JP2015194340A - ディスク表面欠陥検査方法及びその装置 - Google Patents

ディスク表面欠陥検査方法及びその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ディスク表面欠陥検査方法において、複数の検出系間に生ずる欠陥が存在する座標の誤差を簡便な方法にて精度よく補正することを可能にする。
【解決手段】回転しながら1方向に連続的に移動しているディスクに第1の方向からレーザを照射して第1の反射光を検出し処理して第1の欠陥候補を抽出し、第2の方向からレーザを照射して第2の反射光を検出し処理して第2の欠陥候補を抽出し、第1の欠陥候補の情報と第2の欠陥候補の情報とを用いてディスク上の欠陥を検出して分類し、この処理した結果を含む情報を画面に表示するディスク表面欠陥検査方法において、ディスク上の同一の欠陥を検出して抽出した第1の欠陥候補の位置情報と第2の欠陥候補の位置情報との差を高次式を用いて算出した結果に基づいて補正するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気ディスクなどのディスクの表面の傷や表面に付着した異物(ゴミ)などの欠陥を検査するディスク表面欠陥検査方法及びディスク表面欠陥検査装置に関する。
磁気ディスク又は磁気ディスク用ガラス基板もしくはアルミ基板の表面の傷や表面に付着した異物(ゴミ)などの欠陥は、光学的手段を用いて検査されているが、その光学的に検査を行う手段としては、特許文献1に記載されているようなものがある。
特許文献1に記載された磁気ディスク表面検査装置は、欠陥検査部に、第1のスピンドルまたは第2のスピンドルに搭載された磁気ディスクに光を照射する光照射手段と、この光照射部により光が照射された磁気ディスクからの反射光を検出する光学系を備えた反射光検出手段と、この反射光検出手段の反射光を検出する光学系の焦点の位置を偏心カムを用いて調整する焦点位置調整手段とを備え、この焦点位置調整手段は第1の高さ検出部又は第2の高さ検出部で検出した磁気ディスクの高さの情報に基づいて偏心カムの回転角度を制御することにより反射光検出手段の反射光を検出する光学系の焦点の位置を調整するようにした。
特開2013−145151号公報
コンピュータシステムの記録媒体に使用される磁気ディスクあるいはそのガラスサブストレートやアルミサブストレート等の欠陥検査においては、最近での記録媒体の高密度化に伴い検出感度の向上が行われている。この感度向上に従い、検出される欠陥数も増加し、そのサイズも小さくなってきている。これに伴い、磁気ディスク表面検出装置で検出できる欠陥位置の精度も、かなり向上してきている。
磁気ディスク表面検査装置は、光学系の焦点の位置を調整する焦点位置調整手段を備えていて、この焦点位置調整手段は、第1の高さ検出部又は第2の高さ検出部で検出した磁気ディスクの高さの情報に基づいて行われる。焦点位置調整手段により焦点位置が調整されると、ディスクに照射した光がディスクに反射して、正反射光を検出する正反射光検出系と、散乱光を検出する散乱光検出系により検出される。正反射光検出系と散乱光検出系とが、ディスクに対して完全に一致した位置に設置することは難しいため、それぞれの測定結果が同じ座標上で表されるように、両検出系で測定した結果を半径方向と角度方向にそれぞれ補正していた。
しかし、両検出系あるいはどちらかの検出系においてディスクに対する偏心量が大きい場合、ぞれぞれの検出系で測定した結果を同じ座標上で表わそうとすると、一部の座標位置が一致するが全体的に一致することができないことがあり得る。磁気ディスク表面検査装置は、両検出系の結果に基づいて欠陥の種類と位置を判別するため、検出精度が低下してしまうおそれがある。
本発明は、上記した従来技術の課題を解決して、複数の検出系間に生ずる欠陥が存在する座標の誤差を簡便な方法にて精度よく補正することを可能にするディスク表面欠陥検査装置及びディスク表面欠陥検査方法を提供するものである。
上記した課題を解決するために、本発明では、ディスク表面欠陥検査装置を、 検査対象のディスクを搭載して回転可能なスピンドルとスピンドルを1軸方向に移動可能なテーブルとを有するR・θステージと、このR・θステージのスピンドルに搭載されたディスクに第1の方向からレーザを照射する第1のレーザ光源とディスクで反射した光を検出する第1の検出器を備えた第1の照明検出部と、R・θステージのスピンドルに搭載されたディスクに第2の方向からレーザを照射する第2のレーザ光源とディスクで反射した光を検出する第2の検出器を備えた第2の照明検出部と、第1の照明検出部の第1の検出器から出力された検出信号を処理して第1の欠陥候補を抽出する第1の信号処理部と、第2の照明検出部の第2の検出器から出力された検出信号を処理して第2の欠陥候補を抽出する第2の信号処理部と、第1の信号処理部で抽出した第1の欠陥候補の情報と第2の信号処理部で抽出した第2の欠陥候補の情報とを用いてディスク上の欠陥を検出して分類するデータ処理部と、データ処理部で処理した結果を含む情報を表示する表示部とを備えて構成し、データ処理部は、第1の照明検出部と第2の照明検出部で検出したディスク上の同一の欠陥の位置情報の差を高次式を用いて算出した結果に基づいて補正するようにした。
