JP2015191493A - データアクセスシステム及びデータアクセス方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶装置への不正アクセスをされてもデータ漏洩を阻止できるようにする。
【解決手段】第1の情報処理装置20が、処理対象データを複数に分割した分割データを複数位置に格納する記憶装置28を備え、第2の情報処理装置10が、記憶装置28における各分割データの格納位置情報と、分割データから処理対象データを復元するための構成情報とを記憶する第1記憶部を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、データアクセスシステム及びデータアクセス方法に関する。
ネットワークシステムにおけるデータの保存方法として、NFS(Network File System)やCIFS(Common Internet File System)等のファイルシステムが知られている。ファイルサーバがNFSやCIFS等のサーバプログラムを実行することでこれらのファイルシステムとしての機能を実現し、クライアント端末の命令に基づいて、物理ディスクにデータの書き込みや読み出しを行なう。
このようなファイルシステムを外部ネットワークを介して使用する場合には、一般的に、アカウントとパスワードを認証キーに用いる。
特開2003−044225号公報 特表2002−524793号公報 特開2007−073004号公報
しかしながら、このような従来のネットワークシステムにおいて、アカウントの情報とパスワードが漏洩すると、第三者のなりすましによる不正アクセスが行なわれ、データ漏洩が生じるおそれがある。
1つの側面では、本発明は、記憶装置への不正アクセスをされてもデータ漏洩を阻止できるようにすることを目的とする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
このため、このデータアクセスシステムは、第1の情報処理装置と、第2の情報処理装置とを備え、前記第1の情報処理装置が、処理対象データを複数に分割した分割データを複数位置に格納する記憶装置を備え、前記第2の情報処理装置が、前記記憶装置における各分割データの格納位置情報と、前記分割データから前記処理対象データを復元するための構成情報とを記憶する第1記憶部を備える。
一実施形態によれば、記憶装置への不正アクセスをされてもデータ漏洩を阻止できる。
実施形態の一例としてのネットワークシステムのネットワーク構成を模式的に示す図である。 実施形態の一例としてのネットワークシステムの管理サーバのハードウェア構成を示す図である。 実施形態の一例としてのネットワークシステムのクライアント端末のハードウェア構成を示す図である。 実施形態の一例としてのネットワークシステムの機能構成を示す図である。 実施形態の一例としてのネットワークシステムにおけるファイル・ディレクトリ構成を例示する図である。 (a),(b)は実施形態の一例としてのネットワークシステムにおけるデータ管理テーブルを例示する図である。 実施形態の一例としてのネットワークシステムにおける第1分割送信データの構成を示す図である。 (a),(b)は実施形態の一例としてのネットワークシステムにおけるセクタ管理テーブルを例示する図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおけるセクタの状態遷移を示す図である。 実施形態の一例としてのネットワークシステムにおける第1データ整形部が作成する応答データの構成を示す図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおける、クライアント端末から管理サーバへのファイル書き込み時の処理を説明するシーケンス図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおけるクライアント端末のデータ管理機能部のファイル書き込み要求受信時の処理を説明するフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムの管理サーバにおける空きセクタ確保処理を説明するフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムのクライアント端末からのファイルの書き込み処理時におけるファイルデータの送信処理を説明するフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムの管理サーバにおけるファイル書き込み処理を説明するフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおける、クライアント端末から管理サーバへのファイルの読み出し処理を説明するシーケンス図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおけるクライアント端末によるファイルの読み出し処理を説明するフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおける管理サーバによるファイルの読み出し処理を説明するフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおける、ファイルデータ削除処理を説明するシーケンス図である。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおけるクライアント端末によるデータのファイル削除処理を説明するフローチャートである。 実施形態の一例としてのストレージシステムにおける管理サーバによるデータのファイル削除処理を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して本データアクセスシステム及びデータアクセス方法に係る実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。又、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。
(A)ハードウェア構成
図1は実施形態の一例としてのネットワークシステム(データアクセスシステム)1のネットワーク構成を模式的に示す図である。
本ネットワークシステム1は、図1に示すように、管理サーバ20と1つ以上(図1に示す例では1つ)のクライアント端末10とを備える。また、管理サーバ20とクライアント端末10とは,ネットワーク50を介して通信可能に接続されている。ネットワーク50は、LAN(Local Area Network)等の通信回線である。
(A−1)管理サーバ
先ず、管理サーバ20のハードウェア構成を説明する。
管理サーバ20は、サーバ機能をそなえた情報処理装置であり、例えば、ストレージサーバとしての機能を備え、クライアント端末10に対して記憶領域を提供する。管理サーバ20は、例えばデータセンタに配置され、クライアント端末10との間でNASやSAN(Storage Area Network)等のコマンドを送受信する。
図2は実施形態の一例としてのネットワークシステム1の管理サーバ20のハードウェア構成を示す図である。
管理サーバ20は、図2に示すように、CPU201,メインメモリ202,キャッシュメモリ203,ディスクコントローラ204,ネットワークコントローラ205及び記憶装置28を備える。
メインメモリ202は、例えばRAM(Random Access Memory)であり、一次記憶メモリあるいはワーキングメモリとして利用される。例えば、メインメモリ202には、データ通信制御に係るソフトウェアプログラムやこのプログラム用のデータ類が書き込まれている。メインメモリ202上のソフトウェアプログラムは、CPU201に適宜読み込まれて実行される。
キャッシュメモリ203は記憶装置28に読み書きされるデータが一時的に格納される記憶領域である。
ディスクコントローラ204には記憶装置28が接続され、この記憶装置28へのデータの書き込みや読み出しを制御する。記憶装置28は、ハードディスクドライブ(Hard disk drive:HDD)、SSD(Solid State Drive)等の記憶装置であって、種々のデータを格納するものである。本実施形態においては、記憶装置28がHDDである例について示す。以下、記憶装置28をディスク28という場合がある。
記憶装置28は、磁性体を塗布したディスク(プラッタ)を備える。また、プラッタは同心円状のトラックに区切られ、各トラックを回転方向に所定サイズ(例えば、512バイト)単位で分割したセクタを有する。また、各記憶装置28は、後述するディスク番号(図6(a),(b)等参照)により識別される。
ネットワークコントローラ205は、ネットワーク50を介したデータ通信を制御し、クライアント端末10との間でデータの送受信を実現する。
CPU201は、種々の制御や演算を行なう処理装置であり、メインメモリ202等に格納されたOSやプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。すなわち、CPU201は、図4に示すように、データ処理部21及びセクタ管理部22としての機能を実現する。なお、これらのデータ処理部21及びセクタ管理部22としての機能の説明は後述する。
そして、CPU201が、管理プログラムを実行することにより、これらのデータ処理部21及びセクタ管理部22として機能する。
