JP2015194726A - 撮像ユニット、その製造方法、及び液体噴射装置 - Google Patents

撮像ユニット、その製造方法、及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光学部材が鏡筒に対して傾くことを抑制することが可能な撮像ユニット、その製造方法、及びこの撮像ユニットを備える液体噴射装置を提供する。
【解決手段】撮像ユニットは、筒状の鏡筒30と、鏡筒30内に配置され、接着剤36により鏡筒30に固定された物体側レンズ23とを備えている。鏡筒30は、物体側レンズ23の光軸方向において物体側レンズ23が突き当てられた3個の突き当て部33と、物体側レンズ23の外周面23aと鏡筒30の内周面32aとの間に形成され、接着剤36が注入された3個の接着部37とを有している。3個の接着部37は、周方向Wへ間隔をおいて形成されている。そして、上下方向Zから視た平面視において、3個の接着部37と3個の突き当て部33とが互いに重ならない。
【選択図】図6

Description

本発明は、撮像ユニット、その製造方法、及びこの撮像ユニットを備える液体噴射装置に関する。
インク等の液体を噴射部から用紙等の媒体に噴射する液体噴射装置として、媒体を支持する媒体支持部に撮像ユニットを設け、その撮像ユニットによって媒体支持部上を通過する媒体の下面のテクスチャーを撮像し、撮像された画像に基づいて媒体の搬送量を検出するようにした液体噴射装置が知られている。このような液体噴射装置において、媒体支持部の支持面には、撮像ユニットからの光を媒体の下面に向けて照射させるための開口部が形成されている(例えば、特許文献1参照)。
また、図15(a)に示すように、従来の撮像ユニット200は、鏡筒の一部を構成する円筒状のレンズホルダー210と、レンズホルダー210に接着剤230により固定された光学部材220(レンズ)とを備えている。レンズホルダー210は、その内周面211から内方に突出し、光学部材220が突き当てられた突き当て部212と、レンズホルダー210の軸方向において突き当て部212に隣り合う部分をレンズホルダー210の径方向に貫通する貫通孔213とを有する。従来の撮像ユニット200においては、光学部材220がレンズホルダー210に挿入されて突き当て部212に突き当てられた状態で、接着剤230が貫通孔213に注入されることにより、レンズホルダー210に光学部材220が固定される(例えば、特許文献2参照)。
特開2013−119439号公報 特開2014−6476号公報
ところで、図15(b)に示すように、従来の撮像ユニット200において、貫通孔213に注入された接着剤230は、光学部材220の外周面221とレンズホルダー210の内周面211との間の隙間に浸入する。また、貫通孔213が突き当て部212の上面212aと光学部材220の下面222との間に直接的に連通するため、接着剤230が突き当て部212の上面212aと光学部材220の下面222との間に浸入する場合がある。この場合、接着剤230が突き当て部212から光学部材220を浮かせることにより、レンズホルダー210に対して光学部材220が傾くおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、光学部材が鏡筒に対して傾くことを抑制することが可能な撮像ユニット、その製造方法、及びこの撮像ユニットを備える液体噴射装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する撮像ユニットは、筒状の鏡筒と、前記鏡筒内に配置され、接着剤により前記鏡筒に固定される光学部材とを備え、前記鏡筒は、前記鏡筒の中心軸に直交し、且つ前記鏡筒の内側面に沿う方向である内側面方向へ間隔をおいて形成され、前記光学部材の光軸方向において前記光学部材が突き当てられる複数の突き当て部を有し、前記光学部材の外側面と前記外側面と対向する前記鏡筒の内側面との間には、前記接着剤が注入された複数の接着部が設けられ、前記複数の接着部は、前記内側面方向へ間隔をおいて設けられ、前記光軸方向から視た平面視において、前記複数の接着部と前記突き当て部とが互いに重ならない配置関係を有する。
上記構成によれば、複数の接着部と突き当て部とが光軸方向から視た平面視において互いに重ならない配置関係のため、光学部材の外側面とこの外側面に対向する鏡筒の内側面との間の隙間と、突き当て部と光学部材との間の隙間とが互いに離れた位置となる。これにより、複数の接着部の接着剤が光学部材の外側面とこの外側面に対向する鏡筒の内側面との間の隙間に浸入したとしても、その接着剤が突き当て部と光学部材との間の隙間に浸入しにくくなる。したがって、突き当て部と光学部材との間の隙間に接着剤が浸入することにより突き当て部に対して光学部材が浮き上がり、光学部材が突き当て部に対して傾くことが抑制される。
また、上記撮像ユニットにおいて、前記複数の接着部は、前記内側面方向へ等角度間隔の配置となるように設けられていることが好ましい。
複数の接着部では、接着剤の硬化にともなう接着剤の収縮の力が光学部材に作用する。このため、複数の接着部が鏡筒の内側面方向へ異なる間隔の配置となるように設けられた場合、接着剤の硬化にともない光学部材に作用する力が光軸方向から視た平面視において偏るおそれがある。このため、接着剤の硬化にともない光学部材が鏡筒に対して移動するおそれがある。
この点、上記構成では、複数の接着部が鏡筒の内側面方向へ等角度間隔の配置となるように設けられるため、接着剤の硬化にともない光学部材に作用する力が光軸方向から視た平面視において偏ることが抑制される。したがって、接着剤の硬化にともない光学部材が鏡筒に対して移動することが抑制される。