また、上記課題を解決するために、本発明では、R・θステージのスピンドルに搭載されて回転しながら1方向に連続的に移動しているディスクに第1の方向からレーザを照射してディスクで反射した第1の反射光を検出し、回転しながら1方向に連続的に移動しているディスクに第2の方向からレーザを照射してディスクで反射した第2の反射光を検出し、第1の反射光を検出した第1の検出信号を処理して欠陥候補を抽出し、第2の反射光を検出した第2の検出信号を処理して欠陥候補を抽出し、第1の検出信号を処理して抽出した第1の欠陥候補の情報と第2の検出信号を処理して抽出した第2の欠陥候補の情報とを用いてディスク上の欠陥を検出して分類する処理を行い、この処理した結果を含む情報を画面に表示するディスク表面欠陥検査方法において、ディスク上の同一の欠陥を検出した第1の検出信号を処理して抽出した第1の欠陥候補の位置情報と第2の検出信号を処理して抽出した第2の欠陥候補の位置情報との差を高次式を用いて算出した結果に基づいて補正するようにした。
本発明によれば、ディスク表面欠陥検査装置において、複数の検出系間に生ずる欠陥が存在する座標の誤差を簡便な方法にて精度よく補正することができる。
本発明の実施例1におけるディスク表面欠陥検査装置の概略の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例におけるディスク表面欠陥検査装置で検出した欠陥の座標データを補正する補正式の各係数を決定する処理の流れを説明するフロー図である。 本発明の実施例において用いる線状欠陥を形成した基準ディスクの平面図である。 本発明の実施例におけるスピンドルに搭載した磁気ディスクの移動方向と検出器の視野の中心の相対的な移動方向を示すディスクの平面図である。 本発明の実施例における検出した欠陥の座標データを補正する補正式の各係数を決定するための画面の正面図である。 本発明の実施例における検出系2の補正式の各係数を決定する処理フローを説明するフロー図である。 本発明の実施例において各検出系の補正式の各係数を決定した状態で欠陥検出を行い欠陥を分類する処理のフローを説明するフロー図である。 本発明の実施例2におけるディスク表面欠陥検査装置の検査光学機構部の概略の構成を示すブロック図である。
本発明では、ディスク表面欠陥検査装置を、磁気ディスクに存在する欠陥を検出する複数の検出系と、この検出系のそれぞれにおいて検出する欠陥が存在する位置における座標を補正する補正手段と、複数の検出系のそれぞれにおける補正手段で補正したそれぞれの座標が一致しているか否かを判断する判断手段とを備えて構成した。
また、本発明では、ディスク表面欠陥検査方法を、回転中心から外周に向かって直線状に欠陥を配列させた基準となる基準ディスクにて欠陥を測定するステップと、基準ディスクの欠陥を測定した座標と基準ディスク自身が保有する理想的な座標から補正値を演算するステップと、を有し、補正値は、半径方向においては1次式を、角度方向においては高次式を用いて演算するようにした。
以下に、図を用いて本発明の実施例を説明する。
図1に、本発明の一実施例におけるディスク表面欠陥検査装置100の概略の構成を示す。ディスク表面欠陥検査装置100は、検査光学機構系部50、信号処理部60、データ処理部70を備えて構成されている。
検査光学機構系部50は、検査対象となる磁気ディスク1を搭載して回転可能なスピンドル2、スピンドル2を回転及び平面内で一軸方向(R方向)に駆動するRθステージ3、スピンドル2に搭載された磁気ディスク1の表面に低仰角方向からレーザを照射して反射光を検出する低仰角照明検出部50L、磁気ディスク1の表面に高仰角方向からレーザを照射して反射光を検出する高仰角照明検出部50H、R・θステージ3に設置されてスピンドル2の磁気ディスク半径方向(R方向)の移動距離に対応する距離パルスを発生するRエンコーダ9a、スピンドル2に設置されて磁気ディスク1の回転角θに対応する角度パルスを発生するθエンコーダ9bが設けられている。