なお、これらのデータ処理部21及びセクタ管理部22としての機能を実現するためのプログラム(管理プログラム)は、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
データ処理部21及びセクタ管理部22としての機能を実現する際には、内部記憶装置(本実施形態ではメインメモリ202やキャッシュメモリ203)に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態ではCPU201)によって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしてもよい。
(A−2)クライアント端末
次に、クライアント端末10のハードウェア構成を説明する。
クライアント端末10は、例えば、管理サーバ20に対してNASにおけるリード/ライト等のディスクアクセスコマンドを送信することにより、管理サーバ20が提供する記憶領域にデータの書き込みや読み出しを行なう。
図3は実施形態の一例としてのネットワークシステム1のクライアント端末10のハードウェア構成を示す図である。
クライアント端末10は、図3に示すように、CPU101,メインメモリ102,キャッシュメモリ103,ディスクコントローラ104,ネットワークコントローラ105及び記憶装置106を備える。
メインメモリ102は、例えばRAMであり、一次記憶メモリあるいはワーキングメモリとして利用される。例えば、メインメモリ102には、データ通信制御に係るソフトウェアプログラムやこのプログラム用のデータ類が書き込まれている。メインメモリ102上のソフトウェアプログラムは、CPU101に適宜読み込まれて実行される。
キャッシュメモリ103は記憶装置106に読み書きされるデータが一時的に格納される記憶領域である。
ディスクコントローラ104には記憶装置106が接続され、このディスク106へのデータの書き込みや読み出しを制御する。記憶装置106は、HDD、SSD等の記憶装置であって、種々のデータを格納するものである。記憶装置106をディスク106という場合がある。
ネットワークコントローラ105は、ネットワーク50を介したデータ通信を制御し、管理サーバ20との間でデータの送受信を実現する。
CPU101は、種々の制御や演算を行なう処理装置であり、メインメモリ102等に格納されたOSやプログラムを実行することにより、種々の機能を実現する。すなわち、CPU101は、図1に示すように、ファイルアクセス管理部11及びデータ管理部12としての機能を実現する。なお、これらのファイルアクセス管理部11及びデータ管理部12としての機能の説明は後述する。
そして、CPU101が、管理プログラムを実行することにより、これらのファイルアクセス管理部11及びデータ管理部12として機能する。
なお、これらのファイルアクセス管理部11及びデータ管理部12としての機能を実現するためのプログラム(管理プログラム)は、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW,HD DVD等),ブルーレイディスク,磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
ファイルアクセス管理部11及びデータ管理部12としての機能を実現する際には、内部記憶装置(メインメモリ102やキャッシュメモリ103)に格納されたプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態ではCPU101)によって実行される。このとき、記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータが読み取って実行するようにしてもよい。
また、クライアント端末10においては、CPU101が図示しないアプリケーション(上位アプリケーション)を実行し、この上位アプリケーションにより種々のデータが作成される。
本ストレージシステム1においては、例えば、このクライアント端末10において作例されたデータが管理サーバ20に送信され、その記憶装置28に格納される。
(B)機能構成
図4は実施形態の一例としてのネットワークシステム1の機能構成を示す図である。
(B−1)クライアント端末
先ず、クライアント端末10の機能構成について説明する。
クライアント端末10は、図4に示すように、ファイルアクセス管理部11及びデータ管理部12としての機能を備える。
クライアント端末10においては、ファイル単位でデータが管理される。
ファイルアクセス管理部11は、処理対象のデータ(ファイル)のディレクトリ構造(ファイル・ディレクトリ構造)を管理する。
図5は実施形態の一例としてのネットワークシステム1におけるファイル・ディレクトリ構成を例示する図である。
この図5に示す例においては、2つの階層に階層化されたディレクトリ構造が示されており、そのうちの一つのディレクトリ中に、ファイル名“aaaa.xls”,“bbbb.txt”及び“cccc.doc”を有する3つのファイルが格納された例を示している。
このように、ファイルアクセス管理部11は、NFSやCIFS等で提供される既知のファイルシステムと同様に、階層化されたディレクトリ構造でファイルを管理する。また、複数のファイルは、例えばグループごとに一つのディレクトリにまとめられる。
データ管理部12は、第1データ整形部13,データ管理制御部14及びデータ構成部17としての機能を備える。
データ管理制御部14は、ファイル毎にデータの構成情報を保持し、ファイルの書き込みおよび読み込みの命令を行なう。データ管理制御部14は、ファイル毎にデータ管理テーブル16を作成し、このデータ管理テーブル16を用いてファイルの構成データを管理する。
データ管理テーブル16は、ファイルアクセス管理部11から管理サーバ20への書き込み要求時に初めて作成される。また、データ管理テーブル16を構成するための情報は、例えば、メインメモリ102や記憶装置106等の記憶装置に格納され、データ管理テーブル16は、ファイルの書き込みおよび読み込み時にキャッシュメモリ103に呼び出され、展開される。
すなわち、これらのメインメモリ102や記憶装置106,キャッシュメモリ103が、記憶装置28における各分割データの格納位置情報(セクタ位置)と、分割データからファイルを復元するための構成情報とを記憶する第1記憶部として機能する。
ファイルアクセス管理部11からの書き込み要求において、データ管理制御部14は、ファイルアクセス管理部11からファイル情報データを受信する。データ管理制御部14は、受信したファイル情報データを基にファイルの構成番号と属性情報とをデータ管理テーブル16に書き込んで保存する。キャッシュメモリ103には、書き込みまたは読み込み要求時のファイルのデータ管理テーブル16が呼び出される。
図6(a),(b)は実施形態の一例としてのネットワークシステム1におけるデータ管理テーブル16を例示する図であり、図6(a)はファイル名“aaaa.xls”についてのデータ管理テーブル16を、また、図6(b)はファイル名“bbbb.txt”についてのデータ管理テーブル16をそれぞれ例示する。
データ管理テーブル16は、図6(a),(b)に示すように、構成情報,ディスク番号,セクタ位置情報及び属性を項目として備える。
構成情報は、後述するデータ整形部13によって所定サイズの分割データに分割されたファイル(処理対象データ)の分割数と、これらの分割データからファイルを再現するための順番を示す。図6(a),(b)に示す例においては、ファイルがセクタ単位(512バイト)に分割され、構成情報として自然数の連番が用いられている。
例えば、図6(a)に示す例においては、ファイル名“aaaa.xls”を有するファイルは、構成番号1〜6の6つの分割データを組み合わせることで再現されることを示す。
ディスク番号は、管理サーバ20において分割データが書き込まれる書き込み先の記憶装置28を識別する識別情報である。
セクタ位置情報は、記憶装置28において分割データが書き込まれる書き込み先セクタの位置情報である。図6(a),(b)に示す例においては、セクタ位置情報として、LBA(Logical Block Addressing)でセクタ位置が指定されている。なお、セクタ位置の指定方法はLBAに限定されるものではなく、例えばアドレスを用いる等、種々変形して実施することができる。
これらのディスク番号及びセクタ位置情報は、後述する管理サーバ20から通知される。
属性は、ファイルに関する属性情報であり、図6(a),(b)に示す例においては、属性1としてファイルの作成時刻を示すタイムスタンプが用いられている。
データ管理制御部14は、ファイルアクセス管理部11から管理サーバ20の記憶装置28へのファイル書き込み要求を受信すると、対象ファイルのデータ管理テーブル16を作成する。
例えば、データ管理制御部14は、処理対象のファイルのデータサイズをセクタサイズで除算することで構成番号の最大値を決定し、データ管理テーブル16に構成番号とタイムスタンプ(属性1)を入力する。
データ管理制御部14は、管理サーバ20にデータの書き込みを行なう際に、管理サーバ20に対して、ファイルデータの書き込み先セクタ確保要求(記憶位置確保要求)を送信する。なお、この書き込み先セクタ確保要求には、ファイルデータのデータサイズや属性(タイムスタンプ)がファイル情報データとして含まれる。
すなわち、データ管理制御部14は、管理サーバ20にファイルデータの書き込み先セクタ確保要求(記憶位置確保要求)を送信する第2送信部として機能する。
