JP2015192981A - フィルター - Google Patents
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Abstract
【課題】不織布の方向性を間違えずにフィルター枠に組み付けることができることを目的とする。
【解決手段】基材と集塵層で構成した密度が異なる不織布3を重ね合わせたシート状の不織布で構成し、基材と集塵層で構成された密度が異なる不織布3を重ね合わせたシート状の不織布3で構成し、不織布3を複数の山や谷を有した折り加工をし、折り加工と同時に不織布3のどちらか片面のみに光源から照射される光に反射する透明な蛍光塗料7を塗布したことで、組立時に不織布3の方向性が分からなくなったとしても、不織布3に光源を照射することにより、光源からの光を反射するので容易に方向性の識別が可能となるので、不織布3の方向性を間違えずにフィルター枠に組み付けることができる。
【選択図】図4
【解決手段】基材と集塵層で構成した密度が異なる不織布3を重ね合わせたシート状の不織布で構成し、基材と集塵層で構成された密度が異なる不織布3を重ね合わせたシート状の不織布3で構成し、不織布3を複数の山や谷を有した折り加工をし、折り加工と同時に不織布3のどちらか片面のみに光源から照射される光に反射する透明な蛍光塗料7を塗布したことで、組立時に不織布3の方向性が分からなくなったとしても、不織布3に光源を照射することにより、光源からの光を反射するので容易に方向性の識別が可能となるので、不織布3の方向性を間違えずにフィルター枠に組み付けることができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、ビルや工場の空調に用いられる空気調和機などに組み込まれて使用されるフィルターに関するものである。
従来、この種のフィルターは、プリーツ折りされた不織布の周囲を木材や金属で形成されたものが知られている。
空気中に含まれている微粒子を効率良く捕集するために、気流方向に対して上流側となる低密度層と下流側となる高密度層の2層以上のろ材を使用したフィルターが知られている。
このような従来のフィルターに用いられる不織布は、低密度層である基材と高密度層である集塵層から構成されているものが広く提供されている。
用途が違う2つの材料からなる不織布は、その捕集メカニズムにより取り付け時は方向性が発生する。詳細に説明すると、下流側に配列される集塵層は主に微粒子に対して集塵機能が高い性質を持っているが、強度がない為にプリーツ加工時の成形性が非常に悪く、主に基材と呼ばれている比較的繊維密度が低いが、繊維径が太く丈夫な不織布に貼付をすることで、不織布全体としての強度が確保され、プリーツ加工が容易に可能となる。
すなわち、基材の役割としては不織布全体としての強度を確保することが主目的であり、基材では集塵性能はさほど期待できない。
また、汚れた空気をフィルターでろ過する際は、細かい粒子は集塵層で捕集され、次第に捕集された粉塵の上に次々と粉塵が堆積していく為、圧力損失の上昇は時間の経過と共に緩やかに上昇する。しかし基材と集塵層を逆方向に取り付けてしまうと、粉塵が集塵層に一気に捕集されてしまい、結果として急激に目詰まりが起こり、場合によっては正規の使い方に比べ約半分の使用期間で最終圧損に至る場合があり、不織布の方向性を間違えずに組み付けることが重要である。
しかし、不織布の方向性は一見しただけでは判別しづらい、という課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、組立時に不織布の方向性を間違えずにフィルター枠に組み付けることができるフィルターを提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、基材と集塵層で構成された繊維密度が異なる不織布を重ね合わせたシート状の不織布で構成し、前記不織布を複数の山や谷を有したプリーツ加工をし、プリーツ加工と同時に前記不織布のどちらか片面のみに光源から照射される光に反射する透明な蛍光塗料を塗布する識別方法であり、組立後に方向性が識別できなくなったとしても、不織布に光源を照射すれば濾材に塗布した蛍光塗料が光源から照射される光に反射して不織布の方向性が識別可能となるので、所期の目的を達成するものである。蛍光塗料の塗布はプリーツ加工と同時でなくてもよく、プリーツ加工前であっても、加工後であっても濾材の方向性が確保できる状況であれば、いつのタイミングで塗布してもよい。
本発明によれば、基材と集塵層で構成した繊維密度が異なる不織布を重ね合わせたシート状の不織布で構成し、前記不織布を複数の山や谷を有したプリーツ加工をし、プリーツ加工と同時に前記不織布のどちらか片面のみに光源から照射される光に反射する透明な蛍光塗料を塗布したという構成にしたことにより、組立後に方向性が識別できなくなったとしても、不織布に光源を照射すれば容易に方向性が識別可能になるので、不織布の方向性を間違えずにフィルター枠に組み付けることができる、という効果を得ることができる。
本発明の請求項1記載フィルターは、基材と集塵層で構成した繊維密度が異なる不織布を重ね合わせたシート状の不織布で構成し、前記不織布を複数の山や谷を有したプリーツ加工をし、プリーツ加工と同時に前記不織布のどちらか片面のみに光源から照射される光に反射する透明な蛍光塗料を塗布した、という構成を有する。これにより、組立時に不織布の方向性が分からなくなったとしても、不織布に光源を照射することにより、不織布に塗布した蛍光塗料が光源からの光を反射するので容易に方向性の識別が可能となり、不織布の方向性を間違えずにフィルター枠に組み付けることができる、という効果を奏する。
