JP2015194400A - 赤外線センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】収差を抑制することが可能な赤外線センサを提供する。
【解決手段】赤外線センサ1は、赤外線検知素子2と、レンズアレイ3と、光学部材4と、を備える。レンズアレイ3は、一列に並んだ複数の第1レンズ31を備える。レンズアレイ3は、複数の第1レンズ31それぞれの第1レンズ面31aの一群を含む第1面3aと、複数の第1レンズ31それぞれの第2レンズ面の一群を含む第2面3bと、を備える。光学部材4は、複数の第1レンズ31のうち両端に位置する一対の第1レンズ31以外の第1レンズ31を通る赤外線を通すように構成され、一対の第1レンズ31を通して受光面2aに直接入射しない赤外線を受光面2a側に反射する一対のミラー面44を備える。一対のミラー面44は、一対の第1レンズ31それぞれを通して受光面2aに直接入射しない赤外線を受光面2aに集光させる曲面である。
【選択図】図1

Description

本発明は、赤外線センサに関し、より詳細には、レンズアレイと赤外線検知素子とを備えた赤外線センサに関する。
この種の赤外線センサとしては、例えば、図15に示す構成の赤外線式人体検知器が知られている(特許文献1)。
図15に示す構成の赤外線式人体検知器は、焦電型赤外線センサ101と、焦電型赤外線センサ101に被せられるミラー103と、ミラー103の前方に配置されるレンズ本体102と、を備える。
焦電型赤外線センサ101は、素子エレメント116を備えている。
レンズ本体102は、5個のレンズ121を備えている。各レンズ121は、球面の一部(4分の1程度)を形成するドーム部122に沿って配列されている。これにより、ドーム部122の外側面は、ほぼ滑らかに連続した曲面となっている。また、ドーム部122の内側面は、各レンズ121に対応する部位が突出しており、凹凸面になっている。
赤外線式人体検知器は、ミラー103と、レンズ本体102と、により光学系を構成している。赤外線式人体検知器は、焦電型赤外線センサ101への赤外線の入射経路に光学系を配置することによって、1つの焦電型赤外線センサ101に対して、7本の検知ビームを設定してある。特許文献1では、焦電型赤外線センサ101への赤外線の入射量がピーク付近になる小範囲を検知ビームと呼んでいる。
特許文献1では、7本の検知ビームについて、水平面内での検知ビームの角度の違いにより、角度の小さい検知ビームから順に、ビームA13、ビームB13、ビームC13、ビームD13と呼んでいる。水平面内での検知ビームの角度は、正面方向を0度としている。
上述の赤外線式人体検知器は、5個のレンズ121のうち左右両端の各レンズ121をビームC13及びビームD13に共用させている。ビームC13は、レンズ121を通って焦電型赤外線センサ101の受光面に直接入射する。ビームD13は、レンズ121を通ってミラー103で反射されて焦電型赤外線センサ101の受光面に入射する。
また、特許文献1には、図16に示す構成の赤外線式人体検知器も提案されている。この赤外線式人体検知器は、図15の赤外線式人体検知器と略同じ構成を有する。
特許第3617359号公報
図15の赤外線式人体検知器では、5個のレンズ121のうち左右両端の各レンズ121を、ビームC13とビームD13とに共用させているので、ビームC13、ビームC14それぞれの収差を小さくするのが難しい。
本発明の目的は、収差を抑制することが可能な赤外線センサを提供することにある。
本発明の赤外線センサは、赤外線検知素子と、レンズアレイと、光学部材と、を備える。前記レンズアレイは、一列に並んだ複数の第1レンズを備え、前記赤外線検知素子の受光面に赤外線を集光する機能を有する。前記複数の第1レンズそれぞれの第1レンズ面の一群を含む第1面と、前記複数の第1レンズそれぞれの第2レンズ面の一群を含む第2面と、を備える。前記光学部材は、前記レンズアレイと前記赤外線検知素子との間に配置され前記赤外線検知素子の視野を制御する機能を有する。前記光学部材は、前記複数の第1レンズのうち両端に位置する一対の第1レンズ以外の第1レンズを通る赤外線を通すように構成され、前記一対の第1レンズを通して前記受光面に直接入射しない赤外線を前記受光面側に反射する一対のミラー面を備える。前記一対のミラー面は、前記一対の第1レンズそれぞれを通して前記受光面に直接入射しない赤外線を前記受光面に集光させる曲面である。
この赤外線センサにおいて、前記レンズアレイが一体に形成されたカバーを備え、前記一対の第1レンズの各々は、前記第2レンズ面の中心と前記受光面の中心とを結ぶ直線と、前記一対の第1レンズの各々に対する開口絞りの中心を通る前記第1レンズ面の法線と、が非平行であるのが好ましい。
この赤外線センサにおいて、前記一対の第1レンズの各々は、前記第2レンズ面の中心軸が、前記開口絞りの中心と前記一対のミラー面のうち前記第2レンズ面が臨むミラー面の中心とを結ぶ直線と平行であるのが好ましい。
この赤外線センサにおいて、前記一対の第1レンズの各々は、前記第2レンズ面の中心軸が、前記開口絞りの中心と前記受光面の中心とを結ぶ直線と平行であるのが好ましい。
この赤外線センサにおいて、前記一対の第1レンズの各々は、前記開口絞りの中心と前記一対のミラー面の各々の中心とを結ぶ直線と、前記開口絞りの中心と前記受光面の中心とを結ぶ直線と、のなす角の二等分線と平行であるのが好ましい。
この赤外線センサにおいて、前記光学部材は、前記一対のミラー面を有する反射片と、前記反射片を支持する支持部と、を備え、前記反射片の中央部に、前記複数の第1レンズのうち前記一対の第1レンズ以外の第1レンズを通る赤外線を通す第1スリットが形成されており、前記反射片の輪郭が前記第1スリットから離れる向きに凸となる曲線状であるのが好ましい。