また、上記撮像ユニットにおいて、前記鏡筒の内側面における前記光学部材の外側面と対向する部分には、前記光学部材の外側面に向けて突出する複数の突出部が形成され、前記複数の突出部は、前記内側面方向へ間隔をおいて形成され、前記光学部材は、前記複数の突出部に隙間を有して嵌合され、前記接着部は、前記光学部材の外側面と前記突出部との間の隙間に前記接着剤が注入されて形成されていることが好ましい。
上記構成によれば、光学部材が複数の突出部に隙間を有して嵌合されることにより、光軸方向から視た平面視における鏡筒に対する光学部材の位置が決められる。この状態で光学部材が突き当て部に突き当てられることにより、光軸方向及び光軸方向に直交する方向における鏡筒に対する光学部材の位置が決められる。このため、鏡筒に対する光学部材の位置を容易に決めることができる。
また、上記撮像ユニットにおいて、前記内側面方向において前記突き当て部と隣り合う前記接着部は、同突き当て部と前記内側面方向へ間隔をおいて設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、光学部材の外側面とこの外側面に対向する鏡筒の内側面との間の隙間に接着剤が浸入したとしても、その浸入した接着剤は、鏡筒の内側面方向において突き当て部と接着部との間となる部分に浸入する。このため、突き当て部と光学部材との間の隙間に接着剤が浸入することが抑制される。
また、上記撮像ユニットにおいては、前記鏡筒内であって、前記光学部材と接触する位置に前記光学部材と前記鏡筒の内周面との隙間を塞ぐ封止部材を更に備えることが好ましい。
上記構成によれば、鏡筒内において、封止部材により光学部材と鏡筒の内周面との隙間を塞ぐことで、異物が入り込むおそれを抑制できる。
また、上記撮像ユニットにおいて、前記封止部材は、弾性変形可能な弾性部材で構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、封止部材が弾性変形することにより、光学部材と鏡筒の内周面とに密着できるため、異物が入り込むおそれを抑制できる。
上記課題を解決する液体噴射装置は、媒体を搬送する搬送部と、前記媒体に液体を噴射する噴射部と、前記搬送部により搬送される前記媒体を撮像する撮像ユニットと、前記撮像ユニットが撮像した画像に基づいて、前記搬送部による前記媒体の搬送量を制御する制御部とを備え、前記撮像ユニットは、筒状の鏡筒と、前記鏡筒内に配置され、接着剤により前記鏡筒に固定される光学部材とを備え、前記鏡筒は、前記鏡筒の中心軸に直交し、且つ前記鏡筒の内側面に沿う方向である内側面方向へ間隔をおいて形成され、前記光学部材の光軸方向において前記光学部材が突き当てられる複数の突き当て部を有し、前記光学部材の外側面と前記外側面と対向する前記鏡筒の内側面との間には、前記接着剤が注入された複数の接着部が設けられ、前記複数の接着部は、前記内側面方向へ間隔をおいて設けられ、前記光軸方向から視た平面視において、前記複数の接着部と前記突き当て部とが互いに重ならない配置関係を有する。
上記構成によれば、複数の接着部と突き当て部とが光軸方向から視た平面視において互いに重ならない配置関係のため、光学部材の外側面とこの外側面に対向する鏡筒の内側面との間の隙間と、突き当て部と光学部材との間の隙間とが互いに離れた位置となる。これにより、複数の接着部の接着剤が光学部材の外側面とこの外側面に対向する鏡筒の内側面との間に浸入したとしても、その接着剤が突き当て部と光学部材との間の隙間に浸入しにくくなる。したがって、突き当て部と光学部材との間の隙間に接着剤が浸入することにより突き当て部に対して光学部材が浮き上がり、光学部材が突き当て部に対して傾くことが抑制される。
また、上記液体噴射装置において、前記複数の接着部は、前記内側面方向へ等角度間隔の配置となるように設けられていることが好ましい。
複数の接着部では、接着剤の硬化にともなう接着剤の収縮の力が光学部材に作用する。このため、複数の接着部が鏡筒の内側面方向へ異なる間隔の配置となるように設けられた場合、接着剤の硬化にともない光学部材に作用する力が光軸方向から視た平面視において偏るおそれがある。このため、接着剤の硬化にともない光学部材が鏡筒に対して移動するおそれがある。
この点、上記構成では、複数の接着部が鏡筒の内側面方向へ等角度間隔の配置となるように設けられるため、接着剤の硬化にともない光学部材に作用する力が光軸方向から視た平面視において偏ることが抑制される。したがって、接着剤の硬化にともない光学部材が鏡筒に対して移動することが抑制される。
また、上記液体噴射装置においては、前記鏡筒内であって、前記光学部材と接触する位置に前記光学部材と前記鏡筒の内周面との隙間を塞ぐ封止部材を更に備えることが好ましい。
上記構成によれば、鏡筒内において、封止部材により光学部材と鏡筒の内周面との隙間を塞ぐことで、異物が入り込むおそれを抑制できる。
また、上記液体噴射装置において、前記封止部材は、弾性変形可能な弾性部材で構成されていることが好ましい。
上記構成によれば、封止部材が弾性変形することにより、光学部材と鏡筒の内周面とに密着できるため、異物が入り込むおそれを抑制できる。
上記課題を解決する撮像ユニットの製造方法は、筒状の鏡筒と、前記鏡筒内に配置され、接着剤により前記鏡筒に固定される光学部材とを備える撮像ユニットの製造方法において、前記鏡筒は、前記鏡筒の中心軸に直交し、且つ前記鏡筒の内側面に沿う方向である内側面方向へ間隔をおいて形成される複数の突き当て部を有し、前記鏡筒に前記光学部材が挿入されて、前記光学部材の光軸方向において前記突き当て部に前記光学部材を突き当てる配置工程と、前記鏡筒において、前記光学部材の外側面と対向した部分であって且つ前記光軸方向から視た平面視において前記突き当て部とは重ならない部分と、前記光学部材の外側面との間に接着剤を注入する接着工程と、前記接着剤を硬化させる硬化工程とを備える。