管理サーバ20のセクタ管理制御部24において、後述の如く、空きセクタの確保判定に合格すると、このセクタ管理制御部24から空きセクタのセクタ位置情報(セクタ情報)が応答される。
また、データ管理制御部14は、受信したセクタ情報を基に、データ管理テーブル16の各構成番号にセクタ位置情報を振り分ける。すなわち、データ管理部12は、管理サーバ20から通知された複数のセクタ位置にファイルを構成する分割データをそれぞれ割り当てる割当部として機能する。
この際、データ管理制御部14が、管理サーバ20から通知されたセクタを構成番号(分割データ)にランダムに振り分けることで、不正アクセスがあった際のセキュリティの向上を図ることが可能である。
また、データ管理制御部14は、管理サーバ20からファイルの読み出しを行なう場合には、読み出し対象のファイルについて、データ管理テーブル16からディスク番号,セクタ位置情報及び属性を読み出し、ファイル構成データ要求として、これらの情報とファイルの取得要求とを管理サーバ20に対して送信する。なお、このファイル構成データ要求に含まれる属性は、後述する管理サーバ20のセクタ管理制御部24による整合性判定に用いられ、照合用情報として機能する。
第1データ整形部13は、管理サーバ20にファイルの書き込みを行なう際に、処理対象のファイルのデータを所定サイズ単位に分割して分割データを作成し、これらの分割データに書き込み先情報(格納位置情報)の入ったヘッダを付加する。
第1データ整形部13は、データ管理テーブル16を参照し、ファイルデータを構成情報に従いデータの先頭から、所定サイズ単位(本実施形態ではセクタサイズ単位)に分割する。そして、これらの分割したデータ(分割データ)の各先頭に、当該分割データの保存先となるディスク番号及びセクタ位置情報(格納位置情報)と属性情報とを含んだヘッダを付加することで、第1分割送信データを作成する。以下、この第1分割送信データをヘッダ付加データという場合がある。
図7は実施形態の一例としてのネットワークシステム1における第1データ整形部13が作成する第1分割送信データの構成を示す図である。
第1データ整形部13は、ファイルシステム11から受信したファイルデータを、データ管理テーブル16に従って構成番号の順に当該ファイルデータの先頭から分割し、分割したデータにヘッダを付加する。すなわち、第1分割送信データは、分割データとヘッダとを備えるヘッダ付加データとして構成される。なお、ファイルデータの分割は、既知の種々の手法を用いて実現することができ、その詳細な説明は省略する。
また、ファイルの分割に際しては、書き込み先のディスクセクタの最大サイズ(例えば、512バイト)を一つの分割サイズとして分割する。分割により切り出された分割データには、分割時に前記データ管理テーブルから読み取った構成番号に対応する書き込み先ディスクの識別番号(ディスク番号)と、書き込み先セクタ位置情報と、ファイル管理テーブル作成時のタイムスタンプと、ヘッダを識別するための識別子情報とを含んだヘッダが付加される。
ヘッダは分割データの先頭に付加され、ヘッダ内の識別子情報はヘッダの先頭に位置する。これにより、データ送信時にヘッダ付加データを連結して単一のデータとして送信することが可能となり、パケット転送効率が上昇する。この場合、第1データ整形部13において整形されたヘッダ付加データは、キャッシュメモリ103に一定量保持され、データを連結後に送信することになる。
また、第1データ整形部13は、作成した第1分割送信データを管理サーバ20に対して送信する。
すなわち、第1データ整形部13は、分割データに分割データの格納位置を示す格納位置情報を付加した分割格納データを管理サーバ20に送信する第1送信部として機能する。
データ構成部17は、データ読み込み処理時に、管理サーバ20から受信したデータ(第2分割送信データ,分割データ,セクタデータ)からファイルを再構成(復元)する。
データ構成部17は、管理サーバ20から受信する第2分割送信データ(ヘッダ付加データ;詳細は後述)のヘッダを識別し、ヘッダ情報を読み取る。データ構成部17は、読み取ったヘッダ情報に基づいてデータ管理テーブル16を参照する。これにより、セクタ位置情報を基に構成番号を知ることができる。
データ構成部17は、受信した個々の第2分割送信データについて、その構成番号と分割データとをキャッシュメモリ103に保持し、構成番号の順に分割データを連結することで、ファイルを再構成する。
すなわち、データ構成部17は、データ管理テーブル16の構成番号に基づいて、管理サーバ20から受信した分割データからファイル(処理対象データ)を復元する復元部として機能する。
(B−2)管理サーバ
次に、管理サーバ20の機能構成について説明する。
管理サーバ20は、図4に示すように、データ処理部21及びセクタ管理部22としての機能を備える。
データ処理部21は、記憶装置28に対するデータの書き込みや読み出しを制御する。データ処理部21は、後述するセクタ管理部22からのデータ書き込み要求または読み込み要求を受信し、当該要求に応じて、記憶装置28のセクタにデータの書き込み及び読み出しを行なう。
セクタ管理部22は、データ解析部23,セクタ管理制御部24及び第2データ整形部27としての機能を備える。
データ解析部23は、クライアント端末10から受信した第1分割送信データのヘッダを読み取り、この第1分割送信データの分割データを、記憶装置28の所定のセクタに書き込ませる制御を行なう。
データ解析部23は、クライアント端末10から第1分割送信データを受信すると、当該第1分割送信データ内に含まれる識別子情報を基にヘッダ位置を特定し、ヘッダ情報を読み取る。
そして、データ解析部23は、ヘッダに含まれるディスク番号とセクタ位置情報とに基づき、この第1分割送信データの分割データの書き込み先セクタを特定する。すなわち、ディスク番号に基づき記憶装置28を特定し、セクタ位置情報に基づき、記憶装置28内におけるセクタ位置を特定する。
データ解析部23は、データ処理部21に対して、データを所定のセクタへ書き込み要求を行なうことで、分割データを対応する記憶装置28の当該セクタに書き込ませる。
また、データ解析部23は、クライアント端末10から書き込み要求にかかる第1分割送信データを受信した場合において、後述するセクタ管理制御部24によるデータの整合性判定の結果、不整合であった場合に、第1分割送信データの送信元であるクライアント端末10に対してエラー通知を行なう。
セクタ管理制御部24は、データセンタに備えられた全ての記憶装置28についてのセクタに関する情報を管理する。
セクタ管理制御部24は、記憶装置28を構成する全セクタについての情報を登録するセクタ管理テーブル26を用いて各セクタの管理を行なう。セクタ管理制御部24は、記憶装置28毎にセクタ管理テーブル26を作成する。
図8(a),(b)は実施形態の一例としてのネットワークシステム1におけるセクタ管理テーブル26を例示する図であり、図8(a)はディスク1についてのセクタ管理テーブル26を、また、図8(b)はディスク2についてのセクタ管理テーブル26をそれぞれ例示する。
セクタ管理テーブル26は、図8(a),(b)に示すように、セクタ位置情報に対して状態及び属性の項目を関連付けることにより構成されている。
セクタ位置情報は、記憶装置28を構成するセクタを特定する情報である。図8(a),(b)に示す例においては、セクタ位置情報として1〜6が示されている。このセクタ管理テーブル26におけるセクタ位置情報は、前述したデータ管理テーブル16と同じ手法でセクタ位置が指定され、本実施形態においては、LBA(論理アドレス番号)を用いて表している。
状態は、セクタの状態を示す。本実施形態においては、セクタの状態として、“空き”,“使用”及び“予約”のいずれかの状態が登録される。
図9は実施形態の一例としてのストレージシステム1におけるセクタの状態遷移を示す図である。
セクタの状態には“予約”,“使用”及び“空き”のいずれかの状態が必ず割り当てられ、初期設定は“空き”である。“空き”状態のセクタは、クライアント端末10からのセクタ確保要求により確保された際に、“予約”に状態が遷移する(“空き”→“予約”)。
すなわち、記憶装置28に対するデータの書き込み処理時において、クライアント端末10からの書き込み要求受信に応じて“空き”セクタが確保された時に、セクタの状態は“空き”から“予約”に遷移する。
“予約”状態のセクタは、クライアント端末10から送信されたデータ(第1分割送信データ)が書き込まれることで“使用”に状態が遷移する(“予約”→“使用”)。
すなわち、記憶装置28に対するデータの書き込み処理時において、クライアント端末10から受信したデータを読み取った際に得られるセクタ情報によるセクタ管理テーブル26の更新時に“予約”から“使用”に状態が遷移する。
“使用”状態のセクタは、クライアント端末10からデータの削除要求があり、削除対象セクタに指定された際に、“空き”に状態が遷移する(“使用”→“空き”)。
すなわち、クライアント端末10からのデータ削除要求受信時に“使用”から“空き”に遷移する。
属性は、セクタに関する属性情報であり、図8(a),(b)に示す例においては、属性1として、セクタの予約時刻を示すタイムスタンプ情報が保持される。このセクタ予約時刻は、クライアント端末10のデータ管理部12からセクタ確保要求が送信された時刻であり、クライアント端末10におけるファイルの作成時刻と一致する。すなわち、セクタ管理テーブル26の属性1には、データ管理テーブル16におけるセクタ位置に対応する属性1と同一の値が登録される。