低仰角照明検出部50Lは、レーザ光源4L、レーザ光源4LによりレーザLBが照射された磁気ディスク1の表面から反射した光を検出する検出器(APD(Avalanche Photo Diode),CCD(Charge Coupled Device)等の受光素子)5Lを備える。高仰角照明検出部50Hは、レーザ光源4H、レーザ光源4HによりレーザLBが照射された磁気ディスク1の表面から反射した光を検出する検出器5H(APD,CCD等の受光素子)を備えている。
信号処理部60は、低仰角検出信号処理系60L、高仰角検出信号処理系60Hを備える。
低仰角検出信号処理系60Lは、低仰角照明検出部50Lの検出器5Lから発生する受光信号を増幅するアンプ6L、アンプ6Lで増幅された信号のうち、所定の周波数範囲の信号だけを通過させるバンドバスフィルタ(BPF)7L、バンドパスフィルタ7Lを通過したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路8L、デジタル値に変換された検出信号を所定の閾値(スレッショルドレベル)と比較して低仰角検出用の所定の閾値を越えている検出信号を欠陥候補として抽出する欠陥候補抽出回路13Lを備えている。
一方、高仰角検出信号処理系60Hは、高仰角照明検出部50Hの検出器5Hから発生する受光信号を増幅するアンプ6H、アンプ6Hで増幅された信号のうち、所定の周波数範囲の信号だけを通過させるバンドバスフィルタ(BPF)7H、バンドパスフィルタ7Hを通過したアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路8H、デジタル値に変換された検出信号を所定の閾値(スレッショルドレベル)と比較して高仰角検出用の所定の閾値を越えている検出信号を欠陥候補として抽出する欠陥候補抽出回路13Hを備えている。
信号処理部60は、さらに、欠陥候補抽出回路13L及び13Hでそれぞれ欠陥候補として抽出された検出信号のビットパルス、すなわち、欠陥候補有りで“1”、欠陥候補なしで“0”の欠陥ビットを入力する欠陥候補メモリ14、Rエンコーダ9aとθエンコーダ9bとからの信号を入力してポジションデータPOS(欠陥があるディスク上の位置座標のデータ)を出力するR・θ座標位置発生回路11、R・θ座標位置発生回路11からの出力信号を受けてA/D変換回路8と欠陥候補メモリ14にクロック信号CLKを供給するサンプリングクロック発生回路12を備えて構成される。
欠陥候補メモリ14には、欠陥候補抽出回路13L及び13Hから出力された欠陥候補有りの欠陥ビットが“1”のときに、サンプリングクロック発生回路12からのクロック信号CLKに同期してR・θ座標位置発生回路11から出力された欠陥候補の位置座標を示すポジションデータPOSが、欠陥ビットと一緒に欠陥候補メモリ14に取込まれて欠陥候補メモリ14の所定の領域に順次記憶されていく。
この場合、欠陥候補メモリ14にはポジションデータPOSだけが記憶されてもよく、これに加えて、欠陥ビットとこれとともに欠陥位置の受光信号の受光レベルが記憶されてもよい。なお、欠陥位置の受光信号の受光レベルは、図1に示した構成では欠陥候補抽出回路13L及び13Hから得ることになる。
欠陥候補メモリ14に入力されるポジションデータPOSは、レーザービームLB又はLBの現在の走査位置に対応する座標位置のデータである。このポジションデータPOSは、レーザービームLB又はLBが照射する磁気ディスク1の検査領域SのRとθの二次元で示される磁気ディスク上の座標位置 (欠陥検出位置)としてR・θ座標位置発生回路11から欠陥候補メモリ14に入力される。
R・θ座標位置発生回路11は、θエンコーダ9bからθ方向の回転量を示す角度パルスと、Rエンコーダ9aからR方向の移動量を示す距離パルスとを受けて座標位置(R,θ)をデータとして生成する。
データ処理部70は、欠陥の判定処理をするデータ処理装置15と、判定処理の結果を記録するハードディスクドライブ(HDD)21を備えている。
データ処理装置15は、MPU16とメモリ17、モニタ(表示装置)18、インターフェース19を備えて構成され、これらがバス20により相互に接続されている。
メモリ17には、一致度算出プログラム17a、高仰角照明検出系座標データ補正プログラム17b、低仰角照明検出系座標データ補正プログラム17c、特徴量抽出プログラム17d、欠陥分類プログラム17e、作業領域17fが含まれている。
上記した構成においてディスク表面欠陥検査装置100は、まず、検査対象の磁気ディスク1をスピンドル2に搭載した状態でR・θステージ3を駆動してスピンドル2を回転させると共に一軸方向(R方向)に移動させ、回転しながら移動している磁気ディスク1の表面にレーザ光源4LからレーザLBを照射して磁気ディスク1からの反射光を検出器5Lで検出し、レーザ光源4HからレーザLBを照射して磁気ディスク1からの反射光を検出器5Hで検出する。