また、透明な蛍光塗料は基材側のみに塗布する、という構成にしてもよい。これにより、捕集性能にあまり寄与しない不織布の基材側に透明な蛍光塗料を塗布することとなるので、捕集性能を低下させずに不織布の方向性を間違えずにフィルター枠に組み付けることができる、という効果を奏する。
また、逆に透明な蛍光塗料を集塵層側のみに塗布する、という構成にしてもよい。これにより、繊維密度の濃い不織布の集塵層側に透明な蛍光塗料を塗布することとなるので、蛍光塗料を均一かつ安定に塗布することができるとともに不織布の方向性を間違えずにフィルター枠に組み付けることができる、という効果を奏する。
また、透明な蛍光塗料を不織布の端部に塗布する、という構成にしてもよい。これにより、不織布の端部に透明な蛍光塗料を塗布することとなるので、外観の見栄えを低下させることなく不織布の方向性を間違えずにフィルター枠に組み付けることができる、という効果を奏する。
また、方向性を確認する手段として蛍光塗料を可視できる光源を用いる、という構成にしてもよい。これにより、蛍光塗料に蛍光塗料を可視化できる光源を照射することとなるので、容易に方向性を間違えずにフィルター枠に組み付けることができる、という効果を奏する。
また、基材と集塵層で構成された繊維密度が異なる不織布を重ね合わせたシート状の不織布で構成し、前記不織布の周囲に形状を維持するためのフィルター枠を設け、前記不織布を複数の山や谷を有したプリーツ加工をし、前記プリーツの前記フィルター枠が取り付く相対面に油性塗料を帯状に塗布する、という構成にしてもよい。これにより、捕集性能に寄与しないフィルターの取付面に油性塗料を塗布することとなるので、捕集性能を低下させずに不織布の方向性を間違えずにフィルター枠に組み付けることができる、という効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1〜図4に示すように、ポリエステルやビニロン等で構成された基材1とポリプロピレン等で構成された集塵層2で構成された繊維密度が異なる不織布3をケミカルボンドのような接着剤を使用して重ね合わせたシート状の不織布3で構成し、不織布3を複数の山や谷を有した折り加工をしたプリーツ4を形成し、前記折り加工と同時に不織布3のどちらか片面のみに光源から照射される光に反射する透明な蛍光塗料7を一般に用いられている塗布機6により塗布する。
図1〜図4に示すように、ポリエステルやビニロン等で構成された基材1とポリプロピレン等で構成された集塵層2で構成された繊維密度が異なる不織布3をケミカルボンドのような接着剤を使用して重ね合わせたシート状の不織布3で構成し、不織布3を複数の山や谷を有した折り加工をしたプリーツ4を形成し、前記折り加工と同時に不織布3のどちらか片面のみに光源から照射される光に反射する透明な蛍光塗料7を一般に用いられている塗布機6により塗布する。
図2に示すように、不織布3を折り加工して作られるプリーツ4は、両面とも白い繊維で出来ており、繊維密度に差はあるものの目視できるような差はない為、折り加工後は基材1と集塵層2の識別は困難となる。
プリーツ4の取付の方向性を間違えて組立すると、実使用時に急激な目詰まりが生じる可能性があり、組立時は取付の方向性に十分注意が必要である。
そして、図3に示すように、折り加工機5の工程の一部に塗布機6を設置し、折り加工と同時にプリーツ4の表面に透明な蛍光塗料7を筋状に塗布していく。
そして、図4に示したように、透明な蛍光塗料7の塗布位置や幅、本数は任意に設定しても良い。
また、折り加工機5で折り加工を行う一連の工程で透明な蛍光塗料7の塗布が可能となり、塗布工程を別装置で行わなくても済むので、容易に透明な蛍光塗料7の塗布をすることができる。
また、折り加工機5の工程の一部で透明な蛍光塗料7を塗布するとしたが、折り加工前や折り加工後に別途装置や器具を用いて塗布しても良い。
図5に示すように、フィルター11は、折り加工されたプリーツ4の周囲を木材や金属などで形成されたフィルター枠8で囲い、締結部9はリベット(ビス)10などで固定して組立される。
そして、組立後は上述の通り両面とも白い繊維で出来ており、組立後にろ材の方向性を判別することは困難である。
そこで、組立時に不織布3の取付の方向性が分からなくなったとしても、不織布3に光源を照射することにより、不織布3に塗布した透明な蛍光塗料7が光源からの光を反射するので容易に取付の方向性の識別が可能となり、組立作業時に不織布3の取付の方向性を間違えずにフィルター枠8に組み付けることができる。
また、透明な蛍光塗料7は基材1側のみに塗布する。
これにより、繊維密度が低いので捕集性能にあまり寄与しない不織布3の基材1側に透明な蛍光塗料7を塗布することとなるので、捕集性能を低下させずに不織布3の取付の方向性を間違えずにフィルター枠8に組み付けることができる。
また、逆に透明な蛍光塗料7を集塵層2側のみに塗布する。
これにより、繊維密度の高い不織布3の集塵層2側に透明な蛍光塗料7を塗布することとなるので、透明な蛍光塗料7が集塵層2に安定してのりやすいので、透明な蛍光塗料7を均一かつ安定に塗布することができるとともに不織布3の取付の方向性を間違えずにフィルター枠8に組み付けることができる。