この赤外線センサにおいて、前記反射片は、前記第1スリットの内側面が、前記複数の第1レンズのうち真ん中の第1レンズに近づくほど、前記真ん中の第1レンズの中心線と前記第1スリットの中心線とを含む平面との距離が長くなる傾斜面であるのが好ましい。
この赤外線センサにおいて、前記光学部材は、前記第1スリットの内側面を粗面としてあるのが好ましい。
この赤外線センサにおいて、前記レンズアレイは、前記複数の第1レンズとは別の列に並んだ複数の第2レンズを更に備え、前記光学部材は、前記反射片に、前記複数の第2レンズを通る赤外線を通す第2スリットが形成されており、前記第2スリットの幅が、前記第1スリットの幅よりも広いのが好ましい。
この赤外線センサにおいて、前記複数の第1レンズにおいて前記一対の第1レンズを除いた第1レンズのうち、前記開口絞りの中心と前記受光面の中心とを結ぶ直線上に前記反射片のある第1レンズは、隣接する第1レンズよりも前記複数の第1レンズの並ぶ方向における幅が広いのが好ましい。
この赤外線センサにおいて、前記レンズアレイが一体に形成されたカバーと、前記赤外線検知素子と前記赤外線検知素子を収納するパッケージとを含むセンサ本体と、を備え、前記光学部材は、前記センサ本体を囲む筒状の筒体部を備え、前記筒体部の軸方向の第1端部から前記支持部が突出して形成され、前記カバーと前記光学部材とは、嵌め合わされているのが好ましい。
この赤外線センサにおいて、前記光学部材は、前記筒体部の前記軸方向の第2端部における側面から外方へ突出する突起部が形成されており、
前記カバーと前記光学部材とは、前記カバーの後端縁に形成された凹部に、前記光学部材の突起部が嵌め合わされているのが好ましい。
この赤外線センサにおいて、前記複数の第1レンズの各々は、フレネルレンズであるのが好ましい。
この赤外線センサにおいて、前記複数の第1レンズの各々及び前記複数の第2レンズの各々は、フレネルレンズであるのが好ましい。
本発明の赤外線センサは、前記光学部材が、前記複数の第1レンズのうち両端に位置する一対の第1レンズ以外の第1レンズを通る赤外線を通すように構成されている。また、本発明の赤外線センサは、前記一対の第1レンズを通して前記受光面に直接入射しない赤外線を前記受光面側に反射する一対のミラー面を備え、前記一対のミラー面が、前記一対の第1レンズそれぞれを通して前記受光面に直接入射しない赤外線を前記受光面に集光させる曲面である。よって、本発明の赤外線センサにおいては、収差を抑制することが可能となる。
図1Aは、実施形態の赤外線センサの要部を示す概略横断面図である。図1Bは、実施形態の赤外線センサにおける光学部材及びレンズアレイの背面図である。 図2は、実施形態の赤外線センサの概略分解斜視図である。 図3は、実施形態の赤外線センサにおけるカバーを光学部材に取り付けた状態の概略平面図である。 図4は、実施形態の赤外線センサにおける光学部材及びレンズアレイを背面側から見た、一部省略した概略斜視図である。 図5Aは、実施形態の赤外線センサにおける赤外線検知素子の概略平面図である。図5Bは、図5AのG−G概略断面図である。 図6は、実施形態の赤外線センサにおける赤外線検知素子の受光面の模式的な説明図である。 図7は、実施形態の赤外線センサによる検知ゾーンの模式的な説明図である。 図8は、第1比較例の赤外線センサによる検知ゾーンの模式的な説明図である。 図9は、実施形態の赤外線センサの回路ブロック図である。 図10は、実施形態の赤外線センサにおける光学部材の要部側面図である。 図11は、実施形態の赤外線センサにおける赤外線の進行経路の説明図である。 図12は、従来例の赤外線式人体検知器において発生する迷光の説明図である 図13は、第1変形例の赤外線センサの要部を示す概略横断面図である。 図14Aは、実施形態の赤外線センサにおけるフレネルレンズの模式的な説明図である。図14Bは、図14AのY−Y概略断面図である。 図15は、従来例を示す赤外線式人体検知器の要部の概略断面図である。 図16は、他の従来例を示す赤外線式人体検知器の概略分解斜視図である。
以下では、本実施形態の赤外線センサ1について図1A、1B、2〜4、5A、5B、6〜11、14A及び14B等に基づいて説明する。なお、図1Aは、図3における平面P4で破断した概略断面に相当する。
赤外線センサ1は、図1A、1B、2〜4、5A及び5Bに示すように、赤外線検知素子2と、レンズアレイ3と、光学部材4と、を備える。レンズアレイ3は、一列に並んだ複数の第1レンズ31を備え、赤外線検知素子2の受光面2aに赤外線を集光する機能を有する。レンズアレイ3は、複数の第1レンズ31それぞれの第1レンズ面31aの一群を含む第1面3aと、複数の第1レンズ31それぞれの第2レンズ面31bの一群を含む第2面3bと、を備える。光学部材4は、レンズアレイ3と赤外線検知素子2との間に配置され赤外線検知素子2の視野(field of view)を制御する機能を有する。光学部材4は、複数の第1レンズ31のうち両端に位置する一対の第1レンズ31以外の第1レンズ31を通る赤外線を通すように構成され、一対の第1レンズ31を通して受光面2aに直接入射しない赤外線を受光面2a側に反射する一対のミラー面44を備える。一対のミラー面44は、一対の第1レンズ31それぞれを通して受光面2aに直接入射しない赤外線を受光面2aに集光させる曲面である。これにより、赤外線センサ1は、一対のミラー面44それぞれに、入射する赤外線を赤外線検知素子2の受光面2aに向かって反射する機能と、収差を低減する機能と、を持たせることが可能となる。よって、赤外線センサ1においては、収差を抑制することが可能となる。赤外線センサ1は、収差が抑制されることにより、高感度化を図ることが可能となる。
