JP2015189565A - 糸条巻取装置と糸条巻取方法 - Google Patents
糸条巻取装置と糸条巻取方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 糸条Yを巻き取るための巻取ボビン1を支持するボビンホルダー2と、糸条Yを捕捉する糸ガイド3を有し、この糸ガイド3を往復運動させることで巻取ボビン1に糸条Yを綾振るトラバース装置4とを備えた糸条巻取装置(図1)において、巻き始めから巻き終わりにおいて、巻取ボビン1上のパッケージから直接および間接的に力を受けることなく、糸ガイド3を巻取ボビン1から離間方向に移動または保持させる駆動部7を備える糸条巻取装置により、達成できる。
【選択図】図1
Description
1.糸条を巻き取るための巻取ボビンを支持する巻取ボビン支持部と、前記糸条を捕捉する糸ガイドを有し、糸ガイドを往復運動させることで巻取ボビンに糸条を綾振るトラバース装置とを備えた装置において、巻き始めから巻き終わりにおいて、巻取ボビンに巻き取られたパッケージから直接および間接的に力を受けることなく、前記糸ガイドを巻取ボビンから離間方向に移動または保持させる駆動部を設けたことを特徴とする糸条巻取装置。
2.巻取ボビンに巻き取られたパッケージの外径を検出する検出部と、検出したパッケージ外径に基づき、糸ガイドを移動または保持させるように駆動部に指示する制御部を設けた上記1.項記載の糸条巻取装置。
4.巻き始めから巻き終わりにおいて、予め糸ガイドの位置を記憶する記憶部、記憶された位置に糸ガイドを移動または保持させるように駆動部に指示する制御部を設けた上記1.項記載の糸条巻取装置。
5.上記1.〜4.項に記載の糸条巻取装置を用いて、巻き始めから巻き終わりにおいて、糸ガイドとパッケージ表面との距離Lxを2〜40mmとし、かつLxの最大最小値LrをLx±1mm以内とすることを特徴とする糸条巻取方法。
により解決することができる。
フリーレングスは、パッケージの外径を非接触で検出する変位センサの測定値と電動シリンダーの位置データから得られる糸ガイドの位置の二つの結果から、幾何学的に算出した。このフリーレングスの算出結果は巻取中のトレンドデータとして取得しておき、そのデータから最大最小値Lrの結果を取得した。
巻き上がったチーズ巻パッケージの表面中央部から表面端部に形成される膨らみの高さを定規を用いて計測した。パッケージ10個の平均値で判定した。合格レベルは2mm以下である。
巻き上がったチーズ巻パッケージの両端面を目視にて検査し、糸落ち数を数えた。パッケージ10個の平均値で判定した。合格レベルはA、BまたはCである。
A:糸落ちなし
B:長さ1cm未満の軽微な糸落ち1〜2箇所
C:長さ1cm未満の軽微な糸落ち3〜5箇所
D:長さ1cm以上の糸落ちあり、もしくは長さ1cm未満の軽微な糸落ち6箇所以上。
神津製作所製プレシジョンワインダーSSP−MVのカムボックス部(トラバース装置4)に、IAI製電動シリンダーRCP−SA3C(駆動部7)をリンク機構8で接続し、カムボックスに備わっている糸ガイド3を移動できるようにした。この巻取装置を用いて、ポリエステルマルチフィラメント(84dtex,フィラメント数36)を外径110mmの紙管製巻取ボビン1に巻幅200mm、直径140mmのチーズ巻パッケージとなるように、巻取速度400m/min、ワインド数8.722で巻き取りした。その際、キーエンス製変位センサIL−065でパッケージ外径を検出し、検出したパッケージ径に基づき、フリーレングスLxが2mmになるように、電動シリンダーを駆動させて糸ガイドを移動させた。また、巻き取り張力を0.1cN/dtexとし、巻密度が0.3〜0.5g/ccとなるようにした。
フリーレングスLxを10mmとする以外は実施例1と同様の方法でチーズ巻パッケージを得た
(実施例3)
フリーレングスLxを20mmとする以外は実施例1と同様の方法でチーズ巻パッケージを得た
(実施例4)
フリーレングスLxを40mmとする以外は実施例1と同様の方法でチーズ巻パッケージを得た
(比較例1)
フリーレングスLxを60mmとする以外は実施例1と同様の方法でチーズ巻パッケージを得た
(比較例2)
フリーレングスLxの最大最小値LrがLx±1mmを超えるように電動シリンダーを駆動させて糸ガイドを移動させる以外は、実施例3と同様の方法でチーズ巻パッケージを得た。
実施例1〜4および比較例1のパッケージ評価結果を表1に示す。フリーレングスを60mmとすると、耳立ちが大きくなり、端面で、糸落ちが発生した。フリーレングスは極力小さくすることが良いが、本発明においては、40mmとしても巻き取ることができた。
実施例3および比較例2のパッケージ評価結果を表2に示す。フリーレングスの最大最小値LrがLx±1mmを超える場合、端面の糸落ちが発生し易くなった。巻取中にフリーレングスのバラツキが大きくなると、端面部での巻取位置に変化が起きるためである。
1.巻取ボビン
2.ボビンホルダー
3.糸ガイド
4.トラバース装置
5.スピンドル
6.パッケージ
7.駆動部
8.リンク機構
11.タッチロール(プレッシャーローラー)
12.スピンドルモーター
13.スピンドルトラバース装置
14.ボビン軸線
15.トラバース動線
16.検出部
17.制御部
18.記憶部
Claims (5)
- 糸条を巻き取るための巻取ボビンを支持する巻取ボビン支持部と、前記糸条を捕捉する糸ガイドを有し、糸ガイドを往復運動させることで巻取ボビンに糸条を綾振るトラバース装置とを備えた装置において、巻き始めから巻き終わりにおいて、巻取ボビンに巻き取られたパッケージから直接および間接的に力を受けることなく、前記糸ガイドを巻取ボビンから離間方向に移動または保持させる駆動部を設けたことを特徴とする糸条巻取装置。
- 巻取ボビンに巻き取られたパッケージの外径を検出する検出部と、検出したパッケージ外径に基づき、糸ガイドを移動または保持させるように駆動部に指示する制御部を設けたことを特徴とする請求項1記載の糸条巻取装置。
- 前記検出部が、パッケージに非接触であることを特徴とする請求項2記載の糸条巻取装置。
- 巻き始めから巻き終わりにおいて、予め糸ガイドの位置を記憶する記憶部、記憶された位置に糸ガイドを移動または保持させるように駆動部に指示する制御部を設けたことを特徴とする請求項1記載の糸条巻取装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載の糸条巻取装置を用いて、巻き始めから巻き終わりにおいて、糸ガイドとパッケージ表面との距離Lxを2〜40mmとし、かつLxの最大最小値LrをLx±1mm以内とすることを特徴とする糸条巻取方法。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7192210B2 (ja) | 2018-01-12 | 2022-12-20 | 東レ株式会社 | 合成繊維の製造装置 |
WO2023077342A1 (zh) * | 2021-11-04 | 2023-05-11 | 德州学院 | 一种赛络纺纱机构 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3250493A (en) * | 1964-01-08 | 1966-05-10 | Goodyear Aerospace Corp | Variable velocity traverse drive mechanism |
JPS5262323U (ja) * | 1975-10-30 | 1977-05-09 | ||
JPH0558548A (ja) * | 1991-08-31 | 1993-03-09 | Shimadzu Corp | 繊維巻取り機用トラバース装置 |
-
2014
- 2014-03-28 JP JP2014068926A patent/JP6337569B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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JP6337569B2 (ja) | 2018-06-06 |
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