また、透明な蛍光塗料7をプリーツ4の端部12に塗布する。
これにより、不織布3の端部12に透明な蛍光塗料7を塗布するので、フィルター11の外観の見栄えを低下させることなく不織布3の取付の方向性を間違えずにフィルター枠8に組み付けることができる。
また、フィルター11の取付の方向性を確認する手段として透明な蛍光塗料7をブラックライト等の可視できる光源を用いる。
これにより、透明な蛍光塗料7に透明な蛍光塗料7を可視化できる光源を照射すると、光に反射して透明な蛍光塗料7の塗布面が目視できるので、容易に取付の方向性を間違えずにフィルター枠8に組み付けることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1と同じ構成については詳細な説明を省略する。
実施の形態1と同じ構成については詳細な説明を省略する。
図6に示すようにプリーツ4のフィルター枠8(図5参照)が取り付く相対面13に油性塗料14を帯状(例えば幅5mm程度)に塗布する。
これにより、フィルターの粉塵等の捕集性能に寄与しないフィルターの取付面13の周囲の空気の流入側15もしくは流出側16の近傍(例えば10mm程度)に例として比較的調達しやすい黒色もしくは赤色の油性塗料14を塗布することで、捕集性能を低下させずに不織布3の方向性を間違えずにフィルター枠に組み付けることができる。
本発明にかかるフィルターは、不織布の方向性を間違えずにフィルター枠に組み付けることができることを可能とするものであるので、ビルや工場の空調に用いられる空気調和機などに組み込まれて使用されるフィルターの組立方向間違いを防止する方法の1つとして有用である。
1 基材
2 集塵層
3 不織布
4 プリーツ
5 折り加工機
6 塗布機
7 蛍光塗料
8 フィルター枠
9 締結部
10 リベット(ビス)
11 フィルター
12 端部
13 相対面
14 油性塗料
15 流入側
16 流出側
2 集塵層
3 不織布
4 プリーツ
5 折り加工機
6 塗布機
7 蛍光塗料
8 フィルター枠
9 締結部
10 リベット(ビス)
11 フィルター
12 端部
13 相対面
14 油性塗料
15 流入側
16 流出側
Claims (6)
- 基材と集塵層で構成された繊維密度が異なる不織布を重ね合わせたシート状の不織布で構成し、前記不織布を複数の山や谷を有したプリーツ加工をし、プリーツ加工と同時に前記不織布のどちらか片面のみに光源から照射される光に反射する透明な蛍光塗料を塗布したことを特徴とするフィルター。
- 透明な蛍光塗料を基材側に塗布することを特徴とする請求項1に記載のフィルター。
- 透明な蛍光塗料を集塵層側に塗布することを特徴とする請求項1に記載のフィルター。
- 透明な蛍光塗料を不織布の端部に塗布することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のフィルター。
- 方向性を確認する手段として透明な蛍光塗料を可視できる光源を用いることを特徴とする請求項1に記載のフィルター。
- 基材と集塵層で構成された繊維密度が異なる不織布を重ね合わせたシート状の不織布で構成し、前記不織布の周囲に形状を維持するためのフィルター枠を設け、前記不織布を複数の山や谷を有したプリーツ加工をし、前記プリーツの前記フィルター枠が取り付く相対面に油性塗料を帯状に塗布することを特徴とするフィルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014190999A JP2015192981A (ja) | 2014-03-26 | 2014-09-19 | フィルター |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014063507 | 2014-03-26 | ||
JP2014063507 | 2014-03-26 | ||
JP2014190999A JP2015192981A (ja) | 2014-03-26 | 2014-09-19 | フィルター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015192981A true JP2015192981A (ja) | 2015-11-05 |
Family
ID=54432551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014190999A Pending JP2015192981A (ja) | 2014-03-26 | 2014-09-19 | フィルター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015192981A (ja) |
-
2014
- 2014-09-19 JP JP2014190999A patent/JP2015192981A/ja active Pending
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Legal Events
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RD01 | Notification of change of attorney |
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