赤外線センサ1は、赤外線検知素子2を有するセンサ本体20と、レンズアレイ3が一体に形成されたカバー30と、を備える。センサ本体20は、赤外線検知素子2を収納したパッケージ21を備えている。カバー30は、センサ本体20及び光学部材4を覆うように配置されている。赤外線センサ1は、センサ本体20に光学部材4が取り付けられている。また、赤外線センサ1は、光学部材4にカバー30が取り付けられている。
赤外線センサ1の各構成要素については、以下に、より詳細に説明する。
パッケージ21は、図2に示すように、台座27と、台座27に固着されるキャップ28と、を備え、キャップ28における赤外線検知素子2の前方に窓孔28dが形成された構成とすることができる。窓孔28dは、赤外線透過部材29により閉塞されている。赤外線透過部材29としては、例えば、シリコン基板やゲルマニウム基板等を用いることができる。赤外線透過部材29は、適宜の光学フィルタ膜、反射防止膜等を備えているのが好ましい。
台座27は、金属製であるのが好ましい。台座27は、円板状に形成されている。キャップ28は、金属製であるのが好ましい。キャップ28は、筒体28aと、第1フランジ28bと、第2フランジ28cと、を備えているのが好ましい。筒体28aは、円筒状に形成されている。第1フランジ28bは、筒体28aにおける台座27に近い側の第1端部から外方へ突出している。第2フランジ28cは、筒体28aにおける第1端部とは反対の第2端部から内方へ突出している。キャップ28は、第2フランジ28cの内周面が窓孔28dの内周面を構成している。キャップ28は、全体として、有底円筒状の形状である。
台座27には、図示しない、第1リードピン、第2リードピン及び第3リードピンが、台座27の厚さ方向に貫通して設けられる。台座27は、第1リードピン、第2リードピン及び第3リードピンを保持している。第1リードピンは、赤外線センサ1の出力信号の取り出し用の端子を構成している。また、第2リードピンは、赤外線センサ1の給電用の端子を構成している。また、第3リードピンは、赤外線センサ1のグラウンド用の端子を構成している。
赤外線検知素子2は、例えば、図5A、5B及び6に示すように、1枚の焦電体基板23に4個の検出部24が形成されたクワッドタイプ(quad-type)の焦電素子により構成することができる。
赤外線検知素子2は、1枚の焦電体基板23に、4個の検出部24が2×2のアレイ状に配列されている。赤外線検知素子2は、各検出部24の平面視形状を正方形状とすることができる。赤外線検知素子2は、焦電体基板23の中央部において焦電体基板23の外周線23dよりも内側の仮想正方形VR1(図6参照)の4つの角それぞれに検出部24の中心が位置するように配置されている。
焦電体基板23は、焦電性を有する基板である。焦電体基板23は、例えば単結晶のLiTaO基板により構成されている。
各検出部24は、焦電体基板23の表面23aに形成された表面電極25と、焦電体基板23の裏面23bに形成された裏面電極26と、焦電体基板23において表面電極25と裏面電極26とで挟まれた部分23cと、で構成されるコンデンサである。図5Aでは、各検出部24においてレンズアレイ3側に位置する表面電極25の極性を、“+”、“−”の符号で示してある。検出部24の受光面24aは、表面電極25の表面である。赤外線検知素子2は、4個の検出部24のうち、仮想正方形VR1の一方の対角線上にある同極性の2個の検出部24同士が並列接続され、他方の対角線上にある同極性の2個の検出部24同士が並列接続されている。要するに、赤外線検知素子2は、図5Aの左右方向に沿って並んで形成されている2個の検出部24同士が逆並列に接続され、且つ、図5Aの上下方向に沿って並んで形成されている2個の検出部24同士が逆並列に接続されている。
赤外線検知素子2が複数個の検出部24を備えている場合、赤外線検知素子2の受光面2aは、複数の検出部24の各々の受光面24aを内包する最小の凸多角形VR2(図6参照)の外周線で囲まれた領域の表面を意味する。したがって、図6の例では、最小の凸多角形VR2は、上述の仮想正方形VR1よりも大きな正方形となる。
赤外線センサ1は、仮に光学部材4を備えていないとすると、赤外線センサ1の検知エリアを、赤外線検知素子2とレンズアレイ3とで決めることができる。この場合、赤外線センサ1の検知エリアには、各第1レンズ31ごとに、検出部24の数の検知ゾーン(detection zone)が設定される。赤外線センサ1は、レンズアレイ3が7個の第1レンズ31を一体に備えているので、赤外線検知素子2と7個の第1レンズ31とで、検知エリア内に7×4=28個の検知ゾーンを設定することができる。検知ゾーンは、赤外線検知素子2への赤外線の入射量がピーク付近になる小範囲であって、検知対象の物体からの赤外線を検出する有効領域である。検知ゾーンは、特許文献1では、検知ビームと記載されている。
赤外線センサ1は、光学部材4を備えているので、一列に並んだ複数の第1レンズ31のうち両端の第1レンズ31それぞれについて、他の第1レンズ31の2倍の検知ゾーンを設定することができる。赤外線センサ1は、第1レンズ31の数が7個であり、赤外線検知素子2と7個の第1レンズ31と一対のミラー面44とで、(7−2)×4+2×(2×4)=36個の検知ゾーンを設定することができる。赤外線センサ1は、図1B及び4に示すように、レンズアレイ3が、複数の第1レンズ31とは別に複数の第2レンズ32を備えた構成とすることができる。赤外線センサ1は、第2レンズ32の数が3個であり、赤外線検知素子2と3個の第2レンズ32とで、3×4=12個の検知ゾーンを設定することができる。なお、レンズアレイ3における第1レンズ31及び第2レンズ32の数は、特に限定するものではない。