上記方法によれば、接着工程において、光軸方向から視た平面視において突き当て部とは重ならない位置に接着剤が注入されるため、光軸方向から視た平面視において突き当て部に重なる位置に接着剤が注入されるとした場合よりも接着剤が突き当て部と光学部材との間に浸入しにくくなる。したがって、突き当て部と光学部材との間に接着剤が浸入することにより突き当て部に対して光学部材が浮き上がり、光学部材が突き当て部に対して傾いた状態で、硬化工程により接着剤が硬化することが抑制される。
また、上記撮像ユニットの製造方法において、前記接着剤は、光硬化型接着剤であり、前記接着工程において、前記内側面方向へ間隔をおいた複数の箇所に前記接着剤を注入し、前記硬化工程において、前記接着剤が注入された複数の箇所に一括して光を照射することにより、前記接着剤を硬化させることが好ましい。
接着剤が硬化するとき、接着剤の硬化にともなう接着剤の収縮により光学部材を鏡筒の内側面側に引っ張る力が光学部材に作用する。このため、各箇所の接着剤に対して順番に光を照射して接着剤を硬化させた場合、始めに硬化させた接着剤の箇所に向けて光学部材が移動し、その状態で光学部材が鏡筒に固定されてしまう。
そこで、上記方法では、複数の箇所の接着剤に一括して光を照射することにより全ての箇所の接着剤を同時に硬化させる。これにより、接着剤の硬化にともない光学部材に作用する力が同時に生じる。このため、光軸方向から視た平面視において光学部材が鏡筒に対して移動することが抑制される。
一実施形態のインクジェット式プリンターの概略構成図。 図1の2−2線の断面図。 鏡筒の平面図。 図3の4−4線の斜視断面図。 図3の鏡筒に物体側レンズを組み込んだ状態の平面図。 図5の6−6線の斜視断面図。 撮像ユニットの製造工程を示すフローチャート。 比較例の撮像ユニットの鏡筒の平面図。 比較例の鏡筒に物体側レンズを組み込んだ状態の図8の9−9線の斜視断面図。 変形例の撮像ユニットの鏡筒の平面図。 変形例の撮像ユニットの鏡筒の上端部の斜視断面図。 変形例の撮像ユニットを示す概略断面図。 変形例の鏡筒の平面図。 図13のA−A線の斜視断面図。 (a)は従来の撮像ユニットの断面図、(b)は(a)の一点鎖線円の拡大図。
以下、液体噴射装置をインクジェット式プリンターに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、液体噴射装置の一例であるインクジェット式プリンター(以下、「プリンター11」)は、媒体の一例である長尺シート状の連続紙Pを搬送する搬送装置12と、搬送装置12によって搬送される連続紙Pに対してインクを噴射して印刷を行う噴射部17とを備えている。また、プリンター11は、搬送装置12と噴射部17とを制御する制御部18を備えている。
搬送装置12は、連続紙Pを繰り出す繰出部14と、繰出部14から繰り出され、噴射部17によって印刷が行われた連続紙Pを巻き取る巻取部15とを備えている。図1では、連続紙Pにおける搬送方向Y(図1の左方向)の上流側となる右側の位置に繰出部14が配置される一方、下流側となる左側の位置に巻取部15が配置されている。
噴射部17は、繰出部14と巻取部15との間の位置に連続紙Pの搬送経路と対向するように配置されている。噴射部17における連続紙Pの搬送経路と対向する面には、連続紙Pにインクを噴射するための複数のノズル17aが形成されている。
またプリンター11において、噴射部17に対して連続紙Pの搬送経路を挟んで対向する位置には、連続紙Pを支持する媒体支持部19が配置されている。媒体支持部19における噴射部17との対向面は、搬送される連続紙Pを支持する水平な支持面19aとされている。
媒体支持部19の下部には、連続紙Pの搬送量を非接触に検出するための撮像ユニット20が取り付けられている。撮像ユニット20は、紙面の下面(非印刷面)のテクスチャーを撮像し、撮像ユニット20の下部に取り付けられた制御部18に画像を送信する。制御部18は、撮像ユニット20からの画像に基づいて、既知の手法により搬送装置12による連続紙Pの搬送量を制御する。
繰出部14には、連続紙Pの搬送方向Yと直交する方向である連続紙Pの幅方向X(図1では紙面と直交する方向)に延びる繰出軸14aが回転駆動可能に設けられている。繰出軸14aには、連続紙Pが予めロール状に巻かれた状態で繰出軸14aと一体回転可能に支持されている。そして、繰出軸14aが回転駆動することで繰出軸14aから連続紙Pがその搬送経路の下流側に向かって繰り出される。
繰出軸14aの左斜め下方には、繰出軸14aから搬送される連続紙Pを挟持しながら支持面19aに導く搬送部の一例である給紙ローラー対13が配置されている。給紙ローラー対13は、媒体支持部19の搬送方向Yの上流側端部と搬送方向Yにおいて隣り合う位置に配置されている。給紙ローラー対13は、回転駆動可能に設けられた給紙ローラー13aと、この給紙ローラー13aの回転に従動する紙押さえローラー13bとを有している。
連続紙Pの搬送経路における支持面19aの搬送方向Yの下流側には、連続紙Pにおける印刷済みの領域の張力を調整するためのテンションローラー16が配置されている。連続紙Pの搬送経路におけるテンションローラー16の下流側には、巻取部15が配置されている。
巻取部15には、連続紙Pの幅方向Xに延びる巻取軸15aが回転駆動可能に設けられている。そして、巻取軸15aが回転駆動することでテンションローラー16側から搬送される印刷済みの連続紙Pが巻取軸15aによって順次巻き取られる。
次に、撮像ユニット20の詳細な構成について図2を用いて説明する。
