JP2015190947A - 試料吸引装置 - Google Patents
試料吸引装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015190947A JP2015190947A JP2014070310A JP2014070310A JP2015190947A JP 2015190947 A JP2015190947 A JP 2015190947A JP 2014070310 A JP2014070310 A JP 2014070310A JP 2014070310 A JP2014070310 A JP 2014070310A JP 2015190947 A JP2015190947 A JP 2015190947A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- suction
- discharge
- sample
- air pipe
- discharge means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Abstract
【課題】 吸引吐出手段を複数備え、かつ前記複数の吸引吐出手段による吸引吐出操作を一つの駆動手段で同時に操作する試料吸引装置において、一部の吸引吐出手段における吸引吐出操作に異常が発生した場合でも、正常に吸引吐出されている他の吸引吐出手段による吸引吐出操作を妨げない装置を提供すること。
【解決手段】 複数のチップと前記チップのそれぞれに独立に連通する空気配管と前記空気配管を通じてチップに吸引吐出力を伝えるそれぞれのチップに対応したポンプとを設けた容器中の液体試料を吸引吐出するための吸引吐出手段と、前記ポンプを同時に駆動させる一つの駆動手段とを備え、かつ、前記吸引吐出手段に設けた空気配管内に圧力計と圧力開放弁とをさらに設け、前記圧力計が測定した圧力に応じて前記圧力開放弁を独立に作動させる制御手段をさらに備えた試料吸引装置により、前記課題を解決する。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数のチップと前記チップのそれぞれに独立に連通する空気配管と前記空気配管を通じてチップに吸引吐出力を伝えるそれぞれのチップに対応したポンプとを設けた容器中の液体試料を吸引吐出するための吸引吐出手段と、前記ポンプを同時に駆動させる一つの駆動手段とを備え、かつ、前記吸引吐出手段に設けた空気配管内に圧力計と圧力開放弁とをさらに設け、前記圧力計が測定した圧力に応じて前記圧力開放弁を独立に作動させる制御手段をさらに備えた試料吸引装置により、前記課題を解決する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、液体試料の吸引吐出が可能な試料吸引装置に関する。特に本発明は、液体試料を吸引吐出するための吸引吐出手段を複数備えた試料吸引装置に関する。
核酸を吸着するフィルターを設けた核酸精製チップを用いて核酸の精製を行なう場合、前記核酸精製チップをピペッターやシリンジなどの吸引吐出手段に装着し、前記核酸精製チップを核酸を含む液体試料に浸した後、吸引吐出手段による吸引吐出操作により、前記核酸精製チップに設けたフィルターに核酸を吸着させる。その後、吸引吐出手段により洗浄液を吸引吐出することで試料中に含まれる核酸以外の成分を除去し、吸引吐出手段により溶出液を吸引吐出することでフィルターに吸着した核酸を溶出させる。
液体試料中の核酸を吸引吐出手段を用いて核酸精製チップに設けたフィルターに吸着させる際、試料由来の不溶物も当該フィルターに吸着する。そのため、フィルターに吸着した不溶物により核酸精製チップが詰まる可能性がある。吸引吐出操作を自動的に行なう装置の場合は、核酸精製チップが詰まることで吸引吐出用配管および核酸精製チップ内の圧力が一定の範囲を外れるので、その圧力変動を圧力計などで検知し、吸引吐出手段による吸引吐出操作を(具体的には吸引吐出手段を駆動させるモーターを)停止する。しかしながら、吸引吐出手段を複数備え、かつ前記複数の吸引吐出手段による吸引吐出操作を一つのモーターで同時に操作する装置では、前記吸引吐出操作の停止により、正常に吸引吐出されている他の吸引吐出手段も停止するため、時間、試料、試薬類の損失が大きくなるという課題があった。
本発明は、吸引吐出手段を複数備え、かつ前記複数の吸引吐出手段による吸引吐出操作を一つの駆動手段で同時に操作する試料吸引装置において、一部の吸引吐出手段における吸引吐出操作に異常が発生した場合でも、正常に吸引吐出されている他の吸引吐出手段による吸引吐出操作を妨げない装置を提供することを目的とする。
上記課題を鑑みてなされた本発明は、以下の態様を包含する。
すなわち本発明の第一の態様は、
複数のチップと、前記チップのそれぞれに独立に連通する空気配管と、前記空気配管を通じてチップに吸引吐出力を伝えるそれぞれのチップに対応したポンプと、を設けた液体試料を吸引吐出するための吸引吐出手段と、
前記ポンプを同時に駆動させる一つの駆動手段と、
を備えた試料吸引装置であって、
前記吸引吐出手段に設けた空気配管内に圧力計と圧力開放弁とをさらに設け、
前記圧力計が測定した圧力に応じて前記圧力開放弁を独立に作動させる制御手段をさらに備えた、前記試料吸引装置である。
複数のチップと、前記チップのそれぞれに独立に連通する空気配管と、前記空気配管を通じてチップに吸引吐出力を伝えるそれぞれのチップに対応したポンプと、を設けた液体試料を吸引吐出するための吸引吐出手段と、
前記ポンプを同時に駆動させる一つの駆動手段と、
を備えた試料吸引装置であって、
前記吸引吐出手段に設けた空気配管内に圧力計と圧力開放弁とをさらに設け、