低仰角照明検出部50Lで反射光を検出した検出器5Lからの出力信号は、低仰角検出信号処理系60Lのアンプ6Lで増幅され、バンドパスフィルタ7Lでノイズとなる高周波信号及び低周波信号が除去された後、A/D変換回路8Lでデジタル信号に変換される。このデジタル変換された検出器5Lからの出力信号は、欠陥候補抽出回路13Lで予め設定された欠陥候補抽出閾値レベルと比較されて、この欠陥候補抽出閾値レベルを超えるレベルの信号が欠陥候補の信号として欠陥候補メモリ14に送られる。
一方、高仰角照明検出部50Hで反射光を検出した検出器5Hからの出力信号は、高仰角検出信号処理系60Hのアンプ6Hで増幅され、バンドパスフィルタ7Hでノイズとなる高周波信号及び低周波信号が除去された後、A/D変換回路8Hでデジタル信号に変換される。このデジタル変換された検出器5Hからの出力信号は、欠陥候補抽出回路13Hで予め設定された欠陥候補抽出閾値レベルと比較されて、この欠陥候補抽出閾値レベルを超えるレベルの信号が欠陥候補の信号として欠陥候補メモリ14に送られる。
欠陥候補メモリ14では、欠陥候補抽出回路13L及び13Hから入力した欠陥候補の信号を、サンプリングクロック発生回路12から出力されたクロック信号CLKと同期して、R・θ座標位置発生回路11から出力されたポジションデータPOSをディスク上の座標位置 (欠陥検出位置:R・θ座標系)として関連付けて記憶する。
このポジションデータPOSと関連付けて欠陥候補メモリ14に記憶された欠陥候補の信号は、ポジションデータPOSと一緒に欠陥候補データとして回線を介してデータ処理部70に送られて、解析処理が行われる。
本実施例においては、図1に示すように高仰角照明検出部50Hと低仰角照明検出部50Lとを用いるので、磁気ディスク1の表面の同じ欠陥を同一の座標として検出するように高仰角照明検出部50Hと低仰角照明検出部50Lとの磁気ディスク1の表面からの反射光の検出位置を調整しなければならない。
本実施例では、まず、基準となる磁気ディスク1を用いて、高仰角照明検出部50Hと低仰角照明検出部50Lとの磁気ディスク1の表面からの反射光の検出位置を調整し、次に、高仰角照明検出部50Hによる磁気ディスク1の表面からの反射光の検出位置に対する低仰角照明検出部50Lによる磁気ディスク1の表面からの反射光の検出位置ずれ量が基準値以下となっていることを確認する。
最初に、基準となる磁気ディスク1を用いて、高仰角照明検出部50Hにおける検出器5Hの磁気ディスク1の表面からの反射光の検出位置を調整する処理フローを、図2を用いて説明する。
まず、高仰角照明検出部50Hについて図2に示す処理フローに沿って反射光の検出位置調整量を決定し、高仰角照明検出部50Hの検出器5Hの位置を調整する。次に、低仰角照明検出部50Lについて図5に示す処理フローに沿って、高仰角照明検出部50Hの検出器5Hの検出結果を基準として反射光の検出位置調整量を決定し、低仰角照明検出部50Lの検出器5Lの位置を調整する。
本実施例では照明系は2つの場合を説明するが、さらに多くの照明系を備えている場合には、全ての検出系から1つの検出系を選び、その検出系における補正値を決定し、残りの検出系については、図5に示すような補正を順次繰り返せばよい。
検出器5H及び5Lの検出位置調整量(補正値)を決定するにあたり、磁気ディスク1として、基準となる基準ディスク1を用いる。基準ディスク1は、図3Aに示すように、中心から外周に向かって、一直線に1本の線状欠陥101が形成されていて、それ以外の欠陥は存在しない磁気ディスクを用いる。
まず、一直線に1本の線状欠陥101が形成された基準ディスク1をスピンドル2に搭載した状態でR・θステージ3を駆動してスピンドル2を回転させるとともに1軸方向に連続的に移動させる。この状態で、高仰角照明検出部50Hのレーザ光源4Hからレーザを発射して基準ディスク1に照射する。検出器5Hはこの基準ディスク1にレーザ光源4Hから照射されたレーザLBの反射光を検出し、その検出信号を高仰角検出信号処理系60Hで処理して、基準ディスク1に形成された線状欠陥位置を測定する(S210)。次に、測定結果における線状欠陥が存在する位置と、基準ディスク1に存在する線状欠陥の位置を比較する(S211)。欠陥の位置は、半径方向における位置と角度方向における位置で表現できるR・θ座標を用いる。両者の欠陥位置が一致しているときは、補正する必要はないので、測定を終了する。
しかし、実際には、図3Bに示すように、スピンドル2に搭載された基準ディスク1の回転中心軸の移動軌跡Sに対して、検出器5Hの視野の中心の軌跡FがEずれている場合が発生する。この場合には、検出器5Hで検出した線状欠陥101の検出データを、視野中心の軌跡Fのずれ量Eがゼロの理想的な場合に検出されるデータ(設計データ)と一致させるように補正する。
