JP2005099911A - ネットワークを利用したデータ保管システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 データバックアップの信頼性を向上し、バックアップ作業の時間を短縮する。
【解決手段】 データDを複数の分割ファイルD1〜D3に分割し、ネットワーク200を介してアクセス可能な複数の格納場所301〜303に分散して格納し、このときの分割方法および格納場所を示す情報を含む管理データMを預かり証として発行する機能をもった分散型データアーカイブ装置100Aを設け、データDの保管を行う。装置100Aと同等の機能をもった装置100Bをカスケード接続し、格納場所303に格納された分割ファイルD3を、更に複数の分割ファイルD31〜D33に分割して、別な複数の格納場所304〜306に格納し、管理データM3を格納場所303に格納する。格納場所303内のファイルD3が破損したら、管理データM3を用いて復元する。装置100Aを複数台並列接続して作業分担すれば、作業時間の短縮も図れる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、ネットワークを利用したデータ保管システムに関する。特に、本発明は、バックアップの目的で、貴重なデジタルデータの複製を、ネットワーク上の複数の箇所に分散して保管することができるデータ保管システムに関する。
データを作成したコンピュータ等から、ネットワークで接続されている他のファイルサーバ等に、作成したデータのバックアップデータを転送し、貴重なデータの保管を行うことは広く行われている。このネットワークを、たとえば、インターネットのような世界的規模の広域ネットワークにまで拡張すれば、インターネットにアクセスすることができる環境さえあれば、世界中のどこからでもデータの保管を行うことができ、保管されていたデータを世界中のどこからでも取り出すことができる。しかしながら、利用するネットワークの規模を拡大すればするほど、利用者の利便性は向上するが、逆にセキュリティは低下することになる。保管対象となるデータは、通常、個人個人のプライベートな情報を含んでおり、データを預けた本人あるいは本人の委託を受けた代理人だけが取り出せるよう、十分なセキュリティを確保しておく必要がある。このように、ネットワークを利用した従来のデータアーカイブシステムには、どこからでもデータの預け入れや取り出しができるように利便性を向上させると、セキュリティが低下するという問題が生じていた。
そこで、下記の特許文献1には、このような問題を解決するために、データを預けた本人あるいはデータへのアクセスを許可された特定の者だけが、任意の場所から預け入れたデータに安全にアクセスでき、しかもデータを保管するサーバ側に特別な装置やソフトウエアの用意を必要としない分散型データアーカイブ装置が開示されている。この文献に開示された装置では、保管対象データが複数の分割ファイルに分割され、ネットワーク上の複数の格納場所に分散して保存されることになる。このような保存方法を採れば、各格納場所に保存された個々の分割ファイル自身についてのセキュリティは低くても、元の保管対象ファイルの分割方法および個々の分割ファイルの格納場所が認識できない限り、元の保管対象ファイルを復元することは困難であり、十分なセキュリティを確保することが可能になる。
PCT国際公開第WO01/46808号公報
デジタルデータの重要度は、そこに含まれている情報の経済的あるいは社会的意義によって千差万別であり、データの種類によっては、これまで以上に、バックアップの点における信頼性およびセキュリティの点における信頼性が求められている。そこで、本発明の第1の目的は、より高い信頼性を確保することが可能なネットワークを利用したデータ保管システムを提供することにある。
また、ネットワークを利用してデータをバックアップするシステムでは、バックアップに必要とされる時間に、ネットワーク上のデータ伝送時間が含まれることになる。このため、従来のシステムでは、大量のデータを短時間にバックアップすることが困難になるおそれがある。そこで、本発明の第2の目的は、より短時間でデータ保管作業を完了することが可能なネットワークを利用したデータ保管システムを提供することにある。
(1) 本発明の第1の態様は、ネットワークを介してアクセス可能な複数の格納場所に、保管対象データを分散して保管する機能と、保管されていたデータを必要に応じて取り出す機能と、を有するネットワークを利用したデータ保管システムにおいて、
データの保管時に、保管対象データを複数の分割ファイルに分割してネットワークを介して複数の格納場所に分散して格納する預入処理を行う預入処理手段と、この預入処理の方法を示す管理データを作成して、これを保管対象データについての預かり証として出力する管理データ出力手段と、データの取出時に、預かり証となる管理データを入力する管理データ入力手段と、入力された管理データに基づいて、分散して格納されていた複数の分割ファイルを取り出して元の保管対象データに復元する引出処理を行う引出処理手段と、を有する分散型データアーカイブ装置を複数設け、
第n番目(nは1以上の整数)の分散型データアーカイブ装置の預入処理により特定の格納場所に格納される特定の分割ファイルを、第(n+1)番目の分散型データアーカイブ装置についての保管対象データとして取り扱い、特定の分割ファイルを更に複数の分割ファイルに分割した上で、特定の格納場所とは異なる複数の格納場所に分散して格納する処理を行うようにしたものである。
(2) 本発明の第2の態様は、上述の第1の態様に係るネットワークを利用したデータ保管システムにおいて、
第1番目の分散型データアーカイブ装置〜第N番目(Nは2以上の整数)の分散型データアーカイブ装置までの全N台の分散型データアーカイブ装置をカスケード式に用いることにより、オリジナル保管対象データを保管したときに、第1番目の分散型データアーカイブ装置で作成された第1番目の管理データ〜第N番目の分散型データアーカイブ装置で作成された第N番目の管理データまでの全N組の管理データを、オリジナル保管対象データについての預かり証として出力するようにしたものである。
(3) 本発明の第3の態様は、上述の第1または第2の態様に係るネットワークを利用したデータ保管システムにおいて、
第n番目(nは1以上の整数)の分散型データアーカイブ装置の預入処理により分割ファイルの格納先となる格納場所自身を、第(n+1)番目の分散型データアーカイブ装置によって構成するようにしたものである。
(4) 本発明の第4の態様は、上述の第1〜第3の態様に係るネットワークを利用したデータ保管システムにおいて、