また、属性には、タイムスタンプ以外の情報を用いてもよい。図8(a),(b)に示す例においては、属性1の他に、属性2が備えられている。また、セクタ管理テーブル26においては、属性として、更に他の情報を管理してもよい。
なお、セクタ管理テーブル26を構成するための情報は、例えば、記憶装置28やメインメモリ202に格納され、セクタ管理テーブル26は、記憶装置28に対するファイルの書き込み時および読み込み時に、管理サーバ20のキャッシュメモリ203に呼び出される。
すなわち、これらの記憶装置28やメインメモリ202,キャッシュメモリ203が、記憶装置28におけるセクタ位置(格納位置)に対応付けて、このセクタ位置に格納される分割データに関する属性情報を記憶する第2記憶部として機能する。
後述の如く、本ストレージシステム1においては、セクタ管理テーブル26内のセクタの属性が更新される際には、指定されたセクタの全ての属性が一致しなければならない。
また、セクタ管理制御部(空きセクタ確保手段)24は、クライアント端末10のデータ管理部12からファイルサイズ(ファイル情報データ)とともにセクタ確保要求を受信すると、このセクタ確保要求に応じて、記憶装置28における空きセクタの中から、対象ファイルを格納可能な数の空きセクタを確保する。
すなわち、セクタ管理制御部24は、受信したファイル情報データからファイルサイズを読み取り、セクタの必要確保数を算出する。そして、セクタ管理制御部24は、セクタ管理テーブル26を参照して必要確保数(ファイルサイズ分)の空きセクタを検索する。また、この際、セクタ管理制御部24は、ファイルの格納先としてのセクタを空きセクタの中からランダムに決定する。また、セクタ管理制御部24は、ファイルの格納先としてのセクタを、複数の記憶装置28にまたがるように決定(確保)する。
例えば、セクタ管理制御部24は、ディスクごとのセクタ管理テーブル26を参照して、無作為に空きセクタを抽出する。抽出した空きセクタが複数のディスクに跨っているかを判定し、抽出した空きセクタが複数のディスクに跨るまで、無作為抽出を繰り返し実施する。
このように、管理サーバ20側でランダムにファイルの格納先のセクタを確保することにより、データをセクタレベルで分散保存することが可能となる。
また、セクタ管理制御部24は、ファイルの格納先としての複数のセクタを、同一記憶装置28内においてセクタ位置が不連続となるように決定することが望ましい。これにより、不正アクセスにより記憶装置28のデータが読み出された場合においても、ファイルを再現することを困難にすることができる。
セクタ管理制御部(セクタ管理テーブル更新手段)24は、セクタ管理テーブル26を参照して、ファイル情報データとして受信したファイルサイズ分の空きセクタを確保し、セクタ管理テーブル26において、確保したセクタの状態を“空き”から“予約”に更新する。また、セクタ管理制御部24は、セクタ管理テーブル26において、確保した各セクタに対応付けて、書き込み先セクタ確保要求とともに送信されたファイル情報データに含まれるタイムスタンプを属性として格納する。
その後、セクタ管理制御部24は、確保したセクタ位置情報をクライアント端末10のデータ管理部12へ送信する。
すなわち、セクタ管理制御部24は、クライアント端末10からの書き込み先セクタ確保要求(記憶位置確保要求)に応じて、記憶装置28から複数のセクタ位置(格納位置)を選択し、複数のセクタ位置を示すセクタ位置情報をクライアント端末10に通知する選択部として機能する。
これにより、クライアント端末10でファイルデータの保存先セクタ情報を把握し、クライアント端末10から保存先セクタ位置情報も指定することが可能となる。
また、セクタ管理制御部24は、クライアント端末10から記憶装置28に対するファイルの読み出し要求や書き込み要求(アクセス要求)を受信すると、セクタ管理テーブル26を参照して、指定されたセクタが読み出し可能かを判断する。
具体的には、セクタ管理制御部24は、ファイル構成データ要求に含まれる各セクタ位置情報について、セクタ管理テーブル26から属性(属性情報)を読み出し、これらの全ての属性が、ファイル構成データ要求に含まれる属性(照合用情報)と一致するか否かを判断することで、整合性判定(判定処理)を行なう。
すなわち、セクタ管理制御部24は、クライアント端末10から記憶装置28へのアクセス要求受信時に、クライアント端末10から送信される照合用情報と、セクタ管理テーブル26から読み出した属性情報とに基づいて判定処理を行なう判定部として機能する。
セクタ管理制御部24は、この整合性判定において整合性がある(合格)と判断された場合、すなわち、ファイル読み出し対象の全てのセクタの属性が、ファイル構成データ要求に含まれる属性と一致した場合に、セクタ管理テーブル26において、当該セクタの状態を“予約”から“使用”に更新する。また、セクタ管理制御部24は、データ処理部21に対して該当するデータ(分割データ)を所定のセクタへ書き込み要求を行なう。
従って、セクタ管理制御部24は、クライアント端末10から受信した第1分割送信データの分割データを、当該第1分割送信データに付加されたセクタ位置(納位置情報)に従って、記憶装置28に格納する格納制御部として機能する。
また、この際、セクタ管理制御部24は、セクタ管理テーブル26において、ファイル読み出し対象の全てのセクタの状態が“使用”になっていることを判定してもよい。
一方、整合性判定の結果が不合格であった場合、すなわち、受信した第1分割送信データの属性情報と、セクタ管理テーブル26における対応する属性情報とが不一致である場合には、セクタ管理制御部24は、当該分割データの記憶装置28からの読み出しを抑止する。また、セクタ管理制御部24は、クライアント端末10のデータ管理部12に対して書き込みエラーを送信する。
すなわち、セクタ管理制御部24は、整合性判定(判定処理)の結果、不整合が検知された場合には、記憶装置28へのアクセスを抑止する抑止部としての機能を備える。
なお、セクタ管理制御部(整合性判定手段)24は、クライアント端末10におけるデータ管理部12からセクタ削除要求を受信した場合には、上述したファイルの読み込みに準じた処理を行なう。すなわち、セクタ管理制御部24は、削除要求に伴い受信側した属性情報と、当該分割データの削除対象のセクタ位置についてセクタ管理テーブル26に登録されている属性情報とが一致するかを判断することで、指定されたセクタが削除可能かを判断する。そして、セクタ管理制御部24は、属性情報が一致した場合に、データ処理部21に対して、セクタのデータ削除を実施させる。
第2データ整形部(ヘッダ付加手段)27は、記憶装置28のセクタから読み出したセクタデータ(分割データ)に、当該セクタを示すディスク番号及びセクタ位置情報の入ったヘッダを付加して第2分割送信データ(ヘッダ付加データ,応答データ)を作成する。そして、第2データ整形部27(データ送信手段)は、作成した第2分割送信データをクライアント端末10へ送信する。
すなわち、第2データ整形部27は、クライアント端末10から受信した読み出し要求に付加されたセクタ位置情報に従って、記憶装置28から分割データを読み出し、クライアント端末10に送信する第3送信部として機能する。
図10は実施形態の一例としてのネットワークシステム1における第1データ整形部23が作成する応答データの構成を示す図である。
第2データ整形部27は、この図10に示すように、データ処理部21が記憶装置28のセクタから読み出したデータ(セクタデータ,分割データ)に、当該セクタデータが格納されていたセクタ位置と、その記憶装置28を示すディスク番号とを含んだヘッダを付加する。
ヘッダはセクタデータの先頭に付加され、ヘッダ内の識別子情報はヘッダの先頭に位置する。これにより、第1分割送信データと同様に、第2データ整形部27において整形されたヘッダ付加データ(送信データ)は、キャッシュメモリ203に一定量保持され、カプセル化した後(連結後)に送信される。
(C)動作
(C−1)ファイル書き込み処理
上述の如く構成された実施形態の一例としてのストレージシステム1における、クライアント端末10から管理サーバ20へのファイル書き込み時の処理を、図11に示すシーケンス図に従って説明する。
クライアント端末10において、上位アプリケーションからデータ管理制御部14に対してファイルの書き込み要求が行なわれると(符号S1参照)、データ管理制御部14は、管理サーバ20のセクタ管理制御部24に対して、記憶装置28のセクタ確保要求を送信する(符号S2参照)。なお、このクライアント端末10におけるデータの書き込み処理については、図12に示すフローチャートを用いて後述する。
管理サーバ20においては、セクタ管理制御部24が処理対象のファイルサイズに応じて、空きセクタの中から、複数の記憶装置28にまたがって不連続かつランダムに、セクタの確保を行なう。この際、セクタ管理制御部24は、対象の記憶装置28のセクタ管理テーブル26において、選択したセクタに対して、状態を“空き”から“予約”に更新し、又、属性にタイムスタンプを格納する。
セクタ管理制御部24は、セクタの確保が完了すると、クライアント端末10のデータ管理部12に対して、セクタ確保応答とともに確保したセクタの通知を行なう(符号S3参照)。なお、このセクタ管理制御部24におけるセクタの確保処理については、図13に示すフローチャートを用いて後述する。