すなわち、ずれ量Eの軌跡F上を移動する検出器5Hの視野の中心で検出した基準ディスク1の線状欠陥101の検出結果が、検出器5Hの視野のずれ量Eがゼロで理想的にディスク1の回転中心軸の移動軌跡H上を移動した場合に検出される線状欠陥101の検出結果と重ならせる(一致させる)ための補正量を演算する(S212)。補正量は、半径方向の補正量と角度方向の補正量をそれぞれ別々に求める。
半径方向の補正量は、基準ディスク1を測定した測定データにおける半径方向の測定値から、基準ディスク1を測定するときに理想的な基準となる基準値における半径方向の基準値を引き算した1次式で算出する。
(半径方向の補正値)=(基準ディスクの半径方向の測定値)−(基準ディスクの半径方向の基準値)
検出器5Hの視野の中心の軌跡Fが基準ディスク1の回転中心軸の移動軌跡Sに対してずれている場合に検出器5Hで検出した基準ディスク1に形成された直線状欠陥101の検出位置の角度方向の補正量は、基準ディスク1の半径方向に対して非線形に変化するので、高次式を用いて補正量を求める。本実施例では簡単化するために、2次式で近似させて補正を行うようにした。そのために、下記の2次式の3つの係数、A,B,Cを求める。
(角度方向の補正値)=A×(半径方向:Rの位置)+B×(半径方向:Rの位置)+C
実際には、基準ディスク1を回転させながら位置軸方向に連続的に移動させて基準ディスク1に形成された線状欠陥101を高仰角照明検出部50Hの検出器5Hで検出してその結果を図4のような画面400上に画像401として表示する。画像401には、検出した線状欠陥のデータ403とともに、検出器5Hに位置ずれ量Eがなかった場合に検出される線状欠陥101の基準となるデータ402を表示する。
この画面400上には、現在調整している検出系を表示し、半径方向Rの補正値や、θ方向の補正値を決めるための2次式の各係数を設定できるように各データの設定部410と、この設定部410に入力したデータを用いて図1の高仰角照明検出系座標データ補正プログラム部17bで補正演算を実行させる実行ボタン411、実行した結果の基準となるデータ402と補正後の線状欠陥のデータ403との一致度を一致度算出プログラム部17aで算出した結果を表示する一致度表示部412、一致度が基準値を満たした場合にデータ設定部410で設定されたデータを図1の高仰角照明検出系座標データ補正プログラム部17bに保存することを指令する保存ボタン413が表示されている。
オペレータは、この画面400上に表示された検出器5Hによる基準ディスク1上の線状欠陥101の検出結果を見ながら、R方向の補正値及びθ方向の補正式を決めるための2次式の各係数A,B,Cを設定する。
設定した半径方向(R方向)の補正値と角度方向の補正式の係数を用いた場合の補正後の線状欠陥のデータ403と基準となるデータ402との一致度を一致度算出プログラム部17aで算出し、所定の誤差範囲内で一致するか否かを判定する(S213)。所定の誤差範囲内で一致するときは、S212で設定した補正値を基準ディスク以外のディスクを測定する際の補正値とする(S214)。所定の誤差範囲内で一致しないときは、S212に戻り補正値を算出して、一致するまでS212とS213を繰り返す。
次に、図2の処理フローが完了して高仰角照明検出部50Hの検出器5Hで検出したデータのR方向の補正値及びθ方向の補正式の係数を決定した後に、低仰角照明検出部50Lの検出器5Lの検出結果を検出器5Hの検出結果と一致するように検出器5Lの検出結果のR方向の補正値及びθ方向の補正式の係数を決める。図5に、その処理の流れを示す。
図5に示したフロー図において、検出系1は高仰角照明検出部50Hを表し、検出系2は低仰角照明検出部50Lを表す。まず基準ディスク1に形成された線状欠陥101を検出系1の検出器5Hで検出し(S510)検出データを取得する(S511)。一方、検出系2でも検出系1と同時に基準ディスク1に形成された線状欠陥101を検出器5L検出し(S520)検出データを取得する(S521)。
次に、検出系1の検出器5Hで検出したデータに対しては、先に説明した図2にフローに従って設定したR方向の補正値及びθ方向の補正式の各係数を用いて高仰角照明検出系座標データ補正プログラム部17bで補正し(S512)、補正後の座標を得る(S513)。
次に、S513で補正して求めた欠陥のデータを基準として、S521で求めた検出系2の検出データの一致度を一致度算出プログラム部17aで算出し(S522)、差が予め設定した許容範囲内であるかをチェックする(S523)。チェックの結果、差が許容範囲内であった場合(S523でYESの場合)には、検出系2の補正式における各係数を登録して(S526)終了する。この場合、検出系2は補正式を用いていないため、係数は全て0(ゼロ)が入力される。