各分散型データアーカイブ装置の預入処理手段が、保管対象データを所定の分割方法に基づいて複数の分割ファイルに分割する分割処理部と、ネットワークを介して個々の分割ファイルを異なる格納場所に格納する格納処理部と、を有し、
各分散型データアーカイブ装置の引出処理手段が、入力された管理データから個々の分割ファイルの格納場所を認識し、この認識した各格納場所からネットワークを介して個々の分割ファイルを取り出す取出処理部と、入力された管理データから分割方法を認識し、この認識した分割方法に基づいて、取り出した個々の分割ファイルを統合して元の保管対象データを生成する統合処理部と、を有し、
各分散型データアーカイブ装置の管理データ出力手段が、分割方法を示す情報および個々の分割ファイルの格納場所を示す情報を含む管理データを作成する機能を有するようにしたものである。
(5) 本発明の第5の態様は、上述の第4の態様に係るネットワークを利用したデータ保管システムにおいて、
預入処理手段内に、保管対象データを分割する前もしくは後に、保管対象データもしくは分割ファイルに対する暗号化処理を実行する暗号化処理部が設けられ、管理データ作成手段が、この暗号化処理の方法を示す情報を管理データに付加する機能を有しており、引出処理手段内に、入力された管理データから暗号化処理の方法を認識し、この認識した暗号化処理の方法に基づいて復号化処理を実行する復号化処理部が設けられ、復号化処理を経て元の保管対象データの復元が行われる分散型データアーカイブ装置を用いるようにしたものである。
(6) 本発明の第6の態様は、上述の第4または第5の態様に係るネットワークを利用したデータ保管システムにおいて、
預入処理手段内に、保管対象データもしくは分割ファイルに対して、ダミーデータを付加するダミーデータ付加処理を実行するダミーデータ付加部が設けられ、管理データ作成手段が、このダミーデータ付加処理の方法を示す情報を管理データに付加する機能を有しており、引出処理手段内に、入力された管理データからダミーデータ付加処理の方法を認識し、この認識したダミーデータ付加処理の方法に基づいてダミーデータを除去するダミーデータ除去処理を実行するダミーデータ除去処理部が設けられ、ダミーデータ除去処理を経て元の保管対象データの復元が行われる分散型データアーカイブ装置を用いるようにしたものである。
(7) 本発明の第7の態様は、ネットワークを介してアクセス可能な複数の格納場所に、保管対象データを分散して保管する機能と、保管されていたデータを必要に応じて取り出す機能と、を有するネットワークを利用したデータ保管システムにおいて、
データの保管時に、保管対象データを複数の分割ファイルに分割してネットワークを介して複数の格納場所に分散して格納する預入処理を行う預入処理手段と、この預入処理の方法を示す管理データを作成して、これを保管対象データについての預かり証として出力する管理データ出力手段と、データの取出時に、預かり証となる管理データを入力する管理データ入力手段と、入力された管理データに基づいて、分散して格納されていた複数の分割ファイルを取り出して元の保管対象データに復元する引出処理を行う引出処理手段と、を有する複数の分散型データアーカイブ装置と、
オリジナル保管対象データを、複数の部分保管対象データに分割し、個々の部分保管対象データを、複数の分散型データアーカイブ装置に対して、それぞれの保管対象データとして与える処理と、複数の分散型データアーカイブ装置によって引き出された各部分保管対象データを統合して、元のオリジナル保管対象データを生成する処理と、を行う機能を有するデータ分割/統合装置と、
を設けるようにしたものである。
(8) 本発明の第8の態様は、上述の第7の態様に係るネットワークを利用したデータ保管システムにおいて、
データ分割/統合装置が、データの保管時には、個々の分散型データアーカイブ装置から出力された管理データの集合体をオリジナル保管対象データについての預かり証として出力する機能を有し、データの取出時には、管理データの集合体を入力して、これを個々の分散型データアーカイブ装置に与える機能を有するようにしたものである。
本発明に係るネットワークを利用したデータ保管システムによれば、複数の分散型データアーカイブ装置をカスケード接続することにより、より高い信頼性を確保することが可能になる。また、複数の分散型データアーカイブ装置を並列接続することにより、短時間でデータ保管作業を完了することが可能になる。
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。
<<< §1. 分散型データアーカイブ装置の構成および動作 >>>
本発明の特徴は、前掲の特許文献1に開示されている分散型データアーカイブ装置を複数設けることにより、高い信頼性を確保したデータ保管を可能にし、また、短時間でデータ保管作業を完了することを可能にする点にある。そこで、まず、この分散型データアーカイブ装置の構成および動作を簡単に説明しておく。
図1は、本発明で利用される分散型データアーカイブ装置100の基本構成とその動作を説明するためのブロック図である。この分散型データアーカイブ装置100は、ネットワーク200(この例では、インターネット)を介してアクセス可能な複数の格納場所310〜350に、保管対象データDを分散して保管する機能と、保管されていたデータを必要に応じて取り出す機能と、を有している。
保管対象データDを、この分散型データアーカイブ装置100に預け入れると、当該データDは、複数の分割ファイルに分割された上で、個々の分割ファイルが、ネットワーク200を経由して、格納場所310〜350へそれぞれ分散して格納され、いわゆる預かり証として、管理データMが発行されることになる。一方、預け入れたデータが必要になった場合には、管理データMを分散型データアーカイブ装置100に与えると、分散して格納されていた各分割ファイルが集められ、元の保管対象データDに統合された上で、これを引き出すことができる。
図2は、このような預入処理の概念を示すブロック図である。図示の例では、保管対象データDが3つの分割ファイルD1,D2,D3に分割され、それぞれ格納場所320,340,310に分散して格納されている。引出処理を行う際には、各格納場所320,340,310から分割ファイルD1,D2,D3を取り出した上で、これらを統合して、元の保管対象データDが復元される。
各格納場所310〜350は、ネットワーク200を介してアクセス可能なコンピュータによって構成される。図示の例では、説明の便宜上、5つの格納場所310〜350のみが設けられている例が示されているが、実際には、より多数の格納場所が設けられることになる。個々の格納場所は、デジタルデータを書き込むことができ、必要に応じてこれを読み出すことが可能な環境を提供することができれば、具体的にはどのようなハードウエアによって構成してもかまわない。ただ、実用上は、データサーバ内のハードディスク装置によって構成される記録領域の一部によって、個々の格納場所を構成するのが現実的である。