図2に示すように、撮像ユニット20は、上下方向Zに延びる円筒状の鏡筒30を備えている。鏡筒30は、その上端部においてねじ(図示略)により媒体支持部19に固定され、その下端部においてねじ(図示略)により筐体を有する制御部18に固定されている。
鏡筒30の上端部には、鏡筒30を上側から塞ぐように鏡筒カバー27が取り付けられている。鏡筒カバー27には、光の透過を許容する無色透明の透光部材21が固定されている。
鏡筒30の上端部及び鏡筒カバー27により形成された空間には、連続紙Pの下面に光を照射する光照射部22が配置されている。光照射部22は、発光ダイオード及びハロゲンランプ等の光源であり、本実施形態では発光ダイオード(LED)によって構成されている。光照射部22は、支持面19a上に搬送される連続紙Pの下面側から透光部材21越しに光を連続紙Pに向けて照射する。この場合、光照射部22は、幅方向X側から光が連続紙Pの下面に対して斜めに照射されるように配置される。
鏡筒30の円筒部31の上下方向Zの両端部には、円筒部31の上下方向Zの中間部の内径よりも大きい内径を有する拡径部32が形成されている。円筒部31の上端側の拡径部32には、光学部材の一例である物体側レンズ23が収容され、円筒部31の下端側の拡径部32には、光学部材の一例である像側レンズ24が収容されている。鏡筒30の円筒部31内には、物体側レンズ23と像側レンズ24との間に位置する絞り25が形成されている。
物体側レンズ23は、一例としてテレセントリックレンズであり、光照射部22から出射されて透光部材21を透過した光が連続紙Pの下面で反射した後に再び透光部材21を透過して鏡筒30の円筒部31内に入射した反射光を集光させる。絞り25は、物体側レンズ23を通過した光が通過することにより光の範囲を狭くする。像側レンズ24は、一例としてテレセントリックレンズであり、絞り25を通過した光を集光させる。
制御部18に収容された拡径部32の下端部には、像側レンズ24により集光された連続紙Pの下面の像が結像される撮像面26aを有する撮像素子26が配置されている。撮像素子26は、例えば2次元イメージセンサーにより構成されている。撮像ユニット20により撮像された画像は、制御部18に出力される。
次に、鏡筒30と物体側レンズ23及び像側レンズ24との固定構造について図3〜図6を用いて説明する。この固定構造は、物体側レンズ23及び像側レンズ24に共通するため、代表して物体側レンズ23と鏡筒30との固定構造について以下に説明する。
図3に示すように、鏡筒30の拡径部32には、物体側レンズ23(図5参照)が上下方向Zにおいて突き当てられる3個の突き当て部33が形成されている。3個の突き当て部33は、鏡筒30の中心軸に一致させられる物体側レンズ23の光軸(図2の一点鎖線)を中心とする周方向Wにおいて120°の等角度間隔の配置となるように形成されている。突き当て部33は、光軸に沿う光軸方向(本実施形態では上下方向Zと平行)から視た平面視において円弧状に形成されている。突き当て部33の周方向Wの中央部には、突き当て部33と拡径部32の内周面32aとを連結する連結部34が形成されている。図4に示すように、突き当て部33及び連結部34は、円筒部31の上端面31aから上方に延びている。なお、3個の突き当て部33の周方向Wにおける120°の等角度間隔の配置は、鏡筒30の加工誤差により周方向Wに隣り合う突き当て部33の角度が120°から僅かにずれた配置の場合も含む。
また図3に示すように、鏡筒30の拡径部32には、周方向Wにおいて3個の突き当て部33とは異なる位置に3個の突出部35が形成されている。すなわち各突出部35は、光軸方向から視た平面視において各突き当て部33とは重ならない位置に形成されている。3個の突出部35は、周方向Wにおいて120°の等角度間隔の配置となるように形成されている。突出部35は、周方向Wにおいて隣り合う突き当て部33同士の間の中央部に位置している。なお、3個の突出部35の周方向Wにおける120°の等角度間隔の配置は、鏡筒30の加工誤差により周方向Wに隣り合う突出部35の角度が120°から僅かにずれた配置の場合も含む。
図4に示すように、突出部35は、拡径部32の内周面32aから内方に突出し、且つ円筒部31の上端面31aから上方に突出している。突出部35は、円筒部31の上端面31aの内周縁よりも外方に位置している。突出部35の上部には、上方且つ内方に開口する凹部35aが形成されている。凹部35aは、突き当て部33よりも上方に位置している。
図5に示すように、物体側レンズ23は、集光するためのレンズ本体23A及びレンズ本体23Aを保持する円筒状のレンズホルダー23Bを有する。レンズ本体23Aは、中央部に向かうにつれて下方に突出する凸形状に形成されている(図6参照)。レンズホルダー23Bは、物体側レンズ23の外周部分を覆っている。レンズホルダー23Bの下面は、光軸方向に直交する平面方向に平行な面をなし、物体側レンズ23の下面23b(図6参照)を構成している。
物体側レンズ23(レンズホルダー23B)は、3個の突出部35に僅かな隙間を有して嵌合(以下、「遊嵌」ともいう。)された状態で3個の突き当て部33の上面33a(図3参照)に接触している。この状態において、図6に示すように、突出部35の上端部は、物体側レンズ23よりも上方に突出している。凹部35aは、物体側レンズ23の外周面23a(レンズホルダー23Bの外周面)の上部と対向している。各凹部35aと物体側レンズ23の外周面23aとの間には、接着剤36が注入されている。このため、物体側レンズ23が鏡筒30に接着固定されている。このように、突出部35の凹部35a、物体側レンズ23の外周面23a、及び接着剤36により「接着部37」が構成されている。このため、接着部37は、周方向Wにおいて120°の等角度間隔の配置となるように設けられている。なお、接着部37の周方向Wにおける120°の等角度間隔の配置は、3個の突出部35が鏡筒の加工誤差により周方向Wに隣り合う突出部35の角度が120°から僅かにずれた配置において、接着剤36が各突出部35の各凹部35aと物体側レンズ23の外周面23aとの間に注入された場合も含む。