前記圧力計が測定した圧力に応じて前記圧力開放弁を独立に作動させる制御手段をさらに備えた、前記試料吸引装置である。
また本発明の第二の態様は、チップがフィルターを設けたチップである、前記第一の態様に記載の試料吸引装置である。
本発明は、複数のチップと前記チップのそれぞれに独立に連通する空気配管と前記空気配管を通じてチップに吸引吐出力を伝えるそれぞれのチップに対応したポンプとを設けた液体試料を吸引吐出するための吸引吐出手段と、前記ポンプを同時に駆動させる一つの駆動手段と、を備えた試料吸引装置において、前記吸引吐出手段に設けた空気配管内に圧力計と圧力開放弁とをさらに設け、前記圧力計が測定した圧力に応じて前記圧力開放弁を独立に作動させる制御手段をさらに備えたことを特徴としている。
本発明では、試料由来の不溶物などにより特定のチップに詰まりが発生した場合であっても、当該特定のチップに連通する空気配管に設けた圧力計でチップの詰まりを検知し、検知した圧力値に応じて(例えば圧力値が一定のしきい値を超えた時点で)前記空気配管に設けた圧力開放弁を開放するよう制御するため、正常に吸引吐出されている他のチップによる吸引吐出操作は継続させることができる。そのため、核酸精製用チップなどフィルターを設けたチップのような、吸引吐出操作によりチップの目詰まりが発生しやすいチップに対し、本発明を適用すると好ましい。
以下、図面を用いて本発明をさらに詳細に説明する。
本発明の試料吸引装置の一態様として、核酸精製用チップを8つ設けた試料吸引装置100を図1に示す。図1において、シリンジポンプ12は各核酸精製用チップ11(フィルター11aを内蔵)に対応する形で空気配管13によって連通している。8つのシリンジポンプ12は1つの駆動手段20(例えば、ステッピングモータに基づく手段)により同時に駆動する。試料(検体、試薬、洗浄液など)を入れた容器40を各核酸精製用チップ11に対応する形で載置し、容器40と核酸精製用チップ11は相対的に上下/水平移動可能に構成されている。シリンジポンプ12と核酸精製用チップ11とを連通する空気配管13には、空気配管13内部の圧力を測定する圧力計14と圧力開放弁としての二方電磁弁15とをさらに設けている。
特定の核酸精製用チップが試料由来の不溶物などにより目詰まりを起こすと、当該特定の核酸精製用チップに連通する空気配管13に設けた圧力計14で当該目詰まりに由来した圧力の挙動を検知し、検知した圧力に応じて、制御手段30により当該特定の核酸精製用チップに連通する空気配管13に設けた二方電磁弁15のみを作動させる(開放させる)。実際には、あらかじめ適切な圧力のしきい値を制御手段30に設定した上で、圧力計14で検知した圧力と設定したしきい値とを比較したり、正常な吸引吐出時の圧力波形との波形パターンを比較するなどして圧力開放弁の作動(二方電磁弁15の開閉)を制御させればよい。上記のように、二方電磁弁15を作動させた場合でも、当該特定の核酸精製用チップに連通する空気配管以外の空気配管13(すなわち正常な吸引吐出操作が行なえる核酸精製用チップに連通する空気配管)に設けた二方電磁弁15は作動しないため、正常に吸引吐出されている他の核酸精製用チップ11による吸引吐出操作を妨げることはない。
100:試料吸引装置
11:核酸精製用チップ
11a:フィルター
12:シリンジポンプ
13:空気配管
14:圧力計
15:二方電磁弁
20:駆動手段
30:制御手段
40:試料容器
11:核酸精製用チップ
11a:フィルター
12:シリンジポンプ
13:空気配管
14:圧力計
15:二方電磁弁
20:駆動手段
30:制御手段
40:試料容器
Claims (2)
- 複数のチップと、前記チップのそれぞれに独立に連通する空気配管と、前記空気配管を通じてチップに吸引吐出力を伝えるそれぞれのチップに対応したポンプと、を設けた液体試料を吸引吐出するための吸引吐出手段と、
前記ポンプを同時に駆動させる一つの駆動手段と、
を備えた試料吸引装置であって、
前記吸引吐出手段に設けた空気配管内に圧力計と圧力開放弁とをさらに設け、
前記圧力計が測定した圧力に応じて前記圧力開放弁を独立に作動させる制御手段をさらに備えた、前記試料吸引装置。 - チップがフィルターを設けたチップである、請求項1に記載の試料吸引装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014070310A JP2015190947A (ja) | 2014-03-28 | 2014-03-28 | 試料吸引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014070310A JP2015190947A (ja) | 2014-03-28 | 2014-03-28 | 試料吸引装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015190947A true JP2015190947A (ja) | 2015-11-02 |
Family
ID=54425527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014070310A Pending JP2015190947A (ja) | 2014-03-28 | 2014-03-28 | 試料吸引装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015190947A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08320274A (ja) * | 1995-03-20 | 1996-12-03 | Precision Syst Sci Kk | 分注機を利用した液体処理方法およびその装置 |