データ管理部12は、上位アプリケーションに対してファイル書き込み許可を通知し(符号S4参照)、上位アプリケーションは、第1データ整形部13に対して、ファイルデータを送信する(符号S5参照)。具体的には、ファイルアクセス管理部11からデータ管理部12に対してファイルのデータが送信される。
第1データ整形部13は、データ管理部12に対してデータ管理テーブル16の参照を要求する(符号S6参照)。データ管理部12は、第1データ整形部13にデータ管理テーブル16の参照を許可するとともに、第1データ整形部13に管理サーバ20へのデータ書き込みを命令する(符号S7参照)。
第1データ整形部13は、処理対象ファイルをセクタサイズ単位に分割して複数の分割データを作成し、データ管理テーブル16から抽出したディスク番号,セクタ位置情報及び属性を含めたヘッダを付加することで、第1分割送信データ(ヘッダ付加データ)を作成する。第1データ整形部13は作成した第1分割送信データを管理サーバ20に送信する(符号S8参照)。なお、このクライアント端末10から管理サーバ20への第1分割送信データの送信処理については、図14に示すフローチャートを用いて後述する。
管理サーバ20においては、データ解析部23が、受信した第1分割送信データのヘッダを読み取ってその格納先のセクタ位置を特定し、分割データとともにセクタ管理制御部24に送信する(符号S9参照)。セクタ管理制御部24においては、受信した分割データについての整合性判定を行なった後、データ処理部21に対して記憶装置28の所定のセクタに書き込ませる(符号S10参照)。なお、この管理サーバ20におけるデータの書き込み処理については、図15に示すフローチャートを用いて後述する。
データ処理部21は、記憶装置28のセクタへの分割データの書き込みを完了するとセクタ管理制御部24に対して完了応答を行なう(符号S11参照)。この完了応答を受けて、セクタ管理制御部24がクライアント端末10のデータ管理部12に、また、データ管理部12が上位アプリケーションに、それぞれ書き込み完了応答を行なう(符号S12,S13参照)。
実施形態の一例としてのストレージシステム1におけるクライアント端末10のデータ管理部12のファイル書き込み要求受信時の処理を、図12示すフローチャート(ステップA1〜A8)に従って説明する。
データ管理部12は、ファイルアクセス管理部11からのファイル書き込み要求を受信すると(ステップA1)、対象ファイルのデータ管理テーブル16を作成する(ステップA2)。また、この際、データ管理部12は、データ管理テーブル16に構成番号と属性情報(タイムスタンプ)とを入力する。
さらに、データ管理制御部14は、管理サーバ20のセクタ管理部22に対してファイルのサイズおよびタイムスタンプを送信して、空きセクタの確保要求(書き込み先セクタ確保要求)を行なう(ステップA3)。
データ管理制御部14は、管理サーバ20から空きセクタ確保要求に対する応答を受信する(ステップA4)。
ステップA5において、データ管理制御部14は、管理サーバ20において空きセクタの確保が成功したか否かを確認する。確認の結果、空きセクタの確保に失敗した場合には(ステップA5のNOルート参照)、データ管理機能部14は、ファイルアクセス管理部11に対して、ファイル書き込み不可を応答して(ステップA6)、処理を終了する。
一方、管理サーバ20において空きセクタの確保に成功した場合には(ステップA5のYESルート参照)、データ管理制御部14は、データ管理テーブル16の各構成番号に管理サーバ20のセクタ管理部22から受信したセクタ位置情報を振り分ける。この際、各構成番号へのセクタ位置の振り分けをランダムに行なうことで、不正アクセスがあった際のセキュリティの向上を図ることが可能である。
データ管理制御部14は、データ管理テーブル16において、各構成番号に、振り分けたセクタ位置を登録することで更新を行なう(ステップA7)。また、データ管理機能部14は、ファイルアクセス管理部11に対して、ファイル書き込みが許可された旨を応答して(ステップA8)、処理を終了する。
次に、実施形態の一例としてのストレージシステム1の管理サーバ20における空きセクタ確保処理を、図13に示すフローチャート(ステップB1〜B8)に従って説明する。
クライアント端末10のデータ管理部12からのセクタ確保要求を受信すると(ステップB1)、管理サーバ20のセクタ管理制御部24は、データ管理部12からセクタ確保要求として受信したファイル情報データを参照する(ステップB2)。
セクタ管理制御部24は、受信したファイル情報データからファイルサイズを読み取り、セクタの必要確保数を算出する(ステップB3)。
セクタ管理制御部24は、記憶装置28毎のセクタ管理テーブル26を参照し、算出した必要確保数分の空きセクタをランダムに抽出する(ステップB4)。
その後、セクタ管理制御部24は、抽出した空きセクタが複数の記憶装置28に跨っているか否かを判定する(ステップB5)。
この判定の結果、出した空きセクタが複数の記憶装置28に跨っていない場合には(ステップB5のNOルート参照)、ステップB4に戻り、再度、空きセクタの無作為抽出を行なう。また、この際、セクタ管理制御部24は、選択された複数の空きセクタが記憶装置28内において不連続な位置となるように空きセクタの無作為抽出を行なってもよい。
抽出した空きセクタが複数の記憶装置28に跨っている場合には(ステップB5のYESルート参照)、セクタ管理制御部24は、選択した空きセクタに新規に属性を付与する(ステップB6)。例えば、セクタ管理制御部24はステップB1において受信したファイル情報データからタイムスタンプを抽出し、このタイムスタンプを属性として用いる。また、セクタ管理制御部24は、属性として用いる情報を新たに作成して、セクタ管理テーブル26に登録してもよい。
セクタ管理制御部24は、セクタ管理テーブル26を更新する(ステップB7)。すなわち、選択した空きセクタについて、状態を“空き”から“予約”に変更するとともに、属性にタイムスタンプを登録する。
その後、セクタ管理テーブル26は、クライアント端末10に対して空きセクタ確保完了応答を行ない(ステップB8)、処理を終了する。
次に、実施形態の一例としてのストレージシステム1のクライアント端末10からのファイルの書き込み処理時におけるファイルデータの送信処理を、図14に示すフローチャート(ステップC1〜C8)に従って説明する。
クライアント端末10の第1データ整形部13は、ファイルデータのデータ分割処理を実施する。
クライアント端末10において、第1データ整形部13は、ファイルアクセス管理部11からファイルデータを受信し(ステップC1)、このファイルデータに対応するデータ管理テーブル16を検索・参照する(ステップC2)。
この検索・参照の結果、ファイルデータに対応するデータ管理テーブル16が存在するか否かを判断し(ステップC3)、対応するデータ管理テーブル16が存在しない場合には(ステップC3のNOルート参照)、処理を終了する。
対応するデータ管理テーブル16が存在する場合には(ステップC3のYESルート参照)、ステップC4以降で、そのデータ管理テーブル16に含まれる全ての構成番号に対して、ステップC8までの制御を繰り返し実施するループ処理を開始する。
ステップC5では、第1データ整形部13は、ファイルデータの先頭からセクタサイズ分のデータを一つ分割して切り出し、分割データを作成する。
ステップC6では、第1データ整形部13は、データ管理テーブル16の一番上の行から一行読み取り、作成した分割データに、読み取った構成番号に対応するディスク番号,セクタ位置情報及びタイムスタンプに加え、ヘッダを識別するための識別子情報を含んだヘッダデータを付加して、第1分割送信データ(ヘッダ付加データ)を作成する。ステップC7では、作成した第1分割送信データを管理サーバ20に送信する。
その後、制御がステップC8に進む。なお、ステップC8では、ステップC4に対応するループ端処理が実施される。ここで、全ての構成番号についての処理が完了すると、本フローが終了する。
実施形態の一例としてのストレージシステム1の管理サーバ20におけるファイル書き込み処理を、図15に示すフローチャート(ステップD1〜D8)に従って説明する。
ステップD1では、クライアント端末10から受信した全ての第1分割送信データに対して、ステップD8までの制御を繰り返し実施するループ処理を開始する。
ステップD2では管理サーバ20がクライアント端末10から第1分割送信データ(ヘッダ付加データ)を受信する。ステップD3では、データ解析部23が、受信した第1分割送信データについて、ヘッダ内の識別子情報を基にヘッダ位置を特定し、ヘッダ情報を読み取る。
ステップD4において、データ解析部23は、ヘッダに含まれるディスク番号とセクタ位置情報に基づき、当該第1分割送信データの分割データの書き込み先セクタを特定し、セクタ管理テーブル26を参照する。この参照の際に、セクタ管理制御部24は、データ解析部23からヘッダ情報を取得する。そして、セクタ管理制御部24は、第1分割送信データのヘッダ情報に含まれているディスク番号及びセクタ位置に対応する属性(属性情報)と、セクタ管理テーブル26における、書き込み先のセクタの属性(属性情報)との整合性判定を実施する。すなわち、ヘッダ情報の属性と、セクタ管理テーブル26における格納先のセクタの属性とが一致するか否かを判定する(ステップD5)。
この整合性判定の結果が不合格であった場合、すなわち、属性が不一致である場合には(ステップD5のNOルート参照)、セクタ管理制御部24は分割データの記憶装置28への格納を抑止する。また、データ解析部23は、クライアント端末10のデータ管理部12に対して書き込みエラーを送信し、処理を終了する。