図6に示すように、物体側レンズ23は、突出部35よりも内方に位置し、且つ突き当て部33により円筒部31の上端面31aよりも上方に位置している。このため、突出部35と周方向Wに同じ位置において、物体側レンズ23の下面23bと円筒部31の上端面31aとの上下方向Zの間に空隙Gが形成されている。この空隙Gは、周方向Wに隣り合う突出部35と突き当て部33との間の空隙に連通している。
次に、撮像ユニット20の製造方法、特に鏡筒30に物体側レンズ23及び像側レンズ24を組み込む方法について図7を用いて説明する。なお、以下の説明において符号が付された撮像ユニット20の各構成要素は、図3〜図6に示す撮像ユニット20の各構成要素を示す。
撮像ユニット20の製造方法は、第1配置工程、第1接着工程、第1硬化工程、第2配置工程、第2接着工程、及び第2硬化工程を含む。
第1配置工程(ステップS1)では、物体側レンズ23が鏡筒30の上端側の拡径部32に挿入される。具体的には、上下方向Zにおいて、物体側レンズ23が3個の突出部35に遊嵌されて3個の突き当て部33に突き当てられる。この工程により、鏡筒30に対する物体側レンズ23の上下方向Zの位置と、平面視における鏡筒30に対する物体側レンズ23の位置とが決められる。
第1接着工程(ステップS2)では、第1配置工程の後、物体側レンズ23の外周面23aと3個の突出部35の凹部35aとの間に接着剤36が注入される。なお、接着剤36は、紫外線硬化型接着剤が用いられる。
第1硬化工程(ステップS3)では、第1接着工程の後、紫外線照射機(図示略)に物体側レンズ23と鏡筒30とを接着剤36により接着した組立体が入れられる。そして、紫外線照射機により物体側レンズ23の外周面23aと各凹部35aとの間に注入された接着剤36が一括して紫外線照射される。これにより、全ての接着剤36が同時に硬化する。
第2配置工程(ステップS4)では、第1配置工程における物体側レンズ23の上端側の拡径部32への挿入と同様に、像側レンズ24(図2参照)が鏡筒30の下端側の拡径部32に挿入される。以下、第2接着工程(ステップS5)及び第2硬化工程(ステップS6)は、第1接着工程及び第1硬化工程と同様である。これにより、像側レンズ24が拡径部32に固定される。
その後、光照射部22(図2参照)が鏡筒30の上端部の一部に取り付けられる。そして、光照射部22を用いて、撮像素子26(図2参照)と各レンズ23,24の光軸との位置が調整された後、撮像素子26が鏡筒30の下端部に取り付けられる。
プリンター11の作用について、図8及び図9に示す比較例を用いて説明する。なお、以下では、物体側レンズ23と鏡筒30の上端側の拡径部32との固定構造の作用について説明し、像側レンズ24と鏡筒30の下端側の拡径部32との固定構造については、物体側レンズ23と鏡筒30の上端側の拡径部32との固定構造の作用と同様であるため、その説明を省略する。
まず、図8及び図9に示す比較例について説明する。
図8に示すように、比較例の撮像ユニット100における鏡筒110の拡径部120には、3個の突出部121と、円環状の突き当て部130とが形成されている。この突出部121は、突出部35と配置構成及び形状が共通している。このような拡径部120においては、その平面視において、突き当て部130と突出部121とが互いに重なる配置関係となる。また図9に示すように、物体側レンズ150は、3個の突出部121に遊嵌され、突き当て部130の上面131に突き当てられる。
そして、物体側レンズ150の外周面151と突出部121の凹部122との間の空間に接着剤140が注入されたとき、接着剤140が未だ硬化していないため、図中の太線の矢印で示すように突出部121の内周面と物体側レンズ150の外周面151との間の隙間に接着剤140が浸入する場合がある。さらに、接着剤140は、突き当て部130の上面131と物体側レンズ150の下面152との間に浸入する場合がある。このような場合、接着剤140が物体側レンズ150を上方に浮き上がらせることにより、突き当て部130の上面131に対して物体側レンズ150が傾く場合がある。そして、物体側レンズ150が傾いた場合、物体側レンズ150の光軸が傾くため、連続紙P(図2参照)の下面が鮮明に撮像することができない場合がある。
一方、図3に示すように、本実施形態の撮像ユニット20は、周方向Wにおいて突き当て部33の位置が突出部35の位置と異なる。これにより、図6に示すように、突出部35の凹部35aと物体側レンズ23の外周面23aとの間に注入された接着剤36が突出部35の内周面と物体側レンズ23の外周面23aとの間に浸入したとしても、その接着剤36は、突き当て部33の上面33aに対して周方向Wにおいて離れている。このため、接着剤36が突き当て部33の上面33aと物体側レンズ23の下面23bとの間に浸入することが抑制される。
また、突き当て部33が円筒部31の上端面31aよりも上方に位置するため、物体側レンズ23において突出部35と対向する位置の下方には、円筒部31の上端面31aとの間に空隙Gが形成される。このため、図6の太線の矢印で示すように、突出部35の凹部35aと物体側レンズ23の外周面23aとの間に注入された接着剤36が突出部35の内周面と物体側レンズ23の外周面23aとの間に浸入したとしても、その浸入した接着剤36は、空隙Gに流れ込む。そして、空隙Gに流れ込んだ接着剤36は、突出部35と突き当て部33との周方向Wの間の空隙に流れ込む。このように、空隙Gに流れ込んだ接着剤36は、突き当て部33の上面33aよりも下方に位置するため、突き当て部33の上面33aと物体側レンズ23の下面23bとの間に接着剤36が浸入することが一層抑制される。したがって、接着剤36に起因して突き当て部33の上面33aに対して物体側レンズ23が傾くことが抑制される。