一方、差が予め設定した許容範囲よりも大きかった場合には(S523でNOの場合)、図2で説明した処理フローと同様な処理により検出器5Lにより検出したデータのR方向の補正値及びθ方向の補正式の各係数を設定する。すなわち、図4の画面上で検出器5Lにより検出したデータのR方向の補正値及びθ方向の補正式の各係数を設定し(S524)、補正後のデータを取得する(S525)。この補正後のデータをS522に戻ってS513で算出したデータと比較し、S523で一致度を比較し、S523で差が予め設定した許容範囲内であるかをチェックする。チェックの結果、差が許容範囲内であった場合(S523でYESの場合)には、S524で求めたR方向の補正値及びθ方向の補正式の各係数をデータ補正プログラム部17gに登録して(S526)処理を終了する。
以上のような調整を行うことにより、磁気ディスク1上の同一の欠陥を高仰角照明検出部50Hの検出器5Hで検出して得た欠陥の位置座標データと、低仰角照明検出部50Lの検出器5Lで検出して得た欠陥の位置座標データとを所定の誤差範囲内で一致させることができ、同一欠陥をそれぞれの検出器で別の欠陥として検出してしまう恐れをなくすことができる。これにより、高い信頼度で欠陥の検出を行うことができるようになる。
次に、図2及び図5で説明したフローで調整された高仰角照明検出部50Hと低仰角照明検出部50Lを用いて、検査対象の磁気ディスクを検査して得たデータを処理して欠陥を分類するデータ処理部70における欠陥データ処理の手順について、図6のフロー図を用いて説明する。
回線を介して欠陥候補メモリ14から送られてきた欠陥データは、ポジションデータと一緒にインターフェース19を介してメモリ17の作業領域17fに格納される。これを検査光学機構系部50で磁気ディスク1の検査領域全面の検査が終わるまで繰り返すことにより、検出された全ての欠陥データが欠陥候補メモリ14からデータ処理部70に送られてメモリ17の作業領域17fに記憶される。
まず、MPU16は、作業領域17fに記憶した欠陥候補抽出回路13Hで抽出された欠陥データ及び欠陥候補抽出回路13Lで抽出された欠陥データの座標データを呼び出し(S601)、メモリ17から高仰角照明検出系座標データ補正プログラム部17bを呼び出して、作業領域17fに記憶した欠陥候補抽出回路13Hで抽出された欠陥データを図2で説明した処理フローにより決定した補正係数を用いて補正し、次に、メモリ17から低仰角照明検出系座標データ補正プログラム部17cを呼び出して、作業領域17fに記憶した及び欠陥候補抽出回路13Lで抽出された欠陥データの座標データを、図5で説明した処理フローにより決定した補正係数を用いて補正する(S602)。
次に、MPU16は欠陥特徴量抽出プログラム17dを呼び出して、S602で座標データが補正された欠陥データのうち、欠陥候補抽出回路13Hで抽出された欠陥データを処理して欠陥特徴量を算出する(S603)。次に、S603で算出された特徴量を用いて欠陥分類プログラム17eにより欠陥を分類する。まず、欠陥の特徴量から欠陥の連続性を判定する(S604)。この連続性判定の結果、連続性を有すると判定された欠陥(S604でYESの場合)については、S603で算出された特徴量を用いて面内の広がりを持たない線状欠陥であるかを判定し(S605)、面内の広がりを持たないと判定した場合には線状欠陥と分類される(S606)。S605で面内の広がりを持つと判定された場合には、面状欠陥と分類する(S607)。
一方、S604で連続性を有さないと判定された欠陥(S604でNOの場合)については、低仰角照明検出部50Lの検出器5Lでも検出されているかを判定し(S608)、検出器5Lでも検出されている場合(S608でYESの場合)には異物欠陥であると判定し(S609)、検出器5Lでは検出されていない場合(S608でNOの場合)には、検出した欠陥候補は輝点(微小欠陥)であると判定する(S610)。
本実施例によれば、複数の照明検出系を備えたディスク欠陥検査装置において、複数の照明検出系の検査視野の中心とディスクの回転中心の移動方向との位置ずれによって生ずる複数の照明検出系間で検出した欠陥の位置情報の誤差を低減してそれぞれの検出系で検出した欠陥の位置合わせ精度を高くすることができるので、複数の検出系のデータを用いて欠陥を判定する場合に、欠陥の検出精度及び分類精度を向上させることができる。
なお、本実施例では、2つの検出系を有するディスク表面欠陥検査装置について説明したが、検出系は3つ以上の検出系を有するディスク表面欠陥検査装置であっても同様に補正することができる。