ここに示す実施形態では、ネットワーク200としてインターネットを用いているので、各格納場所310〜350は、世界中に分散配置された任意のデータサーバによって構成することができる。したがって、実際には、たとえば、格納場所310は、東京に設置された特定のデータサーバ内の1つの記録領域によって構成され、格納場所320は、ロンドンに設置された特定のデータサーバ内の1つの記録領域によって構成され、…というような形態を採ることが可能である。もちろん、各データサーバは、同一の事業体が管理するデータサーバである必要はなく、別な事業者が提供するレンタルサーバであってもかまわない。
分散型データアーカイブ装置100は、図1に示すとおり、管理データ出力手段110、預入処理手段120、引出処理手段130、管理データ入力手段140という各構成要素からなる。もっとも、これら各構成要素は、分散型データアーカイブ装置100の機能に着目して、それぞれを機能上の構成要素として捉えたものであり、実際には、これら各構成要素の機能は、分散型データアーカイブ装置100を構成するコンピュータに組み込まれたソフトウエアプログラムによって実現されることになる。
預入処理手段120は、データの保管時に、保管対象データDを複数の分割ファイルに分割し、ネットワーク200を介して複数の格納場所(図示の例の場合は、各格納場所310〜350のうちのいくつか)に分散して格納する預入処理を行う構成要素である。図2に示す例では、保管対象データDが3つの分割ファイルD1,D2,D3に分割され、それぞれ格納場所320,340,310に分散して格納されている。ここに示す実施形態の場合、預入処理手段120は、図1に示すとおり、分割処理部121、暗号化処理部122、ダミーデータ付加部123、格納処理部124という4つの部分から構成されている。これら各部で行われる処理内容については後述する。
一方、管理データ出力手段110は、預入処理手段120で行われた預入処理の方法を示す管理データMを作成して、これを保管対象データDについての預かり証として出力する機能を有する。具体的には、預入処理の方法を示す情報には、保管対象データDの分割方法を示す情報と、個々の分割ファイルD1,D2,D3の格納場所を示す情報とが含まれている。
以上述べた管理データ出力手段110と預入処理手段120は、保管対象データDを、この分散型データアーカイブ装置100に預け入れる際に利用される。ユーザは、保管対象データDを預け入れるのと引き換えに、管理データMをいわゆる預かり証として受領することになる。もちろん、この管理データMは、デジタルデータであるから、たとえば、ICカードなどの記録媒体に記録された状態で分散型データアーカイブ装置100側から提供されたり、あるいは、オンラインで分散型データアーカイブ装置100側から送信されたりして発行されることになる。
これに対して、引出処理手段130と管理データ入力手段140は、過去に預け入れた保管対象データDを引き出す際に利用される。まず、管理データ入力手段140は、預かり証として機能する管理データMを、分散型データアーカイブ装置100内に入力する機能をもった構成要素である。ユーザが、預け入れ時に発行された管理データMを入力する作業を行うと、この管理データMは、管理データ入力手段140によって、分散型データアーカイブ装置100内に取り込まれることになる。管理データMがICカードなどの記録媒体に記録されていた場合には、管理データ入力手段140は、このような媒体から管理データMを読み出す機能を果たし、管理データMがオンラインで送られてきた場合には、管理データ入力手段140は、これを受信する機能を果たす。
引出処理手段130は、入力された管理データMに基づいて、分散して格納されていた複数の分割ファイルを取り出して元の保管対象データDに復元する引出処理を行う構成要素である。たとえば、図2に示すような方法で分割および格納が行われた場合には、管理データMには、元の保管対象データDが3つの分割ファイルD1,D2,D3に分割されたこと、および各分割ファイルD1,D2,D3がそれぞれ格納場所320,340,310に格納されたこと、が情報として記録されているので、この情報に基づいて、各格納場所320,340,310から分割ファイルD1,D2,D3を取り出した上で、これらを統合して、元の保管対象データDを復元する処理が実行される。ここに示す実施形態の場合、引出処理手段130は、図1に示すとおり、統合処理部131、復号化処理部132、ダミーデータ除去部133、取出処理部134という4つの部分から構成されている。これら各部で行われる処理内容については後述する。
続いて、預入処理手段120および引出処理手段130を構成する個々の構成要素を説明する。ここで、預入処理手段120を構成する分割処理部121、暗号化処理部122、ダミーデータ付加部123、格納処理部124と、引出処理手段130を構成する統合処理部131、復号化処理部132、ダミーデータ除去部133、取出処理部134とは、それぞれ対応する構成要素であり、これら各対応する構成要素は、互いに逆の作業を実施する構成要素になる。
まず、分割処理部110は、保管対象データDを所定の分割方法に基づいて複数の分割ファイルに分割する分割処理を行う機能を果たす。たとえば、図2に示す例では、保管対象データDを3つに分割し、3つの分割ファイルD1,D2,D3を作成する例が示されている。もっとも、分割処理部110で実行される分割方法は、図2に示すような方法に限定されるものではなく、どのような分割方法を実行してもかまわない。たとえば、4つの分割ファイルD1〜D4に分割することも可能であるし、個々の分割ファイルのデータ長も任意に設定することが可能である。図2では、元の保管対象データDを3等分している例が示されているが、同じ3つの分割ファイルD1,D2,D3に分割する方法であっても、たとえば、保管対象データDの先頭から10Mバイトまでを第1の分割ファイルD1とし、次の25Mバイトまでを第2の分割ファイルD2とし、残りを第3の分割ファイルD3とする、というような分割方法を決めることもできる。あるいは、保管対象データDの先頭から8Mバイトまでを第1の分割ファイルD1とし、残りのデータのうちの奇数バイトを抜き出したものを第2の分割ファイルD2とし、偶数バイトを抜き出したものを第3の分割ファイルD3とする、というような分割方法を決めることもできる。