本実施形態のプリンター11によれば、以下に示す効果を得ることができる。
なお、以下では、物体側レンズ23と鏡筒30の上端側の拡径部32との固定構造の効果について説明し、像側レンズ24と鏡筒30の下端側の拡径部32との固定構造については、物体側レンズ23と鏡筒30の上端側の拡径部32との固定構造の効果と同様の効果を得ることができるため、その説明を省略する。
(1)鏡筒30の拡径部32において3個の突き当て部33及び3個の接着部37が周方向Wに異なる位置、すなわち光軸方向から視た平面視において3個の突き当て部33及び3個の接着部37が互いに重ならない位置に配置されている。このため、接着剤36が突き当て部33の上面33aと物体側レンズ23の下面23bとの間に浸入することに起因して物体側レンズ23が突き当て部33の上面33aに対して傾くことが抑制される。したがって、物体側レンズ23の光軸が傾くことにより物体側レンズ23の焦点位置が連続紙Pの下面からずれることが抑制されるため、撮像ユニット20が連続紙Pの下面を鮮明に撮像することができる。
(2)3個の凹部35aに注入された接着剤36が硬化するとき、その接着剤36の硬化にともなう接着剤36の収縮の力が物体側レンズ23に作用する。このため、周方向Wにおいて、3個の接着部37が異なる間隔をおいて配置されたと仮定した場合、接着剤36の収縮にともない物体側レンズ23に作用する力が光軸方向から視た平面視において偏るおそれがある。このため、接着剤36の収縮にともない物体側レンズ23が鏡筒30に対して移動するおそれがある。
この点、本実施形態では、3個の接着部37が周方向Wへ等角度間隔の配置となるように設けられるため、接着剤36の収縮にともない物体側レンズ23に作用する力が光軸方向から視た平面視において偏ることが抑制される。このため、接着剤36の収縮にともない物体側レンズ23が鏡筒30に対して移動することが抑制される。
(3)物体側レンズ23が3個の突出部35に遊嵌されることにより、光軸方向から視た平面視において鏡筒30(拡径部32)に対する物体側レンズ23の位置が決められる。この状態で物体側レンズ23が突き当て部33の上面33aに突き当てられるため、上下方向Zにおいて鏡筒30に対する物体側レンズ23の位置も決められる。このため、鏡筒30に対する物体側レンズ23の位置を容易に決めることができる。
(4)周方向Wにおいて隣り合う突き当て部33及び突出部35は、周方向Wへ間隔をおいて形成されている。このため、突出部35の凹部35aと物体側レンズ23の外周面23aとの間に注入された接着剤36が突出部35の内周面と物体側レンズ23の外周面23aとの間に浸入したとしても、浸入した接着剤36は周方向Wにおける突き当て部33と突出部35との間の空隙に流れ込む。このため、接着剤36が突き当て部33の上面33aと物体側レンズ23の下面23bとの間に浸入することがより一層抑制される。
(5)接着剤36が硬化するとき、接着剤36の硬化にともなう接着剤36の収縮により物体側レンズ23を突出部35の内周面側に引っ張る力が物体側レンズ23に作用する。このため、各突出部35の凹部35a内の接着剤36のそれぞれに紫外線を順番に照射して接着剤36を順に硬化させたと仮定した場合、始めに硬化させた接着剤36の突出部35に向けて物体側レンズ23が移動してしまい、その状態で物体側レンズ23が鏡筒30に固定される。このため、他の突出部35の接着剤36を硬化させたとしても鏡筒30に対する物体側レンズ23の位置がずれたままである。
そこで、本実施形態では、3個の突出部35の凹部35a内の接着剤36に一括して紫外線を照射することにより全ての接着剤36を同時に硬化させる。これにより、接着剤36の硬化にともない物体側レンズ23に作用する力が全ての凹部35a内の接着剤36において同時に生じる。このため、鏡筒30に対する物体側レンズ23の位置がずれることが抑制される。
上記実施形態は、以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、周方向Wに隣り合う突出部35の間に形成される突き当て部33の個数を2個以上に変更してもよい。例えば、図10に示すように、鏡筒30の拡径部32において、周方向Wに隣り合う突出部35の間に2個の突き当て部33が形成される。この2個の突き当て部33は、周方向Wに間隔をおいて配置されている。
・上記実施形態において、周方向Wに隣り合う突き当て部33の間に形成される突出部35の個数を2個以上に変更してもよい。この場合、周方向Wに隣り合う突き当て部33の間に形成される接着部37の個数も2個以上となる。
・上記実施形態において、図11に示す鏡筒40の構成としてもよい。すなわち、鏡筒40の拡径部41には、円環状の突き当て部42と、拡径部41の内周面から内方に延び、且つ突き当て部42の上面42aから上方に延びる突出部43とが形成される。突出部43の上部には、凹部43aが形成されている。物体側レンズ23(図11では図示略)は、上下方向Zにおいて突き当て部42の上面42aに突き当てられる。突出部43に対応する突き当て部42の部分には、切欠部44が形成される。切欠部44の周方向Wの寸法は、突出部43の周方向Wの寸法よりも大きい。この構成によれば、突出部43の凹部43a内の接着剤(図示略)が突出部43の内周面と物体側レンズ23の外周面23a(図11では図示略)との間に浸入したとしても、その接着剤が切欠部44に流れ込む。このため、接着剤が突き当て部42の上面42aと物体側レンズ23の下面23bとの間に浸入することが抑制される。なお、鏡筒40において像側レンズ24が挿入される拡径部41についても同様の構成としてもよい。