本発明の第2の実施例について説明する。
実施例1においては、検査光学機構系部50において、低仰角照明検出部50Lと高仰角照明検出部50Hを用いて磁気ディスク1の表面の同一カ所にレーザを照射して検出する場合について説明したが、本実施例においては、例えば高仰角照明検出部50Hを2組用いて磁気ディスク1の表面の異なる個所にレーザを照射して、一方の高仰角照明検出部501Hでは磁気ディスク1の外周に近い部分を検査し、他方の高仰角照明検出部502Hでは磁気ディスク1の内周に近い部分を検査する場合について説明する。
図7に、本実施例に係る検査光学機構系部500の構成を示す。本実施例に係る欠陥検査装置の検査光学機構系部500は、一方の高仰角照明検出部501Hでは磁気ディスク1の表面の外周に近い部分にレーザ光源41Hから発射したレーザを照射して磁気ディスク1の表面で反射した光を検出器51Hで検出することにより磁気ディスク1の表面の外周に近い部分を検査し、他方の高仰角照明検出部502Hでは磁気ディスク1の表面の内周に近い部分にレーザ光源42Hから発射したレーザを照射して磁気ディスク1の表面で反射した光を検出器52Hで検出することにより磁気ディスク1の表面の外周に近い部分を検査する。
本実施例においては、高仰角照明検出部501Hについて実施例1において図2を用いて説明した処理フローに従って処理することにより、欠陥候補検出データのR方向の補正値及びθ方向の補正式の各係数を設定する。
次に、高仰角照明検出部502Hで基準ディスク1上に形成された線状欠陥101を検出し、この検出したデータが、図2の処理フローによりR方向の補正値及びθ方向の補正式の各係数が設定された高仰角照明検出部501Hによる検査データと所定の範囲内で一致するように、図5の処理フローに沿って処理することにより、高仰角照明検出部502HのR方向の補正値及びθ方向の補正式の各係数を設定する。
このように、検出データのR方向の補正値及びθ方向の補正式の各係数が設定された高仰角照明検出部501Hと高仰角照明検出部502Hとを用いて検査対象の磁気ディスク検査することにより、検査対象の磁気ディスク上の2か所で同時に検査した場合にそれぞれの照明検出部で得られたデータを同じ座標系で評価することが可能になり、全体としての検査時間を短縮することが可能になる。
なお、本実施例では、磁気ディスクの外周側と内周側とをそれぞれ1つの照明検出部を用いて検査する例を示したが、外周側と内周側とをそれぞれ実施例1で説明したような2つの検出系、またはそれ以上の検出系を用いて検査してもよい。
1・・・磁気ディスク 2・・・スピンドル 3・・・R・θステージ 4H,4L、41H,41L・・・レーザ光源 5H,5L、51H,51L・・・検出器 6H,6L・・・アンプ 7H,7L・・・バンドパスフィルタ 8H,8L・・・A/D変換回路 9a・・・Rエンコーダ 9b・・・θエンコーダ 11・・・R・θ座標位置発生回路 12・・・サンプリングクロック発生回路 13H、13L・・・欠陥候補抽出回路 14・・・欠陥候補メモリ 15・・・データ処理装置 16・・・MPU 17・・・メモリ 18・・・モニタ 19・・・インターフェース 50・・・検査光学機構系部 60・・・信号処理部 70・・・データ処理部 100・・・ディスク表面欠陥検査装置 400・・・画面

Claims (12)

  1. 検査対象のディスクを搭載して回転可能なスピンドルと前記スピンドルを1軸方向に移動可能なテーブルとを有するR・θステージと、
    前記R・θステージのスピンドルに搭載されたディスクに第1の方向からレーザを照射する第1のレーザ光源と前記ディスクで反射した光を検出する第1の検出器を備えた第1の照明検出部と、
    前記R・θステージのスピンドルに搭載されたディスクに第2の方向からレーザを照射する第2のレーザ光源と前記ディスクで反射した光を検出する第2の検出器を備えた第2の照明検出部と、
    前記第1の照明検出部の第1の検出器から出力された検出信号を処理して第1の欠陥候補を抽出する第1の信号処理部と、
    前記第2の照明検出部の第2の検出器から出力された検出信号を処理して第2の欠陥候補を抽出する第2の信号処理部と、
    前記第1の信号処理部で抽出した第1の欠陥候補の情報と前記第2の信号処理部で抽出した第2の欠陥候補の情報とを用いて前記ディスク上の欠陥を検出して分類するデータ処理部と、
    前記データ処理部で処理した結果を含む情報を表示する表示部と
    を備えたディスク表面欠陥検査装置であって、