JPH0954023A (ja) * | 1995-07-13 | 1997-02-25 | Ciba Corning Diagnostics Corp | サンプル流体吸引供給方法および装置 |
JPH11211729A (ja) * | 1998-01-27 | 1999-08-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | 血液濾過装置 |
JP2003248009A (ja) * | 2002-02-25 | 2003-09-05 | Aloka Co Ltd | 分注装置 |
JP2005534015A (ja) * | 2002-07-23 | 2005-11-10 | プロテダイン・コーポレーション | 材料取り扱い工具 |
-
2014
- 2014-03-28 JP JP2014070310A patent/JP2015190947A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08320274A (ja) * | 1995-03-20 | 1996-12-03 | Precision Syst Sci Kk | 分注機を利用した液体処理方法およびその装置 |
JPH0954023A (ja) * | 1995-07-13 | 1997-02-25 | Ciba Corning Diagnostics Corp | サンプル流体吸引供給方法および装置 |
JPH11211729A (ja) * | 1998-01-27 | 1999-08-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | 血液濾過装置 |
JP2003248009A (ja) * | 2002-02-25 | 2003-09-05 | Aloka Co Ltd | 分注装置 |
JP2005534015A (ja) * | 2002-07-23 | 2005-11-10 | プロテダイン・コーポレーション | 材料取り扱い工具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5980030B2 (ja) | 生化学処理装置 | |
JP5011012B2 (ja) | 核酸抽出装置 | |
JP2013211525A5 (ja) | ||
CN210012838U (zh) | 一种具有微流通道的核酸提取装置 | |
EP4218838A3 (en) | Air treatment appliance | |
US10456789B2 (en) | Pipette wash | |
JP2011039051A5 (ja) | ||
CN210012837U (zh) | 一种核酸提取装置 | |
WO2011140422A3 (en) | Fluid delivery system and apparatus to perform the same | |
WO2016036764A3 (en) | Automated bioreactor system, system for automatically implementing protocol for decellularizing organ, and waste decontamination system | |
TW201204931A (en) | Method and system for controlling operation of a pump based on filter information in a filter information tag | |
JP2017223713A5 (ja) | ||
CN210065721U (zh) | 一种核酸提取装置 | |
JP6710850B1 (ja) | 液体サンプルからバイオマーカーを単離するための流体密封性フローシステム | |
EP2749886B1 (en) | Plug application and removal device and sample processing device | |
JP2015190947A (ja) | 試料吸引装置 | |
EP1820652A3 (en) | Method of detecting liquid residual quantity, failure detection device, liquid consuming apparatus, and liquid container | |
WO2020098206A1 (zh) | 一种适于液体混合的微流控系统及方法 | |
CA2967893C (en) | A dispenser device and a method for rinsing the dispenser device | |
JP2019163991A5 (ja) | ||
CN105773258A (zh) | 一种具有真空吸盘数控车床 | |
CN204752688U (zh) | 一种流体卡盒 | |
JP6619429B2 (ja) | 使い捨て可能な細胞除去システム | |
JP2015190946A (ja) | 液体分注装置および液体分注方法 | |
JP5024148B2 (ja) | 粘性材料吸引装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180123 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180807 |