このように、本発明にいう「分割」とは、必ずしも羊羹を切り分けるような分割のみを意味するわけではなく、元の保管対象データDから所定の一部を離散的に抜き出して集めた集合体によって1つの分割ファイルを構成するような方法も含むものである。実用上は、分割処理部110には、複数通りの分割方法を行う機能をもたせておき(乱数を用いてバイト数を指定するような方法を採れば、実質的に無限通りの分割方法を定義できる)、所定のアルゴリズムに基づいて、あるいは全くランダムに、特定の分割方法を選択して実行できるようにしておくのが好ましい。
分割処理部121において、保管対象データDに対して施した分割方法を示す情報は、管理データ出力手段110へと伝達され、管理データMに盛り込まれる。すなわち、管理データMには、保管対象データDに対して、どのようなアルゴリズムに基づく分割処理が行われ、合計いくつの分割ファイルに分割され、個々の分割ファイルの長さがそれぞれ何バイトになったか、という情報が書き込まれることになる。
一方、統合処理部131は、管理データMに盛り込まれている上述したような情報に基づいて、過去に実施された分割方法を認識し、この認識した分割方法に基づいて、各格納場所から取り出された個々の分割ファイルを統合し、元の保管対象データDを生成する統合処理を行う機能を果たす。
暗号化処理部122および復号化処理部132は、セキュリティをより強固にするための暗号化および復号化を行う構成要素である。これらの構成要素は、本発明を実施する上で必須の構成要素ではないが、実用上は、これらの構成要素を設けるようにするのが好ましい。
暗号化処理部122は、保管対象データDを分割する前もしくは後に、保管対象データDもしくは分割ファイルに対する暗号化処理を実行する構成要素である。暗号化処理部122で施された暗号化処理の方法を示す情報は、管理データ出力手段110へと伝達され、管理データMに盛り込まれる。一方、復号化処理部132は、管理データMに盛り込まれている暗号化処理の方法を認識し、この認識した暗号化処理の方法に基づいて復号化処理を実行する機能を有する構成要素であり、この復号化処理を経て元の保管対象データDの復元が行われることになる。
上述したように、暗号化処理は、保管対象データDを分割する前に施してもよいし、分割した後に施してもよい。図3(a) は、分割前に暗号化を施す概念図である。この例では、元の保管対象データDに対して、まず暗号化処理を施すことにより暗号化データDcを生成し、この暗号化データDcに対して分割処理を施すことにより、分割暗号化ファイルDc1,Dc2,Dc3を生成している。したがって、各格納場所には、これら分割暗号化ファイルDc1,Dc2,Dc3が格納されることになる。
一方、図3(b) は、分割後に暗号化を施す概念図である。この例では、元の保管対象データDをまず分割して、分割ファイルD1,D2,D3を生成した上で、これら各分割ファイルD1,D2,D3のそれぞれに対して暗号化処理を施し、暗号化分割ファイルD1c,D2c,D3cを生成している。したがって、各格納場所には、これら暗号化分割ファイルD1c,D2c,D3cが格納されることになる。
いずれにしても、各格納場所に格納されているファイルそれ自身は、意味のあるデータにはなっていないので、正規の権原をもたない者によってダウンロードされたとしても、不正に利用される可能性が極めて低く、セキュリティの向上を図ることができる。
暗号化とは別な手法として、本来のデータに、ダミーデータを付加する手法も有効である。図4は、このダミーデータを付加する手法の概念を説明するための図である。たとえば、図4(a) に示すように、本来のデータに、これとは無関係なダミーデータ(ハッチング部分)を付加する処理を行うと、本来は不要な余分なデータが混入することになり、正しいデータの利用を行うことができなくなる。特に、図4(b) に示すように、本来のデータを複数カ所で分断する形式で、ダミーデータを挿入するような方法を採れば、本来のデータとして利用することはほとんど不可能になる。もちろん、このダミーデータの付加処理は、保管対象データDを分割する前に施してもよいし、分割した後の個々の分割ファイルに対して施してもよい。
ダミーデータ付加部123およびダミーデータ除去部133は、このような原理に基づいて、保管対象データDを預け入れる際にダミーデータを付加し、引き出す際にこれを除去する処理を行う構成要素である。これらの構成要素は、本発明を実施する上で必須の構成要素ではないが、実用上は、これらの構成要素を設けるようにすれば、セキュリティを更に向上させることができる。
より具体的に説明すれば、ダミーデータ付加部123は、保管対象データDもしくは分割ファイルに対して、ダミーデータを付加するダミーデータ付加処理を実行する構成要素である。ダミーデータ付加部123で施されたダミーデータ付加処理の方法を示す情報は、管理データ出力手段110へと伝達され、管理データMに盛り込まれる。一方、ダミーデータ除去部133は、管理データMに盛り込まれているダミーデータ付加処理の方法を認識し、この認識したダミーデータ付加処理の方法に基づいて、ダミーデータ除去処理を実行する機能を有する構成要素であり、このダミーデータ除去処理を経て元の保管対象データDの復元が行われることになる。
格納処理部124は、ネットワーク200を介して個々の分割ファイルを異なる格納場所に格納する機能をもった構成要素である。どの分割ファイルをどの格納場所に格納するかは、格納処理部124に組み込まれた所定のアルゴリズムにより決定される。このアルゴリズムは任意のものでかまわない。たとえば、格納処理部124内に、利用可能な格納場所のリストを予め用意しておき、その中から乱数を利用して全くランダムな格納場所を、個々の分割ファイルごとに選択するような方式を採ってもよい。
個々の分割ファイルの格納場所を示す情報は、管理データ出力手段110へと伝達され、管理データMに盛り込まれる。ネットワーク200としてインターネットを利用する場合、格納場所を示す情報として、URLを用いると便利である。一方、取出処理部134は、管理データMに盛り込まれている個々の分割ファイルの格納場所を示す情報を認識し、この認識した各格納場所からネットワーク200を介して個々の分割ファイルを取り出す機能をもった構成要素である。取り出された各分割ファイルは、統合処理部131において統合される(このとき、必要に応じて、復号化処理部132における復号化処理やダミーデータ除去部133におけるダミーデータ除去処理が実行される)。