    前記データ処理部は、前記第1の照明検出部と前記第2の照明検出部で検出した前記ディスク上の同一の欠陥の位置情報の差を高次式を用いて算出した結果に基づいて補正することを特徴とするディスク表面欠陥検査装置。
  2. 前記表示部は前記高次式の複数の係数を表示し、前記データ処理部で前記表示された複数の係数を用い前記高次式で算出して補正した結果に基づく前記第1の照明検出部と前記第1の照明検出部で検出した前記ディスク上の同一の欠陥の位置情報の差を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1記載のディスク表面欠陥検査装置。
  3. 前記高次式の複数の係数を、前記ディスク上に形成した半径方向に延びる線状欠陥を前記第1の照明検出部と前記第2の照明検出部で検出して得た前記線状欠陥の位置情報を用いて決定することを特徴とする請求項1又は2に記載のディスク表面欠陥検査装置。
  4. 前記データ処理部は、前記第1の照明検出部と前記第2の照明検出部で検出して得た前記線状欠陥の位置情報の一致度を算出し、前記算出した一致度に関する情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項3記載のディスク表面欠陥検査装置。
  5. 前記第1の検出器と前記第2の検出器とは、前記ディスクの同一の箇所からの反射光を検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のディスク表面欠陥検査装置。
  6. 前記第1の検出器と前記第2の検出器とは、前記ディスクの別々の箇所からの反射光を検出することを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のディスク表面欠陥検査装置。
  7. R・θステージのスピンドルに搭載されて回転しながら1方向に連続的に移動しているディスクに第1の方向からレーザを照射して前記ディスクで反射した第1の反射光を検出し、
    前記回転しながら1方向に連続的に移動しているディスクに第2の方向からレーザを照射して前記ディスクで反射した第2の反射光を検出し、
    前記第1の反射光を検出した第1の検出信号を処理して第1の欠陥候補を抽出し、
    前記第2の反射光を検出した第2の検出信号を処理して第2の欠陥候補を抽出し、
    前記第1の検出信号を処理して抽出した第1の欠陥候補の情報と前記第2の検出信号を処理して抽出した第2の欠陥候補の情報とを用いて前記ディスク上の欠陥を検出して分類する処理を行い、
    前記処理した結果を含む情報を画面に表示する
    ディスク表面欠陥検査方法であって、
    前記ディスク上の同一の欠陥を検出した第1の検出信号を処理して抽出した第1の欠陥候補の位置情報と前記第2の検出信号を処理して抽出した第2の欠陥候補の位置情報との差を高次式を用いて算出した結果に基づいて補正することを特徴とするディスク表面欠陥検査方法。
  8. 前記画面に前記高次式の複数の係数を表示し、前記表示された複数の係数を用い前記高次式で算出して補正した結果に基づく前記ディスク上の同一の欠陥を検出した第1の検出信号を処理して抽出した第1の欠陥候補の位置情報と前記第2の検出信号を処理して抽出した第2の欠陥候補の位置情報との差を前記画面に表示することを特徴とする請求項7記載のディスク表面欠陥検査方法。
  9. 前記高次式の複数の係数を、前記ディスク上に形成した半径方向に延びる線状欠陥に前記第1の方向からレーザを照射して前記ディスクで反射した第1の反射光を検出して得た第1の線状欠陥の位置情報と前記線状欠陥に前記第2の方向からレーザを照射して前記ディスクで反射した第2の反射光を検出して得た第2の線状欠陥の位置情報とを用いて決定することを特徴とする請求項7又は8に記載のディスク表面欠陥検査方法。
  10. 前記第1の反射光を検出して得た第1の線状欠陥の位置情報と前記第2の反射光を検出して得た第2の線状欠陥の位置情報との一致度を算出し、前記算出した一致度に関する情報を前記画面に表示することを特徴とする請求項9記載のディスク表面欠陥検査方法。
  11. 前記ディスクで反射した第1の反射光を検出することと前記ディスクで反射した第2の反射光を検出することとが、前記ディスクの同一の箇所からの反射光を検出することであることを特徴とする請求項7乃至10の何れかに記載のディスク表面欠陥検査方法。
  12. 前記ディスクで反射した第1の反射光を検出することと前記ディスクで反射した第2の反射光を検出することとが、前記ディスクの異なる箇所からの反射光を検出することであることを特徴とする請求項7乃至10の何れかに記載のディスク表面欠陥検査方法。
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