整合性判定の結果が合格の場合、すなわち、属性が一致する場合には(ステップD5のYESルート参照)、ステップD6において、セクタ管理テーブル26における、書き込み先のセクタの状態を“予約”から“使用”に更新する。
また、ステップD7において、データ解析部23は、データ処理部21に対して、データを所定のセクタへ書き込み要求を行なうことで、分割データを対応する記憶装置28の当該セクタに書き込ませ、処理を終了する。
なお、上述したステップD6とステップD7の処理は、並行して行なってもよく、また、順序を入れ替えて行なってもよく、種々変形して実施することができる。
その後、制御がステップD8に進む。ステップD8では、ステップD1に対応するループ端処理が実施される。ここで、全ての第1分割送信データについての処理が完了すると、本フローが終了する。
(C−2)ファイル読み出し処理
次に、実施形態の一例としてのストレージシステム1における、クライアント端末10から管理サーバ20へのファイルの読み出し処理を、図16に示すシーケンス図に従って説明する。
クライアント端末10において、上位アプリケーションからデータ管理制御部14に対してファイルの読み出し要求が行なわれると(符号S21参照)、データ管理制御部14は、読み出し対象のファイルについてのデータ管理テーブル16を参照する。データ管理制御部14は、データ管理テーブル16から、当該ファイルを構成する各分割データ(構成番号)の格納場所を示すディスク番号及びセクタ位置情報を取得するとともに、その属性を取得する。
そして、データ管理制御部14は、これらのディスク番号,セクタ位置情報及び属性を、管理サーバ20のセクタ管理制御部24に送信して、ファイル構成データの読み出しを要求する(符号S22参照)。
管理サーバ20においては、セクタ管理制御部24が、読み出し要求を受信すると、セクタ管理制御部24は、当該読み出し要求にかかるファイル構成データ要求に基づいてセクタ管理テーブル26を読み込み、指定されたセクタが読み出し可能かを判断する。
すなわち、セクタ管理制御部24は、ファイル構成データ要求に含まれる各セクタ位置情報について、セクタ管理テーブル26から属性を読み出し、これらの全ての属性が、ファイル構成データ要求に含まれる属性と一致するか否かを判断することで、整合性判定を行なう。
この整合性判定の結果、属性が一致した場合、すなわち整合性がある場合に、セクタ管理制御部24は、データ処理部21に対して、指定されたセクタに格納されたデータの読み出し命令を行なう(符号S23参照)。
データ処理部21は、この読み出し命令に応じて、指定されたセクタのデータ(分割データ)を読み出し、第2データ整形部27に送信する(符号S24参照)。また、第2データ整形部27は、セクタ管理テーブル26から、データ処理部21によって読み出されたセクタデータ(分割データ)について、セクタ管理テーブル26を参照して、当該セクタデータに対応する、ディスク位置やセクタ位置情報を取得する。そして、第2データ整形部27は、読み出されたセクタデータに、セクタ管理テーブル26から読み出した、対応するセクタについてのディスク位置及びセクタ位置情報をヘッダとして付加することで、第2分割送信データ(ヘッダ付加データ)を作成する。
第2データ整形部27は、作成した第2分割送信データをセクタ読み込み応答として、クライアント端末10に送信する(符号S25参照)。
クライアント端末10においては、データ構成部17は、受信した個々の第2分割送信データについて、読み取ったヘッダ情報に基づき、データ管理制御部14が管理するデータ管理テーブル16を参照する(符号S26,S27参照)。データ構成部17は、受信した個々の第2分割送信データについて、構成番号の順に分割データを連結することで、ファイルを再構成し、上位アプリケーションにファイルを応答する(符号S28参照)。
実施形態の一例としてのストレージシステム1におけるクライアント端末10によるファイルの読み出し処理を、図17に示すフローチャート(ステップE1〜E12)に従って説明する。
ステップE1において、クライアント端末10において、ファイルアクセス管理部11からファイル読み込み要求を受信すると、ステップE2において、第1データ整形部13は、対象ファイルのデータ管理テーブル16を参照する。第1データ整形部13は、対象ファイルのデータ管理テーブル16を呼び出し、メモリに保持する。
第1データ整形部13は、参照したデータ管理テーブル16から、当該ファイルを構成する全ての分割データ(ファイル構成データ)について、格納先であるディスク番号及びセクタ位置情報と、属性のタイムスタンプとを読み出す。
ステップE3において、第1データ整形部13は、対象のファイルを構成する全ての分割データについてのディスク番号,セクタ位置情報及び属性を、管理サーバ20のセクタ管理部22へ送信して、ファイル構成データを要求する(ファイル構成データ要求)。
ステップE4において、管理サーバ20のセクタ管理部22において読み取り許可が下りたか否かが判断され、読み取り許可が下りない場合には(ステップE4のNOルート参照)、管理サーバ20からエラー通知が行なわれ、処理が終了する。
管理サーバ20から読み取り許可が下りた場合には(ステップE4のYESルート参照)、管理サーバ20から対象ファイルを構成するデータがヘッダを付加されて送信される。
ステップE5では、ファイルを構成する全てのファイル構成データについての第2分割送信データに対して、ステップE10までの制御を繰り返し実施するループ処理を開始する。
ステップE6では、データ管理部12が第2分割送信データを受信し、ステップE7では、データ構成部17が、受信した第2分割送信データのヘッダを識別し、ヘッダ情報を読み取る。
ステップE8では、データ構成部17は、読み取ったヘッダ情報に基づいてデータ管理テーブル16を参照することで、セクタ位置情報から第2分割送信データに含まれる分割データの構成番号を認識する。
ステップE9では、データ構成部17は、認識した構成番号とその第2分割送信データの分割データをキャッシュメモリ103に格納する。その後、制御がステップE10に進む。
なお、ステップE10では、ステップE5に対応するループ端処理が実施される。ここで、ファイルを構成する全ての第2分割送信データについての処理が完了すると、制御がステップE11に進む。
ステップE11において、データ構成部17は、キャッシュメモリ103に保持した構成番号と分割データに基づき、構成番号の順に分割データを連結してファイルを再構成する。
再構成されたファイルは、ステップE12において、ファイルアクセス管理部11に送信され、処理を終了する。
次に、実施形態の一例としてのストレージシステム1における管理サーバ20によるファイルの読み出し処理を、図18に示すフローチャート(ステップF1〜F9)に従って説明する。
ステップF1において、管理サーバ20のセクタ管理制御部24は、クライアント端末10のデータ管理部12からファイル構成データ要求を受信する。ステップF2において、セクタ管理制御部24は、セクタ管理テーブル26を参照し、ステップF3において、ファイル構成データの全セクタ位置情報とタイムスタンプの整合性判定を実施する。
整合性判定の結果、不合格であった場合、すなわち、ファイル構成データ要求に含まれる属性と、セクタ管理テーブル26の対応するセクタについての属性との少なくとも一部が一致しない場合には(ステップF3のNOルート参照)、処理を終了する。
整合性判定の結果、合格であった場合、すなわち、ファイル構成データ要求に含まれる属性と、セクタ管理テーブル26の対応するセクタについての属性とが全て一致する場合には(ステップF3のYESルート参照)、ステップF4に移行する。
ステップF4では、ファイル構成データ要求に含まれる、分割データの格納先である全てのセクタに対して、ステップF9までの制御を繰り返し実施するループ処理を開始する。
ステップF5では、セクタ管理制御部24は、データ処理部21に対して、指定されたセクタに格納されたデータの読み出し命令を行なう。データ処理部21は、記憶装置28の指定されたセクタからデータ(分割データ,セクタデータ)を読み出す。
ステップF6では、第2データ整形部27が、データ処理部21が読み込んだセクタデータ及び当該データの格納先を示すディスク番号及びセクタ位置情報を受信する。そして、ステップF7において、第2データ整形部27は、読み込みセクタデータに対して、これらのディスク番号及びセクタ位置情報に加え、ヘッダを識別するためのヘッダ識別子情報を含んだヘッダデータを付加することで、第2分割送信データを作成する。
作成された第2分割送信データは、ステップF8において、クライアント端末10に送信される。
その後、制御がステップF9に進む。ステップF9では、ステップF4に対応するループ端処理が実施される。ここで、指定された全セクタについての処理が完了すると、本フローが終了する。
(C−3)ファイル削除処理
次に、実施形態の一例としてのストレージシステム1における、ファイルデータ削除処理を、図19に示すシーケンス図に従って説明する。
クライアント端末10において、上位アプリケーションからデータ管理制御部14に対してファイルの削除要求が行なわれると(符号S31参照)、データ管理制御部14は、管理サーバ20のセクタ管理制御部24に対して、セクタデータの削除要求を送信する(符号S32参照)。