図7は、赤外線センサ1の正面側において赤外線センサから離れた位置に想定した半円筒の仮想スクリーンに形成される各検知ゾーンの模式説明図である。図7は、赤外線センサ1の7個の第1レンズ31が上段、3個の第2レンズ32が下段となるようにして、赤外線センサ1を配置した場合である。図7の横軸は、赤外線検知素子2の受光面2aの中心2bに立てた法線を含む仮想水平面上において当該法線と当該法線から傾いた直線とのなす角度である。図7の縦軸は、仮想水平面を基準平面としたときの上下方向における基準平面からの距離を示している。赤外線センサ1と仮想スクリーンとの距離は、3mに設定してある。図8は、図16の赤外線式人体検知器の各検知ゾーンの模式説明図である。図7と図8とを比較すれば、赤外線センサ1では、図16の赤外線式人体検知器に比べて、4個の検知ゾーンの群間の間隔を短くできることが分かる。これにより、赤外線センサ1は、図16の赤外線式人体検知器に比べて、高感度化を図ることが可能となる。
センサ本体20は、図9に示すように、赤外線検知素子2の他に、増幅回路201と、帯域フィルタ202と、比較回路203と、出力回路205と、を備えている。
センサ本体20は、増幅回路201と、帯域フィルタ202と、比較回路203と、出力回路205と、が1つのIC(Integrated Circuit)素子206に集積化されているのが好ましい。そして、センサ本体20は、赤外線検知素子2とIC素子206とが実装された基板(図示せず)が、パッケージ21内に収納されているのが好ましい。
増幅回路201は、赤外線検知素子2の出力信号を増幅する回路である。増幅回路201は、例えば、電流電圧変換回路と、電圧増幅回路と、で構成することができる。電流電圧変換回路は、赤外線検知素子2から出力される出力信号である電流信号を電圧信号に変換して出力する回路である。電圧増幅回路は、電流電圧変換回路により変換された電圧信号のうち所定の周波数帯域の電圧信号を増幅して出力する回路である。
帯域フィルタ202は、増幅回路201で増幅された電圧信号から、雑音となる不要な周波数成分を除去するフィルタである。
比較回路203は、増幅回路201で増幅された電圧信号と予め設定された閾値とを比較し電圧信号が閾値を超えたか否かを判断する回路である。比較回路203は、例えば、コンパレータ等を用いて構成することができる。
出力回路205は、比較回路203において電圧信号が閾値を超えたと判断されたときに検知信号を出力信号として出す回路である。
カバー30は、レンズアレイ3が一体に形成されている。レンズアレイ3は、赤外線検知素子2の視野内に感度むらを付与する機能を備える。要するに、レンズアレイ3は、赤外線検知素子2の視野内に存在する人の動きが微小であっても、赤外線検知素子2に入射する赤外線の変化率が比較的大きくなるように、赤外線検知素子2の視野内に感度むらを生じさせる機能を備える。
また、レンズアレイ3は、例えば、赤外線センサ1を見た人から光学部材4及びセンサ本体20が視認されるのを抑制するように構成されているのが好ましい。このため、レンズアレイ3の材料としては、例えば、白色顔料を添加したポリエチレンを採用するのが好ましい。よって、カバー30の材料は、白色顔料を添加したポリエチレンが好ましい。カバー30は、例えば、成形法により形成することができる。成形法としては、例えば、射出成形法、圧縮成形法等を採用することができる。
レンズアレイ3は、半円筒状のベース部30aに、複数の第1レンズ31及び複数の第2レンズ32を一体に形成してある。
カバー30は、センサ本体20と光学部材4とを囲むカバー本体300(図2及び3参照)を備えている。カバー本体300は、矩形枠状に形成されている。カバー本体300は、ベース部30aの外周方向の両端部それぞれに連続する一対の側壁301と、ベース部30aの軸方向の両端部それぞれに連続する一対の側壁302と、を備えている。これにより、カバー30は、半円筒状のベース部30aに形成されたレンズアレイ3の形状の安定性を向上させることが可能となる。
レンズアレイ3は、集光レンズであり、第1面3aを赤外線の入射面を構成し、第2面3bが赤外線の出射面を構成する。第1面3aは、対称軸を有する単一の凸曲面としてあるのが好ましい。第1面3aは、ベース部30aの外面30aaと面一であるのが好ましい。
レンズアレイ3は、各第1レンズ31それぞれの赤外線検知素子2側で焦点が同一位置となるように設計してあるのが好ましい。
レンズアレイ3は、複数の第1レンズ31が、形状の異なる4種類の第1レンズ31を含んでいる。第1レンズ31の種類は、4種類に限らず、例えば、5種類でもよい。また、レンズアレイ3は、複数の第2レンズ32が、形状の異なる2種類の第2レンズ32を含んでいる。第2レンズ32の種類は、2種類に限らず、例えば、3種類でもよい。
以下では、説明の便宜上、図1A及び1Bにおいて括弧書きで示したように、4種類の第1レンズ31にそれぞれ異なる符合を付して説明することもある。また、3種類の第2レンズ32にそれぞれ異なる符号を付して説明することもある。