・上記実施形態において、例えば、図12〜図14に示すように、鏡筒30内に外部から異物が入り込むことを抑制する封止部材50を設けてもよい。すなわち、鏡筒30内に収容された物体側レンズ23の上下方向Zにおいて上側となる上面及び拡径部32の内周面32aと接触するリング状の封止部材50を鏡筒30内に設けてもよい。このリング状の封止部材50の内径は、レンズホルダー23Bの内径よりもやや小さいものとなっていて、上下方向Zにおいて上方から見たときにレンズ本体23Aの一部と重なる。ちなみに、封止部材50は、外部からの応力に対して反発力が小さく、弾性変形可能なゴムやウレタンなどの弾性部材で構成されている。好ましくは、吸水性や保水性、さらには耐摩耗性にも優れたポリウレタンスポンジである。
また、この封止部材50の上面と接触する位置には光を吸収する黒色の材料で形成された遮光部材60が配置されている。遮光部材60には、鏡筒30の中心軸を中心とした矩形状の開口61が形成されている。連続紙Pの下面で反射した反射光は、この開口61を通過することにより、その光の範囲を狭くする。すなわち、光照射部22から出射されて透光部材21を透過した光が連続紙Pの下面で反射した反射光は、遮光部材60の開口61を通過して物体側レンズ23により集光される。
遮光部材60は、上下方向Zにおいて鏡筒カバー27から鏡筒30内に入り込むように下向きに延びる延伸部27aが上方から接触することによって、下向きに押圧されている。すなわち、封止部材50は、遮光部材60が延伸部27aにより下向きに押圧されることで、遮光部材60と物体側レンズ23とにより上下方向Zにおいて強く挟まれる。このとき、封止部材50は、弾性部材で構成されているため、強く挟まれることにより、物体側レンズ23(レンズホルダー23B)と拡径部32の内周面32aとの隙間を塞ぐように弾性変形したうえで、物体側レンズ23の上面及び拡径部32の内周面32aと密着する。封止部材50が物体側レンズ23及び内周面32aと密着することによって鏡筒30の円筒部31内が封止される。
この構成によれば、撮像ユニット20の外部を漂う紙粉や塵埃、さらには噴射部17から噴射されたインクのミストといった異物が鏡筒30の円筒部31内に入り込み、撮像素子26に付着してしまうおそれを抑制できる。したがって、撮像ユニット20における撮像の精度を保つことができる。なお、この封止部材50は、像側レンズ24側に設けられる構成でもよいし、両者何れにも設けられる構成であってもよい。また、遮光部材60や延伸部27aは必須の構成ではなく、鏡筒30内において、封止部材50を光学部材(レンズ)側へ向けて押圧する押圧部を別途設けるような構成であってもよい。
・上記実施形態において、突出部35から凹部35aを省略してもよい。この場合、接着剤36は、突出部35の内周面と物体側レンズ23の外周面23aとの間に注入される。そして、接着部37は、突出部35の内周面及び物体側レンズ23の外周面23aのうちの突出部35と対向する部分と、接着剤36とにより構成される。
・上記実施形態において、接着剤36として、紫外線硬化型接着剤に代えて他の光硬化型接着剤を用いてもよい。また、接着剤36として、嫌気性接着剤等の他の接着剤を用いてもよい。
・上記実施形態において、鏡筒30の拡径部32が2個の突き当て部33及び2個の突出部35を有していてもよい。この場合、突き当て部33及び突出部35は、周方向Wへ180°の等角度間隔の配置となるように形成され、且つ周方向Wにおいて互いに90°ずれて配置される。
・上記実施形態において、鏡筒30の拡径部32の個数及び突出部35の個数は、それぞれ3個以上であってもよい。また、拡径部32の個数及び突出部35の個数は、互いに異なってもよい。
・上記実施形態において、拡径部32及び突出部35は、周方向Wへ等角度間隔の配置となるように形成しなくてもよい。
・上記実施形態において、突出部35を省略してもよい。この場合、拡径部32の内径を物体側レンズ23(像側レンズ24)が遊嵌可能な大きさに縮径する。そして、接着部37は、物体側レンズ23の外周面23aと拡径部32の内周面32aとの間に接着剤36を注入することにより構成される。
・上記実施形態において、光軸方向から視た平面視における鏡筒30の拡径部32の内面形状を四角形、六角形等の多角形状としてもよい。この場合、光軸方向から視た平面視における物体側レンズ23(像側レンズ24)の外面形状を、拡径部32の内面形状に応じて変更することが好ましい。
・上記実施形態において、接着剤36により像側レンズ24を鏡筒30の下端側の拡径部32に固定した後、接着剤36により物体側レンズ23を鏡筒30の上端側の拡径部32に固定してもよい。
・液体噴射装置は、サーマルジェットプリンターに適用してもよいし、ソリッドインクジェットプリンターに適用してもよい。
・液体噴射装置は、シリアルプリンターに適用してもよいし、ラインプリンターに適用してもよいし、ページプリンターに適用してもよい。
・液体噴射装置は、巻取部15及びテンションローラー16が省略された構成であってもよい。
・媒体は連続紙に限定されず、単票紙、樹脂製のフィルム、金属箔、金属フィルム、樹脂と金属の複合体フィルム(ラミネートフィルム)、織物、不織布、セラミックシートなどであってもよい。
・噴射部17から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、噴射部17から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料などの固形物からなる粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体がインクである場合、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。