管理サーバ20において、セクタ管理制御部24は、指定されたセクタのデータ(セクタ)を削除する。このセクタデータの削除は、例えば、セクタ管理テーブル26における対象のセクタについての状態を、“空き”に変更することで実現する。
セクタ管理制御部24は、指定されたセクタデータの削除が完了すると、クライアント端末10のデータ管理制御部14に対してセクタデータ削除が完了した旨の応答を送信する(符号S33参照)。
クライアント端末10において、データ管理制御部14は上位アプリケーションに対して、ファイル削除が完了した旨の応答を行ない(ステップS34参照)、処理を終了する。
次に、実施形態の一例としてのストレージシステム1におけるクライアント端末10によるデータのファイル削除処理を、図20に示すフローチャート(ステップG1〜G6)に従って説明する。
ステップG1において、クライアント端末10のファイルアクセス管理部11からファイル削除要求を受信すると、ステップG2において、データ管理制御部14は、指定されたファイルのデータ管理テーブル16を参照する。
ステップG3において、データ管理制御部14は、指定されたファイルのデータ管理テーブル16が存在するか否かを判断する。指定されたファイルのデータ管理テーブル16が存在しない場合には(ステップG3のNOルート参照)、ステップG4において、ファイルアクセス管理部11に対してエラー応答を行ない、処理を終了する。
指定されたファイルのデータ管理テーブル16が存在する場合には(ステップG3のYESルート参照)、ステップG5において、データ管理制御部14は、管理サーバ20に対して、削除対象のセクタについてのディスク番号及びセクタ位置情報と属性情報とを、セクタデータ削除要求として送信する。
ステップG6において、送信したセクタデータ削除要求に対するセクタデータ削除の完了応答を管理サーバ20から受信すると、データ管理制御部14は処理を終了する。この後、例えば、ファイルアクセス管理部11から上位アプリケーションに対して、ファイル削除の完了の応答が行なわれる。
次に、実施形態の一例としてのストレージシステム1における管理サーバ20によるデータのファイル削除処理を、図21に示すフローチャート(ステップH1〜H6)に従って説明する。
ステップH1において、管理サーバ20のセクタ管理制御部24は、クライアント端末10からセクタデータ削除要求を受信すると、ステップH2において、セクタデータ削除要求によって指定されたセクタについて、セクタ管理テーブル26を参照する。
ステップH3において、セクタ管理制御部24は、セクタ管理テーブル26において、指定された全てのセクタの状態及び属性が一致しているか否かを判断する。具体的には、セクタ管理制御部24は、指定された全てのセクタの状態が“使用”であり、属性情報が一致するか否かを判断する。
指定された全てのセクタのうち、一つでも状態もしくは属性が一致していないものがある場合には(ステップH3のNOルート参照)、ステップH4において、クライアント端末10のデータ管理部12に対してエラー応答を行ない、処理を終了する。
指定された全てのセクタについて状態及び属性が一致している場合には(ステップH3のYESルート参照)、ステップH5において、セクタ管理制御部24は、セクタ管理テーブル26における対象のセクタについての状態を、“空き”に変更し、更新する。これより、指定されたセクタのデータが削除される。
ステップH6において、セクタ管理制御部24は、クライアント端末10のデータ管理部12に対して、セクタデータ削除の完了応答を送信して、処理を終了する。
(D)効果
このように、実施形態の一例としてのストレージシステム1によれば、クライアント端末10において、ファイル毎にデータ管理テーブル16をそなえ、このデータ管理テーブル16において、当該ファイルの構成を示す構成情報と、セクタ単位に分割した分割データの管理サーバ20における格納位置(セクタ)とを管理する。
すなわち、クライアント端末10にファイルを構成する構成番号を管理するデータ管理テーブル16を備え、管理サーバ20においては、ファイルを構成するための情報を保持しない。従って、クライアント端末10のデータ構成部17だけが分割データから元のファイルを再現できる。
これにより、管理サーバ20に対してなりすまし等により不正アクセスを行なっても、ファイルを再現することができず、第三者によるなりすましによる不正なデータ漏洩を防止することができる。従って、セキュリティレベルを向上させることができる。
第1データ整形部13が、ファイルをセクタ単位の分割データに分割し、これらの分割データに、データ管理テーブル16から取得した、セクタ位置情報を含むヘッダを付加して第1分割送信データを作成し、管理サーバ20に送信する。これにより、クライアント端末10と管理サーバ20との間を接続するネットワーク50上において、第1分割送信データを不正に獲得したとしても、これらの第1分割送信データから元のファイルを再現することができず、データ漏洩を防止することができる。
管理サーバ20において、セクタ管理制御部24が、クライアント端末10から送信される書き込み先セクタ確保要求に応じて、複数の記憶装置28にまたがって不連続かつランダムにファイルの格納先のセクタを確保(選択)して、クライアント端末10に応答する。
これにより、管理サーバ20において、ファイルを構成するデータの格納先は、複数の記憶装置28にまたがって不連続かつランダムな位置のセクタとなるので、第三者が管理サーバ20の記憶装置28に不正にアクセスして、データ読み出しを行なっても、元のファイルを再現することができず、データ漏洩を防止することができる。
さらに、クライアント端末10において、データ管理部12が、管理サーバ20から通知されたセクタを構成番号(分割データ)にランダムに振り分けることで、不正アクセスがあった際のセキュリティの向上を図ることが可能である。
(E)その他
そして、開示の技術は上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成及び各処理は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述した実施形態においては、簡便のためにネットワークシステム1に1つのクライアント端末10と1つの管理サーバ20が備えられているが、これに限定されるものではない。すなわち、クライアント端末10も管理サーバ20も複数備えてもよい。
また、管理サーバ20にデータ解析部23,セクタ管理制御部24,第2データ整形部27及びセクタ管理部22としての機能を備えているが、これに限定されるものではなく、少なくとも一部の機能を他の情報処理装置に備えてもよい。
また、上述した開示により本実施形態を当業者によって実施・製造することが可能である。
(F)付記
(付記1)
第1の情報処理装置と、第2の情報処理装置とを備え、
前記第1の情報処理装置が、処理対象データを複数に分割した分割データを複数位置に格納する記憶装置を備え、
前記第2の情報処理装置が、前記記憶装置における各分割データの格納位置情報と、前記分割データから前記処理対象データを復元するための構成情報とを記憶する第1記憶部を備える
ことを特徴とする、データアクセスシステム。
(付記2)
前記第2の情報処理装置が、前記記憶装置に処理対象データを書き込む場合に、前記分割データに当該分割データの格納位置を示す格納位置情報を付加した分割格納データを前記第1の情報処理装置に送信する第1送信部を備え、
前記第1の情報処理装置が、受信した前記分割データを前記格納位置情報に従って、前記記憶装置に格納する格納制御部を備える
ことを特徴とする、付記1記載のデータアクセスシステム。
(付記3)
前記第2の情報処理装置が、前記記憶装置に処理対象データを書き込む場合に、前記第1の情報処理装置に記憶位置確保要求を送信する第2送信部を備え、
第1の情報処理装置が、前記記憶位置確保要求に応じて、前記記憶装置から複数の格納位置を選択し、前記第2の情報処理装置に通知する選択部を備え、
前記第2の情報処理装置が、前記選択部から通知された前記複数の格納位置に前記分割データをそれぞれ割り当てる割当部を備える
ことを特徴とする、付記2記載のデータアクセスシステム。
(付記4)
前記第1の情報処理装置が複数の記憶装置を備え、
前記選択部が、前記第1の情報処理装置が、前記複数の記憶装置のそれぞれから前記格納位置を選択する
ことを特徴とする、付記3記載のデータアクセスシステム。
(付記5)
前記選択部が、前記記憶装置における空き領域の中から無作為に選択した複数位置を前記格納位置として選択する
ことを特徴とする、付記3又は4記載のデータアクセスシステム。
(付記6)
前記選択部が、前記記憶装置における空き領域の中から不連続の複数位置を前記格納位置として選択する
ことを特徴とする、付記3〜5のいずれか1項に記載のデータアクセスシステム。
(付記7)
前記第2の情報処理装置が、前記記憶装置から処理対象データを読み出す場合に、前記処理対象データを構成する分割データの格納位置を示す格納位置情報を付加した読み出し要求を前記第1の情報処理装置に送信し、
前記第1の情報処理装置が、受信した前記読み出し要求に付加された前記格納位置情報に従って、前記記憶装置から前記分割データを読み出し、前記第2の情報処理装置に送信する第3送信部を備え、
前記第2の情報処理装置が、前記構成情報に基づいて、前記分割データから前記処理対象データを復元する復元部を備える
ことを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載のデータアクセスシステム。
(付記8)
前記第1の情報処理装置が、