図1A及び1Bでは、赤外線検知素子2の受光面2aの中心2bを通る中心線が交差する第1レンズ31を、第1レンズ31Aとし、第1レンズ31Aに近い順に、第1レンズ31B、第1レンズ31C、第1レンズ31Dとしてある。要するに、レンズアレイ3では、一列に並んだ7個の第1レンズ31のうち真ん中の第1レンズ31を第1レンズ31Aとし、第1レンズ31Aに近い順に、第1レンズ31B、第1レンズ31C、第1レンズ31Dとしてある。レンズアレイ3では、一対の第1レンズ31Dが、一列に並んだ複数の第1レンズ31のうち両端に位置する一対の第1レンズ31を構成している。また、本明細書では、第1レンズ31Aを通る検知ゾーンを検知ゾーンA3と称し、第1レンズ31Bを通る検知ゾーンを検知ゾーンB3と称し、第1レンズ31Cを通る検知ゾーンを検知ゾーンC3と称する。また、本明細書では、第1レンズ31Dのみを通る検知ゾーンを検知ゾーンD3と称し、ミラー面44と第1レンズ31Dとを通る検知ゾーンを検知ゾーンD4と称する。なお、図1Aでは、各検知ゾーンA3、B3、C3、D3及びD4それぞれの中心線を図示してある。
カバー30は、各第1レンズ31及び各第2レンズ32のそれぞれに対して、開口絞りが形成されている。各第1レンズ31に1対1で対応する各開口絞りは、対応する第1レンズ31の赤外線透過領域を規定する。各第2レンズ32に1対1で対応する各開口絞りは、対応する第2レンズ32の赤外線透過領域を規定する。
本明細書における「開口絞り」とは、赤外線検知素子2の受光面2a上に像をつくるために使われる赤外線束を通過させる光学的開口を規定する絞りを意味する。本明細書における「光学的開口」は、赤外線束を通過させる赤外線通過領域を意味し、貫通孔のような物理的開口を含まない。ここで、第1レンズ31に対応する開口絞りは、この第1レンズ31の縁により赤外線通過領域を制限する。例えば、第1レンズ31Dの縁は、カバー30において第1レンズ31Dに隣り合う部分と、第1レンズ31Dに隣り合う第1レンズ31Cと、で構成される。
第1レンズ31Dの開口絞りの中心は、カバー30において第1レンズ31Dに隣り合う厚肉部分30cと、第1レンズ31Cと、で囲まれた領域の中心である。厚肉部分30cとは、カバー30において、第1レンズ31の周部よりも厚さが厚く形成された部分である。厚肉部分30cは、第1レンズ31の周部よりも赤外線が透過しにくくなるように厚さを設定してあるのが好ましい。赤外線が透過しにくくなるとは、赤外線がより減衰されて透過しにくくなることを意味する。赤外線センサ1は、例えば、レンズアレイ3で制御する制御対象の赤外線として、例えば、波長が8μm〜13μmの波長域の赤外線が挙げられる。レンズアレイ3は、第1レンズ31の厚さが1mmでも、第1レンズ面31aの任意の点に垂直入射する制御対象の赤外線の透過率が40%程度であり、厚さが厚いほど透過率が低下する。垂直入射するとは、第1レンズ面31aの任意の点に、この任意の点の法線に沿って入射することを意味する。また、レンズアレイ3は、第1レンズ31の第1レンズ面31aの任意の点に斜め入射する制御対象の赤外線の光路長が、この任意の点に対応する第1レンズ31の厚さよりも長くなって透過率が低くなりすぎる懸念がある。斜め入射するとは、第1レンズ面31aの任意の点に、この任意の点の法線に対して傾いた方向から入射することを意味する。
カバー30は、各第1レンズ31の開口絞りが、矩形状であるのが好ましい。言い換えれば、複数の第1レンズ31は、隣り合う第1レンズ31同士の境界が直線状であるのが好ましい。これにより、カバー30は、複数の第1レンズ31を一列に並べた構成において、隣り合う第1レンズ31間の隙間を低減することが可能となる。よって、赤外線センサ1は、高感度化を図ることが可能となる。また、カバー30は、各第2レンズ32の開口絞りを矩形状とすることができる。複数の第2レンズ32は、隣り合う第2レンズ32同士の境界が直線状であるのが好ましい。これにより、カバー30は、複数の第2レンズ32を一列に並べた構成において、隣り合う第2レンズ32間の隙間を低減することが可能となる。よって、赤外線センサ1は、高感度化を図ることが可能となる。
一対の第1レンズ31の各々は、第2レンズ面31bの中心と受光面2aの中心2bとを結ぶ直線と、一対の第1レンズ31の各々の開口絞りの中心を通る第1レンズ面31aの法線と、が非平行である構成とすることができる。これにより、赤外線センサ1は、集光機能を高めることが可能となる。
レンズアレイ3は、第1面3aが半円柱面の一部により構成されている。
一対の第1レンズ31の各々は、第2レンズ面31bの中心軸が、開口絞りの中心と一対のミラー面44のうち第2レンズ面31bが臨むミラー面44の中心とを結ぶ直線と平行である構成とすることができる。これにより、赤外線センサ1は、ミラー面44を介して赤外線検知素子2の受光面2aへ入射する赤外線の収差をより低減することが可能となる。
また、一対の第1レンズ31の各々は、第2レンズ面31bの中心軸が、開口絞りの中心と受光面2aの中心とを結ぶ直線と平行である構成としてもよい。これにより、赤外線センサ1は、ミラー面44を介さずに赤外線検知素子2の受光面2aへ入射する赤外線の収差をより低減することが可能となる。
また、一対の第1レンズ31の各々は、開口絞りの中心と一対のミラー面44の各々の中心とを結ぶ直線と、開口絞りの中心と受光面2aの中心2bとを結ぶ直線と、のなす角の二等分線と平行である構成としてもよい。これにより、赤外線センサ1は、ミラー面44を介して赤外線検知素子2の受光面2aへ入射する赤外線の収差と、ミラー面44を介さずに赤外線検知素子2の受光面2aへ入射する赤外線の収差と、のばらつきを小さくすることが可能となる。よって、赤外線センサ1は、ミラー面44を介さない検知ゾーンD3と、ミラー面44を介した検知ゾーンD4と、の感度の均一化を図ることが可能となる。