この分散型データアーカイブ装置100の利点は、管理データMがない限り、元の保管対象データDの引き出しを行うことができないため、十分なセキュリティが確保できるという点である。すなわち、管理データMをもたない不正な利用者が、不正な手段によって、保管対象データDを引き出そうとしても、まず、第1に、復元に必要な個々の分割ファイルが、どこの格納場所に格納されているかを認識することができないため、必要な分割ファイルをすべて揃えることは不可能である。そもそも、特定の保管対象データDを復元するために必要な分割ファイルが、全部でいくつ存在するのかも不明であり、もちろん、これら分割ファイルが格納されている個々の格納場所を知るすべはない。そして、第2に、万一、必要な分割ファイルの入手に成功したとしても、管理データがない限り、各分割ファイルがどのような分割方法によって生成されたのかを知ることができないのであるから、これらを統合して元の保管対象データDに復元することは困難である。特に、暗号化やダミーデータの付加が行われていれば、復元はより困難になる。
結局、各格納場所に格納されている個々の分割ファイルが、誰でも何時でもダウンロード可能な状態におかれているとしても、これらの分割ファイルをダウンロードして、意味のあるデータに復元して利用することが可能なのは、管理データを有する正規のユーザのみということになる。
<<< §2. 分散型データアーカイブ装置をカスケード接続する形態 >>>
さて、§1では、本発明で利用される分散型データアーカイブ装置100の構成および動作を説明した。図5は、この分散型データアーカイブ装置100によるデータの保管原理を示すブロック図である。図示のとおり、ユーザが、バックアップしておきたいと考える保管対象データDを分散型データアーカイブ装置100に預ける操作を行うと、この保管対象データDは、たとえば、3つの分割ファイルD1,D2,D3に分割され(必要に応じて暗号化やダミーデータの付加が行われ)、ネットワーク200を介して、所定の格納場所(この例では、格納場所301,302,303)に格納され、管理データMが発行される。
本発明の第1の特徴は、このような分散型データアーカイブ装置100を複数用意し、この複数の分散型データアーカイブ装置をカスケード接続することにより、より高い信頼性を確保する点にある。図6は、この第1の特徴を備えた実施形態を示すブロック図である。この例では、2台の分散型データアーカイブ装置100A,100Bが用意されており、両者はカスケード式に接続されている。
ここでカスケード式の接続とは、第1の分散型データアーカイブ装置100Aによって作成された分割ファイルが、第2の分散型データアーカイブ装置100Bにとっての保管対象データとなるように、直列的な接続がなされていることを意味する。別言すれば、データの預入処理を行う際には、第1の分散型データアーカイブ装置100Aの出力データである分割ファイルD3が、第2の分散型データアーカイブ装置100Bの入力データとなり、逆に、データの引出処理を行う際には、第2の分散型データアーカイブ装置100Bの出力データである分割ファイルD3が、第1の分散型データアーカイブ装置100Aの入力データとなる関係にある。
この図6に示すデータ保管システムを用いて、保管対象データDを預け入れる作業は、次のようになる。まず、ユーザは、保管対象データDを、第1の分散型データアーカイブ装置100Aに預け入れる作業を行う。これは、図5に示す従来の分散型データアーカイブ装置100にデータを預け入れる作業と全く同じである。第1の分散型データアーカイブ装置100Aでは、この保管対象データDが、たとえば、3つの分割ファイルD1,D2,D3に分割され(必要に応じて暗号化やダミーデータの付加が行われ)、ネットワーク200を介して、所定の格納場所(この例では、格納場所301,302,303)に格納される。このとき、ユーザには、預かり証として機能する管理データMが発行される。
このシステムの特徴は、こうして特定の格納場所に格納された分割ファイルについて、更に、ネットワーク200を介した分散保管処理が行われる点にある。すなわち、図6に示す例の場合、格納場所303に格納された分割ファイルD3が、第2の分散型データアーカイブ装置100Bによって、更に別な格納場所304,305,306に分散して格納されている。この第2の分散型データアーカイブ装置100Bによる分割ファイルD3の預け入れ処理は、ユーザが意識せずに自動的に行われる処理であるため、ユーザから見た作業は、図5に示すシステムについての作業と全く同様である。
ここで、第1の分散型データアーカイブ装置100Aに着目すると、格納場所303に格納された分割ファイルD3は、分散格納された保存先のデータということになるが、第2の分散型データアーカイブ装置100Bに着目すると、格納場所303に格納された分割ファイルD3は、保管対象データという位置づけになる。したがって、第2の分散型データアーカイブ装置100Bは、この分割ファイルD3を保管対象データとして取り扱い、これを更に複数の分割ファイルD31,D32,D33に分割した上で、ネットワーク200を介して、異なる格納場所304,305,306に格納する処理を実行し、この分割ファイルD3についての預かり証として機能する管理データM3を発行する。この管理データM3は、図示の例では、格納場所303内に、分割ファイルD3とともに格納されている。
このようなデータ保管システムに預け入れた保管対象データDを引き出す作業は、格納場所303内に、分割ファイルD3が支障なく格納されている限り、図5に示す従来のシステムにおける引出作業と全く同様である。すなわち、ユーザが、預かり証として機能する管理データMを第1の分散型データアーカイブ装置100Aに与えて、データの引出要求を行うと、第1の分散型データアーカイブ装置100Aの機能により、格納場所301,302,303から各分割ファイルD1,D2,D3が取り出され、統合処理により元の保管対象データDが復元され、ユーザに提供される。
この実施形態のメリットは、万一、格納場所303に格納されていた分割ファイルD3が破損したような場合にも、第2の分散型データアーカイブ装置100Bの機能により、これを復元することができる点にある。すなわち、第1の分散型データアーカイブ装置100Aから、格納場所303内の分割ファイルD3を読み出す指示が与えられているのに、分割ファイルD3の読出しが正常に行われない場合(読出しが全く不可能な場合だけでなく、エラーチェックコードの検証によりエラーが発生するような場合も含む)、第2の分散型データアーカイブ装置100Bに対して、管理データM3を与えて、分割ファイルD3の引き出しを要求する処理が自動的に行われるようにしておけば、第2の分散型データアーカイブ装置100Bが、格納場所304,305,306に格納されていた分割ファイルD31,D32,D33から、分割ファイルD3を復元することができる。もちろん、このような復元処理は、ユーザが意識せずに自動的に行われる処理であるので、ユーザから見た引き出し処理の作業は、図5に示すシステムについての作業と全く同様である。