11…液体噴射装置の一例としてのプリンター、13…搬送部の一例としての給紙ローラー対、17…噴射部、18…制御部、20…撮像ユニット、23…光学部材の一例としての物体側レンズ、23a…光学部材の外側面の一例としての外周面、24…光学部材の一例としての像側レンズ、30…鏡筒、32a…鏡筒の内側面の一例としての拡径部の内周面、33…突き当て部、35…突出部、36…接着剤、37…接着部、40…鏡筒、42…突き当て部、43…突出部、50…封止部材、P…媒体の一例としての連続紙、W…内側面方向の一例としての周方向。

Claims (12)

  1. 筒状の鏡筒と、
    前記鏡筒内に配置され、接着剤により前記鏡筒に固定される光学部材と
    を備え、
    前記鏡筒は、前記鏡筒の中心軸に直交し、且つ前記鏡筒の内側面に沿う方向である内側面方向へ間隔をおいて形成され、前記光学部材の光軸方向において前記光学部材が突き当てられる複数の突き当て部を有し、
    前記光学部材の外側面と前記外側面と対向する前記鏡筒の内側面との間には、前記接着剤が注入された複数の接着部が設けられ、
    前記複数の接着部は、前記内側面方向へ間隔をおいて設けられ、
    前記光軸方向から視た平面視において、前記複数の接着部と前記突き当て部とが互いに重ならない配置関係を有する
    撮像ユニット。
  2. 前記複数の接着部は、前記内側面方向へ等角度間隔の配置となるように設けられている
    請求項1に記載の撮像ユニット。
  3. 前記鏡筒の内側面における前記光学部材の外側面と対向する部分には、前記光学部材の外側面に向けて突出する複数の突出部が形成され、
    前記複数の突出部は、前記内側面方向へ間隔をおいて形成され、
    前記光学部材は、前記複数の突出部に隙間を有して嵌合され、
    前記接着部は、前記光学部材の外側面と前記突出部との間の隙間に前記接着剤が注入されて形成されている
    請求項1または2に記載の撮像ユニット。
  4. 前記内側面方向において前記突き当て部と隣り合う前記接着部は、同突き当て部と前記内側面方向へ間隔をおいて設けられている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像ユニット。
  5. 前記鏡筒内であって、前記光学部材と接触する位置に前記光学部材と前記鏡筒の内周面との隙間を塞ぐ封止部材を更に備える
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像ユニット。
  6. 前記封止部材は、弾性変形可能な弾性部材で構成されている
    請求項5に記載の撮像ユニット。
  7. 媒体を搬送する搬送部と、
    前記媒体に液体を噴射する噴射部と、
    前記搬送部により搬送される前記媒体を撮像する撮像ユニットと、
    前記撮像ユニットが撮像した画像に基づいて、前記搬送部による前記媒体の搬送量を制御する制御部と
    を備え、
    前記撮像ユニットは、筒状の鏡筒と、前記鏡筒内に配置され、接着剤により前記鏡筒に固定される光学部材とを備え、
    前記鏡筒は、前記鏡筒の中心軸に直交し、且つ前記鏡筒の内側面に沿う方向である内側面方向へ間隔をおいて形成され、前記光学部材の光軸方向において前記光学部材が突き当てられる複数の突き当て部を有し、
    前記光学部材の外側面と前記外側面と対向する前記鏡筒の内側面との間には、前記接着剤が注入された複数の接着部が設けられ、
    前記複数の接着部は、前記内側面方向へ間隔をおいて設けられ、
    前記光軸方向から視た平面視において、前記複数の接着部と前記突き当て部とが互いに重ならない配置関係を有する
    液体噴射装置。
  8. 前記複数の接着部は、前記内側面方向へ等角度間隔の配置となるように設けられている
    請求項7に記載の液体噴射装置。
  9. 前記鏡筒内であって、前記光学部材と接触する位置に前記光学部材と前記鏡筒の内周面との隙間を塞ぐ封止部材を更に備える
    請求項7または8に記載の液体噴射装置。
  10. 前記封止部材は、弾性変形可能な弾性部材で構成されている
    請求項9に記載の液体噴射装置。
  11. 筒状の鏡筒と、前記鏡筒内に配置され、接着剤により前記鏡筒に固定される光学部材とを備える撮像ユニットの製造方法において、
    前記鏡筒は、前記鏡筒の中心軸に直交し、且つ前記鏡筒の内側面に沿う方向である内側面方向へ間隔をおいて形成される複数の突き当て部を有し、
    前記鏡筒に前記光学部材が挿入されて、前記光学部材の光軸方向において前記突き当て部に前記光学部材を突き当てる配置工程と、
    前記鏡筒において、前記光学部材の外側面と対向した部分であって且つ前記光軸方向から視た平面視において前記突き当て部とは重ならない部分と、前記光学部材の外側面との間に接着剤を注入する接着工程と、
    前記接着剤を硬化させる硬化工程と
    を備える
    撮像ユニットの製造方法。
  12. 前記接着剤は、光硬化型接着剤であり、
    前記接着工程において、前記内側面方向へ間隔をおいた複数の箇所に前記接着剤を注入し、
    前記硬化工程において、前記接着剤が注入された複数の箇所に一括して光を照射することにより、前記接着剤を硬化させる
    請求項11に記載の撮像ユニットの製造方法。
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