ミラー面44は、例えば、球面の一部、一般非球面の一部、トロイダル面の一部等により構成することができる。トロイダル面としては、例えば、アナモフィック非球面(anamorphic aspheric surface)等を採用することができる。
光学部材4は、例えば、合成樹脂成形品の表面に、赤外線を反射する金属のめっき膜を設けた構成とすることができる。金属としては、赤外線に対する反射率の高いアルミニウム等が好ましい。
光学部材4は、一対のミラー面44を有する反射片43と、反射片43を支持する支持部42と、を備える。光学部材4は、反射片43の中央部に、複数の第1レンズ31のうち一対の第1レンズ31以外の第1レンズ31を通る赤外線を通す第1スリット45が形成されている。光学部材4は、反射片43の輪郭が第1スリット45から離れる向きに凸となる曲線状であるのが好ましい。赤外線センサ1は、反射片43に第1スリット45が形成されていることにより、第1レンズ31Aを通った赤外線の、反射片43によるけられ(eclipse)を抑制することが可能となり、けられによる感度の低下を抑制することが可能となる。「けられ」とは、第1レンズ31を通って赤外線検知素子2の受光面2aへ向かう赤外線が反射片43で遮られる現象を意味する。また、赤外線センサ1は、反射片43の輪郭が第1スリット45から離れる向きに凸となる曲線状であることにより、第1レンズ31Bを通った赤外線の、反射片43によるけられを抑制することが可能となり、けられによる感度の低下を抑制することが可能となる。図1Aでは、第1レンズ31Bを通って赤外線検知素子2の受光面2aの中心2bに集光される赤外線の進行経路のうち、第1レンズ31Aに最も近い進行経路と、第1レンズ31Aから最も遠い進行経路と、を破線で模式的に示してある。ただし、図1A中に破線で示した進行経路は、図1Aで示した断面を含む平面とは異なる平面上に形成される。
ここで、反射片43は、図1Bに示すように、反射片43において支持部42に近い部分の幅を、第1スリット45が形成されている部分の幅よりも狭くすることで、第1レンズ31Aを通った赤外線の、反射片43によるけられを抑制することが可能となる。
反射片43は、図10に示すように、第1スリット45の内側面45aが、複数の第1レンズ31のうち真ん中の第1レンズ31Aに近づくほど、第1レンズ31Aの中心線と第1スリット45の中心線とを含む平面P1との距離が長くなる傾斜面であるのが好ましい。これにより、赤外線センサ1は、図11に示すように、第1レンズ31Aを通過して第1スリット45の内側面45aに入射した赤外線が受光面2aに入射しやすくなり、迷光の発生を抑制することが可能となる。図11では、赤外線の進行経路を一点鎖線で示してある。迷光とは、光学部材4での反射によって生じる、結像に望ましくない赤外線を意味する。図15の赤外線式検知器では、例えば、図12に示すように、一点鎖線で進行経路を示した赤外線が迷光となってしまう。図12では、左から2番目のレンズ121に対して検知ビームC13の中心線と平行に、入射する赤外線の進行経路を一点鎖線で示してある。この赤外線は、レンズ121を通過した後にミラー103の第1反射部133で反射されて素子エレメント116へ入射している。これに対して、赤外線センサ1は、第1スリット45の内側面45aが傾斜面となっていることにより、迷光の発生を抑制することが可能となる。
光学部材4は、第1スリット45の内側面45aを粗面としてあるのが好ましい。これにより、赤外線センサ1は、迷光の発生をより抑制することが可能となる。
レンズアレイ3は、上述のように、複数の第1レンズ31とは別の列に並んだ複数の第2レンズ32を更に備える。また、光学部材4は、反射片43に、複数の第2レンズ32を通る赤外線を通す第2スリット46が形成されている。ここで、光学部材4は、第2スリット46の幅が、第1スリット45の幅よりも広いのが好ましい。これにより、赤外線センサ1は、第2レンズ32Aを通った赤外線の、反射片43によるけられを抑制することが可能となり、けられによる感度の低下を抑制することが可能となる。複数の第2レンズ32は、複数の第1レンズ31よりも数が少ない。ただし、複数の第2レンズ32は、複数の第1レンズ31と同じ数でもよいし、複数の第1レンズ31よりも数が多くてもよい。
反射片43は、図10に示すように第2スリット46の内側面46aが、複数の第2レンズ32のうち真ん中の第2レンズ32Aに近づくほど、第2レンズ32Aの中心線と第2スリット46の中心線とを含む平面P2との距離が長くなる傾斜面であるのが好ましい。これにより、赤外線センサ1は、迷光の発生を抑制することが可能となる。
また、光学部材4は、第2スリット46の内側面46aを粗面としてあるのが好ましい。これにより、赤外線センサ1は、迷光の発生をより抑制することが可能となる。なお、赤外線センサ1は、レンズアレイ3が第2レンズ32を備えていない場合、光学部材4が第2スリット46を備えていなくてもよい。