このように、分割ファイルD3の情報は、格納場所303に格納されるとともに、格納場所304,305,306に分散して格納されることになるので、冗長性は増すことになるが、データのバックアップという見地での信頼性は向上することになる。
なお、図では、格納場所303に格納された分割データD3についてのみ、第2の分散型データアーカイブ装置100Bによってバックアップを行う例を示したが、もちろん、実用上は、格納場所301,302に格納された分割データD1,D2についても、同様に、分散型データアーカイブ装置を用いてバックアップを行うようにすれば、より信頼性を高めることが可能である。この場合、第2の分散型データアーカイブ装置100Bを用いて、分割データD1,D2についてのバックアップも行うようにしてもよいし、別個の分散型データアーカイブ装置を必要に応じて設けるようにしてもよい。
また、図では、分散型データアーカイブ装置を2段階カスケード接続する例を示したが、同様に、3段階以上のカスケード接続を行うことも可能である。たとえば、図に示す格納場所304に格納されている分割ファイルD31についてのバックアップを行うために、第3の分散型データアーカイブ装置100Cを設け、分割ファイルD31を、更に、3つの分割ファイルD311,D312,D313に分割し、これらをネットワーク200を介して、それぞれ別の格納場所に分散して格納することも可能である。もちろん、4段階以上のカスケード接続を行うこともできる。
要するに、この§2で述べる実施形態の要点は、第n番目(nは1以上の整数)の分散型データアーカイブ装置の預入処理により特定の格納場所に格納される特定の分割ファイルを、第(n+1)番目の分散型データアーカイブ装置についての保管対象データとして取り扱い、この特定の分割ファイルを更に複数の分割ファイルに分割した上で、上記特定の格納場所とは異なる複数の格納場所に分散して格納する処理を行う、という点にあり、カスケード接続する段数は何段でもかまわない。
なお、各分散型データアーカイブ装置によって発行された管理データは、1つの格納場所のみに保管しておくのではなく、別な格納場所にもバックアップして保管しておくようにするのが好ましい。たとえば、図6に示す例の場合、第2の分散型データアーカイブ装置100Bによって発行された管理データM3(分割ファイルD3についての管理データ)は、格納場所303に保管されているが、万一、保管場所303を提供するデータサーバが完全に動作不能となってしまった場合、分割ファイルD3とともに、管理データM3も失われてしまうことになるので、第2の分散型データアーカイブ装置100Bが機能していても、分割ファイルD3の復元を行うことができなくなってしまう。このような場合、管理データM3が別な格納場所にも保管されていれば、この別な格納場所に保管されてきた管理データM3を用いて、分割ファイルD3の復元が可能になる。
また、この管理データM3のコピーを、格納場所303から第1の分散型データアーカイブ装置100Aへも送信するようにし、管理データMとともにユーザに預かり証として提供しておくと好都合である。すなわち、図6に示す例の場合、ユーザには、管理データMと管理データM3とが、オリジナル保管対象データDについての預かり証として提供されることになる。そうすれば、万一、保管場所303を提供するデータサーバが完全に動作不能となってしまった場合でも、ユーザから提供された管理データM3に基づいて、分割ファイルD3の復元が可能になる。もちろん、この分割ファイルD3の復元は、第1の分散型データアーカイブ装置100Aにおいて行うことも可能である。
3段階以上の分散型データアーカイブ装置をカスケード接続した場合も同様に、各段階の分散型データアーカイブ装置で発行された管理データをすべてユーザに提供するようにしておけばよい。すなわち、一般論として、第1番目の分散型データアーカイブ装置〜第N番目(Nは2以上の整数)の分散型データアーカイブ装置までの全N台の分散型データアーカイブ装置をカスケード式に用いることにより構成されたデータ保管システムの場合、ユーザがオリジナル保管対象データDを保管したときに、第1番目の分散型データアーカイブ装置で作成された第1番目の管理データ〜第N番目の分散型データアーカイブ装置で作成された第N番目の管理データまでの全N組の管理データを、オリジナル保管対象データDについての預かり証として出力するようにしておけばよい。
なお、図6に示す例では、格納場所303と第2の分散型データアーカイブ装置100Bとを別個の構成要素として示したが、両者は必ずしも別個独立した構成にする必要はなく、格納場所303自身を第2の分散型データアーカイブ装置100Bによって構成するようにしてもかまわない。すなわち、一般論として、第n番目(nは1以上の整数)の分散型データアーカイブ装置の預入処理により分割ファイルの格納先となる格納場所自身を、第(n+1)番目の分散型データアーカイブ装置によって構成することも可能である。
<<< §3. 分散型データアーカイブ装置を並列接続する形態 >>>
本発明の第2の特徴は、複数の分散型データアーカイブ装置を並列接続することにより、短時間でデータ保管作業を完了できるようにする点にある。図7は、この第2の特徴を備えた実施形態を示すブロック図である。この例では、3台の分散型データアーカイブ装置100A,100B,100Cが用意されており、互いに並列接続されている。また、これら3台の分散型データアーカイブ装置の前段には、データ分割/統合装置400が設けられている。このデータ分割/統合装置400は、オリジナル保管対象データDを、複数の部分保管対象データに分割し、個々の部分保管対象データを、複数の分散型データアーカイブ装置100A,100B,100Cに対して、それぞれの保管対象データとして与える処理と、これら複数の分散型データアーカイブ装置100A,100B,100Cによって引き出された各部分保管対象データを統合して、元のオリジナル保管対象データDを生成する処理と、を行う機能を有している。
なお、データ分割/統合装置400が、データの保管を行う時には、個々の分散型データアーカイブ装置100A,100B,100Cから出力された管理データM1,M2,M3の集合体を、オリジナル保管対象データDについての預かり証として出力する処理が行われる。また、データ分割/統合装置400が、データの取り出しを行う時には、この管理データM1,M2,M3の集合体を入力して、これを個々の分散型データアーカイブ装置100A,100B,100Cに与える処理が行われる。