前記記憶装置における格納位置に対応付けて、当該格納位置に格納される分割データに関する属性情報を記憶する第2記憶部と、
前記第2の情報処理装置から前記記憶装置へのアクセス要求受信時に、前記第2の情報処理装置から送信される照合用情報と、前記属性情報とに基づいて判定処理を行なう判定部と、
前記判定処理の結果、不整合が検知された場合には、前記記憶装置へのアクセスを抑止する抑止部とを備える
ことを特徴とする、付記1〜付記7のいずれか1項に記載のデータアクセスシステム。
(付記9)
前記第1の情報処理装置において、
前記記憶装置における格納位置に対応付けて、当該格納位置の状態を示す状態情報を記憶する
ことを特徴とする、付記1〜付記8のいずれか1項に記載のデータアクセスシステム。
(付記10)
記憶装置を備える第1の情報処理装置と、第2の情報処理装置とを備えるデータアクセスシステムにおいて、
前記第1の情報処理装置が、処理対象データを複数に分割した分割データを前記記憶装置の複数位置に格納する処理と、
前記第2の情報処理装置が、前記記憶装置における各分割データの格納位置と、前記分割データから前記処理対象データを復元するための構成情報とを記憶部に記憶する処理とを備える
ことを特徴とする、データアクセス方法。
(付記11)
前記第2の情報処理装置から前記記憶装置に処理対象データを書き込む場合に、
前記第2の情報処理装置が、前記分割データに当該分割データの格納位置を示す格納位置情報を付加した分割格納データを前記第1の情報処理装置に送信し、
前記第1の情報処理装置が、受信した前記分割データを前記格納位置情報に従って、前記記憶装置に格納する
ことを特徴とする、付記10記載のデータアクセス方法。
(付記12)
前記第2の情報処理装置から前記記憶装置に処理対象データを書き込む場合に、
前記第2の情報処理装置が、前記第1の情報処理装置に記憶位置確保要求を送信し、
第1の情報処理装置が、前記記憶位置確保要求に応じて、前記第2の情報処理装置に前記記憶装置から選択した複数の格納位置を通知し、
前記第2の情報処理装置が、通知された前記複数の格納位置に前記分割データをそれぞれ割り当てる
ことを特徴とする、付記11記載のデータアクセス方法。
(付記13)
前記第1の情報処理装置が複数の記憶装置を備え、
前記第1の情報処理装置が、前記複数の記憶装置のそれぞれから前記格納位置を選択する
ことを特徴とする、付記12記載のデータアクセス方法。
(付記14)
前記第1の情報処理装置が、前記記憶装置における空き領域の中から無作為に選択した複数位置を前記格納位置として選択する
ことを特徴とする、付記12又は13記載のデータアクセス方法。
(付記15)
前記第1の情報処理装置が、前記記憶装置における空き領域の中から不連続の複数位置を前記格納位置として選択する
ことを特徴とする、付記12〜14のいずれか1項に記載のデータアクセス方法。
(付記16)
前記第2の情報処理装置が前記記憶装置から処理対象データを読み出す場合に、
前記第2の情報処理装置が、前記処理対象データを構成する分割データの格納位置を示す格納位置情報を付加した読み出し要求を前記第1の情報処理装置に送信し、
前記第1の情報処理装置が、受信した前記読み出し要求に付加された前記格納位置情報に従って、前記記憶装置から前記分割データを読み出し、前記第2の情報処理装置に送信し、
前記第2の情報処理装置が、前記構成情報に基づいて、前記分割データから前記処理対象データを復元する
ことを特徴とする、付記10〜15のいずれか1項に記載のデータアクセス方法。
(付記17)
前記第1の情報処理装置において、
前記記憶装置における格納位置に対応付けて、当該格納位置に格納される分割データに関する属性情報を記憶し、
前記第2の情報処理装置から前記記憶装置へのアクセス要求受信時に、前記第2の情報処理装置から送信される照合用情報と、前記属性情報とに基づいて判定処理を行ない、
前記判定処理の結果、不整合が検知された場合には、前記記憶装置へのアクセスを抑止する
ことを特徴とする、付記10〜付記16のいずれか1項に記載のデータアクセス方法。
(付記18)
前記第1の情報処理装置において、
前記記憶装置における格納位置に対応付けて、当該格納位置の状態を示す状態情報を記憶する
ことを特徴とする、付記10〜付記17のいずれか1項に記載のデータアクセス方法。
1 ネットワークシステム
10 クライアント端末
11 ファイルアクセス管理部
12 データ管理部
13 第1データ整形部
14 データ管理制御部
16 データ管理テーブル
17 データ構成部
20 管理サーバ
21 データ処理部
22 セクタ管理部
23 データ解析部
24 セクタ管理制御部
26 セクタ管理テーブル
27 第2データ整形部
28 記憶装置
50 ネットワーク
101,201 CPU
102,202 メインメモリ
103,203 キャッシュメモリ
104,204 ディスクコントローラ
105,205 ネットワークコントローラ

Claims (10)

  1. 第1の情報処理装置と、第2の情報処理装置とを備え、
    前記第1の情報処理装置が、処理対象データを複数に分割した分割データを複数位置に格納する記憶装置を備え、
    前記第2の情報処理装置が、前記記憶装置における各分割データの格納位置情報と、前記分割データから前記処理対象データを復元するための構成情報とを記憶する第1記憶部を備える
    ことを特徴とする、データアクセスシステム。
  2. 前記第2の情報処理装置が、前記記憶装置に処理対象データを書き込む場合に、前記分割データに当該分割データの格納位置を示す格納位置情報を付加した分割格納データを前記第1の情報処理装置に送信する第1送信部を備え、
    前記第1の情報処理装置が、受信した前記分割データを前記格納位置情報に従って、前記記憶装置に格納する格納制御部を備える
    ことを特徴とする、請求項1記載のデータアクセスシステム。
  3. 前記第2の情報処理装置が、前記記憶装置に処理対象データを書き込む場合に、前記第1の情報処理装置に記憶位置確保要求を送信する第2送信部を備え、
    第1の情報処理装置が、前記記憶位置確保要求に応じて、前記記憶装置から複数の格納位置を選択し、前記第2の情報処理装置に通知する選択部を備え、
    前記第2の情報処理装置が、前記選択部から通知された前記複数の格納位置に前記分割データをそれぞれ割り当てる割当部を備える
    ことを特徴とする、請求項2記載のデータアクセスシステム。
  4. 前記第1の情報処理装置が複数の記憶装置を備え、
    前記選択部が、前記第1の情報処理装置が、前記複数の記憶装置のそれぞれから前記格納位置を選択する
    ことを特徴とする、請求項3記載のデータアクセスシステム。
  5. 前記選択部が、前記記憶装置における空き領域の中から無作為に選択した複数位置を前記格納位置として選択する
    ことを特徴とする、請求項3又は4記載のデータアクセスシステム。
  6. 前記選択部が、前記記憶装置における空き領域の中から不連続の複数位置を前記格納位置として選択する
    ことを特徴とする、請求項3〜5のいずれか1項に記載のデータアクセスシステム。
  7. 前記第2の情報処理装置が、前記記憶装置から処理対象データを読み出す場合に、前記処理対象データを構成する分割データの格納位置を示す格納位置情報を付加した読み出し要求を前記第1の情報処理装置に送信し、
    前記第1の情報処理装置が、受信した前記読み出し要求に付加された前記格納位置情報に従って、前記記憶装置から前記分割データを読み出し、前記第2の情報処理装置に送信する第3送信部を備え、
    前記第2の情報処理装置が、前記構成情報に基づいて、前記分割データから前記処理対象データを復元する復元部を備える
    ことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載のデータアクセスシステム。
  8. 前記第1の情報処理装置が、
    前記記憶装置における格納位置に対応付けて、当該格納位置に格納される分割データに関する属性情報を記憶する第2記憶部と、
    前記第2の情報処理装置から前記記憶装置へのアクセス要求受信時に、前記第2の情報処理装置から送信される照合用情報と、前記属性情報とに基づいて判定処理を行なう判定部と、
    前記判定処理の結果、不整合が検知された場合には、前記記憶装置へのアクセスを抑止する抑止部とを備える
    ことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載のデータアクセスシステム。
  9. 前記第1の情報処理装置において、
    前記記憶装置における格納位置に対応付けて、当該格納位置の状態を示す状態情報を記憶する
    ことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のデータアクセスシステム。
  10. 記憶装置を備える第1の情報処理装置と、第2の情報処理装置とを備えるデータアクセスシステムにおいて、
    前記第1の情報処理装置が、処理対象データを複数に分割した分割データを前記記憶装置の複数位置に格納する処理と、
    前記第2の情報処理装置が、前記記憶装置における各分割データの格納位置と、前記分割データから前記処理対象データを復元するための構成情報とを記憶部に記憶する処理とを備える
    ことを特徴とする、データアクセス方法。
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