複数の第1レンズ31において一対の第1レンズ31を除いた第1レンズ31のうち、開口絞りの中心と受光面2aの中心2bとを結ぶ直線上に反射片43のある第1レンズ31は、隣接する第1レンズ31よりも複数の第1レンズ31の並ぶ方向における幅が広いのが好ましい。詳細には、第1レンズ31A、31B、31C及び31Dのうち、第1レンズ31Dを除いた第1レンズ31A、31B及び31Cのうち、第1レンズ31Bは、この第1レンズ31Bに隣接する第1レンズ31A及び31Cよりも、幅が広いのが好ましい。これにより、赤外線センサ1は、第1レンズ31Bの面積を第1レンズ31A及び31Cよりも大きくすることができる。よって、赤外線センサ1は、図13に示すように複数の第1レンズ31が並ぶ方向において第1レンズ31の幅が同じ場合に比べて、第1レンズ31Bを通る検知ゾーンB3の感度の低下を抑制することが可能となる。図13では、反射片43の輪郭が第1スリット45からの距離を一定とした直線状である場合に、第1レンズ31Bを通って赤外線検知素子2の受光面2aの中心2bに集光される赤外線の進行経路のうち、第1レンズ31Aに最も近い進行経路と、第1レンズ31Aから最も遠い進行経路と、を破線で模式的に示してある。ただし、図13中に破線で示した進行経路は、図13で示した断面を含む平面とは異なる平面上に形成される。
図1Aと図13とでは、反射片43における第1スリット45から輪郭までの最大距離を同じとしてある。赤外線センサ1は、反射片43の輪郭が第1スリット45から離れる向きに凸となる曲線状であることにより、第1レンズ31Bを通った赤外線の、反射片43によるけられを抑制することが可能となる。
上述の複数の第1レンズ31の各々は、フレネルレンズであるのが好ましい。これにより、赤外線センサ1は、レンズアレイ3における各第1レンズ31それぞれの厚さを、より薄くしたり、受光面積を増大させることが可能となる。
複数の第2レンズ32を備える場合、複数の第2レンズ32の各々は、フレネルレンズであるのが好ましい。これにより、赤外線センサ1は、レンズアレイ3における各第2レンズ32それぞれの厚さを、より薄くすることが可能となる。
フレネルレンズは、例えば、図14A及び14Bに示す模式図のように中央レンズ部311と中央レンズ部311を囲む複数の周辺レンズ部312とを備えたフレネルレンズ320のうち、開口絞りで規定された光学的開口に相当する部分により構成することができる。
上述のように赤外線センサ1は、レンズアレイ3が一体に形成されたカバー30と、赤外線検知素子2と赤外線検知素子2を収納するパッケージ21とを含むセンサ本体20と、を備える。ここで、光学部材4は、センサ本体20を囲む筒状の筒体部41を備える。また、光学部材4は、筒体部41の軸方向の第1端部41aから支持部42が突出して形成されている。カバー30と光学部材4とは、嵌め合わされているのが好ましい。これにより、赤外線センサ1は、カバー30と光学部材4との相対的な位置精度を向上させることが可能となり、レンズアレイ3と光学部材4との相対的な位置精度を向上させることが可能となる。特に、赤外線センサ1では、複数の第1レンズ31のうち両端に位置する一対の第1レンズ31と光学部材4における一対のミラー面44との相対的な位置精度を向上させること可能となる。光学部材4は、例えば、筒体部41の軸方向の第2端部41bにおける側面から外方へ突出する突起部48が形成された構成とすることができる。この場合、カバー30と光学部材4とは、カバー30の後端縁に形成された凹部(第1凹部)30fに、光学部材4の突起部48が嵌め合されているのが好ましい。これにより、赤外線センサ1は、光学部材4の筒体部41の小型化を図りながらも、カバー30と光学部材4との相対的な位置精度を向上させることが可能となる。
支持部42及び突起部48は、筒体部41に一体に形成されている。支持部42は、筒体部41においてセンサ本体20の赤外線透過部材29に近い側の第1端部41aの一部から突出して形成されている。支持部42は、筒体部41に一体に形成されている。
凹部30f及び突起部48は、2つずつであり、赤外線検知素子2の受光面2aの中心2bを含み且つ赤外線検知素子2の厚さ方向に沿った中心線を含む1つの平面上にあるのが好ましい。これにより、赤外線センサ1は、カバー30と光学部材4との相対的な位置精度をより向上させることが可能となる。
筒体部41は、円筒状に形成されているのが好ましい。センサ本体20は、筒体部41に嵌め合され、筒体部41により囲まれる。筒体部41は、この筒体部41の内側面に、センサ本体20を位置決めする突起(図示せず)が形成され、筒体部41の第2端部41bにセンサ本体20を位置決めする第2凹部(図示せず)が形成されている。
赤外線検知素子2は、上述のように、1枚の焦電体基板23に4個の検出部24が形成されている。ここで、赤外線検知素子2は、焦電体基板23の中央部において焦電体基板23の外周線よりも内側の仮想正方形VR1(図6参照)の4つの頂点それぞれに4個の検出部24の中心が位置している。赤外線検知素子2は、仮想正方形VR1の一対の対角線のうちの一方の対角線が平面P4(図3参照)上にあり、他方の対角線が平面P4に直交しているのが好ましい。これにより、赤外線センサ1は、赤外線検知素子2と一対のミラー面44とレンズアレイ3との相対的な位置精度を更に向上させることが可能となる。
赤外線センサ1は、例えば、横方向へ移動する熱源を検知する用途に用いることができる。熱源としては、例えば、人体、動物等が挙げられる。赤外線センサ1は、例えば、人体検知器に組み込んで使用する場合、検知対象の熱源が、人体となる。
上述の実施形態等において説明した各図は、模式的な図であり、各構成要素の大きさや厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。また、実施形態等に記載した材料、数値等は、好ましい例を示しているだけであり、それに限定する主旨ではない。更に、本願発明は、その技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変第1更を加えることが可能である。
1 赤外線センサ
2 赤外線検知素子
2a 受光面
2b 中心
3 レンズアレイ