この図7に示すデータ保管システムを用いて、オリジナル保管対象データDを預け入れる作業は、次のようになる。まず、ユーザは、オリジナル保管対象データDを、データ分割/統合装置400に対して預け入れる作業を行う。すると、データ分割/統合装置400において、このオリジナル保管対象データDを、たとえば3つに分割して、3つの部分保管対象データD1,D2,D3を生成する処理が行われる。そして、各部分保管対象データD1,D2,D3は、それぞれ分散型データアーカイブ装置100A,100B,100Cに、保管対象データとして与えられる。
この後、各分散型データアーカイブ装置100A,100B,100Cにおいて行われる処理は、§1で述べたとおりである。たとえば、分散型データアーカイブ装置100Aでは、部分保管対象データD1が3つの分割データD11,D12,D13に分割され、ネットワーク200を介して格納場所301,302,303に格納される。同様に、分散型データアーカイブ装置100Bでは、部分保管対象データD2が3つの分割データD21,D22,D23に分割され、ネットワーク200を介して格納場所304,305,306に格納され、分散型データアーカイブ装置100Cでは、部分保管対象データD3が3つの分割データD31,D32,D33に分割され、ネットワーク200を介して格納場所307,308,309に格納される。
このような作業の結果、各分散型データアーカイブ装置100A,100B,100Cからは、それぞれ管理データM1,M2,M3が出力されることになる。データ分割/統合装置400は、これら管理データM1,M2,M3の集合体を、ユーザに対して、オリジナル保管対象データDについての預かり証として出力する。
一方、この図7に示すデータ保管システムを用いて、オリジナル保管対象データDを引き出す作業は、次のようになる。まず、ユーザは、データ分割/統合装置400に対して、管理データM1,M2,M3の集合体を与えて、オリジナル保管対象データDの引出要求を行う。すると、データ分割/統合装置400は、各管理データM1,M2,M3を、それぞれ分散型データアーカイブ装置100A,100B,100Cに与えて、各部分保管対象データD1,D2,D3の引出要求を行う。こうして、各分散型データアーカイブ装置100A,100B,100Cから、各部分保管対象データD1,D2,D3が出力されてきたら、データ分割/統合装置400において、これを統合する処理を行い、最終的に復元されたオリジナル保管対象データDがユーザに提供される。
この図7に示すデータ保管システムのメリットは、オリジナル保管対象データDの預入処理および引出処理に要する時間を短縮できる点にある。各分散型データアーカイブ装置100A,100B,100Cは、いずれもネットワーク200を介して、分割ファイルを所定の格納場所に格納する処理を行うので、ネットワーク200上のデータ伝送に時間がかかると、それだけ処理に時間を要することになる。特に、ネットワーク200としてインターネットを用い、各格納場所として、ルータを介したトポロジカルな距離が離れた場所に設置されたサーバ装置を用いている場合には、データ伝送に時間がかかることが多い。また、§2で述べたように、分散型データアーカイブ装置を複数段カスケード接続したケースでは、最終段の分散型データアーカイブ装置までデータの伝送が完了するまでに、更に長い時間が必要になる。
一方、ユーザの立場からは、データバックアップの処理時間は、できるだけ短い方が好ましい。特に、ビジネスの現場では、大容量のデータのバックアップ作業を、夜中の特定の時間帯に行うような運用が採られることが多い。たとえば、午前2時〜5時の3時間の間に、必要なデータのバックアップ作業を行う必要があるような場合、図5に示すような従来のデータ保管システムでは、大容量のデータのバックアップを指定時間内に完了することができない事態も生じることになる。
図7に示すように、複数台の分散型データアーカイブ装置を並列接続すれば、これら複数台の分散型データアーカイブ装置に作業を分担させることができ、上述のような問題を解決することができる。すなわち、図7に示す例のように、3台の分散型データアーカイブ装置を並列接続すれば、1台の分散型データアーカイブ装置で処理した場合に要する時間のほぼ1/3の時間で、同じ処理を実行することが可能になる。
なお、データ分割/統合装置400において行われる分割処理は、複数台の分散型データアーカイブ装置に作業分担させるための処理であるので、図1に示す分割処理部121が実行する分割処理とは目的が異なる。すなわち、分割処理部121が行う分割処理は、セキュリティ確保のため、できるだけ第三者に分割方法を予想されることがないような方法を採る必要があったが、データ分割/統合装置400で行う分割処理には、そのような必要性はない。したがって、データ分割/統合装置400では、単純な分割処理(たとえば、羊羹を切るように、3等分するなど)を行うようにすれば足りる。
本発明で利用される分散型データアーカイブ装置100の基本構成とその動作を説明するためのブロック図である。 図1に示す分散型データアーカイブ装置100による預入処理の概念を示すブロック図である。 本発明に係る暗号化処理の手順を示す概念図である。 本発明に係るダミーデータ付加処理を示す概念図である。 本発明で利用される分散型データアーカイブ装置100によるデータの保管原理を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るネットワークを利用したデータ保管システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るネットワークを利用したデータ保管システムの構成を示すブロック図である。
符号の説明
100,100A,100B,100C…分散型データアーカイブ装置
110…管理データ出力手段
120…預入処理手段
121…分割処理部
122…暗号化処理部
123…ダミーデータ付加部
124…格納処理部
130…引出処理手段
131…統合処理部
132…復号化処理部
133…ダミーデータ除去部
134…取出処理部
140…管理データ入力手段
200…ネットワーク(インターネット)
301〜350…格納場所(データサーバ装置)
400…データ分割/統合装置
D…オリジナル保管対象データ
D1,D2,D3…分割ファイル(保管対象データ)
D1c,D2c,D3c…暗号化分割ファイル
Dc…暗号化データ
Dc1,Dc2,Dc3…分割暗号化ファイル
D11〜D33…分割ファイル
M,M1〜M3…管理データ

Claims (8)

