回転角度+2度のマップ情報を用いて、回転処理を行う。これにより、−2度の傾きを持つ送信画像の傾きが、−1度に補正される。
ステップS1210において、サーバ装置102は、−1度の傾きとなった送信画像をテレビ会議装置101−1に送信する。このとき、テレビ会議装置101−1の表示手段303に表示される画像は、左に1度傾いて表示される。
ステップS1211において、利用者は、例えば、図6の右方向ボタン605を1回押下することにより、会議の画像に対して、さらに+1度の回転操作を行う。
ステップS1212において、利用者の回転操作を受付けたテレビ会議装置101−1は、サーバ装置102に、会議の画像に対して+1度の回転処理を要求する要求情報を送信する。
ステップS1213において、+1度の回転処理を要求する要求情報を受信したサーバ装置102は、現在使用している回転角度+2度のマップ情報に対して、+1度加算したマップ情報、すなわち、回転角度+3度のマップ情報を用いて、回転処理を行う。これにより、−1度の傾きを持つ送信画像の傾きが、0度に補正される。
ステップS1214において、サーバ装置102は、0度の傾きとなった送信画像をテレビ会議装置101−1に送信する。このとき、テレビ会議装置101−1の表示手段303に表示される画像は、傾きが0度、すなわち、傾きが無い状態で表示される。
ステップS1215において、利用者は、補正モードの終了操作を行う。
上記処理により、テレビ会議装置101−1に表示される会議の画像の傾きが補正される。サーバ装置102は、次の要求情報をテレビ会議装置101−1から受信するまで、回転角度+3度のマップ情報を用いて、継続的に送信画像の回転処理を行う。
このように、会議の画像の回転誤差を補正する画像処理手段(補正手段)は、サーバ装置102が有していても良い。
これにより、テレビ会議システム100は、会議の画像の回転誤差を補正する画像処理手段を有していないテレビ会議装置101においても、任意の拠点の撮像手段301によって撮像された画像の回転誤差、傾き等の補正を容易に行うことができるようになる。
また、テレビ会議装置101は、会議の画像の回転誤差や傾き等の補正を行うための画像処理手段(補正手段)や、補正情報を記憶するための記憶領域を必ずしも有していなくても良いので、テレビ会議装置101のコストを削減することができる。
さらに、テレビ会議装置101は、マップ情報314のダウンロードを行わないので、特に、通信帯域が狭い場合等、テレビ会議装置101間の通信帯域を有効に利用することができる。
<まとめ>
本実施形態に係る通信装置(101)は、撮像手段(301)によって撮像された画像に基づいて表示画像を表示する表示手段(303)を有する。また、通信装置(101)は、上記撮像手段(301)の回転誤差又は傾きに応じた複数の補正情報(314)を予め記憶したサーバ装置(102)から、一の補正情報を選択的に取得する取得手段(305)を有する。さらに、通信装置(101)は、取得手段(305)が取得した補正情報(314)に基づいて上記表示画像を補正する補正手段(302)を有する。
上記構成により、通信装置(101)は、任意の拠点の撮像手段(301)(例えば、カメラ205等)によって撮像された画像の回転誤差、傾き等の補正を容易に行うことができるようになる。また、通信装置(101)は、撮像手段(301)の回転誤差又は傾きに応じた複数の補正情報(314)を記憶するためのメモリ容量を大きくすることなく、撮像手段(301)の回転誤差、傾き等の補正を行うことができる。
また、本実施形態に係る通信システム(100)は、画像を撮像する撮像手段(301)と、前記撮像された画像に基づいて表示画像を表示する表示手段(303)とを有する。また、通信システム(100)は、前記撮像手段(301)の回転誤差又は傾きに応じた複数の補正情報(314)を予め記憶した記憶手段(313)と、前記記憶された補正情報(314)に基づいて前記表示画像を補正する補正手段(903)とを有する。
上記構成により、通信システム(100)は、任意の拠点の撮像手段(301)によって撮像された画像の回転誤差、傾き等の補正を容易に行うことができるようになる。
尚、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例に過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。
100 テレビ会議システム(通信システム)
101 テレビ会議装置(通信装置)
102 サーバ装置(情報処理装置)
301 撮像手段
302 画像処理手段(補正手段の一例)
303 表示手段
305 取得手段
308 通知手段
314 マップ情報(補正情報)
903 画像処理手段(補正手段の別の一例)
特開2009−17169号公報

Claims (10)

  1. 撮像手段によって撮像された画像に基づいて表示画像を表示する表示手段と、
    前記撮像手段の回転誤差又は傾きに応じた複数の補正情報を予め記憶した情報処理装置から、一の補正情報を選択的に取得する取得手段と、
    前記取得した補正情報に基づいて前記表示画像を補正する補正手段と、
    を有する通信装置。
  2. 前記撮像された画像は、通信先の装置に内蔵又は接続された撮像手段によるものである請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信先の装置と前記情報処理装置を介して通信を行う請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記撮像された画像を送信する送信手段を有し、
    前記取得した補正情報に基づいて前記送信する画像を補正する請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記取得手段は、前記表示画像の回転誤差又は傾きに係る角度情報に基づいて前記一の補正情報を取得する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記角度情報を通信先の装置に通知する通知手段を有する請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記取得手段は、通信先の通信装置から通知された角度情報に基づいて前記一の補正情報を取得する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 前記複数の補正情報は、複数の補正角度及び解像度に対応するデータである請求項1乃至7のいずれか一項に記載の通信装置。
  9. 前記情報処理装置から取得した補正情報を記憶する不揮発性の記憶手段を有する請求項1乃至8のいずれか一項に記載の通信装置。
  10. 画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像された画像に基づいて表示画像を表示する表示手段と、
    前記撮像手段の回転誤差又は傾きに応じた複数の補正情報を予め記憶した記憶手段と、
    前記記憶された補正情報に基づいて前記表示画像を補正する補正手段と、
    を有する通信システム。
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