3a 第1面
3b 第2面
4 光学部材
31 第1レンズ
32 第2レンズ
31a 第1レンズ面
31b 第2レンズ面
34 開口絞り
41 筒体部
41a 第1端部
41b 第2端部
42 支持部
43 反射片
44 ミラー面
45 第1スリット
45a 内側面
46 第2スリット
46a 内側面

Claims (14)

  1. 赤外線検知素子と、レンズアレイと、光学部材と、を備え、
    前記レンズアレイは、一列に並んだ複数の第1レンズを備え、前記赤外線検知素子の受光面に赤外線を集光する機能を有し、
    前記複数の第1レンズそれぞれの第1レンズ面の一群を含む第1面と、前記複数の第1レンズそれぞれの第2レンズ面の一群を含む第2面と、を備え、
    前記光学部材は、前記レンズアレイと前記赤外線検知素子との間に配置され前記赤外線検知素子の視野を制御する機能を有し、
    前記光学部材は、前記複数の第1レンズのうち両端に位置する一対の第1レンズ以外の第1レンズを通る赤外線を通すように構成され、前記一対の第1レンズを通して前記受光面に直接入射しない赤外線を前記受光面側に反射する一対のミラー面を備え、
    前記一対のミラー面は、前記一対の第1レンズそれぞれを通して前記受光面に直接入射しない赤外線を前記受光面に集光させる曲面である、
    ことを特徴とする赤外線センサ。
  2. 前記レンズアレイが一体に形成されたカバーを備え、前記一対の第1レンズの各々は、前記第2レンズ面の中心と前記受光面の中心とを結ぶ直線と、前記一対の第1レンズの各々に対する開口絞りの中心を通る前記第1レンズ面の法線と、が非平行である、
    ことを特徴とする請求項1記載の赤外線センサ。
  3. 前記一対の第1レンズの各々は、前記第2レンズ面の中心軸が、前記開口絞りの中心と前記一対のミラー面のうち前記第2レンズ面が臨むミラー面の中心とを結ぶ直線と平行である、
    ことを特徴とする請求項2記載の赤外線センサ。
  4. 前記一対の第1レンズの各々は、前記第2レンズ面の中心軸が、前記開口絞りの中心と前記受光面の中心とを結ぶ直線と平行である、
    ことを特徴とする請求項2記載の赤外線センサ。
  5. 前記一対の第1レンズの各々は、前記開口絞りの中心と前記一対のミラー面の各々の中心とを結ぶ直線と、前記開口絞りの中心と前記受光面の中心とを結ぶ直線と、のなす角の二等分線と平行である、
    ことを特徴とする請求項2記載の赤外線センサ。
  6. 前記光学部材は、前記一対のミラー面を有する反射片と、前記反射片を支持する支持部と、を備え、前記反射片の中央部に、前記複数の第1レンズのうち前記一対の第1レンズ以外の第1レンズを通る赤外線を通す第1スリットが形成されており、
    前記反射片の輪郭が前記第1スリットから離れる向きに凸となる曲線状である、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の赤外線センサ。
  7. 前記反射片は、前記第1スリットの内側面が、前記複数の第1レンズのうち真ん中の第1レンズに近づくほど、前記真ん中の第1レンズの中心線と前記第1スリットの中心線とを含む平面との距離が長くなる傾斜面である、
    ことを特徴とする請求項6記載の赤外線センサ。
  8. 前記光学部材は、前記第1スリットの内側面を粗面としてある、
    ことを特徴とする請求項6又は7記載の赤外線センサ。
  9. 前記レンズアレイは、前記複数の第1レンズとは別の列に並んだ複数の第2レンズを更に備え、
    前記光学部材は、前記反射片に、前記複数の第2レンズを通る赤外線を通す第2スリットが形成されており、
    前記第2スリットの幅が、前記第1スリットの幅よりも広い、
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の赤外線センサ。
  10. 前記複数の第1レンズにおいて前記一対の第1レンズを除いた第1レンズのうち、前記開口絞りの中心と前記受光面の中心とを結ぶ直線上に前記反射片のある第1レンズは、隣接する第1レンズよりも前記複数の第1レンズの並ぶ方向における幅が広い、
    ことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載の赤外線センサ。
  11. 前記レンズアレイが一体に形成されたカバーと、前記赤外線検知素子と前記赤外線検知素子を収納するパッケージとを含むセンサ本体と、を備え、
    前記光学部材は、前記センサ本体を囲む筒状の筒体部を備え、前記筒体部の軸方向の第1端部から前記支持部が突出して形成され、
    前記カバーと前記光学部材とは、嵌め合わされている、
    ことを特徴とする請求項6乃至10のいずれか一項に記載の赤外線センサ。
  12. 前記光学部材は、前記筒体部の前記軸方向の第2端部における側面から外方へ突出する突起部が形成されており、
    前記カバーと前記光学部材とは、前記カバーの後端縁に形成された凹部に、前記光学部材の突起部が嵌め合わされている、
    ことを特徴とする請求項11記載の赤外線センサ。
  13. 前記複数の第1レンズの各々は、フレネルレンズである、
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の赤外線センサ。
  14. 前記複数の第1レンズの各々及び前記複数の第2レンズの各々は、フレネルレンズである、
    ことを特徴とする請求項9記載の赤外線センサ。
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