  1. ネットワークを介してアクセス可能な複数の格納場所に、保管対象データを分散して保管する機能と、保管されていたデータを必要に応じて取り出す機能と、を有するデータ保管システムであって、
    データの保管時に、保管対象データを複数の分割ファイルに分割して前記ネットワークを介して複数の格納場所に分散して格納する預入処理を行う預入処理手段と、この預入処理の方法を示す管理データを作成して、これを前記保管対象データについての預かり証として出力する管理データ出力手段と、データの取出時に、預かり証となる前記管理データを入力する管理データ入力手段と、入力された前記管理データに基づいて、分散して格納されていた複数の分割ファイルを取り出して元の保管対象データに復元する引出処理を行う引出処理手段と、を有する分散型データアーカイブ装置を複数備え、
    第n番目(nは1以上の整数)の分散型データアーカイブ装置の預入処理により特定の格納場所に格納される特定の分割ファイルを、第(n+1)番目の分散型データアーカイブ装置についての保管対象データとして取り扱い、前記特定の分割ファイルを更に複数の分割ファイルに分割した上で、前記特定の格納場所とは異なる複数の格納場所に分散して格納する処理を行う機能を有することを特徴とするネットワークを利用したデータ保管システム。
  2. 請求項1に記載のデータ保管システムにおいて、
    第1番目の分散型データアーカイブ装置〜第N番目(Nは2以上の整数)の分散型データアーカイブ装置までの全N台の分散型データアーカイブ装置をカスケード式に用いることにより、オリジナル保管対象データを保管したときに、前記第1番目の分散型データアーカイブ装置で作成された第1番目の管理データ〜前記第N番目の分散型データアーカイブ装置で作成された第N番目の管理データまでの全N組の管理データを、前記オリジナル保管対象データについての預かり証として出力する機能を有することを特徴とするネットワークを利用したデータ保管システム。
  3. 請求項1または2に記載のデータ保管システムにおいて、
    第n番目(nは1以上の整数)の分散型データアーカイブ装置の預入処理により分割ファイルの格納先となる格納場所自身を、第(n+1)番目の分散型データアーカイブ装置によって構成したことを特徴とするネットワークを利用したデータ保管システム。
  4. 請求項1〜3に記載のデータ保管システムにおいて、
    各分散型データアーカイブ装置の預入処理手段が、保管対象データを所定の分割方法に基づいて複数の分割ファイルに分割する分割処理部と、ネットワークを介して個々の分割ファイルを異なる格納場所に格納する格納処理部と、を有し、
    各分散型データアーカイブ装置の引出処理手段が、入力された管理データから個々の分割ファイルの格納場所を認識し、この認識した各格納場所からネットワークを介して個々の分割ファイルを取り出す取出処理部と、入力された管理データから分割方法を認識し、この認識した分割方法に基づいて、取り出した個々の分割ファイルを統合して元の保管対象データを生成する統合処理部と、を有し、
    各分散型データアーカイブ装置の管理データ出力手段が、前記分割方法を示す情報および個々の分割ファイルの格納場所を示す情報を含む管理データを作成する機能を有することを特徴とするネットワークを利用したデータ保管システム。
  5. 請求項4に記載のデータ保管システムにおいて、
    預入処理手段内に、保管対象データを分割する前もしくは後に、保管対象データもしくは分割ファイルに対する暗号化処理を実行する暗号化処理部が設けられ、管理データ作成手段が、この暗号化処理の方法を示す情報を管理データに付加する機能を有しており、引出処理手段内に、入力された管理データから暗号化処理の方法を認識し、この認識した暗号化処理の方法に基づいて復号化処理を実行する復号化処理部が設けられ、前記復号化処理を経て元の保管対象データの復元が行われる分散型データアーカイブ装置を有することを特徴とするネットワークを利用したデータ保管システム。
  6. 請求項4または5に記載のデータ保管システムにおいて、
    預入処理手段内に、保管対象データもしくは分割ファイルに対して、ダミーデータを付加するダミーデータ付加処理を実行するダミーデータ付加部が設けられ、管理データ作成手段が、このダミーデータ付加処理の方法を示す情報を管理データに付加する機能を有しており、引出処理手段内に、入力された管理データからダミーデータ付加処理の方法を認識し、この認識したダミーデータ付加処理の方法に基づいてダミーデータを除去するダミーデータ除去処理を実行するダミーデータ除去処理部が設けられ、前記ダミーデータ除去処理を経て元の保管対象データの復元が行われる分散型データアーカイブ装置を有することを特徴とするネットワークを利用したデータ保管システム。
  7. ネットワークを介してアクセス可能な複数の格納場所に、保管対象データを分散して保管する機能と、保管されていたデータを必要に応じて取り出す機能と、を有するデータ保管システムであって、
    データの保管時に、保管対象データを複数の分割ファイルに分割して前記ネットワークを介して複数の格納場所に分散して格納する預入処理を行う預入処理手段と、この預入処理の方法を示す管理データを作成して、これを前記保管対象データについての預かり証として出力する管理データ出力手段と、データの取出時に、預かり証となる前記管理データを入力する管理データ入力手段と、入力された前記管理データに基づいて、分散して格納されていた複数の分割ファイルを取り出して元の保管対象データに復元する引出処理を行う引出処理手段と、を有する複数の分散型データアーカイブ装置と、
    オリジナル保管対象データを、複数の部分保管対象データに分割し、個々の部分保管対象データを、前記複数の分散型データアーカイブ装置に対して、それぞれの保管対象データとして与える処理と、前記複数の分散型データアーカイブ装置によって引き出された各部分保管対象データを統合して、元のオリジナル保管対象データを生成する処理と、を行う機能を有するデータ分割/統合装置と、
    を備えることを特徴とするネットワークを利用したデータ保管システム。
  8. 請求項7に記載のデータ保管システムにおいて、
    データ分割/統合装置が、データの保管時には、個々の分散型データアーカイブ装置から出力された管理データの集合体をオリジナル保管対象データについての預かり証として出力する機能を有し、データの取出時には、前記管理データの集合体を入力して、これを個々の分散型データアーカイブ装置に与える機能を有することを特徴とするネットワークを利用したデータ保管システム。
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